トップ :: G 物理学 :: G01 測定;試験




【発明の名称】 距離測定器
【発明者】 【氏名】ディールク シュミット

【氏名】ユルゲン ルーギンスラント

【氏名】イェルク シュティールレ

【氏名】ペーター ヴォルフ

【氏名】グンター フリンスパッハ

【要約】 【課題】

【解決手段】ケーシング11と、その内部に取付けた測定信号のための送信機23及び受信機28と、走行時間測定により対象物34までの距離を検出するための評価装置32とを備えた距離測定器が提案される。ケーシング11にはケーシングに固定的に位置する少なくとも1つの基準点36が設けられており、この基準点を基準としてそれぞれ距離が測定される。基準点36は基準平面37の一部を成しており、この基準平面内では対象物に向いたストッパ面41並びに対象物に向いた側とは逆の側のストッパ面42がケーシング固定的に配置されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 距離測定器であって、ケーシング(11)と、その内部に取付けた測定信号のための送信機(23)及び受信機(28)と、走行時間測定により対象物(34)までの距離を検出するための評価装置(32)とが設けられており、その場合、測定距離の基準となる少なくとも1つの基準点(36)がケーシングに固定的に配置されている形式のものにおいて、少なくとも1つの前記基準点(36)が基準平面(37)の一部を成しており、この基準平面内には対象物に向いたストッパ面(41)並びに対象物に向いた側とは逆の側のストッパ面(42)がケーシングに固定的に配置されていることを特徴とする距離測定器。
【請求項2】 ストッパ面(41,42)が測定信号の出口軸線(44)に対してほぼ垂直に位置している請求項1記載の距離測定器。
【請求項3】 対象物に向いたストッパ面(41)が、ケーシング側の載着面(33)から突出している請求項1又は2記載の距離測定器。
【請求項4】 載着面(33)が、ケーシング(11)の下面(19)に設けた突出した突起(27)により形成されている請求項3記載の距離測定器。
【請求項5】 対象物に向いたストッパ面(41)が載着面(33)に対して沈下可能である請求項3又は4記載の距離測定器。
【請求項6】 対象物に向いたストッパ面(41)がフラップ(21)に形成されており、このフラップがケーシング(11)に対して旋回可能にヒンジ(40)内で支承されている請求項3から5までのいずれか1項記載の距離測定器。
【請求項7】 フラップ(21)の外方旋回位置でその内面(35)がストッパ面(41)を形成している請求項6記載の距離測定器。
【請求項8】 ケーシング(11)の、測定信号の出入口側の前方の前面(16)が湾曲している請求項1から7までのいずれか1項記載の距離測定器。
【請求項9】 ケーシング(11)には少なくとも1つの端面(16,20)に基準マーク(45,46)が配置されており、この基準マークが、測定信号の出口軸線(44)を含み載着面(33)に垂直な1平面内に位置している請求項1から8までのいずれか1項記載の距離測定器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は距離測定器であって、ケーシングと、その内部に取付けた測定信号のための送信機及び受信機と、走行時間測定により対象物までの距離を検出するための評価装置とが設けられており、その場合、測定距離の基準となる少なくとも1つの基準点がケーシングに固定的に配置されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】種々の測定課題のために使用される距離測定器は既に公知である(ドイツ連邦共和国特許公開第4316348号明細書)。この測定器は、例えば、内壁、底部又はカバーなどのような内面を起点として頻繁に行われる測定のために、逆の側で、要するに対象物に向いた側とは逆の側のストッパ面で標準面に当接することができる。外縁を起点として測定が行われなければならない場合、公知の距離測定器は被測定対象物に向いたその前面で、要するに対象物に向いたストッパ面で標準面に当接されることができる。要するに、使用例に応じて、距離測定器の前面又は背面が測定器側の基準点もしくはゼロ点として規定される。しかしこのことの欠点は、選択した当該基準点を測定時に考慮するために、選択される当接形式を操作員がセットしなければならないことにある。このセットの際に誤りが生じ、又はセットするのを忘れた場合には、測定結果に誤りが生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題はこの欠点を排除することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明の第1番目の構成は、請求項1に記載したように、少なくとも1つの基準点が基準平面の一部を成しており、この基準平面内には対象物に向いたストッパ面並びに対象物に向いた側とは逆の側のストッパ面がケーシングに固定的に配置されていることにある。
