| 【発明の名称】 |
フラットケーブル、プローブ組立体及びプローブカード |
| 【発明者】 |
【氏名】近藤 基康
【氏名】浦川 陽一
【氏名】佐久間 フクヨ
【氏名】石渡 達也
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】プローブユニットと配線基板とを接続するフラットケーブルが、導電層と第2のリード部とを電気的に短絡させ、第1及び第2のリード部の少なくとも一端部を露出させたことを特徴とする。これにより、フラットケーブルの端末処理をすることなく及び雄コネクタを用いることなく、フラットケーブルを配線基板に接続することができ、その結果プローブ組立体、ひいてはプローブカードの組立が容易になる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 帯状の電気絶縁層と、該電気絶縁層の一方の面に形成された導電層と、前記電気絶縁層の他方の面に形成されかつ前記電気絶縁層の長手方向へ並列的に伸びる複数の第1のリード部と、前記電気絶縁層の他方の面にあって前記電気絶縁層の少なくとも一端部に形成された1以上の第2のリード部と、該第2のリード部を前記導電層に電気的に接続する1以上の接続部材とを含み、前記第1及び第2のリード部の少なくとも一端部は露出されている、可撓性のフラットケーブル。 【請求項2】 前記電気絶縁層に電気的に接続された複数の前記第2のリード部を含む、請求項1に記載のフラットケーブル。 【請求項3】 前記接続部材は少なくとも前記電気絶縁層をその厚さ方向に貫通している、請求項1又は2に記載のプローブユニット。 【請求項4】 さらに、前記第1のリード部を少なくとも前記電気絶縁層の一端部側の部位を除いて覆う電気絶縁性のカバー層を含む、請求項1,2又は3に記載のプローブ組立体。 【請求項5】 前記第2のリード部は、前記第1のリード部から前記電気絶縁層の幅方向に間隔をおいて前記電気絶縁層の長手方向に伸びる、請求項1,2,3又は4に記載のプローブ組立体。 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載された1以上のフラットケーブルと、該フラットケーブルの一端部に電気的に接続された複数のプローブを支持体に配置したプローブユニットとを含み、前記フラットケーブルの第1のリード部は、前記電気絶縁層の一端部側の部位において前記プローブに電気的に接続されている、プローブ組立体。 【請求項7】 請求項6に記載された1以上のプローブ組立体と、該プローブ組立体のプローブユニットが装着される配線基板と、前記プローブユニットのフラットケーブルの一端部を受け入れべく前記配線基板に配置された1以上の雌コネクタとを含み、前記雌コネクタは、前記フラットケーブルの一端部が当該コネクタに差し込まれた状態において、前記第1のリード部の一端部に接触する複数の第1の接触子と、前記第2のリード部の一端部に接触する1以上の第2の接触子とを備える、プローブカード。 【請求項8】 前記配線基板は前記プローブユニットが貫通する開口を中央に有し、前記プローブユニットは、前記フラットケーブルを前記配線基板の厚さ方向における一方側とし、前記プローブユニットを前記配線基板の厚さ方向における他方側とした状態に前記配線基板に組み付けられている、請求項7に記載のプローブカード。 【請求項9】 前記配線基板は、前記第1の接触子に接続された複数の第1の配線部と、前記第2の接触子に接続された1以上の第2の配線部とを備える、請求項7又は8に記載のプローブカード。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路のような平板状被検査体の通電試験用として好適な、フラットケーブル、これを用いたプローブ組立体、及び、これを用いたプローブカードに関する。 【0002】 【従来の技術】半導体ウエーハに形成された未切断のICチップ(集積回路)の通電試験は、一般に、プローブカードを用いて行われる。従来の多くのプローブカードは、複数のプローブを円板状の配線基板に放射状に配置しているにすぎないから、半導体ウエーハ上のいくつかのICチップを同時に検査することができるにすぎず、したがって多数のICチップが形成された1つの半導体ウエーハの検査に多大の時間を要する。 