| 【発明の名称】 |
診断制御方式およびそのプログラム記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】笹本 圭吾
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| 【要約】 |
【課題】通常動作中の演算処理装置を一旦停止してその状態を保持し、レジスタファイルの内容を読み出し、その後保持された状態から通常動作を再開する。
【解決手段】演算処理装置1は診断時にレジスタファイル13のリードするワードを指す診断リードアドレス手段11と、前記診断リードアドレス手段の出力と通常のリードアドレスレジスタの出力との一方を選択するリードアドレス切替手段12と、診断時に前記レジスタファイルのリードの仕方を指示する診断通知手段14と、診断時にレジスタファイルビジー信号を送出して前記レジスタファイルのリード/ライトアドレスレジスタのデータをホールドし,前記診断通知手段に指示されて前記診断リードアドレス手段に診断リードアドレスを生成させ前記レジスタファイルを読み出すレジスタ診断手段10とを具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 演算処理装置のレジスタファイルの内容を読み出して表示する診断制御方式において、前記演算処理装置の通常動作を一旦停止してその状態を保持し、前記レジスタファイルのあらかじめ指定されたアドレスの内容を読み出し、前記の一旦停止していた状態から前記演算処理装置の通常動作を再開させることを特徴とする診断制御方式。 【請求項2】 演算処理動作を一旦停止してその状態を保持し,前記演算処理動作に協働しているレジスタファイルのあらかじめ指定されたアドレスの内容を読み出して送出し,一旦停止していた状態から前記演算処理動作を再開する演算処理装置と、前記演算処理装置が送出するレジスタファイルの内容を含む診断情報を保持し,前記診断情報をあらかじめ設定された形式で表示装置に表示するシステム制御装置とを有することを特徴とする診断制御方式。 【請求項3】 請求項2記載の診断制御方式において、前記演算処理装置は診断時にレジスタファイルのリードするワードを指す診断リードアドレス手段と、前記診断リードアドレス手段の出力と通常のリードアドレスレジスタの出力との一方を選択するリードアドレス切替手段と、診断時に前記レジスタファイルのリードの仕方を指示する診断通知手段と、診断時にレジスタファイルビジー信号を送出して前記レジスタファイルのリード/ライトアドレスレジスタのデータをホールドし,前記診断通知手段に指示されて診断指示信号を送出しあらかじめ設定された仕方で前記診断リードアドレス手段に診断リードアドレスを生成させ前記レジスタファイルを読み出し,前記診断通知手段に指示されて前記レジスタファイルビジー信号および前記診断指示信号を解除して通常の演算処理動作に復旧させるレジスタ診断手段とを具備することを特徴とする診断制御方式。 【請求項4】 請求項3記載の診断制御方式において、前記診断リードアドレス手段は前記レジスタファイルをリードするときの最も若いアドレスを保持するレジスタと、前記レジスタファイルから何ワードリードするかを示すアドレスカウンタと、前記レジスタの内容と前記アドレスカウンタの内容とから前記レジスタファイルの診断リードアドレスを生成する加算部とを備えることを特徴とする診断制御方式。 【請求項5】 請求項3または4記載の診断制御方式において、前記診断通知手段は前記アドレスカウンタの内容を保持するレジスタと、前記アドレスカウンタが更新されるごとにそれを検出するリード検出部と、前記リード検出部の出力を計数する診断通知カウンタとを備えることを特徴とする診断制御方式。 【請求項6】 請求項2または3記載の診断制御方式において、前記システム制御装置は前記診断リードアドレスを保持する診断アドレスバッファと、前記レジスタファイルの診断リードアドレスから読み出したデータを保持する診断データバッファと、前記データをパリティチェックしその結果を保持する診断パリティチェック手段と、前記データの個数を計数しその値を保持する診断カウンタバッファと、前記演算処理装置が診断処理中のとき前記の各種バッファの内容を表示装置に表示する診断制御手段とを具備することを特徴とする診断制御方式。 