| 【発明の名称】 |
資源排他制御システム |
| 【発明者】 |
【氏名】落合 昇
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| 【要約】 |
【課題】共有資源排他制御装置に障害が発生すると、すべての共有資源の排他制御が不可能になる。
【解決手段】電子計算機1,11,21の各資源割当情報記憶部4,14,24には、それぞれ電子計算機1,11,21に接続される共有資源2,12,22の資源割当情報を記憶する。電子計算機11が共有資源2に対する獲得要求を出すと、資源共有/排他制御手段3は資源割当情報を検索して獲得可否を判断し、可なら資源割当情報を更新する。また、電子計算機1は電子計算機11の動作を監視し、異常を検出すると、資源強制解放手段6は、電子計算機11が獲得した共有資源2の強制解放を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】特定の電子計算機に接続され、当該特定の電子計算機と接続される複数の電子計算機間で共有する資源の割当情報を前記特定の電子計算機に格納して管理することを特徴とする資源排他制御システム。 【請求項2】前記特定の電子計算機は、前記共有資源を獲得しているプロセスの情報(資源割当情報)を保持する資源割当情報記憶部と、前記複数の電子計算機との間の資源獲得・解放要求の送受信および動作監視を行う電子計算機間通信手段と、資源獲得要求を受信すると前記資源割当情報を検索して獲得可否の判断および資源割当情報の更新を行う資源共有/排他制御手段と、前記動作監視により異常を検出すると当該電子計算機が獲得している資源の強制解放を行う資源強制解放手段とを有することを特徴とする請求項1記載の資源排他制御システム。 【請求項3】前記共有資源を獲得したプロセスを一定時間ごとに監視する資源獲得プロセス監視手段を設け、異常終了を検出すると前記電子計算機間通信手段により、当該共有資源を接続する電子計算機に対して共有資源の強制解放要求を行うことを特徴とする請求項2記載の資源排他制御システム。 【請求項4】前記複数電子計算機間の接続は通信回線によることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の資源排他制御システム。 【請求項5】特定の電子計算機に接続され、当該特定の電子計算機と接続される複数の電子計算機間で共有する資源を獲得しているプロセスの情報(資源割当情報)を保持する処理と、前記複数の電子計算機との間の資源獲得・解放要求の送受信および動作監視を行う処理と、資源獲得要求を受信すると前記資源割当情報を検索して獲得可否の判断および資源割当情報の更新を行う処理と、前記動作監視により異常を検出すると当該電子計算機が獲得している資源の強制解放を行う処理、を排他制御装置に実行させるためのプログラムを記録した排他制御装置読み取り可能な記録媒体。 【請求項6】前記プログラムは、前記共有資源を獲得したプロセスを一定時間ごとに監視し、異常終了を検出すると当該共有資源を接続する電子計算機に対して共有資源の強制解放を要求する処理を含むことを特徴とする請求項5記載の記録媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子計算機間で共有する資源の排他制御を行う資源排他制御システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の資源排他制御システムとしては、例えば特開昭62−282359号公報記載の「複数ホストコンピュータ間の資源共有/排他制御方式」が知られている。この方式は、「共用資源の各ホストコンピュータからの共有/排他割当状況を管理する資源割当状況記憶手段と、各ホストコンピュータから前記共用資源の割り当て/解放要求があったときに前記資源割当状況記憶手段をもとに資源の割り当て/解放処理を行う資源共有/排他割当制御手段と、前記システム内のひとつのホストコンピュータが停止した場合に前記資源割当状況記憶手段をもとに停止したホストコンピュータに割り当てられていた資源を強制的に解放する資源強制解放手段とを含むことを特徴とする」ものである。 【0003】また、電子計算機の障害または共有資源排他制御装置と電子計算機との間の接続パスの障害時における共有資源の排他制御に係る技術として、例えば特開平6−301658号公報記載の「疎結合電子計算機システムのリカバリ方式」が知られている。この方式は、「電子計算機20は一定時間以内毎に共有資源排他制御装置10に対して正常使用中通知を行なっている。