【0003】上記のことから、水平方向へ伸びる平板状の支持体の下端縁部に複数のプローブを配置した複数のプローブユニットを用い、それらのプローブユニットをそれらの支持体が互いに平行となるように配線基板に組み付けたプローブカードが提案されている(特開平7−201935号公報、特開平9−321100号公報)。このプローブカードは、半導体ウエーハ上の複数のICチップに同時に通電する一括コンタクト用として用いられている。 【0004】従来のプローブカードにおいて、配線基板とプローブとの間の通電は、アースライン及び複数の信号ラインをそれぞれ有する複数のフラットケーブルにより行われる。各フラットケーブルは、一端部においてプローブユニットに電気的に接続され、他端部において雄コネクタ及び雌コネクタにより配線基板に電気的に接続される。 【0005】従来のプローブカードにおいて、雄コネクタは、フラットケーブルに組み付けられており、また、ピン状の複数の雄側接触子を電気絶縁材料製の雄側ベースに並列的に配置している。これに対し、雌コネクタは、配線基板に組み付けられており、また、雄側接触子を差し込むための複数の雌側接触子を電気絶縁材料製の雌側ベースに並列的に配置している。 【0006】フラットケーブルの信号ラインは雄コネクタの雄側接触子に電気的に接触されて、アースラインは導線等により配線基板のアースラインに接続される。雄コネクタ、フラットケーブル及びプローブユニットは、それらが互いに結合又は接続されることにより、配線基板に組み付けられるプローブ組立体として作用する。 【0007】しかし、従来のプローブカードでは、各フラットケーブルの端末処理を行って、アースライン及び信号ラインを露出させ、露出したアースライン及び信号ラインを雄コネクタの雄側接触子に半田付け等により電気的に接続しなければならないから、フラットケーブル、ひいてはこれを用いるプローブ組立体及びプローブカードの組立作業が非常に面倒であり、高価になる。 【0008】また、プローブカードにおいては、クロストークの発生を可能な限り小さくすることが望まれている。しかし、プローブカードでは、フラットケーブルと配線基板とのアースラインを導線により接続しているにすぎないから、フラットケーブルと配線基板との間のアースラインの総断面積が小さく、その結果試験用電流がアースラインに流れにくい。すなわち、アースラインのインピーダンスマッチングがフラットケーブルと配線基板との間において所定の値にならない。 【0009】試験用電流がアースラインに流れにくいプローブカードでは、ノイズが高くなり、良好な周波数特性を得られず、クロストークが発生しやすい。クロストークは、複数の信号ラインが上下又は左右に隣接して伸びる場合に、静電誘導又は電磁誘導に起因して、異なる隣り合う信号ラインの電気信号が干渉しあうことにより生じる障害として知られている。このようなクローストークは、信号の周波数が高いほど、及び、配線パターンが微細化するほど、発生しやすい。 【0010】 【解決しようとする課題】本発明は、プローブ組立体の組立作業を容易にすることを主たる目的とする。 【0011】 【解決手段、作用及び効果】本発明のフラットケーブルは、帯状の電気絶縁層と、該電気絶縁層の一方の面に形成された導電層と、電気絶縁層の他方の面に形成されかつ前記電気絶縁層の長手方向へ並列的に伸びる複数の第1のリード部と、電気絶縁層の他方の面にあって電気絶縁層の少なくとも一端部に形成された1以上の第2のリード部と、該第2のリード部を導電層に電気的に接続する1以上の接続部材とを含む。第1及び第2のリード部の少なくとも一端部は露出されている。 【0012】そのような1以上のフラットケーブルは、複数のプローブを支持体に配置したプローブユニットとともに、プローブ組立体に用いられる。プローブ組立体に組み立てられた状態において、フラットケーブルの各第1のリード部は電気絶縁層の一端部側の部位においてプローブに電気的に接続されている。 【0013】上記のような1以上のプローブ組立体は、該プローブ組立体のプローブユニットが装着される配線基板と、プローブユニットのフラットケーブルの一端部を受け入れべく配線基板に配置された1以上の雌コネクタとともに、プローブカードに用いられる。