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【発明の名称】 制御回路
【発明者】 【氏名】ジーン ビー.ヒンターシャー

【要約】 【課題】トランジスタの洩れ電流の防止【解決手段】 この発明はIoff試験の間、上側出力デバイス(MUOP)を制御する為にゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)を利用する。ゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)はそのドレインが上側出力デバイスのゲートに結合され、そのソースが回路の出力に結合される。Ioff試験の間、ゲート分離Nチャンネル・デバイス(MNS)が「オフ」であり、MPSゲート制御Nチャンネル・デバイス(MNGC)が「オフ」であり、MPSゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPGC)が「オン」であって、MPGCがゲート分離Pチャンネル・デバイス(MPS)の動作の制御を受け持つようにする。

【解決手段】この発明はIoff試験の間、上側出力デバイス(MUOP)を制御する為にゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)を利用する。ゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)はそのドレインが上側出力デバイスのゲートに結合され、そのソースが回路の出力に結合される。Ioff試験の間、ゲート分離Nチャンネル・デバイス(MNS)が「オフ」であり、MPSゲート制御Nチャンネル・デバイス(MNGC)が「オフ」であり、MPSゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPGC)が「オン」であって、MPGCがゲート分離Pチャンネル・デバイス(MPS)の動作の制御を受け持つようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上側及び下側出力回路、及びIoff試験の間、上側出力回路を通る電流を防止する出力端子を持つ出力回路に使う制御回路に於いて、ソース、ドレイン及びゲートを持つPチャンネルCMOSデバイスと、前記PチャンネルCMOSデバイスのドレイン及び上側出力回路のゲートの間の第1の回路接続部と、前記PチャンネルCMOSデバイスのソース及び前記出力端子の間の第2の接続部と、前記Pチャンネル・デバイスのゲート及び電源電圧の間の接続部とを有し、電源電圧をゼロ・ボルトに設定して前記出力回路に入力/出力する時のIoff試験の間、前記上側出力デバイスを通る電流の流れを前記PチャンネルCMOSデバイスが防止する制御回路。
【請求項2】 上側及び下側出力回路、及びIoff試験の間、上側出力回路を通る電流を防止する出力端子を持つ出力回路に使う制御回路に於いて、前記上側及び下側出力デバイスを駆動する上側及び下側前置駆動器と、ソース、ドレイン及びゲートを持つPチャンネルCMOSデバイスと、前記PチャンネルCMOSデバイスのドレイン及び上側出力回路のゲートの間の第1の回路接続部と、前記PチャンネルCMOSデバイスのソース及び前記出力端子の間の第2の接続部と、前記Pチャンネル・デバイスのゲート及び電源電圧の間の接続部とを有し、前記PチャンネルCMOSデバイスは、電源電圧をゼロ・ボルトに設定した出力回路に対して入力/出力する時のIoff試験の間、上側出力デバイスを通る電流の流れを防止する制御回路。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は集積回路、更に具体的に言えば、Ioff試験の間、出力デバイスに電流が流れるのを防止する回路に関する。ここでIoffは、電源電圧Vcc=0Vで、強制的に入力又は出力を所定の直流電圧にする時のトランジスタに対する又は該トランジスタからの最大洩れ電流である。
【0002】
【従来の技術及び課題】従来の回路では、Ioff電流と呼ばれる洩れ電流を防止する為に、出力プルアップ通路にショットキー・ダイオードが使われている。Ioff電流は、電源電圧Vcc=0Vである時に、入力又は出力を強制的に所定の直流電圧にする時の入力又は出力トランジスタへの又はそれからの洩れ電流である。ショットキー・ダイオードを使うと、出力プルアップ通路内のダイオードによって、電圧降下Vdが発生される。
【0003】