共有資源排他制御装置10は正常使用中通知を検出できなくなると、電子計算機20或いは接続パス41に障害が発生したと判断し、正常な電子計算機30に対して障害通知を行なう。これにより、電子計算機30は、電子計算機20に対して共有資源排他制御装置10,共有資源15の切断を要求する。これに応答して電子計算機20では接続パス41,43を強制的に使用不能状態にし、その後、電子計算機30に切断完了通知を行なう。この切断完了通知を受けると、電子計算機30は共有資源排他制御装置10に対して電子計算機20が占有していた資源の解放を要求する。」というものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来技術は、いずれも資源割当情報を1台の共有資源排他制御装置で集中管理する構成であるため、共有資源排他制御装置に障害が発生すると、すべての共有資源の排他制御が不可能になってしまうという問題点がある。 【0005】本発明の目的は、資源割当情報を分散管理することにより、障害が発生しても、使用可能な電子計算機に接続されている共有資源の排他制御には影響を受けない資源排他制御システムを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の資源排他制御システムは、特定の電子計算機に接続され、当該特定の電子計算機と接続される複数の電子計算機間で共有する資源の割当情報を前記特定の電子計算機に格納して管理することを特徴とする。 【0007】また、本発明の好ましい実施の形態としての資源排他制御システムは、前記特定の電子計算機は、前記共有資源を獲得しているプロセスの情報(資源割当情報)を保持する資源割当情報記憶部と、前記複数の電子計算機との間の資源獲得・解放要求の送受信および動作監視を行う電子計算機間通信手段と、資源獲得要求を受信すると前記資源割当情報を検索して獲得可否の判断および資源割当情報の更新を行う資源共有/排他制御手段と、前記動作監視により異常を検出すると当該電子計算機が獲得している資源の強制解放を行う資源強制解放手段とを有することを特徴とする。 【0008】さらに、本発明の好ましい実施の形態としての資源排他制御システムは、前記共有資源を獲得したプロセスを一定時間ごとに監視する資源獲得プロセス監視手段を設け、異常終了を検出すると前記電子計算機間通信手段により、当該共有資源を接続する電子計算機に対して共有資源の強制解放要求を行うことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について説明する。 【0010】本発明の資源排他制御システムは、特定の電子計算機に接続され、当該特定の電子計算機と接続される複数の電子計算機間で共有する資源の割当情報を前記特定の電子計算機に格納して管理することを特徴とする。 【0011】以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例のブロック図を示す。 【0012】図1を参照すると、本実施例は、例えば共有資源2を接続する電子計算機1は、資源共有/排他制御手段3,電子計算機間通信手段5および資源強制解放手段6を有する排他制御装置a1と、資源割当情報記憶部4とを含み、通信回線100により、他の複数の電子計算機11,21等と接続されている。これらの電子計算機のうち、共有資源を接続するものは電子計算機1と同構成となる。 【0013】共有資源2は電子計算機1と他の複数の電子計算機11,21等に共有される、例えば大容量記憶装置であってよい。 【0014】資源割当情報記憶部4は、電子計算機1に接続されている共有資源2を獲得しているプロセスの情報を保持している。また、電子計算機間通信手段5は、資源獲得/解放要求の送受信、および、一定間隔で他の電子計算機が正常動作していることを監視する。資源共有/排他制御手段3は、資源獲得要求を受けると、資源割当情報記憶部4を参照して、資源獲得の成否を判断する。資源強制解放手段6は、電子計算機間通信手段5によって、他の電子計算機の異常を検出した場合、異常が発生している電子計算機から獲得している資源の強制解放を行う。 【0015】次に、図1および図2,図3のフローチャートを参照して本実施例の動作を説明する。例えば、電子計算機11から共有資源2内の共有ファイル2−1に対する資源獲得要求は、電子計算機間通信手段15によって、その共有資源2が接続されている電子計算機1に送信する。この要求を、電子計算機1は電子計算機間通信手段5により受信し(図2のA−1)、資源共有/排他制御手段3に資源獲得要求を通知する。資源共有/排他制御手段3では、資源割当情報記憶部4から、共有ファイル2−1の割当情報を検索し(A−2)、共有ファイル2−1の獲得の可否を判断する(A−3)。