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【発明の名称】 オートハンドラの分類収容方法および分類表示
【発明者】 【氏名】岩永 羊二

【要約】 【課題】カテゴリー別のICの分類場所を特定することなく、制御部から送出されるカテゴリ情報から順次、分類場所を割り当て、ICを効率よく多分類するとともに、カテゴリーと収容場所の関係を視覚容易に認識させる。

【解決手段】制御部3の送出されるカテゴリー情報から順次、分類場所を割り当てる方法を採用することにより、ICを効率よく多分類するができ、多分類ローダ24の各段に視覚可能に表示器を配置し、CPU3Aの前記送出カテゴリー情報を前記各表示器に表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 IC(1A)を縦横に載置するトレイ(20)を複数段配置する多分類ローダ(24)を少なくとももち、IC搬送器(10)は複数のIC(1A)を縦横に載置し、前記IC搬送器(10)に搭載のIC(1A)は測定部(13)で試験され、試験完了後の前記IC搬送器(10)は分類部(14)に移動し、分類部(14)では前記試験結果に基づき前記IC搬送器(10)内のIC(1A)を分類し、カテゴリー情報に基づき多分類ローダ(24)の少なくとも1つのトレイ(20)内には同一カテゴリーのIC(1A)を分類移載するIC搬送器が循環するオートハンドラであって、CPU(3A)と、第1のメモリ(3B)と、第2のメモリ(3C)で前記オートハンドラの制御部(3) を構成し、第1のメモリ(3B)はIC(1A)を少なくとも性能別に多分類するカテゴリー情報を書き込みあるいは読み込まれ、第2のメモリ(3C)は多分類ローダ(24)の各段におけるトレイ(20)へのICの(1A)の搭載情報を書き込みあるいは読み込まれ、ICテスタ(2) はIC(1A)の試験毎に前記カテゴリー情報をCPU(3A)に送出し、CPU(3A)は前記送出カテゴリー情報を第1のメモリ(3B)の書込カテゴリー情報と照合し、第1のメモリ(3B)に前記書込カテゴリー情報が無い場合は、前記送出カテゴリー情報を第1のメモリ(3B)に書き込むとともに前記IC(1A)を最下段のトレイ(20)に移載し、第1のメモリ(3B)の前記書込カテゴリー情報と前記送出カテゴリー情報が一致する場合は、第2のメモリ(3C)の搭載情報を読み込み、該当カテゴリーの段のトレイ(20)の空場所に前記IC(1A)を続けて移載し、第1のメモリ(3B)の前記書込カテゴリー情報と前記送出カテゴリー情報が一致しない場合は、前記送出カテゴリー情報を第1のメモリ(3B)に書き込むとともに前出カテゴリーの段の上段のトレイ(20)に前記IC(1A)を移載することを特徴とするオートハンドラの分類収容方法。
【請求項2】 請求項1記載の多分類ローダ(24)の各段に視覚可能に表示器を配置し、CPU(3A)の前記送出カテゴリー情報を前記各表示器に表示することを特徴とするオートハンドラの分類表示
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オートハンドラの分類収容方法および分類表示についてのものである。特に、IC搬送器が内部循環するオートハンドラであって、多分類ローダにICを効率よく分類収容する方法についてのものである。さらに、前記分類収容方法に基づき前記多分類ローダに分類表示を設けたものである。
【0002】
【従来の技術】次に、この発明に係わるオートハンドラの構成を図5により説明する。図5アはオートハンドラの平面図であり、図5イは正面図である。図5の10はIC搬送器、11は供給部、12は予熱部、13は測定部、14は分類部、15は収容部である。また、20はトレイ、21は供給ローダ、22と23は収容ローダ、24は多分類ローダ、25は待機部である。
【0003】図5では、IC1Aが複数搭載されたトレイ20は供給ローダ21に50枚搭載される。供給ハンド31は供給ローダ21の最上段のトレイ20からIC1Aを供給部11のIC搬送器10に逐次移送する。供給部11に所在するIC搬送器10へIC1Aの搬送動作が完了すると、移動機構40が水平に移動し、トレイ20内のIC1Aの有無を検出する。空のトレイ20は移動機構40で搬送され、待機部25に収納される。
