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【発明の名称】 情報処理システムにおけるプリンタ状態の提示
【発明者】 【氏名】モニカ・マリア・ウイルヘルミナ・マテア・ローゼン

【氏名】テオドーア・ヨハネス・マリー・ウイルバース

【氏名】ヤニー・ドレツテ・フアン・ハーウアーデン

【氏名】ヨハネス・フランシスクス・マリア・エリザベス・ヘーレン

【氏名】ルネ・フランソワーズ・アルベール・コラート

【要約】 【課題】デジタルネットワークによって相互接続されたワークステーションと少なくとも1つのプリンタとを含む情報処理システムにおいて、プリンタの現在の状態をアイコンの形でワークステーション表示画面上に表示すること。

【解決手段】プリンタは、ワークステーションから転送された印刷ジョブが直接実行される自律モードか、または複写プロセスを含む複製プロセスをプリンタのオペレータ操作盤から始動しなければならないコマンド制御モードで、印刷プロセスを実行することができるタイプのものである。プリンタが自律モードで「使用」されているとき、プリンタがコマンド制御モードで「使用」されているときに表示されるアイコンとは異なるアイコンが表示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 処理装置と、表示画面と、キーボードおよびマウスなどのオペレータ制御手段とを備えた少なくとも1つのワークステーションと、制御装置とオペレータ操作盤とを備えた少なくとも1つのプリンタと、ワークステーションとプリンタとが接続されたデジタルネットワークとを含む情報処理システムであって、プリンタと通信して、前記プリンタに印刷ジョブを送信し、かつ前記プリンタに関する状態情報を呼び出すかまたは受信するためのプログラムがワークステーションに備えられ、前記プログラムが、前記プリンタに関する現在の状態情報を記号イラストまたはアイコンの形でワークステーション表示画面上に表示するための手段を含み、プリンタの制御装置が、印刷ジョブを自律モードまたはコマンド制御モードのいずれかで実行するように構成され、制御装置が、自律モード時には印刷命令の実行を自発的に開始し、コマンド制御モード時には、プリンタのオペレータ操作盤からの開始コマンドに応答して、印刷命令を含む複製プロセスの実行を開始し、プログラムが、プリンタが前記自律モードで活動している場合と、プリンタが前記コマンド制御モードで活動している場合とで異なるアイコンを表示することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】 コマンド制御モード時の複製プロセスが複写プロセスによって形成され、複写プロセスでは、原本がプリンタ内に存在するスキャナによって走査され、デジタル画像データが生成され、前記デジタル画像データを使用してプリントが作成される請求項1に記載のシステム。
【請求項3】 コマンド制御モード時の複製プロセスが対話式印刷プロセスによって形成され、対話式印刷プロセスでは、ネットワークを介して送信されプリンタ内の記憶装置に記憶された印刷ファイルが、オペレータ操作盤を使用してオペレータによって選択され、選択後の印刷コマンドに応答して印刷される請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】 コマンド制御モードのアイコンが人の形を含む請求項1に記載のシステム。
【請求項5】 処理装置と、表示画面と、キーボードおよびマウスなどのオペレータ制御手段とを備えた少なくとも1つのワークステーションと、制御装置とオペレータ操作盤とを備えた少なくとも1つのプリンタと、ワークステーションとプリンタとが接続されたデジタルネットワークとを含む情報処理システムであり、プリンタの制御装置が、印刷ジョブを自律モードまたはコマンド制御モードのいずれかで実行するように構成され、制御装置が、自律モード時には印刷命令の実行を自発的に開始し、コマンド制御モード時には、プリンタのオペレータ操作盤からの開始コマンドに応答して、印刷命令を含む複製プロセスの実行を開始する情報処理システム用に使用されるプログラムであって、プリンタと通信して、前記プリンタに印刷ジョブを送信し、かつ前記プリンタに関する状態情報を呼び出すかまたは受信するために、前記プリンタに関する現在の状態情報を記号イラストまたはアイコンの形でワークステーション表示画面上に表示するための手段として各ワークステーションを作動させ、プリンタが前記自律モードで活動している場合と、プリンタが前記コマンド制御モードで活動している場合とで異なるアイコンを表示するプログラムが記憶されているコンピュータ読取り可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理装置と、表示画面と、キーボードおよびマウスなどのオペレータ制御手段とを備えた少なくとも1つのワークステーションと、制御装置とオペレータ制御パネルとを備えた少なくとも1つのプリンタと、ワークステーションとプリンタとが接続されたデジタルネットワークとを含む情報処理システムであって、プリンタと通信して、印刷ジョブを前記プリンタに転送し、かつ前記プリンタに関する情報を呼び出すかまたは受信するためのプログラムがワークステーションに備えられ、前記プログラムがワークステーション表示画面上に、前記プリンタに関する現在の状態情報を記号イラストまたはアイコンの形で表示する手段を含む、情報処理システムに関する。
【0002】この種のシステムは、EP−A0398648から知られている。この既知のシステムでは、プリンタアプリケーションを含む応用プログラムの状態が、ワークステーション表示画面上にアイコンによって表示される。このシステムでは、アプリケーションの状態が変化すると、そのアプリケーションのアイコンが、別のアイコンの追加によって動的に調整される。
【0003】
【従来の技術】出願人の特許出願EP−A0814424は、スキャナおよびプリンタ部を含むデジタル複写機を記載しているが、そこではプリンタ部をネットワークプリンタとしても使用することができる。この機械は、ネットワークに結合されたワークステーションから2つのタイプの印刷ジョブを受信し、処理するように構成される。2つのタイプの印刷ジョブとは、すなわち、受信後にプリンタオペレータの介入なく直接印刷しなければならない自動印刷ジョブ、およびプリンタは受信してメモリに記憶するだけであって、オペレータがプリンタのオペレータ操作盤でこの種の印刷ジョブを選択して印刷コマンドを与えるまでは印刷されない対話式印刷ジョブ(前記特許出願では「遅延印刷ジョブ」と呼ばれる)である。したがって、この機械は、2つのモード、すなわち自発的に(自動)印刷ジョブを実行する自律モード、および複製ジョブ、複写プロセス、または対話式印刷プロセスを実行するコマンド制御モードの1つで作動する。
【0004】デジタル複写機をネットワークプリンタとして使用することは、これらの機械による処理手順に新しい次元を与える。一方で、自分の印刷ジョブを自動印刷のために機械に転送するユーザは、機械が自分の印刷ジョブを直ちに処理する用意ができているかどうかの問題が気にかかり、他方で、ユーザは機械をコマンド制御ジョブ(例えば印刷ジョブ)に利用できるかどうか、作業場所(自分のワークステーション)に居ながらにして、すぐに知ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ユーザが複写または対話式印刷を行おうとするとき、自分の選択した機械が空いているか、それとも複写プロセスまたは印刷プロセスに使用されているかを、自分のワークステーション表示画面上で知るだけでなく、「使用」状態に関する情報を詳細に区別することも望ましい。自動印刷ジョブには、他の誰かを妨害することなく、当然、割り込むことができる。そのような印刷ジョブの転送者は通常、自分のプリントをすぐには取りに来ず、他のユーザが印刷プロセスにしばらくの間割り込んだために、これらのプリントができるのが多少遅くなっても、これは通常容易に受け入れられる。
【0006】機械がコマンド制御モードで使用される場合、すなわちオペレータが機械のところで忙しくしているので、状況は異なる。その場合、前記オペレータが処理からプリントができるのを待っているので、現在の処理に割り込むことはずっと受け入れにくい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、今、プリンタ制御装置が印刷ジョブを自律モードまたはコマンド制御モードのいずれかで実行するように構成され、かつプログラムが、プリンタが前記自律モードで活動している場合と、プリンタがコマンド制御モードで活動している場合とで異なるアイコンを表示することによって、余分な情報の要求を満たす。
【0008】異なる「使用」状態に対する異なるアイコンは、先行技術に照らして考慮すると、新しい問題に対する新しい解決策である。
