| 【発明の名称】 |
無線携帯端末装置、電子メール閲覧方法、及び記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】石見 英輝
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| 【要約】 |
【課題】SMTPプロトコルのメール環境を変更せずに、無線通信回線の接続状態に左右されることなく、確実、簡単、かつ安価に所望の電子メールを閲覧できるようにする。
【解決手段】SMTPに対応する電子メール・サーバに対して電子メールの送受信を行う機能を有する無線携帯端末装置において、前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報のみを要求し、この要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して表示し、表示された送信者情報に基づいて所望の受信メール(メール内容)を要求するように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に対応する電子メール・サーバに対して電子メールの送受信を行う機能を有する無線携帯端末装置において、前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報を要求する第1の要求手段と、前記要求手段による要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して出力する出力手段と、前記出力手段により出力された送信者情報に基づいて選択された受信メールを要求する第2の要求手段と、を備えたことを特徴とする無線携帯端末装置。 【請求項2】 前記第1の要求手段は、telnet(telecommunication network)を用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間を要求することを特徴とする請求項1記載の無線携帯端末装置。 【請求項3】 前記第1の要求手段は、POP(Post OfficeProtocol)を用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間、ファィル容量、添付ファィルの有無を要求することを特徴とする請求項1記載の無線携帯端末装置。 【請求項4】 前記出力手段は、前記ファィル容量に基づいて算出された受信メールの前記無線携帯端末装置への転送所要時間を出力することを特徴とする請求項3記載の無線携帯端末装置。 【請求項5】 前記第1の要求手段は、前記送信者情報として前記telnetを用いて受信メールの題目、送信者、送信時間を要求し、前記POPを用いてファィル容量、添付ファィルを要求することを特徴とする請求項1記載の無線携帯端末装置。 【請求項6】 前記出力手段は、表示手段により構成されたことを特徴とする請求項1記載の無線携帯端末装置。 【請求項7】 前記出力手段は、音声出力手段により構成されたことを特徴とする請求項1記載の無線携帯端末装置。 【請求項8】 前記無線携帯端末装置は、該無線携帯端末装置が基地局のゾーン内に存在するか否かを判断する判断手段を有し、前記出力手段は、該判断手段による判断結果を出力することを特徴とする請求項1記載の無線携帯端末装置。 【請求項9】 前記SMTPに対応する電子メール・サーバにより受信された電子メールを無線携帯端末装置によりアクセスして閲覧する電子メール閲覧方法において、前記無線携帯端末装置は、前記前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報を要求する第1の要求工程と、前記要求工程による要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して出力する出力工程と、前記出力工程により出力された送信者情報に基づいて選択された受信メールを要求する第2の要求工程と、を備えたことを特徴とする電子メール閲覧方法。 【請求項10】 前記第1の要求工程は、前記telnetを用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間を要求することを特徴とする請求項9記載の電子メール閲覧方法。 【請求項11】 前記第1の要求工程は、前記POPを用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間、ファィル容量、添付ファィルの有無を要求することを特徴とする請求項9記載の電子メール閲覧方法。 【請求項12】 前記出力工程は、前記ファィル容量に基づいて算出された受信メールの前記無線携帯端末装置への転送所要時間を出力することを特徴とする請求項11記載の電子メール閲覧方法。 【請求項13】 前記第1の要求工程は、前記送信者情報として前記telnetを用いて受信メールの題目、送信者、送信時間を要求し、前記POPを用いてファィル容量、添付ファィルを要求することを特徴とする請求項9記載の電子メール閲覧方法。 【請求項14】 前記出力工程は、表示工程により構成されたことを特徴とする請求項9記載の電子メール閲覧方法。 【請求項15】 前記出力工程は、音声出力工程により構成されたことを特徴とする請求項9記載の電子メール閲覧方法。 【請求項16】 前記無線携帯端末装置は、該無線携帯端末装置が基地局のゾーン内に存在するか否かを判断する判断工程を有し、前記出力工程は、該判断工程による判断結果を出力することを特徴とする請求項9記載の電子メール閲覧方法。 