| 【発明の名称】 |
データ管理システム、データ管理方法およびデータ管理プログラムを記録した媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】平井 幸一
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| 【要約】 |
【課題】各種データを管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータ上のデータを更新可能な複数の端末からなるデータ管理システムにおいて、同ホストコンピュータ側のデータを最新の状態に維持することが困難であった。
【解決手段】各種のデータ15を管理するホストコンピュータ10と、通信回線20を介してデータ15を更新する端末30とからなるデータ管理システムにおいて、端末30側で予め更新データを作成して更新日付とあわせてホストコンピュータ10に送信し、ホストコンピュータ10は、データ15の最終更新日付を更新日付管理テーブル16に管理するとともに、端末30から送信された更新データに基づくデータ15の更新時に上記更新日付と更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、前者が後の場合に限ってデータ15を更新するようにしたため、データ15を常に最新の状態に維持することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各種のデータを管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信線を介して接続されて同ホストコンピュータ上のデータを更新する複数の端末とからなるデータ管理システムであって、上記端末は、計時処理を行って内部日付を管理する端末日付管理手段と、上記ホストコンピュータ上のデータに対する更新データを作成するとともに、更新日付を上記端末日付管理手段により取得し、同更新データと更新日付とを同ホストコンピュータに送信する更新データ送信手段を備え、上記ホストコンピュータは、各データに対する最終更新日付を管理する更新日付管理手段と、上記更新データに基づくデータ更新時に同更新データの更新日付と更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、同更新日付が先の場合にデータ更新不可とし、同最終更新日付が先の場合にデータ更新可能とする更新制御手段とを具備することを特徴とするデータ管理システム。 【請求項2】 上記請求項1に記載のデータ管理システムにおいて、上記各端末の内部日付を統一して管理したことを特徴とするデータ管理システム。 【請求項3】 上記請求項2に記載のデータ管理システムにおいて、上記更新データ送信手段は、上記更新データと更新日付の送信時に送信日付をあわせて送信するとともに、上記ホストコンピュータは、計時処理を行って内部日付を管理するホストコンピュータ日付管理手段を備え、上記更新制御手段は、上記更新データの着信時に上記ホストコンピュータ日付管理手段の内部日付を取得するとともに、同内部日付と上記送信日付との差分から上記更新日付を同内部日付に基づく更新日付に換算して上記最終更新日付との先後を比較し、上記更新日付管理手段は、換算後の更新日付に基づいて最終更新日付を管理することを特徴とするデータ管理システム。 【請求項4】 上記請求項3に記載のデータ管理システムにおいて、上記更新データ送信手段は、一のデータフォーマットに上記更新データと更新日付と送信日付とを含めて送信することを特徴とするデータ管理システム。 【請求項5】 各種のデータを管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信線を介して接続されて同ホストコンピュータ上のデータを更新する複数の端末とからなるデータ管理システムにおいて、同ホストコンピュータ側のデータを管理するためのデータ管理方法であって、上記端末は、計時処理を行って内部日付を管理するとともに、上記ホストコンピュータ上のデータに対する更新データを作成して更新日付を取得し、同更新データと更新日付とを同ホストコンピュータに送信し、上記ホストコンピュータは、各データに対する最終更新日付を管理するとともに、上記更新データに基づくデータ更新時に同更新データの更新日付と更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、同更新日付が先の場合にデータ更新不可とし、同最終更新日付が先の場合にデータ更新可能とすることを特徴とするデータ管理方法。 