| 【発明の名称】 |
情報処理装置および電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式 |
| 【発明者】 |
【氏名】土田 耕路
【氏名】増田 重人
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| 【要約】 |
【課題】バックアップを効率よく短時間に実行する。
【解決手段】第1の情報処理装置10と第2の情報処理装置20は、データ回線70にて接続されたクライアントサーバシステムである。第2の情報処理装置20は、第1の情報処理装置10に蓄積したファイルをバックアップする際に、第1の情報処理装置10のファイル履歴管理部110 にて管理する履歴データを受けて、その履歴データとバックアップ履歴管理部210 にて管理する前回までのバックアップの履歴データとを比較して、今回新たに生成されているファイルおよび更新されているファイルを選択する。これにより、第1の情報処理装置10から選択したファイルのみをデータ回線70を介して第2の情報処理装置20に転送して、それらのファイルをバックアップ記憶部220 にてバックアップする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の処理データを所定の形式のファイルとして生成または編集して順次蓄積する情報処理装置において、該装置は、生成または編集されたファイルを順次蓄積するファイル蓄積手段と、該ファイル蓄積手段へのファイル蓄積の際にそれぞれのファイルの履歴データを管理する履歴データ管理手段と、前記ファイル蓄積手段に蓄積されたファイルを定期的にあるいは必要に応じてバックアップするバックアップ手段とを含み、さらに該装置は、前記バックアップ手段にて前記ファイル蓄積手段に蓄積したそれぞれのファイルをバックアップする際に、前記履歴データ管理手段の履歴データに基づいてバックアップが必要なファイルのみを選択して前記バックアップ手段にバックアップさせるバックアップ制御手段を含むことを特徴とする情報処理装置。 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記履歴データ管理手段は、オペレーションシステムが管理する時計機能に基づいてファイルの履歴を管理することを特徴とする情報処理装置。 【請求項3】 請求項1に記載の装置において、前記バックアップ手段は、必要に応じて着脱自在な外部記憶装置を含むことを特徴とする情報処理装置。 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、該装置は、前記ファイル蓄積手段および前記履歴データ管理手段が設けられた第1の情報処理装置と、前記バックアップ手段および前記バックアップ制御手段が設けられた第2の情報処理装置とを含み、これら第1の情報処理装置と第2の情報処理装置は、所定の通信回線を介して接続されるクライアントサーバシステムであることを特徴とする情報処理装置。 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、前記第2の処理装置は、前記バックアップ手段へのそれぞれのファイルのバックアップの履歴を管理するバックアップ履歴管理手段を含むことを特徴とする情報処理装置。 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、前記第2の情報処理装置のバックアップ制御手段は、前記第1の情報処理装置のファイルをバックアップする際に、前記第1の情報処理装置の履歴データ管理手段からの履歴データと前記バックアップ履歴管理手段の管理結果に基づいてバックアップするファイルを選択することを特徴とする情報処理装置。 【請求項7】 請求項6に記載の装置において、前記第1の情報処理装置は、前記第2の情報処理装置のバックアップ制御手段からのバックアップ制御に応動して前記履歴データ管理手段の履歴データを前記通信回線を介して転送し、かつ前記バックアップ制御手段の選択結果を受けてその選択されたファイルのみを前記ファイル蓄積手段から読み出して通信回線を介して転送する転送制御手段を含むことを特徴とする情報処理装置。 