| 【発明の名称】 |
印刷システム |
| 【発明者】 |
【氏名】渡辺 隆保
【氏名】筒見 勝紀
【氏名】新堂 幸博
【氏名】波多野 英二
【氏名】天利 忠義
【氏名】田村 恒治
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| 【要約】 |
【課題】クライアントでの印刷実行結果としてのスプールファイルの内容をサーバ側で管理する。
【解決手段】スプールファイル7a〜7cと、そのスプールファイル7a〜7cから派生したプリントキューとを関連づけるスプールキュー管理テーブル13を設け、スプールファイル7a〜7cに関する情報が変更されると、スプールキュー管理テーブル13を参照することにより、そのスプールファイル7a〜7cと関連するプリントキューを見つけ出し、プリントキューに関する情報の変更も行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アプリケーションからの印刷実行によりスプールファイルを生成するスプールファイル生成手段と、前記スプールファイルから派生するプリントキューを生成するプリントキュー生成手段と、前記スプールファイルと前記プリントキューとを関連づけた関連情報を生成する関連情報生成手段と、前記スプールファイルの情報を操作するスプールファイル操作手段と、前記関連情報を参照することにより、前記情報の操作が行われたスプールファイルと関連するプリントキューを検出するプリントキュー検出手段と、前記スプールファイルの情報の操作結果に基づいて、前記検出されたプリントキューの情報を制御するプリントキュー制御手段とを備えることを特徴とする印刷システム。 【請求項2】 クライアントから転送されたスプールファイルを受信するスプールファイル受信手段と、前記スプールファイルから印刷制御に必要な情報を取得する印刷制御情報取得手段と、前記スプールファイルから取得した印刷制御に必要な情報を操作する印刷制御情報操作手段と、前記操作された情報に基づいて、前記スプールファイルに対する印刷実行を行う印刷実行手段とを備えることを特徴とする印刷システム。 【請求項3】 アプリケーションからの印刷実行により生成されたスプールファイルの情報を格納する機能と、前記スプールファイルから派生して生成されたプリントキューの情報を格納する機能と、前記スプールファイルと前記プリントキューとを関連づけた関連情報を格納する機能と、前記スプールファイルの情報を操作する機能と、前記関連情報を参照することにより、前記情報の操作が行われたスプールファイルと関連するプリントキューを検出する機能と、前記スプールファイルの情報の操作結果に基づいて、前記検出されたプリントキューの情報を制御する機能とをコンピュータに実行させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は印刷システムに関し、特に、クライアントサーバ印刷システムに適用して好適なものである。 【0002】 【従来の技術】従来のクライアントサーバ印刷システムでは、クライアント側で生成されたスプールファイルをサーバに転送し、サーバが管理するプリンタで実際の印刷の実行を行うようにしている。 【0003】図5は、従来のクライアントサーバ印刷システムの構成を示すブロック図である。図5において、サーバ62には、複数のクライアント61a〜61c及び複数のプリンタ63a〜63cが接続されている。クライアント61a〜61cがアプリケーション71からの印刷実行を受けると、各クライアント61a〜61c内にスプールファイル72が生成される。これらのクライアント61a〜61cで生成されたスプールファイル72はサーバ62に転送され、サーバ62が各クライアント61a〜61cからスプールファイル72を受け取ると、各クライアント61a〜61cからの転送73a〜73dに対応したスプールファイル74a〜74cをサーバ62側に生成する。サーバ62のスプール制御部75は、スプールファイル74a〜74cの制御を行い、各スプールファイル74a〜74cについての印刷76a〜76dをプリンタ63a〜63cに対して実行させる。この印刷76a〜76dの実行により、プリンタ63a〜63cはプリンタ印刷77を行い、各スプールファイル74a〜74cに対応した書類78a〜78cを印刷する。 【0004】このように、従来のクライアントサーバ印刷システムでは、複数のクライアント61a〜61cによる印刷実行の結果として生成されるスプールファイル72をサーバ62に送り、複数のプリンタ63a〜63cへの印刷の制御をサーバ62側で行うことにより、プリントサーバとしての集中管理を行うようになっていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のクライアントサーバ印刷システムでは、サーバ62に送られてきたスプールファイル72から得られる印刷に関する情報(対象プリンタ、印刷開始〜終了頁、印刷部数等)を基に、各スプールファイル74a〜74cの内容を印刷を司るシステムの印刷制御(例えば、windowsのGDI(グラフィカルデバイスインターフェース関数))に引き渡すことで実際の印刷76a〜76dを実現していた。