【請求項6】 各種のデータを管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信線を介して接続されて同ホストコンピュータ上のデータを更新する複数の端末とからなるデータ管理システムにおいて、同ホストコンピュータ側で動作してデータ管理を行うデータ管理プログラムを記録した媒体であって、各データに対する最終更新日付を管理するとともに、上記端末にて作成された更新データに基づくデータ更新時に同更新データの更新日付を取得して更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、同更新日付が先の場合にデータ更新不可とし、同最終更新日付が先の場合にデータ更新可能とすることを特徴とするデータ管理プログラムを記録した媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、データ管理システム、データ管理方法およびデータ管理プログラムを記録した媒体に関し、特に、ホストコンピュータと同ホストコンピュータに通信線を介して接続される複数の端末とからなるデータ管理システムと、このデータ管理システムにおけるデータ管理方法およびデータ管理プログラムを記録した媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の技術として、図5に示す特開平7−129373号公報に開示されたものが知られている。 【0003】同図において、ホストコンピュータ100には通信線200を介して複数の端末300が接続されており、双方向で通信可能な構成となっている。ホストコンピュータ100は図示しないホストアプリケーションバージョン管理装置を備えるとともに、ディスク100a内に最新バージョンの端末アプリケーション400を保持している。一方、端末300は、それぞれ図示しない端末アプリケーションバージョン管理装置を備えるとともに、ディスク300a内に端末アプリケーション400を保持している。 【0004】上記ホストアプリケーションバージョン管理装置は、各々の端末300が保持する端末アプリケーション400のバージョン情報を管理しており、上記端末アプリケーションバージョン管理装置からバージョン検査依頼があると、バージョン検査を実施する。ここにおいて、バージョンの不一致があると、同ホストアプリケーションバージョン管理装置は、バージョン検査依頼元に対してディスク100a内に保持する最新の端末プログラムをバージョン検査依頼元の端末に配信する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ管理システムにおいては、次のような課題があった。 【0006】端末アプリケーション400のバージョンを管理することができるものの、ホストコンピュータ10側のファイルやデータのバージョンを管理することはできなかった。例えば、ホストコンピュータ100上のマスタファイルをメンテナンスする場合など、端末300側で同マスタファイルを更新し、ホストコンピュータ100に転送することがよく行われる。しかし、上述したようにホストコンピュータ100側ではバージョン管理を行っておらず、また、ファイル転送する端末も複数存在するため、最新の状態であるか否かが判然とせず、古いマスタファイルで最新のマスタファイルを上書きしてしまうことがあった。 【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、各種データを管理するホストコンピュータに通信線を介して接続された複数の端末から同ホストコンピュータ上のデータを更新するにあたり、同ホストコンピュータ側のデータを最新の状態に維持することが可能なデータ管理システム、データ管理方法およびデータ管理プログラムを記録した媒体の提供を目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、各種のデータを管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信線を介して接続されて同ホストコンピュータ上のデータを更新する複数の端末とからなるデータ管理システムであって、上記端末は、計時処理を行って内部日付を管理する端末日付管理手段と、上記ホストコンピュータ上のデータに対する更新データを作成するとともに、更新日付を上記端末日付管理手段により取得し、同更新データと更新日付とを同ホストコンピュータに送信する更新データ送信手段を備え、上記ホストコンピュータは、各データに対する最終更新日付を管理する更新日付管理手段と、上記更新データに基づくデータ更新時に同更新データの更新日付と更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、同更新日付が先の場合にデータ更新不可とし、同最終更新日付が先の場合にデータ更新可能とする更新制御手段とを備えた構成としてある。 【0009】すなわち、各端末は、更新データ送信手段によりホストコンピュータ上のデータに対する更新データを作成し、同ホストコンピュータに送信して更新することが可能であり、この更新データを送信するにあたっては、端末日付管理手段により管理される内部日付に基づく同更新データの更新日付をあわせて送信する。