| 【発明の名称】 |
超音波センサの取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】飯沼 宏幸
【氏名】桃瀬 彰
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| 【要約】 |
【課題】従来のような超音波センサの取付構造は、車両の振動などによる緩みを防止するための専用部品が必要となり、部品数の増加やコストアップとなった。
【解決手段】本発明の超音波センサの取付構造は、筒状の超音波センサの外周部に雄ねじ部と、雄ねじ部山径より大きなリブを筒全周に設け、雄ねじ部のねじ山方向と直交するリブに垂直な爪部を樹脂一体成形した超音波センサを、車両のバンパなどの取付穴に挿入し当該バンパを挟み込んで緩みのないように締め付け固定するために、雄ねじと勘合するナットの筒外周部の一側端面上には、緩斜面と急斜面とからなる略三角断面の鋸歯部を設けたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】超音波を発信し障害物からの反射波を受信して障害物を検知する超音波センサの取付構造において、筒状の超音波センサの外周部に沿って設けた雄ねじ部と、前記筒状超音波センサの一側端面に、前記雄ねじ山径よりも大きなリブを筒全周に設け、当該リブの1箇所ないし数箇所には、前記雄ねじ部のねじ山方向と直交するようリブに垂直な爪部を樹脂一体成形し、前記雄ねじと勘合するナットの筒外周部の一側端面上には、緩斜面と急斜面とからなる略三角断面の鋸歯部を設けたことを特徴とする超音波センサの取付構造。 【請求項2】請求項1に記載のナットの締め付け端面に略三角断面の鋸歯部を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の超音波センサの取付構造。 【0001】
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【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を使って車両周囲の障害物を検出し運転者に報知するような車両用障害物検知装置における超音波センサの取付構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の車両用障害物検知装置における超音波センサの取付構造は、図5に示すように筒状の外周部に雄ねじ部1を備えた超音波センサ2を、バンパ3などにあけられた取付穴4に挟み込んでナット5などにより締め付け固定する際には、車両の振動によるナット5の緩みを防止するため、緩み止め用の専用ワッシャ6をバンパ3とナット5の間に挿入して固定する方法が取られていた。専用ワッシャ6には、バンパ3やナット5との摺動抵抗が大きく緩みにくいゴム材などが主に使われていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のような超音波センサの取付構造は、車両の振動などによる緩みを防止するための専用部品が必要になり、部品数の増加やコストアップになった。 【0004】この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、部品数を増すことなく車両の振動などによる緩みを確実に防止できる超音波センサの取付構造を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係わる超音波センサの取付構造は、筒状の超音波センサの外周部に沿って設けた雄ねじ部と、前記筒の一側端面には前記雄ねじ山径よりも大きなリブを筒全周に設け、当該リブの1箇所ないし数箇所には、前記雄ねじ部のねじ山方向と直交するようリブに垂直な爪部を樹脂一体成形した超音波センサを、車両のバンパなどに予めあけられた取付穴に挿入し当該バンパなどを挟み込んで締め付け固定するために、前記雄ねじと勘合するナットの筒外周部の一側端面上には、緩斜面と急斜面とからなる略三角断面の鋸歯部を、バンパなどへの接触面より一段低い所に樹脂一体成形して設け、前記超音波センサの雄ねじ部に当該ナットを締め付けていくとき、締め付けの最終段階において、前記超音波センサの爪部とナットの鋸歯部とが摺接し噛合うことでナットの締付けを可能にし、かつナットの緩みを阻止するよう構成したことで問題解決の手段とするものである。 【0006】また、超音波センサをバンパなどに挟み込んで締め付け固定するための鋸歯部を有するナットに、当該鋸歯部の更に外周上に緩斜面と急斜面とからなる略三角断面の鋸歯部を、バンパなどへ接触する面上に樹脂一体成形して設け、当該ナットをバンパなどに締め付けていく際に、当該鋸歯部がバンパなどに食い込むことでナットの緩みを2重の構造にて阻止するよう構成したことで問題解決の手段とするものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る車両用障害物検知装置における超音波センサの取付構造で、筒状の超音波センサ7の外周部には雄ねじ部1と、前記筒の一側端面には前記雄ねじ山径よりも大きなリブ8を筒全周に設けてある。