【請求項8】 所定の通信網を運用管理する電気通信管理網にてその管理ファイルを定期的にあるいは必要に応じてバックアップする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式において、該方式は、少なくとも前記通信網のそれぞれのノード毎あるいは管理ポイント毎に、その管理ファイルを生成する複数の情報処理装置を配置し、それぞれの情報処理装置にて管理ファイルを生成あるいは更新してそれぞれの情報処理装置の記憶装置に蓄積する際に、その管理ファイルの生成日時あるいは更新日時を表わす履歴データを順次生成しておき、前記記憶装置に蓄積したそれぞれの管理ファイルを定期的にあるいは必要に応じてバックアップする際に、それぞれの履歴データに基づいて前回のバックアップ日時から後に更新された管理ファイルのみを前記記憶装置とは異なる記憶手段に選択的にバックアップすることを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項9】 請求項8に記載の方式において、前記履歴データは、それぞれの情報処理装置のオペレーションシステムにて管理する時計機能の日時データに基づいて生成されることを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項10】 請求項8に記載の方式において、前記情報処理装置はそれぞれ、蓄積した管理ファイルを定期的にあるいは必要に応じて着脱自在な外部記憶装置にバックアップすることを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバック方式。 【請求項11】 請求項9に記載の方式において、前記外部記憶装置にバックアップされた管理ファイルは、定期的にあるいは必要に応じて通信網全体を管理するメイン管理部に収集されることを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項12】 請求項8に記載の方式において、前記電気通信管理網は、前記複数の情報処理装置に所定のデータ回線を介して接続された通信網全体を管理する第2の情報処理装置を含み、該第2の情報処理装置の記憶装置に、前記複数の情報処理装置にそれぞれ蓄積した管理ファイルを前記データ回線を介してバックアップすることを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項13】 請求項12に記載の方式において、前記第2の情報処理装置は、前記複数の情報処理装置からの管理ファイルをバックアップする際に、それぞれの情報処理装置から管理ファイルの履歴データを前記データ回線を介して受けて、その履歴データに基づいてバックアップする管理ファイルを選択することを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項14】 請求項13に記載の方式において、前記第2の情報処理装置は、管理ファイルの選択結果を前記データ回線を介してそれぞれの情報処理装置に通知し、その結果に応じて読み出された管理ファイルを前記データ回線を介して受けて順次バックアップすることを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項15】 請求項8ないし14のいずれかに記載の方式において、前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つは、顧客あるいはユーザ情報を管理するワークステーション機能部を含むことを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項16】 請求項8ないし14のいずれかに記載の方式において、前記複数の情報処理装置のうちのいくつかは、異なる電気通信管理網との間の接続を管理するアダプタ機能部を含むことを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項17】 請求項8ないし14のいずれかに記載の方式において、前記電気通信管理網は、複数の異なる通信網または複数の異なる通信形態を有する通信網を管理する複数の第2の情報処理装置またはメイン管理部を含むことを特徴とする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式。 【請求項18】 請求項17に記載の方式において、前記複数の情報処理装置のうちいくつかは、複数の異なる通信網あるいは複数の異なる通信形態を有する通信網のそれぞれのノードあるいは管理ポイント毎に複数の異なる管理ファイルを生成あるいは編集または収集して蓄積し、それぞれ対応の第2の情報処理装置またはメイン管理部に送る中継機能部を含むことを特徴とするファイルバックアップ方式。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置および電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式に係り、特に、たとえば、B-ISDN (broadband aspects of integrated services digital network) などの通信網の運用管理等に用いて好適な情報処理装置および電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、情報処理技術の発達にともない各種情報処理装置でのデータ処理速度の高速化ならびに記憶装置の大容量化などが図られている。