もちろん、内部日付のフォーマットについては特に限定されるものではなく、時間情報をあわせ持つものであってもよい。 【0010】一方、ホストコンピュータは、各種のデータを管理するとともに、各々のデータについて更新日付管理手段により最終更新日付を管理しており、端末から送信される上記更新データに基づいてデータ更新するにあたり、更新制御手段は同更新データにあわせて送信された更新日付と同最終更新日付との先後を比較し、同更新日付が先の場合にデータ更新不可とするし、他方、同最終更新日付が先の場合にデータ更新可能とする。もちろん、更新対象データはファイルであってもよいし、ファイル上のレコードであってもよく、特に限定されない。 【0011】上記のように、端末側での更新データの更新日付で更新の可否を判定するにしても、各端末相互の内部日付がずれていない方がよい。そこで、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のデータ管理システムにおいて、上記各端末の内部日付を統一して管理した構成としてある。すなわち、端末相互での内部日付が統一管理されているので、端末間での更新データの先後関係が逆転することはない。 【0012】端末相互の内部日付を統一管理するとしても、厳密に端末間での内部日付が一致する必要はなく、その具体的な一例として、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載のデータ管理システムにおいて、上記更新データ送信手段は、上記更新データと更新日付の送信時に送信日付をあわせて送信するとともに、上記ホストコンピュータは、計時処理を行って内部日付を管理するホストコンピュータ日付管理手段を備え、上記更新制御手段は、上記更新データの着信時に上記ホストコンピュータ日付管理手段の内部日付を取得するとともに、同内部日付と上記送信日付との差分から上記更新日付を同内部日付に基づく更新日付に換算して上記最終更新日付との先後を比較し、上記更新日付管理手段は、換算後の更新日付に基づいて最終更新日付を管理する構成としてある。 【0013】すなわち、端末は、更新データ送信手段により上記更新データと更新日付を送信するにあたり、送信日付をあわせて送信する。一方、ホストコンピュータは、ホストコンピュータ日付管理手段により内部日付を管理しており、上記更新制御手段は更新データの着信時に同内部日付を取得して上記送信日付との差分から同更新データの送信元端末とホストコンピュータとの内部日付の差を検知するとともに、上記更新日付をホストコンピュータ内の内部日付に換算し、換算後の更新日付と上記最終更新日付とで先後を比較する。従って、自ずと更新日付管理手段は同換算後の更新日付に基づいて最終更新日付を管理する。 【0014】上記更新日付管理手段のデータ送信形態としては、更新データと更新日付と返信日付とを各々個別に送信することも可能であるが、伝送手順が複雑化してしまうことがある。そこで、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載のデータ管理システムにおいて、上記更新データ送信手段は、一のデータフォーマットに上記更新データと更新日付と送信日付とを含めて送信する構成としてある。すなわち、一のデータフォーマットに上記更新データと更新日付と送信日付とを含めて送信するため、端末とホストコンピュータ間の伝送手順が簡略化される。もちろん、データフォーマットとはファイル形式であってもよいし、電文形式であってもよく、特に限定されるものではない。 【0015】上述したようにしてホストコンピュータ上のデータをバージョン管理して更新を制御するとしても、実体のある装置に限定される必要はなく、その方法としても機能することは容易に理解できる。このため、請求項5にかかる発明は、各種のデータを管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信線を介して接続されて同ホストコンピュータ上のデータを更新する複数の端末とからなるデータ管理システムにおいて、同ホストコンピュータ側のデータを管理するためのデータ管理方法であって、上記端末は、計時処理を行って内部日付を管理するとともに、上記ホストコンピュータ上のデータに対する更新データを作成して更新日付を取得し、同更新データと更新日付とを同ホストコンピュータに送信し、上記ホストコンピュータは、各データに対する最終更新日付を管理するとともに、上記更新データに基づくデータ更新時に同更新データの更新日付と更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、同更新日付が先の場合にデータ更新不可とし、同最終更新日付が先の場合にデータ更新可能とする構成としてある。 【0016】すなわち、必ずしも実体のある装置に限らず、その方法としても有効であることに相違はない。発明の思想の具現化例としてデータ管理システムを制御するソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用可能である。