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【発明の名称】 データ検索表示システム
【発明者】 【氏名】山室 典子

【要約】 【課題】同一名称のデータから所望のデータを簡単かつ容易に検索可能なデータ検索表示システムを提供する。

【解決手段】タッチパネル12のキーボード12aによりユーザーが入力した目的物の名称および当該名称を含んで構成された名称が外部記憶装置から検索され、その名称が表示装置13に一覧表示される。このとき、同一名称の目的物が複数存在する場合は、その名称(「○○△」)と当該目的物の数(=500)とが表示装置13に表示される。そして、ユーザーが住所表示スイッチ12fにより複数存在する同一名称の目的物を選択した場合、当該目的物の住所が外部記憶装置から検索され、その住所が表示装置13に一覧表示される。続いて、ユーザーが地図表示スイッチ12eにより任意の目的物の住所を選択すると、当該目的物の地図上の位置データが外部記憶装置から検索され、その目的物の地図上の位置が表示装置13に表示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 名称によって区別される複数の親データと、各親データに対応した複数の子データとを記憶した記憶手段と、少なくとも親データの名称の一部を指定する親データ指定手段と、前記親データ指定手段により指定された名称に対応する親データを前記記憶手段から検索する第1の検索手段と、前記第1の検索手段が同一名称の親データを複数個検索した場合、当該親データの個数を算出する算出手段と、前記第1の検索手段の検索した親データと前記算出手段の算出した親データの個数とを表示する表示手段と子データの属性を指定する子データ指定手段と、前記子データ指定手段により指定された属性に対応する子データを、前記第1の検索手段の検索した親データに対応して前記記憶手段に記憶された複数の子データの中から検索する第2の検索手段とを備え、前記第2の検索手段の検索した子データをその親データと対応付けて前記表示手段に表示することを特徴とするデータ検索表示システム。
【請求項2】 請求項1に記載のデータ検索表示システムにおいて、前記第1の検索手段は、前記親データ指定手段により指定された名称に対応する親データと、当該名称を含んで構成された名称に対応する親データとを前記記憶手段から検索することを特徴とするデータ検索表示システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ検索表示システムに係り、特に、ナビゲーションシステムにおいて目的物の名称や住所から当該目的物の地図上の位置データを検索して表示するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車などに搭載され、GPS(Global Positioning System)などによって検出された現在位置を表示したり、設定した目的地または目的物(建物,施設,公園など)の位置や、現在位置から当該目的地または目的物までの経路を、地図上に表示してガイドするナビゲーションシステムが広く用いられている。
【0003】このようなナビゲーションシステムにおいて、ユーザーが目的物を設定する際に、目的物の名称やおおよその住所はわかっているものの、目的物周辺の地理に不案内なために、目的物の位置を地図上で指し示せない場合がある。そこで、こうした場合にも目的物を設定できるように、ユーザーが入力した目的物の名称から当該目的物の地図上の位置データを検索することが可能なデータ検索システムが実用化されている。
【0004】ところで、目的物の名称には類似したものが多く、正式名称ではなく一般に略称で呼ばれるものも多い。例えば、正式名称が「○×○○−○×ビル」の場合に、略称の「○×ビル」と一般には呼ばれていることがある。そのため、前記データ検索システムには、ユーザーが正式名称を知らなくても目的物を設定できるように、ユーザーが入力した名称と類似する名称を検索し、それらの名称を表示装置に並べて表示し、その中から所望の名称をユーザーに選択させることによって目的物を特定する機能を備えたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ検索システムにおいては、同一名称の目的物が多数存在している場合、それら全てを表示装置に並べて表示するだけであるため、その表示を見たユーザーにとっては選択が非常に困難であるという問題があった。例えば、データ検索システムに「○○△」という店名のチェーン店が500店舗登録されている場合、ユーザーが「○○△」という名称を入力すると、表示装置には同じ「○○△」という名称が単に500個並んで表示されるだけであるため、ユーザーにとってはどれが目的の店であるのか分からないことになる。
