| 【発明の名称】 |
半導体集積回路 |
| 【発明者】 |
【氏名】鎌田 信哉
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| 【要約】 |
【課題】スキャンパス回路付き機能回路のスキャンパス回路をスキャンパス動作させ、且つ、スキャンパス回路の入力を任意の電位に固定することによりその内部回路の動作を停止させて低電力化が図れ、且つ、クロックスキューの低減できる高性能な半導体集積回路を提供することを目的とする。
【解決手段】動作モードによって例えばスキャンパス回路付き第1の機能回路4が未使用回路になる場合、コントロール回路1からのコントロール信号fにより第1のスキャンパス制御回路2を制御し、スキャンパス回路6内の全フリップフロップ(FF)をシフトレジスタにしてスキャンパス動作をさせるための制御信号jと、スキャンパス回路6の電位を‘L’固定(または‘H’固定)にするための入力信号hを出力する。これによって、第1の機能回路4のFF及びFF間の論理回路による消費電流は低減し低電力化が実現される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のスキャンパス回路付き機能回路と、前記複数のスキャンパス回路付き機能回路のそれぞれのスキャンパス回路を制御するための複数のスキャンパス制御回路と、前記複数のスキャンパス制御回路をコントロールするコントロール回路とを備え、動作モードによって使用しないスキャンパス回路付き機能回路が発生した場合、前記コントロール回路からのコントロール信号によってスキャンパス制御回路を制御して、前記使用しないスキャンパス回路付き機能回路のスキャンパス回路をスキャンパス動作させ、且つ、前記スキャンパス回路の入力を任意の電位に固定することを特徴とする半導体集積回路。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に関し、特に消費電力を低減することができる低電力化回路を有する半導体集積回路に関する。 【0002】 【従来の技術】複数の機能回路を有する半導体集積回路を動作させた場合、動作モードによって使用する機能回路(以下、使用回路と称す)と使用しない機能回路(以下、未使用回路と称す)が発生する。この場合、未使用回路に例えばクロック信号がそのまま入力されていると、未使用回路の内部回路が動作するため消費電力が発生する。従来、この未使用回路の低消費電力化を図るための1つとして、未使用回路へのクロック信号を停止させる機能を有する低電力化回路の提案がなされている。 【0003】この従来の低電力化回路は、未使用回路を選択するための選択回路と、選択回路により選択された未使用回路へのクロック信号を停止させるためのクロック制御回路とで構成されている。以下、図面を参照しながら従来の低電力化回路について説明する。 【0004】図2は、従来の低電力化回路を有する半導体集積回路の構成を示すブロック図である。図2において、11は未使用回路を選択するための選択回路、12は選択回路からの出力により未使用回路へのクロック信号を制御するクロック制御回路、13は第1の機能回路、14は第2の機能回路、aはクロック信号、a1は第1の機能回路へのクロック信号、a2は第2の機能回路へのクロック信号、b1は第1の機能回路を選択するための選択信号、b2は第2の機能回路を選択するための選択信号である。クロック制御回路12は、クロック信号aと選択信号b1を入力とし第1の機能回路13へのクロック信号a1を出力する第1のAND回路15と、クロック信号aと選択信号b2を入力とし第2の機能回路14へのクロック信号a2を出力する第2のAND回路16とで構成されている。 【0005】以上のように構成された従来の低電力化回路を有する半導体集積回路の動作について以下に説明する。 【0006】動作モードによって例えば第1の機能回路13が使用状態(使用回路)、第2の機能回路14が未使用状態(未使用回路)になる場合、選択回路11からは‘H’の選択信号b1と‘L’の選択信号b2が出力される。 【0007】この選択信号b1、b2によって、クロック制御回路12の第1のAND回路15からは、一方の入力である選択信号b1が‘H’となるため、他方の入力であるクロック信号aに応じて第1の機能回路13にクロック信号a1が出力される。しかしながら、第2のAND回路16からは、一方の入力である選択信号b2が‘L’となるため、他方の入力であるクロック信号aに関係なく第2の機能回路14へのクロック信号a2は出力されない。従って、未使用回路となる第2の機能回路14には、クロック信号a2が出力されず、内部回路の動作が停止するので消費電力の発生がなく低電力化を図ることができる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では選択される機能回路毎にクロック信号を分離して各クロック信号をクロック制御回路で制御する必要がある。この場合、クロック制御回路で制御されたクロック信号ではクロック信号間でスキューが発生し易く、スキュー調整が困難という課題がある。 【0009】本発明は、上記のような従来の課題を解決するもので、機能回路に設けたスキャンパス回路をスキャンパス動作させ、且つ、任意の電位に固定することにより使用しない機能回路の内部回路の動作を停止させて低電力化を図ることができ、且つ、クロックスキューの低減できる低電力化回路を有する高性能な半導体集積回路を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路は、複数のスキャンパス回路付き機能回路と、前記複数のスキャンパス回路付き機能回路のそれぞれのスキャンパス回路を制御するための複数のスキャンパス制御回路と、前記複数のスキャンパス制御回路をコントロールするコントロール回路とを備え、動作モードによって使用しないスキャンパス回路付き機能回路が発生した場合、前記コントロール回路からのコントロール信号によってスキャンパス制御回路を制御して、前記使用しないスキャンパス回路付き機能回路のスキャンパス回路をスキャンパス動作させ、且つ、前記スキャンパス回路の入力を任意の電位に固定することを特徴とする。 