このため、各クライアント61a〜61cにおける1回の印刷実行結果であるスプールファイル72の内容自体をサーバ62で集中管理できなかった。この結果、対象プリンタ、印刷開始〜終了頁、印刷部数などの情報をサーバ62側で変更することができず、これらの情報を変更して印刷するには、クライアント61a〜61cで生成されるスプールファイル72をサーバ62に送り直す必要があるという問題があった。 【0006】また、1つのスプールファイル72から複数のプリンタ63a〜63cへ印刷する場合(分散印刷等)、1つのスプールファイル72に対して各プリンタ63a〜63cごとにプリントキューが生成されるが、1つのスプールファイル72とこれらのプリントキューを関連付けた操作を行うことができなかった。このため、1つのスプールファイル72についてのプリントキューの取り消しを行う場合、プリントキューの取り消しを各プリンタごとに行う必要があり、1つのスプールファイル72についてプリントキューの取り消しを何度も行わなければならないという問題もあった。 【0007】そこで、本発明の第1の目的は、スプールファイルとプリントキューとを関連づけて処理することが可能な印刷システムを提供することである。また、本発明の第2の目的は、クライアントでの印刷実行結果としてのスプールファイルの内容をサーバ側で管理することが可能な印刷システムを提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、本発明によれば、アプリケーションからの印刷実行により生成されるスプールファイルと、前記スプールファイルから派生するプリントキューとを関連づけた関連情報を生成するようにしている。 【0009】このことにより、スプールファイルの情報の操作が行われた場合に、そのスプールファイルから派生するプリントキューを容易に検出することが可能となり、スプールファイルの情報の操作を行うだけで、そのスプールファイルから派生するプリントキューの情報についての操作も自動的に行うことが可能となることから、1つのスプールファイルから複数のプリントキューが派生して生成された場合においても、各プリントキューごとに同じ操作を何度も繰り返すことを不要とすることができる。 【0010】また、本発明の一態様によれば、クライアントから転送されたスプールファイルを受信するスプールファイル受信手段と、前記スプールファイルから印刷制御に必要な情報を取得する印刷制御情報取得手段と、前記スプールファイルから取得した印刷制御に必要な情報を操作する印刷制御情報操作手段と、前記操作された情報に基づいて、前記スプールファイルに対する印刷実行を行う印刷実行手段とを備えている。 【0011】このことにより、クライアント側で生成される印刷制御に必要な情報をサーバ側で操作することが可能となり、クライアント側で生成されたスプールファイルについて、対象プリンタ、印刷開始〜終了頁、印刷部数などの情報をサーバ側で変更することが可能となることから、これらの情報を変更する場合においても、クライアント側からスプールファイルを送り直す必要がなくなり、印刷処理を効率的に行うことが可能となる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係わる印刷システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例に係わる印刷システムの構成を示すブロック図である。図1において、アプリケーション4の印刷実行により、スプールファイル5がクライアント1としてのローカルマシンに生成される。この生成されたスプールファイル5がリモートのサーバ2に転送されると、クライアント1で生成されたスプールファイル5の転送6a〜6dに対応して、スプールファイル7a〜7cがサーバ2側に生成される。 【0013】スプールファイル7a〜7cがサーバ2側に生成されると、スプール制御部8は、各スプールファイル7a〜7cから印刷に必要な情報を取得する。そして、スプール制御部8は、実際のプリンタ3ごとの印刷9a〜9dを制御する印刷制御部10にキュー単位の処理を依頼し、印刷制御部10がプリンタ3への印刷9a〜9dをキュー単位に実行することで、印刷結果11a〜11cを得ることが可能となる。 【0014】ここで、通常の動作では、印刷後削除となっているスプールファイル7a〜7cは、印刷結果11a〜11cを得ることで印刷10a〜10dが完了すると、サーバ2から削除される。また、印刷後保存や印刷未完了の場合には、スプールファイル7a〜7cがサーバ2に存在することになる。 