【0006】また、「○○△」と類似する「○○△×」という名称を検索する際に、ユーザーが「○○△」という名称を入力すると、表示装置には500個の「○○△」という名称と並んで「○○△×」という名称が表示される。そのため、表示装置に表示された多数の名称の中から、「○○△×」という名称をユーザーが見つけ出して選択するのは非常に困難であった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、同一名称のデータから所望のデータを簡単かつ容易に検索可能なデータ検索表示システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、記憶手段,親データ指定手段,第1の検索手段,算出手段,表示手段,子データ指定手段,第2の検索手段を備える。記憶手段は、名称によって区別される複数の親データと、各親データに対応した複数の子データとを記憶している。親データ指定手段は少なくとも親データの名称の一部を指定する。第1の検索手段は、前記親データ指定手段により指定された名称に対応する親データを前記記憶手段から検索する。算出手段は、前記第1の検索手段が同一名称の親データを複数個検索した場合、当該親データの個数を算出する。表示手段は、前記第1の検索手段の検索した親データと前記算出手段の算出した親データの個数とを表示する。子データ選択手段は子データの属性を指定する。第2の検索手段は、前記子データ指定手段により指定された属性に対応する子データを、前記第1の検索手段の検索した親データに対応して前記記憶手段に記憶された複数の子データの中から検索する。そして、前記第2の検索手段の検索した子データはその親データと対応付けられて前記表示手段に表示される。
【0009】従って、本発明によれば、親データ指定手段により指定された親データと同一名称の親データが記憶手段に複数個記憶されている場合、第1の検索手段は当該同一名称の親データを複数個検索し、算出手段は当該親データの個数を算出し、表示手段は当該親データとその個数とを表示する。そのため、同一名称の親データが複数存在している場合には、当該親データの数が表示手段に表示されるため、同一名称の親データが何件あるのかを知ることができる。
【0010】そして、第2の検索手段は、子データ指定手段により指定された属性に対応する子データを、前記同一名称の各親データに対応して記憶された複数の子データの中から検索し、表示手段は当該子データをその親データと対応付けて表示する。そのため、同一名称の親データが複数存在している場合、それら親データの複数の子データのうち同一属性の子データが表示手段に一覧表示されることから、その表示された子データにより、同一名称の親データを区別することが可能になる。その結果、同一名称の親データを区別して、同一名称の親データの中から所望の親データを簡単かつ容易に検索することができる。
【0011】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ検索表示システムにおいて、前記第1の検索手段は、前記親データ指定手段により指定された名称に対応する親データと、当該名称を含んで構成された名称に対応する親データとを前記記憶手段から検索する。
【0012】従って、本発明によれば、指定した親データと同一名称の親データが複数存在する場合でも、指定した親データの名称および当該名称を含んで構成された名称が表示手段に一覧表示されるため、親データの正式な名称が分からない場合でも、所望の親データを確実に検索することができる。
【0013】尚、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に記載の「親データ」は目的物の名称に相当し、同じく「子データ」は目的物の住所または目的物の地図上の位置データに相当し、子データの属性とは、住所と地図上の位置データとに相当し、同じく「記憶手段」は外部記憶装置15に相当し、同じく「親データ指定手段」はタッチパネル12のキーボード12aおよび検索表示制御装置14におけるS100の処理に相当し、同じく「第1の検索手段」「算出手段」は検索表示制御装置14におけるS110の処理に相当し、同じく「表示手段」は表示装置13および検索表示制御装置14におけるS120,S160,S190の処理に相当し、同じく「子データ指定手段」はタッチパネル12の住所表示キー12fまたは地図表示キー12eおよび検索表示制御装置14におけるS130,S170の処理に相当し、同じく「第2の検索手段」は検索表示制御装置14におけるS150,S180の処理に相当する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカーナビゲーションシステムに具体化した一実施形態を図面と共に説明する。図1は、本実施形態のカーナビゲーションシステム11の概略構成を示すブロック図である。
【0015】カーナビゲーションシステム11は自動車の車室内に搭載され、タッチパネル12,表示装置13,検索表示制御装置14,外部記憶装置15,位置検出装置16,ナビゲーション装置17から構成されている。図2に、タッチパネル12の入力面および表示装置13の表示画面を示す。
【0016】タッチパネル12と表示装置13とは積層一体化されている。タッチパネル12には、感圧方式,電磁誘導方式,静電容量方式,あるいはこれらを組み合わせた方式など各種の方式があるが、そのいずれを用いてもよい。また、表示装置13には、液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,CRTなどがあるが、そのいずれを用いてもよい。