【課題を解決する為の手段及び作用】この発明は、Ioff試験の間の上側出力デバイス(MUOP)を制御する為にゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)を利用する。ゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)はそのドレインが上側出力デバイスのゲートに結合され、そのソースが回路の出力に接続される。Ioff試験の間、ゲート分離Nチャンネル・デバイス(MNS)が「オフ」であり、MPSゲート制御Nチャンネル・デバイス(MNGC)が「オフ」であり、MPSゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPGC)が「オン」であり、MPGCにゲート分離Pチャンネル・デバイス(MPS)の動作を制御させる。MPGCのドレインがMPSのゲートに結合され、そのソースが回路の出力に結合されているので、Ioff試験の間、出力電圧がMPDをターンオフする。これによって、UOP前置駆動器からUOPのゲートまでの開路が生じ、ゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPCTL)が上側出力デバイス(MUOP)の動作を制御する。ゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPCTL)のドレインが上側出力デバイス(MUOP)のゲートに結合され、そのソースが回路の出力に結合されているので、Ioff試験の間、出力電圧が上側出力デバイス(MUOP)をターンオフする。これによって、出力OUTから上側出力デバイスMUOPを介してVcc=ゼロ・ボルトに至る電流通路に開路が生ずる。Vccが或る通常の値である時、ゲート分離Nチャンネル・デバイス(MNS)が「オン」であり、MPSゲート制御Nチャンネル・デバイス(NMGC)が「オン」であって、ゲート分離Pチャンネル・デバイス(NPS)をも「オン」にする。従って、MPS及びMNSはMUOPのゲートをUOP前置駆動器から分離しない。更に、MPSゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPGC)が「オフ」であり、MUOPゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPCTL)が「オフ」であり、回路は通常の出力回路として動作する。
【0004】
【実施例】図1に示すIoffCMOS回路は、出力OUTから上側出力デバイスMUOPを介してVcc=ゼロ・ボルトに至る電流通路にダイオードを使わずに、Ioff試験の間、電流を防止する出力回路になるものである。回路の動作を以下説明する中で、全てのNチャンネルバック・ゲートがP形基板に結合され、この基板がアースに結合されている。図1の回路の種々の構成部品を表す為に次に述べるような部品の記号が使われている。MP1、MP2、MN1及びMN2はUOP(上側出力デバイス)に対する前置駆動器である。MNはN形CMOSデバイスであり、MPはP形CMOSデバイスである。MP3、MP4、MN3及びMN4はLOP(下側出力デバイス)に対する前置駆動器である。MUOPは上側出力デバイスであり、MLOPは下側出力デバイスである。MPCTLはゲート制御PチャンネルCMOSデバイスであり、MPSはゲート分離PチャンネルCMOSデバイスであり、MNSはゲート分離Nチャンネル・デバイスであり、MPGCはデバイスMPSに対するゲート制御PチャンネルCMOSデバイスであり、MNGCはデバイスMPSに対するゲート制御NチャンネルCMOSデバイスである。D1、D2、D3及びD4は電流阻止ダイオードである。次に図1に示したIoffCMOS回路の動作を説明する。Vccが或る通常の値である時、ゲート分離Nチャンネル・デバイスMNSが「オン」であり、MPSゲート制御Nチャンネル・デバイスMNGCが「オン」であって、ゲート分離Pチャンネル・デバイスMPSをも「オン」にする。従って、MPS及びMNSはMUOPのゲートをUOP前置駆動器から分離しない。ゲート制御Pチャンネル・デバイスMPCTLが「オフ」である時、MPSゲート制御Pチャンネル・デバイスMPGCが「オフ」であり、回路は通常の出力回路として動作する。Ioff試験の間、Vcc=ゼロ・ボルトで、出力がゼロ・ボルトから所定の直流電圧まで傾斜する時、流れる電流が極く小さい(ピコアンペア)。このIoff試験の間、ゲート分離Nチャンネル・デバイスMNSが「オフ」であり、MPSゲート制御Nチャンネル・デバイスMNGCが「オフ」であり、MPSゲート制御Pチャンネル・デバイスMPGCが「オン」であって、MPGCがゲート分離Pチャンネル・デバイスMPSの動作を制御するようにする。MPGCのドレインがMPSのゲートに結合され、そのソースが回路の出力に結合されているので、Ioff試験の間、出力電圧がMPSをターンオフする。これによってUOP前置駆動器からUOPのゲートまでが開路になる。この為、ゲート制御Pチャンネル・デバイスMPCTLが上側出力デバイスMUOPの動作を制御するようになる。
