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【発明の名称】 電流検出回路
【発明者】 【氏名】玉川 秋雄

【要約】 【課題】ヒータ等の電流が時間によって変動する負荷にあっても最適な条件で過電流を検出することができる電流検出回路を提供する。

【解決手段】互いに並列に接続され各々が電流検出用抵抗14に流れる電流をオン/オフする電流検出用トランジスタ34〜36を、所定周期の発振信号を出力する発振手段と発振信号を計数することでオンとする電流検出用トランジスタを決定する計数手段とを有するゲート制御回路30は、負荷16への電力の供給が開始されてから時間とともに順次オンに制御し、負荷16に供給される電力をオン/オフする出力トランジスタ11と並列に接続される電流検出用抵抗14による電圧降下と基準電圧源24とをコンパレータ18が比較する。発振手段は負荷16への電力の供給が開始されると発振を開始する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 負荷(16)に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタ(11)と、前記パワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗(14)と、互いに並列に接続され各々が前記電流検出抵抗に流れる電流をオン/オフする複数のスイッチングトランジスタ(34、35、36)と、前記電流検出抵抗による電圧降下と基準電圧(24)とを比較する比較手段(18)と、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに順次前記複数のスイッチングトランジスタを個々に制御する制御手段(30)とを具備することを特徴とする電流検出回路。
【請求項2】 互いに並列に接続され各々が前記電流検出抵抗に流れる電流をオン/オフする第1から第nのスイッチングトランジスタを具備し、前記制御手段は、前記負荷への電力の供給が開始されてから所定時間毎に前記第1から第nのスイッチングトランジスタを順次オンにしていくことを特徴とする請求項1に記載の電流検出回路。
【請求項3】 前記制御手段は、所定周期の発振信号を出力する発振手段(45)と、前記発振信号を計数することでオンとする前記スイッチングトランジスタを決定する計数手段(47、48)とを有することを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の電流検出回路。
【請求項4】 前記発振手段は、前記負荷への電力の供給が開始されると発振を開始することを特徴とする請求項3に記載の電流検出回路。
【請求項5】 負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと、前記パワートランジスタと並列に接続されるトランジスタ抵抗(61)と、前記トランジスタ抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較する比較手段とを具備し、前記トランジスタ抵抗は、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで抵抗値が増加することを特徴とする電流検出回路。
【請求項6】 前記トランジスタ抵抗の抵抗値を制御する電圧制御手段(62)を具備し、前記電圧制御手段は、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで出力電圧を変化させることを特徴とする請求項5に記載の電流検出回路。
【請求項7】 負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと、前記パワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗と、前記電流検出抵抗による電圧降下と可変基準電圧(70)とを比較する比較手段とを具備し、前記可変基準電圧は、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで低下することを特徴とする電流検出回路。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒータやモータ等に流れる過電流を検出する際に用いて好適な電流検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子は一般に非定常状態、即ち定格以上の過電流や過温度に弱く、容易に特性劣化をきたす。こういった半導体素子としての特性劣化防止のためには、非定常状態に対する半導体素子の保護回路が必要となる。
【0003】従来から半導体素子の保護のために、様々な過電流検出回路が用いられている。図9は、従来の過電流検出回路の構成を示す接続図であり、アメリカ合衆国特許4,553,084号公報にも示されているものである。
【0004】図9において、入力端子120に入力された信号は、ゲート駆動回路117を介して出力トランジスタ111と電流検出用トランジスタ113の各々ゲート電極に供給される。
【0005】またこれら出力トランジスタ111と電流検出用トランジスタ113の各々ドレイン電極は、一端がが電源電圧115に接続された負荷116の他端と、出力端110で接続されている。
【0006】出力トランジスタ111のソース電極は接地されている一方、電流検出用トランジスタ113のソース電極は電流検出用抵抗114を介して接地さているとともに、コンパレータ118の非反転入力端子119に接続されている。
【0007】コンパレータ118の反転入力端子121には基準端子122から基準電圧が入力され、コンパレータ118の出力信号は検出端子123から出力される。即ちこの例では、電流検出用トランジスタ113と接続された電流検出用抵抗114による電圧降下を基準電圧と比較して、過電流状態を検出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述のような例では、検出電流値が一定であるという欠点がある。図10は、通常の温度係数を有し発熱を伴う負荷の時間応答特性の一例を示す図であり、ここではヒータ電流の時間応答特性を示している。
