| 【発明の名称】 |
電波位置標定システム、装置及びその方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】貴傳名 稔
【氏名】中村 晃久
【氏名】吉留 英紀
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| 【要約】 |
【課題】本発明は電波位置標定に関し、特に位置の明確な2つの無線局と標定対象の無線局との間において、電波到来時間を測定することにより標定対象の無線局の位置標定を行う電波位置標定システム、装置及びその方法を提供する。
【解決手段】質問信号を送出しその応答信号を受信して送出及び受信時刻データを与える1つの位置の明確な無線局と、前記質問信号を受信しその所定時間経過後に前記応答信号を返信する位置標定の対象となる位置の不明確な無線局と、前記応答信号を受信して受信時刻に対応する位置データを与える別の位置の明確な無線局と、前記質問信号及び応答信号の各位置データを基に、前記位置の不明確な無線局が存在する楕円座標と双曲線座標とを求め、その交点の1つを選択することで位置の不明確な無線局の位置を標定する位置標定手段と、から構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 質問信号を送出しその応答信号を受信して、その送出及び受信時刻データを与える1つの位置の明確な無線局と、前記質問信号を受信し、その所定時間経過後に前記応答信号を返信する位置標定の対象となる位置の不明確な無線局と、前記応答信号を受信し、その受信時刻データを与える別の位置の明確な無線局と、前記1つの位置の明確な無線局からの質問信号の送出時刻データと前記別の位置の明確な無線局における前記応答信号の受信時刻データから、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の和を求めて前記位置の不明確な無線局が存在する楕円座標を得、また前記1つの位置の明確な無線局と前記別の位置の明確な無線局における各応答信号の受信時刻データの差から、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の差を求めて前記位置の不明確な無線局が存在する双曲線座標を得、そして前記楕円座標と双曲線座標の2つの交点座標を求め、さらに前記応答信号の到来方向から前記2つの交点座標のうちの1つを位置の不明確な無線局が位置する座標として標定する位置標定手段と、から構成することを特徴とする電波位置標定システム。 【請求項2】 前記位置標定手段は、さらに前記楕円座標の短軸が所定値以下の場合には、前記1つの位置の明確な無線局又は別の位置の明確な無線局のいずれかをそれ以外の位置の明確な無線局に切換える請求項1記載のシステム。 【請求項3】 さらに、前記位置の不明確な無線局の未来位置を予測する未来位置予測手段を有し、前記位置標定手段は、前記予測に基づいて前記1つの又は別の位置の明確な無線局のいづれか一方と切換えられるそれら以外の位置の明確な無線局及びその切換時期を事前に決定しておく請求項1又は2記載のシステム。 【請求項4】 前記未来位置の予測は、前記位置の不明確な無線局からの電波信号のドプラ効果を測定して行う請求項3記載のシステム。 【請求項5】 前記未来位置の予測は、前記位置の不明確な無線局の所定時間前の過去の位置と現在の位置との比較によって行う請求項3記載のシステム。 【請求項6】 1つの位置の明確な無線局から質問信号を送出すること、位置標定の対象となる位置の不明確な無線局により前記質問信号の受信から所定時間経過後にその応答信号を返信すること、前記1つの位置の明確な無線局で前記応答信号を受信すること、別の位置の明確な無線局で前記応答信号を受信すること、前記1つの位置の明確な無線局からの質問信号の送出時刻と前記別の位置の明確な無線局における前記応答信号の受信時刻から、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の和を求め、それにより前記位置の不明確な無線局が存在する楕円座標を求めること、前記1つの位置の明確な無線局と前記別の位置の明確な無線局における各応答信号の受信時刻の差から、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の差を求め、それにより前記位置の不明確な無線局が存在する双曲線座標を求めること、前記楕円座標と双曲線座標の2つの交点座標を求めること、前記応答信号の到来方向から前記2つの交点座標のうちの1つを位置の不明確な無線局が位置する座標として標定すること、から成ることを特徴とする電波位置標定方法。 【請求項7】 さらに前記楕円座標の短軸が所定値以下の場合には、前記1つの位置の明確な無線局又は別の位置の明確な無線局のいずれかをそれら以外の位置の明確な無線局に切換えること、を含む請求項6記載の方法。 