【0015】図1の実施例では、サーバ2に存在するスプールファイル7a〜7cや、そのスプールファイル7a〜7cから派生したプリントキューを管理するために、スプールファイル管理テーブル12、スプールキュー管理テーブル13及びプリントキュー管理テーブル14が設けられている。また、サーバ2に存在するスプールファイル7a〜7cや、そのスプールファイル7a〜7cから派生したプリントキューを操作するため、論理キュー制御部15及び物理キュー制御部16が設けられている。 【0016】スプールファイル管理テーブル12には、スプールファイル7a〜7cに関する情報が格納され、例えば、出力先のプリンタ3への印刷頁範囲などの印刷に関する情報が格納される。このスプールファイル管理テーブル12は、スプールファイル5がサーバ2に転送された時に生成され、論理キュー制御部15により、スプールファイル7a〜7cに対する直接の操作とは独立させて、スプールファイル管理テーブル12の内容を操作することができる。 【0017】スプール制御部8は、スプールファイル管理テーブル12を参照することにより、各スプールファイル7a〜7cについての印刷に関する情報(出力先への印刷頁範囲等)を管理することができる。 【0018】プリントキュー管理テーブル14には、印刷9a〜9dを依頼されているスプールファイル7a〜7cから発生したプリントキューの状態を示す情報が格納され、例えば、キュー順や印刷が終了した頁などの現在の状態を示す情報が格納される。このプリントキュー管理テーブル14は、印刷を依頼された時にプリントキューの状態を示す情報を追加し、物理キュー制御部16により、スプールファイル7a〜7cに対する操作とは独立して、プリントキューへの直接の操作を行うことができる。また、プリントキュー管理テーブル14の内容を表示することにより、スプールファイル7a〜7cの状態に依存することなく、印刷待ちのプリントキューのみの情報を表示することができる。 【0019】印刷制御部10は、プリントキュー管理テーブル14を参照することにより、印刷を依頼された1つ1つのプリントキューに対して、キュー順や印刷が終了した頁等の現在の状態を管理することができる。 【0020】スプールキュー管理テーブル13には、スプールファイル管理テーブル12の情報から現時点で想定できる印刷されるべきプリンタ3に対するプリントキューの情報が格納される。このスプールキュー管理テーブル13を参照することにより、スプールファイル管理テーブル12下のスプールファイル7a〜7cとプリントキュー管理テーブル14下のプリントキューを関連付けることが可能となる。このため、印刷依頼の有無に関係なく、スプールファイル7a〜7c単位にプリントキューへの操作が可能となり、1つのスプールファイル7a〜7cから複数のプリンタ3へ派生した複数のプリントキューの管理も可能となる。また、スプールファイル7a〜7cとプリントキューとを独立に管理することも可能である。 【0021】論理キュー制御部15は、ユーザとのマンマシンインターフェースを持ち、スプールファイル管理テーブル12及びスプールキュー管理テーブル13を操作する。サーバ2に存在するスプールファイル7a〜7cの情報は、スプールファイル管理テーブル12に格納されているので、論理キュー制御部15よりスプールファイル管理テーブル12の情報の表示や操作を行うことにより、スプールファイル7a〜7cに関する情報の表示や操作を行うができる。 【0022】また、論理キュー制御部15でユーザの操作により発生したスプールファイル7a〜7cの情報変更を、スプールファイル管理テーブル12に反映させ、スプール制御部8に通知することで、これらの同期の取れた操作が可能となる。また、スプールファイル7a〜7cの情報変更が、スプールキュー管理テーブル13及びプリントキュー管理テーブル14の内容にも影響を及ぼす場合には、スプールファイル7a〜7cの情報変更を、スプールキュー管理テーブル13及びプリントキュー管理テーブル14に反映させるようにすることもできる。 【0023】物理キュー制御部16は、ユーザとのマンマシンインターフェースを持ち、スプールキュー管理テーブル13及びプリントキュー管理テーブル14を操作する。印刷を依頼されているスプールファイル7a〜7cから発生したプリントキューの現在の状態を示す情報は、プリントキュー管理テーブル14に収められているので、物理キュー制御部16よりプリントキュー管理テーブル14の情報の表示や操作を行うことにより、プリントキューに関する現在の情報の表示や操作を行うができる。 【0024】また、物理キュー制御部16でユーザの操作により発生したプリントキューの状態変更を、プリントキュー管理テーブル14に反映させ、印刷制御部10またはスプール制御部8に通知することで、これらの同期の取れた操作が可能となる。また、スプールファイル7a〜7cの情報変更が、スプールファイル管理テーブル12及びスプールキュー管理テーブル13の内容にも影響を及ぼす場合には、スプールファイル7a〜7cの情報変更を、スプールファイル管理テーブル12及びスプールキュー管理テーブル13に反映させるようにすることもできる。 