【請求項7】 演算処理動作を一旦停止してその状態を保持し,前記演算処理動作に協働しているレジスタファイルのあらかじめ指定されたアドレスの内容を読み出して送出し,一旦停止していた状態から前記演算処理動作を再開する演算処理装置と、前記演算処理装置が送出するレジスタファイルの内容を含む診断情報を保持し,前記診断情報をあらかじめ設定された形式で表示装置に表示するシステム制御装置とを有する診断制御方式のプログラム記録媒体において、前記演算処理装置は診断時にレジスタファイルビジー信号を送出して前記レジスタファイルのリード/ライトアドレスレジスタのデータをホールドし,前記診断時の処理に対応して診断指示信号を送出し,あらかじめ設定された仕方で診断リードアドレスを生成して前記レジスタファイルを読み出し,前記の診断処理動作を終了したとき前記レジスタファイルビジー信号および前記診断指示信号を解除して通常の演算処理動作に復旧させることを特徴とする診断制御方式のプログラム記録媒体。 【請求項8】 演算処理動作を一旦停止してその状態を保持し,前記演算処理動作に協働しているレジスタファイルのあらかじめ指定されたアドレスの内容を読み出して送出し,一旦停止していた状態から前記演算処理動作を再開する演算処理装置と、前記演算処理装置が送出するレジスタファイルの内容を含む診断情報を保持し,前記診断情報をあらかじめ設定された形式で表示装置に表示するシステム制御装置とを有する診断制御方式のプログラム記録媒体において、前記システム制御装置は前記診断リードアドレスを保持する診断アドレスバッファと,前記レジスタファイルの診断リードアドレスから読み出したデータを保持する診断データバッファと,前記データをパリティチェックしその結果を保持する診断パリティチェック手段と,前記データの個数を計数しその値を保持する診断カウンタバッファとを備え、前記演算処理装置が診断処理中のとき前記の各種バッファの内容を表示装置に表示することを特徴とする診断制御方式のプログラム記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は診断制御方式およびそのプログラム記録媒体に関し、特に演算処理装置の通常動作の途中でレジスタファイルの内容を読み出し、その後に通常動作に復帰する診断制御方式およびそのプログラム記録媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、演算処理装置のレジスタファイルの中身を取り出す場合は障害処理のフェーズであった。レジスタファイルの中身を診断する場合は、障害処理のフェーズになってから、または障害処理のフェーズに移るような手を加えることにより、障害処理に移行させてレジスタファイルの中身を読み出させていた。 【0003】例えば、レジスタファイルのリードデータがパリティエラーを起こした場合、システムが停止し障害処理に移る。レジスタファイルは以降ライトされることはなく、止まった状態のデータをリードして中身を解析することができる。しかしながら、これはエラーが起きて障害処理のフェーズに移ってからであり、通常動作中はできない。 【0004】演算処理装置の通常動作中にレジスタファイルの中身を見ることはファームウェアの処理により可能ではあるが、ファームウェアに多くのステップ数が必要となる。それもパイプラインを止めてレジスタファイルの中身を診断するわけではなく、通常動作の中でパイプラインを止めずに行うものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の演算処理装置の診断制御方式は、何らかの障害が発生してシステムが停止し障害処理のフェーズになったとき、演算処理装置のレジスタファイルを読み出しそれを解析する。しかし、一般に障害のない通常動作中にレジスタファイルを読み出すことはできない。 【0006】演算処理装置の通常動作中にレジスタファイルを読み出すことはファームウェアの機能を変更することによって可能であるが、この場合はシステムを停止しないで診断を行なうことになり、診断データの採取に困難を伴なうことがない。 【0007】本発明の目的は、通常動作中の演算処理装置を一旦停止してその状態を保持し、レジスタファイルの内容を読み出し、その後に上記の保持された状態から通常動作を再開させるようにした診断制御方式およびそのプログラム記録媒体を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の診断制御方式は、演算処理装置のレジスタファイルの内容を読み出して表示する診断制御方式において、前記演算処理装置の通常動作を一旦停止してその状態を保持し、前記レジスタファイルのあらかじめ指定されたアドレスの内容を読み出し、前記の一旦停止していた状態から前記演算処理装置の通常動作を再開させるようにして構成される。 