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【発明の名称】 プリンタドライバにおける印刷条件設定方法、及び、この方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記録された記録媒体
【発明者】 【氏名】菅原 義雅

【要約】 【課題】設定項目毎にユーザに問い合わせることにより、機能の名称の意味を知らないユーザでもプリンタの持つ機能を有効に活用することができ、使用不可能な機能についてまでそれをONにすべきかOFFにすべきかをユーザが悩む必要のないようにすることを課題とする。

【解決手段】ステップS03及びステップS06において記憶された用紙サイズと印刷方向に基づいて、両面印刷可能かどうかをステップS07において判断し、両面印刷不能のときは、両面印刷するかどうか、及び、雑誌綴じをするかどうかの問い合わせをスキップする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プリンタドライバにおける印刷条件設定方法であって、この印刷条件設定方法は、そのプリンタが実行することができる複数の条件を単独の項目毎に順番に表示画面に表示させるステップと、表示された項目の内容をユーザに選択させるステップと、それ以前に選択された項目の内容が単独又は組み合わせによりそのプリンタにおいて実行することができないところのこれ以降の項目についてはこの項目の表示をスキップさせるステップと、表示され選択された項目の内容に従ってプリンタに印刷動作をさせるステップと、からなることを特徴とするプリンタドライバにおける印刷条件設定方法。
【請求項2】 請求項1に記載されたプリンタドライバにおける印刷条件設定方法において、上記表示され選択された項目の内容は保存することが可能とされていることを特徴とするプリンタドライバにおける印刷条件設定方法。
【請求項3】 プログラムが記録された記録媒体であって、この記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータにロードされたとき、このコンピュータに、プリンタが実行することができる複数の条件を単独の項目毎に順番に表示画面に表示させるステップと、表示された項目の内容をユーザに選択させるステップと、それ以前に選択された項目の内容が単独又は組み合わせによりそのプリンタにおいて実行することができないところのこれ以降の項目についてはこの項目の表示をスキップさせるステップと、表示され選択された項目の内容に従ってプリンタに印刷動作をさせるステップと、を行わせるプログラムであることを特徴とするプログラムが記録された記録媒体。
【請求項4】 請求項3に記載されたプログラムが記録された記録媒体において、上記表示され選択された項目の内容は保存することが可能とされていることを特徴とするプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタの分野の技術に関し、更にはプリンタドライバの設定方式にかかるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタドライバの設定画面ではそこに示される機能から印刷結果が想像しにくく、特に付加的機能はその傾向が強いためきわめて使いにくいものであった。また、両面印刷可能な用紙サイズに関する設定等、プリンタドライバは、そのプリンタ等での使用が可能、不可能に関わらずこれらの設定項目を表示するため、ユーザはその機能をONにすべきかOFFにすべきかで悩まされることになる。このように機能の設定の可否がわかりにくいため、プリンタの知識のない人にとっては設定画面からプリンタに必要な設定を一度で行うことはきわめて困難な事項であった。しかも、この設定はプリンタを使用する毎にしなければならないので、多種類のプリンタ等を使用している職場環境にあっては、選択されたプリンタ毎に設定が異なるのでユーザにとって大変煩わしいことであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上に記載したような問題を解消するため、設定項目毎にユーザに問い合わせることにより、機能の名称の意味を知らないユーザでもプリンタの持つ機能を有効に活用することができ、使用不可能な機能についてまでそれをONにすべきかOFFにすべきかをユーザが悩む必要のないようにすることを発明が解決しようとする課題とするものである。
【0004】更に、本発明は、一回設定した内容を保存可能とし次回からは保存した内容を読み出すことにより簡便な設定ができるようにすることを発明が解決しようとする課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の手段により解決される。
【0006】「請求項1の発明の解決手段」プリンタドライバにおける印刷条件設定方法であって、この印刷条件設定方法は、そのプリンタが実行することができる複数の条件を単独の項目毎に順番に表示画面に表示させるステップと、表示された項目の内容をユーザに選択させるステップと、それ以前に選択された項目の内容が単独又は組み合わせによりそのプリンタにおいて実行することができないところのこれ以降の項目についてはこの項目の表示をスキップさせるステップと、表示され選択された項目の内容に従ってプリンタに印刷動作をさせるステップと、からなることを特徴とするプリンタドライバにおける印刷条件設定方法。