【0025】このように、スプールファイル7a〜7cとプリントキューをそれぞれ関連付け、スプールファイル7a〜7cに対する操作がプリントキューに、プリントキューに対する操作がスプールファイル7a〜7cに双方向で反映できるようにすることにより、1つのスプールファイル7a〜7cの複数プリンタ3への同時印刷などにおいて、1つのスプールファイル7a〜7cを操作するだけで、各プリンタ3ごとに生成されるプリントキューを操作することが可能となる。 【0026】図2(a)は、本発明の一実施例に係わるスプールファイル管理テーブル12の構成を示す図である。このスプールファイル管理テーブル12は、1つのスプールファイル7a〜7cに対し、1つのエントリで構成される情報であり、スプールファイル7a〜7cの個数分のエントリを持つ。図2(a)において、ジョブ識別子は、スプールファイル7a〜7cの実体と1つのエントリ情報を結び付ける識別子である。総頁数は、1回の印刷実行結果としてのスプールファイル5の頁数である。印刷頁順は、ソート/スタック等の印刷頁の順番である。動作モードは、通常/配布/分散等の印刷の仕方を示す情報である。出力モードは、即印刷/時間指定/日時指定/印刷しない等の印刷開始のタイミングを示す情報である。保存モードは、印刷後削除、日時指定削除等の印刷完了後のスプールファイル7a〜7cの自動削除のタイミングを示す情報である。スプールファイル状態は、印刷投入しているプリントキューの有無等のスプールファイル7a〜7cの現在の状態を示す情報である。キュー数は、1つのスプールファイル7a〜7cから派生すべきキューの個数である。 【0027】図2(b)は、本発明の一実施例に係わるスプールキュー管理テーブル13の構成を示す図である。このスプールキュー管理テーブル13は、スプールファイル7a〜7cから派生した1つのキューに対し、1つのエントリで構成される情報であり、キューの個数分のエントリを持つ。例えば、通常印刷ならば、1スプールファイル=1キュー、分散印刷ならば、1スプールファイル=複数キューとなる。 【0028】図2(b)において、ジョブ識別子は、スプールキュー管理テーブル13とスプールファイル管理テーブル12とを結び付ける識別子であり、印刷の有無に関係なくスプールファイル7a〜7cが存在している間は、このジョブ識別子も存在する。キュー識別子は、スプールキュー管理テーブル13とプリントキュー管理テーブル14とを結び付ける識別子であり、印刷がなければここは空である。プリンタ名は、1つのキューが投入されるべきプリンタの名称である。キュー状態は、未印刷/未投入/投入中/印刷完了時のキューの状態を示す情報である。 【0029】図2(c)は、本発明の一実施例に係わるプリントキュー管理テーブル14の構成を示す図である。このプリントキュー管理テーブル14は、スプールファイルから派生した印刷依頼の有る1つのキューに対し、1つのエントリで構成される情報であり、印刷待ちのキューの個数分のエントリを持つ。図2(c)において、キュー識別子は、プリントキュー管理テーブル14とスプールキュー管理テーブル13とを結び付ける識別子である。印刷開始頁は、1つのキューの印刷を開始する元のスプールファイル7a〜7cに対する頁番号である。印刷終了頁は、1つのキューの印刷を終了する元のスプールファイル7a〜7cに対する頁番号である。印刷頁順は、ソート/スタック等の印刷頁の順番を示す情報である。プリントキュー状態は、印刷中または印刷待ちのプリントキューの状態(エラー等)を示す情報である。印刷完了頁は、印刷中のプリントキューの詳細情報として制御可能ならば、プリンタ3より現時点で排紙されている頁番号を示す情報である。 【0030】なお、スプールファイル管理テーブル12及びスプールキュー管理テーブル13の情報は、スプールファイルがなくなると削除され、プリントキュー管理テーブル14の情報は、印刷待ちが解除されると削除され、エントリがなくなる。 【0031】図3は、本発明の一実施例に係わる印刷システムの動作を示すブロック図である。図3において、図2の論理キュー制御部15及び物理キュー制御部16のモジュールが起動されると、スプールファイル管理テーブル12、スプールキュー管理テーブル13及びプリントキュー管理テーブル14から情報を取得する。また、スプールファイル管理テーブル12に格納されているジョブ識別子を参照し、このジョブ識別子で結び付けられているスプールファイル7a〜7cから情報を取得する。論理キュー制御部15及び物理キュー制御部16は、これらの情報を取得すると、各画面に対して管理情報表示21を行う。なお、スプールファイル7a〜7cの全て情報がスプールキュー管理テーブル13に登録されている場合は、スプールファイル7a〜7cからの情報の取得を行わない。 【0032】次に、Windowsのイベント・ハンドラ22へ制御を任せ、何らかのイベントが発生するまで待機する。例えば、印刷が完了したことにより、スプールファイル管理テーブル12の変更27、スプールキュー管理テーブル13の変更28及びプリントキュー管理テーブル14の変更29が行われると、これらの変更27、28、29がスプール制御部8に通知され、スプール制御部8は画面情報表示21の更新を行う。 【0033】また、ユーザからの操作23が発生した場合も、イベント・ハンドラ22から抜け、スプールファイル情報の変更24、キュー情報の変更25及びプリントキュー情報の変更26が行われる。 【0034】スプールファイル情報の変更24では、ディスク上の操作可能なスプールファイルの情報を変更する操作や、スプールファイル7a〜7c自体を削除する操作が行われると、スプールファイル管理テーブル12のエントリの変更27及びスプールキュー管理テーブル13のエントリの変更28を行う。印刷待ちのプリントキューにも影響する操作ならば、プリントキュー管理テーブル14のエントリの変更29も行う。 【0035】例えば、スプールファイル7a〜7cを削除する操作が行われた場合、そのスプールファイル7a〜7cと結び付けられているジョブ識別子を有するエントリ情報をスプールファイル管理テーブル12から削除する。また、削除されたスプールファイル7a〜7cと結び付けられているジョブ識別子をスプールキュー管理テーブル13の中から検索し、そのジョブ識別子を有するエントリ情報をスプールキュー管理テーブル13から削除する。さらに、スプールキュー管理テーブル13から削除されたエントリ情報の中に含まれるキュー識別子を、プリントキュー管理テーブル14の中から検索し、そのキュー識別子を有するエントリ情報をプリントキュー管理テーブル14から削除する。 【0036】このように、ジョブ識別子及びキュー識別子を参照しながら、スプールファイル管理テーブル12、スプールキュー管理テーブル13及びプリントキュー管理テーブル14を辿っていくことにより、スプールファイル7a〜7cを削除する操作をユーザが行うだけで、スプールファイル7a〜7cから派生して生成されたプリントキューを削除することが可能となる。 【0037】キュー情報の変更25では、キューの状態を変更させる投入中の印刷取消操作、未投入の印刷依頼等の操作が行われると、スプールキュー管理テーブル13のエントリの変更28を行う。印刷待ちのプリントキューにも影響する操作ならば、プリントキュー管理テーブル14のエントリの変更29も行う。 【0038】プリントキュー情報の変更26では、印刷待ちのキューの出力先のプリンタや印刷開始〜終了頁等を変更する操作が行われると、プリントキュー管理テーブル14のエントリの変更29を行う。 【0039】スプールファイル管理テーブル12の変更27、スプールキュー管理テーブル13の変更28、またはプリントキュー管理テーブル14の変更29が行われると、これらの情報の変更27、28、29がスプール制御部8に通知される。スプール制御部8は情報の変更27、28、29の通知を受けると、各管理情報の整合性を保った上で、管理情報が変更となったことを、さらに上位へ通知する。この結果、ユーザインターフェースとなるモジュールを複数起動していても、各プロセスがこの通知を受けることにより、他のプロセスが変更した管理情報の内容を再取得することが可能となる。 【0040】このように、サーバ2に送られてきたスプールファイル5より得られる情報から派生させたキューの情報を論理キュー、論理キューからシステムの印刷制御10に投入したプリントキューの情報を物理キューとして管理形態をまとめたことにより、場面に応じて論理キューと物理キューを関連付けたり、独立させたりした扱いを可能として、通常のプリントキューの管理だけではなく、スプールファイル5からの1つの印刷結果であるドキュメントとしての管理も行うことが可能となる。 【0041】また、論理キューと物理キューとを関連付ける情報をスプールキュー管理テーブル13としてまとめ、複数のクライアント1から操作されても整合性を保てるようにしたことで、論理キューに対する操作結果を物理キューにも反映させたり、物理キューに対する操作結果を論理キューにも反映させたりすることができ、異なる場面のユーザ操作においても、モジュールごとに他のプロセスからの処理を意識することや同期合わせの制御を自分自身で行うことを不要とすることができる。 【0042】さらに、論理キュー、物理キュー及びそれらの関連付けの情報を異なる階層下で管理することにより、1つのスプールファイルから複数に派生したプリントキューについても、通常の1スプールファイル1キューの場合と同様に管理することができ、元のスプールファイルへの1回の操作で派生した総てのキューへの操作を行うことが可能となる。 【0043】なお、上述した実施例では、スプールファイル7a〜7cの情報とシステムのプリントキューの情報を元に、3つの階層の管理テーブル12、13、14を制御するようにしたが、プリンタ3ごとの状態管理テーブルを別階層に加えて制御対象に加えてもよい。