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【発明の名称】 数値キ―ボ―ドを有する電子装置及びそのキ―入力方法
【発明者】 【氏名】コク エイチ チョン

【要約】 【課題】電子装置で簡単に実行でき、ユーザにとって簡単な非ラテン語文字のキー入力方法を提供する。

【解決手段】ラテン語表記による非ラテン語文字の発音転写を利用することにより、この非ラテン語文字を少数のキーによりキー入力しうるようにする。好ましくは、この目的のために、ラテン語文字が数値キーに割当てられた数値キーボード(20)を用いる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 数値キーボード(20)を有する電子装置(10)に非ラテン語文字をキー入力するに当り、キーボード(20)の少なくとも1つのキーに少なくとも1つのラテン語文字を割当てておき、第1の工程で、非ラテン語文字に対応する少なくとも1つのラテン語文字に対応するキー又はキーの組合せを押すことにより、このラテン語文字より成る発音転写をキー入力し、第2の工程で、キー入力されたラテン語文字に基づいて対応する非ラテン語文字を選択することを特徴とするキー入力方法。
【請求項2】 数値キーボード(20)と、ディスプレイ(30)とを有する電子装置において、キーボード(20)の少なくとも1つのキーに少なくとも2つのラテン語文字が割当てられており、これらラテン語文字はこのキー上に又はその近辺に可視表示されて、これらラテン語文字を数値キーボード(20)を介してキー入力できるようになっており、電子装置は更に、キーボードを介してキー入力されたラテン語文字の列で非ラテン語文字の発音転写を認識する手段と、このようにしてキー入力された非ラテン語文字をディスプレイ(30)上に示す手段とを有していることを特徴とする電子装置。
【請求項3】 請求項2に記載の電子装置において、前記電子装置(10)が移動電話機であることを特徴とする電子装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中国語文字のような非ラテン語文字を電子装置にキー入力(キーボードから入力)する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】識別可能な中国語文字は多数存在する為、中国語スクリプトを電子装置に導入するのが問題となる。ラテン語スクリプトに対し行われているように、各文字に対し1つのキーを割当てることは不可能である。中国語文字が約10個の字画の構成を有するという事実に基づいた他の方法も既知である。各字画に1つのキーを割当て、多数のこれらのキーを規定の順序で押すことにより、中国語文字を少数のキーを以てキー入力することができる。しかし、この方法は使用するのが厄介で、電子システムで実行するのが困難であるという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、非ラテン語文字を電子装置にキー入力する方法であって、電子装置で簡単に実行でき、ユーザにとって簡単な方法を提供せんとするにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明キー入力方法は、数値キーボードを有する電子装置に非ラテン語文字をキー入力するに当り、キーボードの少なくとも1つのキーに少なくとも1つのラテン語文字を割当てておき、第1の工程で、非ラテン語文字に対応する少なくとも1つのラテン語文字に対応するキー又はキーの組合せを押すことにより、このラテン語文字より成る発音転写をキー入力し、第2の工程で、キー入力されたラテン語文字に基づいて対応する非ラテン語文字を選択することを特徴とする。本発明電子装置は、数値キーボードと、ディスプレイとを有する電子装置において、キーボードの少なくとも1つのキーに少なくとも2つのラテン語文字が割当てられており、これらラテン語文字はこのキー上に又はその近辺に可視表示されて、これらラテン語文字を数値キーボードを介してキー入力できるようになっており、電子装置は更に、キーボードを介してキー入力されたラテン語文字の列で非ラテン語文字の発音転写を認識する手段と、このようにしてキー入力された非ラテン語文字をディスプレイ上に示す手段とを有していることを特徴とする。本発明電子装置の極めて好ましい例は移動電話機である。
【0005】本発明によれば、中国語文字をこれらの発音に基づいてキー入力する。発音に基づいてラテン語文字で中国語を書込む既知の方式はハンユンピンイン(HanyunPinyin)方式である。このハンユンピンイン方式はラテン語であるアルファベットと、4種類のアクセント(声調)とを用いる。ラテン語のアルファベットで表わされる中国語の文字はキーボードが制限されている電子システムで簡単にキー入力させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面につき説明する。図1は、数値キーボード20とLCD(液晶ディスプレイ)スクリーン30とを有する移動電話機10を示す。文字a、b及びcはキー1に、文字d、e及びfはキー2に、文字g、h及びiはキー3に、以下同様にそれぞれ割当てられている。移動電話機10の文章入力モードでは、キー1の1回の押しが“a"に対応し、各押しの後の迅速なキー1の2回の押しが“b"に対応し、以下同様である。このような移動電話機に中国語文字をキー入力しうるようにすることにより、中国語を話すユーザが、例えば中国語の名前に基づく電話番号のファイルを利用したり、中国語で簡単なメッセージを送ったりすることができるようになる。
【0007】本例で、ハンユンピンイン方式の表記“fei"を有する中国語文字をキー入力する場合、キー2を迅速に3回押し、次に短時間後キー2を2回押し、最後に再び短時間後キー3を3回押す。すると、“fei"に相当する4つの中国語文字が図1に示すように、スクリーン30に現れる。次に、所望のアクセントをキー入力することにより、所望の文字を選択することができる。本例では、4種類のアクセントが割当てられているキー9及び0によりこの選択を行う。これにより中国語文字のキー入力を終了する。この方法を次の文字に対し繰返すことができる。
【0008】上述した実施例は本発明の方法の一例であるにすぎないこと明らかである。例えば、数値キーを移動電話機上の異なる位置に配置することができ、ラテン語のアルファベットやアクセントを異なるようにキーに割当てることができ、所望に応じより多くのキーを設けることができる。更に、本発明は中国語文字をいかなる電子装置にもキー入力するのに適していること勿論である。
【0009】一変形例では、キーに対応する文字を選択するのに、装置の側部に設けた2つのボタンを用いるようにすることができる。この場合、文字の選択は以下のようにすることができる。まず最初に、キー2を押し、次に装置の側部の“アップ"及び“ダウン"ボタンを用いて、得られる文字d、e及びfのリストに亙ってスクロールを行う。
【0010】本発明は、種々の組の中国語文字、例えば簡略語及び伝統語と組合せて用いうること明らかである。中国語とは異なる言語、例えばホンコンの広東語、日本語、韓国語等も上述した方法に適用して便利である。
【出願人】 【識別番号】590000248
【氏名又は名称】コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【出願日】 平成11年(1999)3月2日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 暁秀 (外5名)
【公開番号】 特開平11−327766
【公開日】 平成11年(1999)11月30日
【出願番号】 特願平11−53455