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【発明の名称】 ログファイル解析装置
【発明者】 【氏名】高橋 理

【氏名】石岡 卓也

【要約】 【課題】容易にかつ効率よく解析を行うことができるログファイル解析装置を得ることを目的とする。

【解決手段】ログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段3、障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段4、障害・性能劣化ログ内に特定できると判明した場合、障害・性能劣化ログを表示する表示手段5、障害・性能劣化ログ内に特定できないと判明した場合、障害・性能劣化ログと、障害・性能劣化ログの時刻より前の時刻のログとを比較し、このログ内に原因の存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段6、構成情報を蓄積するための構成情報蓄積手段7を備え、障害・性能劣化行判断手段3、第1の解析手段4および第2の解析手段6は構成情報蓄積手段7の構成情報によりログを判断する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段と、上記条件の判断に必要となる上記種別データを上記ログから取得する種別データ取得手段と、上記種別データ取得手段にて取得された上記種別データが上記条件を具備するか否かを判別する条件判別手段と、上記条件判別手段にて上記条件を具備すると判断された上記種別データを有するログを出力する出力手段と、上記ログファイルの作成元システム構成やログを構成する上記種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、上記種別データ取得手段および上記条件判別手段は上記構成情報蓄積手段の構成情報により上記ログを判断することを特徴とするログファイル解析装置。
【請求項2】 条件として、時間条件、タスク条件、およびイベント条件のいずれか1つまたは複数を用いることを特徴とする請求項1に記載のログファイル解析装置。
【請求項3】 時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象のための処理条件を設定する処理条件設定手段と、上記ログが上記処理条件を具備するか否かを判別する処理条件判別手段と、上記処理条件判別手段にて上記処理条件を具備すると判別された上記ログは他と識別して出力する出力手段と、上記ログファイルの作成元システム構成やログを構成する上記種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、上記処理条件判別手段は上記構成情報蓄積手段の構成情報により上記ログを判断することを特徴とするログファイル解析装置。
【請求項4】 処理条件として、互いに異なる複数種類を設定することを特徴とする請求項3に記載のログファイル解析装置。
【請求項5】 時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、上記ログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、上記障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断された上記ログを障害・性能劣化ログとし、上記障害・性能劣化ログ内の上記各種別データから障害・性能劣化原因が上記障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、上記第1の解析手段にて上記障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、上記障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、上記障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、上記障害・性能劣化ログの各種別データと、上記障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、上記ログファイルの作成元システム構成やログを構成する上記種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、上記障害・性能劣化行判断手段、上記第1の解析手段および上記第2の解析手段は上記構成情報蓄積手段の構成情報により上記ログを判断し、上記第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを上記出力手段にて出力することを特徴とするログファイル解析装置。
【請求項6】 時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段と、上記条件の判断に必要となる上記種別データを上記ログから取得する種別データ取得手段と、上記種別データ取得手段にて取得された上記種別データが上記条件を具備するか否かを判別する条件判別手段と、上記条件判別手段にて上記条件を具備しないと判別された上記種別データを有する上記ログは削除し、具備すると判断された上記種別データを有するログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段と、上記編集ログファイルのログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、上記障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断された上記ログを障害・性能劣化ログとし、上記障害・性能劣化ログ内の上記種別データから障害・性能劣化原因が上記障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、上記第1の解析手段にて上記障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、上記障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、上記障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、上記障害・性能劣化ログの各種別データと、上記障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、上記ログファイルの作成元システム構成やログを構成する上記種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、上記条件判別手段、上記障害・性能劣化行判断手段、上記第1の解析手段および上記第2の解析手段は上記構成情報蓄積手段の構成情報により上記ログを判断し、上記第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを上記出力手段にて出力することを特徴とするログファイル解析装置。