【0009】アイコンは自明の形態を持つことが好ましく、したがって、本発明の一実施形態では、コマンド制御「使用」モードのアイコンは、人の形を含む形を取ることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明について以下の例示の実施形態および添付の図面に関連して説明する。
【0011】図1は、ローカルネットワークNによって接続されたワークステーションWSとプリンタPRとからなるシステムを示す。ワークステーションは、例えばPCであり、各々の場合に処理装置、表示画面、キーボードおよびマウスが備えられる。プリンタは、各々にスキャナと、プリンタと、オペレータ制御装置と、ネットワークに接続するための接続装置(デジタルアクセスコントローラまたはDAC)とを含むデジタル複写機であり、ワークステーションから送られた印刷ジョブを処理する。さらに、プリンタ機能しか有しないが、以下で説明する機能性に適した制御システムをも有する機械を使用することが可能である。これら全ての機械、複写機およびプリンタを以下では「プリンタ」と呼ぶ。ワークステーションから特定のデータファイルを印刷させることを希望するユーザは、そのために、システムのいくつかのプリンタ、または全部のプリンタから選択することができる。
【0012】プリンタと通信し、それに関する情報をユーザに提示するために、接続された各ワークステーション内で作動するソフトウェアがあり、これを以下では「デスクトップソフトウェア」と呼ぶ。このプログラムは個人化される。すなわち、これは起動時にユーザ自身を識別し、ユーザの許可コードを入力したただ1人のユーザの命令で作動する。
【0013】デスクトップソフトウェアを以下では略して「デスクトップ」とも呼ぶが、これは、図2のブロック100に概略的に示すいくつかのサブプログラムから構成される。デスクトップソフトウェアの中核は、「仮想プリンタ」と表示されたサブプログラムによって形成され、これは接続されたプリンタと通信し、ワークステーションユーザにとって重要である限り、これらのプリンタの各々の性質および状態を更新する。以下の記述で説明するように、ユーザは、接続されたプリンタの状態およびそこで処理されるべき印刷ファイルに関して、どれだけの情報をいつ表示させたいかを選択することができる。デスクトップソフトウェアとプリンタとの間でのこれらの問題に関するデータの交換は、ユーザの要件にとって重要なものに限定される。これにより、ネットワークに必要以上に負荷がかかることがなくなり、さらに、関連情報だけがワークステーション内に存在し、それを処理するだけでよいので、ワークステーションの処理能力に必要以上に負荷がかかることがない。
【0014】「仮想プリンタ」プログラムは、以下で「ユーザインタフェース」(UI)と呼ぶオペレータ制御プログラムを備えており、これはユーザとデスクトップソフトウェアとの間の通信をユーザに理解できる方法で、キーボードのキーストロークや表示画面上のウィンドウの形で制御するものであり、そのウィンドウ内には情報が提示され、またユーザがマウスの動きによって要素を選択しその動作を制御することができる。デスクトップソフトウェアはまた、ネットワークを介したプリンタとの間のデータ転送を制御する通信プログラムCOMを備えている。
【0015】図2のブロック200に、プリンタのDAC中の通信ソフトウェアの概略図を示す。これは、具体的には、プリンタ自体およびプリンタで処理中の印刷ジョブに関する状態情報などのデジタル情報をワークステーションとの間で送受するための「情報サーバ」ISによって形成される。情報サーバは、各デスクトップが必要とする情報に関するデータを更新し、本当に必要な情報だけを必要な時に送信する。情報サーバはまた、ネットワークを介したデスクトップとの間でのデータ転送を制御するための通信プログラムCOMを備えている。
【0016】プリンタによって印刷するためにネットワークを介してプリンタに伝送されるデジタルデータのファイルは、第1のタイプまたは第2のタイプのいずれかである。以下で自動印刷ジョブと呼ぶ第1のタイプのファイルは、直接、すなわち、オペレータがプリンタで追加の処置を行うことなく、印刷しなければならないが、以下で対話式印刷ジョブと呼ぶ第2のタイプのファイルは、プリンタメモリに記憶しなければならないだけであり、オペレータがプリンタのところでオペレータ制御手段を使用して選択することによって明示的に要求するまで印刷してはならない。ファイルに付加される属性は、関連するファイルのタイプを示す。