また、当該リブ8の1箇所ないし数箇所には、前記雄ねじ部1のねじ山方向と直交するようリブ8に垂直な爪部9を樹脂一体成形して設けてある。このように構成された超音波センサ7を、車両のバンパ3などに予めあけられた取付穴4に挿入し当該バンパ3などを挟み込んで締め付け固定するため、ナット10側の筒外周部の一側端面上には、緩斜面11と急斜面12とからなる略三角断面の鋸歯部13を、バンパ3などへの接触面14より一段低い所に樹脂一体成形してある。なお、15は超音波センサ7に信号を送受するための電線である。 【0008】図2は本発明に係る超音波センサの取付状態におけるA矢透視図であり、超音波センサ7とナット10の締め付けの最終段階を示している。また、超音波センサ7の爪部9の先端部は図2に示すように先細りテーパ形状とされ、ナット10の緩斜面11と急斜面12とからなる略三角断面の鋸歯部13に円滑に噛合得るような形状とされている。 ナット10の緩斜面11と急斜面12は、締め付け方向には緩斜面11を、緩め方向には急斜面12を設けることで、締め付け易く緩みにくい構成となる。 【0009】このように構成された超音波センサの取付構造の作用を次に述べる。バンパ3などの取付穴4にはめられた超音波センサ7の雄ねじ部1に、樹脂一体成形された鋸歯部13を有するナット10を締め付けていくと、締め付けの最終段階においては、前記超音波センサ7に樹脂一体成形された爪部9とナット10の鋸歯部13とが摺接しながら噛合って締付けられていく。このとき、超音波センサ7の爪部9は樹脂のもつばね性でナット10の鋸歯部13を乗り越え、締付けが可能になる。完全に締付けた状態では超音波センサ7の爪部9がナット10の鋸歯部13の谷間と噛合うような形状および位置関係が決定されている。また、ナット10には締め付け方向には緩斜面11を、緩め方向には急斜面12を設けてあるため、締め付け易く緩みにくい作用がある。 【0010】図3は本発明に係る超音波センサの取付構造の別実施例であり、超音波センサ7をバンパ3などに挟み込んで締め付け固定するための鋸歯部13を有するナット10に、当該鋸歯部13の更に外周上に緩斜面16と急斜面17とからなる略三角断面の鋸歯部18を、バンパ3などへ接触する面14上に樹脂一体成形したナット19の例を示す。 【0011】図4は本発明に係る超音波センサの取付状態の別実施例におけるA矢透視図であり、超音波センサ7とナット19の締め付けの最終段階を示している。ナット19の鋸歯部13の更に外周上に設けた鋸歯部18の緩斜面16と急斜面17は、締め付け方向には緩斜面16を、緩め方向には急斜面17を設けることで、バンパへの締め付け時には締め付け易く、緩みにくい構成になる。 【0012】次に作用について述べる。当該ナット19をバンパ3などに締め付けていく際には、当該鋸歯部18がバンパ3などに次第に食い込んでいく。当該鋸歯部18は図4に示すように緩斜面16と急斜面17から成るくさび型形状をなしており、締め付け易く緩みにくい形状である。一旦バンパ3に食い込むと、くさび形状により戻りにくくなることは明らかである。以上のとおり、ナット19の緩みを前述の緩み防止機構と合わせ、2重の緩み防止構造にて阻止するよう構成したことで問題解決の手段とするものである。 【0013】 【発明の効果】このように構成された超音波センサの取付構造においては、車両の振動などによる緩みが阻止できる機構としたので緩む心配はなくなる。そして、前記機構の要部たる超音波センサ側の爪部およびナット外周部の略三角断面状の鋸歯部を樹脂一体成形したので、部品数の削減が図れる。 【0014】また、前記ナットの鋸歯部の外周上に更に緩斜面と急斜面とからなる略三角断面の鋸歯部を樹脂一体成形し、当該鋸歯部をバンパなどに食い込ませるようにすることでナットの緩みを強固に阻止することができる。これにより、部品点数を増やすことなく2重の緩み防止機構を構成することができ、強力にしかも安価に緩みを阻止することができる。 【0015】
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204033 【氏名又は名称】太平洋工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月23日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−271423 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月8日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−95452 |
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