また、各種情報処理装置にて取り扱われるデータの種類が多様化して、その記憶装置に蓄積されるデータ量も増大している。このような情報処理装置では、処理したデータをそれぞれのデータ毎に所定の形式のファイルとして蓄積し、蓄積したファイルを定期的にあるいは必要に応じてバックアップしておくことが重要である。 【0003】従来、上記のような情報処理装置は、たとえば、ハードディスクやフロッピーディスクなどの二次記憶装置が装着されて、その二次記憶装置にバックアップ時点での内部記憶装置の記憶内容をコピーして、有用なファイルをバックアップしていた。つまり、バックアップの必要なファイルを含むすべてのデータを二次記憶装置にコピーするものであった。また、必要なファイルのみをバックアップする場合には、たとえば、バックアップの必要なファイルを特定のファイル名、たとえばバッチファイルとして登録しておき、その特定のファイル名にて登録されたファイルのみを二次記憶装置にコピーしてバックアップしていた。 【0004】ところで、近年、公衆通信網などの通信網では、ディジタル化および分散処理化が図られて、上記のような情報処理装置が各箇所にて多く用いられている。特に、交換機や多重化装置などの通信処理ノードでは、その保守、試験、運用のために、それぞれの箇所のトラヒック測定、故障処理などの情報が管理ファイルとして生成されて順次蓄積される。これらは通信処理センタなどにて定期的にあるいは必要に応じて収集されて、その結果がそれぞれネットワーク管理に用いられていた。特に、ITU-T ではLAN などの私的通信網からWAN などの広域網を含むB-ISDNなどあらゆる通信網を運用管理する高機能レイヤのネットワークとして、たとえば、勧告M3010 などに規定するTMN(電気通信管理網:Telecommunications Management Network) が検討されて、その標準化が進められている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来の技術では、大量のファイルのバックアップを行なう場合に、すべてまたはバッチファイルに登録されているファイルのすべてをコピーするので、バックアップに時間がかかるという問題があった。また、バックアップを定期的にあるいは必要に応じて何度も行なう場合、バックアップファイルと被バックアップファイルに差分があるファイルが少数であっても、同じファイルを何度もバックアップすることになるので、記憶装置の容量が無駄になるという問題があった。 【0006】特に、上記のような通信網あるいは電気通信管理網では、通信処理が継続的に実行されているので、バックアップに時間がかかると、バックアップを開始した時点の情報とバックアップを終了した時点とでの情報に内容の開きが生じて、また、さらに時間がかかると、主要な情報処理にも支障をきたす場合があり、それらのバックアップファイルによるネットワーク管理にも問題が生じる場合があった。また、通信処理センタなどのネットワーク全体を統括する箇所では、多くのノードからの管理ファイルを収集するので、記憶装置をさらに大容量化しなければならないなどの課題が生じる。 【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、必要なファイルのみを短時間にかつ効率良くバックアップすることができる情報処理装置および電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明による情報処理装置は上述の課題を解決するために、所定の処理データを所定の形式のファイルとして生成または編集して順次蓄積する情報処理装置において、生成または編集されたファイルを順次蓄積するファイル蓄積手段と、ファイル蓄積手段へのファイル蓄積の際にそれぞれのファイルの履歴データを管理する履歴データ管理手段と、ファイル蓄積手段に蓄積されたファイルを定期的にあるいは必要に応じてバックアップするバックアップ手段とを含み、さらに、バックアップ手段にてファイル蓄積手段に蓄積したそれぞれのファイルをバックアップする際に、履歴データ管理手段の履歴データに基づいてバックアップが必要なファイルのみを選択してバックアップ手段にバックアップさせるバックアップ制御手段を含むことを特徴とする。 【0009】この場合、履歴データ管理手段は、オペレーションシステムが管理する時計機能に基づいてファイルの履歴を管理するとよい。 【0010】また、バックアップ手段は、必要に応じて着脱自在な外部記憶装置を含むとよい。 