【請求項8】 さらに、前記位置の不明確な無線局の未来位置を予測すること、前記予測に基づいて前記1つの又は別の位置の明確な無線局のいづれか一方と切換えられるそれら以外の位置の明確な無線局及びその切換時期を事前に決定しておくこと、を含む請求項6又は7記載の方法。 【請求項9】 無線装置であって、信号入力を導通制御するスイッチと、前記スイッチを介して入力される所定レベル以上の信号を検出するレベル検出手段と、前記スイッチを介して入力された所定レベルの連続信号を前記スイッチを断とすることで所定時間瞬断させる瞬断手段と、前記所定時間の瞬断終了直後から前記レベル検出手段が前記所定レベルの連続信号を検出するまでの時間を前記無線装置の受信系遅延時間として測定する測定手段と、を有することを特徴とする無線装置。 【請求項10】 前記無線装置は、信号を受信してから一定の経過時間後に対応する信号を返送する装置であって、さらに前記一定の経過時間を設定する時間設定手段と、前記時間設定手段に設定された一定の経過時間を前記測定手段によって測定された受信系遅延時間によって校正する校正手段と、を有し、前記校正により、信号を受信してから常に一定の経過時間後に対応する信号を返送する請求項9記載の装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は航法や移動体通信で用いられる電波位置標定システム、方法及び装置に関し、特に位置の明確な2つの無線局と位置の不明確な無線局との間において、電波到来時間を測定することにより位置の不明確な無線局の位置標定を行う電波位置標定システム、装置及びその方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図1は、従来の双曲線法による位置標定方法の原理を示したものである。図1に示すように、双曲線による位置標定の場合、位置の明確な3つの無線局11〜13(局A、B及びC)を利用して、位置の不明確な無線局14(局D)の位置標定が行われる。 【0003】無線局14から送信された電波は各無線局11〜13で受信される。例えば、無線局14の電波送信時刻をtT 、受信局11におけるその受信時刻をtA とすると、送信局14と受信局11との間の距離LADはLAD=(tA −tT )C(Cは電波の伝播速度)で与えられる。従って、無線局14の電波送信時刻tT が不明の場合には受信局11単独が無線局14との距離を直接求めることはできない。 【0004】しかしながら、上述した式より送信局14と各受信局11〜13との間の距離の差LAD−LBD及びLAD−LCDは無線局14の電波送信時刻tT が不明であっても定数として求まる。ある2点からの距離の差が一定となる点の描く軌跡は双曲線を描くことから、送信局14は図1に示すように受信局11及び12からの距離の差が一定となる双曲線1上、且つ受信局11及び13からの距離の差が一定となる双曲線2上に存在することになる。従って、2つの双曲線1,2の交点を求めることで送信局14の位置を標定することができる。なお、以降の図4の(a)の説明において双曲線法の詳細について説明している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述した双曲線法は、図1に示すように一般に位置の明確な3つの無線局11〜13の三角形の範囲内に適用され、無線局11〜13の配置を正三角形状とした場合に一番広く位置精度を取ることができる。その場合、幾何学的に精度が一番高く取れる送信局14の位置は正三角形の中心であり、2つの双曲線1及び2の交差角は60°となる。 【0006】しかしながら、上記双曲線法では位置の明確な3つの無線局11〜13を頂点とする三角形の外側にある位置の不明確な無線局14の位置を標定しようとする場合に、双曲線1及び2の交差角が小さくなってその位置の測定精度が急激に低下するという欠点がある。 【0007】図2は、交差角と位置精度との関係を示したものである。図2の(a)は、双曲線法による双曲線1及び2の交差角α(0°≦α≦60°)の例を示したものであり、双曲線1、2を表す各二重線の線間は双曲線1、2のそれぞれの測定誤差範囲εを表わしている。 【0008】この場合、双曲線1、2の交差地点における測定誤差範囲(網掛け部分の面積)はε2 /sinαで表され、その結果交差角αが小さくなると測定誤差範囲はsinαの逆数に比例して大きくなり、計算上は交差角0°で無限大となる。ところで、図2の(b)には交差角αが90°の例を示している。この場合の交差地点における測定誤差範囲(網掛け部分の面積)はε2 であり、前記双曲線法の例のものより常に小さい。なお、図2の(b)の場合については本発明との関連で後で再び取り上げる。 【0009】上述したように、従来の双曲線法による電波位置標定には、1)位置の明確な3つの無線局を要すること、2)位置標定は前記3つの無線局を頂点とする三角形の範囲内に制限されること、3)位置の測定精度には限界があること、等の種々の制限が内在し、そのため双曲線法の適用対象は制限されるという問題があった。 