【請求項7】 条件として、時間条件、タスク条件、およびイベント条件のいずれか1つまたは複数を用いることを特徴とする請求項6に記載のログファイル解析装置。
【請求項8】 時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象のための処理条件を設定する処理条件設定手段と、上記ログが上記処理条件を具備するか否かを判別する処理条件判別手段と、上記処理条件判別手段にて上記処理条件を具備すると判別する上記ログは削除し、それ以外のログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段と、上記編集ログファイルのログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、上記障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断された上記ログを障害・性能劣化ログとし、上記障害・性能劣化ログ内の上記各種別データから障害・性能劣化原因が上記障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、上記第1の解析手段にて上記障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、上記障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、上記障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、上記障害・性能劣化ログの各種別データと、上記障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、上記ログファイルの作成元システム構成やログを構成する上記種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、上記処理条件判別手段、上記障害・性能劣化行判断手段、上記第1の解析手段および上記第2の解析手段は上記構成情報蓄積手段の構成情報により上記ログを判断し、上記第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを上記出力手段にて出力することを特徴とするログファイル解析装置。
【請求項9】 処理条件として、互いに異なる複数種類を設定することを特徴とする請求項8に記載のログファイル解析装置。
【請求項10】 第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、以後の上記第2の解析手段の解析に、障害・性能劣化ログとして追加して行うことを特徴とする請求項5ないし請求項9のいずれかに記載のログファイル解析装置。
【請求項11】 第2の解析手段の障害・性能劣化原因の解析を、種別データの内のタスク情報を基に行い、障害・性能劣化ログの処理元タスク情報と、上記障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの処理先タスク情報とを比較し、一致していればその上記ログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断し、また、一致していなければ上記ログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性がないと判断することを特徴とする請求項5ないし請求項10のいずれかに記載のログファイル解析装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のログからなるログファイルの解析を効率良く行うことができるログファイル解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多くの計算機システムでは、システムの性能や障害発生を通知するために時刻の経過順に行単位の複数のログをログファイルとして出力している。システム運用者は、画面表示されたログファイルを見ることにより、システムの稼動状態を解析することができる。
【0003】一般的にログファイルには、ネットワークに接続された計算機や各種周辺装置の存在などに関する表層的な情報や、計算機内のプロセスのOS命令やメモリ参照の頻度、プロセッサの消費時間などのOSレベルでの詳細すぎる情報まで多種多様なものが存在し、これらが単に並んでいるログファイルを解析することは非常に困難である。
【0004】そこで、このことを解決するために、例えば特開平7−182210号公報に、ログの種別毎に図形表示または色表示することにより、ログファイルの表示を分かりやすくし、システム運用者の負担を軽減するというものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のログファイル解析装置は、ログファイルのログの種類毎に図形または色を変更し、ログファイルを見やすくしていたものの、人間の手による解析作業にはあまりにも膨大であり、また、複数のログの内に同一の意味をなすログが存在するとしても、それらはそれぞれ別の処理の一部を構成していることが多く、断片的なログの表示だけで判断できたとしても効率的な解析を行うことは非常に困難である。
【0006】さらに、障害が発生した場合、発生箇所と同一の場所に原因があるとは限らなく、また、1つの障害の発生が波及し別の障害を次々と生み出すこともあり、改修内容の特定はいっそう困難となるという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消するためなされたもので、効率良く容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1のログファイル解析装置は、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段と、条件の判断に必要となる種別データをログから取得する種別データ取得手段と、種別データ取得手段にて取得された種別データが条件を具備するか否かを判別する条件判別手段と、条件判別手段にて条件を具備すると判断された種別データを有するログを出力する出力手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、種別データ取得手段および条件判別手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断するものである。
【0009】また、この発明に係る請求項2のログファイル解析装置は、請求項1において、条件として、時間条件、タスク条件、およびイベント条件のいずれか1つまたは複数を用いるものである。
【0010】また、この発明に係る請求項3のログファイル解析装置は、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象のための処理条件を設定する処理条件設定手段と、ログが処理条件を具備するか否かを判別する処理条件判別手段と、処理条件判別手段にて処理条件を具備すると判別されたログは他と識別して出力する出力手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、処理条件判別手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断するものである。
