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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】前山 龍一郎

【氏名】渡辺 督

【要約】 【課題】加圧ローラーのトナーによる汚れを原因とする転写材の斑点状汚れを防止し、常に良好な定着画像が得られる画像形成装置を提供する。

【解決手段】像担持体上のトナー画像を転写材上に転写する画像形成手段により前記転写材上に形成されたトナー画像を定着させる定着装置19とを備え、定着装置19は、発熱部材20と、発熱部材20に対向して配置される加圧部材28と、発熱部材20と加圧部材28との間に挟持された定着フィルム25と、加圧部材28に対向して配置されたローラー状のクリーニング部材33とを有し、クリーニング部材33に紙テープを巻き付け表層に繊維状のウェブを設けるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 像担持体上のトナー画像を転写材上に転写する画像形成手段と、該画像形成手段により前記転写材上に形成されたトナー画像を定着させる定着装置とを備え、前記定着装置は、発熱部材と、前記発熱部材に対向して配置される加圧部材と、前記発熱部材と加圧部材との間に挟持された定着フィルムと、前記加圧部材に対向して配置されたローラー状のクリーニング部材とを有した画像形成装置において、前記クリーニング部材は、少なくとも表層が繊維状のウェブであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】 前記クリーニング部材は、紙テープ、不織布、メッキ処理を施した不織布の巻き付け、あるいはアクリルパイルの植毛により、少なくとも表層に繊維状のウェブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザービームプリンター等の画像形成装置に係り、さらに詳しくはトナー画像を転写材に定着する定着フィルムを有する定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像形成装置には、帯電手段で一様に帯電した像担持体表面に原稿画像あるいはコンピューターから入力した画像信号に対応した画像露光を照射し、該像担持体表面上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像手段でトナー像に現像し、該トナー像を転写手段で転写材に転写し、定着手段で該転写材上のトナー像を該転写材上に定着して出力する電子写真方式の複写機やプリンターがある。
【0003】転写材上のトナー像を転写材に定着する定着装置として、発熱部材に耐熱性の定着フィルムを摺接させ、該定着フィルムを介して該発熱部材に加圧部材を圧接させることにより、定着フィルムの移動と共に該圧接部で挟持搬送する転写材に、定着フィルムを介して発熱部材から熱エネルギーを与えるフィルム定着方式の定着装置が用いられている。
【0004】このフィルム定着方式の定着装置の一例を図2に示す。図2において、20は、支持体としてのステー21に支持された発熱部材たるヒーターであり、該ヒーター20には、耐熱性の高い材料を離型性のよい材料で被覆したエンドレスベルト状の定着フィルム25が、該ヒーター20と略平行に配設された駆動ローラー26及び従動ローラー27との間に懸回張設されて摺接するように配設されている。
【0005】また、上記ヒーター20の下面には、定着フィルム25を挟むように加圧部材としての加圧ローラー28が、付勢手段によって例えば総圧力5kg重程度の当接圧で対向圧接しており、該加圧ローラー28は、シリコーンゴム等の離型性の良いゴム弾性層を有してヒーター20との間に定着ニップNを形成している。
【0006】そして、駆動ローラー26が回転駆動手段としての駆動モーターMにより矢印の方向に回転駆動すると、テンションローラーを兼ねる従動ローラー27により所定のテンションを与えられた定着フィルム25は、矢印aの方向に所定の周速度で回転し、この定着フィルム25の回転走行に伴い加圧ローラー28も反時計方向に従動回転し、転写材Pを挟持搬送するようになっている。