【0017】タッチパネル12は、検索表示制御装置14およびナビゲーション装置17の操作スイッチとして機能する。タッチパネル12の入力面には、キーボード12a、表示装置13の表示画面13aをロールアップまたはロールダウンするための各操作キー12b,12c、後述する目的物の検索処理の実行を確定し次の処理に進めたり前の処理に戻したりするための確認キー12d、選択した目的物の位置を地図上に表示する地図表示キー12e、選択した目的物の住所を表示する住所表示キー12fなどが設けられている。
【0018】検索表示制御装置14は、CPU,ROM,RAM,I/O回路を有する周知のマイクロコンピュータを含んで構成され、カーナビゲーションシステム11の電源スイッチ(図示略)がオンされることにより車載バッテリ(図示略)から電源が供給される。そして、検索表示制御装置14は、I/O回路を介して入力されるタッチパネル13からの信号に基づいて、内蔵ROMまたは外部記憶装置15に格納されているプログラム命令を順次実行し、後述する目的物の検索処理を行ってその処理結果を表示装置13に表示させる。
【0019】外部記憶装置15には、目的物(建物,施設,公園など)の名称と当該目的物の地図上の位置データとが対応付けられて作成されたデータテーブルが記憶され、そのデータテーブルにおいて、同一名称の目的物については、当該目的物の名称と住所とが対応付けられて記憶されている。また、外部記憶装置15には、地図データや、検索表示制御装置14およびナビゲーション装置17のプログラム命令なども記憶されている。
【0020】尚、外部記憶装置15としては、記憶させるデータ量が多いことから、光ディスク(CD−ROM,DVDなど),光磁気ディスク(MDなど),相変化ディスクなどを用いるのが一般的であるが、半導体メモリ,ハードディスク,データカード(ICカード,磁気カードなど)等、必要なデータを記憶可能であればどのような記憶媒体を用いてもよい。
【0021】位置検出装置16は、地磁気センサ,ジャイロスコープ,ステアリングの回転センサ,車輪センサ,GPS受信機などを備え、公知の技術によりカーナビゲーションシステム11が搭載された自動車の現在位置を検出する。ナビゲーション装置17は、CPU,ROM,RAM,I/O回路を有する周知のマイクロコンピュータを含んで構成され、カーナビゲーションシステム11の電源スイッチがオンされることにより車載バッテリから電源が供給される。そして、ナビゲーション装置17は、I/O回路を介して入力されるタッチパネル13からの信号に基づいて、内蔵ROMまたは外部記憶装置15に格納されているプログラム命令を順次実行し、位置検出装置16の検出した現在位置から、検索表示制御装置14にて後述するように設定された目的物までの最適な経路を、ダイクストラ法などの周知の技術を用いて選択する。また、ナビゲーション装置17は、外部記憶装置15に記憶された地図データを参照し、位置検出装置16の検出した現在位置や、現在位置から目的物までの最適な経路などを、表示装置13に表示させる。
【0022】尚、タッチパネル12,表示装置13,外部記憶装置15,位置検出装置16についても、カーナビゲーションシステム11の電源スイッチがオンされることにより車載バッテリから電源が供給される。次に、検索表示制御装置14が実行する処理の詳細を、図2に示す説明図および図3に示すフローチャートを用いて説明する。
【0023】カーナビゲーションシステム11の電源スイッチがオンされた後に、表示装置13に表示されるメニューの中から、目的物の名称から当該目的物の地図上の位置データを検索するメニューを、ユーザーがタッチパネル12に設けられたメニュー選択キー(図示略)により選択すると、検索表示制御装置14は以下の処理を実行する。
【0024】図3に示すように、まず、ステップ(以下、Sという)100において、ユーザーが入力した目的物の名称を読み込む。すなわち、図2(a)に示すように、表示装置13の表示画面13aには、タッチパネル12に設けられたキーボード12aが表示される。そして、キーボード12aの各キーをタッチすることによりユーザーが打ち込んだ目的物の名称が、タッチパネル12の出力信号として検索表示制御装置14へ出力されて読み込まれる。
【0025】次に、S110において、入力された目的物の名称および当該名称を含んで構成された全ての名称を外部記憶装置15のデータテーブルから検索する。次に、S120において、外部記憶装置15のデータテーブルから検索した目的物の名称を表示装置13に一覧表示させる。ここで、同一名称の目的物が複数存在している場合は、その1つの名称と当該目的物の数とを表示装置13に表示させる。
【0026】例えば、図2(b)に示すように、ユーザーが「○○△」という名称を入力した場合、その「○○△」という名称のチェーン店が外部記憶装置15に500店舗登録されている場合、「○○△」という名称を1つ表示させると共に、登録されている数(=500)を表示させる。また、「○○△」という名称を含んで構成された「○○△○」「○○△×」「○○△○△」という名称についても、「○○△」という名称と並べて表示させる。ここで、「○○△○△」という名称について、外部記憶装置15に同一名称の目的物が20個登録されている場合には、「○○△」の場合と同様に、「○○△○△」という名称を1つ表示させると共に、登録されている数(=20)を表示させる。