【0011】また、この発明に係る請求項4のログファイル解析装置は、請求項3において、処理条件として、互いに異なる複数種類を設定するものである。
【0012】また、この発明に係る請求項5のログファイル解析装置は、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、ログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の各種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、第1の解析手段にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、障害・性能劣化行判断手段、第1の解析手段および第2の解析手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断し、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを出力手段にて出力するものである。
【0013】また、この発明に係る請求項6のログファイル解析装置は、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段と、条件の判断に必要となる種別データをログから取得する種別データ取得手段と、種別データ取得手段にて取得された種別データが条件を具備するか否かを判別する条件判別手段と、条件判別手段にて条件を具備しないと判別された種別データを有するログは削除し、具備すると判断された種別データを有するログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段と、編集ログファイルのログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、第1の解析手段にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、条件判別手段、障害・性能劣化行判断手段、第1の解析手段および第2の解析手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断し、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを出力手段にて出力するものである。
【0014】また、この発明に係る請求項7のログファイル解析装置は、請求項6において、条件として、時間条件、タスク条件、およびイベント条件のいずれか1つまたは複数を用いるものである。
【0015】また、この発明に係る請求項8のログファイル解析装置は、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象のための処理条件を設定する処理条件設定手段と、ログが処理条件を具備するか否かを判別する処理条件判別手段と、処理条件判別手段にて処理条件を具備すると判別するログは削除し、それ以外のログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段と、編集ログファイルのログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の各種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、第1の解析手段にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、処理条件判別手段、障害・性能劣化行判断手段、第1の解析手段および第2の解析手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断し、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを出力手段にて出力するものである。
【0016】また、この発明に係る請求項9のログファイル解析装置は、請求項8において、処理条件として、互いに異なる複数種類を設定するものである。
【0017】また、この発明に係る請求項10のログファイル解析装置は、請求項5ないし請求項9のいずれかにおいて、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、以後の第2の解析手段の解析に、障害・性能劣化ログとして追加して行うものである。
【0018】また、この発明に係る請求項11のログファイル解析装置は、請求項5ないし請求項10のいずれかにおいて、第2の解析手段の障害・性能劣化原因の解析を、種別データの内のタスク情報を基に行い、障害・性能劣化ログの処理元タスク情報と、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの処理先タスク情報とを比較し、一致していればそのログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断し、また、一致していなければログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性がないと判断するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1のログファイル解析装置の構成を示すブロック図、図2は図1に示したログファイル解析装置のフローチャートを示す図、図3は実際の障害・性能劣化原因を解析するために用いられるログファイルの一例を示した図である。図において、1は時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイル、2はこのログファイル1から障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置である。
【0020】そして、このログファイル解析装置2は、ログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段3と、障害・性能劣化行判断手段3にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の各種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段4と、第1の解析手段4にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段を備え、ここではこの出力手段として、これら障害・性能劣化ログを表示する表示手段5を備えるものとする。
【0021】さらに、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段6とを備え、第2の解析手段6にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログは表示手段5にて表示される。