【0007】従って、トナー像Tを転写された後の転写材Pが、転写材供給手段(図示せず)によりこの定着装置に順次送り込まれ、定着ニップNに突入すると、該転写材Pは定着フィルム25及び加圧ローラー28の回転に伴って挟持搬送されると共に、ヒーター20が発する熱エネルギーを付与され、転写材P上のトナー像Tが転写材Pに定着される。
【0008】この種のフィルム定着方式の定着装置では、発熱部材としてのヒーター20、及び該ヒーター20の熱エネルギーを転写材Pに伝導する部材としての定着フィルム25を低熱容量化できるため省電力化、ウエイトタイムの短縮化(クイックスタート性)が可能になる利点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記した従来の技術には以下に説明するような問題点が発生する場合があった。
【0010】トナー像Tが定着ニップNを通過する際に、微量のトナーが転写材Pから定着フィルム25に転移する、いわゆるオフセット現象が発生する。このオフセットしたトナーの一部は、定着フィルム25が一周した後に再び転写材Pの後端に転移するか、定着フィルム25に残留して、次に定着ニップNを通過する次の転写材Pに転写される。これら転写材Pに転写されたトナーはきわめて微量であるため、実用上まったく問題とならない。
【0011】ところが、上記のオフセットトナーの一部は、加圧ローラー28に転移する。加圧ローラー28上に一旦トナーが付着すると、その部分は表面エネルギーが著しく低下し、さらにトナーが付着し易くなる。その結果、加圧ローラー28上に島状あるいは面状にトナーの薄層が形成される。このトナーの薄層の加圧ローラー28への付着力は、加圧ローラー28の表面温度が低い(とくにトナーのガラス転移温度より低い)場合に弱くなる。
【0012】この種のフィルム定着装置の場合、装置が待機状態にある場合、ヒーター20への通電は行なわない。従って加圧ローラー28も通常室温程度、少なくともガラス転移温度以下に保たれている。その状態で定着動作を開始すると、定着ニップNにおいて定着フィルム25の表面は急速に昇温する。転写材Pが定着ニップNに到達する前に、加圧ローラー28表面に弱い力で付着したトナー層の表面が軟化し、定着フィルム25と密着する。すると、前記トナー層の一部は加圧ローラー28から剥離し、定着フィルム25に転移する。転移したトナーは、その後すぐに定着ニップNに到着し通過してゆく転写材Pに順次熱転写される。その結果、転写材Pの表面には斑点状の汚れが発生する。
【0013】このような、加圧ローラー28のトナー汚れに起因する転写材Pの斑点状汚れを防止するために、図3に示すような、アルミ等の熱伝導のよく、表面エネルギーの高い金属から成るローラー33を設ける例が知られている。しかしながら、通常の使用においてローラー33の表面温度はトナーのガラス転移温度以上にはならないため、ローラー33に接触した加圧ローラー28上のトナーが軟化変形せず、ローラー33へのトナーの回収効率が悪かった。
【0014】本出願に係る発明の目的は、加圧ローラーのトナーによる汚れを原因とする転写材の斑点状汚れを防止し、常に良好な定着画像が得られる画像形成装置を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的を実現する構成は、像担持体上のトナー画像を転写材上に転写する画像形成手段と、該画像形成手段により前記転写材上に形成されたトナー画像を定着させる定着装置とを備え、前記定着装置は、発熱部材と、前記発熱部材に対向して配置される加圧部材と、前記発熱部材と加圧部材との間に挟持された定着フィルムと、前記加圧部材に対向して配置されたローラー状のクリーニング部材とを有した画像形成装置において、前記クリーニング部材は、少なくとも表層が繊維状のウェブであるとするものである。
【0016】また、前記クリーニング部材に紙テープ、不織布、メッキ処理を施した不織布の巻き付け、あるいはアクリルパイルの植毛により、少なくとも表層に繊維状のウェブを設けるようにした。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態の画像形成装置を示す概略構成図である。