【0027】次に、S130において、ユーザーが選択したタッチパネル12の地図表示キー12eまたは住所表示キー12fを読み込む。すなわち、表示装置13に表示された目的物の名称の隣には、地図表示キー12eまたは住所表示キー12fが設けられており、同一名称の目的物が1つしかない場合には地図表示キー12eが表示され、同一名称の目的物が複数存在している場合には住所表示キー12fが表示される。そして、ユーザがタッチすることにより選択した各キー12e,12fからの出力信号が、タッチパネル12から検索表示制御装置14へ出力されて読み込まれる。
【0028】尚、図2(b)に示す例においては、表示画面13aにおける目的物の数の表示位置と住所表示キー12fとが重ね合わせて表示されている。次に、S140において、各キー12e,12fのどちらが選択されたかを判定し、住所表示キー12fが選択された場合はS150へ移行し、地図表示キー12eが選択された場合はS180へ移行する。
【0029】S150において、タッチされた住所表示キー12fに対応する目的物の住所を外部記憶装置15のデータテーブルから検索する。例えば、図2(b)に示す「○○△」という名称に対応する住所表示キー12fがタッチされた場合、「○○△」という名称に対応付けられて記憶されている500件の目的物の住所を外部記憶装置15のデータテーブルから検索する。また、「○○△○△」という名称に対応する住所表示キー12fがタッチされた場合、「○○△○△」という名称に対応付けられて記憶されている20件の目的物の住所を外部記憶装置15のデータテーブルから検索する。
【0030】次に、S160において、図2(c)に示すように、外部記憶装置15のデータテーブルから検索した目的物の住所を表示装置13に一覧表示させる。尚、図2(b)(c)に示す例において、表示装置13に一度に表示されるのは4つの目的物の名称または住所だけであるが、タッチパネル12に設けられた操作キー12bをユーザーがタッチすると、表示装置13の表示画面13aがロールアップし、外部記憶装置15のデータテーブルから検索された目的物の名称または住所が次々に表示されるようになっている。
【0031】また、表示装置13に表示される際に、目的物の名称または住所は50音順またはABC順にソートされるようになっており、ユーザーが所望の目的物を選択しやすくなっている。次に、S170において、ユーザーがタッチしたタッチパネル12の地図表示キー12eを読み込む。例えば、図2(c)に示す「×○市○△町3−11」という住所に対応する地図表示キー12eがタッチされた場合、その地図表示キー12eからの出力信号が、タッチパネル12から検索表示制御装置14へ出力されて読み込まれる。
【0032】次に、S180において、S130またはS170にて読み込んだ地図表示キー12eに対応する目的物の地図上の位置データを外部記憶装置15のデータテーブルから検索する。例えば、図2(b)に示す「○○△○」という名称に対応する地図表示キー12eがタッチされた場合、「○○△○」という名称に対応付けられて記憶されている目的物の地図上の位置データを外部記憶装置15のデータテーブルから検索する。また、図2(c)に示す「×○市○△町3−11」という住所に対応する地図表示キー12eがタッチされた場合、「×○市○△町3−11」という住所に対応付けられて記憶されている目的物の地図上の位置データを外部記憶装置15のデータテーブルから検索する。
【0033】次に、S190において、外部記憶装置15のデータテーブルから検索した目的物の地図上の位置データに基づいて、目的物の地図上の位置を表示装置13に表示させる。上記のように検索表示制御装置14にて設定された目的物の地図上の位置データは、ナビゲーション装置17へ転送される。そして、ナビゲーション装置17は、位置検出装置16の検出した現在位置から設定された目的物までの最適な経路を選択し、外部記憶装置15に記憶された地図データを参照して、現在位置や、現在位置から目的物までの最適な経路などを、表示装置13に表示させる。
【0034】以上詳述したように、本実施形態のカーナビゲーションシステム11においては、ユーザーが入力した目的物の名称および当該名称を含んで構成された名称を外部記憶装置15のデータテーブルから検索し、その検索した名称を表示装置13に一覧表示する。このとき、同一名称の目的物が複数存在する場合は、その1つの名称と当該目的物の数とを表示装置13に表示する。そして、ユーザーが住所表示キー12fにより複数存在する同一名称の目的物を選択した場合、当該目的物の住所を外部記憶装置15のデータテーブルから検索し、その検索した住所を表示装置13に一覧表示する。続いて、ユーザーが地図表示キー12eにより任意の目的物の住所を選択すると、当該目的物の地図上の位置データを外部記憶装置15のデータテーブルから検索し、その検索した目的物の地図上の位置を表示装置13に表示する。