【0022】7はログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段で、障害・性能劣化行判断手段3、第1の解析手段4、および第2の解析手段6はこの構成情報蓄積手段7の構成情報によりログを判断する。構成情報とはシステム管理者あらかじめ設定しているデータより成るものである。
【0023】次に上記のように構成された実施の形態1のログファイル解析装置の動作を図1ないし図2を交えて説明する。このログファイル1の先頭のログを、障害・性能劣化行判別手段3にて取得し、構成情報蓄積手段7の構成情報により取得したログの障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する(図2のステップS1)。障害・性能劣化表示がなされていない場合には再び次のログを同様に、障害・性能劣化行判別手段3にて取得し、障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する。また、障害・性能劣化表示がなされていると判断された場合、つぎのステップに移る。
【0024】次に、障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の各種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特性できるか否かを、第1の解析手段4にて構成情報蓄積手段7の構成情報に基づいて解析する(図2のステップS2)。次に、第1の解析手段4にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因があると特定できた場合、障害・性能劣化ログを表示手段5に表示する(図2のステップS6)。この際の表示方法としては、例えば、障害・性能劣化ログの処理元タスクを出力したり、また、障害・性能劣化ログの情報全てを出力したりするなど様々な方法が考えられる。
【0025】次に、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因があると特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを、第2の解析手段6にて構成情報蓄積手段7の構成情報に基づいて解析する。実際の解析方法の一例としては、まず、第2の解析手段6にて障害・性能劣化ログの処理元タスクを記憶する(図2のステップS3)。
【0026】次に、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログを第2の解析手段6にて取得する(図2のステップS4)。次に、このログの処理先タスクと、障害・性能劣化ログの処理元タスクとが一致しているか否かを判断する(図2のステップS5)。そして、一致していない場合は、再び次のログの解析を行う。また、一致していると判断された場合には、このログが障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断し、このログの処理元タスクを表示手段5に表示する(図2のステップS6)。
【0027】これと同時に、第2の解析手段6にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断されたログは、障害・性能劣化ログとして、第2の解析手段6に登録され、それ以後の第2の解析手段6の解析に、障害・性能劣化ログとして追加して行われる。
【0028】以上示した動作を、例えば図3に示したような、複数の種別データとして、時刻データ、インフォメーションデータ、タスクデータおよびイベントデータ、その他の付加データなどを備えたログが、時刻の経過順にログ1〜ログ5までが並んでいるログファイルにあてはめて行う。まず、ログ1から順番にステップS1の判断を行うと、ログ5のインフォメーションデータのERRORという表示から、ログ5が障害・性能劣化ログであるとして検出される。そしてこのログ5を、ステップS2にてこの障害・性能劣化ログから障害・性能劣化原因を解析する。
【0029】このログ5は、構成情報蓄積手段7の構成情報から判断されると、”1998年3月3日の10時0分4秒にタスク20がタスク30(diamondという名前)を起動(exec)しようとした際にエラーナンバー10というエラーが発生した。”という内容であることが判る。この内容から、障害・性能劣化原因がこの障害・性能劣化ログの内部に特定できるか、または外部・不明であるとして特定できないかを判断する。
【0030】ここでは、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因を特定できないと判断されたとする。すると、障害・性能劣化原因として考えられることは、障害・性能劣化ログの処理元タスクのタスク20に、データ送信を行ったタスクや、タスク20とデータを共有しているタスクに障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断できる。そしてつぎに、ステップS3にてログ5の処理元タスク、ここではタスク20を記憶する。次に、ログ5の時刻より以前の時刻を有するログを取得する。まずログ4を取得すると、このログ4の処理先タスクはタスク89であるため、障害・性能劣化ログの処理元タスクのタスク20と一致していない。よって、障害・性能劣化原因が存在する可能性がないと判断される。そして次のログの解析に移る。
【0031】次に、ログ3を取得すると、このログの処理先タスクのタスク20は、障害・性能劣化ログの処理元タスクのタスク20と一致していると判断される。そして、ログ3の処理元タスク10に障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断され、ステップS6にて表示される。これと同時に、このログ3は障害・性能劣化ログとして第2の解析手段6に登録される。そして、それ以後の第2の解析手段6の解析には、障害・性能劣化ログとして追加して行われる。
【0032】次に、ログ2を取得すると、このログの処理先タスクのタスク21は、障害・性能劣化ログの処理先タスクのタスク20、10に一致していない。よって、ログ2は障害・性能劣化原因が存在する可能性がないと判断される。
【0033】次に、ログ1を取得すると、このログの処理先タスクのタスク20は、障害・性能劣化ログの処理先タスクのタスク20、10のうちのタスク20に一致している。よって、ログ1の処理元タスクのタスク10に障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断され、ステップS6にて表示される。これと同時に、このログ1は障害・性能劣化ログとして第2の解析手段6に登録される。そして、それ以後の第2の解析手段6の解析には、障害・性能劣化ログとして追加して行われる。このようにして順次解析していく。