雌コネクタは、フラットケーブルの一端部が当該コネクタに差し込まれた状態において、第1のリード部の一端部に接触する複数の第1の接触子と、第2のリード部の一端部に接触する1以上の第2の接触子とを備える。 【0014】導電層並びに第1及び第2のリード部は、印刷配線技術によりフィルム状の電気絶縁層に形成することができる。これにより、フラットケーブルの製作が容易になり、フラットケーブルが廉価になる。 【0015】接続部材は、例えば、少なくとも電気絶縁層をその厚さ方向に貫通する穴を形成し、その穴に導電性材料を配置することができる。これにより、導電層及び第2のリード部は電気的に短絡されるにもかかわらず、フラットケーブルの製作が複雑化する恐れがないし、フラットケーブルが高価になるおそれがない。 【0016】フラットケーブルは、その一端部を配線基板に設けられた雌コネクタに嵌合される。これにより、第1及び第2のリード部は、それぞれ、第1及び第2の接触子に電気的に接続される。 【0017】本発明によれば、フラットケーブルが、導電層と第2のリード部とを電気的に短絡させ、第1及び第2のリード部の少なくとも一端部を露出させているから、フラットケーブルの端末処理をすることなく及び雄コネクタを用いることなく、フラットケーブルを配線基板に接続することができ、その結果プローブ組立体、ひいてはプローブカードの組立が容易になる。 【0018】電気絶縁層に電気的に接続された複数の第2のリード部を含むことができる。これにより、アースラインの総断面積が大きくなるから、電流がアースラインに流れやすくなり、その結果ノイズが低くなり、良好な周波数特性を得ることができる。 【0019】さらに、少なくとも第1のリード部を少なくとも電気絶縁層の両端部側の部位を除いて覆う電気絶縁性のカバー層を含むことができる。これにより、第1のリード部が他の導電性部材又は他のフラットケーブルに接触して短絡することを防止することができる。 【0020】第2のリード部は、第1のリード部から電気絶縁層の幅方向に間隔をおいて前記電気絶縁層の長手方向に伸びていてもよい。また、接続部は、導電層、電気絶縁層及び第2のリード部をフラットケーブルの厚さ方向に貫通していてもよい。 【0021】好ましい実施例では、配線基板はプローブユニットが貫通する開口を中央に有し、プローブユニットは、フラットケーブルが配線基板の厚さ方向における一方側となり、プローブが他方側となる状態に配線基板に組み付けられている。また、配線基板は、第1の接触子に接続された複数の第1の配線部と、第2の接触子に接続された1以上の第2の配線部とを備えることができる。 【0022】 【発明の実施の形態】図1〜図3を参照するに、プローブカード10は、複数のICチップ(集積回路チップ)を有する半導体ウエーハのように多数の端子部(電極部)を微小ピッチで配置した平板状の被検査体12の通電試験に用いられる。被検査体12は、検査ステージ14のチャックトップ16の上に真空吸着により保持される。 【0023】プローブカード10は、円板状の配線基板20と、該配線基板に組み付けられた長方形の取付枠22と、取付枠22に並列的に配置された複数のプローブユニット24と、各プローブユニット24から伸びる可撓性の複数のフラットケーブル26と、取付枠22に並列的に配置された板状部材28とを含む。プローブカード10は、配線基板20の厚さ方向が上下方向となるように、検査装置に取り付けられる。 【0024】配線基板20は、左右方向に長い長方形の開口30を中央部に有し、外部のテスタに電気的に接続される複数のテスターランド32を外周部に有し、フラットケーブル26を接続する複数の雌コネクタ34を前後方向の中間部に配置しており、板状部材28に電気的に接続される複数の電源ランド36を開口30の長手方向両側に備えている。配線基板20は、印刷配線技術により製作することができる。開口30は、配線基板20を厚さ方向に貫通する貫通穴である。 【0025】取付枠22は、上部が配線基板20から上方へ突出した状態に開口30に嵌合されており、また複数のねじ部材又は接着剤により配線基板20に変位不能に取り付けられている。取付枠22は、配線基板20の一部材として作用する。しかし、取付枠22を設けなくてもよい。 【0026】各プローブユニット24は、細長い平板状の形状を有しており、また両端部においてねじ部材により取付枠22に取り外し可能に取り付けられている。