【0009】また、本発明の診断制御方式は、演算処理動作を一旦停止してその状態を保持し,前記演算処理動作に協働しているレジスタファイルのあらかじめ指定されたアドレスの内容を読み出して送出し,一旦停止していた状態から前記演算処理動作を再開する演算処理装置と、前記演算処理装置が送出するレジスタファイルの内容を含む診断情報を保持し,前記診断情報をあらかじめ設定された形式で表示装置に表示するシステム制御装置とを有して構成される。 【0010】さらに、本発明の診断制御方式において、前記演算処理装置は診断時にレジスタファイルのリードするワードを指す診断リードアドレス手段と、前記診断リードアドレス手段の出力と通常のリードアドレスレジスタの出力との一方を選択するリードアドレス切替手段と、診断時に前記レジスタファイルのリードの仕方を指示する診断通知手段と、診断時にレジスタファイルビジー信号を送出して前記レジスタファイルのリード/ライトアドレスレジスタのデータをホールドし,前記診断通知手段に指示されて診断指示信号を送出しあらかじめ設定された仕方で前記診断リードアドレス手段に診断リードアドレスを生成させ前記レジスタファイルを読み出し,前記診断通知手段に指示されて前記レジスタファイルビジー信号および前記診断指示信号を解除して通常の演算処理動作に復旧させるレジスタ診断手段とを具備する。 【0011】さらに、本発明の診断制御方式において、前記診断リードアドレス手段は前記レジスタファイルをリードするときの最も若いアドレスを保持するレジスタと、前記レジスタファイルから何ワードリードするかを示すアドレスカウンタと、前記レジスタの内容と前記アドレスカウンタの内容とから前記レジスタファイルの診断リードアドレスを生成する加算部とを備える。 【0012】さらに、本発明の診断制御方式において、前記診断通知手段は前記アドレスカウンタの内容を保持するレジスタと、前記アドレスカウンタが更新されるごとにそれを検出するリード検出部と、前記リード検出部の出力を計数する診断通知カウンタとを備える。 【0013】さらに、本発明の診断制御方式において、前記システム制御装置は前記診断リードアドレスを保持する診断アドレスバッファと、前記レジスタファイルの診断リードアドレスから読み出したデータを保持する診断データバッファと、前記データをパリティチェックしその結果を保持する診断パリティチェック手段と、前記データの個数を計数しその値を保持する診断カウンタバッファと、前記演算処理装置が診断処理中のとき前記の各種バッファの内容を表示装置に表示する診断制御手段とを具備する。 【0014】また、本発明の診断制御方式のプログラム記録媒体は、演算処理動作を一旦停止してその状態を保持し,前記演算処理動作に協働しているレジスタファイルのあらかじめ指定されたアドレスの内容を読み出して送出し,一旦停止していた状態から前記演算処理動作を再開する演算処理装置と、前記演算処理装置が送出するレジスタファイルの内容を含む診断情報を保持し,前記診断情報をあらかじめ設定された形式で表示装置に表示するシステム制御装置とを有する診断制御方式のプログラム記録媒体において、前記演算処理装置は診断時にレジスタファイルビジー信号を送出して前記レジスタファイルのリード/ライトアドレスレジスタのデータをホールドし,前記診断時の処理に対応して診断指示信号を送出し,あらかじめ設定された仕方で診断リードアドレスを生成して前記レジスタファイルを読み出し,前記の診断処理動作を終了したとき前記レジスタファイルビジー信号および前記診断指示信号を解除して通常の演算処理動作に復旧させる。 【0015】さらに、本発明の診断制御方式のプログラム記録媒体において、前記システム制御装置は前記診断リードアドレスを保持する診断アドレスバッファと,前記レジスタファイルの診断リードアドレスから読み出したデータを保持する診断データバッファと,前記データをパリティチェックしその結果を保持する診断パリティチェック手段と,前記データの個数を計数しその値を保持する診断カウンタバッファとを備え、前記演算処理装置が診断処理中のとき前記の各種バッファの内容を表示装置に表示する。 【0016】すなわち、本発明による診断制御方式は、通常動作のファームウェア(以下、FWという。)のコーディングを一部修正することにより、FWの命令により通常動作中のパイプラインを一旦止めてその状態を保持したままレジスタファイルの中身を読み出し、読み出し後は該FWの命令によるハードウェアの動作が終了となるため止めていたパイプラインを再開し続きの通常動作に移るいう、専用のFWの命令により通常動作の流れの中でレジスタファイルの中身を読み出す。 