【0034】上記のように構成された実施の形態1によれば、ログファイルから障害・性能劣化原因の存在する可能性があるとして抽出されたデータを表示手段6の表示にて読み取り、障害・性能劣化原因を究明することができるため、膨大な量のログファイルを解析していたのと比較し、容易にかつ効率良い障害・性能劣化原因の解析を行うことができる。また、ログファイルのままにて解析しようとすると、そのシステムに精通した専門的な知識を有するものが必要となっていたが、表示手段5を所望の方法に設定することにより、ある程度の知識を有する者が解析することも可能となる。
【0035】尚、上記実施の形態1においては、構成情報蓄積手段7に構成情報をあらかじめ備えたようにしたが、これに限られることはなく、例えば、ログファイル解析装置2の外部から構成情報を適宜変更することができるようにし、ログファイル1の種類が変更されたとしても、そのログファイル1に応じて適宜変更することができる。また、以下の実施の形態においても、構成情報蓄積手段7と同様の手段が存在するが、実施の形態1と同様に行うことができることはいうまでもなく、この説明は適宜省略する。
【0036】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形態2におけるログファイル解析装置の構成を示すブロック図、図5は図4に示したログファイル解析装置の動作を説明するためのフローチャートを示した図である。図において、8は時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイル、9はこのログファイル7から障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置である。
【0037】そして、このログファイル解析装置9は、所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段10と、条件の判断に必要となる種別データをログから取得する種別データ取得手段11と、種別データ取得手段11にて取得された種別データが条件を具備するか否かを判別する条件判別手段12と、条件判別手段12にて条件を具備すると判別された種別データを有するログを出力する出力手段を備え、ここではこの出力手段として、これらログを表示する表示手段13を備えるものとする。
【0038】14はログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段で、種別データ取得手段11および条件判別手段12はこの構成情報蓄積手段14の構成情報によりログを判断する。
【0039】次に上記のように構成された実施の形態2におけるログファイル解析装置の動作について図5を用いて説明する。まず、条件設定手段10にてログファイルの内必要としているログのみを抽出するための条件を設定する(図5のステップS7)。次に、種別データ取得手段11にて、構成情報蓄積手段14の構成情報に基づき、この条件の判断に必要となる種別データをログから取得する(図5のステップS8)。
【0040】次に、条件判別手段12にて、構成情報蓄積手段14の構成情報に基づき、この条件設定手段10にて設定された条件をログから取得した種別データが具備するか否かを判断する(図5のステップS9)。具備すると判断した場合、そのログは表示手段13に表示され、具備しないと判断された場合には、再びステップS8に戻り、次のログの種別データを取得する。このようにして表示手段13に表示されたログからシステム管理者が障害・性能劣化原因を解析すればよい。
【0041】ここで条件として考えられることは、例えば、時間条件で、ある一定時間のログのみを抽出したいような場合、また、タスク条件で、タスク20が記載されているログのみを抽出したいような場合、また、イベント条件で、データ送信(例えば図3に示したmsgsndを指す)を行っているログのみを抽出したいような場合,また、これらの条件を複数組み合わせ抽出するような場合などが考えられる。
【0042】上記のように構成された実施の形態2のログファイル解析装置によれば、必要となる条件を有するログのみにて障害・性能劣化原因の解析を行うことができるため、膨大な量のログファイルを解析していたのと比較し、容易にかつ効率良い障害・性能劣化原因の解析を行うことができる。
【0043】実施の形態3.上記実施の形態2においては、所望の条件にて抽出された出力からシステム管理者が障害・性能劣化原因を解析するようにしたが、これに限られることはなく、このように抽出されたログからさらに障害・性能劣化原因を解析するものが考えられる。
【0044】図6はこの発明の実施の形態3におけるログファイル解析装置である。図において、15は時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイル、16はこのログファイル15から障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置である。
【0045】そして、このログファイル解析装置16は以下のものにて構成されている。17は所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段、18は条件の判断に必要となる種別データをログから取得する種別データ取得手段、19は種別データ取得手段18にて取得された種別データが条件を具備するか否かを判別する条件判別手段、20は条件判別手段19にて条件を具備しないと判別された種別データを有するログは削除し、具備すると判断された種別データを有するログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段である。
【0046】さらに、21は編集ログファイルのログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段、22は障害・性能劣化行判断手段21にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段、23は第1の解析手段21にて障害・性能劣化ログに障害・性能劣化原因が特定できたと判明した場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段であり、ここではこの出力手段として、これらログを表示する表示手段とする。
【0047】さらに、24は障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できないと判明した場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段で、この第2の解析手段24にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログは表示手段23にて表示される。
【0048】25はログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段で、種別データ取得手段18、条件判別手段19、障害・性能劣化行判別手段21、第1の解析手段22および第2の解析手段24はこの構成情報蓄積手段25の構成情報によりログを判断する。