【0017】第1のタイプのデータファイルの処理を、この記述では自動印刷(AP)と呼ぶ。
【0018】第2のタイプのデータファイルの処理を、以下では対話式印刷(IP)と呼ぶ。この手順は次の通りである。
【0019】対話式印刷によって印刷するために、ネットワークを介してワークステーションによって伝送されるデータファイルは、DACによって受け取られる。これは、所有者の名前およびファイル自体の名前など、いくつかの予め定められた識別データをファイルから抽出する。次にファイルは変更されずにそのまま、プリンタ内の記憶装置、例えばハードディスクに記憶され、その後機械はこのジョブに関して待機状態に移る。
【0020】DACは、記憶された印刷すべき全てのデータファイルの識別データを含む管理システムを管理する。ネットワークを介して新しいファイルが供給されると、DACはその識別データを所有者/送信者の名前で管理システムに追加する。
【0021】ディスクはDACの前記管理システムと共に、いわば、データファイルのための一組の「論理記憶空間」を形成し、各論理記憶空間は1人のユーザに割り当てられる。したがって、ユーザの論理記憶空間における記憶とは実際には、ファイルはディスクに記憶され、そのユーザの名前で管理システムに登録されることを意味する。論理記憶空間は、所有者/ユーザに固有のコードによって保護することができる。すなわち、実際問題として、オペレータは、プリンタのオペレータ制御手段を介してこのコードを入力した後でなければ、特定の論理記憶空間に記憶されたファイルの情報を入手することはできない。
【0022】オペレータがここで特定の対話式印刷ファイルを印刷させたい場合、オペレータはプリンタオペレータ操作盤によってそのファイルを選択し、起動キーを作動させることによって印刷コマンドを与えなければならない。それに応答してデータファイルがディスクから取り出され、印刷可能なデータに変換され、これがプリンタによって処理されてプリントを形成する。対話式印刷ファイルは、送信者がコードによって保護することができる。このコードは、印刷ファイルの属性の形式である。ユーザがこのファイルを対話式に印刷したい場合、ユーザはファイルを印刷する前にオペレータ操作盤からセキュリティコードを打ち込まなければならない。
【0023】データファイルを対話式に印刷し終わったとき、それは原則的に、ユーザ自身によって、またはプリンタ管理者によって除去されるまで、ディスクに記憶され、かつ管理システムに登録されたままである。
【0024】プリンタ管理者は、機械を自動印刷ジョブが受け入れられないモードにすることができる。その場合、入力自動印刷ジョブは、プリンタによって対話式印刷ジョブに変換され、ディスクに記憶される。
【0025】すでに述べた通り、このシステム内の少なくともいくつかのプリンタは事実上デジタル複写機であり、原本を走査し、それによって生成されたデジタル画像データを印刷することによって、原本のコピーを作成することもできる。
【0026】したがって、機械のユーザ自身によって開始されるジョブ(印刷ジョブおよび対話式印刷ジョブ)および離れた場所から、例えばワークステーション(PC)から供給されるジョブ(自動印刷ジョブ)がある。前者の場合、プリンタは、オペレータ操作盤からの開始コマンドに応答して複製プロセスを始動するコマンド制御モードで作動するが、後者の場合、プリンタは、自発的に複製プロセスを始動する自律モードで作動する。
【0027】機械のところでキーによってジョブを始動するためにそこに行ったユーザは、自分のジョブを始動しようとした矢先に遠隔始動された自動印刷ジョブが始まった場合、非常にフラストレーションを覚える。その後、ユーザは自分のコピーを作成できるようになる前に、遠隔始動されたジョブが終了するまで待たなければならず、または少なくとも「割込み」機構によってそのジョブを中断しなければならない。これは、実際には、特に頻繁に使用される機械では頻繁に発生し、結果的に煩わしさや遅れを生じる。
【0028】機械におけるユーザの立場をできるだけ保護するために、機械におけるオペレータによる物理的相互作用に応答して、機械はコマンド制御モードに移るか、予め定められた第1の待ち時間だけそのモードのままである。この待ち時間中、機械は自律モードに移ることができない。これは、機械のところで、何らかの対話によって、例えばキーを起動するか、または複数の文書を機械の給紙トレーに配置することによって、ユーザ自身がそのジョブを急がずに始動するのための時間を作る機会をユーザに提供する。