図示の例では、複数のフラットケーブル26がプローブユニット24毎に設けられている。 【0027】図4から図6に示すように、各フラットケーブル26は、ポリイミドのような樹脂により形成された電気絶縁層38の一方の面に導電層40を有し、電気絶縁層38の他方の面に電気絶縁層38の幅方向に間隔をおいた複数の第1及び第2のリード部42及び44を有する。 【0028】電気絶縁層38の一端部は、図4に示すように、中央部に比べて大きい幅寸法を有する。導電層40は、フラットケーブル26の長手方向へ伸びている。導電層40の一端部は、電気絶縁層38の一端部とほぼ同じ形状を有するが、電気絶縁層38の一端部よりやや小さい。 【0029】第1のリード部42は、電気絶縁層38の中央部を幅方向に間隔をおいて電気絶縁層38の長手方向へ伸びており、また、フラットケーブルの一端部及び他端部において間隔を広げられているとともに、幅広の寸法とされている。 【0030】第2のリード部44は、電気絶縁層38の一端部にあって幅方向の両端に2つずつ形成されている。各第2のリード部42は、電気絶縁層38を厚さ方向に貫通する導電性の複数の接続部材46により、導電層40に電気的に及び共通に接続されている。 【0031】導電層40及び第1のリード部42は、それぞれ、電気絶縁性のカバー層48及び50により覆われている。しかし、第1のリード部42の両端部及び第2のリード部44の大部分は、カバー層50に覆われることなく、大気に露出されている。 【0032】フラットケーブル26は、例えば、電気絶縁層38の一端部の幅方向両端部に複数の貫通穴を形成し、次いで各貫通穴に導電性の接続部材46を配置し、次いで導電層40及び第2のリード部44を接続部材46により電気的に短絡するように、導電層40並びに第1及び第2のリード部42,44を電気絶縁層38に印刷配線技術により形成し、その後カバー層48,50をコーティング技術により形成することにより、製作することができる。 【0033】しかし、導電層40並びに第1及び第2のリード部42,44を電気絶縁層38に印刷配線技術により形成し、次いで電気絶縁層38、導電層40並びに第1及び第2のリード部を貫通する複数の貫通穴を形成し、次いで各貫通穴に導電性の接続部材46を形成して導電層40及び第2のリード部44を電気的に短絡し、その後カバー層48,50をコーティング技術により形成してもよい。 【0034】上記のいずれの手法を用いても、フラットケーブル26を容易にかつ廉価に製作することができる。フラットケーブル26は、その一端部を雌コネクタ34に差し込まれ、他端部をプローブユニット24に結合される。 【0035】各板状部材28は、印刷配線技術により形成された導電性の複数の配線部を有するT字状の印刷配線回路基板であり、また図3に示すように、上部の各端部に複数のランド52を有する。各板状部材28の各配線部は、ランド52に電気的に接続されている。図示の例では、1つのプローブユニット24に1つの板状部材28が設けられている。 【0036】各板状部材28の各ランド52は、導線54により配線基板20の電源ランド36に接続されている。配線基板20の電源ランド36は、電源の正(又は負)の電位を有する端子に接続される。このため、各板状部材28の配線部は、電源用ラインすなわち電力供給用ラインの一部として作用する。 【0037】各プローブユニット24は、図1から3に示すように、電気絶縁材料製の支持体56と、支持体56の下端部にその長手方向へ間隔をおいて配置された複数のプローブ58と、板状部材28の下端部両端に長手方向へ間隔をおいて2つずつ配置された複数のプローブ60とを含む。 【0038】板状部材28は、プローブユニット24の一部材としてプローブユニット24毎に設けられている。しかし、板状部材28を設けなくてもよい。各プローブユニット24は、プローブ58,60の最先端の位置が同じ平面上に位置するように、製作されている。 【0039】支持体56は、断面形状がほぼ長方形の厚い板の形を有しており、また、各端面の上端部から長手方向へ突出する板状の取付部においてねじ部材により取付枠22に取り付けられている。板状部材28は、支持体56に支持されている。 