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【発明の名称】 制御装置の回路異常検出装置
【発明者】 【氏名】坂本 茂

【要約】 【課題】回路の各部分の異常検出をして早期に復旧させる。

【解決手段】回路異常検出装置20の負側検出回路22は、直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて、他方の信号の確立を検出する。正側検出回路23は、各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、一方の信号の確立を検出する。異常検出回路24は、正側検出回路と対応する負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 制御ロジックによって作成され被制御機器を制御するための制御信号を出力するシーケンス制御装置と、このシーケンス制御装置から出力された制御信号を入力して安全回路等のシーケンスからなる各制御構成要素を順次伝達して出力する出力インターフェース回路と、この出力インターフェース回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て前記被制御機器へ出力して動作させる被制御機器回路と、この被制御機器回路へ出力された制御信号によって動作された前記被制御機器の動作状態をフィードバック信号として前記シーケンス制御装置へ各制御構成要素を経て出力するフィードバック回路とからなる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、前記各回路の前記各制御構成要素の状態信号を取込み、状態信号と予め定めるロジック条件とから前記各回路の部分的な異常を検出する回路異常検出装置を前記シーケンス制御装置に内蔵し、あるいは、前記シーケンス制御装置と別に独立して設けることを特徴とする制御装置の回路異常検出装置。
【請求項2】 前記各回路の前記各制御構成要素である各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、前記一方の信号の確立を検出する正側検出回路と、前記各直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて前記他方の信号の確立を検出する負側検出回路と、前記正側検出回路と対応する前記負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する異常検出回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の制御装置の回路異常検出装置。
【請求項3】 制御ロジックによって作成され被制御機器を制御するための制御信号を出力するシーケンス制御装置と、このシーケンス制御装置から出力された制御信号を入力して安全回路等のシーケンスからなる各制御構成要素を順次伝達して出力する出力インターフェース回路と、この出力インターフェース回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て前記被制御機器へ出力して動作させる被制御機器回路と、この被制御機器回路へ出力され制御信号によって動作された前記被制御機器の動作状態をフィードバック信号として前記シーケンス制御装置へ各制御構成要素を経て出力するフィードバック回路とからなる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、前記各回路の前記各制御構成要素の状態を取込み、部分的な異常を検出するために前記各制御構成要素の各状態信号を伝送媒体を介して送信する信号送信器と、この信号送信器に対向して設けられ前記各状態信号を受信する信号受信器とからなる信号伝送装置を設ける一方、この信号伝送装置によって受信された各状態信号を取込み各状態信号と予め定めるロジック条件とに基づいて、前記各回路の各制御構成要素の各部分の異常検出する回路異常検出装置を前記シーケンス制御装置に内蔵し、あるいは、前記シーケンス制御装置と別に独立して設けることを特徴とする制御装置の回路異常検出装置。
【請求項4】 所定のシーケンス条件の確立によって順次信号を伝達して制御信号を生成するシーケンスからなる各制御構成要素を有する各リレーシーケンス回路と、このリレーシーケンス回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て前記被制御機器へ出力して動作させる各被制御機器回路とを複数順次接続して前記リレーシーケンス回路と対応する各制御機器回路の各ステップの終了によって次のステップの前記リレーシーケンス回路と対応する制御機器回路へステップが移行して順次各制御機器を動作させる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、前記各回路の前記各制御構成要素の状態信号を取込み、状態信号と予め定めるロジック条件とから前記各回路の部分的な異常を検出する回路異常検出装置を前記シーケンス制御装置に内蔵し、あるいは、前記シーケンス制御装置と別に独立して設けることを特徴とする制御装置の回路異常検出装置。
【請求項5】 前記各リレーシーケンス回路の前記各制御構成要素である各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、前記一方の信号の確立を検出する正側検出回路と、前記直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて、前記他方の信号の確立を検出する負側検出回路と、前記正側検出回路と対応する前記負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する異常検出回路とを備えて、順次移行する各ステップの渋滞状態から異常部所を特定することを特徴とする請求項4記載の制御装置の回路異常検出装置。
【請求項6】 所定のシーケンス条件の確立によって順次信号を伝達して制御信号を生成するシーケンスからなる各制御構成要素を有する各リレーシーケンス回路と、このリレーシーケンス回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て前記被制御機器へ出力して動作させる各被制御機器回路とを複数順次接続して前記リレーシーケンス回路と対応する各制御機器回路の各ステップの終了によって次のステップの前記リレーシーケンス回路と対応する制御機器回路へステップが移行して順次各制御機器を動作させる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、前記各回路の前記各制御構成要素の状態を取込み前記各回路の部分的な異常を検出するために前記各制御構成要素の各状態信号を伝送媒体を介して送信する信号送信器と、この信号送信器に対向して設けられ前記各状態信号を受信する信号受信器とからなる信号伝送装置と、この信号伝送装置によって受信された各状態信号を取込み、各状態信号と予め定めるロジック条件とに基づいて、前記各回路の各制御構成要素の各部分の異常検出する回路異常検出装置とを備えることを特徴とする制御装置の回路異常検出装置。
【請求項7】 前記回路異常検出装置は、コイルの断線検出、サージアブソーバの異常検出、ストッピングダイオード異常検出等の各種回路の各制御構成要素の異常検出することを特徴とする請求項1乃至請求項6記載のいずれかの制御装置の回路異常検出装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の一例を図15に示す制御装置を参照して説明する。
【0003】図において、制御装置は、シーケンス制御装置1と出力インターフェース回路2と被制御機器回路3とフィードバック回路4とから構成されている。シーケンス制御装置1は、制御ロジック7と制御渋滞検出ロジック8とフィードバック信号確認ロジック9は制御渋滞確認ロジック10と制御渋滞表示器11とを有している。また、出力インターフェース回路2はインタロック接点12と補助継電器13とA接点14とを有している。さらに、被制御機器回路3は、被制御機器15とB接点16とを有している。
