| 【発明の名称】 |
電子メールシステム、クライアント、およびサーバ |
| 【発明者】 |
【氏名】高嶋 太郎
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| 【要約】 |
【課題】メールの再送機能を有する電子メールシステムにおいて、各メールの再送パラメータをユーザ側で自由に、かつ容易に設定できるようにする。
【解決手段】クライアント1では、ユーザは、再送パラメータ設定手段1aにより、メール単位で再送の方法をパラメータ設定する。そして、メール送信手段1bが、設定されたパラメータを属性データの一つとして付加したメールを、サーバ2側に送信する。この一度送信したメールの再送のパラメータは、パラメータ変更手段1cにより変更でき、変更したパラメータは、変更パラメータ送信手段1dがサーバ2側に送信する。サーバ2側では、配信手段2cが、配信管理手段2bからの指令に応じてメールの配信を行う。配信後、何らかの理由でメールが配信先で受け付けられない場合には、メール毎に設定された再送時間や再送回数などに従って、各メールの再送処理がなされる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 メールの再送機能を有する電子メールシステムにおいて、クライアント上で、前記メール単位で前記再送の方法をパラメータ設定可能とする再送パラメータ設定手段と、前記設定されたパラメータを属性データの1つとして付加したメールをサーバ側に送信するメール送信手段と、前記サーバ側で、前記送信されたメールを格納して管理するメール管理手段と、前記送信されたメールに付加された前記属性データに基づいて前記メールの配信管理を行う配信管理手段と、前記配信管理手段からの指令に応じて前記メールの配信を行う配信実行手段と、を有することを特徴とする電子メールシステム。 【請求項2】 すでに送信された前記メールの再送のパラメータを前記クライアント上で変更可能とするパラメータ変更手段と、前記変更されたパラメータを前記サーバ側に送信する変更パラメータ送信手段と、前記配信管理手段に管理されている属性のデータのうち前記再送のパラメータを前記変更された内容に変更する属性変更手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の電子メールシステム。 【請求項3】 前記再送パラメータ設定手段は、前記再送パラメータとして、再送回数、再送時間間隔、再送期限の中から1つ以上選択して設定できるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電子メールシステム。 【請求項4】 前記送信されたメールの現在までの送信履歴を、前記サーバ側に問い合わせて前記クライアント側で表示させる送信履歴情報表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子メールシステム。 【請求項5】 前記再送のパラメータで設定された期限内での配信が失敗した場合には、前記配信が失敗した旨と前記配信に失敗したメールの件名を前記クライアント側に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子メールシステム。 【請求項6】 メールの再送機能を有する電子メールシステムにおいて、予め用意された再送パラメータの複数の設定パターンから任意の前記設定パターンを選択することにより、前記再送パラメータを設定する再送パラメータ設定手段と、前記設定された再送パラメータと適合するメール配信サービスを選択するサービス選択手段と、前記選択されたメール配信サービスと接続して前記メールの配信を行う配信実行手段と、を有することを特徴とする電子メールシステム。 【請求項7】 メールの再送機能を有する電子メールシステムの送信側のクライアントにおいて、前記メール単位で前記再送の方法をパラメータ設定可能とする再送パラメータ設定手段と、前記設定されたパラメータを属性データの1つとして付加したメールをサーバ側に送信するメール送信手段と、を有することを特徴とする電子メールシステムのクライアント。 【請求項8】 メールの再送機能を有する電子メールシステムの送信側のサーバにおいて、クライアントから送信されたメールを格納して管理するメール管理手段と、前記送信されたメールに付加された再送のパラメータに基づいて前記メールの配信管理を行う配信管理手段と、前記配信管理手段からの指令に応じて前記メールの配信を行う配信実行手段と、を有することを特徴とする電子メールシステムのサーバ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はサーバを介してメールを送受する電子メールシステム、クライアント、およびサーバに関し、特にメールの再送機能を有する電子メールシステム、クライアント、およびサーバに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、電子メールは広く普及し、その用途も多様化し、様々な内容のメールをやり取りする環境が設定されている。