【請求項17】 前記SMTPに対応する電子メール・サーバにより受信された電子メールを無線携帯端末装置によりアクセスして閲覧するためのプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラムは、前記前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報を要求する第1の要求ルーチンと、前記要求ルーチンによる要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して出力する出力ルーチンと、前記出力ルーチンにより出力された送信者情報に基づいて選択された受信メールを要求する第2の要求ルーチンと、を含むことを特徴とする記憶媒体。 【請求項18】 前記第1の要求ルーチンは、前記telnetを用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間を要求することを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。 【請求項19】 前記第1の要求ルーチンは、前記POPを用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間、ファィル容量、添付ファィルの有無を要求することを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。 【請求項20】 前記出力ルーチンは、前記ファィル容量に基づいて算出された受信メールの前記無線携帯端末装置への転送所要時間を出力することを特徴とする請求項19記載の記憶媒体。 【請求項21】 前記第1の要求ルーチンは、前記送信者情報として前記telnetを用いて受信メールの題目、送信者、送信時間を要求し、前記POPを用いてファィル容量、添付ファィルを要求することを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。 【請求項22】 前記出力ルーチンは、表示ルーチンにより構成されたことを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。 【請求項23】 前記出力ルーチンは、音声出力ルーチンにより構成されたことを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。 【請求項24】 前記無線携帯端末装置は、該無線携帯端末装置が基地局のゾーン内に存在するか否かを判断する判断ルーチンを有し、前記出力ルーチンは、該判断ルーチンによる判断結果を出力することを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に対応する電子メール・サーバ(以下、メール・サーバという)にて受信された電子メールを無線携帯端末装置により閲覧する技術に関する。 【0002】 【従来の技術】現在、PHSやセルラー電話を中心にして、無線を利用した移動体通信環境が整備されてきており、さらに、電話だけでなく無線を利用して電子メールやファィル情報を送受信する機能を有する無線携帯端末装置も実現されている。 【0003】この無線携帯端末装置により電子メールをアクセスする場合は、従来、次のようなアクセス方式が採られている。 【0004】例えば、社内のLAN上のメール・サーバに、クライアントとして無線携帯端末装置がアクセスする場合、電子メール機能を実現する端末の殆どが、パソコン通信サービスを提供するプロバイダを経由して、電子メールの送受信を行っている。 【0005】また、一方では、メール・サーバ側がSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に対応し、パソコン通信のプロパイダを経由せずにPOP(Post Office Protocol)に準拠してメール・サーバにアクセスする無線携帯端末装置も考えられており、徐々に製品化されている。 【0006】ここで、電子メールについて簡単に説明すると、電子メールには大きく分けて、インターネット・メール、UNIXメール、UUCP(Unix to Unix Copy Program)メールという3種類のメール環境がある。この3種類は個々には互換性がなく、相互通信を行う場合には、メール・ゲートウエイを新たに構築しなければならない。つまり、最初はそれぞれのメール環境が独立していたのであるが、インターネットの急速な広がりに伴って、UNIXメールやUUCPメールは、インターネット・メールとのメール・ゲートウエイを構築し、これら全体のメール環境をインターネット・メールに対応させたというのが現状である。因みに、SMTPを用いたメール環境に対応したのがインターネット・メールであり、パソコン通信のプロバイダとは、こういったイシターネット・メールからメール・ゲートウエイまでの領域を有料で提供している企業である。 【0007】また、POPについても追加説明を行う。前記の動向と共に、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)市場が莫大に拡大し、UNIXで標準サポートされていたTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol:SMTPを含む)や、リモート・ターミナル・プロトコルであるTelnet(Telecommunication network)が標準で装備されるようになっている。 【0008】そのため、手頃なPC上でも可能な電子メール環境を作りたいという要望から規格化されたのが、POPである。つまり、SMTPは、電源が常時投入されて動作可能な状態でないと利用できないが、POPは、電源が常時投入されてはいないパソコンのような環境でも、電子メールを送受信できる仕様となっている。 【0009】すなわち、POPは、TelnetやTCP/IPを介して、SMTPに似たコマンドを基本として文字列ベースで会話を行うプロトコルである。