【0004】以上のように構成された制御装置であるシーケンス回路図において、シーケンス制御装置1からの被制御機器15への制御信号は、制御ロジック7によって作られ、制御信号5としてシーケンス制御装置1から出力インターフェイス回路2に伝達される。
【0005】出力インターフェイス回路2は、機器保護装置(図示しない)からの保護動作時に、シーケンス制御装置1の誤出力を防止し、安全動作を行うためのインタロック接点12、補助継電器13、補助継電器13の接点であるA接点14により構成されており、制御信号5は、インタロック接点12が開路していないことを条件に、補助継電器13を励磁し、補助継電器13のA接点14が閉路することによって、被制御機器回路3に制御信号を伝達する。
【0006】被制御機器回路3は、被制御機器15と被制御機器15の最終動作に連動して閉路するB接点16より構成されており、A接点14が閉路することにより、被制御機器15が制御信号に従った所定の動作を実行し、その最終状態により、B接点16が閉路して、フィードバック回路4にフィードバック信号6を伝達する。
【0007】シーケンス制御装置1は、制御渋滞検出ロジック8により被制御機器15の制御信号5が確立か否か(回路異常検出ロジックブロック図では、「確立」を「ON」で示す。以下同じ)判定を行い、それが確立していなければ何も実行しない。一方、確立していれば、フィードバック信号確認ロジック9にて、シーケンス制御装置1からの制御信号5が出力されてから、被制御機器15が動作を完了する時間を見込んだ一定時間内に、制御結果であるフィードバック信号6が確立であるか否かの判定を行う。この判定が確立していれば、制御が通常に実行されたものと判定し、それが確立していなければ、制御渋滞確認ロジック10より、制御渋滞表示器11を動作させ、被制御機器15の制御渋滞故障を表示させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技術では制御渋滞原因の特定が容易でなく、故障復旧に過大な労力と時間を要するという問題があった。
【0009】すなわち、従来の技術においては、シーケンス制御装置1では、被制御機器15の制御渋滞検出を制御信号5を出力した後、制御プロセスを制御完了時間を見込んだ時間内にフィードバック信号6が確立するかどうかで判断している。
【0010】この手段において、制御渋滞が発生した場合には、出力インターフェイス回路2、被制御機器回路3、フィードバック回路4の、どの制御プロセスが原因で、制御渋滞に至ったのかをすぐに判断することは困難であり、制御プロセスに従って、制御回路に組み込まれたインタロック接点12、補助継電器13、A接点14、被制御機器15、B接点16及びそれらを結ぶ電気回路を点検するまたは同じ条件下で、被制御機器15を試験的に制御し、渋滞を発生させた回路や用品を見つけ出す必要が有った。
【0011】特に、一過性の制御渋滞で再現性が低い制御渋滞が発生した場合には、出力インターフェイス回路2、被制御機器回路3、フィードバック回路4の各構成要素毎に故障記録計(図示せず)を接続し、制御渋滞の再発を待ち、得られた信号情報の解析によって、故障箇所を判断する手段を採っていた。
【0012】これらの手段では、制御渋滞故障発生時にその原因究明のために時間を要するばかりではなく、調査する期間は、被制御機器15を通常運転できないことになり、被制御機器の稼動率の低下を招く結果となり、設備を有効に使用できないことが有った。また、一過性の故障の場合には、故障原因を除去できないまま運転を継続する結果となり、機器の信頼性が低下していた。
【0013】そこで、本発明は制御装置の各部分の故障を検出し、制御渋滞原因をすぐに特定し、故障復旧時間を短縮すると共に、機器の信頼性の向上を図る制御装置の回路異常検出装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、制御ロジックによって作成され被制御機器を制御するための制御信号を出力するシーケンス制御装置と、このシーケンス制御装置から出力された制御信号を入力して安全回路等のシーケンスからなる各制御構成要素を順次伝達して出力する出力インターフェース回路と、この出力インターフェース回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て被制御機器へ出力して動作させる被制御機器回路と、この被制御機器回路へ出力された制御信号によって動作された被制御機器の動作状態をフィードバック信号としてシーケンス制御装置へ各制御構成要素を経て出力するフィードバック回路とからなる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、各回路の各制御構成要素の状態信号を取込み、状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常を検出する回路異常検出装置をシーケンス制御装置に内蔵し、あるいは、シーケンス制御装置と別に独立して設けるようにしたものである。この手段によれば、各制御構成要素の状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常が検出される。これにより、各回路の異常によって制御渋滞が発生したとき、渋滞部所が即座に検出でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上が図られる。また、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上が図られる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の制御装置の回路異常検出装置において、各回路の各制御構成要素である各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、一方の信号の確立を検出する正側検出回路と、各直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて他方の信号の確立を検出する負側検出回路と、正側検出回路と対応する負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する異常検出回路とを設けるようにしたものである。この手段によれば、各制御構成要素について正極の信号の確立状態と負極の信号の確立状態を検出し、これらの検出状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部の異常が検出される。これにより、各回路の異常によって制御渋滞が発生したとき、あるいは、発生前に渋滞部所が即座に特定でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上が図られる。また、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上が図られる。