【0049】上記のように構成された実施の形態3のログファイル解析装置は、上記実施の形態2にて示した場合と同様に、ログファイル15から条件にあてはまるログを抽出し編集ログファイルとした後、上記実施の形態1にて示した場合と同様に、この編集ログファイルを解析して障害・性能劣化原因が存在する可能性があるログを抽出し、表示手段23にて表示する。
【0050】上記のように構成された実施の形態3によれば、あらかじめ解析に必要となるログを抽出した後、障害・性能劣化原因が存在する可能性があるログを抽出するようにしたので、処理速度が向上し、さらに、効率に優れた解析を行うことが可能となる。
【0051】尚、上記実施の形態2および実施の形態3においては特に示さなかったが、ログファイル解析装置9、16の外部から、条件設定手段10、17にアクセスできるようにしておき、所望の条件を随時設定できるようにして解析を行うようにしてもよいことは言うまでもない。
【0052】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形態4におけるログファイル解析装置の構成を示すブロック図、図8は図7に示したログファイル解析装置のフローチャートを示す図、図9は実際の処理条件としてのロググループのログファイルを示した図、図10は図9のグループの判断を行うために用いられるログファイルの一例を示した図、図11は図7に示したログファイル解析装置の表示手段の表示の一例を示した図である。
【0053】図7において、26は時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイル、27はこのログファイル26から障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置である。そして、このログファイル解析装置27は、所望の解析対象のための処理条件、例えばあらかじめログファイル26内にて一連の処理が想定され、そのログをロググループ化するものを設定する処理条件設定手段28を備える。
【0054】さらに、複数のログが処理条件としてのロググループを具備するか否かを判別する処理条件判別手段29と、処理条件判別手段29にて処理条件を具備すると判別されたログは処理条件の一部として他と識別して例えばロググループにて出力する出力手段で、ここではこの出力手段として、これらログを表示する表示手段30を形成する。また、ここで設定する処理条件として、互いに異なる複数種類を設定するようにしてもよい。
【0055】31はログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段で、処理条件判別手段29はこの構成情報蓄積手段31の構成情報によりログを判断する。
【0056】上記のように構成された実施の形態4におけるログファイル解析装置の動作について説明する。まず、処理条件設定手段28にて、処理条件としての、ロググループを設定する。ここでロググループとして、互いに異なる複数種類を設定するようにしてもよい(図8のステップS11)。次に、処理条件判別手段29にて、構成情報蓄積手段31の構成情報により、ログがログファイルすなわち、処理条件を具備するか否かを判断する。実際の判断の方法の一例を、以下説明する。
【0057】まず、ログファイル26の先頭のログから、このログを先頭に持つロググループが存在するか否かを判断する(図8のステップS12)。NOと判断された場合は、再び次のログの判断に移る。そして、YESと判断されたログが検出されると、このログが先頭と判断された該当ロググループおよびこのログの時刻データを記憶する(図8のステップS13)。そして、処理条件判別手段28に記憶させる(図8のステップS14)、ここでは、該当ロググループのデータと、先頭と判断されたログの時刻データ(Gaとする)と、該当ロググループの先頭ログの時刻データ(Laとする)とが記憶されている。
【0058】次に、該当グループログの最後のログまでチェックしたか否かを判断する(図8のステップS15)。NOと判断された場合には次のステップへ、また、Yesと判断された場合にはグループの検索成功として表示手段30に他と識別できるように表示され(図8のステップS16)、再び次のグループの検索が開始される。
【0059】次に、該当ロググループの次のログを処理条件判別手段28から取得する(図8のステップS17)。次に、ログファイル26の先頭ログを取得する(図8のステップS18)。次に、このログと、該当ロググループの次のログとが一致するか否かを判断する(図8のステップS19)。(尚、この際の一致とは時刻データ以外の種別データの一致をさす。)一致しないと判断された場合には、このログが、ログファイルの最後か否かを判断する(図8のステップS22)。Yesと判断された場合にはグループ検索失敗となり(図8のステップS23)、再び次のグループの検索が開始される。
【0060】また、NOと判断された場合には、再び次のログを取得し(図8のステップS24)、再度判断を行う。そして、一致すると判断された場合には、該当ロググループの次のログの時刻データ(Gbとする)およびこのログの時刻データ(Lbとする)とを記憶する(図8のステップS20)。
【0061】次に、(La−Lb)の値と(Ga−Gb)の値との差を検出し、その値があらかじめ設定された誤差以下か否かを判断する(図8のステップS21)。この判断は、例えばロググループのログ情報として同一のログが検出されたとしても、設定された時間が異なる(誤差以上の時間離れている)ログであれば該当ロググループの一部ではないと判断できるためである。
【0062】そして、NOと判断された場合は、ステップS22の判断に移り、再度判断を行う。Yesと判断された場合には、ステップS15の判断に戻り、該当グループログの最後までチェックし、他と識別して出力される。
【0063】以上で示したことが行われると、実際にどのように成るかを、例えば図9に示したような、グループ1001のロググループと、図10に示したような、ログファイルにて説明する。まず、ログファイルのログ1ないしログ9とログ11ないしログ13は、グループ1001のロググループであると判断されて、他のログと識別できるように表示される。
【0064】それを示したものが、図11である。図11から明らかなように、図10にて示していたログファイルのログ1ないしログ9とログ11ないしログ13は、Group 1001という形にまとめて表示され、グループログでないと判断されたログ10はそのままの形にて表示されている。
【0065】上記実施の形態4のログファイル解析装置によれば、ロググループに含まれるログをロググループ毎にまとめて出力(他と識別できる形にて)した。このようにロググループに含まれると判断されるログは、あらかじめ設定された一連の処理(正常な処理)の一部と判断できるため、障害・性能劣化原因の対象から除外することができる。よってこのように出力することにより、障害・性能劣化原因を解析するために必要となるログとそうでないログとを容易に識別することができるため、障害・性能劣化原因の解析を容易に行うことができる。また、ロググループをまとめて表示するため、ログファイル自体の量が減少し、膨大な量のログファイルを解析していたのと比較し、容易にかつ効率良い障害・性能劣化原因の解析を行うことができる。