具体的なコマンドとしては、アクセス権をメール・サーバに認証してもらうべくユーザ名を指定するuserコマンド、ユーザのセキュリティを守るためのパスワードを指定するpassコマンド、電子メールの受信順序とファイルの大きさのみを要求するlistコマンド、所望の情報をダウンロードさせるretrコマンド、クライアントヘダウンロードされたファイルを消去するdeleコマンド、メール・サーバとパソコンの通信処理を終了するquitコマンド等がある。 【0010】メール・サーバとクライアント(パソコンや無線携帯端末)との会話は、図5の通信シーケンスで行われる。まず、クライアントはuserコマンドを送信し、メール・サーバ側にユーザの認証を行わせる。メール・サーバは、受信したuserコマンド中のユーザ名が登録されている場合には、許可通知を行うので、クライアントはpassコマンドを送信する。メール・サーバは、受信したpassコマンド中のパスワードが登録されている場合には、クライアントに対して接続を許可する。メール・サーバにより、接続を許可されると、クライアント側は電子メールを受信できる状態になり、またメール・サーバからは現在受信しているメール数をクライアントヘ通知する。通常のメールソフト(クライアシト側)は、その情報を元に全ての電子メールを要求してメール・サーバから受取った後、メール・サーバとの接続を切断する。 【0011】このように、POPは、プロバイダを経由することなくクライアント側から電子メールをアクセスできるので、換言すれば、クライアント側を常に電源オンして受信待機状態にしておく必要がないので、POPを用いて、パソコンや無線携帯端末装置といった手元にある端末により電子メールを閲覧したいといった要望はかなり高いものと思われる。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、無線携帯端末装置のような無線通信回線を利用して送受信を行う端末は、無線環境が逐次変化するため、POPのような形態で電子メールを送受信する場合に次のような問題が生じる。 【0013】例えば、妨害電波によってバースト・エラーを起こした場合、再送処理等によって有る程度は回復することができるが、基地局のゾーン外にユーザが移動してしまった場合、回線が切断されてしまい、継続的に送信すべきメール情報が途切れてしまう。これが原因で、メール情報を受信側で解読できなくなるケースも多い。 【0014】そこで、この問題を解決するために、再度、データを全部送信し直す機能や切断された部分からのデータを送信する機能を追加した製品も多く存存するが、再度送信し直す場合には、余計な通信費・伝送の所用時間がかかってしまうという問題点があり、また、途切れた部分からメール情報を送信する場合には、通信費・所要時間の問題点は解決するものの、システム構成が複雑になるといった問題点がある。 【0015】そこで、現在製品化されている無線携帯端末装置の多くは、これらの問題点をパソコシ通信のプロバイダに任せ、プロバイダを介して電子メール機能を実現している。しかし、この場合には、会社等から外出する毎に、POPのデータリンク層のPPP(Point to Point Protocol)接続の相手先の設定を、社内で今まで使っている社内のPOPサーバからプロバイダに変更する必要があり(換言すれば、SMTPプロトコルのメール環境を変更する必要があり)、その設定変更操作が面倒である。また、社内では、無線携帯端末装置は、定期的に自動的にPOPサーバにアクセスしているのに対し、社外では、ユーザが意識的にPOPサーバにアクセスする必要があり、社内外での電子メールの閲覧方法が異なるが、社内外での閲覧方法を使い分けすることなく電子メールを受信したいと望むユーザは多いものと思われる。 【0016】この問題を解決するためには、社内でも社外でも常にPOPのデータリンク層のPPP接続先をプロバイダに設定し、POPサーバで受信した電子メールをプロバイダヘ転送するように設定することが考えられる。しかし、この場合には、社内で自動的にアクセスすることはできず、社内外でPOPサーバにアクセスする必要があり、面倒である。 【0017】本発明は、このような背景の下になされたもので、その課題は、SMTPプロトコルのメール環境を変更せずに、無線通信回線の接続状態に左右されることなく、確実、簡単、かつ安価に所望の電子メールを閲覧できるようにすることにある。 【0018】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に対応する電子メール・サーバに対して電子メールの送受信を行う機能を有する無線携帯端末装置において、前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報を要求する第1の要求手段と、前記要求手段による要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して出力する出力手段と、前記出力手段により出力された送信者情報に基づいて選択された受信メールを要求する第2の要求手段とを備えている。 【0019】また、本発明は、前記SMTPに対応する電子メール・サーバにより受信された電子メールを無線携帯端末装置によりアクセスして閲覧する電子メール閲覧方法において、前記無線携帯端末装置は、前記前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報を要求する第1の要求工程と、前記要求工程による要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して出力する出力工程と、前記出力工程により出力された送信者情報に基づいて選択された受信メールを要求する第2の要求工程とを備えている。 