【0016】請求項3の発明は、制御ロジックによって作成され被制御機器を制御するための制御信号を出力するシーケンス制御装置と、このシーケンス制御装置から出力された制御信号を入力して安全回路等のシーケンスからなる各制御構成要素を順次伝達して出力する出力インターフェース回路と、この出力インターフェース回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て被制御機器へ出力して動作させる被制御機器回路と、この被制御機器回路へ出力され制御信号によって動作された被制御機器の動作状態をフィードバック信号としてシーケンス制御装置へ各制御構成要素を経て出力するフィードバック回路とからなる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、各回路の各制御構成要素の状態を取込み、部分的な異常を検出するために各制御構成要素の各状態信号を伝送媒体を介して送信する信号送信器と、この信号送信器に対向して設けられ各状態信号を受信する信号受信器とからなる信号伝送装置を設ける一方、この信号伝送装置によって受信された各状態信号を取込み各状態信号と予め定めるロジック条件とに基づいて、各回路の各制御構成要素の各部分の異常検出する回路異常検出装置をシーケンス制御装置に内蔵し、あるいは、シーケンス制御装置と別に独立して設けるようにしたものである。この手段によれば、各制御構成要素の各状態信号が伝送媒体を経て送信され、受信された各状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常が検出される。これにより、各回路の異常によって制御渋滞が発生したとき、渋滞部所が即座に検出でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上が図られる。また、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上が図られる。特に、請求項3に係る発明によれば、電気回路を介して、電気回路に起因する異常を除去できるので、確度の高い異常検出ができる。
【0017】請求項4の発明は、所定のシーケンス条件の確立によって順次信号を伝達して制御信号を生成するシーケンスからなる各制御構成要素を有する各リレーシーケンス回路と、このリレーシーケンス回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て被制御機器へ出力して動作させる各被制御機器回路とを複数順次接続してリレーシーケンス回路と対応する各制御機器回路の各ステップの終了によって次のステップのリレーシーケンス回路と対応する制御機器回路へステップが移行して順次各制御機器を動作させる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、各回路の各制御構成要素の状態信号を取込み、状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常を検出する回路異常検出装置をシーケンス制御装置に内蔵し、あるいは、シーケンス制御装置と別に独立して設けるようにしたものである。この手段によれば、各制御構成要素の状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常が検出される。これにより、各回路の異常によってリレーシーケンス回路に制御渋滞が発生したとき、渋滞部所が即座に検出でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上が図られる。また、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上が図られる。
【0018】請求項5の発明は、請求項4記載の制御装置の回路異常検出装置において、各リレーシーケンス回路の各制御構成要素である各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、一方の信号の確立を検出する正側検出回路と、直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて、他方の信号の確立を検出する負側検出回路と、正側検出回路と対応する負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する異常検出回路とを備えて、順次移行する各ステップの渋滞状態から異常部所を特定するようにしたものである。この手段によれば、各制御構成要素について正極の信号の確立状態と負極の信号の確立状態を検出し、これらの検出状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部の異常が検出される。これにより、各回路の異常によってリレーシーケンス回路に制御渋滞が発生したとき、あるいは、発生前に渋滞部所が即座に特定でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上が図られる。また、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上が図られる。
【0019】請求項6の発明は、所定のシーケンス条件の確立によって順次信号を伝達して制御信号を生成するシーケンスからなる各制御構成要素を有する各リレーシーケンス回路と、このリレーシーケンス回路から出力される制御信号を入力して各制御構成要素を経て被制御機器へ出力して動作させる各被制御機器回路とを複数順次接続してリレーシーケンス回路と対応する各制御機器回路の各ステップの終了によって次のステップのリレーシーケンス回路と対応する制御機器回路へステップが移行して順次各制御機器を動作させる制御装置の回路異常を検出する制御装置の回路異常検出装置であって、各回路の各制御構成要素の状態を取込み各回路の部分的な異常を検出するために各制御構成要素の各状態信号を伝送媒体を介して送信する信号送信器と、この信号送信器に対向して設けられ各状態信号を受信する信号受信器とからなる信号伝送装置と、この信号伝送装置によって受信された各状態信号を取込み、各状態信号と予め定めるロジック条件とに基づいて、各回路の各制御構成要素の各部分の異常検出する回路異常検出装置とを設けるようにしたものである。この手段によれば、各制御構成要素の各状態信号が伝送媒体を経て送信され、受信された各状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常が検出される。これにより、各回路の異常によってリレーシーケンス回路の制御渋滞が発生したとき、渋滞部所が即座に検出でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上が図られる。また、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上が図られる。特に、請求項6に係る発明によれば、電気回路を介して、電気回路に起因する異常を除去できるので、確度の高い異常検出ができる。
【0020】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6記載のいずれかの制御装置の回路異常検出装置において、回路異常検出装置は、コイルの断線検出、サージアブソーバの異常検出、ストッピングダイオード異常検出等の各種回路の各制御構成要素の異常検出するようにしたものである。この手段によれば、多種多様の電気回路に適用して回路の異常検出ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明の第1実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図である。
【0023】図1において、従来例を示す図15と同一符号は、同一部分または相当部分を示している。
【0024】図1において、シーケンス制御装置1と出力インターフェース回路2と被制御機器回路3とフィードバック回路4とが順次接続されて制御装置を構成しており、シーケンス制御装置1は、図示しない制御ロジックによって制御信号が生成され制御信号5を出力する。出力インターフェース回路2は、制御信号5をインタロック接点12を介して補助継電器13へ励磁電圧を印加するようになっている。被制御機器回路3は、補助継電器13のA接点14のON動作で被制御機器15を動作させるようになっている。フィードバック回路4は、被制御機器15の動作によってB接点16を閉としてシーケンス制御装置1へフィードバック信号6を伝達するようになっている。
【0025】以上の各回路の各制御構成要素、例えば、インタロック接点12、補助継電器13、A接点14、被制御機器15、B接点16等の両端からの各引き出し線が回路異常検出装置20へ接続されている。回路異常検出装置20は、回路異常検出部21を有し、回路異常検出部21では、各制御構成要素からの状態が取り込まれ、各回路の部分的な異常が検出され、図示しない表示手段へ表示される。これにより、制御渋滞が発生したとき、制御渋滞の回路の部所が即座に判り、的確な対応処置ができる。