ただし、メールを一方的に送信しても、受け取り先で確実に受信されたり、読まれたりするとは限らない。このため、従来は、メールが受信されない場合、自動的に再送を繰り返すなどの工夫が行われていた。 【0003】これに加え、電子メールの多様化に対応するために、メールの送信方法に様々な工夫がなされている。例えば、特開平8−314827号公報では、電子メールの属性からメールの重要度を判断し、その重要度に基づいて、転送先の選択および転送を自動的に行うようにしている。 【0004】また、特開平8−186593号公報のように、メールの送信先の端末がメール受信可能状態になったのを検知した時点で、メールを再送することにより、転送の効率を図ったものがある。 【0005】さらに、特開平5−110598号公報のように、緊急度の高い電子メールが中継不可能になった場合、直ちにこれを発信者に通知するようにしたものがある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従来の技術では、メールの再送回数や再送間隔のパラメータを、ユーザ単位もしくはシステム単位で設定するようにしていた。このため、メール毎に再送方法を変更したくても、その都度、ユーザ単位もしくはシステム単位で電子メールのシステムの設定を変更する必要があり、作業が面倒であった。 【0007】また、従来は、メールを送った後で再送方法を変更することができなかった。このため、例えば、通常扱いのメールとして送信したものが後になって緊急を要することに気づいた場合には、送信方法を変更して同じ内容のメールを送り直す必要があり、受信者には、同じ内容のメールが2通届くことになってしまうという問題があった。 【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、各メールの再送パラメータをユーザ側で自由に、かつ容易に設定することのできる電子メールシステム、クライアント、およびサーバを提供することを目的とする。 【0009】また、本発明の他の目的は、送信後のメールの再送パラメータを変更できるようにすることである。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解決するために、メールの再送機能を有する電子メールシステムにおいて、クライアント上で、前記メール単位で前記再送の方法をパラメータ設定可能とする再送パラメータ設定手段と、前記設定されたパラメータを属性データの1つとして付加したメールをサーバ側に送信するメール送信手段と、前記サーバ側で、前記送信されたメールを格納して管理するメール管理手段と、前記送信されたメールに付加された前記属性データに基づいて前記メールの配信管理を行う配信管理手段と、前記配信管理手段からの指令に応じて前記メールの配信を行う配信実行手段と、を有することを特徴とする電子メールシステムが提供される。 【0011】このような電子メールシステムでは、再送パラメータ設定手段により、クライアント上で、ユーザがメール単位で再送の方法をパラメータ設定できる。そして、この設定されたパラメータを属性データの1つとして付加したメールを、メール送信手段がサーバ側に送信する。 【0012】サーバ側では、メール管理手段が、送信されたメールを格納して管理する一方、配信管理手段が、送信されたメールに付加された属性データに基づいてメールの配信管理を行う。そして、配信実行手段が、配信管理手段からの指令に応じてメールの配信を行う。これにより、配信後、何らかの理由でメールが配信先で受け付けられない場合には、各メールは、メール毎に設定された再送時間や再送回数などに従って、再送処理がなされる。 【0013】また、本発明において、すでに送信された前記メールの再送のパラメータを前記クライアント上で変更可能とするパラメータ変更手段と、前記変更されたパラメータを前記サーバ側に送信する変更パラメータ送信手段と、前記配信管理手段に管理されている属性のデータのうち前記再送のパラメータを前記変更された内容に変更する属性変更手段と、を設けることにより、すでに送信されたメールの再送時間や再送間隔などを変更できる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の電子メールシステムの機能の概念を示すブロック図である。クライアント1では、ユーザは、再送パラメータ設定手段1aにより、メール単位で再送の方法をパラメータ設定する。そして、メール送信手段1bが、設定されたパラメータを属性データの1つとして付加したメールを、サーバ2側に送信する。この一度送信したメールの再送のパラメータは、パラメータ変更手段1cにより変更でき、変更したパラメータは、変更パラメータ送信手段1dがサーバ2側に送信する。 【0015】サーバ2側では、メール管理手段2aが、送信されたメールを格納して管理する一方、配信管理手段2bが、送信されたメールに付加された属性データに基づいてメールの配信管理を行う。