【0018】図1において、10は像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下“感光ドラム”と称す)であり、感光ドラム10は、たとえばOPC感光ドラムなどがある。この感光ドラム10の上方には、帯電手段としての一次帯電装置11が配設されている。この一次帯電装置11は、画像形成時に、感光ドラム10の表面を一様に帯電するもので、帯電された感光ドラム10の表面には、原稿画像などの画像信号に対応した画像露光12が照射されることになり、これにより静電潜像が形成される。そして、現像装置13は、感光ドラム10上の静電潜像を現像してトナー像を形成するものである。
【0019】本実施の形態で使用されるトナーは、体積平均粒径約7μmの1成分ネガトナーであり、結着樹脂は主にポリエステルである。このトナーのガラス転移温度(Tg)は約60℃で、軟化温度あるいは定着可能温度(Tm)は約130℃である。
【0020】転写手段である転写帯電装置14は、感光ドラム10上のトナー画像を転写材としての転写紙18へ転写するもので、感光ドラム上のトナー画像が転写された後の転写紙18は、転写材搬送装置32により定着装置19へと搬送され、この定着装置19においてトナー画像が定着され、出力画像として形成して排出される。なお、感光ドラム10、一次帯電装置11、現像装置13及び転写帯電装置14により画像形成手段を構成している。
【0021】ところで、本実施例の画像形成装置における定着装置19は、図1に示すようにフィルム定着方式の定着装置であり、耐熱性の高い材料で形成されたエンドレスベルト状の定着フィルム25は、支持体(不図示)に支持された発熱部材であるヒーター20に摺接するように、ヒーター20と、駆動ローラー26と、従動ローラー27との間に懸回張設されている。
【0022】また、上記ヒーター20の下面には、定着フィルム25を介在させて加圧部材としての加圧ローラー28が、不図示の付勢手段によって例えば総圧力5kg重程度の当接圧で対向圧接されている。加圧ローラー28は、シリコーンゴム等の離型性の良いゴム弾性層、ないしはさらにその表面に、シリコーンゴムよりもさらに離型性のよいPFA,PTFE,FEP等の、フッ素樹脂層を有しており、ヒーター20に圧接することに定着ニップを形成している。加圧ローラー28の外径は20mmないしは30mmである。
【0023】そして、駆動ローラー26が回転駆動手段としての駆動モーターMにより時計方向に回転駆動すると、テンションローラーを兼ねる従動ローラー27により所定のテンションを与えられた定着フィルム25は、時計回り方向に所定の周速度で回転し、この定着フィルム25の周回走行に伴い加圧ローラー28も反時計回り方向に従動回転し、これにより転写材18は、定着フィルム25と加圧ローラー28との間に挟持されながら搬送されることになる。
【0024】駆動モータMは、後述する加圧ローラークリーニングモード選択スイッチ31により選択した検知信号により所定のタイミングで回転することが可能となっている。
【0025】このように周回される定着フィルム25は、繰り返してトナー像の加熱定着に供されることになるから、耐熱性、離型性、耐摩耗性に優れたフィルムで、かつ一般的には総厚100μm以下、好ましくは40μm以下の薄肉のものを使用する。例えば、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES等の耐熱樹脂の単層、あるいはこれらの耐熱樹脂の表面を、PFA,PTFE,FEP等の、フッ素樹脂層複合層で被覆したフィルムを使用すると良い。周長は30ないし60mmである。
【0026】また、ヒーター20は、厚み1.0mm、幅10.0mm、長さ350mmの良熱伝導体、例えばアルミナ、窒化アルミニウム等の基板上に電気抵抗材料を幅2.5mm、長さ300mmに塗工したものであり、この電気抵抗材料に通電することで熱エネルギーを発生させるようにしている。
【0027】さらに、上記ヒーター20の基板の背面には、温度検知手段としての温度センサー29装着されており、この温度センサー29には、画像形成動作の実行中にヒーター20の基が所定の設定温度(温調温度)になるように、この温度センサーにより検知した温度に応じて、ヒーター20へ供給する電力を制御する通電制御手段である通電制御部30が接続されている。また、この通電制御部は、ヒーター20へ供給する電力を制御している。