【0026】図2は、本発明の第1実施の形態の他実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図である。
【0027】図2において、従来例を示す図15と同一符号は、同一部分または相当部分を示している。
【0028】図2において、シーケンス制御装置1と出力インターフェース回路2と被制御機器回路3とフィードバック回路4とが順次接続されて制御装置を構成しており、シーケンス制御装置1は、後述する回路異常検出装置20を内蔵し、図示しない制御ロジックによって制御信号が生成され制御信号5を出力する。出力インターフェース回路2は、制御信号5をインタロック接点12を介して補助継電器13へ励磁電圧を印加するようになっている。被制御機器回路3は、補助継電器13のA接点14のON動作で被制御機器15を動作させるようになっている。フィードバック回路4は、被制御機器15の動作によってB接点16を閉としてシーケンス制御装置1へフィードバック信号6を伝達するようになっている。
【0029】以上の各回路の各制御構成要素、例えば、インタロック接点12、補助継電器13、A接点14、被制御機器15、B接点16等の両端からの各引き出し線が回路異常検出装置20へ接続されている。シーケンス制御装置1に内蔵される回路異常検出装置20は、回路異常検出部21を有し、回路異常検出部21では、各制御構成要素からの状態が取り込まれ、各回路の部分的な異常が検出され、図示しない表示手段へ表示される。これにより、制御渋滞が発生したとき、制御渋滞の回路の部所が即座に判り、的確な対応処置ができる。
【0030】図3は、本発明の第2実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図であって、図3において、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分または相当部分を示している。図3において、回路異常検出装置20は負側検出回路22と正側検出回路23と異常検出回路24とから構成されている。
【0031】ここで、負側検出回路22は、直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて他方の信号の確立を検出する。正側検出回路23は、各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、一方の信号の確立を検出する。異常検出回路24は、正側検出回路と対応する負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する。
【0032】以上のような構成において、被制御機器15の制御信号は、シーケンス制御装置1内の制御ロジック(図示しない)によって作られ、インタロック接点12、補助継電器13に伝達される。インタロック接点12は、機器保護装置(図示しない)からの保護動作時に、シーケンス制御装置1の誤出力を防止し、安全動作を行うために挿入されているものであり、常時は閉路しており、シーケンス制御装置1からの制御信号によって、補助継電器13を励磁する。補助継電器13が励磁すると、その接点であるA接点14が閉路し、被制御機器15の駆動回路を構成する。被制御機器15が所定の動作を完了すると、B接点16が閉路し、フィードバック回路を構成し、シーケンス制御装置1に被制御機器15の動作状態を入力する。
【0033】このように構成されたシーケンス回路において、回路に挿入された各制御要素毎に区切られたそれぞれの部分的な回路より、回路異常検出装置20に各信号が取り込まれる。回路異常検出装置20の入力には、一つの回路区分について、負側検出回路22と正側検出回路23を設けて直流の十極を基準とした電圧入力と一極を基準とした電圧入力の両方の信号を取り込む構成とされている。インタロック接点12とシーケンス制御装置1との間の回路では、引き出し線によって、正極と負極の状態が負側検出回路22と正側検出回路23とに入力される。負側検出回路22では、入力回路と十極の間に加わる電圧の有無によって、信号の確立と不確立を検出するために、インタロック接点12の正極側電圧であるA信号とする。正側検出回路23では、入力回路と一極の間に加わる電圧の有無によって、信号の確立と不確立を検出するためにシーケンス制御装置の出力信号であるC信号とする。また、コイルを有する制御構成要素については、補助継電器13、入力電流制限器35、負側検出回路22を通過する電流を制限し、その要素の動作する電流値よりも小さい電流とするために、入力電流制限器35を設置し、この微少電流信号の有無をデジタル信号で取り込む構成とする。
【0034】回路異常検出装置20では、各負側検出回路22、各正側検出回路23を介して、インタロック接点12の正極側電圧であるA信号、補助継電器13のコイル電流信号であるB信号、シーケンス制御装置1の出力信号であるC信号、インタロック接点12の負極側電圧であるD信号、被制御機器15に内蔵されているコイル(図示しない)の電流信号であるE信号、A接点の負極側信号であるF信号、シーケンス制御装置1の入力回路の電流信号であるG信号、B接点の負極側信号であるH信号を各検出する。異常検出回路24では、検出した信号と、予め入力している回路異常検出ロジックによって、異常回路を検出する。
【0035】この異常検出回路24の回路異常検出ロジックでは、図4に示すように処理が行われる。
【0036】まず、C信号判定ロジック処理S1によって、C信号が確立(回路異常検出ロジックブロック図では「確立」を「ON」で示す。以下同じ)しているか否かを判定する。
【0037】C信号が確立していない時は、シーケンス制御装置1から被制御機器15に対する制御信号が出力されていないため、シーケンス制御の渋滞検出は、実行されないが、B信号判定ロジック処理S2により、B信号が確立されているか否かを判定する。このB信号が確立していれば、補助継電器13のコイルに異常は、無いと判断するが、確立していなければ、補助継電器13のコイル断線と判断して、A渋滞検出処理S3により、一定時間の確認後に故障表示を行う。
【0038】C信号が確立している時は、次のD信号判定ロジック処理S4より、D信号が確立しているか否かを判定する。D信号が確立していなければ、A信号判定ロジック処理S5によりA信号が確立しているか否かを判定し、A信号も確立していなければ、シーケンス制御装置1の制御信号5が、補助継電器13に伝達されていないこととなり、B渋滞検出処理S6によって、一定時間確認後、通常閉路であるインタロック接点12の接点接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0039】保護回路(図示しない)が動作した場合には、インタロック接点12が開路する。この時、回路異常検出ロジックにて、接点の接触不良と誤判断しないために、保護信号(図示しない)を回路異常検出装置20の異常検出回路24へ入力し、この回路異常ロジックの動作をロックする。D信号が確立している時は、次のF信号判定ロジック処理S7より、F信号が確立しているか否かを判定する。
【0040】F信号が確立していなければ、補助継電器13を励磁する信号が確立したにもかかわらず、その補助継電器13の接点であるA接点14が閉路していないことになり、C渋滞検出処理S8によって一定時間の確認後、補助継電器13の故障または、接点A14の接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0041】F信号が確立していない時は、被制御機器15の制御信号の有無にかかわらず、E信号判定ロジック処理S9を実行し、E信号が確立されているか否かを判定する。このE信号が確立していれば、被制御機器15に内蔵されている駆動コイル(図示しない)に、異常は無いと判断するが、確立していなければ、被制御機器15の駆動コイル断線と判断して、D渋滞検出処理S10により、一定時間の確認後に故障表示を行う。