【0005】ゲート制御Pチャンネル・デバイスMPCTLのドレインが上側出力デバイスMUOPのゲートに結合され、そのソースが回路の出力に結合されているから、Ioff試験の間、出力電圧が上側出力デバイスMUOPをターンオフする。これによって、出力OUTから上側出力デバイスMUOPを介してVcc=ゼロ・ボルトまでの電流通路が開路になる。UOPをUOP前置駆動器からゲート分離する為には、MPS及びMNSの両方が必要であることに注意されたい。MNSだけを使ってUOPをUOP前置駆動器から分離すると、節S10がVccより電圧Vtだけ低くなる。IOZ試験の間、節S10はUOPを完全に「ターンオフ」するのに適切な電圧を持たないことがあり、電流が流れて、IOZの仕様に合わなくなることがある。UOPをUOP前置駆動器から完全にゲート分離する為には、Ioff試験の間、MPSを「ターンオフ」する為にNPGC及びMNGCが必要である。ダイオードD1、D2、D3及びD4は電流阻止ダイオードである。これらの4つのダイオードは、Ioff試験の間、MUOP、MPS、MPGC及びMPCTLの寄生Pモート‐N井戸ダイオードに流れる電流を阻止する。MP1、MP2、MN1及びMN2は、UOPに対する前置駆動器である。MP3、MP4、MN3及びMN4はLOPに対する前置駆動器である。図2は機能的な回路素子を示すブロック図である。ブロック10は、ブロック14内にある上側出力デバイス(MUOP)に対する前置駆動器である。ブロック11はブロック15内にある下側出力デバイス(MLOP)に対する前置駆動器である。ブロック12は上側出力デバイス(MUOP)に対するゲート分離デバイスである。ブロック14は、上側出力デバイスと上側出力デバイスに対するゲート制御デバイスを含む。図示のように、回路の出力が、上側及び下側出力デバイスのソース接点に接続されている。ゲート制御MPCTL(ブロック14)が出力(OUT)と上側出力デバイスのゲートの間に接続されている。
【0006】以上の説明に関し、更に以下の項目を開示する。
(1) 上側及び下側出力回路、及びIoff試験の間、上側出力回路を通る電流を防止する出力端子を持つ出力回路に使う制御回路に於いて、ソース、ドレイン及びゲートを持つPチャンネルCMOSデバイスと、前記PチャンネルCMOSデバイスのドレイン及び上側出力回路のゲートの間の第1の回路接続部と、前記PチャンネルCMOSデバイスのソース及び前記出力端子の間の第2の接続部と、前記Pチャンネル・デバイスのゲート及び電源電圧の間の接続部とを有し、電源電圧をゼロ・ボルトに設定して前記出力回路に入力/出力する時のIoff試験の間、前記上側出力デバイスを通る電流の流れを前記PチャンネルCMOSデバイスが防止する制御回路。
(2) 第1項に記載の制御回路に於いて、前記上側及び下側出力回路に対する駆動回路を有する制御回路。
(3) 第1項に記載の制御回路に於いて、前記上側出力回路に対するゲート分離回路を有する制御回路。
(4) 第3項に記載の制御回路に於いて、前記ゲート分離回路に対するゲート制御回路を有する制御回路。
(5) 第1項に記載の制御回路に於いて、2つのゲート分離デバイス及び2つの前置駆動器を有し、前記ゲート分離デバイスが、Ioff試験の間、前記前置駆動器を出力回路から分離する制御回路。
【0007】(6) 上側及び下側出力回路、及びIoff試験の間、上側出力回路を通る電流を防止する出力端子を持つ出力回路に使う制御回路に於いて、前記上側及び下側出力デバイスを駆動する上側及び下側前置駆動器と、ソース、ドレイン及びゲートを持つPチャンネルCMOSデバイスと、前記PチャンネルCMOSデバイスのドレイン及び上側出力回路のゲートの間の第1の回路接続部と、前記PチャンネルCMOSデバイスのソース及び前記出力端子の間の第2の接続部と、前記Pチャンネル・デバイスのゲート及び電源電圧の間の接続部とを有し、前記PチャンネルCMOSデバイスは、電源電圧をゼロ・ボルトに設定した出力回路に対して入力/出力する時のIoff試験の間、上側出力デバイスを通る電流の流れを防止する制御回路。
(7) 第6項に記載の制御回路に於いて、前記上側出力回路に対するゲート分離回路を含む制御回路。
(8) 第6項に記載の制御回路に於いて、前記ゲート分離回路に対するゲート制御回路を有する制御回路。
(9) 第6項に記載の制御回路に於いて、2つのゲート分離デバイス及び2つの前置駆動器を有し、前記ゲート分離デバイスは、Ioff試験の間、前記前置駆動器を前記出力回路から分離する駆動回路。
(10) この発明はIoff試験の間、上側出力デバイス(MUOP)を制御する為にゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)を利用する。ゲート制御PチャンネルCMOSデバイス(MPCTL)はそのドレインが上側出力デバイスのゲートに結合され、そのソースが回路の出力に結合される。Ioff試験の間、ゲート分離Nチャンネル・デバイス(MNS)が「オフ」であり、MPSゲート制御Nチャンネル・デバイス(MNGC)が「オフ」であり、MPSゲート制御Pチャンネル・デバイス(MPGC)が「オン」であって、MPGCがゲート分離Pチャンネル・デバイス(MPS)の動作の制御を受け持つようにする。
【出願人】 【識別番号】590000879
【氏名又は名称】テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド
【出願日】 平成10年(1998)12月17日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】浅村 皓 (外3名)
【公開番号】 特開平11−271405
【公開日】 平成11年(1999)10月8日
【出願番号】 特願平10−359570