【0040】プローブ58,60は、導電性の金属細線から形成されている。プローブ58及び60は、それぞれ、同じプローブユニット24のプローブ58及び60の針先が同じ側となりかつ互いに平行に伸びるように、合成樹脂、接着剤等の電気的絶縁材料からなる装着手段により支持体56及び板状部材28の下面に取り付けられている。 【0041】プローブ58のうち、複数のプローブ58の後端は対応するフラットケーブル26の第1のリード部42の他端部に半田付けにより電気的に接続されており、残りの1以上のプローブ58の後端は対応するフラットケーブル26の導電層40の他端部に半田付け等により電気的に接続されている。各プローブ60の後端は、対応する板状部材28の配線部に半田付けにより電気的に接続されている。 【0042】板状部材28の配線部及び導電層40に接続されるプローブの数及びその位置は、1つのプローブユニットで一回に試験すべき被検査体の数により異なる。図示の例では、1つのプローブユニット24により一回に検査する被検査体の数が1つであることから、配列方向両端部に位置する複数のプローブ58の後端が対応するフラットケーブル26の導電層40に接続されているとともに、複数のプローブ60の後端が対応する板状部材28の配線部に接続されている。 【0043】各プローブユニット24は、上記のようにフラットケーブル26の導電層40及び第1のリード部42を他端部においてプローブ58の後部に半田等により接続することにより、プローブ組立体に組み立てられる。 【0044】図4及び5に示すように、各雌コネクタ34は、細長い雌側ベース62と、フラットケーブル26の一端部における第1及び第2のリード部42及び44の配置ピッチと同じピッチでベース部材62に配置された複数の第1の接触子64と、第1の接触子64の配置一の両側方にそれぞれ複数ずつ設けられた第2の接触子66と、L字状の断面形状を有する長尺の押え部材68とを備える。ベース部材62と、押え部材68とは、樹脂のような電気絶縁材料から製作されている。 【0045】ベース部材62は、上方へ開口するとともに長手方向に連続する溝70を有する。溝70は、第1及び第2の接触子64及び66の配置ピッチと同じピッチで下方に開口しているとともに、溝底において前方に開口している。 【0046】各第1の接触子64は、上方に開口するコ字状の凹所72を有するコ字状部74と、コ字状部74の底から前方に伸びる延長部76とを備えており、また、コ字状部74が溝70内となりかつ延長部76が溝70から前方に突出する状態にベース部材62に配置されている。コ字状部74の前壁部は、凹所72に突出する先鋭な突起78を上端に有する。 【0047】雌コネクタ34が配線基板20に配置されて状態において、各第1の接触子64は、配線基板20に形成されている配線部80に接触されているとともに、延長部76において配線部80に半田付けされている。 【0048】各第2の接触子66も、第1の接触子64と同様に形成されており、また、配線基板20に配置されている。 【0049】このため、各第2の接触子66も、上方に開口するコ字状の凹所を有するコ字状部と、該コ字状部の底から前方に伸びる延長部とを備えており、コ字状部が溝内となりかつ延長部が溝から前方に突出する状態にベース部材に配置されている。また、各第2の接触子66のコ字状部も、凹所に突出する先鋭な突起を前壁部の上端に有する。さらに、雌コネクタ34が配線基板20に配置されて状態において、第2の接触子66は、配線基板20に形成されている配線部82に接触されているとともに、延長部において配線部82に半田付けされている。 【0050】配線基板20の配線部80及び82は、配線パターンの一部であり、配線基板20のテスターランド32に接続されている。 【0051】各フラットケーブル26は、既に述べたようにプローブユニット24とともにプローブ組立体に組み立てられた後、第1及び第2のリード部42及び44がそれぞれ第1及び第2の接触子64及び66に対向された状態に一端部が雌コネクタ34の溝70及び凹所72に差し込まれ、次いで押え部材68が第1及び第2の接触子64及び66のコ字状部の後壁部とフラットケーブル26の導電層40との間に差し込まれることにより、雌コネクタ34に結合される。 