【0011】また、本発明による情報処理装置は、ファイル蓄積手段および履歴データ管理手段が設けられた第1の情報処理装置と、バックアップ手段およびバックアップ制御手段が設けられた第2の情報処理装置とを含み、これら第1の情報処理装置と第2の情報処理装置は、所定の通信回線を介して接続されるクライアントサーバシステムであると有利である。 【0012】この場合、第2の処理装置は、バックアップ手段へのそれぞれのファイルのバックアップの履歴を管理するバックアップ履歴管理手段を含むとよい。 【0013】また、第2の情報処理装置のバックアップ制御手段は、第1の情報処理装置のファイルをバックアップする際に、第1の情報処理装置の履歴データ管理手段からの履歴データとバックアップ履歴管理手段の管理結果に基づいてバックアップするファイルを選択するとよい。 【0014】さらに、第1の情報処理装置は、第2の情報処理装置のバックアップ制御手段からのバックアップ制御に応動して履歴データ管理手段の履歴データを通信回線を介して転送し、かつバックアップ制御手段の選択結果を受けてその選択されたファイルのみをファイル蓄積手段から読み出して通信回線を介して転送する転送制御手段を含むとより有利である。 【0015】一方、本発明によるファイルバックアップ方式は、所定の通信網を運用管理する電気通信管理網にてその管理ファイルを定期的にあるいは必要に応じてバックアップする電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式であって、少なくとも通信網のそれぞれのノード毎あるいは管理ポイント毎に、その管理ファイルを生成する複数の情報処理装置を配置して、それぞれの情報処理装置にて管理ファイルを生成あるいは更新してそれぞれの情報処理装置の記憶装置に蓄積する際に、その管理ファイルの生成日時あるいは更新日時を表わす履歴データを順次生成しておき、記憶装置に蓄積したそれぞれの管理ファイルを定期的にあるいは必要に応じてバックアップする際に、それぞれの履歴データに基づいて前回のバックアップ日時から後に更新された管理ファイルのみを上記記憶装置とは異なる記憶手段に選択的にバックアップすることを特徴とする。 【0016】この場合、履歴データは、それぞれの情報処理装置のオペレーションシステムにて管理する時計機能の日時データに基づいて生成されるとよい。 【0017】また、情報処理装置はそれぞれ、蓄積した管理ファイルを定期的にあるいは必要に応じて着脱自在な外部記憶装置にバックアップするとよい。 【0018】この場合、外部記憶装置にバックアップされた管理ファイルは、定期的にあるいは必要に応じて通信網全体を管理するメイン管理部に収集される。 【0019】また、電気通信管理網は、複数の情報処理装置に所定のデータ回線を介して接続された通信網全体を管理する第2の情報処理装置を含み、第2の情報処理装置の記憶装置に、複数の情報処理装置にそれぞれ蓄積した管理ファイルをデータ回線を介してバックアップするとより有利である。 【0020】この場合、第2の情報処理装置は、複数の情報処理装置からの管理ファイルをバックアップする際に、それぞれの情報処理装置から管理ファイルの履歴データを前記データ回線を介して受けて、その履歴データに基づいてバックアップする管理ファイルを選択するとよい。 【0021】また、第2の情報処理装置は、管理ファイルの選択結果をデータ回線を介してそれぞれの情報処理装置に通知し、その結果に応じて読み出された管理ファイルをデータ回線を介して受けて順次バックアップするとよい。 【0022】また、複数の情報処理装置のうち少なくとも一つは、顧客あるいはユーザ情報を管理するワークステーション機能部を含むとよい。 【0023】さらに、複数の情報処理装置のうちのいくつかは、異なる電気通信管理網との間の接続を管理するアダプタ機能部を含むとよい。 【0024】また、電気通信管理網は、複数の異なる通信網または複数の異なる通信形態を有する通信網を管理する複数の第2の情報処理装置またはメイン管理部を含むものであってもよい。 【0025】さらに、複数の情報処理装置のうちいくつかは、複数の異なる通信網あるいは複数の異なる通信形態を有する通信網のそれぞれのノードあるいは管理ポイント毎に複数の異なる管理ファイルを生成あるいは編集または収集して蓄積し、それぞれ対応の第2の情報処理装置またはメイン管理部に送る中継機能部を含むとよい。 【0026】 【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明による情報処理装置および電気通信網におけるファイルバックアップ方式の実施例を詳細に説明する。図1には、本発明による情報処理装置の一実施例が示されている。