【0028】また、この通電制御部30は、後述する加圧ローラークリーニング工程において、駆動モータMの動作と同期をとりながら、加圧ローラークリーニングモード選択スイッチ31により選択した検知信号により所定の温調温度で所定の時間、ヒーター20を温調することが可能となっている。
【0029】加圧ローラー28の下部には、ローラー33が、不図示の付勢手段によってたとえば総圧力500g重ないしは2kg重の当接圧で対向圧接している。ローラー33の外径は10mmである。
【0030】ローラ33は、例えば紙テープの巻き付け、不織布の巻き付け、メッキ処理を施した不織布の巻き付け、アクリルパイルの植毛などにより少なくとも表層が繊維状のウェブとしている。
【0031】ここで、ローラー33が装着されていない従来例の場合、ヒーター20の長さより巾の狭い転写材を連続して処理した場合に、転写材が通過しない場所でヒーター20及びヒーター20に対向する部分の定着フィルム25や加圧ローラー28の温度が著しく高くなり、部品の熱損傷を引き起こすいわゆる端部昇温という現象が発生する。
【0032】ローラー33が装着されていると、加圧ローラー28の回転に伴って時計回り方向に従動回転する。その結果、ローラーの熱伝導がよいため、ローラー33と圧接している加圧ローラーの軸方向温度分布は均一化される。すると、加圧ローラー28のみならずヒーター20や定着フィルム25の長手方向温度分布を均一化でき、上記のような端部昇温という現象は発生しない。すなわちローラー33は定着器の端部昇温防止部材の役割を果たす。
【0033】さらに、このローラー33は表面エネルギーが加圧ローラー28の表面と比べて高くなるように加圧ローラー表面に付着したトナーを回収する能力もある。
【0034】(実施例1)実施例1として、ローラー33表面に繊維状のウェブとしての市販の紙テープ、例えば商標名ウニオンテープ(総厚み50μm)のテープをスパイラル状に巻き付けた。これにより確実に加圧ローラー表面に付着したトナーを回収することができる。
【0035】特にローラー33の表面温度が、第1の実施の形態で使用するトナーのガラス転移温度である60℃以上、好ましくはガラス転移温度より10℃以上、さらに好ましくはガラス転移温度より20℃以上高い温度まで昇温した場合、ローラー33に接触したトナーが変形しローラー33にしっかりと密着する。
【0036】したがってローラー33の表面を上記のごとく60℃ないしは80℃以上に保った状態で所定の時間加圧ローラーと対向圧接しつつ回転させると、加圧ローラーのトナー汚れが回収できる。
【0037】実施例1のローラー33を第1の実施の形態の画像形成装置に用いて、転写紙として、A4サイズの定着性の悪い紙(たとえば填量の多い紙、厚紙、地合いの悪い紙)を用い、5%の画像比率を有する画像を5分間に1枚の間欠的なモードで出力を続けた場合、ローラー33の飽和温度は約35℃であった(室温15℃の場合)。このようなモードで画像を出力されると、前述のように、転写紙上のトナーの一部が定着フィルム25を介して加圧ローラー28に転移する。さらに、加圧ローラー28上のトナーは、親和性の高い表面をもったローラー33へ確実に回収される。
【0038】従って加圧ローラー28の表面にトナーの薄層が形成されることがない。
【0039】同様のモードで画像の出力を継続すると、1万枚乃至は10万枚までは画像汚れがまったく発生しなかった。15万枚程度画像出力すると、ローラー33上に回収したトナーの凹凸が大きくなる。すると実効的に加圧ローラー28とローラー33の接触面積が低下し、かつローラー33への熱伝達効率が低下する。
【0040】その結果、加圧ローラー28の表面に若干量のトナーが残留するようになり、かつローラー33に回収したトナーのローラー33への結着力も低下する。
【0041】ただし、この時点での画像汚れは実用上問題のないレベルである。また、30万枚まで出力すると、さらにローラー33表面に堆積したトナーの凹凸が大きくなり、加圧ローラー28とローラー33の接触面積が低下するため、加圧ローラー28表面の残留トナーが増大し、ローラー33に回収したトナーのローラー33への結着力もさらに低下した。