その一例として、請求項6にかかる発明は、各種のデータを管理するホストコンピュータと、このホストコンピュータに通信線を介して接続されて同ホストコンピュータ上のデータを更新する複数の端末とからなるデータ管理システムにおいて、同ホストコンピュータ側で動作してデータ管理を行うデータ管理プログラムを記録した媒体であって、各データに対する最終更新日付を管理するとともに、上記端末にて作成された更新データに基づくデータ更新時に同更新データの更新日付を取得して更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、同更新日付が先の場合にデータ更新不可とし、同最終更新日付が先の場合にデータ更新可能とする構成としてある。 【0017】もちろん、その記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。また、一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等である。その他、供給方法として通信回線を利用して行う場合でも本発明が利用されていることにはかわりないし、半導体チップに書き込まれたようなものであっても同様である。 【0018】さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるデータ管理システムをブロック図により示している。 【0020】同図において、ホストコンピュータ10には通信回線20を介して複数の端末30が接続されており、この通信回線20を介して各端末30からホストコンピュータ10上のマスタデータを更新するなど、ホストコンピュータ上の各種データをメンテナンスすることが可能である。実際のデータ更新は、端末30内の更新データ作成部31において、ホストコンピュータ10上の更新対象データに対する更新データを作成するとともに、この更新データをデータ送信部32を介してホストコンピュータ10側に図2に示すようなデータフォーマットの電文形式で送信し、ホストコンピュータ10は受信した電文内容に従って自身のデータを更新することにより行われる。 【0021】図2において、電文の先頭には送信日時が配置されている。この送信日時は、データ送信部32が電文送信するにあたり、送信時の現在時刻を時刻獲得部33から取得して電文の先頭に付加する。この時刻獲得部33は図示しない計時回路を備えて現在日時を計時しており、データ送信部32からの要求に応じて現在日時を戻り値として返す構成としてある。従って、時刻獲得部33が端末日付管理手段を構成する。 【0022】上記電文において、先頭の送信日時の次には更新データとその更新日付とからなる組データが繰り返して配置される。この更新データは更新データ作成部31において作成され、更新データ作成部31は同更新データの作成時に、その作成日付を上述したものと同様にして時刻獲得部33から取得して更新日付とし、同更新データに更新日付を対応づけて記憶する。更新データの作成方法については、特に限定されることはないが、所定のユーザインタフェースを利用して利用者に直接入力させるようにしてもよいし、別の端末で作成した更新データと更新日付とを記録した磁気記録媒体から読み込むなどしてもよい。 【0023】更新データ作成部31は複数の更新データを作成し、同更新データと更新日付とからなる組データを記憶することが可能であり、データ送信部32は更新データ作成部31に記憶された複数の組データをまとめて送信する。従って、図2に示すように一の電文には複数の組データが存在することになるが、電文長はプロトコル等の制約を受けない限り原理的には無限であるため、何ら問題が生じることはない。以上の意味において、更新データ作成部31と、データ送信部32とが更新データ送信手段を構成する。 【0024】上記のように端末30のデータ送信部32を介して送信された電文はホストコンピュータ10側のデータ受信部11により受信される。このデータ受信部11は電文を受信すると、時刻獲得部12に通知するとともに、受信した電文を更新時刻計算部13に転送する。この時刻獲得部12も上述した端末側の時刻獲得部と同様に図示しない計時回路を備えて現在日時を計時しており、上記のようにデータ受信部11からの通知があると、同現在時刻を更新時刻計算部13に出力する。この意味において、時刻獲得部12がホストコンピュータ日付管理手段を構成する。 【0025】更新時刻計算部13は、時刻獲得部12から出力された現在時刻と上記電文の先頭に配置された送信日付とを取得し、両者の差分を算出して電文送信元の端末30とホストコンピュータ10との内部日付のずれを検知する。厳密には端末30の電文送信時とホストコンピュータ10の電文受信時とでは若干のタイムラグはあるものの、微小時間であるため無視することができる。更新時刻計算部13は、上記差分に基づいて受信した電文中の更新日付をホストコンピュータ10の内部日付に換算し、各々の更新データと換算後の更新日付とを更新判定部14に出力する。 【0026】更新判定部14は、各種のデータ15を図示しない磁気ディスクに記録管理しており、更新時刻計算部13から出力された更新データに基づいて対象となるデータ15を更新するとともに、各々のデータ15について最終更新日付を更新日付テーブル16として同様に記録管理しており、データ更新時には更新時刻計算部13から出力された更新日付に基づいて更新日付テーブル16内の最終更新日付をあわせて更新する。 【0027】実際のデータ15の更新においては、更新判定部14は更新時刻計算部13から出力された更新データの更新日付と、更新日付テーブル16を検索して取得した同更新データに対応する最終更新日付との先後を比較する。そして、前者の方が先の場合はデータ15を更新しないで上記更新データと更新日付を破棄し、他方、前者の方が後の場合には上記更新データに基づいてデータ15を更新するとともに、更新日付テーブル16内の最終更新日付を上記更新日付に更新する。以上の意味において、更新時刻計算部13と、更新判定部14とが更新制御手段を構成する。 【0028】本実施形態においては、更新データが古い場合に同更新データを破棄する構成としているが、もちろん、更新データを破棄するのみならず、その他の付加機能を追加しても構わない。例えば、更新データを破棄した場合に、同更新データをホストコンピュータ10側でリスト出力して利用者に通知するようにしてもよいし、ホストコンピュータ10と端末30との間で双方向の通信が可能な場合は、その旨を端末30側に通知して所定の表示器等に表示させるようにしてもよい。 【0029】また、ホストコンピュータ10のデータ15を更新可能な端末30が複数存在するため、適宜、バッファを設けて複数の電文を同時に受信可能とし、順次電文を処理するようにして通信タイムアウトを回避するようにしてもよいし、時分割処理により同時に複数の電文を処理するようにしてもよい。ただし、後者の場合には同一のデータを互いに異なる電文処理により同時に更新する可能性もあるため、更新対象データに更新ロックをかけておく。このように、端末30上での更新日付をホストコンピュータ10上の内部日付に換算して統一管理することにより、端末30相互の内部日付がずれている場合でもホストコンピュータ10上のデータ15を最新の状態に維持することができ、古い状態のデータ15を使用することによる不正な演算結果が得られるなどの不都合が生じることはない。 【0030】さらに、本実施形態においては、各種のハードウェアを組み合わせてホストコンピュータ10上のデータ管理を行う構成としてあるが、図3のブロック図に示すようにソフトウェアを適用してデータ管理を行うことも可能であり、適宜、変更してもかまわない。同図において、ホストコンピュータ10は、通信インタフェース110を備えて各端末30との間で通信可能としてあるとともに、CPU120やRAM130等からなるプログラム実行環境を備えており、図示しない磁気ディスクに記録したデータ管理プログラム140をRAM130のメモリ空間に常駐させてある。 【0031】このデータ管理プログラム140は、上述したものと同様にしてホストコンピュータ10上の各種データ150と、この各種データ150に対する更新日付テーブル160とを上記磁気ディスク内に記録管理しており、上述したように端末30からの電文を着信すると図4のフローチャートに示す処理を実行する。同図において、ステップS210では、図示しない計時回路から現在時刻を取得するとともに、端末から送信される電文を受信してRAM130のメモリ空間上に展開する。この電文の受信が完了するとステップS220において、ステップS210で取得した現在時刻と、上記電文の先頭に配置された送信日時との差分から、同メモリ空間上に展開した電文中の更新日付をホストコンピュータ10の内部日付に換算して置き換える。 【0032】次のステップS230では、最初の更新データと更新日付とからなる組データを取り出すとともに、更新対象データの最終更新日付を更新日付テーブル160から取得する。ステップS240では、同更新日付と最終更新日付との先後を比較し、同更新日付の方が先であれば上記更新データは古いものと判断してステップS250で取り出した組データを破棄する。一方、上記更新日付の方が後であれば、上記更新データが最新のデータであると判断してステップS260で同更新データに基づいてデータ150を更新するとともに、更新日付テーブル160内の最終更新日付を同更新日付に置き換えて記録する。そして、ステップS270では最後の組データか否かを判定し、最後の組データでなければ次の組データを取り出して同様の処理を行い、最後のデータを取り出すまで繰り返される。 【0033】次に、上記のように構成した本実施形態の動作について説明する。端末30からホストコンピュータ10上のデータ15を更新する場合、予め端末30側の更新データ作成部31において更新データを作成して記憶しておく。