そして、配信実行手段2cが、配信管理手段2bからの指令に応じてメールの配信を行う。これにより、配信後、何らかの理由でメールが配信先で受け付けられない場合には、メール毎に設定された再送時間や再送回数などに従って、各メールの再送処理がなされる。 【0016】また、クライアント上でパラメータが変更されると、属性変更手段2dが、配信管理手段2bに管理されている属性のデータのうち、再送のパラメータを、変更された内容に書き換える。これにより、すでに送信されたメールの再送時間や再送間隔などが変更できる。 【0017】次に、本発明のより具体的な形態について説明する。図2は本形態の電子メールシステムの機能の概略構成を示すブロック図である。この電子メールシステム10では、クライアント20からクライアント50に対して、サーバ30、40を介してメールを送信する例を示す。なお、クライアント20とサーバ30の間、サーバ30とサーバ40との間、サーバ40とクライアント50との間は、それぞれLANや公衆回線などのラインL1,L2,L3で接続される。 【0018】送信側のクライアント20では、ユーザがメール送信を起動すると、図1で示した再送パラメータ設定手段1aおよびパラメータ変更手段1cの機能を有する送信操作部21が、メールシートを画面上に開き、メール送信に必要なパラメータの入力をユーザに促す。このメール送信に必要なパラメータとしては、件名、宛て先などがあり、また、メールが1回で送信先に配信されなかったときのための、再送パラメータもある。 【0019】図3は再送パラメータ入力画面の一例を示す図である。この再送パラメータ入力画面211上で、ユーザは、まず、再送方法設定欄211aにより、再送方法の設定を行う。具体的には、「回数と間隔で指定」、「間隔と期限で指定」、「期限と回数で指定」の中から選択する。ここで、例えば「回数と間隔で指定」を選択すると、再送回数欄211bと再送間隔欄211cが入力可能な状態となる。ユーザは、キーボードなどを使用して、希望する数字を両欄に入力する。また、この入力された再送回数および再送間隔と現在の時刻とから、再送期限が内部計算され、再送期限欄211dに表示される。 【0020】なお、再送パラメータは、通常の運用で一般的と思われる値を、クライアント20または送信を受け付けるサーバ30に登録しておくこともできる。あるいは、電子メールシステム10全体で一意な値を用意しておくこともできる。また、この値を基準にしてユーザ側で適度に数値を調整したり、入力自体を省略することもできる。 【0021】図2に戻り、こうして送信用の各パラメータの入力が済むと、図1で示したメール送信手段1bおよび変更パラメータ送信手段1dの機能を有する送信部22を介して、メールの送信を行う。送信部22は、ユーザにより送信操作がなされると、設定された各パラメータを属性データとしてメールに付加し、ラインL1を介してサーバ30に送る。 【0022】これを受けたサーバ30側では、メール受付部31が、送信されたメールを受け付け、このメールに対応付けたIDを生成する。そして、このIDに関連付けて、メールを図1で示したメール管理手段2aの機能を有するメール管理テーブル32に格納する。 【0023】また、これと同時に、メール受付部31は、メールの属性データや現在時刻等の情報をもとに、メールの各宛て先別に送信状態データを与えて、図1で示した配信管理手段2bおよび属性変更手段2dの機能を有する配信管理部33を介して、配信管理テーブル34にメールの登録を行う。 【0024】図4はメール管理テーブルの一例を示す図である。メール管理テーブル212では、メールにIDが対応付けられ、そのメールの送信者、送信開始時刻、再送パラメータ、再送試行時刻、送信状態データなどが管理される。ここで、再送試行時刻は、送信もしくは再送を試みた時刻を示す。すなわち、初回の送信から1回目の再送の間は初回の送信がなされた時刻が表示され、1回目の再送の後は、最も最近に再送を試みた時刻が表示される。 【0025】また、メールの各宛て先別に与えられる送信状態データとしては、例えば「着信」、「エラー」、「送信中」、「再送待ち」がある。すなわち、「着信」は、そのメールをその宛て先のメールボックスに格納することに成功した場合に与えられる。また、「エラー」は、再送の限度を越えて着信に失敗した場合に与えられる。「送信中」は、配信処理を実行している間に与えられる。さらに、「再送待ち」は、配信を開始して再送限度の範囲内にあり、まだ着信していない状態であるときに与えられる。 【0026】なお、配信管理テーブル34への登録時には、メールには「送信中」が与えられる。図2に戻り、メール受付部31は、受け付けたメールのIDと宛て先を、配信実行部35に渡して、配信を依頼する。配信実行部35は、配信管理部33を介して、IDをもとにメール管理テーブル32から対応するメールを取り出し、各宛て先にラインL2などを介して配信を実行する。