共有ファイル2−1が占有されている場合は獲得不可、占有されていない場合は、資源割当情報記憶部4を更新し(A−4)、電子計算機11に結果を送信する(A−5)。 【0016】同様に、電子計算機1から、共有資源12内の共有ファイル12−1の獲得要求を行って成功した場合、共有ファイル12−1が電子計算機1によって獲得されているという情報は、電子計算機11上の資源割当情報記憶部14上に置く。このように、資源割当情報を1箇所で管理するのではなく、各電子計算機上に分散して管理する。 【0017】また、電子計算機1は、共有ファイル2−1を使用している電子計算機11の動作状況を監視している(図3のB−1)。このとき、電子計算機11に障害が発生すると、電子計算機1の電子計算機間通信手段5が電子計算機11の異常を検出し(B−2)、電子計算機1は、共有資源2の共有ファイル2−1を強制解放する(B−3)。電子計算機1の異常により、資源割当情報14を電子計算機1から参照できないため、共有資源12に対する排他制御は不可能になるが、共有資源2の排他制御に関しては、資源割当情報を資源割当情報記憶部4で管理しているので継続できる。 【0018】次に、図4に示す本発明の他の実施例について図面を参照して説明する。図4を参照すると、本実施例は、資源獲得プロセス監視手段7が、図1に示された排他制御装置a1の構成に加えられている点で異なる。資源獲得プロセス監視手段7は、電子計算機1上で共有資源を獲得しているプロセスを監視し、異常発生時に通知を行う。 【0019】本実施例の動作を図4および図5に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。図4において、共有資源獲得プロセス40は、電子計算機間通信手段5に対して共有ファイル12−1の獲得要求を行い、獲得成功通知を受け取る。この資源獲得後、資源獲得プロセス監視手段7は、資源獲得プロセス40を一定間隔で監視する(図3のC−1)。資源獲得プロセス監視手段7が資源獲得プロセス40の異常終了を検出した(C−2)場合は、資源強制解放手段6と電子計算機間通信手段5を介して電子計算機11に対して共有資源12−1の強制解放を要求する(C−3)。共有資源12−1の強制解放要求を受けた電子計算機11は、資源割当情報記憶部を更新し、資源を解放する(C−4)。このように、資源獲得プロセス監視手段7を置くことによって、電子計算機の異常だけでなく、電子計算機上を動作しているプロセスの異常終了も検出し、異常終了したプロセスが獲得していた資源も解放することができる。 【0020】次に、以上に説明した処理を排他制御装置に行わせるプログラムを磁気ディスク,半導体メモリ等の記録媒体に記録し、図5に示すように排他制御装置c1等に読み取らせて実行することもできる。 【0021】このプログラムは、少なくとも、特定の電子計算機に接続され、当該特定の電子計算機と接続される複数の電子計算機間で共有する資源を獲得しているプロセスの情報(資源割当情報)を保持する処理と、前記複数の電子計算機との間の資源獲得・解放要求の送受信および動作監視を行う処理と、資源獲得要求を受信すると前記資源割当情報を検索して獲得可否の判断および資源割当情報の更新を行う処理と、前記動作監視により異常を検出すると当該電子計算機が獲得している資源の強制解放を行う処理とを含む。 【0022】また、このプログラムには、共有資源を獲得したプロセスを一定時間ごとに監視し、異常終了を検出すると当該共有資源を接続する電子計算機に対して共有資源の強制解放を要求する処理を含ませてもよい。 【0023】 【発明の効果】本発明によれば、共有資源の排他制御を行っている電子計算機および電子計算機間の通信回線に障害が発生した場合でも、使用可能な他の電子計算機に接続されている共有資源の排他制御には、影響しないという効果がある。 【0024】その理由は、資源割当の情報を一箇所で管理するのではなく、分散管理したためである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月14日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岩佐 義幸
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| 【公開番号】 |
特開平11−327937 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−131590 |
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