【0042】F信号が確立している時は、次のH信号判定ロジック処理S11より、H信号が確立しているか否かを判定する。H信号が確立していなければ、被制御機器15に内蔵されている駆動コイル(図示しない)を励磁する信号が確立し、被制御機器に駆動信号が伝達されたにもかかわらず、被制御機器15が制御信号に従った所定の動作を実行してその最終動作となるB接点16が閉路していないことになる。従って、E渋滞検出処理S12によって一定時間の確認後、被制御機器15の故障または、接点B16の接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0043】H信号が確立していない時は、被制御機器15の制御信号の有無にかかわらず、G信号判定ロジック処理S13を実行し、G信号が確立されているか否かを判定する。このG信号が確立していれば、シーケンス制御装置1の入力回路に異常は、無いと判断するが、確立していなければ、シーケンス制御装置1の入力回路故障と判断して、F渋滞検出処理S14により、一定時間の確認後に故障表示を行う。以上の回路異常検出を行った結果、異常が検出されなかった時は、正常動作判定処理S15がされる。
【0044】このように第2実施の形態によれば、シーケンス制御装置1から被制御機器15の制御信号を出力した後に、被制御機器15の制御信号に従った動作が完了したというフィードバック信号となるB接点16の閉路をシーケンス制御装置1が検出するまでの間に、関係する個々の回路要素の動作を回路異常検出装置20によって詳細に監視でき、制御渋滞が発生した場合、その制御渋滞の部所及び原因が制御回路のどの部分であるかを的確に故障表示することができる。従って、被制御機器15の制御渋滞が発生した場合に、修理する回路または回路要素が明確になるために、復旧時間を短縮でき、被制御機器の稼働率を向上させることができる。
【0045】また、補助継電器13の断線故障検出であるA渋滞検出処理S8、被制御機器15の駆動コイルの断線検出であるD渋滞検出処理S10、シーケンス制御装置1の入力回路故障検出であるF渋滞検出処理S14は、被制御機器15のシーケンス制御を実行しない場合でも常に故障検出を実行しているために、故障発生を事前に検出でき、適切な保守を行う事によって、制御渋滞故障を未然に防ぐことができ、制御装置の信頼性を高めることができる。
【0046】図5は、本発明の第2実施の形態の他実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図であって、図5において、第2実施の形態の他実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分または相当部分を示している。図5において、回路異常検出装置20はシーケンス制御装置1内に設けられ、負側検出回路22と正側検出回路23と異常検出回路24とから構成されている。
【0047】ここで、負側検出回路22は、直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて、他方の信号の確立を検出する。正側検出回路23は、各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、一方の信号の確立を検出する。異常検出回路24は、正側検出回路と対応する負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する。
【0048】以上のような構成において、被制御機器15の制御信号は、シーケンス制御装置1内の制御ロジック(図示しない)によって作られ、インタロック接点12、補助継電器13に伝達される。インタロック接点12は、機器保護装置(図示しない)からの保護動作時に、シーケンス制御装置1の誤出力を防止し、安全動作を行うために挿入されているものであり、常時は閉路しており、シーケンス制御装置1からの制御信号によって、補助継電器13を励磁する。補助継電器13が励磁すると、その接点であるA接点14が閉路し、被制御機器15の駆動回路を構成する。被制御機器15が所定の動作を完了すると、B接点16が閉路し、フィードバック回路を構成し、シーケンス制御装置1に被制御機器15の動作状態を入力する。
【0049】このように構成されたシーケンス回路において、回路に挿入された制御構成要素毎に区切られたそれぞれの部分的な回路より、回路異常検出装置20に各信号が取り込まれる。回路異常検出装置20の入力には、一つの回路区分について、負側検出回路22と正側検出回路23を設けて直流の十極を基準とした電圧入力と一極を基準とした電圧入力の両方の信号を取り込む構成とされている。インタロック接点12とシーケンス制御装置1との間の回路では、引き出し線によって、両側の正極、あるいは、負極の状態が負側検出回路22と正側検出回路23に入力される。負側検出回路22では、入力回路と十極の間に加わる電圧の有無によって、信号の確立と不確立を検出し、インタロック接点12の正極側電圧であるA信号とする。正側検出回路23では、入力回路と一極の間に加わる電圧の有無によって、信号の確立と不確立を検出し、シーケンス制御装置の出力信号であるC信号とする。また、コイルを有する制御要素については、補助継電器13、入力電流制限器35、負側検出回路22を通過する電流を制限し、その要素の動作する電流値よりも小さい電流とするために、入力電流制限器35を設置し、この微少電流信号の有無をデジタル信号で取り込む構成とする。
【0050】回路異常検出装置20では、各負側検出回路22、各正側検出回路23を介して、インタロック接点12の正極側電圧であるA信号、補助継電器13のコイル電流信号であるB信号、シーケンス制御装置1の出力信号であるC信号、インタロック接点12の負極側電圧であるD信号、被制御機器15に内蔵されているコイル(図示しない)の電流信号であるE信号、A接点の負極側信号であるF信号、シーケンス制御装置1の入力回路の電流信号であるG信号、B接点の負極側信号であるH信号を検出する。異常検出回路24では、検出した信号と、予め入力している回路異常検出ロジックによって、異常回路を検出する。
【0051】この異常検出回路24の回路異常検出ロジックでは、図4に示すように処理が行われる。
【0052】まず、C信号判定ロジック処理S1によって、C信号が確立(回路異常検出ロジックブロック図では「確立」を「ON」で示す。以下同じ)しているか否かを判定する。
【0053】C信号が確立していない時は、シーケンス制御装置1から被制御機器15に対する制御信号が出力されていないため、シーケンス制御の渋滞検出は、実行されないが、B信号判定ロジック処理S2により、B信号が確立されているか否かを判定する。このB信号が確立していれば、補助継電器13のコイルに異常は、無いと判断するが、確立していなければ、補助継電器13のコイル断線と判断して、A渋滞検出処理S3により、一定時間の確認後に故障表示を行う。
【0054】C信号が確立している時は、次のD信号判定ロジック処理S4より、D信号が確立しているか否かを判定する。D信号が確立していなければ、A信号判定ロジック処理S5によりA信号が確立しているか否かを判定し、A信号も確立していなければ、シーケンス制御装置1の制御信号5が、補助継電器13に伝達されていないこととなり、B渋滞検出処理S6によって、一定時間確認後、通常閉路であるインタロック接点12の接点接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0055】保護回路(図示しない)が動作した場合には、インタロック接点12が開路する。この時、回路異常検出ロジックにて、接点の接触不良と誤判断しないために、保護信号(図示しない)を回路異常検出装置20の異常検出回路24へ入力し、この回路異常ロジックの動作をロックする。D信号が確立している時は、次のF信号判定ロジック処理S7より、F信号が確立しているか否かを判定する。