【0007】「請求項2の発明の解決手段」請求項1の発明のプリンタドライバにおける印刷条件設定方法において、上記表示され選択された項目の内容は保存することが可能とされていることを特徴とするプリンタドライバにおける印刷条件設定方法。
【0008】「請求項3の発明の解決手段」プログラムが記録された記録媒体であって、この記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータにロードされたとき、このコンピュータに、プリンタが実行することができる複数の条件を単独の項目毎に順番に表示画面に表示させるステップと、表示された項目の内容をユーザに選択させるステップと、それ以前に選択された項目の内容が単独又は組み合わせによりそのプリンタにおいて実行することができないところのこれ以降の項目についてはこの項目の表示をスキップさせるステップと、表示され選択された項目の内容に従ってプリンタに印刷動作をさせるステップと、を行わせるプログラムであることを特徴とするプログラムが記録された記録媒体。
【0009】「請求項4の発明の解決手段」請求項3の発明のプログラムが記録された記録媒体において、上記表示され選択された項目の内容は保存することが可能とされていることを特徴とするプログラムが記録された記録媒体。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、プリンタドライバによって実行される動作を示すフローチャートである。
【0011】図3乃至図9は、それぞれ設定画面の表示状態を示す図である。
【0012】アプリケーションプログラム等からプリント指令が出されると、本発明の動作が開始される(ステップS00)。
【0013】ステップS01において図3画面1の用紙サイズ設定画面がパーソナルコンピュータの画面に表示される。この用紙サイズ設定画面は印刷用紙のサイズを設定するための画面であって「印刷用紙を設定して下さい」との表示の下に用紙サイズ「A4」、「B5」、「Letter」とそのチェックボックスが表示される。この用紙サイズ設定画面において、チェックボックスにマウスカーソルを置きクリックするとそこにチェックマークが付され、その用紙サイズが選ばれる。
【0014】ここで用紙サイズの選択は単に画面上に表示されているだけであり、ステップS02の入力待ちの状態にあるので、上記チェックボックスの下の「次へ」ボタンをクリックすると、選択結果がデータとして実際に取り込まれ、ステップS03において印刷用紙サイズが所定のメモリ箇所に記憶される。なお、ステップS02において「キャンセル」ボタンをクリックするとプリント指令そのものが取り消されアプリケーションにリターンするが、この動作について、このフローチャートでは示していない(以下「キャンセル」については同様である)。
【0015】ステップS04において図4画面2の印刷方向設定画面がパーソナルコンピュータの画面に表示される。この印刷方向設定画面は印刷用紙の印刷方向を設定するための画面であって、「印刷方向を設定して下さい」との表示の下に用紙が縦方向に供給されるか横方向に供給されるかを示す「縦」、「横」とそれぞれのチェックボックスが表示される。
【0016】このときステップS05の入力待ちの状態にあるので、縦又は横のチェックボックスにチェックマークを入れ、「次へ」ボタンをクリックすると、選択結果がデータとして実際に取り込まれ、ステップS06においてこのデータが所定のメモリ箇所に記憶される。なお、「戻る」をクリックするとステップS01からの用紙サイズ設定画面に戻るが、この動作について、このフローチャートでは示していない(「戻る」がその前の設定画面に戻す動作をさせる点については以下同様である)。
【0017】続いてステップS07に進む。このステップでは、プリンタがこれまで取り込んだ用紙サイズと印刷方向の設定条件下で両面印刷が可能かどうかを判断する。
【0018】このとき両面印刷が不可能と判断されたときはステップS15に進む。また、これが可能との判断がされるときのみ、ステップS07に進む。
【0019】このステップS08において図5画面3の両面印刷設定画面がパーソナルコンピュータの画面に表示される。この両面印刷設定画面は両面印刷の指示を設定するための画面であって、「両面印刷しますか」との表示の下に両面印刷をするかしないかを示す「はい」、「いいえ」とそれぞれのチェックボックスが表示される。
【0020】このときステップS09の入力待ちの状態にあるので、「はい」又は「いいえ」のチェックボックスにチェックマークを入れ、「次へ」ボタンをクリックすると、選択結果がデータとして実際に取り込まれ、ステップS10においてこのデータが所定のメモリ箇所に記憶される。
【0021】ステップS11において、上記両面印刷設定がNO、つまり、ステップS09にて「いいえ」をチェックした状態で「次へ」ボタンをクリックしたときは、ステップS15へ飛ぶ。