本実施例による情報処理装置は、たとえば、図3に示すような電気通信管理網いわゆるTMN (Telecommunications Management Network) に適用される処理装置であり、交換機などを含む通信処理ノードに設けられた第1の情報処理装置10と、運用管理センタなどのメイン管理部に設けられた第2の情報処理装置20とがデータ通信ネットワークなどのデータ回線70にて接続されたクライアントサーバシステムを含む。 【0027】特に、本実施例では、第1の情報処理装置10にて処理したデータを所定の形式の管理ファイルとして蓄積して、その管理ファイルを定期的にあるいは必要に応じて第2の情報処理装置20にて選択的にバックアップするファイルバックアップ方式が適用されている点が主な特徴点である。なお、図1には、第1の情報処理装置10および第2の情報処理装置20がそれぞれ1つづつ示されているが、本実施例ではもちろん複数の第1の情報処理装置10を含み、また、必要であれば複数の第2の情報処理装置20を含む。また、図1には、それぞれの装置10, 20の本実施例に直接関係ある機能部分のみが示されているが、他の本実施例に直接関係ない部分の図示および説明は省略する。 【0028】まず、本実施例による情報処理装置およびファイルバックアップ方式の理解を容易にするため、図3および図4に示す電気通信管理網(TMN) について説明すると、この電気通信管理網は、たとえば、B-ISDN(広帯域ISDN)などの通信網100のネットワーク管理、保守、試験および運用などを含むオペレーション機能を司るネットワークであり、トラヒック測定および故障処理などのように通信網100でのコネクションの設定および制御などとは独立に実行されるネットワーク管理や保守に対して要求される高機能レイヤの機能を司るネットワークである。【0029】具体的には本実施例の電気通信管理網は、図3に示すように、メイン管理部(オペレーションシステム: OS)30と、ノード管理部(NE) 40 と、ユーザ管理部(ワークステーション: WS)50と、網接続管理部(QA) 60 などを含み、これらは所定のデータ回線70にて接続されてデータ通信ネットワークを形成して、それぞれの通信処理ノードまたは管理ポイントでの保守管理およびネットワーク全体での保守管理を実現している。 【0030】メイン管理部30は、たとえば、地域毎あるいは事業者毎に設置された運用管理センタなどに配置されて、電気通信管理網自身の管理を含む通信機能の監視および制御などを含むネットワーク全体の通信管理に関する情報を処理する情報処理装置である。このメイン管理部30は、図4に示す電気通信管理網(TMN) でのシステム運用機能(OSF: Operations systems function) 300を有してシステム全体を統括する運用管理部である。特に、本実施例では、それぞれのノード管理部40およびユーザ管理部50ならびに網接続管理部60に蓄積した管理ファイルをデータ回線70を介してバックアップして、それらの情報に基づいてネットワークを管理する図1に示す第2の情報処理装置20を含む。 【0031】ノード管理部40は、たとえば、通信網100 の交換機および伝送装置など通信処理ノードに付設されて、それらの監視および制御などを含む管理情報を処理する情報処理装置であり、特に、本実施例では、処理した情報を所定の形式の管理ファイルとして生成または編集して蓄積する図1に示す第1の情報処理装置10を含む。このノード管理部40は、図4に示す網要素機能(NEF: Network Element Function) 400 に相当する機能を有して、それぞれの通信処理ノードおよびそれらの所定の管理ポイントを管理する。 【0032】ユーザ管理部50は、運用管理センタあるいは交換局などに設置されたワークステーションを含み、顧客情報あるいはユーザ情報などの管理情報を処理する情報処理装置である。特に、本実施例では処理した情報を所定の形式の管理ファイルとして生成または編集して蓄積する図1に示す第1の情報処理装置10を含む。このユーザ管理部50は、図4に示すワークステーション機能(WSF: Workstation Function) 500 を含んでワークステーションから入力されたユーザに関する情報を管理する。 【0033】網接続管理部60は、たとえば、他の通信事業者の電気通信管理網あるいはLANなどを含む他の通信網との間の接続ノードに付設されて、自管理網と外部との間にて管理情報をやりとりする管理部である。上記と同様に本実施例では処理した情報を所定の形式の管理ファイルとして生成または編集して蓄積する第1の情報処理装置10を含む。この網接続管理部60は、図4に示すQアダプタ機能(QAF: Qadaptor function) 600 を含んで、他の電気通信管理網との間の情報を自管理網での情報に変換して管理する。 【0034】データ回線70は、光ファイバなどの高速回線にて構成するのが有利であり、本実施例では地域あるいは事業者毎にリング状に布設されて上記各部30〜60がそれぞれ接続されたリング網を形成している。