【0056】F信号が確立していなければ、補助継電器13を励磁する信号が確立したにもかかわらず、その補助継電器13の接点であるA接点14が閉路していないことになり、C渋滞検出処理S8によって一定時間の確認後、補助継電器13の故障または、接点A14の接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0057】F信号が確立していない時は、被制御機器15の制御信号の有無にかかわらず、E信号判定ロジック処理S9を実行し、E信号が確立されているか否かを判定する。このE信号が確立していれば、被制御機器15に内蔵されている駆動コイル(図示しない)に、異常は無いと判断するが、確立していなければ、被制御機器15の駆動コイル断線と判断して、D渋滞検出処理S10により、一定時間の確認後に故障表示を行う。
【0058】F信号が確立している時は、次のH信号判定ロジック処理S11より、H信号が確立しているか否かを判定する。H信号が確立していなければ、被制御機器15に内蔵されている駆動コイル(図示しない)を励磁する信号が確立し、被制御機器に駆動信号が伝達されたにもかかわらず、被制御機器15が制御信号に従った所定の動作を実行してその最終動作となるB接点16が閉路していないことになる。従って、E渋滞検出処理S12によって一定時間の確認後、被制御機器15の故障または、接点B16の接触不良と判断して、故障表示を行う。H信号が確立していない時は、被制御機器15の制御信号の有無にかかわらず、G信号判定ロジック処理S13を実行し、G信号が確立されているか否かを判定する。このG信号が確立していれば、シーケンス制御装置1の入力回路に異常は、無いと判断するが、確立していなければ、シーケンス制御装置1の入力回路故障と判断して、F渋滞検出処理S14により、一定時間の確認後に故障表示を行う。以上の回路異常検出を行った結果、異常が検出されなかった時は、正常動作判定処理S15がされる。
【0059】このように第2実施の形態の他実施の形態によれば、シーケンス制御装置1から被制御機器15の制御信号を出力した後に、被制御機器15の制御信号に従った動作が完了したというフィードバック信号となるB接点16の閉路をシーケンス制御装置1が検出するまでの間に、関係する個々の回路要素の動作を回路異常検出装置20によて詳細に監視でき、制御渋滞が発生した場合、その制御渋滞の原因が制御回路どの部分であるかを的確に故障表示することができる。従って、被制御機器15の制御渋滞が発生した場合に、修理する回路または回路要素が明確になるために、復旧時間を短縮でき、被制御機器15の稼働率を向上させることができる。
【0060】また、補助継電器13の断線故障検出であるA渋滞検出処理S8、被制御機器15の駆動コイルの断線検出であるD渋滞検出処理S10、シーケンス制御装置1の入力回路故障検出であるF渋滞検出処理S14は、被制御機器15のシーケンス制御を実行しない場合でも常に故障検出を実行しているために、故障発生を事前に検出でき、適切な保守を行う事によって、制御渋滞故障を未然に防ぐことができ、制御装置の信頼性を高めることができる。
【0061】図6は、本発明の第3実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図であって、第1実施の形態を示す図1と同一符号は、同一部分または相当部分を示している。
【0062】図6において、シーケンス制御装置1と出力インターフェース回路2と被制御機器回路3とフィードバック回路4とが順次接続されて制御装置を構成しており、シーケンス制御装置1は、図示しない制御ロジックによって制御信号が生成され制御信号5を出力する。出力インターフェース回路2は、制御信号5をインタロック接点12を介して補助継電器13へ励磁電圧を印加するようになっている。被制御機器回路3は、補助継電器13のA接点14のON動作で被制御機器15を動作させるようになっている。フィードバック回路4は、被制御機器15の動作によってB接点16を閉としてシーケンス制御装置1へフィードバック信号6を伝達するようになっている。
【0063】以上の各回路の各制御構成要素、例えば、インタロック接点12、補助継電器13、A接点14、被制御機器15、B接点16等の両端からの各引き出し線が信号送信器25へ接続されている。信号送信器25は、各制御構成要素の各状態信号を伝送媒体を介して送信する。信号受信器26は信号送信器25からの各状態信号を受信して回路異常検出装置20へ出力する。回路異常検出装置20は、回路異常検出部21を有し、回路異常検出部21では、各制御構成要素からの状態を取り込み、各回路の部分的な異常を検出し、図示しない表示手段へ表示する。
【0064】以上のような構成において、被制御機器15の制御信号は、シーケンス制御装置1内の制御ロジック(図示しない)によって作られ、インタロック接点12を介して補助継電器13に伝達される。
【0065】インタロック接点12は、機器保護装置(図示しない)からの保護動作時に、シーケンス制御装置1の誤出力を防止し、安全動作を行うために挿入されているものであり、常時は閉路しており、シーケンス制御装置1からの出力制御信号によって、補助継電器13を励磁する。補助継電器13が励磁されると、その接点であるA接点14が閉路し、被制御機器15の駆動回路を構成する。被制御機器15が所定の動作を完了すると、B接点16が閉路し、フィードバック回路を構成し、シーケンス制御装置1に被制御機器15の動作状態を入力する。
【0066】このように構成された制御装置において、各回路に挿入された制御要素毎に区切られたそれぞれの部分的な回路を信号送信器25に接続し、部分的な回路の状態信号を入力する。
【0067】信号伝送器25は、導電線で伝える電気回路以外の伝送媒体、例えば、電波や光りによって信号受信器26に部分的な回路の状態信号を伝送し、その信号を回路異常検出装置20の回路異常検出部21へ取り込む。回路異常検出部21に取込み図4の処理によって、第2実施の形態と同様に、異常回路を検出する。
【0068】図7は、本発明の第3実施の形態の他実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図であって、図1と同一符号は同一部分または相当部分を示している。
【0069】図7において、各制御構成要素のそれぞれの部分的な回路毎に、信号伝送器25Aを接続し、部分的な回路の信号を回路電流の正負の両方の極性について検出すると共に、電気回路以外の伝送媒体によって信号受信器26Aに部分的な回路の状態信号を伝送し、その信号を回路異常検出装置20に取り込む。
【0070】そして、図4と同様の回路異常検出ロジックにより、第2実施の形態と同様に、異常回路を検出する。
【0071】以上のように、部分的な回路の信号が電気回路以外の伝送媒体によって回路異常検出装置20へ取り込まれ、制御回路の信号伝送回路に制御回路と同じ電気回路を使用しないので、制御回路故障に類似する検出回路の故障が回避でき、信頼性の高い故障検出信号を得ることにより、回路異常検出装置20の信頼性をより向上させることができる。
【0072】図8は、本発明の第4実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図である。
【0073】図8において、リレーシーケンス回路30はAシーケンス条件接点31とBシーケンス条件接点32とが並列に接続し、これらの接続部とCシーケンス条件接点33とDシーケンス条件接点34とが直列回路によって形成されている。また、出力インターフェース回路2がインタロック接点12と補助継電器13との直列回路で構成されている。さらに、被制御機器回路3が被制御機器15とB接点16とにより構成されている。
【0074】以上の各回路の各制御構成要素、例えば、Aシーケンス条件接点31、Bシーケンス条件接点32、インタロック接点12、補助継電器13、A接点14、被制御機器15、B接点16等の両端からの各引き出し線が回路異常検出装置20へ接続されている。回路異常検出装置20は、回路異常検出部21を有し、回路異常検出部21では、各制御構成要素からの状態が取り込まれ、各回路の部分的な異常が検出され、図示しない表示手段へ表示される。これにより、制御渋滞が発生したとき、制御渋滞の回路の部所が即座に判り、的確な対応処置ができる。