【0017】また、上記の診断通知手段および診断リードアドレス手段はFWにより設定可能なレジスタを持ち、診断通知手段と診断リードアドレス手段とリードアドレス切替手段とレジスタ診断手段とによりレジスタ診断回路を構成する。一連のFW処理が流れる途中でFWが診断通知手段のレジスタにデータを設定すると、レジスタ診断手段は通常動作の中でレジスタファイルの中身を読み出す。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照しながら説明する。 【0019】図1は本発明の実施の一形態を示すブロック図である。同図において、本発明による診断制御方式は、コンピュータシステムの中央処理装置を構成する演算処理装置1とシステム制御装置2とに含まれる。 【0020】演算処理装置1はソフトウェア見えのレジスタファイル13と、レジスタファイル13に書き込むデータを出力するライトデータバッファ19と、レジスタファイル13のリードデータを格納するリードデータバッファ18と、レジスタファイル13のどのワードをリードするかを指し示すリードアドレスレジスタ15と、レジスタファイル13のどのワードにライトするかを指し示すライトアドレスレジスタ16と、レジスタファイル13へのライトを指示するライト指示手段17と有す。 【0021】さらに演算処理装置1は、診断時のレジスタファイル13のリードするワードを指し示す診断リードアドレス手段11と、上記のリードアドレスレジスタ15と診断リードアドレス手段11とを選択するリードアドレス切替手段12と、診断時にレジスタファイルのリードの仕方を指示する診断通知手段14とを有し、ライトアドレスレジスタ16とライト指示手段17とリードアドレスレジスタ15と診断リードアドレス手段11とリードアドレス切替手段12と診断通知手段14とライトデータバッファ19とリードデータバッファ18とを制御する論理回路であるレジスタ診断手段10を含む。 【0022】またシステム制御装置2は、診断時の制御をするための論理回路である診断制御手段20と、演算処理装置1の診断リードアドレス手段11が生成する診断リードアドレスを格納する診断アドレスバッファ21と、診断リードアドレス手段11によりレジスタファイルからリードされたデータを格納する診断データバッファ22と、レジスタファイルのリードデータのパリティチェックをしその結果を格納する診断パリティチェック手段23と、診断通知手段14内の診断通知カウンタのデータを格納する診断カウンタバッファ24とを有す。また、診断制御手段20は表示装置3に接続されている。 【0023】図2は上記の診断リードアドレス手段11の構成を示す説明図である。同図において、診断リードアドレス手段11は前記レジスタファイルをリードするときの最も若いアドレスを保持するレジスタ11aと、前記レジスタファイルから何ワードリードするかを示すアドレスカウンタ11bと、前記レジスタの内容と前記アドレスカウンタの内容とから前記レジスタファイルの診断リードアドレスを生成する加算部11cとを備える。ここで、レジスタ11aおよびアドレスカウンタ11bはFWによってセットされる。また、アドレスカウンタ11bの出力は診断通知手段14に送出される。 【0024】図3は上記の診断通知手段14の構成を示す説明図である。同図において、診断通知手段14は前記アドレスカウンタ11bの内容を保持するレジスタ14aと、前記アドレスカウンタが更新されるごとにそれを検出するリード検出部14bと、前記リード検出部の出力を計数する診断通知カウンタ14cとを備える。ここで、レジスタ14aの出力はレジスタ診断手段10に送出され、診断通知カウンタ14cの出力は診断カウンタバッファ24に送出される。 【0025】図4は診断時における演算処理装置1の動作を示す流れ図である。同図において、まず、システムが通常動作であるか否かをチェックする(S41)。このとき、レジスタ14aにFWによってアドレスカウンタ11bにセットされた値(≠0)が存在すれば、システムは診断動作になっている。 【0026】診断動作の場合には、レジスタファイルビジー信号を送出してレジスタファイルのリード/ライトアドレスレジスタのデータをホールドし(S42)、診断時の処理に対応して診断指示信号を送出しあらかじめ設定された仕方で診断リードアドレスを生成して前記レジスタファイルを読み出し(S43,S44,S45)、前記の診断処理動作を終了したとき前記レジスタファイルビジー信号および前記診断指示信号を解除して通常の演算処理動作に復旧させる(S46,S47)。 