このデータ回線70には、図4に示す中継機能(MF: Mediation function) 700を含む中継装置を設けてもよい。中継機能MFは、システム運用機能OSF と網要素機能NEF またはアダプタ機能QAF との間の情報のやりとりを実行する機能であり、たとえば、複数の異なる通信網あるいは複数の異なる通信形態を有する通信網の複数のノードあるいは管理ポイントを含む箇所に布設されて、それらの間とメイン管理部30との間を接続する。有利には、複数のノードおよび管理ポイントからの管理情報をそれぞれ所定の形式の管理ファイルとして生成あるいは編集また収集して順次蓄積する第1の情報処理装置10を含むとよい。 【0035】上記のような電気通信管理網において、本実施例による第1の情報処理装置10は、図1に示すように、データ制御部100 と、ファイル履歴管理部110 と、ファイル蓄積部120 とを含み、処理したデータを所定の形式の管理ファイルとして生成または編集あるいは収集してファイル蓄積部120 に順次蓄積する情報処理装置である。 【0036】データ制御部100 は、図示しないデータ処理部にて処理したデータを所定の形式の管理ファイルとして受けてファイル履歴管理部110 を介してファイル蓄積部120 に書き込みおよび読み出すメモリ制御回路であり、特に、本実施例ではバックアップの際にファイル蓄積部120 から読み出したファイルをデータ回線70を介して第2の情報処理装置20に転送する転送制御機能を含む。より詳しくは、第2の情報処理装置20からバックアップを実行する旨のメッセージを受けた場合、ファイル履歴管理部110 にて管理する履歴データのリストを読み出して転送し、その後に送られるファイル転送命令に応動してファイル蓄積部120 から選択的にファイルを読み出して転送する転送制御回路である。 【0037】ファイル履歴管理部110 は、データ制御部100 の制御の下に、ファイル蓄積部120 に蓄積されるファイルの履歴データを生成して管理する履歴データ管理部であり、本実施例ではオぺレーティングシステムにて管理する時計機能に基づいて履歴データを順次生成する。具体的には、管理ファイルが生成された際にはその生成日時とファイル名とで表わされる履歴データを生成し、編集によりファイルが更新された際には該当のファイルの生成日時を順次更新して、それらのリストを生成する。 【0038】ファイル蓄積部120 は、データ制御部100 にてそれぞれのファイル毎に書込みおよび読出し自在な記憶装置であり、たとえば、固定磁気ディスクなどの記憶装置が有利に用いられる。本実施例では、それぞれのノードでのトラヒック制御のファイル、故障処理の際のログファイル、あるいはユーザ情報のファイルなどがそれぞれの管理ファイル毎に生成あるいは更新されて蓄積される。 【0039】一方、本実施例の第2の情報処理装置20は、バックアップ制御部200 と、バックアップ履歴管理部210 と、バックアップ記憶部220 とを含み、たとえばメイン管理部30でのデータベースなどを形成している。 【0040】バックアップ制御部200 は、それぞれの第1の情報処理装置10からの管理ファイルをバックアップする際に、そのバックアップ制御を司る制御部であり、第1の情報処理装置10からデータ回線70を介して受けた管理ファイルをバックアップ履歴管理部210 を介してバックアップ記憶部220 にそれぞれ書き込むメモリ制御回路である。特に、本実施例では、それぞれの第1の情報処理装置10に対してデータ回線70を介してバックアップを実行する旨のメッセージを生成して通知するメッセージ生成機能と、その結果、それぞれの第1の情報処理装置10からのファイル履歴データと自装置でのファイルのバックアップ履歴とを比較してバックアップするファイルを選択するファイル選択機能と、選択したファイル名などを通知する通知機能と、その結果のファイルをバックアップ記憶部220 に書き込むメモリ制御機能などを含む。 【0041】バックアップ履歴管理部210 は、バックアップ制御部200 の制御の下に、バックアップ記憶部220 に蓄積したバックアップファイルの履歴を管理する履歴データ管理部であり、たとえば、本実施例では第1の情報処理装置10からの前回の履歴データをそれぞれ記憶しておき、次回のバックアップの際にその履歴データを読み出すとよい。有利には、バックアップの際に前回の履歴データのうち今回と異なる日付のもののみを順次書き替えて蓄積するとよい。 【0042】バックアップ記憶部220 は、バックアップ制御部200 の制御の下に第1の情報処理装置10から転送された管理ファイルを順次蓄積して記憶するバックアップ回路であり、本実施例ではメイン管理部30におけるデータベースを形成する光磁気ディスクなどの大容量の記憶装置が有利に用いられる。 