【0011】この構成によれば、動作モード時に使用しないスキャンパス回路付き機能回路が発生した場合には、その使用しない機能回路のスキャンパス回路をスキャンパス動作させ、且つ、入力を任意の電位に固定することによって低電力化を図ることができる。従って、複数のスキャンパス回路付き機能回路にクロック信号を共通に入力した状態でも、選択的に未使用回路となるスキャンパス回路付き機能回路を低電力化することができるため、従来の低電力化回路のようにクロック信号を分離する必要がなく、クロック信号間のスキュー調整が簡素化でき安定した動作を得ることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 【0013】図1は、本発明の実施の形態の低電力化回路を有する半導体集積回路の構成を示すブロック図である。図1において、1は機能回路の使用状態に応じてスキャンパス制御回路をコントロールするためのコントロール回路、2はコントロール回路からの出力に応じて第1の機能回路のスキャンパス回路を制御するための第1のスキャンパス制御回路、3はコントロール回路からの出力に応じて第2の機能回路のスキャンパス回路を制御するための第2のスキャンパス制御回路、4はスキャンパス回路付き第1の機能回路、5はスキャンパス回路付き第2の機能回路、6、7はスキャンパス回路、cはクロック信号、dは第1の機能回路への通常入力信号、eは第2の機能回路への通常入力信号、fは第1のスキャンパス制御回路のコントロール信号、gは第2のスキャンパス制御回路のコントロール信号、hは第1の機能回路のスキャンパス回路への入力信号、iは第2の機能回路のスキャンパス回路への入力信号、jは第1の機能回路のスキャンパス回路の制御信号、kは第2の機能回路のスキャンパス回路の制御信号である。 【0014】以上のように構成された本実施の形態の低電力化回路を有する半導体集積回路について、その一動作例を以下に説明する。 【0015】動作モードによって例えばスキャンパス回路付き第1の機能回路4が未使用回路、スキャンパス回路付き第2の機能回路5が使用回路になる場合、コントロール回路1から第1のスキャンパス制御回路2に対して第1の機能回路4のスキャンパス回路6をスキャンパス動作させるためのコントロール信号fが出力される。このコントロール信号fが入力されると第1のスキャンパス制御回路2では、第1の機能回路4のスキャンパス回路6に対して、スキャンパス回路6内の全フリップフロップ(FF)をシフトレジスタにしてスキャンパス動作をさせるための制御信号jを出力する。さらに、第1のスキャンパス制御回路2から第1の機能回路4のスキャンパス回路6の入力信号hが通常入力信号dから‘L’固定(または‘H’固定)に切り替えられる。 【0016】これにより、第1の機能回路4のスキャンパス回路6内のFFはスキャンパス動作を開始し、スキャンパス回路6の入力信号hに近い位置にあるFFから1クロックサイクルごとに順次‘L’固定(または‘H’固定)に設定され最終的に全FF出力が‘L’固定(または‘H’固定)となる。従って、第1の機能回路4のスキャンパス回路内6の全FF出力が固定されることによって、FF及びFF間の論理回路による消費電流は低減し低電力化が実現される。 【0017】一方、コントロール回路1から第2のスキャンパス制御回路3に対しては、第2の機能回路5のスキャンパス回路7を通常動作させる、すなわちスキャンパス動作させないコントロール信号gが出力される。第2のスキャンパス制御回路3では、この通常動作させるためのコントロール信号gが入力されると、第2の機能回路5のスキャンパス回路7内の全フリップフロップ(FF)が通常動作するように制御信号kをスキャンパス回路7に出力する。さらに、第2のスキャンパス制御回路3から第2の機能回路5のスキャンパス回路7への入力信号iが通常入力信号eとなるように出力する。従って、第2の機能回路5のスキャンパス回路7はスキャンパス動作はせず、入力信号iとして通常入力信号eが入力されるので、第2の機能回路は通常動作が行われる。 【0018】以上のように、本実施の形態によれば、動作モードによって使用しないスキャンパス回路付き機能回路4が発生した場合には、その使用しない機能回路4のスキャンパス回路6をスキャンパス動作させ、且つ、スキャンパス回路6の入力を‘L’固定(または‘H’固定)することによって低電力化を図ることができる。従って、第1の機能回路4および第2の機能回路5にクロック信号を共通に入力した状態でも、選択的に未使用回路となる第1の機能回路4のみを低電力化することができるため、従来の低電力化回路のようにクロック信号を分離する必要がなく、クロック信号間のスキュー調整が簡素化でき安定した動作を実現することができる。 【0019】なお、上記実施の形態では、2個のスキャンパス回路付き機能回路4、5を用いて説明したが、複数のスキャンパス回路付き機能回路においても同様に、動作モードによって使用しないスキャンパス回路付き機能回路が発生した場合には、その使用しないスキャンパス回路付き機能回路のスキャンパス回路をスキャンパス動作させ、且つ、任意の電位に固定することによって低電力化を図ることができる。 【0020】また、コントロール回路の入力として各機能回路の動作状態を決定する動作モード例えばCPUからの命令を用いれば、各機能回路の動作状態に応じて即座に各スキャンパス制御回路をコントロールするためのコントロール信号を出力することができる。 【0021】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、動作モードによって使用しないスキャンパス回路付き機能回路が発生した場合、その機能回路に設けたスキャンパス回路をスキャンパス動作させ、且つ、スキャンパス回路の入力を任意の電位に固定することによって、機能回路の内部回路の動作を停止させて低電力化を図ることができ、且つ、クロックスキューの低減された高性能な半導体集積回路を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−160398 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−329968 |
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