【0042】この状態で長時間休止した後に画像を出力すると、前回転時に、ローラー33に回収されていたトナーが、前回転中に定着フィルム25を介してヒーター20によりガラス転移温度より約20℃乃至は60℃高い温度まで昇温してトナーに対する付着力の上がった加圧ローラー28により剥ぎ取られる現象が発生する。このトナーが、加圧ローラー28表面にもともと残留するトナーと共に定着装置19の前回転時に定着フィルム25に付着し、許容できないレベルの画像汚れが発生した。従って、本実施例においては、15万枚を目安にローラー33を交換するとよい。
【0043】(比較例1)比較例1を表1を参照して説明する。
【0044】
【表1】

【0045】比較例1のでは、図1に示す画像形成装置と同一構成のものを用い、加圧ローラークリーニングモード選択スイッチ31により、加圧ローラークリーニング工程「なし」を設定して、実施例1と同じく下記のような試験を行なった。
【0046】転写紙として、A4サイズの定着性の悪い紙(たとえば填量の多い紙、厚紙、地合いの悪い紙)を用い、5%の画像比率を有する画像を5分間に1枚の間欠的なモードで出力を続けた場合、ローラー33の飽和温度は約35℃であった(室温15℃の場合)。このようなモードで画像を出力されると、前述のように、転写紙上のトナーの一部が定着フィルム25を介して加圧ローラー28に転移する。しかしながら、ローラー33の温度がトナーのガラス転移温度より低いため、加圧ローラー28上のトナーは殆どローラー33へは回収されない。すると、約5000枚で画像汚れが発生し、1万枚で実用上許容できない程度まで悪化した。結果を表1の“比較例1”の行に示す。
【0047】(実施例2)第2の実施例を、表1を参照して説明する。
【0048】実施例2は、ローラー33の表面に市販のシリコーン系の粘着剤を塗工し、日本バイリーン製のアラミド繊維からなる不織布を総厚み50μmを幅25mmのテープ状に加工し、スパイラル状に巻いた。繊維に空隙を通過したシリコーン系の粘着剤も染みだして、トナーを粘着する効果もある。30万枚まで出力した後の画像汚れも実用上許容できるレベルであった。結果を表1の“実施例2”の行に示す。なお、試験は図1の示す画像形成装置を使用して実施例1と同様に行った。
【0049】(実施例3)実施例3を、表1を参照して説明する。
【0050】実施例3は、ローラー33の表面に市販のシリコーン系の粘着剤を塗工し、日本バイリーン製のアラミド繊維からなる不織布を総厚み50μmを幅25mmのテープ状に加工し、あらかじめ無電解のNi(ニッケル)めっきを5g/m2 で処理しておいたものをスパイラル状に巻いた。加圧ローラー28をクリーニングする性能が長期にわたって維持され加圧ローラーへの残留トナーがきわめて少なく、ローラー33からの加圧ローラーヘのトナーの戻りも発生しにくい。従って加圧ローラー28の表面にトナーの薄層が形成されることがない。とくにメッキすることで、熱の伝達が良くなりより効果的にトナーが捕捉される。
【0051】なお、試験は図1の示す画像形成装置を使用して実施例1と同様に行った。
【0052】(実施例4)実施例4を、表1を参照して説明する。
【0053】実施例4は、ローラー33に用いるアルミローラー表面にアクリルの6μのパイルを静電植毛した。実施例1と同様の効果が得られた。
【0054】なお、試験は図1の示す画像形成装置を使用して実施例1と同様に行った。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に係る発明によれば、クリーニング部材は、クリーニング部材に紙テープ、不織布、メッキ処理を施した不織布の巻き付け、あるいはアクリルパイルの植毛により、少なくとも表層に繊維状のウェブを設けたことにより、少なくとも表層に繊維状のウェブを有するので、確実に加圧ローラーの汚れを回収するので加圧ローラーのトナー汚れに起因する画像汚れが防止できる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成9年(1997)9月3日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】岸田 正行 (外3名)
【公開番号】 特開平11−84929
【公開日】 平成11年(1999)3月30日
【出願番号】 特願平9−238329