そして、これらのメールの配信が成功した場合には、配信実行部35は、配信管理部33を介して、配信管理テーブル34内の対応するメールの宛て先の送信状態データを、「送信中」から「着信」に変更する。配信後のメールは、受信側のクライアント50が、ラインL3などを介してサーバ40のメールボックス42にアクセスすることで、受信される。 【0027】一方、配信に失敗した場合には、配信実行部35は、その宛て先の送信状態データを「送信中」から「再送待ち」に変更する。ところで、配信の失敗の理由としては、以下のものがある。 【0028】(1)受信側のサーバ40のメールボックス42などの許容量(メールのサイズや件数)が限界である。 (2)受信サービスが稼働していない。 【0029】(3)受信サービスで要求の同時処理限界を越えている。 (4)ラインL2の故障などにより、受信側のサーバ40に回線接続ができない。 【0030】(5)受信側のサーバ40が起動していない。 (6)受信サービスが受信できないモードになっている。 配信実行部35は、すべての宛て先への配信処理の実行を完了すると、配信に失敗した宛て先があるかどうかを調べる。これは、サーバ40の配信受付部41からの受付完了の成否などによって確認できる。そして、すべての宛て先に配信が成功していれば、メール管理テーブル32から対象のメールを削除する。一方、配信できなかった宛て先が一つでもある場合、配信実行部35は、配信管理テーブル34に、今回のメールが再送指定されているかどうかを問い合わせる。 【0031】そして、今回のメールが再送指定されていれば、各送信履歴情報を更新し、今回の配信処理を終了する。また、今回のメールが再送指定されていなければ、配信実行部35は、配信できなかった宛て先と送信元を通知部36に送る。これと同時に、配信実行部35は、配信管理テーブル34の対応するメールの宛て先の送信状態データを、「送信中」から「エラー」に変更する。そして、メール管理テーブル32からこのメールを削除し、今回の配信処理を終了する。 【0032】通知部36は、配信できなかった宛て先と送信元を配信実行部35から受け取ると、送信元に対して、配信できなかった旨とその宛て先を通知する。通知の手段としては、配信できなかった宛て先を含むエラーメールを作成して送信者宛てに発信したり、ラインL1を介して送信者への接続を確立し、直接クライアント20の通知受付部24に通知したり、あるいは、クライアントが定期的に問い合わせを行って、通知部36がこれに対して最新のデータを提供するなどが考えられる。 【0033】受信側のサーバ40の配信受付部41は、配信を受け付けると、該当する宛て先のメールボックス42にメールを格納するように試みる。このメールの格納に成功した場合には、成功した旨を配信実行部35に送る。一方、前述の配信失敗の理由(1)、(3)、(6)のように、サーバ40が動作している場合でもメールの格納に失敗することがある。この場合、配信受付部41は、配信実行部35に失敗した旨を知らせる。 【0034】メールの格納に成功した場合、サーバ40の受信受付部43は、受信側のクライアント50による受信要求を受け付けて、受信者に該当するメールをメールボックス42から読み出して提供する。 【0035】サーバ30の配信管理部33は、タイマ37の示す時刻に基づいて、配信管理テーブル34のメールの監視を行う。具体的には、配信管理テーブル34内のメールのうち「再送待ち」の宛て先を抽出し、その再送パラメータで設定された再送間隔と現在時刻を比較し、再送のタイミングを図る。再送のタイミングになれば、配信管理部33は、該当する宛て先への配信を配信実行部35に依頼する。これを受けた配信実行部35は、配信管理テーブル34の対応する宛て先の送信状態データを「再送待ち」から「送信中」に変更し、送信直後の配信と同様に配信処理を行う。 【0036】そして、最終の再送タイミングにおいて配信ができなかった場合には、配信実行部35は、配信できなかった宛て先と送信元を通知部36に送る。これと同時に、配信実行部35は、配信管理テーブル34の対応するメールの宛て先の送信状態データを、「送信中」から「エラー」に変更する。そして、メール管理テーブル32からこのメールを削除し、今回の再送処理を終了する。この再送処理は、クライアント側からのメール受付とは独立して、一定の周期で繰り返し実行される。 【0037】このように、配信、再送が行われている最中、送信側のクライアント20では、再送情報を参照、更新することができる。クライアント20側では、ユーザが送信履歴の情報の閲覧を要求すると、送信操作部21が、モニタなどによって、ユーザに送信履歴情報を提供する。この送信履歴情報は、例えば、サーバ30の配信管理部33に配信管理テーブル34の情報を問い合わせることで実現できる。 【0038】図5は送信履歴情報の表示例を示す図である。この送信履歴情報画面213では、送信したメールD1〜D4に関するデータとして、それぞれの宛て先、送信日時、件名、添付文書名が表示されている。