【0027】ここで、レジスタビジー信号はレジスタ診断手段10から送出され、ライトデータバッファ19,リードデータバッファ18,ライトアドレスレジスタ16,およびリードアドレスレジスタ15の各データをホールドし、ライト指示手段17を抑止し、演算処理装置1のパイプラインを止める。また、診断指示信号によりアドレスカウンタ11bがカウントを開始し、診断リードアドレスが生成される。 【0028】図5は診断時におけるシステム制御装置2の動作を示す流れ図である。同図において、システム制御装置2は、レジスタ診断手段10が送出するレジスタファイルビジー信号を検知したとき、診断動作となる(S51)。 【0029】診断動作では、診断アドレスバッファ21,診断データバッファ22,診断パリティチェック手段23,および診断カウンタバッファ24の各内容を表示装置3に表示させる(S52)。 【0030】診断動作が終了したとき、表示装置3への表示を解除し、通常動作に復旧する(S53,S54)。 【0031】上記の診断制御方式において、演算処理装置1内のレジスタファイル13の中身の診断を通常の命令を利用して行う場合、FWのコーディングにレジスタファイルのリードしたい最初のワードを診断リードアドレス手段11のレジスタ11aに入るように追加する。また、リードしたい若い(小さい)ワードから何ワードリードしたいかのカウント数を診断リードアドレス手段11のアドレスカウンタ11bに入るように追加する。そしてFWでレジスタファイルを診断したいタイミングに診断通知手段14のレジスタ14aにデータを入れるようなコーディングを追加する。 【0032】診断リードアドレス手段11のレジスタ11aおよびアドレスカウンタ11bはFWから設定可能なのでFWが実行されるとFWが指定した値が設定される。診断通知手段のレジスタもFWで設定できるレジスタのためFWが実行され診断通知手段14のレジスタ14aに値がセットされることによりレジスタファイル13が通常動作から診断可能となり、診断リードアドレス手段11内に設定されたレジスタ11aのアドレスからアドレスカウンタ11bに設定された値分だけリードされ、リードデータは通常動作とは別のパスを通ってシステム制御装置2内の診断データバッファ22に格納され表示装置3に表示される。 【0033】レジスタファイル13がパリティビットを持っている場合は該パリティビットも診断データバッファ22に格納され表示装置3に表示される。また、パリティビットを持っている場合はシステム制御装置2内の診断パリティチェック手段23によりパリティチェックをし、結果を表示装置3に表示させると診断時にデータが見やすくなる。 【0034】診断通知手段14のレジスタ14aは複数ビットで構成されていて、例えば、オール0なら通常動作でありどれかビットが1だった場合は上述のような診断動作を行い、最上位ビットが1だった場合はFWが診断リードアドレス手段11のレジスタ11aやアドレスカウンタ11bを設定しなくても、アドレスカウンタ11bにはレジスタファイルの全ワード数が、レジスタ11aにはオール0がハードウェアで設定され、レジスタファイルの全ワードがリードできるようにする。この制御はレジスタ診断手段10が行う。 【0035】また、診断リードアドレス手段11が作成しリードアドレス切替手段12に送るリードアドレスを出力するパスを有し、システム制御装置2内の診断アドレスバッファ21に格納され表示装置3に表示される。さらに診断通知手段14内のFW見えのレジスタ14aが何回更新されたかをカウントする診断通知カウンタ14cも出力するパスを有し、システム制御装置2内の診断カウンタバッファ24に格納され表示装置3に表示される。 【0036】上述のようにレジスタファイルのリードデータとともに、診断リードアドレス手段11が生成する診断リードアドレスと診断通知手段14内のFW見えのレジスタ14aが何回更新されたかをカウントする診断通知カウンタ14cを出力するパスを持つことできめ細かく、また解析しやすい情報を得ることができる。 【0037】上記の診断制御方式では、FWにより診断リードアドレス手段11内のレジスタ11aおよびアドレスカウンタ11bにデータが設定される。ただし、レジスタファイル13を全ワードリードしようとする場合はハードウェアにより設定が行われるので、FWで設定する必要はない。 【0038】FWが実行され診断通知手段14のレジスタ14aにデータが設定されると、該データが設定されたことがレジスタ診断手段に通知される。レジスタ診断手段はレジスタファイルの全ワードリードかを切り分け、全ワードリードならハードウェアにより診断リードアドレス手段11内のアドレスカウンタ11bにレジスタファイルのワード数を設定し、診断リードアドレス手段11内のレジスタ11aにオール0をセットする。 