【0020】また、本発明は、前記SMTPに対応する電子メール・サーバにより受信された電子メールを無線携帯端末装置によりアクセスして閲覧するためのプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラムは、前記前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報を要求する第1の要求ルーチンと、前記要求ルーチンによる要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して出力する出力ルーチンと、前記出力ルーチンにより出力された送信者情報に基づいて選択された受信メールを要求する第2の要求ルーチンとを含んでいる。 【0021】また、本発明では、前記第1の要求手段・工程・ルーチンは、telnet(telecommunication network)を用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間を要求している。 【0022】また、本発明では、前記第1の要求手段・工程・ルーチンは、POP(Post Office Protocol)を用いて前記送信者情報として受信メールの題目、送信者、送信時間、ファィル容量、添付ファィルの有無を要求している。 【0023】また、本発明では、前記出力手段・工程・ルーチンは、前記ファィル容量に基づいて算出された受信メールの前記無線携帯端末装置への転送所要時間を出力している。 【0024】また、本発明では、前記第1の要求手段・工程・ルーチンは、前記送信者情報として前記telnetを用いて受信メールの題目、送信者、送信時間を要求し、前記POPを用いてファィル容量、添付ファィルを要求している。 【0025】また、本発明では、前記出力手段・工程・ルーチンは、表示手段・工程・ルーチンにより構成されている。 【0026】また、本発明では、前記出力手段・工程・ルーチンは、音声出力手段・工程・ルーチンにより構成されている。 【0027】また、本発明では、前記無線携帯端末装置は、該無線携帯端末装置が基地局のゾーン内に存在するか否かを判断する判断手段・工程・ルーチンを有し、前記出力手段・工程・ルーチンは、該判断手段・工程・ルーチンによる判断結果を出力している。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。 【0029】図1は、本発明の実施の形態に係る無線携帯端末装置の機能ブロック図である。図1において、101は無線回線を介して外部にあるメール・サーバMSと接続するための回線制御を行う回線制御部、102はメール・サーバMSから受信した送信者情報(送信者、送信時間、メール・サーバMSからの転送所要時間、ファィル容量、添付ファイルの有無等)を一時的に格納する送信者情報格納部である。 【0030】103は送信者情報格納部102に格納された情報から電子メールの送信者情報を識別する送信者情報識別部であり、送信者情報解析部104の協力を得て送信者情報を識別する。送信者情報解析部104は、送信者情報識別部103から受取った元の情報から、電子メールのヘッダ情報を検索して電子メールの送信者情報を抽出する。105は送信者情報識別部103により識別された送信者情報の識別結果を、図4のような見やすい形態で一覧表示する表示部である。 【0031】106はメール・サーバMSとの回線接続やログインを行ったり、表示部105に表示された送信者情報の中から閲覧したい電子メールを指定するための入力部、108はメール・サーバMSと会話するためのコマンドを蓄積したコマンド蓄積部である。107はコマンド蓄積部108に蓄積されたコマンドの中から、入力部106によって入力された指示情報に対応するコマンドを選択して回線制御部101へ転送するコマンド発信部である。 【0032】なお、メール・サーバMSはSMTPに準拠してデータ送受信を行うものであり、本無線携帯端末装置は、プロバイダを経由することなく、メール・サーバMSに直接アクセスして電子メールを転送してもらうことが可能となっている。また、本無線携帯端末装置は、CPU、ROM、RAMを含むマイクロコンピュータ(図示省略)を搭載しており、図1の各機能は、主として、このマイクロコンピュータの制御により実現するように構成されている。また、ROMは、図2、図3のフローチャートに対応する処理プログラムを記憶しており、CPUは、ROMに記憶された処理プログラムに従って、RAMをワークエリア等して利用しながら、電子メールの受信処理を行う。なお、図1の送信者情報格納部102、コマンド蓄積部108は、RAM上に形成されている。 【0033】[第1の実施形態]次に、第1の実施形態における電子メールのアクセス処理を図2のフローチャートに従って説明する。なお、第1の実施形態では、Telnet(telecommunication network)を用いてメール・サーバMSへのログインを行っている。 【0034】無線携帯端末装置は、まず、回線制御部101によりメール・サーバMSとの回線を接続して(ステップS1)、コマンド発信部107によりte1netを用いてメール・サーバMSへログインする(ステップS2)。次に、メール・サーバMSから受信メール有りとの通知があったか否かを判別し(ステップS3)、受信メール無しとの通知があった場合は、メール・サーバMSとの回線を切断して(ステップS9)、終了する。 【0035】一方、受信メール有りとの通知があった場合は、メール・サーバMSに対してmailコマンドを発信して受信メール一覧の情報を要求し、その要求に応じてメール・サーバMSから送信されてきた受信メール一覧の情報を送信者情報格納部102に一時的に格納する(ステップS4)。そして、メール・サーバMSとの回線を切断する(ステップS5)。 【0036】次に、受信メール一覧の情報を文字ベースで認識するために、送信者情報格納部102に格納した受信メール一覧の情報を送信者情報識別部103に転送する(ステップS6)。 【0037】そして、送信者情報解析部104の協力の下に、送信者情報識別部103により受信メールの題目、送信者、送信時間を識別し(ステップS7)、表示部105に表示して(ステップS8)、終了する。 