【0010】そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑み、従来の双曲線法による位置標定よりも少ない数の位置の明確な無線局を使用し、広い適用範囲で、且つより高精度な位置標定を可能とする電波位置標定方法及び装置、さらにシステムを提供することにある。また本発明の目的は、前記電波位置標定装置を移動体通信システムや遠隔制御システム、等に適用することによって、より高精度で且つ広範囲な航法サービスを提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、質問信号を送出しその応答信号を受信して、その送出及び受信時刻データを与える1つの位置の明確な無線局と、前記質問信号を受信し、その所定時間経過後に前記応答信号を返信する位置標定の対象となる位置の不明確な無線局と、前記応答信号を受信し、その受信時刻データを与える別の位置の明確な無線局と、前記1つの位置の明確な無線局からの質問信号の送出時刻データと前記別の位置の明確な無線局における前記応答信号の受信時刻データから、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の和を求めて前記位置の不明確な無線局が存在する楕円座標を得、また前記1つの位置の明確な無線局と前記別の位置の明確な無線局における各応答信号の受信時刻データの差から、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の差を求めて前記位置の不明確な無線局が存在する双曲線座標を得、そして前記楕円座標と双曲線座標の2つの交点座標を求め、さらに前記応答信号の到来方向から前記2つの交点座標のうちの1つを位置の不明確な無線局が位置する座標として標定する位置標定手段と、から構成する電波位置標定システムが提供される。 【0012】前記位置標定手段は、さらに前記楕円座標の短軸が所定値以下の場合には、前記1つの位置の明確な無線局又は別の位置の明確な無線局のいずれかをそれ以外の位置の明確な無線局に切換える。さらに、前記位置の不明確な無線局の未来位置を予測する未来位置予測手段を有し、前記位置標定手段は、前記予測に基づいて前記1つの又は別の位置の明確な無線局のいづれか一方と切換えられるそれら以外の位置の明確な無線局及びその切換時期を事前に決定しておく。 【0013】前記未来位置の予測は、前記位置の不明確な無線局からの電波信号のドプラ効果を測定して行うか、又は前記未来位置の予測は、前記位置の不明確な無線局の所定時間前の過去の位置と現在の位置との比較によって行う。 【0014】また本発明によれば、1つの位置の明確な無線局から質問信号を送出すること、位置標定の対象となる位置の不明確な無線局により前記質問信号の受信から所定時間経過後にその応答信号を返信すること、前記1つの位置の明確な無線局で前記応答信号を受信すること、別の位置の明確な無線局で前記応答信号を受信すること、前記1つの位置の明確な無線局からの質問信号の送出時刻と前記別の位置の明確な無線局における前記応答信号の受信時刻から、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の和を求め、それにより前記位置の不明確な無線局が存在する楕円座標を求めること、前記1つの位置の明確な無線局と前記別の位置の明確な無線局における各応答信号の受信時刻の差から、前記1つの位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離と前記別の位置の明確な無線局と前記位置の不明確な無線局との間の距離の差を求め、それにより前記位置の不明確な無線局が存在する双曲線座標を求めること、前記楕円座標と双曲線座標の2つの交点座標を求めること、前記応答信号の到来方向から前記2つの交点座標のうちの1つを位置の不明確な無線局が位置する座標として標定すること、から成る電波位置標定方法が提供される。 【0015】さらに本発明によれば、無線装置であって、信号入力を導通制御するスイッチと、前記スイッチを介して入力される所定レベル以上の信号を検出するレベル検出手段と、前記スイッチを介して入力された所定レベルの連続信号を前記スイッチを断とすることで所定時間瞬断させる瞬断手段と、前記所定時間の瞬断終了直後から前記レベル検出手段が前記所定レベルの連続信号を検出するまでの時間を前記無線装置の受信系遅延時間として測定する測定手段と、を有する無線装置が提供される。 【0016】前記無線装置は、信号を受信してから一定の経過時間後に対応する信号を返送する装置であって、さらに前記一定の経過時間を設定する時間設定手段と、前記時間設定手段に設定された一定の経過時間を前記測定手段によって測定された受信系遅延時間によって校正する校正手段と、を有し、前記校正により、信号を受信してから常に一定の経過時間後に対応する信号を返送する。 【0017】 【発明の実施の形態】図3は、本発明による電波位置標定の原理を図式的に示した図である。