また、他のプリントサーバに対する印刷データの転送を管理できる制御機構を、プリントキュー管理機構と同階層に加えることにより、複数のドメインにまたがったネットワーク下での管理を行うようにしてもよい。 【0044】図4は、本発明の一実施例に係わる印刷装置のシステム構成を示すブロック図である。図4において、41は全体的な処理を行う中央演算処理ユニット(CPU)、42はリードオンリメモリ(ROM)、43はランダムアクセスメモリ(RAM)、44は通信インターフェイス、45は通信ネットワーク、46はバス、47は入出力インターフェイス、48は印刷イメージなどを表示するディスプレイ、49は印刷結果を出力するプリンタ、50はキーボード、51はマウス、52は記憶媒体を駆動するドライバ、53はハードディスク、54はICメモリカード、55は磁気テープ、56はフロッピーディスク、57はCD−ROMやDVD−ROMなどの光ディスクである。 【0045】印刷処理を行うプログラム、スプール管理制御プログラム及び印刷データなどは、ハードディスク53、ICメモリカード54、磁気テープ55、フロッピーディスク56、光ディスク57などの記憶媒体に格納される。そして、印刷処理を行うプログラムをこれらの記憶媒体からRAM43に読み出すことにより、印刷処理を行うことができる。また、スプール管理制御プログラムをこれらの記憶媒体からRAM43に読み出すことにより、スプール管理を行うことができる。、なお、印刷処理を行うプログラム及びスプール管理制御プログラムをROM42に格納しておくこともできる。 【0046】さらに、印刷処理を行うプログラム、スプール管理制御プログラム及び印刷データなどを通信インターフェイス44を介して通信ネットワーク45から取り出すこともできる。通信インターフェイス44に接続される通信ネットワーク45として、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、アナログ電話網、デジタル電話網(ISDN:Integral Service DigitalNetwork)、PHS(パーソナルハンディシステム)や衛星通信などの無線通信網を用いることができる。 【0047】CPU41は、印刷処理を行うプログラムが起動されると、キーボード50やマウス51などにより入力された描画データをハードディスク53、ICメモリカード54、磁気テープ55、フロッピーディスク56、光ディスク57などの記憶媒体に格納する。そして、これらの記憶媒体に格納された描画データをプリンタ49に送って印刷させたり、通信ネットワーク45を介して他のサーバやプリンタに送ったりする。 【0048】また、CPU41は、スプール管理制御プログラムが起動されると、スプールファイル及びプリントキューを関連づけて管理し、スプールファイルとプリントキューとの間の関連情報に従って、スプールファイルやプリントキューを操作したり、スプールファイルの内容やプリントキューの内容などをディスプレイ48に表示させたりする。 【0049】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、アプリケーションからの印刷実行により生成されるスプールファイルと、前記スプールファイルから派生するプリントキューとを関連づけた関連情報を生成することにより、スプールファイルの情報の操作が行われた場合に、そのスプールファイルから派生するプリントキューを容易に検出することが可能となり、スプールファイルの情報の操作を行うだけで、そのスプールファイルから派生するプリントキューの情報についての操作も自動的に行うことが可能となることから、1つのスプールファイルから複数のプリントキューが派生して生成された場合においても、各プリントキューごとに同じ操作を何度も繰り返すことを不要とすることができる。 【0050】また、本発明の一態様によれば、クライアント側で生成される印刷制御に必要な情報をサーバ側で操作することにより、クライアント側で生成されたスプールファイルについて、対象プリンタ、印刷開始〜終了頁、印刷部数などの情報をサーバ側で変更することが可能となり、これらの情報を変更する場合においても、クライアント側からスプールファイルを送り直す必要がなくなり、印刷処理を効率的に行うことが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】大菅 義之
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| 【公開番号】 |
特開平11−327820 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−134975 |
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