【0009】図10に示すように、ヒータ等の負荷には最初の数秒の間に突入電流と呼ばれる電流が流れ、数秒から数十秒経過すると定常電流値に落ち着く。この突入電流は、ヒータが加熱するまでの間は負荷抵抗値が低いことにより流れるものであり、ヒータを素早く加熱するためには必要な電流である。
【0010】従って、検出電流値をこの突入電流値以下に設定すると、突入電流が流れないためにヒータの温度上昇が遅れてしまうことになる。一方、突入電流を流すために検出電流値を高めに設定すると、設定値が定常電流値に対してかなり高くなる。このため、もしヒータに短絡等が発生して大電流が流れ続けると、システムの信頼性低下等の問題が生じる。
【0011】この発明は、このような背景の下になされたもので、ヒータ等の電流が時間によって変動する負荷にあっても最適な条件で過電流を検出することができる電流検出回路を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、請求項1に記載の発明にあっては、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと、前記パワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗と、互いに並列に接続され各々が前記電流検出抵抗に流れる電流をオン/オフする複数のスイッチングトランジスタと、前記電流検出抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較する比較手段と、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに順次前記複数のスイッチングトランジスタを個々に制御する制御手段とを具備することを特徴とする。また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の電流検出回路では、互いに並列に接続され各々が前記電流検出抵抗に流れる電流をオン/オフする第1から第nのスイッチングトランジスタを具備し、前記制御手段は、前記負荷への電力の供給が開始されてから所定時間毎に前記第1から第nのスイッチングトランジスタを順次オンにしていくことを特徴とする。また、請求項3に記載の発明にあっては、請求項1あるいは請求項2に記載の電流検出回路では、前記制御手段は、所定周期の発振信号を出力する発振手段と、前記発振信号を計数することでオンとする前記スイッチングトランジスタを決定する計数手段とを有することを特徴とする。また、請求項4に記載の発明にあっては、請求項3に記載の電流検出回路では、前記発振手段は、前記負荷への電力の供給が開始されると発振を開始することを特徴とする。また、請求項5に記載の発明にあっては、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと、前記パワートランジスタと並列に接続されるトランジスタ抵抗と、前記トランジスタ抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較する比較手段とを具備し、前記トランジスタ抵抗は、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで抵抗値が増加することを特徴とする。また、請求項6に記載の発明にあっては、請求項5に記載の電流検出回路では、前記トランジスタ抵抗の抵抗値を制御する電圧制御手段を具備し、前記電圧制御手段は、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで出力電圧を変化させることを特徴とする。また、請求項7に記載の発明にあっては、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと、前記パワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗と、前記電流検出抵抗による電圧降下と可変基準電圧とを比較する比較手段とを具備し、前記可変基準電圧は、前記負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで低下することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、互いに並列に接続され各々が電流検出抵抗に流れる電流をオン/オフする複数のスイッチングトランジスタを、所定周期の発振信号を出力する発振手段と発振信号を計数することでオンとするスイッチングトランジスタを決定する計数手段とを有する制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに順次制御し、トランジスタ抵抗は負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較手段が比較する。制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから所定時間毎に第1から第nのスイッチングトランジスタを順次オンにしていく。発振手段は負荷への電力の供給が開始されると発振を開始する。または、トランジスタ抵抗は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで抵抗値が増加し、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと並列に接続されるトランジスタ抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較手段が比較する。トランジスタ抵抗の抵抗値を制御する電圧制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで出力電圧を変化させる。あるいは、可変基準電圧は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで低下し、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗による電圧降下と可変基準電圧とを比較手段が比較する。