【0029】さらに、コマンド制御モードでジョブの実行が終了した後、機械は予め定められた第2の待ち時間だけコマンド制御モードのままである。
【0030】したがって、ユーザがさらにコピーまたは対話式印刷ジョブを続けたい場合に、自動印刷ジョブに先を越されることがない。また、前記第2の待ち時間中にも、機械は自律モードに移行できない。第2の待ち時間は第1の待ち時間と等しくすることができる。待ち時間の実際の値は、例えば30秒から2分である。
【0031】次に、上述のデスクトップソフトウェアについてさらに説明する。
【0032】デスクトップソフトウェアは、次のモジュールを含む。
【0033】全ての利用可能な接続されたプリンタの概要とそれらの状態の表示(以下、装置概要と呼ぶ)
現在の印刷ジョブの概要と各ジョブの設定における介入の可能性(以下、ジョブ制御と呼ぶ)
現在の印刷ジョブの進捗に関する情報提示(以下、ジョブ監視と呼ぶ)
デスクトップソフトウェアの3つのモジュールによって提示されるモード情報は動的である。すなわち、提示されたモードに変化があれば、ただちに直接改定される。
【0034】デスクトップソフトウェアは個人化される、したがって情報の提示および制御の可能性は、1人の特定のユーザの希望に向けられることに再び留意されたい。
【0035】上述の3つのプログラムモジュールは、ワークステーション表示画面上でデスクトップソフトウェアを選択したときに表示される一般開始メニューから始動することができ、それについて次に順次説明する。
【0036】図3は、ユーザがデスクトップソフトウェアで「装置概要(Device Overview)」オプションを選択した後、ワークステーション表示画面上に表示されるウィンドウ10を示す。このウィンドウは、各プリンタについて、そのプリンタの状態を示す記号を表示する。この例を図3に示す。さらに、各記号にプリンタの短い説明が付いているので、どのプリンタが関係しているかが明瞭である。
【0037】第1の記号11は、プリンタの様式化されたイラストである。この記号は、当該のプリンタが印刷ジョブに利用でき、現在遊休状態であることを示す。第2の記号12はプリンタとその上に重ねられた用紙の山を示しており、この機械が自律モードで自動印刷ジョブに従事していることを示す。記号13はプリンタとその前にいる人を示しており、その機械がコマンド制御モードであり、したがって印刷ジョブまたは対話式印刷ジョブのいずれかに従事しているか、または上述の第1のまたは第2の待ち時間中であり、この間自動印刷ジョブを始動できないことを示す。記号14は、プリンタとその上に重ねられた警告板のイラストであり、このプリンタが誤動作状態であることを示す。記号15は、細部を省いたプリンタのイラストであり、このプリンタは接続されているが、現時点では印刷ジョブや印刷ジョブに利用できないことを示す。
【0038】これらの記号から、ユーザは自分の印刷ジョブをどのプリンタに転送すべきか、いつ印刷ジョブまたは対話式印刷ジョブを実行したいか、選択した機械が空いているかどうかを判断することができる。「割込み」モードで印刷ジョブまたは対話式ジョブを実行するために、ユーザが機械のところで自動印刷ジョブを作動中に難なく停止することができるが、機械のところで別のユーザをパスするには、より説得力のある理由が必要になるので、使用状態、すなわち自律モードでの使用、コマンド制御モードでの使用の区別表示は特に便利である。
【0039】ユーザは記号の1つを選択し、したがってプリンタの1つを選択し、次いでウィンドウのトップバーのメニューかポップアップメニュー、またはマウス右ボタンのいずれかにより、以下の機能の1つを呼び出すことができる。
【0040】関係するプリンタの待機中の印刷ジョブを表示する。この機能では、自動印刷ジョブおよび対話式印刷ジョブが別個に表示され、これらを操作することもできる。この機能は「ジョブ制御」プログラムモジュールの一部分を形成するものであり、そこで詳しく説明する。この機能は、プリンタ記号をマウスでダブルクリックして呼び出すこともできる。
【0041】関係するプリンタの性質および状態を表示する。
【0042】作業中に関係するプリンタの状態に関する情報を表示画面上に提示する監視機能を呼び出す。
【0043】関係するプリンタをデフォルトプリンタと定義する。