【0066】実施の形態5.上記実施の形態4においては、所望の処理条件のログを抽出し、他と識別して出力するようにし、システム管理者が障害・性能劣化原因を解析するようにしたが、これに限られることはなく、このように抽出されたログからさらに障害・性能劣化原因を解析するものが考えられる。
【0067】図12はこの発明の実施の形態5におけるログファイル解析装置である。図において、32は時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイル、33はこのログファイル32から障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置である。そしてこのログファイル解析装置33は以下のものにて構成されている。34は所望の解析対象のための処理条件を設定する処理条件設定手段である。
【0068】35は複数のログが処理条件を具備するか否かを判別する処理条件判別手段、36は処理条件判別手段35にて処理条件を具備すると判別するログは削除し、それ以外のログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段、37は編集ログファイルのログに障害・性能劣化出力がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段、38は障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の各種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段である。
【0069】さらに、39は第1の解析手段38にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段で、ここでは障害・性能劣化ログを表示する表示手段、40は障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段で、この第2の解析手段40にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログは表示手段39に表示される。
【0070】41はログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段で、処理条件判別手段35、障害・性能劣化行判別手段37、第1の解析手段38および第2の解析手段40はこの構成情報蓄積手段41の構成情報によりログを判断する。構成情報とはシステム管理者あらかじめ設定しているデータより成るものである。
【0071】上記のように構成された実施の形態5のログファイル解析装置は、上記実施の形態4にて示した場合と同様に、ログファイル32から処理条件にあてはまるログを抽出し削除したものを編集ログファイルとした後、上記実施の形態1にて示した場合と同様に、この編集ログファイルを解析して障害・性能劣化原因が存在する可能性があるログを抽出し、表示手段39に表示する。
【0072】上記のように構成された実施の形態5によれば、あらかじめ解析に必要となるログを抽出した後、障害・性能劣化原因の存在する可能性があるログを抽出するようにしたので、処理速度が向上し、さらに、効率に優れた解析を行うことが可能となる。
【0073】尚、上記実施の形態4および実施の形態5においては特に示さなかったが、ログファイル解析装置27、33の外部から、処理条件設定手段28、34にアクセスできるようにしておき、所望の条件を随時設定できるようにして解析を行うようにしてもよい。
【0074】また、上記各実施の形態において、出力手段としては、判断されたログを表示する表示手段にて形成する例を示したが、これに限られることはなく、判断されたログのデータを記録媒体などに書き込めることができるようなものにて形成してもよく、データが書き込まれた記録媒体を他の表示手段などにて表示することも考えられる。
【0075】また、上記各実施の形態においては、ログファイルとして時刻の経過順に並べられているものを用いて説明したが、これに限られることはなく、他の方法にて並べられているものについても同様に行うことができることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によれば、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段と、条件の判断に必要となる種別データをログから取得する種別データ取得手段と、種別データ取得手段にて取得された種別データが条件を具備するか否かを判別する条件判別手段と、条件判別手段にて条件を具備すると判断された種別データを有するログを出力する出力手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、種別データ取得手段および条件判別手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断するので、解析対象となるログのみを抽出することができるため、障害・性能劣化原因を容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0077】また、この発明の請求項2によれば、請求項1において、条件として、時間条件、タスク条件、およびイベント条件のいずれか1つまたは複数を用いるので、解析対象となるログのみを確実に抽出することができるため、障害・性能劣化原因を容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0078】また、この発明の請求項3によれば、刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象のための処理条件を設定する処理条件設定手段と、ログが処理条件を具備するか否かを判別する処理条件判別手段と、処理条件判別手段にて処理条件を具備すると判別されたログは他と識別して出力する出力手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、処理条件判別手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断するので、解析対象となるログのみを抽出することができるため、障害・性能劣化原因を容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0079】また、この発明の請求項4によれば、請求項3において、処理条件として、互いに異なる複数種類を設定するので、解析対象となるログのみを確実に抽出することができるため、障害・性能劣化原因を容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0080】また、この発明の請求項5によれば、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、ログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の各種