また、ここでは、図4の配信管理テーブル212の例にはないデータ、「件名」や「添付文書名」が表示されているが、これは配信管理テーブル34に必要な要素を追加することで可能となる。 【0039】一方、ユーザがある送信済みのメールを特定して、その送信履歴情報をクライアント20に要求した場合、送信操作部21は、これを配信情報アクセス部23に依頼する。配信情報アクセス部23は、通信手段などを利用してサーバ30にアクセスして依頼された特定のメールの送信履歴情報を読み出し、それを送信操作部21に送る。これを受けた送信操作部21は、これを特定送信履歴情報として表示する。 【0040】図6は特定送信履歴情報の表示例を示す図である。特定送信履歴情報214では、ユーザに特定されたメールの件名、宛て先およびその送信状態、また、送信開始時に設定された再送回数などの再送パラメータ、残り再送回数、再送試行時刻などが表示される。 【0041】このデータ表示中のメールの再送パラメータの設定を変更したい場合には、ユーザは、画面上の再送方法変更メニュー214aをクリックする。これにより、画面上には、図3で示した再送パラメータ入力画面211と同様の画面表示がなされ、その画面上で設定変更が行える。 【0042】再送パラメータの設定変更がなされると、配信情報アクセス部23が、通信手段を利用してサーバ30の配信管理部33にアクセスし、配信管理テーブル34の内容を変更する。 【0043】なお、図2では、機能の説明上、各ブロック間を独立したラインで結んだが、すべてが1本のラインに接続されていてもよい。また、ここでは、クライアント20を送信側、クライアント50を受信側としたが、実際には、クライアント20,50ともに、送信側および受信側の両方の機能を有する。また、サーバ30およびサーバ40も、配信機能および受信機能の両方を有する。 【0044】図7は送信側のクライアント20によるメール送信起動時の処理手順を示すフローチャートである。 〔S1〕メール送信の起動が行われたか否かを判断し、行われればステップS2に進み、そうでなければステップS1を繰り返す。 〔S2〕再送パラメータ入力画面211を表示する。 〔S3〕画面上で再送パラメータの設定の操作を受け付ける。 〔S4〕操作の完了とともに、メールと、その再送パラメータを含む属性データとをサーバ側に送信する。 【0045】図8は送信側のクライアント20によるメール送信後の再送パラメータ変更の処理手順を示すフローチャートである。 〔S11〕ユーザにより、特定のメールの送信履歴情報の要求がなされたか否かを判断し、要求されればステップS12に進み、されなければステップS11を繰り返す。 〔S12〕特定送信履歴情報画面を表示する。 〔S13〕再送パラメータの変更要求がなされたか否かを判断し、要求されればステップS14に進み、されなければステップS12に戻る。 〔S14〕画面上で再送パラメータの変更の操作を受け付ける。 〔S15〕変更された再送パラメータをサーバに送信する。 【0046】図9は送信側のサーバ30によるメール配信の処理手順を示すフローチャートである。 〔S21〕クライアント20から送信されたメールを受け付け、このメールに対応するIDを生成する。 〔S22〕IDを生成したメールをメール管理テーブル32に格納するとともに、メールの各宛て先別に送信状態データを与えて配信管理テーブル34に登録する。 〔S23〕メールの各宛て先に配信を実行する。 〔S24〕配信に失敗した宛て先があるか否かを判断し、あればステップS25に進み、なければステップS27に進む。 〔S25〕今回のメールが再送指定されているか否かを判断し、再送指定されていればステップS28に進み、そうでなければステップS26に進む。 〔S26〕配信できなかった旨とその宛て先をメール送信元のクライアントに対して通知する。 〔S27〕対象のメールをメール管理テーブル32から削除する。 〔S28〕ステップS21〜S27までに行われた配信の結果に基づき、配信管理テーブル34内の各送信履歴情報を更新する。 【0047】図10は送信側のサーバ30によるメール再送の処理手順を示すフローチャートである。 〔S31〕配信管理テーブル34内に、「再送待ち」状態の宛て先を含むメールが残っているか否かを判断し、残っていればステップS32に進み、残っていなければ本フローチャートを終了する。 〔S32〕配信管理テーブル34から「再送待ち」の宛て先を有するメールを抽出し、そのメールの再送パラメータで設定された再送時刻と現在時刻とを比較する。 〔S33〕再送のタイミングであるか否かを判断し、そうであればステップS34に進み、そうでなければステップS31に戻る。 〔S34〕メールの送信状態データを「再送待ち」から「送信中」に変更し、再送処理を実行する。 〔S35〕再送の結果、配信に失敗した宛て先があるか否かを判断し、あればステップS36に進み、なければステップS38に進む。 〔S36〕今回の再送が最終の配送であったか否かを判断し、そうであればステップS37に進み、そうでなければステップS39に進む。 