【0038】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態における電子メールのアクセス処理を図3のフローチャートに従って説明する。なお、第2の実施形態では、POPを用いてメール・サーバMSへのログインを行っている。 【0039】無線携帯端末装置は、まず、回線制御部101によりメール・サーバMSとの回線を接続して(ステップS21)、コマンド発信部107によりPOPを行ってメール・サーバMSへログインする(ステップS22)。この際、POPコマンドとしては、userコマンドとpassコマンドを用いる。 【0040】次に、メール・サーバMSから受信メール有りとの通知があったか否かを判別し(ステップS23)、受信メール無しとの通知があった場合は、メール・サーバMSとの回線を切断して(ステップS29)、終了する。 【0041】一方、受信メール有りとの通知があった場合は、受信メール数を確認する(ステップS24)。ここで、メール・サーバMSが電子メールを受信しているか否かはログインを行うだけでも判るが、ここでは、受信メールのファイル容量を知りたいために、listコマンドも発信し、各受信メールのファィル容量も受信する。 【0042】次に、メール・サーバMSに対してtopコマンドを発信することにより、各受信メールのヘッダ部分だけを要求し、その要求に応じてメール・サーバMSから送信されてきた各受信メールのヘッダ部分を送信者情報格納部102に一時的に格納する(ステップS25)。そして、メール・サーバMSとの回線を切断する(ステップS26)。 【0043】次に、送信者情報解析部104の協力の下に送信者情報識別部103により、各受信メールのヘッダ部分から、題目、送信元の電子メールアドレス(送信者)、送信時間、ファィル容量、添付ファィルの有無を識別す(ステップS27)。なお、ステップS27では、listコマンドは、ファィル容量をオクテッド単位で表記しており、このままでは、メール・サーバMSから本無線携帯端末装置に電子メールを転送するのに要する実際の転送所要時間を明確に認識するのが困難なので、転送所要時間を算出する処理も行う。例えば、オクテッドをビット単位に変換して、そのビット数を通信回線の転送速度で割ることにより、転送所要時間を算出する。そして、図4に示したように、題目、送信者、送信時間、転送所要時間、添付ファィルの有無を表示部105に表示して(ステップS28)、終了する。 【0044】なお、第1、第2の実施形態において、メール・サーバMSとの回線切断は、メールー覧、またはメール数、ヘッダ部分を受信した後であればいつ行ってもよく、例えば、表示部105に表示された送信者情報を見たユーザが所望の電子メールを指定して転送するようにメール・サーバMSに要求し、その要求に係る電子メールの内容を無線携帯端末側が受信するまで、回線を切断しなくてもよい。また、送信者情報をユーザに報知すべく出力する手段としては、表示部に限らず、音声出力手段を用いることも可能である。 【0045】このように、第1、第2の実施形態では、POP、またはtelnetを用いて、題目、送信者、送信時間、ファィル容量等の送信者情報のみをプロバイダを経由することなくメール・サーバMSにアクセスし、ユーザに報知すべく出力するようにしている。 【0046】従って、メール・サーバとのと通信時間が短くなり、外出する毎にSMTPプロトコルのメール環境を変更しなくても、基地局のゾーン外に移動したため途中で回線が切断されるといった不具合を低減することができる。また、外出先で閲覧したい電子メールのみを選択して受信できるので、通信費を節約することも可能となる。 【0047】なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、例えば、te1netによって認識できる題目、送信者、送信時間は、te1netを用いて取得し行い、ファイル容量、添付ファイルは、POPを用いて取得するようにしてもよい。また、から算出した転送所要時間を表示出力、または音声出力することなく、ファイル容量それ自体を表示出力、または音声出力することも可能である。さらに、基地局のゾーン内に無線携帯端末が存在するか否かを判断する機能を回線制御部101に搭載し、その判断結果を図4の通信状態の項目のように、表示部105等により出力することにより、電子メールを無駄にアクセスすることを回避することも可能である。 【0048】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、SMTPに対応する電子メール・サーバに対して電子メールの送受信を行う機能を有する無線携帯端末装置において、前記電子メール・サーバに対して受信メールの送信者等の送信者情報を要求する第1の要求手段と、前記要求手段による要求に応答して前記電子メール・サーバから転送されてきた送信者情報を解析して出力する出力手段と、前記出力手段により出力された送信者情報に基づいて選択された受信メールを要求する第2の要求手段とを備えたので、SMTPプロトコルのメール環境を変更せずに、無線通信回線の接続状態に左右されることなく、確実、簡単、かつ安価に所望の電子メールを閲覧することが可能となり、通信費を節約することも可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】渡部 敏彦
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| 【公開番号】 |
特開平11−328063 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−140451 |
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