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、第1の解析手段にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、障害・性能劣化行判断手段、第1の解析手段および第2の解析手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断し、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを出力手段にて出力するので、障害・性能劣化原因となるログのみの情報を得ることができ、障害・性能劣化原因を容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0081】また、この発明の請求項6によれば、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象となる条件を設定する条件設定手段と、条件の判断に必要となる種別データをログから取得する種別データ取得手段と、種別データ取得手段にて取得された種別データが条件を具備するか否かを判別する条件判別手段と、条件判別手段にて条件を具備しないと判別された種別データを有するログは削除し、具備すると判断された種別データを有するログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段と、編集ログファイルのログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、第1の解析手段にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、条件判別手段、障害・性能劣化行判断手段、第1の解析手段および第2の解析手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断し、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを出力手段にて出力するので、障害・性能劣化原因となるログのみの情報を効率よく得ることができ、障害・性能劣化原因を一層容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0082】また、この発明の請求項7によれば、条件として、時間条件、タスク条件、およびイベント条件のいずれか1つまたは複数を用いるので、障害・性能劣化原因となるログのみの情報を確実にかつ効率よく得ることができ、障害・性能劣化原因を一層容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0083】また、この発明の請求項8によれば、時刻データを含む複数の種別データから構成されるログが、複数並んで成るログファイルから障害・性能劣化原因を解析するためのログファイル解析装置において、所望の解析対象のための処理条件を設定する処理条件設定手段と、ログが処理条件を具備するか否かを判別する処理条件判別手段と、処理条件判別手段にて処理条件を具備すると判別するログは削除し、それ以外のログのみを残して編集ログファイルを作成するログファイル編集手段と、編集ログファイルのログに障害・性能劣化表示がなされているか否かを判断する障害・性能劣化行判断手段と、障害・性能劣化行判断手段にて障害・性能劣化表示がなされていると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、障害・性能劣化ログ内の各種別データから障害・性能劣化原因が障害・性能劣化ログ内に特定できるか否かを解析する第1の解析手段と、第1の解析手段にて障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できた場合、障害・性能劣化ログを出力する出力手段と、障害・性能劣化ログ内に障害・性能劣化原因が特定できなかった場合、障害・性能劣化ログの各種別データと、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの各種別データとを比較し、このログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があるか否かを解析する第2の解析手段と、ログファイルの作成元システム構成やログを構成する種別データの持つ意味を構成情報として蓄積するための構成情報蓄積手段とを備え、処理条件判別手段、障害・性能劣化行判断手段、第1の解析手段および第2の解析手段は構成情報蓄積手段の構成情報によりログを判断し、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判明したログを出力手段にて出力するので、障害・性能劣化原因となるログのみの情報を効率よく得ることができ、障害・性能劣化原因を一層容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0084】また、この発明の請求項9によれば、請求項8において、処理条件として、互いに異なる複数種類を設定するので、障害・性能劣化原因となるログのみの情報を確実にかつ効率よく得ることができ、障害・性能劣化原因を一層容易に解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0085】また、この発明の請求項10によれば、請求項5ないし請求項9において、第2の解析手段にて障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断されたログを障害・性能劣化ログとし、以後の第2の解析手段の解析に、障害・性能劣化ログとして追加して行うので、障害・性能劣化原因となるログのみの情報を確実に得ることができ、障害・性能劣化原因を効率よく解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【0086】また、この発明の請求項11によれば、請求項5ないし請求項9において、第2の解析手段の障害・性能劣化原因の解析を、種別データの内のタスク情報を基に行い、障害・性能劣化ログの処理元タスク情報と、障害・性能劣化ログの時刻より以前の時刻におけるログの処理先タスク情報とを比較し、一致していればそのログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性があると判断し、また、一致していなければログ内に障害・性能劣化原因が存在する可能性がないと判断するので、障害・性能劣化原因となるログのみの情報を確実かつ容易に得ることができ、障害・性能劣化原因を効率よくかつ効率よく解析することができるログファイル解析装置を提供することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成10年(1998)5月18日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 金雄 (外2名)
【公開番号】 特開平11−327967
【公開日】 平成11年(1999)11月30日
【出願番号】 特願平10−135452