図4〜6は、図3のより詳細な説明図である。図4は本発明による双曲線と楕円を使った位置標定の説明図、図5は双曲線と楕円の交差角の説明図、そして図6は従来例と本発明との位置標定適用範囲の比較図である。 【0018】図3に示すように、本発明は位置の明確な2つの無線局(A局及びB局)21、22と、位置の不明確な無線局(C局)23とによって構成される。位置の明確な2つの無線局(A局及びB局)21、22の間はシステム同期信号の送受信(■)によって互いに正確に同期している。 【0019】ここで、位置の明確な一方の無線局21から位置標定の対象である無線局23へ質問信号が送出される(■)。無線局23は、前記質問信号を受信した後一定時間経過したのちに応答信号を返送する(■)。この応答信号は、質問信号の送信元である無線局21ともう一方の位置の明確な無線局22とで受信される。 【0020】前記無線局21及び22は無線局23からの応答信号を受信することによって、図1で説明したのと同様無線局21、23の間の距離と無線局22、23の間の距離の差(LAC−LBC)が求まる。なお、本例では前記距離の差の演算に必要な位置データ(信号の送受信時刻データに対応)は無線局22から無線局21へ送信される(■)。2つの点までの距離の差が一定となる点の軌跡は双曲線であり、無線局23は特定の双曲線24上にあることが判る。以上は従来の双曲線法と同じである。 【0021】本発明ではさらに、無線局22が、無線局21からの質問信号の送出時点(送出時点が明確)から前記応答信号の受信までの時間を測定することによって無線局21、23の間の距離と無線局22、23の間の距離の和(LAC+LBC)を求める。本例では、前記距離の和の演算に必要な位置データは無線局22から無線局21へ送信される(■)。 【0022】2つの点までの距離の和が一定となる点の軌跡は楕円であり、前記測定から無線局23はある特定の楕円25上にあることが判る。前記双曲線24及び楕円25から先ず2つの交点(×)が求まる。ここで、さらに電波の到来方向の条件を与えて最終的に本例では上側の一点が無線局23の標定位置として選択決定される。 【0023】次に、図4を参照して本発明による双曲線と楕円を使った位置標定の計算式について説明する。図4において、座標F(c,0)、F’(−c,0)、及びP(x,y)は、それぞれ図3の無線局(A、B、及びC)21、22、及び23の位置に対応している。ここで、無線局21が質問信号を発射した時刻T0 と無線局22がその応答信号を受信した時刻T1 との差t(=T1 −T0 )は、以下のように表すことができる。 【0024】t=t1 +t2 +t3 …式(1) 但し、t1 =無線局A、Cとの間(距離LAC)を電波が伝搬するのに要する時間t2 =無線局Cが質問信号を受信した後に応答信号を返送するまでの間の遅延時間t3 =無線局B,Cとの間(距離LBC)を電波が伝搬するのに要する時間【0025】このときt2 を既知のある一定値とした場合、無線局21、23を経て無線局22に至る距離LACB (=LAC+LBC)は以下の式で表すことができる。 LACB =(t−t2 )*C …式(2) 但し、C=電波の伝搬速度【0026】また、無線局21、23の間と無線局22、23の間の距離の差(=LAC−LBC)も同時に求めることができる。 LAC−LBC=(t1 −t3 )*C以上のことから、2つの焦点(基地局21,22)からの距離の和が一定な点の軌跡である楕円と、2つの焦点からの距離の差が一定な点の軌跡である双曲線を用いて無線局23の位置を求めることができる。 【0027】先ず、図4の(a)を用いて従来の双曲線の座標の式を求める。双曲線上の任意の点をP(x,y)、焦点をF(−c,0),F′(c,0)、そしてF,F′からの距離の差を2aとすれば、 PF=√((x−c)2 +y2 ),PF′=√((x+c)2 +y2 ) …式(3) であるから √((x−c)2 +y2 )〜√((x+c)2 +y2 )=2a …式(4) (記号〜は大きい方から小さい方を引くことを示す、以下同様) 【0028】この両辺に√((x−c)2 +y2 )+√((x+c)2 +y2 )を掛けると ((x−c)2 +y2 )〜((x+c)2 +y2 )=2a(√((x−c)2 +y2 )+√((x+c)2 +y2 )) …式(5) これより (x−c)2 +y2 =(a−(c/a)x)2 …式(6) 従って、以下の双曲線の式が求まる。 y2 =(a−(c/a)x)2 −(x−c)2 …式(7) 【0029】次に、図4の(b)を用いて本発明による楕円の座標の式を求める。