【0044】プリンタの性質と状態が表示される上述の機能では、この情報を含むウィンドウが表示画面上に表示され、情報は、図4A、図4B、および図4Cに示すようにそれらのタブの選択によって見ることができるようになる3つのタブカードに分散される。プリンタトレーの印刷用紙のストックが第1のタブカードに表示され、プリンタの現在の動作状態が第2のタブカードに表示され、インストールされた機能性に関する情報が第三タブカードに表示される。
【0045】上述の監視機能の選択に応じて、ワークステーション表示画面上に、ユーザが好みのプリンタ状態データの表示形式を設定できるウィンドウが表示される(図5参照)。主として2通りの表示形式がある。すなわち、画面上の永続的アイコンによる(「アイコンによる」)ものと、プリンタ状態の変化が発生したときに画面上に表示されるメッセージによる(「警告による」)ものである。
【0046】アイコンによる監視を設定した場合、アイコンは、まさに図3に示すような状態の記号イラストを表示する。そのようなアイコンの例を図6Aに示す。ユーザはまた、さまざまなプリンタの状態を同時に維持させることもできる。その場合、画面は、図6Bに示すように各々の監視されたプリンタのアイコンを表示する。アイコンをマウスでダブルクリックすることにより、関係するプリンタの待機中の印刷ジョブを表示する機能が呼び出される。この点について、再び「ジョブ制御」プログラムモジュールの説明を参照する。
【0047】監視がメッセージによる場合、ユーザは、メッセージを受け取りたい状態の変化を指示し、したがって不必要なレポートを回避することができる。このタイプのメッセージの例を図7に示す。
【0048】図8は、ユーザが現在の印刷ジョブの概要を保持するためにデスクトップソフトウェアの「ジョブ制御」オプションを選択した後のワークステーション表示画面の関連レイアウトを示す。
【0049】ここにいくつかのウィンドウ20A、20B、20Cが表示されるが、各々がその時点でユーザの印刷ジョブが存在するプリンタに該当する。したがって、その時点でユーザの印刷ジョブが存在するプリンタの数と同じ数だけ表示されるウィンドウがある。この機能が「装置概要」モジュールから呼び出された場合には、そこで選択されたプリンタのウィンドウだけが表示される。
【0050】ウィンドウ20は、自動印刷ジョブ用の空間21、ユーザの対話式印刷ジョブ用の空間22、およびアクティブ印刷ジョブを指定するための空間23を含む。また、マウスによって操作できるいくつかの「キー」もある。
【0051】空間21には、ユーザの自動印刷ジョブの待ち行列が、それらの状態(待ち行列における番号)、名前、およびセットアップ中にユーザによって選択されるその他のデータと共に含まれる。空間21の左下のスイッチボックスをクリックすることにより、ユーザは全ての待機中の自動印刷ジョブを、すなわち他のユーザのものを含めて、表示させることもできる。その場合、ユーザ自身のジョブは、その他と区別できるような方法で、例えば色付きで再生される。ジョブ制御モジュールが特定のプリンタの「装置概要」モジュールから呼び出された場合、全ての待機中の自動印刷ジョブの、すなわち他のユーザのものを含む表示は、デフォルト設定である。
【0052】空間22には、ここではジョブの性質に対応する名前を伴うアイコンにより再生された、ユーザの待機中の対話式印刷ジョブの概要が含まれる。これらは待ち行列に入っておらず、ユーザがオペレータ操作盤で始動するまで実行されない。これらのジョブに関するより多くの情報を得るために、ユーザはそれらを詳細リストに表示させることもできる。
【0053】空間23は、その時点でアクティブな印刷ジョブのデータ、またはアクティブなジョブがない場合にはプリンタの状態(「遊休」、「エラー」)を表示する。この空間には次のデータ、すなわちジョブのタイプ(印刷ジョブ、自動印刷ジョブ、対話式印刷ジョブ)、プリントの枚数、ジョブの所有者の名前、およびジョブの名前が含まれる。空間23の横にキー24があり、これによりアクティブジョブを中断することができる(「打切り」)。
【0054】キー25により、空間22で選択した対話式印刷ジョブを自動印刷ジョブに変換し、空間21の待ち行列に加えることができ、キー26は、空間21で選択した自動印刷ジョブを対話式ジョブに変換し、それを空間22に移動することができる。