【0022】これが「はい」のときは、ステップS12へ進み、図6画面4の雑誌綴じ印刷設定画面がパーソナルコンピュータの画面に表示される。この雑誌綴じ印刷設定画面は雑誌綴じ可能な印刷の指示を設定するための画面であって、「雑誌綴じですか」との表示の下に両面印刷をするかしないかを示す「はい」、「いいえ」とそれぞれのチェックボックスが表示される。なお、雑誌綴じとは図10に示すような週刊誌が綴じられているような綴じ方である。
【0023】このときステップS13の入力待ちの状態にあるので、「はい」又は「いいえ」のチェックボックスにチェックマークを入れ、「次へ」ボタンをクリックすると、選択結果がデータとして実際に取り込まれ、ステップS14においてこのデータが所定のメモリ箇所に記憶される。
【0024】次にステップS15に進み、図7画面5の保存可否設定画面がパーソナルコンピュータの画面に表示される。この保存可否設定画面はこれまで設定され記憶されている印刷設定データを次回に呼び出すことができるように保存するかどうかの指示を設定する画面であって、「保存しますか」との表示の下に保存の可否を示す「はい」、「いいえ」とそれぞれのチェックボックスが表示される。
【0025】このときステップS16の入力待ちの状態にあるので、「はい」又は「いいえ」のチェックボックスにチェックマークを入れ、「次へ」ボタンをクリックすると、選択結果がデータとして実際に取り込まれ、ステップS17において、この選択が「はい」であるか「いいえ」であるかを判定する。
【0026】これが「いいえ」つまり保存しないとするものであるときは、ステップS21に飛ぶ。また、「はい」つまり保存するとするものであるときは、次にステップS18に進み、図8画面6の設定名付与画面が表示される。この設定名付与画面は保存すべきデータに名前を付けるためのものであって、次回にここで付けられた名前によって呼び出すことができる。このときステップS19の入力待ち状態になっているので、名前を入力して、「次へ」ボタンをクリックするとステップS20においてここで付けた名前で設定内容が保存される。
【0027】保存が済むとステップS21に進み、図9画面7の印刷実行指令画面が表示され「印刷しますか」と問いかける。この画面において、「実行」ボタンをクリックしたときはステップS22の判断が成立しステップS23に進み印刷が実行される。
【0028】ステップS99にてこのフローを終了する。
【0029】以下、プリンタがA4、Letterサイズ又はB5サイズの用紙に、縦方向及び横方向の印刷が可能であり、A4サイズとLetterサイズについては両面印刷が可能(つまりB5サイズの用紙には両面印刷が不可能)である場合であって、プリンタがホストパーソナルコンピュータに接続されており、プリンタドライバ及びプリンタ設定ユーティリティはパーソナルコンピュータ上に存在する場合の環境を前提に表示画面に基づいて説明する。
【0030】画面1において印刷用紙サイズとしてA4を、画面2において縦を、画面3において両面印刷を、画面4において雑誌綴じを選択したとき、図3から図9までに示すような順番で画面表示がされる。
【0031】一方、画面1において用紙サイズとしてB5を選択したとき、このプリンタはB5について縦方向も横方向も印字できるので、画面2が表示され、印刷方向を選択するように促す。ところが、先の前提から、このプリンタはB5サイズについては両面印刷をすることができないので、次の画面3の両面印刷設定画面、及び、この両面印刷ができることを前提とする画面4の雑誌綴じ設定画面は表示されない。
【0032】したがって、このときは、画面3、画面4をスキップして、画面2から画面5が表示される。
【0033】このように、そもそも設定することのできない事項については表示がされないので、ユーザはこれをONにすべきかOFFにすべきかについて悩まなくて済む。
【0034】そして、画面5及び画面6ではそれを保存するかどうかを尋ね、これを保存して別の機会に使用することができるので、一旦設定した印刷条件を再度設定する必要がなく、また、再設定に伴う誤設定をすることもない。
【0035】
【発明の効果】本発明は、設定項目毎にユーザに問い合わせることにより、機能の名称を知らないユーザでもプリンタの持つ機能を有効に活用することができるという効果を奏する。
【0036】更に、本発明は、使用可能な機能についてだけこれを表示するため、ユーザは使用不可能な機能の選択をONにすべきかOFFにすべきかを悩まなくて済むという効果を奏する。
【0037】更に、本発明は、項目毎に順次入力しなければならないので、一回の設定に時間がかかるものの、設定された内容を保存することが可能であるので、次回からは保存された設定内容を読み出すことにより簡便に設定することができるという効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000006079
【氏名又は名称】ミノルタ株式会社
【出願日】 平成10年(1998)5月15日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】天野 正景 (外1名)
【公開番号】 特開平11−327830
【公開日】 平成11年(1999)11月30日
【出願番号】 特願平10−150813