楕円上の任意の点をP(x,y)、焦点をF(−c,0),F′(c,0),、そしてF,F′からの距離の和を2a′とすれば、 PF=√((x−c)2 +y2 ),PF′=√((x+c)2 +y2 ) …式(8) であるから √((x−c)2 +y2 )+√((x+c)2 +y2 )=2a′…式(9) 【0030】この両辺に√((x−c)2 +y2 )−√((x+c)2 +y2 )を掛けると((x−c)2 +y2 )−((x+c)2 +y2 )=2a′(√((x−c)2 +y2 )−√((x+c)2 +y2 )) …式(10) これより (x−c)2 +y2 =(a′−(c/a′)x)2 …式(11) 従って、以下の楕円の式が求まる。 y2 =(a′−(c/a′)x)2 −(x−c)2 …式(12) 【0031】最後に、上記双曲線の式(7)と楕円の式(12)から各P(x,y)点の交点座標×(x,y)を求める(図3の×参照)。 (a−(c/a)x)2 −(x−c)2 =(a′−(c/a′)x)2 −(x−c)2 …式(13) a′−(c/a′)x=a−(c/a)x …式(14) 【0032】よって、以下の交点座標 ×(x,y)が求まる。 x=(a−a′)/(c/a−c/a′) …式(15) y=±√((a−(c/a)((a−a′)/(c/a−c/a′))2 −((a−a′)/(c/a−c/a′)−c)2 ) …式(16) ここで、a,a′,cは既知の値である。 【0033】式(15)(16)において、a=LAC−LBC,a′=LACB ,c=A局とB局間の距離に置き換えると2つの交点が求まる。そのため、正しい1つの交点を選択するのに電波到来方向を利用したり、又は別に設けた位置の明確な無線局(例えばD局)を用いて同様の処理を行うことによって無線局23の位置を決定することができる。 【0034】図5には、本発明における双曲線と楕円との交差角の関係を示している。従来技術のところでも触れたように双曲線法のみで位置標定を行う場合、一番広く位置精度を取れる無線局の形状は正三角形であって幾何学的に精度が一番高く取れる位置がその中心であり、そのときの2本の双曲線の交差角は60°である。これを本発明による双曲線と楕円とで構成した場合、交差角が60°以上取れる範囲ということで考えて見ると以下のようになる。 【0035】図5の(a)に示すように、無線局23(P)と各無線局21及び22(F、F′)との間の距離が、無線局21及び22(F、F′)の間の距離より大幅に長い時(無線局21及び22による双曲線24が双曲線の漸近線24′と見なされるほど長い場合)、楕円25は円に近づき双曲線24はその漸近線24′に近づく。そのため、楕円25と双曲線24の交差角αはほぼ90°となる。従って、この場合の測定精度は良好であり、位置標定は電波の受信可能範囲で制限される。 【0036】一方、図5の(b)は、無線局23(P)と各無線局21及び22(F、F′)との間の距離が近い場合を示している。図に示すように双曲線24の漸近線24′を無線局21及び22を結んだx軸に対して60°とした場合、その双曲線は前記の線x軸に対して60°以上(≒交差角α)となり、双曲線は無線局21及び22の間の中心と各無線局との間でほぼ中間点を通過する。従って、この場合の測定精度も良好である。 【0037】ところで、無線局23(P)の位置が無線局21及び22を通る直線(x軸)に接近すると楕円25の短軸(y軸方向の長さ)が短くなり、その結果楕円25と双曲線24の2つの交点が接近して分解能の関係からそれらを区別できなくなる場合が生ずる。 【0038】この場合には、無線局21及び22による系以外の系を用いて前記交点の判別を可能とする。系を切り換える条件は、無線局23による2つの交点の間の距離が無線局21又は22に備えられた方向探知機の分解能にまで近づいたときであり、具体的には楕円の短軸の長さが方向探知機の分解能近くまで短くなったときである。 【0039】系の切換えは、1)無線局21だけを別の無線局21′に切換えて、それと無線局22とで楕円及び双曲線を得る系、2)無線局22だけを別の無線局22′に切換えて、それと無線局21とで楕円及び双曲線を得る系、3)無線局21及び22の両方を別の無線局21′及び22′に切換えて楕円及び双曲線を得る系、のいずれでもよい。 【0040】図6は、従来の双曲線法を用いた位置標定の対象範囲と本発明による楕円と双曲線を用いた位置標定の対象範囲を比較して描いたものである。従来の双曲線による位置標定では少なくとも位置の明確な3つの無線局を要し、位置の測定精度の関系から前記3つの無線局を頂点とする三角形の範囲内に制限されていた。 【0041】それに対し、本発明による楕円と双曲線を用いた位置標定では2つの位置の明確な無線局があれば位置標定は可能である。また、電波の受信可能な広い適用範囲で高精度な位置標定が可能となる。但し、前記2つの位置の明確な無線局同士を結ぶ直線付近に測定対象がある場合または移動してきた場合には系の切換えが必要となる。 【0042】以降では、本発明による電波位置標定装置及びそれを用いた位置標定システムの具体的な実施例について説明していく。図7は、本発明による電波位置標定装置を用いた位置標定システムの一構成例を示したものである。図7の構成は、基本的には図3の動作原理の説明で説明した構成と同様である。 