【0014】本発明の電流検出回路は、負荷電流の時間応答に合わせて検出電流値を変化させる。検出電流値を時間的に変化させる方法としては3種類あり、第1は出力トランジスタと電流検出用トランジスタのカレントミラー比を変化させる方法、第2は電流検出抵抗の値を変化させる方法、第3はリファレンス電圧を変化させる方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】A.第1の実施の形態以下に、本発明について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる電流検出回路の構成を示す接続図である。図に示す構成は、負荷への電力の供給を開始した時点から、時間とともにカレントミラー比を変化させるためのものである。
【0016】図1において、入力端子20に入力された信号は、ゲート制御回路30に供給される一方、ゲート駆動回路17を介して出力トランジスタ11とスイッチ31〜33の各々端子31a〜33aに供給される。なおこれらスイッチ31〜33は、各々ゲート制御回路30によって制御される。
【0017】上述のスイッチ31のコモン端子31bは、電流検出用トランジスタ34のゲート電極に接続され、スイッチ32のコモン端子32bは電流検出用トランジスタ35のゲート電極に接続されている。またスイッチ33のコモン端子33bは、電流検出用トランジスタ36のゲート電極に接続されている。
【0018】これらスイッチ31〜33の各々端子31c〜33cと出力トランジスタ11のソース電極とは接地されている。一方、出力トランジスタ11のドレイン電極と電流検出用トランジスタ34〜36の各々ドレイン電極とは、片端が電源電圧15に接続された負荷16の他端と、出力端10で接続されている。
【0019】また、電流検出用トランジスタ34〜36の各々ソース電極は、電流検出用抵抗14を介して接地さているとともに、コンパレータ18の非反転入力端子19に接続されている。コンパレータ18の反転入力端子21には基準電圧源24が入力され、コンパレータ18の出力信号は検出端子23から出力される。
【0020】図2はゲート制御回路30の構成例を示す接続図である。図2(a)に示す例では、データバス30-1から複数のレジスタにデータを書き込むことにより、ゲート制御信号C1〜C3を発生させている。
【0021】一方図2(b)では、時定数の異なる複数のワンショットマルチバイブレータを用意しておき同時にトリガをかけることにより、複数のゲート制御信号C1〜C3を発生させている。
【0022】図3は、別のゲート制御回路30の具体的な構成例を示す接続図である。なお図3において、図1に示す各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0023】図3に示す例では、2つのゲート制御信号C1とC2とを出力する。なおこの例では、電流検出用トランジスタ34のゲート電極にはゲート駆動回路17の出力が供給されスイッチ33およびスイッチ32は各々ゲート制御信号C1あるいはゲート制御信号C2によって制御される。
【0024】図3において45はOSC(OSCillator:発振器)であり、入力端子20からの入力信号によって発振を開始する。53はRS−FF(Reset Set−Flip Flop)であり、入力端子/S(“/”は反転あるいは負論理を表す:以降同様)には入力端子20が接続されている。即ちこのRS−FF53は、入力端子20の立ち下がりによって、出力端子Qが“L”(ローレベル)から“H”(ハイレベル)になる。
【0025】46はAND(論理積)ゲートであり、入力端子の各々にはOSC45の出力ならびにRS−FF53の出力端子Qが接続されている。47と48は、クロック端子Cに入力される信号の立ち上がりによって出力端子Q(Q1あるいはQ2)の信号レベルが反転するFFである。
【0026】これらFF47とFF48とによって分周回路を形成しており、またこれらFF47ならびにFF48は、入力端子/Rの立ち下がりによって出力端子Q(Q1あるいはQ2)が“L”になる。
【0027】51はインバータ、52はNAND(反転出力の論理積)ゲートであり、入力端子の一方にはFF47の出力端子Q1が接続され、他方にはインバータ51を介してFF48の出力端子Q2が接続されている。またNANDゲート52の出力端子は、RS−FF53の入力端子/Rに接続さている。
【0028】49はバッファであり、FF48の出力Q2をゲート制御信号C2として出力する。また50はANDゲートであり、入力各々にはFF47の出力Q1ならびにFF48の出力Q2が接続され、これらの論理積をゲート制御信号C1として出力する。
【0029】図4は、図3に示す構成の各部における信号レベルの変化を示すタイミングチャートである。入カ端子IN20に入カ信号が入力されると、OSC45が発振を開始する。OSC45の出力はANDゲート46を介して、FF47、48によって形成された分周回路に入力される。
【0030】これらFF47ならびにFF48の出力Q1あるいは出力Q2は、ANDゲート50あるいはバッファ49を介して各々ゲート制御信号C1あるいはゲート制御信号C2となる。まず電流検出用トランジスタ34〜36のゲート電極は、入力信号が入った直後はスイッチ32、33によりゲート駆動回路17の出力に接続されている。
【0031】ゲート制御信号C1が“L”になると電流検出用トランジスタ36はゲート電極がGNDレベルとなるのでオフになる。これによって、電流検出用抵抗14に流れる電流が減少するので、検出電流値は低下する。
【0032】同様に、ゲート制御信号C2が“L”になると、電流検出用トランジスタ35はゲート電極がGNDレベルとなるのでオフになる。これによって、電流検出用抵抗14に流れる電流がさらに減少するので、検出電流値は一層低下する。
【0033】FF47の出力Q1が“H”、FF48の出力Q2が“L”になると、NANDゲート52の出力が“L”となり、RS−FF53はリセットされる(出力Qが“L”になる)。