【0075】図9は、本発明の第5実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図であって、図9において、第4実施の形態を示す図8と同一符号は、同一部分または相当部分を示している。図9において、回路異常検出装置20は負側検出回路22と正側検出回路23と異常検出回路24とから構成されている。
【0076】ここで、負側検出回路22は、直流回路区分の両側のいずれか他方の負極の電圧の有無に基づいて他方の信号の確立を検出する。正側検出回路23は、各直流回路区分の両側のいずれか一方の正極の電圧の有無に基づいて、一方の信号の確立を検出する。異常検出回路24は、正側検出回路と対応する負側検出回路によって検出された各信号の確立状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部分の異常を検出する。
【0077】以上の構成において、被制御機器15は、リレーシーケンス制御回路によって制御されており、前のステップのシーケンス制御結果であるAシーケンス条件接点31またはBシーケンス条件接点32が確立し、Cシーケンス条件接点33とDシーケンス条件接点34が確立すれば、被制御機器15の制御信号は、インタロック接点12を経て、補助継電器13に伝達される。
【0078】インタロック接点12は、機器保護装置(図示しない)からの保護動作時に、リレーシーケンスの誤出力を防止し、安全動作を行うために挿入されているものであり、常時は、閉路しており、この制御信号によって、補助継電器13が励磁する。補助継電器13が励磁すると、その接点であるA接点14が閉路し、被制御機器15の駆動回路を構成する。
【0079】被制御機器15が所定の動作を完了すると、B接点16が閉路し、次ステップシーケンス条件接点36のシーケンス条件となることで、全体の制御シーケンスが遂行される。このように構成されたリレーシーケンス回路において、回路に挿入された制御要素毎に区切られた、それぞれの部分的な回路より、回路異常検出装置20に信号を取り込む。
【0080】回路異常検出装置20は、一つの部分的な回路について、負側検出回路22と正側検出回路23を設けて直流の十極を基準とした電圧入力と、一極を基準とした電圧入力の両方の信号を取り込む構成とする。Aシーケンス条件接点31とCシーケンス条件接点33との間の回路より、引き出された線によって状態信号が負側検出回路22と正側検出回路23に入力される。
【0081】負側検出回路22では、入力回路と十極の間に加わる電圧の有無によって、信号の確立と不確立を検出し、Cシーケンス条件接点33の正極側電圧であるJ信号とする。また、正側検出回路23では、入力回路と一極の間に加わる電圧の有無によって、信号の確立と不確立を検出し、Aシーケンス条件接点31またはBシーケンス条件接点32の負極側電圧であるN信号とする(以下それぞれの信号について同様の検出を行う)。また、コイルを有する制御要素については、補助継電器13、入力電流制限器35、負側検出回路22を通過する電流を制限し、その要素の動作する電流値よりも小さい電流とするために、入力電流制限器35を設置し、この微少電流信号の有無をデジタル信号で取り込むようにする。
【0082】回路異常検出装置20では、負側検出回路22、正側検出回路23を介して、Cシーケンス条件接点33の正極側電圧であるJ信号、Dシーケンス条件接点34の正極側電圧であるK信号、インタロック接点12の正極側電圧であるL信号、補助継電器13のコイル電流信号であるM信号、前ステップのシーケンス制御結果であるN信号、Cシーケンス条件接点33の負極側電圧であるO信号、Dシーケンス条件接点34の負極側電圧であるP信号、インタロック接点12の負極側電圧であるQ信号、被制御機器15に内蔵されているコイル(図示しない)の電流信号であるR信号、A接点14の負極側信号であるS信号、B接点16の負極側信号であるT信号を各検出する。
【0083】回路異常検出装置20の正側検出回路23では、検出した信号と、予め定めた回路異常検出ロジックを実行することによって、異常回路を検出する。
【0084】すなわち、この回路異常検出ロジックが図10に示す処理を行い、まず、前ステップ信号ロジック処理S21によって、Aシーケンス条件接点31または、Bシーケンス条件接点32が確立(回路異常検出ロジックブロック図では、「確立」を「ON」で示す。以下同じ)しているか否かを判定する。これらの信号が確立していない時は、被制御機器15の制御が開始されないためにシーケンス制御の渋滞検出は、実行されないが、N信号判定ロジック処理S22により、N信号が確立されているか否かを判定する。
【0085】Aシーケンス条件接点31または、Bシーケンス条件接点32が確立している時は、N信号判定ロジック処理S22によりN信号が確立しているか否かを判定し、N信号が確立していなければ、渋滞検出処理S23によって、一定時間確認後、Aシーケンス条件接点31または、Bシーケンス条件接点32の接点接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0086】次に、C信号判定ロジック処理S24では、Cシーケンス条件接点33が確立しているか否かを判定する。Cシーケンス条件接点33が確立していなければ、リレーシーケンスは、次のステップには進まない。Cシーケンス条件接点33が確立していれば、O信号判定ロジック処理S25によりO信号が確立しているか否かを判定し、O信号が確立していなければ、渋滞検出処理S26によって、一定時間確認後、Cシーケンス条件接点33の接点接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0087】次に、判定ロジック処理S27より、Dシーケンス条件接点34が確立しているか否かを判定する。Dシーケンス条件接点34が確立していなければ、リレーシーケンスは、次のステップには進まない。Dシーケンス条件接点34が確立していれば、P信号判定ロジック処理S28によりP信号が確立しているか否かを判定し、P信号が確立していなければ、渋滞検出処理S29によって、一定時間確認後、Dシーケンス条件接点34の接点接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0088】次に、判定ロジック処理S30より、Q信号が確立しているか否かを判定する。Q信号が確立していなければ、制御信号が、補助継電器13に伝達されていないこととなり、渋滞検出処理S31によって、一定時間確認後、通常閉路であるインタロック接点12の接点接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0089】保護回路(図示しない)が動作した場合には、インタロック接点12が開路する。この時、回路異常検出ロジックにて接点の接触不良と誤判断しないために、保護信号(図示しない)を回路異常検出装置20に入力し、この回路異常ロジックの動作をロックする。Q信号が確立している時は、次のS信号判定ロジック処理S32より、S信号が確立しているか否かを判定する。S信号が確立していなければ、補助継電器13を励磁する信号が確立したにもかかわらず、その補助継電器13の接点であるA接点14が閉路していないことになり、渋滞検出処理S33Aによって一定時間の確認後、補助継電器13の故障またはA接点14の接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0090】S信号が確立していない時は、被制御機器15の制御信号の有無にかかわらず、R信号判定ロジック処理S33を実行し、R信号が確立されているか否かを判定する。このR信号が確立していれば、被制御機器15に内蔵されている駆動コイル(図示しない)に、異常は無いと判断するが、確立していなければ、被制御機器15の駆動コイル断線と判断して、渋滞検出処理S34により、一定時間の確認後に故障表示を行う。
【0091】S信号が確立している時は、次のT信号判定ロジック処理S35より、T信号が確立しているか否かを判定する。T信号が確立していなければ、被制御機器15に内蔵されている駆動コイル(図示しない)を励磁する信号が確立し、被制御機器15に駆動信号が伝達されたにもかかわらず、被制御機器15が制御信号に従った所定の動作を実行してその最終動作となるB接点16が閉路していないことになる。従って、渋滞検出処理S36によって一定時間の確認後、被制御機器15の故障またはB接点16の接触不良と判断して、故障表示を行う。