【0043】図7では、まず位置の明確な2つの無線局(A局及びB局)21、22で構成される系(A系)で位置の不明確な移動局(C局)23の位置標定が行われる。もし、前記移動局23が2つの無線局21、22同士を結ぶ直線付近に接近してきた時には、前記一方の無線局(B局)22と第3の位置の明確な無線局(B′局)31からなる系(B系)に切換えられ、移動局(C局)23の位置標定が継続される。 【0044】本例では、各位置の明確な無線局21、22及び31から送られてきた位置データを監視所32で受信し、前述した本発明による楕円と双曲線を用いた位置の計算式(16)を使って移動局23の位置標定を行い、さらには後述するように過去の位置データyから移動局23の未来の位置予測を行って必要な系の切換えを行う。監視所32は、また制御信号を使って各基地局21、22、31に対しシステム同期信号や質問信号の送出等を指示する。なお、質問信号等の各制御信号の送受信シーケンスは図3と同様である。また、図7にはB系を用いた場合の制御信号を点線で示している。 【0045】図8は、図7のシステムの基本的な動作フロー例を示したものである。また、図9には図7に示す各種信号の送出タイミングの一例を示している。なお、ここでは従来技術であるシステム同期信号(■)によるシステム全体の同期動作の説明については省略してある。 【0046】図8において、始めに位置の明確な無線局21から質問信号(■)を送出し、位置の不明確な無線局23が応答信号(■)を送出する(S10及び11)。位置の明確な無線局21及び22で基地局23からの応答信号を受信し、前記質問信号の送出時刻と位置の明確な無線局22における前記応答信号の受信時刻に基づく位置データ(■)から楕円を計算する(S12)。 【0047】次に、楕円の短軸が一定値以上か否かを判断し、一定値以下の場合は標定不可能と判断して位置の明確な無線局22を別の位置の明確な無線局31に切り換える(S13及び14)。一定値以上の場合には、前記位置の明確な無線局21及び22で基地局23からの応答信号を受信した時刻に基づく位置データ(■)の差から双曲線を求め、先の楕円との2つの交点を求める(S13及び15)。最後に電波の到来方向より、前記交点の1つを位置の不明確な無線局23の位置と決定する(S16)。 【0048】図10〜17には、本発明による電波位置標定装置の実施例を示している。図10は、位置の明確な無線局(以降「基地局」と呼ぶ)の送信部の一構成例を示している。図10に示すように、送信部はシステム同期信号発生部41と質問信号発生部とに大きく分けられる。システム同期信号発生部41において、ID送出手段45は局番号等を含むシステム同期信号用のID信号を出力し、次段のFM変調手段46はそれを例えば70MHzのFM信号に変調する。 【0049】位置標定パルス送出手段47は、基地局同士の同期をとるための位置標定パルスを所定周期で出力し、次段のAM変調手段48はそれを例えば70MHzのAMパルス信号に変調する。前記システム同期信号用のID信号及び位置標定パルスから成るシステム同期信号は、電力増幅器等からなる送信手段43を介して送信アンテナ44から他の基地局へ出力される。 【0050】また質問信号発生部42においては、ID送出手段49、校正要求信号送出手段50、及び校正期間送出手段51は、それぞれ局番号等を含む質問信号用のID信号、位置の不明確な位置標定対象局(以降「移動局」と呼ぶ)への校正要求信号、及び校正期間中に遅延時間補正のために使用される校正基準信号を送出する。次段のFM変調手段53はそれらを順次例えば70MHzのFM信号に変調する。 【0051】位置標定パルス送出手段52は、質問信号の送出時刻を明定するための位置標定パルスを所定周期で出力し、次段のAM変調手段54はそれを例えば70MHzのAMパルス信号に変調する。前記質問信号用のID信号等及び位置標定パルスから成る質問信号は、電力増幅器等からなる送信手段43を介して送信アンテナ44から移動局へ出力される。 【0052】図11には、質問信号とその応答信号の一例を示している。図11の(a)に示す質問信号は、前述したように質問信号用のID信号、校正要求信号、校正期間及び位置標定パルスから成る。移動局は、この質問信号を受信してから一定時間遅延後に、図11の(b)に示す応答信号を基地局に返信する。前記応答信号は、局番等を含む応答信号用のID信号とその送信時刻を明定するための位置標定パルス信号から成る。 【0053】本発明では距離の和が一定という楕円の計算を行なうため、移動局が質問信号を受信してから応答信号を返信するまでの遅延時間の変動は直ちに移動局と各基地局との間の距離に誤差を生じる原因として現れ、重大な問題となる。基地局側の説明中ではあるが、前記遅延時間は移動局側で与えられるため、ここで送信部の対向装置である移動局の構成について説明しておく。 【0054】図12は、本発明による移動局の一構成例を示したものである。図13は、移動局の受信系における回路遅延時間補償動作のタイミング図を示している。