【0052】各フラットケーブル26がその一端部を雌コネクタ34に結合された状態において、各第1の接触子64の突起78は対応する第1のリード部42の一端部に食い込み、各第2の接触子66の対応する突起は対応する第2のリード部44に食い込む。これにより、フラットケーブル26と雌コネクタ34とは強固に結合される。フラットケーブル26と雌コネクタ34との結合は、押え部材68を雌コネクタ34から抜き取ることにより解除することができる。 【0053】図示の例では、押え部材68の雌コネクタ34への挿入部分は、一定の厚さ寸法を有するが、厚さ寸法が先端ほど小さくなるテーパ状の形状を有していてもよい。 【0054】平板状被検査体の通電試験時、プローブ58,60は、被検査体12がステージ14によりプローブカード10に向けて上昇されることにより、針先を被検査体12の端子部に押圧された状態で、所定の電圧を印加される。このとき、各フラットケーブル26の導電層40は、接続部材46、第2のリード部44、及び、配線部82を介してアースに接続される。 【0055】このため、試験用信号は、配線基板20の配線部80、雌コネクタ34の第1の接触子64、フラットケーブル26の第1のリード部42、プローブ58、被検査体12、他のプローブ58、フラットケーブル26の第2のリード部44、雌コネクタ34の第2の接触子66、及び、配線基板20の配線部82を経る。 【0056】しかし、プローブカード10は、フラットケーブル26の導電層40が複数の接続部材46、複数の第2のリード44、及び、配線部82を介してアースに接続されるから、総断面積が大きくなり、信号電流がアースラインに流れやすくなり、その結果ノイズが低くなり、良好な周波数特性を得ることができ、クロストークが発生しにくい。 【0057】上記の実施例では、第2のリード部44は、フラットケーブルの一端部にだけ形成しているが、フラットケーブル26の長手方向へ伸びるように形成してもよい。 【0058】例えば、フラットケーブルの長手方向へ伸びる1以上の第2のリード部を電気絶縁層の幅方向の端部に形成してもよい。これの代わりに、図7に示すように、フラットケーブル86の長手方向へ伸びる1以上の第1のリード部42とフラットケーブルの長手方向へ伸びる第2のリード部88とを電気絶縁層40の幅方向に交互に形成してもよい。 【0059】いずれの場合も、第2のリード部は、少なくとも一端部の1以上の箇所において、電気絶縁層の反対側の面に設けられた導電層とを導電性の接続部材46により短絡される。また、複数の第2のリード部をアースラインとして用いることにより、アースラインの総断面積が大きくなるから、電流がアースラインに流れやすくなり、その結果ノイズが低くなり、良好な周波数特性を得ることができる。 【0060】なお、第1及び第2のリード部をその両端部を除いて電気絶縁性のカバー層50で覆うことにより、第1及び第2のリード部が他の導電性部材又は他のフラットケーブルに接触して短絡することを防止することができる。 【0061】また、第1のリード部42に接続されたいくつかのプローブ58を電源用のプローブとして用いてもよい。この場合、配線基板20に電源ランド36を設けなくてもよい。 【0062】本発明は、上記実施例に限定されない。たとえば、本発明は、半導体ウエーハに形成されたICチップのみならず、切断されたICチップ、液晶表示パネル等の他の平板状被検査体の検査に用いるコネクタ及びプローブカードにも適用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000153018 【氏名又は名称】株式会社日本マイクロニクス
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松永 宣行
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| 【公開番号】 |
特開平11−271359 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月8日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−93879 |
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