〔S37〕配信できなかった旨とその宛て先をメール送信元のクライアントに対して通知する。 〔S38〕対象のメールをメール管理テーブル32から削除する。 〔S39〕ステップS31〜S38までに行われた配信の結果に基づき、配信管理テーブル34内の各送信履歴情報を更新する。 【0048】図11は受信側のサーバ40におけるメール受信手順を示すフローチャートである。 〔S41〕メールの配信を受け付ける。 〔S42〕配信先のユーザのメールボックスにメールを格納する。 〔S43〕配信の結果を配信元のサーバに返信する。 【0049】このように、本形態では、メールの送信元のクライアント20側で、ユーザによって再送パラメータを設定できるようにしたので、ユーザ単位またはシステム単位で電子メールのシステム設定を行うことなく、メール毎に自由にかつ容易に再送方法を設定できる。 【0050】また、本形態では、メールを送った後で、その再送パラメータを変更できるようにしたので、例えば、通常扱いのメールとして送信したものが後になって緊急を要することに気づいた場合でも、容易に変更できる。 【0051】次に、本発明の第2の形態について説明する。図12は本発明の第2の形態の電子メールシステムの機能の概略構成を示すブロック図である。この電子メールシステム60は、図2の電子メールシステム10のクライアント20の構成に加えて、再送パラメータテーブル25を設けたものであり、他の構成については電子メールシステム10とほぼ同じなので、同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。 【0052】クライアント20では、複数のメール配信サービスの選択が可能となっている。そして、各メール配信サービスには、それぞれ一通りの再送パラメータが予め設定登録されている。これらの再送パラメータは、互いに異なるパターンに設定されており、再送パラメータテーブル25に格納されている。このような設定において、ユーザは、メールの送信を行う際、その再送パラメータを再送パラメータ選択画面で選択する。再送パラメータ選択画面は、送信操作部21によって表示される。 【0053】図13は再送パラメータ選択画面の一例を示す図である。再送パラメータ選択画面71では、再送パラメータテーブル25に格納されている再送パラメータの各パターンが切り換え表示される。ユーザが希望のパターンを選択すると、そのパターンの再送パラメータを有するメール配信サービスが選択される。すなわち、例えば、図に示すように「パターン1」を選択すれば、再送回数5回、再送間隔20分という組み合わせの設定が自動的になされる。こうして選択されたメール配信サービスを使用して、メール送信が実行される。 【0054】このように、再送パラメータのパターンを複数用意して選択できるようにすることにより、より簡単な作業で再送パラメータの設定が行える。また、選択されたパターンのメール配信サービスを実行するサーバと接続されるので、サーバ側では一定の再送パラメータで実行できる。よって、クライアント側でのみ再送パラメータを切り換え選択すればよいので、システムの設計および提供が簡単になる。 【0055】なお、再送パラメータのパターンは、接続可能なメール配信サービスに問い合わせることで取得可能である。あるいは、予めユーザの手で登録するようにしてもよい。いずれにせよ、再送パラメータのパターンとメール配信サービスとが対応して再送パラメータテーブル25に格納される。 【0056】こうして再送パラメータの設定がなされ、ユーザが送信指令を行うと、送信部22は、上述の手順で設定されたパターンのメール配信サービスを有するサーバと通信を行う。 【0057】 【発明の効果】以上説明したように本発明では、クライアント上で、メール単位で再送の方法をパラメータ設定できるようにしたので、ユーザ単位またはシステム単位で電子メールのシステム設定を行うことなく、メール毎に自由にかつ容易に再送方法を設定できる。 【0058】また、本発明においては、すでに送信されたメールの再送時間や再送間隔などをクライアント側で変更できるようにしたので、例えば、通常扱いのメールとして送信したものが後になって緊急を要することに気づいた場合でも、容易に変更できる。よって、システムに柔軟性を持たせられる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)8月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】服部 毅巖
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| 【公開番号】 |
特開平11−65961 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−230607 |
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