【0043】以上のような構成において本実施例による電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式を上記情報処理装置の動作とともに説明すると、動作状態において、たとえば、交換機や多重化装置などの通信処理ノードにてトラヒック制御あるいは故障検出などが順次実行されると、それぞれのノード管理部40ではそれぞれのデータが管理ファイルとして生成されて、第1の情報処理装置10のファイル蓄積部120 に順次蓄積される。 【0044】この際、第1の情報処理装置10では、データ制御部100 にて管理ファイルを受けると、その管理ファイルが新たに生成されたものであるか否かをファイル履歴管理部110 での履歴データに基づいて判別する。新たに生成されたものである場合には、ファイル履歴管理部110 は、そのファイル名と生成日時をオペレーションシステムにて管理する時計機能に基づいて生成して、管理ファイルとともにファイル蓄積部120 に蓄積する。また、編集されたものである場合には、そのファイルの生成日時を読み出して、その日時を更新してその管理ファイルとともにファイル蓄積部120 に蓄積する。 【0045】このようにして順次それぞれの通信処理ノードにて処理したデータが第1の情報処理装置10のファイル蓄積部120 に順次蓄積されて、たとえば、1日分の管理ファイルが蓄積されると、運用管理センタの第2の情報処理装置20ではそれぞれの通信処理ノードでの管理ファイルのバックアップを開始する。 【0046】以下、そのバックアップ方式を図2を参照して説明すると、まず、第2の情報処理装置20ではそのバックアップ制御部200 にてバックアップする通信処理ノードに対してバックアップする旨のメッセージを生成して、そのメッセージをデータ回線70を介して該当の第1の情報処理装置10のデータ制御部100 に送信する。この場合、それぞれの処理装置10毎にメッセージを順次送信しているが、複数の通信処理ノード毎に、あるいは一斉にメッセージを送信してもよい。 【0047】メッセージを受けた第1の情報処理装置10のデータ制御部100 は、まず、ファイル履歴管理部110 を起動する。起動したファイル履歴管理部110 では、その時点での履歴データのリストを順次生成して、データ制御部100 に送出する。 【0048】次に、データ制御部100 はファイル履歴管理部110 からの履歴データのリストを順次データ回線70を介して第2の情報処理装置20に転送する。履歴データを受けた第2の情報処理装置20では、バックアップ履歴管理部210 を起動して、バックアップ履歴、つまり前回までの履歴データのリストを読み出す。これにより、バックアップ制御部200 は、第1の情報処理装置10からの履歴データとバックアップ履歴管理部210 からのバックアップ履歴とをそれぞれのファイル毎に比較して新たに生成あるいは更新されたファイルがあるか否かを判定する。 【0049】その結果、更新された日時あるいは新たなファイルがある場合には、それらのファイルをバックアップファイルとして選択して、それらのファイル名を表わすファイルリストを生成する。次に、バックアップ制御部200 はファイルリストを生成すると、そのファイルリストをデータ回線70を介して該当の第1の情報処理装置10に転送する。 【0050】次に、第2の情報処理装置20からファイルリストを受けた第1の情報処理装置10では、データ制御部100 の制御の下に、そのファイルリストに掲載された管理ファイルを順次ファイル蓄積部120 から読み出して、それらを順次データ回線70を介して第2の情報処理装置20に送信する。この結果、第1の情報処理装置10から管理ファイルを受けた第2の情報処理装置20では、バックアップ制御部200 の制御の下にバックアップ記憶部220 の所定のバックアップ領域に受信した管理ファイルを書き込み、バックアップを実行する。この際、バックアップ履歴管理部210 では、順次バックアップしたファイルの履歴データを書き替えて、そのバックアップ履歴を次回のバックアップに備えて保存する。 【0051】バックアップが終了すると、バックアップ制御部200 からそれぞれの第1の情報処理装置10にバックアップ終了のメッセージが送信されて回線を断として、その結果、それぞれの第1の情報処理装置10では通常の処理業務に戻る。この後、メイン管理部30では、バックアップした管理ファイル等を解析してネットワーク全体の運用管理に必要な処理を順次実行する。 【0052】また、以上のバックアップ方式では、通信処理ノードについてバックアップが実行された場合を説明したが、上記と同様に、ワークステーション50から入力されたユーザ情報および網接続管理部60からの管理情報、あるいはデータ通信ネットワーク70からの管理情報なども必要に応じてあるいは定期的にそれぞれの第1の情報処理装置10をアクセスしてバックアップを実行する。 