図12において、移動局は、基地局からの質問信号(図11の(a))を後述するスイッチ62及び受信増幅器63を介してFM検波手段64で受信する。ID検出手段65は、ID種別やそれに含まれる基地局番号を検出し、基地局からのIDを検出すると校正信号発生手段67及び信号レベル検出手段70をイネーブルにする。 【0055】校正要求信号検出手段66は、受信した質問信号に含まれる校正要求信号を検出し、それによって校正信号発生手段67を起動する。校正信号発生手段67は、前記起動により校正要求信号に続く校正期間中にワンショットパルス信号からなる校正信号を出力する(図13の(a))。スイッチ62は、入力信号の導通制御を行い、前記校正信号期間中に断となる(図13の(b))。同時に、カウンタ等で構成される遅延時間検出手段68もリセットされる。 【0056】前記校正要求信号に続く校正期間中は校正基準信号が受信されている。校正基準信号はある一定レベル以上のキャリ信号、例えば70MHzの無変調信号、であり、従って前記校正信号によるスイッチ62の断続制御によって疑似的にAMパルス信号が生成されることになる。スイッチ62が断状態から導通状態に戻った時、前記遅延時間検出手段68はカウントを開始し、また前記疑似AMパルス信号はAM検波手段69及び信号レベル検出手段70によって検出される(図13の(c))。 【0057】前記遅延時間検出手段68は、前記信号レベル検出手段70からの検出信号によって例えば前記カウントを停止するかその時のカウント値を保持する。前記カウント値は、入力されたAMパルス信号(位置標定パルス)の立ち上がりから装置内受信系で実際に前記AMパルス信号を検出するまでの回路遅延時間を表している(図13の(b)及び(c))。従って、質問信号の受信から応答信号を返信するまでの所定の継続時間が設定される遅延手段71に前記回路遅延時間分の校正を与えることで受信系の回路遅延特性に依存しない前記所定の継続時間を実現することができる。 【0058】応答信号発生部72は、前記所定の継続時間後、ID送出手段73と位置標定パルス発生手段74によって図11の(b)に示す応答信号を生成し、変調手段75で前者にはFM変調そして後者にはAM変調を行う。その信号は送信増幅器等からなる送信手段76を介して送信アンテナ77から基地局へ出力される。 【0059】再び基地局の説明に戻り、以降では基地局の受信部について説明する。図14及び15は、基地局の受信部における信号受信部の構成例を示したものである。図14は信号受信部の一例、そして図15は位置演算部の一例をそれぞれ示している。なお、前述した図7の例では、図14の信号受信部を各基地局21、22、31に、そして図15の位置演算部を監視所32にそれぞれ分離して設置している。 【0060】図14において、受信増幅器等からなる受信手段83で受信した他の基地局からのシステム同期信号又は移動局からの応答信号のうち、そのID信号部分はFM検波手段84によって、また位置標定パルス信号部分はAM検波手段86によって受信される。ID検出手段ではさらにID種別及び局番号を検出し、それによって位置標定パルス検出手段87をイネーブルにする。 【0061】位相比較手段89は、AM検波手段86及び位置標定パルス検出手段87によって検出された位置標定パルスの位相(時間位置)を内部の基準信号発生手段88から与えられる基準パルスのカウントによって測定する。最初に受信するシステム同期信号の場合には自局を含めた各基地局からの位置標定パルスの位相を記録する。 【0062】前記基準信号発生手段88には、ルビジウム発振器等の超高安定発振器が使用され、各局毎に独立して同期をとる独立同期方式が採用されている。そのため、ある基地局から定期的にシステム同期信号を送出し、各局では受信したシステム同期信号と内部の基準信号との間の位相校正データを生成し、前記校正データは図15の位置演算部91に送られ、続いて送られる質問信号及びその応答信号の位置標定パルスの位相信号に基づく位置データを前記校正データで補正することで各基地局間の相対時間を管理している。 【0063】図15の位置演算部91では、各基地局からの前記位置データが切換手段92に与えられている。いかなる基地局の組み合わせによる系(図7のA系又はB系等)の位置データを使用するかは制御手段97からの切換信号によって決定される。制御手段97は、またシステム同期信号や質問信号の送出制御等の種々の装置制御を行う。 【0064】演算手段93は、切換手段92で選択された2つの基地局からの位置データを使って楕円及び双曲線の交点座標式(15)、(16)の計算を行い、その計算結果にさらに方向探知機からのデータ条件を与えて1つの移動局23の位置座標データを求める。表示制御手段94は、ディスプレイ等からなる表示手段95上に前記位置座標データを表示する。 【0065】ところで、移動局が基地局同士を結ぶ直線付近に接近たり電波の伝搬距離以遠に移動してしまうと、位置標定が不可能となる事態が発生する。