この更新データの作成時には、時刻獲得部33によりその更新日付が取得され、同更新日付は同更新データに対応づけられて更新データ作成部31に記憶される。実際にホストコンピュータ10上のデータ15を更新する場合、上記のように更新データ作成部31に記憶された更新データと更新日付とを、データ送信部32を介してホストコンピュータ10側に電文形式で送信する。このとき、データ送信部32は時刻獲得部33から現在日時を取得して送信電文の先頭に送信日付として付加する。 【0034】ホストコンピュータ10は、端末30から送信された電文をデータ受信部11により受信し、データ受信部11は同電文を受信すると時刻獲得部12に通知するとともに、受信した電文を更新時刻計算部13に転送する。時刻獲得部12はデータ受信部11からの通知を受けて現在時刻を更新時刻計算部13に出力する。すると、更新時刻計算部13は、時刻獲得部12から出力された現在時刻と電文の先頭に配置された送信日付とを取得し、両者の差分を算出して電文送信元の端末30とホストコンピュータ10との内部日付のずれを検知する。そして、更新時刻計算部13は、上記差分に基づいて受信した電文中の更新日付をホストコンピュータ10の内部日付に換算し、各々の更新データと換算後の更新日付とを順次更新判定部14に出力する。 【0035】更新判定部14は、更新時刻計算部13から出力された更新日付と、更新日付テーブル16を検索して取得した更新対象データに対応する最終更新日付との先後を比較する。ここにおいて、前者の方が先の場合はデータ15を更新しないで上記更新データと更新日付を破棄する。一方、前者の方が後の場合には上記更新データに基づいてデータ15を更新するとともに、更新日付テーブル16内の更新対象データに対応する最終更新日付を上記更新日付に更新する。従って、ホストコンピュータ10上のデータ15は常に最新の状態が維持されることになり、古いデータを用いることによる不正な演算結果が得られることもない。 【0036】このように、各種のデータ15を管理するホストコンピュータ10と、通信回線20を介してデータ15を更新する端末30とからなるデータ管理システムにおいて、端末30側で予め更新データを作成して更新日付とあわせてホストコンピュータ10に送信し、ホストコンピュータ10は、データ15の最終更新日付を更新日付テーブル16に管理するとともに、端末30から送信された更新データに基づくデータ15の更新時に上記更新日付と更新対象データの最終更新日付との先後を比較し、前者が後の場合に限ってデータ15を更新するようにしたため、データ15を常に最新の状態に維持することができる。 【0037】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、端末から更新データをホストコンピュータに送信してデータを更新するにあたり、同更新データに更新日付をあわせて送信し、同ホストコンピュータ側は、各データの最終更新日付を管理し、データの更新時に端末から送信された更新データの更新日付と更新対象データの最終更新日付との先後を比較して同更新日付が先の場合に限りデータを更新するようにしたため、ホストコンピュータ上のデータを常に最新の状態に維持することが可能なデータ管理システムを提供することができる。 【0038】また、請求項2にかかる発明によれば、端末の内部日付を統一管理したため、端末相互間での内部日付のずれにより古いデータに更新されてしまうことはない。さらに、請求項3にかかる発明によれば、各端末の内部日付をホストコンピュータの内部日付に換算するようにしたため、端末間での内部日付を一致させる必要が無く煩わしくない。さらに、請求項4にかかる発明によれば、一のデータフォーマットでまとめて送信するようにしたため、伝送手順を簡略化することができる。 【0039】さらに、請求項5にかかる発明によれば、ホストコンピュータ上のデータを常に最新の状態に維持することが可能なデータ管理方法を提供することができる。さらに、請求項6にかかる発明によれば、ホストコンピュータ上のデータを常に最新の状態に維持することが可能なデータ管理プログラムを記録した媒体を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004237 【氏名又は名称】日本電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)8月15日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】渡辺 喜平
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| 【公開番号】 |
特開平11−65904 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−220519 |
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