【0053】以上のように本実施例の情報処理装置および電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式によれば、それぞれの第1の情報処理装置10にて蓄積した管理ファイルを第2の情報処理装置20にてバックアップする際に、それぞれの第1の情報処理装置10からのファイルの履歴データを受けて、その時点の履歴データと前回のバックアップ時点の履歴データとを比較して、更新されたあるいは新たに生成された管理ファイルのみを選択して第1の情報処理装置10に通知し、それら選択された管理ファイルのみを第2の情報処理装置20に送信してバックアップするので、第1の情報処理装置10から第2の情報処理装置20へ転送するファイル数を格段に少なくすることができ、かつ第2の情報処理装置20ではすべての管理ファイルをバックアップする場合に比べて、効率よく短時間にバックアップを実行することができる。 【0054】なお、上記実施例においては第1の情報処理装置10に蓄積したファイルを第2の情報処理装置20にて直接バックアップする場合を例に挙げて説明したが、本発明においては、それぞれの情報処理装置にてファイル蓄積部とは異なる、たとえば、外付のハードディスクなどの外部記憶装置にバックアップするようにしてもよい。 【0055】これは、たとえば、上記実施例においては、ワークステーションとメイン管理部30とが異なる情報処理装置を用いていたが、電気通信管理網においては、異なる機能部を同一の情報処理装置に設けてもよい。したがって、たとえば、ワークステーション機能WSF とシステム運用機能OSF を同一の情報処理装置に設けた場合などのように、ワークステーション機能部にて順次ユーザ情報を蓄積してその管理ファイルを同一の情報処理装置のシステム運用機能部のデータベースにて順次バックアップするような場合に有効に適用することができる。 【0056】また、同様にそれぞれのノード管理部40においても外部記憶装置にバックアップしておいて、そのバックアップしたファイルを必要に応じて読み出して運用管理センタに転送するようにしてもよい。これにより、運用管理センタにてすべてのノード管理部40からの管理ファイルのバックアップに時間がかかる場合であっても、同様な時間にバックアップされた管理ファイルを効率よく収集することができる。 【0057】図5には、上記のような情報処理装置の一例が示されている。この情報処理装置80は、上記第1の情報処理装置10と同様に、データ制御部100 と、ファイル履歴管理部110 と、ファイル蓄積部120 とを含み、さらに第2の情報処理装置20と同様のバックアップ履歴管理部820 を有している。また、この情報処理装置80には、着脱自在な外部記憶装置90がバックアップ履歴管理部820 を介して装着されている。 【0058】データ制御部110 は、ファイル蓄積部120 に蓄積したファイルを定期的にまたは必要に応じて外部記憶装置90にバックアップする。その際、ファイル履歴管理部110 からのファイルの履歴データとバックアップ履歴管理部820 の履歴データを比較して、前回までにバックアップしていない新たなファイルおよび更新されているファイルのみを選択してファイル蓄積部120 から読み出し、そのファイルを外部記憶装置90に書き込む。 【0059】この場合、ファイル蓄積部120 に蓄積されるファイルが大量にある場合であっても、必要なファイルのみを短時間にかつ効率よく外部記憶装置90にバックアップすることができる。 【0060】 【発明の効果】このように本発明の情報処理装置および電気通信管理網におけるファイルバックアップ方式によれば、バックアップ手段にてファイル蓄積手段に蓄積したそれぞれのファイルをバックアップする際に、履歴データ管理手段の履歴データに基づいてバックアップが必要なファイルのみを選択してバックアップ手段にバックアップさせるので、バックアップを効率よく短時間に実行することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】595125421 【氏名又は名称】沖通信システム株式会社 【識別番号】000000295 【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】香取 孝雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−85591 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−250145 |
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