【0039】さらにレジスタ診断手段10はレジスタファイルの診断であるという意味の信号であるレジスタファイルビジー信号を出力し、ライトデータバッファ19,リードデータバッファ18,リードアドレスレジスタ15,ライトアドレスレジスタ16のデータをホールドし、ライト指示手段17を抑止し、演算処理装置1のパイプラインの流れを止める。また、診断制御手段20に表示装置3への表示を指示するとともに、リードアドレス切替手段12にレジスタファイル13のリードアドレスを診断リードアドレス手段11が生成する診断リードアドレスに切り替えるよう指示する。 【0040】診断リードアドレス手段11は診断リードアドレス手段11内のレジスタ11aにアドレスカウンタ11bのデータが加算されリードアドレスとする。レジスタファイルの診断中はレジスタ診断手段により1クロックサイクル毎に診断リードアドレス手段11内のアドレスカウンタ11bの値が1ずつ減算される。そのためレジスタファイル13のリードアドレスも1クロックサイクル毎に1ずつ減算された値となる。 【0041】したがって、実際のリード動作はレジスタファイル13のワードアドレスの大きい方から順次リードされる。そして診断リードアドレス手段11内のアドレスカウンタのデータが0になったら診断通知手段14のレジスタ14aをオール0にリセットする。 【0042】診断通知手段の該レジスタがオール0にリセットされたならば、レジスタ診断手段10は診断制御手段20へ表示装置3への表示の停止を指示し、リードアドレス切替手段12をリードアドレスレジスタ15側に向ける。またレジスタファイルビジー信号の出力を止め、ライトデータバッファ19,リードデータバッファ18,リードアドレスレジスタ15,ライトアドレスレジスタ16のデータのホールドを解除し、ライト指示手段17の抑止も解除し、演算処理装置1のパイプラインを再開させる。 【0043】上記のようにしてレジスタファイル13のデータをリードし、リード後は通常動作の後続の命令が進み始める。また、レジスタファイルのデータが表示装置3に表示されるので、その情報を見ることによりその時のレジスタファイルの状態値を知ることができる。 【0044】また、一つのFWの中で何回も診断通知手段14のレジスタ14aに設定が可能なため、何回該レジスタ14aを更新したかをカウントする診断通知カウンタ14cを設け、診断通知手段のFW見えのレジスタ14aが更新される毎に該診断通知カウンタ14cも更新される。そして診断通知カウンタの値を診断カウンタバッファ24を介して表示装置に表示させることで、診断アドレスバッファ21および診断データバッファ22のデータがFWが何回目に診断通知手段のFW見えのレジスタにセットしたときの情報かをわかりやすくする。例えばFWのコーディング上は一カ所でしか診断通知手段のレジスタにデータをセットしていなくても、その部分がループする場合は診断通知手段のカウンタ値を見ることで何回目のループかがわかる。 【0045】なお、上記の診断制御方式は演算処理装置およびシステム制御装置の各メモリに保持されたプログラムを実行することによって動作する。 【0046】また、本発明はレジスタファイルのみでなく、メモリにも適用することができる。すなわち、リードアドレスを指定して読み出せる媒体について本発明を適用することができる。 【0047】 【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明は通常動作中の演算処理装置を一旦停止してその状態を保持し、レジスタファイルの内容を任意に読み出して表示し、その後に上記の保持された状態から通常動作を再開するようにしたので、システムが停止する障害が発生していないときにレジスタファイルを容易に読み出して演算処理装置の動作を解析し、診断することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000168285 【氏名又は名称】甲府日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月11日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−327947 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−127504 |
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