【0055】キー27により、空間21または22のいずれかで選択した印刷ジョブの印刷設定を表示することができる。同じ効果は、ジョブ名をマウスでダブルクリックすることによっても達成される。これに応答して、ワークステーション表示画面上にウィンドウが開き、全ての設定を表示する。設定をこのウィンドウで変更することもできる。
【0056】最後に、空間21または22のいずれかで選択した印刷ジョブを、キー28によって除去することができる。
【0057】上記の機能は、ジョブを選択し、かつウィンドウ20の上部のメニューバーの「文書(document)」メニューから選択することによって、またはジョブ名をマウス右ボタンでクリックしたときに現れるポップメニューで選択することによって呼び出すこともできる。
【0058】キー24〜28に関連して説明した機能は、ユーザが自分自身の印刷ジョブに対してのみ使用することができる。
【0059】ウィンドウ20の上部のメニューバーの「表示(View)」メニューは、次のオプションを提供する。
【0060】自動印刷ジョブの表示形式の選択(表示する情報の選択)
対話式印刷ジョブの表示形式の選択(アイコンかリストか、およびリストを選択した場合、どの情報を表示するか)
(全てのプリンタにおける)ユーザの全ての印刷ジョブ、ジョブが存在するプリンタ、およびすでに終了した印刷ジョブに関するこの情報の表示この最後の機能について、図9を参照しながら次に説明する。
【0061】この機能を選択すると、ワークステーション表示画面上にウィンドウ30が表示される。このウィンドウ30は、全てのプリンタでまだ終了していない関係するユーザの全ての印刷ジョブのリストが、それらの状態(待機中、使用中、エラー)およびそれらが存在するプリンタと共に表示される空間31を含む。このリストは、自動印刷ジョブおよび対話式印刷ジョブの両方およびそれらのタイプを示す。空間31の印刷ジョブの名前をマウスでダブルクリックすると、そのジョブが存在するプリンタのジョブ制御ウィンドウ(図8)が開くので、ユーザは待ち行列内のジョブの状態(それが自動印刷ジョブの場合)を見ることができ、ジョブを操作することができ、印刷設定を点検および/または変更することができる。
【0062】ウィンドウ30はまた、全てのプリンタで終了した関係するユーザの全ての印刷ジョブのリストを、それを処理したプリンタと共に表示する空間32をも含む。キー33が空間32の下に設けられており、ユーザはマウスをクリックすることによってこれを選択した後、リストから印刷ジョブを除去することができる。
【0063】空間31または32の空間のリストが長すぎて、その空間に収まりきれない場合には、スクロールバーが表れ、それによりウィンドウに収まりきれないジョブにたどり着くことができる。
【0064】空間32の終了した印刷ジョブのリストは、状態の指示も表示することができるが、これはここには示されていない。複数の供給トレーを備えたプリンタの場合、プリンタの機械制御システムはプリントが置かれた供給トレーを知っており、この情報はリストに表示することができる。プリンタはまた、供給トレーにプリントがあるかどうかを決定するセンサをも備えることができる。この場合、機械制御システムは、供給されたプリントの積重ねがトレーから取り出されると、それを知ることもできる。この情報も、空間32のリストに表示することができる。この状態情報は、「供給トレーXに存在する」または「取り出された」の形式を取ることができる。
【0065】この機能により、ユーザは自分の印刷ジョブが待ち行列のどこにあるか、あるいは自分のプリントがどこに置かれているかを常に知ることができ、これは、特にいくつかのプリンタが使用される環境では極めて便利である。
【0066】監視機能はまた、システム内の全プリンタの指定された部分集合についてだけ作動することもできる。これは、システムを構成するときに、またはプログラムのセットアップ機能により設定することができる。
【0067】ジョブ制御ウィンドウ20の上部のメニューバーの「監視(monitor)」メニューは、関係するプリンタにおける関係するユーザの印刷ジョブの監視機能を起動させる機会を提供する。この機能は、デスクトップソフトウェアの開始メニューから呼び出すこともでき、以下で説明する。
【0068】監視機能は、ユーザに自分の自動印刷ジョブの状態について知らせ続けるためのものである。これは全ての現在のジョブ、またはユーザによって選択されたジョブの一部に対して機能することができる。
【0069】監視機能には次の3つのモードがある。
【0070】第1のモード(「アクティブ」):集合のうち終了していないジョブがまだ少なくとも1つある。まだ終了していないジョブの数も含まれる。