【0092】なお、M信号ロジック判定処理S37でM信号が確立していないとき、J渋滞検出処理S38で補助継電器13のコイル断線を検出する。
【0093】T信号は、次のステップシーケンス条件処理S39に使用され他の機器(図示しない)の制御信号となり、次の制御渋滞検出項目処理S40へ移行する。他の機器のリレーシーケンス回路にも、回路異常検出装置20への回路信号入力回路と、そのシーケンス制御回路に対する回路異常検出ロジックが備えられ、本実施の形態と同様に回路の異常検出を実行する。このように回路異常検出を行った結果、異常が検出されなかった時は、正常動作判定となる。
【0094】図11は、本発明の第6実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図である。
【0095】図11において、リレーシーケンス回路30はがAシーケンス条件接点31とBシーケンス条件接点32とが並列に接続し、これらの接続部とCシーケンス条件接点33とDシーケンス条件接点34とが直列回路によって形成されている。また、出力インターフェース回路2がインタロック接点12と補助継電器13との直列回路で構成されている。さらに、被制御機器回路3が被制御機器15とB接点16とにより構成されている。そして、各制御構成要素から引き出し線によって信号送信器25へ接続され、対向して信号受信器26が配置され、各状態信号が回路異常検出装置20の回路異常検出部21へ入力するように接続されている。
【0096】以上の各回路の各制御構成要素、例えば、Aシーケンス条件接点31、Bシーケンス条件接点32、インタロック接点12、補助継電器13、A接点14、被制御機器15、B接点16等の両端からの各引き出し線が信号送信器25へ接続され各状態信号が送信される。信号受信器26では、受信した各状態信号が回路異常検出装置20の回路異常検出部21へ入力され、回路異常検出部21では、各制御構成要素からの状態信号が取り込まれ、各回路の部分的な異常が検出され、図示しない表示手段へ表示される。これにより、制御渋滞が発生したとき、制御渋滞の回路の部所が即座に判り、的確な対応処置ができる。特に、状態信号が光りや電波等を利用して送られるので、電気回路に起因する伝送異常が回避され信頼性の高い回路異常検出ができる。
【0097】図12は、本発明の第7実施の形態を示す制御装置の回路異常検出装置の構成図である。
【0098】図において、コイル40の一端と他端41との間に引き出し線40aと引き出し線41aとにより制御装置の回路異常検出装置のアナログ入力回路42に接続され構成されている。
【0099】以上のように構成された回路異常検出装置20のアナログ入力回路42によって検出されたコイル40の電流信号43が回路異常検出装置20に予め設定された設定値と比較され、電流信号43が設定値以下になった場合にコイル40の断線と判断する。
【0100】また、図13は第7実施の形態の他実施の形態を示し、回路異常検出装置20のアナログ入力回路42によって検出されたコイル40の両端に接続され、コイル40のスイッチングに伴うサージ電圧抑制を行うサージアブソーバ44の電圧信号45が回路異常検出装置20に予め設定された設定値と比較され、電流信号43が設定値以上になった場合にサージアブソーバ44の故障と判断する。
【0101】また、図14は、第7実施の形態の他実施の形態を示し、接点46が閉路されると、コイル40aを励磁すると共に、信号をAストッピングダイオード48を介して分岐する回路から回路異常検出装置20へ接続し、接点46の閉信号を検出した後に、正側検出回路23により、Y信号を検出し、このY信号が確立していれば正常、確立していなければ、Aストッピングダイオード48の開放故障と判定する。同時に、接点47が閉路していない状態において、負側検出回路22により、X信号を検出し、X信号が確立していなければ正常、確立していれば、Bストッピングダイオード49の短絡故障と判定する。
【0102】この他に、制御回路に組み込まれた要素の電気的特性により、部分的な回路に変換器を接続して、回路異常検出装置20に信号を入力し、予め定める回路異常検出装置20の回路異常検出ロジックによって、部分的な制御回路の異常を検出することもできる。また、本発明の実施の形態においては、直流シーケンス回路を例に説明したが、これに限ることなく本発明は交流シーケンス回路に適用し、その部分的な制御回路の異常を検出することもできる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によれば、各制御構成要素の状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常を検出するので、渋滞部所が即座に検出でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上を図るこちょができる。また、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0104】また、請求項2の発明によれば、各制御構成要素について正極の信号の確立状態と負極の信号の確立状態を検出し、これらの検出状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部の異常を検出するので、各回路の異常によって制御渋滞が発生したとき、あるいは、発生前に渋滞部所が即座に特定でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上と制御装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0105】また、請求項3の発明によれば、各制御構成要素の各状態信号を伝送媒体を経て送信して、受信された各状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常を検出するので、電気回路を介して状態信号を送る際の電気回路に起因する異常を除去でき、確度の高い異常検出ができる。
【0106】また、請求項4の発明によれば、各制御構成要素の状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常を検出するので、各回路の異常によってリレーシーケンス回路に制御渋滞が発生したとき、渋滞部所を即座に検出でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上を図ると共に、一過性の故障の場合でも、故障原因の究明が容易で、故障原因の除去により制御装置の信頼性の向上を図ることができる。
【0107】また、請求項5の発明によれば、各制御構成要素について正極の信号の確立状態と負極の信号の確立状態を検出し、これらの検出状態と予め定めるロジック条件とから各直流回路部の異常を検出するので、各回路の異常によってリレーシーケンス回路に制御渋滞が発生したとき、あるいは、発生前に渋滞部所が即座に特定でき、制御装置の故障復旧時間の短縮によって稼働率の向上を図ることができる。
【0108】また、請求項6の発明によれば、各制御構成要素の各状態信号が伝送媒体を経て送信され、受信された各状態信号と予め定めるロジック条件とから各回路の部分的な異常を検出するので、電気回路を介して状態信号を送る際の電気回路に起因する異常を除去できるので、確度の高い異常検出ができる。
【0109】また、請求項7の発明によれば、多種多様の電気回路に適用して回路の異常検出をすることができる。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成9年(1997)12月17日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】紋田 誠
【公開番号】 特開平11−183546
【公開日】 平成11年(1999)7月9日
【出願番号】 特願平9−363776