【0005】
【発明の効果】この構成により得られる利点は、対象物に向いた側の面での接でも、対象物に向いた側とは逆の側の面での当接でも、常に同じ基準点が距離の検出のために役立てられることにある。それゆえ、種々の基準点の間の換算が不要であり、かつそのことにより生じる測定誤差が回避される。
【0006】請求項2以下には本発明の有利な構成が記載されている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図示の実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0008】図1に符号10により距離測定器が図示されており、この距離測定器10はほぼ直方体状のケーシング11を有している。ケーシング11の上面12には、オン・オフ切換と、種々の測定プログラムの呼び出しとのための種々の機能キー13、並びに測定過程のレリーズのためのキー14が配置されている。さらに上面12には表示部15が設けられており、この表示部によって例えば検出された測定値と、選択された測定プログラムについての情報とが表示される。ケーシング11の背面20の突出した載着条片22は、例えば壁、カバー、底部などのような内面を標準面として測定するための、対象物に向いた側とは逆の側の当接面として役立つ。
【0009】図2は距離測定器10の前面16を示し、この前面には測定信号の出入のための窓17が設けられている。
【0010】図3は距離測定器10の下面19を示し、載着面としても役立つこの下面には背面20の領域内にフラップ21がケーシングに固定的に支承されている。
【0011】図4には距離測定器10が断面して示されている。1例としてレーザ測定器として形成された距離測定器10はレーザダイオード24と視準レンズ25とを備えた送信装置ならびに測定信号のための出口通路26を備えている。さらに、受信光学装置29と、これの後方に配置されたオプトエレクトロニック変換器30とを備えた受信装置28が設けられている。このオプトエレクトロニック変換器30は有利には電子なだれ形フォトダイオード(Avalanche−Fotodiode)によって形成されている。基板31上に配置された評価装置32によって、送信した測定信号と受信した測定信号との間の走行時間差にもとづき対象物34までの距離が検出される。次いで、検出された信号は表示部15を介して表示される。
【0012】その場合、対象物までの距離のこの検出は測定器側の基準点36を基準として行われる。この基準点はほぼ、ケーシング11の背面20のところで載着条片22により形成された基準平面37と測定信号の出口軸線44との交点に位置している。基準平面37は例えば壁を起点とする距離測定のためにこの壁に当接させられる。距離測定は常に基準平面37もしくはその内部に位置する基準点36を起点として行われる。
【0013】ケーシング11の下面19にはフラップ21が設けられているが、このフラップはヒンジ40内で旋回可能に支承されており、かつ第4図に示すその内方旋回位置では、突出した突起27により形成された載着面33の上方に位置している。図5から分かるように、このフラップ21は下面19に沿ったその内方旋回位置から矢印43で示す方向に旋回させられて、対象物に向いたストッパ面41をフラップ21の内面35が形成する位置に達することができる。このストッパ面41は同様に基準平面37内に位置している。この位置ではフラップ21はヒンジ40の近くに位置する端部で載着条片22に当接する。
【0014】対象物に向いた側とは逆の側の面もしくは縁を起点として測定を行うために、当接面41がそのつどの標準面に当接される。距離測定器10は事情が許すならばその下面19で載着され、かつ内面35が標準面に当接するまで対象物に向かって移動されることができる。内面35と基準平面37とが一致しているため、種々の基準点間の換算が不要である。
【0015】前面16が明らかに湾曲して形成されているため、操作員が測定のために前面16を標準面に当接させる過ちが回避される。ケーシング11には少なくとも1つの端面に、例えば前面16及び背面20に基準マーク45,46が配置される。これらの基準マークは、測定信号の出口軸線44を含み載着面33に対して垂直な1平面内に位置している。これらの基準マーク45,46は出口軸線44に対して平行な線に合わせて距離測定器10を当接せしめることを可能にする。
【出願人】 【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GESELLSCHAFT MIT BESCHRANKTER HAFTUNG
【出願日】 平成11年(1999)2月2日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外3名)
【公開番号】 特開平11−271450
【公開日】 平成11年(1999)10月8日
【出願番号】 特願平11−25260