【0071】第2のモード(「パッシブ」):集合の全てのジョブが終了したか、または集合が空である。
【0072】第3モード(「エラー」):ジョブの1つがエラーを引き起こした。
【0073】デスクトップソフトウェアの開始メニューの監視機能の選択に応答して、ワークステーション表示画面上に、ユーザが監視機能に1つ、複数または全部のプリンタを選択できるウィンドウが表示される。これを図10に示す。ユーザが「OK」をマウスでクリックした後、ワークステーション表示画面上に、ユーザが自分の個人用印刷ジョブの状態の表示形式の好みを設定できるウィンドウが表示される(図11参照)。表示形式は主として2通りある。すなわち、画面上の永続的アイコンによる(「アイコンによる」)ものと、その状態に変化があったときに画面上に現れるメッセージによる(「警告による」)ものである。後者の場合、ユーザはメッセージを受け取りたい状態の変化を指示し、それにより不必要なレポートを避けることができる。
【0074】ユーザが好みを入力し、「OK」キーを押すと、その後、機能が起動する。アイコンモードを選択した場合、ここでアイコンが表示画面上に表示される。
【0075】ジョブ監視をジョブ制御から起動すると、図10の選択ウィンドウは省かれ(ジョブ制御ウィンドウのプリンタは自動的に選択される)、すぐに図11のウィンドウが表示される。
【0076】図12は監視アイコンを示す。それがアクティブになっているプリンタの名前の他に、アイコンは、そのプリンタにおけるユーザの印刷ジョブの集合の状態を示す記号を含む。この例では、上述の3つの状態に対して、次の記号が表示される。
【0077】第1の状態(「アクティブ」)の場合:文書とペンのイラスト第2の状態(「パッシブ」)の場合:文書のイラスト第三状態(「エラー」)の場合:文書の前の警告板監視機能によって監視される印刷ジョブの上記集合は、関係するプリンタにおけるジョブの完全な集合とすることができるが、別法として部分集合とすることもできる。この部分集合は、ジョブ制御ウィンドウ20の空間21で、必要な印刷ジョブをマウスでクリックした後、メニューバーの監視メニューをクリックすることによってのみ選択することができる。ジョブ監視機能がデスクトップソフトウェアの開始メニューから呼び出される場合、集合は常に全てのジョブを含む。監視機能は動的である。すなわち、印刷ジョブを監視される集合に追加することができる。
【0078】監視アイコン上でのマウスのダブルクリックに応答して、関係するプリンタのジョブ制御ウィンドウが開くので、ユーザは自分のジョブの完全な状態を点検することができる。
【0079】複数のアイコンを同時に表示画面上に表示することもできるので、ユーザはさまざまな集合またはプリンタの状態を同時に点検することができる。
【0080】「警告による」モードが選択された場合、集合からの印刷ジョブの状態のユーザによって選択された変化があったとき場合のみ、メッセージウィンドウが現れる。そのようなウィンドウの一例を図13に示す。
【0081】上述の実施形態では、デスクトップソフトウェアはワークステーションに前もって記憶される。変形形態では、デスクトップソフトウェアはフロッピーディスクやCD−ROMディスクなど記憶媒体に記憶され、その場合ユーザがデスクトップソフトウェアを情報処理システムのワークステーションにインストールできるように記憶媒体はユーザに供給される。
【0082】他の実施形態では、デスクトップソフトウェアは情報処理システムのワークステーションにインストールできるようにインターネットその他のネットワークを介して伝送される。
【0083】以上、本発明について上記の例示の実施形態に関連して説明したが、請求の範囲の文言の範囲内で他の実施形態が可能であることは当業練者には明白であろう。それらは本特許の保護の範囲内に含まれるものとする。
【出願人】 【識別番号】390039435
【氏名又は名称】オセーテクノロジーズ・ベー・ヴェー
【氏名又は名称原語表記】OCE’−NEDERLAND BESLOTEN VENNOOTSHAP
【出願日】 平成11年(1999)3月18日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】川口 義雄 (外2名)
【公開番号】 特開平11−327818
【公開日】 平成11年(1999)11月30日
【出願番号】 特願平11−74469