【0035】従って、本実施形態によれば、ユーザーが目的物を検索する際に、入力した目的物の名称および当該名称を含んで構成された名称が表示装置13に一覧表示されるため、目的物の正式な名称を知らなくても、所望の目的物を確実に選択することができる。そして、同一名称の目的物が複数存在している場合には、当該目的物の数が表示装置13に表示されるため、同一名称の目的物が何件あるのかを知ることができる。さらに、同一名称の目的物の住所が表示装置13に一覧表示されるため、所望の目的物を確実に選択することができる。例えば、「○○△」という店名のチェーン店が外部記憶媒体15に500店舗登録されている場合、その500件の住所が表示装置13に一覧表示されるため、ユーザーは目的の店のおおよその住所さえ知っていれば、目的の店を確実に選択することができる。また、全く関係のない同一名称の目的物についても、その住所が表示装置13に一覧表示されるため、ユーザーは目的物の住所さえ知っていれば、所望の目的物を確実に選択することができる。その結果、ユーザーが目的物の通称やおおよその住所さえ知っていれば、目的物周辺の地理に不案内で目的物の位置を地図上で指し示せなくても、目的物の地図上の位置を簡単かつ容易に設定することが可能になり、ナビゲーション装置17の前記機能を利用して現在位置から目的物までの最適な経路を表示装置13に表示させることができる。
【0036】尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(1)上記実施形態において、外部記憶装置15には、同一名称の目的物についてのみ当該目的物の名称と住所とが対応付けられて記憶されているが、全ての目的物について当該目的物の名称と住所とを対応付けて記憶させておく。そして、外部記憶装置15に登録されている全ての目的物について、住所表示キー12fにより任意の目的物の住所を表示装置13に表示させるようにする。このようにすれば、外部記憶装置15に登録されている全ての目的物についてその住所を知ることが可能になり、カーナビゲーションシステム11を住所録として利用することができる。
【0037】(2)上記実施形態においては、「○○△」なる名称のチェーン店に対し「○○△」と入力した場合の目的物のデータ検索システムについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、目的物の正式名称が、いくつかの略称(目的物の名称の一部)にて構成できる場合、ユーザーは正式名称以外に略称のみを検索名称として入力することができる。この具体例として、目的物の正式名称が「○×○○−○×ビル」であり「○×○○」と「○×ビル」とが各々略称として一般に呼ばれている場合、ユーザーは「○×○○」または「○×ビル」のいずれかを入力して目的物を検索することができる。このときも「○×○○−○×ビル」がリスト表示され、同一名称があればその登録個数が表示される。さらに、入力した「○×○○」または「○×ビル」という名称を含んで構成された名称についても「○×○○−○×ビル」という名称に並べて表示される。また、その並べて表示された各名称に対しても、同一名称があれば、その登録個数が表示される。このような構成であっても上記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。尚、「○×○○」や「○×ビル」という名称が、例えば、「□△○×○○□△」といった具合や「△×○×ビル」といった具合のように、正式名称の間か又は最後に含まれていても、その名称を表示させることができる。また、例えば、「○×○○」という名称において「○×○」などが略称として一般に呼ばれている場合であれば、「○×○」はデータテーブルに記憶され、ユーザーは「○×○」にて上記と同様の検索が可能である。
【0038】(3)上記実施形態において、外部記憶装置15に登録されている全ての目的物について、その住所だけでなく電話番号や当該目的物に関する各種情報(例えば、当該目的物が飲食店の場合はメニューや営業時間などの情報、当該目的物が博物館の場合は入場料,催し物,開館時間などの情報)などを当該目的物の名称と対応付けて記憶させておく。そして、外部記憶装置15に登録されている全ての目的物について、記憶された各種情報を目的物の名称から検索可能にする。このようにすれば、カーナビゲーションシステム11をガイドブックとして利用することができる。
【0039】(4)カーナビゲーションシステムだけでなく、図書館における蔵書の管理システム、顧客情報管理システム、生産情報管理システムなどのデータ検索を必要とする様々なシステムに適用する。
【出願人】 【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
【出願日】 平成9年(1997)9月2日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】足立 勉
【公開番号】 特開平11−85778
【公開日】 平成11年(1999)3月30日
【出願番号】 特願平9−237075