そこで移動局の移動を察知してその移動速度及び移動方向をあらかじめ算出し、その算出結果を元に移動局の未来位置をあらかじめ予想しておき、将来無線局の系を切り換える必要が生じた際にその切換時期及び切り換える系を事前に決定しておくと効率の良い系の切換が可能となる。 【0066】図14のドプラ効果による位置予測手段90及び図15位置の移り変わりによる位置予測手段96は上記趣旨から設けられている。制御手段97は、前記各位置予測手段90、96からの位置予測データに基づいて、適切な系の切換指示を切換手段92に与える。またそれに、対応する基地局(送信部)への質問信号の送信制御を行なう。 【0067】図16は、ドプラ効果による位置予測手段90の一構成例を示したものである。図16では、周波数変移検出手段101に例えば70MHzの移動局の送信周波数105を与え、移動局の移動によるドプラ効果によって生じたその周波数付近の周波数遷移を検出する。相対速度算出手段102は、前記周波数遷移を基に自局から見た移動局の相対速度(速度・方向情報からなるベクトル量)を算出する。 【0068】移動真速度・移動真方向算出手段103は、前記自局に対する相対速度情報と別の基地局から得た同様な相対速度情報106から移動局の真の速度及び方向を算出する。未来位置算出手段104では、過去の移動局位置情報107に前記算出された移動局の真の速度・方向情報を加えて移動局の未来位置を予測する。制御手段96は、前記未来位置情報に基づいて事前に切り換える系及び系の切換え時期を決定しておく。本実施例におけるドプラ効果を使った位置予測手段90は、特に高速で移動する移動体に対して有効な系切換え制御を提供する。 【0069】図17は、位置の移り変わりによる位置予測手段95の一構成例を示したものである。位置記憶手段121は、一定時間毎(一定周期)に前記演算手段で計算された現在位置又は他の専用の機器等により測定された移動局の位置を更新記録する。移動真速度・移動真方向算出手段122は、前記一定時間毎に現在の移動局の位置情報と前記移動真方向算出手段122に記録された過去の位置情報とから移動局の現在位置における移動速度及び移動方向を算出する。 【0070】未来位置算出手段123では、前記移動局の現在位置における移動速度及び移動方向から移動局の未来位置を予測する。制御手段96は、その情報に基づいて事前に切り換える系及び系の切換え時期を決定しておく。本例のような一定時間毎に移動の移り変わり予測する位置予測手段95は、特に低速で移動する移動体に対して効率のよい系切換え制御を提供する。 【0071】 【発明の効果】以上述べたように、従来、双曲線による位置標定では位置の明確な無線局が3ないし4局必要であった。しかしながら、本発明ではそれより1局少ない2ないし3局で位置標定を行うことができる。また双曲線による位置標定では各局を頂点とする三角形の外側では双曲線の交差角が狭くなるため測定精度が悪化するが、本発明は楕円と双曲線を用いるため交差角を直交近くにとれ、その結果として双曲線による位置標定よりも広い範囲でより精度の高い位置標定サービスが提供できる。 【0072】また、従来の対移動局との通信においては受信レベルの最大となる系を選択して通信する方法が一般的である。この方法では複数の系が常時移動局からの送信電波の受信レベルを監視し続け、互いの受信状態を通知しあうことで切り換えタイミング及び切り換える系を制御している。一方、本発明では移動局の現在位置及び移動状況により未来位置を予測することで系の切り換えタイミング及び切り換える系を制御する。 【0073】従って、本発明では複数の系で移動局の状態を監視し続ける必要がなく、移動局と通信している系及び近い将来に通信を開始する系のみが移動局を監視すれば良い。その結果、各通信系で監視すべき移動局の数が減少し、効率のよい通信を行うことができる。 【0074】また従来の移動局においては、特に受信系回路の電気的特性のばらつきを吸収するために多くの調整箇所を設け、出荷時、保守点検作業時、又は運用開始時にその安定動作を保証する調整が必要であった。本発明では移動局の運用中に随時受信系の電気的特性を補償する機能を有するため様々な環境において無調整で且つ高精度な安定動作が保証される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005223 【氏名又は名称】富士通株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】石田 敬 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−271418 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月8日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−71718 |
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