【0034】これによって、ANDゲート46はOSC45からFF47へのクロック入力を停止し、これによって分周回路(FF47、48)の動作は停止するので、ゲート制御信号C1、C2は固定される。このような動作により、図4に示す通り検出電流値Isは負荷電流の波形に応じて変化し、ヒータ等の起動時に必要な突入電流を流すことが可能となる。
【0035】B.第2の実施の形態図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる電流検出回路の構成を示す接続図である。なお図5において、図1あるいは図3に示す各部と対応する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0036】図5に示す例では、電流検出用トランジスタ13のソース電極は、コンパレータ18の非反転入力端子19に接続されているとともに、電流検出用トランジスタ抵抗61を介して接地されている。
【0037】電流検出用トランジスタ抵抗61のゲート電極には、可変電圧源62が接続されている。この可変電圧源62は、入力端子20の電圧の立ち上がり時から、時間的に電圧が変化する。
【0038】本実施の形態は電流検出用トランジスタ抵抗61の抵抗値Rsを時間的に変化させることで、検出電流値を変化させるものである。この電流検出用トランジスタ抵抗61の抵抗値Rsを変化させるために本実施の形態では、図5に示したようにゲート電極に印加される可変電圧源62の電圧値V(t)を時間的に変化させている。図6は、可変電圧源62の電圧値V(t)電流検出用トランジスタ抵抗61の抵抗値Rsならびに検出電流値Isの時間的変化を示す図である。
【0039】なお可変電圧源62の詳細については、図示ならびに説明は省略するが、キャパシタンスと抵抗による時定数を用いたものや、D/A(Digital/Analog:ディジタル−アナログ)コンバータを用いたもの等が挙げられる。
【0040】C.第3の実施の形態図7は、本発明の第3の実施の形態にかかる電流検出回路の構成を示す接続図である。なお図7において、図1や図3あるいは図5に示す各部と対応する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0041】図7に示す例では、コンパレータ18の反転入力端子21には可変電圧源70が接続されている。この可変電圧源70は、入力端子20の電圧の立ち上がり時から、時間的に電圧が変化する。
【0042】本実施の形態は、基準電圧源70の電圧値VR(t)を時間的に変化させることで、検出電流値を変化させるものである。図8は、可変電圧源70の電圧値V(t)と検出電流値Isの時間的変化を示す図である。
【0043】なお可変電圧源70の詳細についても、図示ならびに説明は省略するが、やはりキャパシタンスと抵抗による時定数を用いたものや、D/Aコンバータを用いたもの等が挙げられる。
【0044】また上述の各実施の形態では、ヒータの突入電流を例に挙げて説明したが、例えば自動車等のへッドライト用電球、あるいはハードディスク装置のモータ等の負荷にあっても、起動時には大電流が流れる。言うまでもなく、本発明はこれら負荷を駆動する回路にも適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、互いに並列に接続され各々が電流検出抵抗に流れる電流をオン/オフする複数のスイッチングトランジスタを、所定周期の発振信号を出力する発振手段と発振信号を計数することでオンとするスイッチングトランジスタを決定する計数手段とを有する制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに順次制御し、トランジスタ抵抗は負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較手段が比較する。制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから所定時間毎に第1から第nのスイッチングトランジスタを順次オンにしていく。発振手段は負荷への電力の供給が開始されると発振を開始する。または、トランジスタ抵抗は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで抵抗値が増加し、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと並列に接続されるトランジスタ抵抗による電圧降下と基準電圧とを比較手段が比較する。トランジスタ抵抗の抵抗値を制御する電圧制御手段は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで出力電圧を変化させる。あるいは、可変基準電圧は、負荷への電力の供給が開始されてから時間とともに所定値まで低下し、負荷に供給される電力をオン/オフするパワートランジスタと並列に接続される電流検出抵抗による電圧降下と可変基準電圧とを比較手段が比較するので、ヒータ等の電流が時間によって変動する負荷にあっても最適な条件で過電流を検出することができる電流検出回路が実現可能であるという効果が得られる。
【0046】即ち本発明では、モータやランプあるいはヒータ等の抵抗値が時間的に変化する負荷であっても、電源オン時の突入電流が電流制限されることはない。このため、速やかに定常状態に落ち着かせることが可能である。
【0047】従って、ランプの発光までの時間を短縮でき、ヒータの加熱時間を短縮できる。負荷電流の変化に応じて検出電流値を変化させることによって、定常状態での検出電流値を適正な値に設定できるので、システムの信頼性を向上させることが可能である。
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【出願日】 平成9年(1997)12月11日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】堀 城之
【公開番号】 特開平11−174091
【公開日】 平成11年(1999)7月2日
【出願番号】 特願平9−361692