【0004】供給部11のIC搬送器10は予熱部12に移動し、IC搬送器10内のIC1Aが一定時間加熱される。一定時間経過後、IC搬送器10は測定部13に移動し、IC1Aが試験される。なお、図5は高温ハンドラであり、予熱部12と測定部13は高温槽に内蔵される。低温ハンドラの場合は、予熱部12は予冷部となり、予冷部と測定部は低温槽に内蔵される。
【0005】IC1Aが試験完了後のIC搬送器10は分類部14に移動する。分類部14では、試験結果と予め設定された分類条件にしたがって、収容ハンド32はIC1Aを各ローダのトレイ20に分類移載する。空のIC搬送器10は供給部11に戻る。なお、トレイ20にはIC1Aを載置する溝が縦横に形成されている。オートハンドラの稼働効率を良くするために、IC1Aが収容部15に一時的に待避されることがある。
【0006】図5では、ローダは3つ用意されている。第1の収容ローダ22はICが収容されるトレイ20が50枚搭載可能であるが、IC1Aが収容不足の場合は、既に空であることが確認されたトレイ20を待機部25から供給する。第2の収容ローダ23には、待機部25から空のトレイ20が移載される。多分類収容ローダ24には空のトレイ20が複数段搭載される。多分類ローダ24はIC1Aを例えば、カテゴリー別に多分類するときに使用される。
【0007】次に、図5に示されるIC搬送器が内部循環するオートハンドラの制御方法を図6の機能ブロック図により説明する。なお、以下の説明は、IC1Aをカテゴリー別に多分類する場合に限定して説明する。図6の1は図5で説明されるオートハンドラ、2はICテスタ、30は制御部である。
【0008】図6では、測定部13から試験開始要求信号2AがICテスタ2に送信されると、ICテスタ2は測定部13のIC1Aを試験する。測定部13のIC搬送器10内のIC1Aは、例えば32個のIC1Aが並列測定される。試験終了後、ICテスタ2は試験終了信号2Bを測定部13に送信する。
【0009】ICテスタ2は試験終了信号2Bを送信するとともに、前記IC1Aのカテゴリー情報2Cを制御部30に送出する。前記カテゴリー情報2Cは制御部30のCPU3Dに入力される。制御部30内の搭載情報3Eには、前記カテゴリー情報2Cに基づく多分類ローダ24の収容段が予め設定されている。CPU3Dは搭載情報3Eを読み込み、カテゴリー情報2Cと照合する。
【0010】前記照合結果にしたがって、CPU3Dは多分類ローダ24の収容段を指令する。前記指令にしたがって、多分類ローダ24には、個々のIC1Aが収容段毎に分類収納される。なお、制御部30では、図示しないCPUによってオートハンドラの動作が指令される。オートハンドラ1の内部動作は制御部30から指令されるが、この発明と係わらない動作については、以下、説明を省略する。
【0011】次に、図6における搭載情報3Eと多分類ローダ24との関係を図7により説明する。図7において、4つのカテゴリー情報C1〜C4がCPU3Dに送出される。カテゴリー情報と多分類ローダ24におけるICの収容段は、搭載情報3Eに予め記憶されている。ICテスタ2のカテゴリー情報2Cと搭載情報3Eを照合し、CPU3Dは多分類ローダ24におけるICの収容段T1〜T6のいずれかを指令する。
【0012】図7において、例えば、ICテスタ2がカテゴリー情報C1を送出すると、CPU3Dは多分類ローダ24の最下段のトレイT1にICを収容するように指令する。最下段のトレイT1にICが満杯になると、トレイT2にICを収容するように指令する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図7における方法は、カテゴリー別のICの搭載場所を予め設定している。図7では、1ロットの検査におけるカテゴリー別の発生個数を予見していなければならない。カテゴリー別の発生個数が予想と大きく異なった場合は、指定のトレイがすぐに満杯となり、装置を停止し、トレイを交換するなど自動選別機として効率を下げることになる。また、カテゴリーと収容場所の関係が表示されていないので、操作者は前記関係を記憶しておかねばならないという問題もある。
【0014】第1の発明は、カテゴリー別のICの分類場所を特定することなく、制御部から送出されるカテゴリー情報から順次、分類場所を割り当てる方法を採用することにより、ICを効率よく分類することを目的とする。第2の発明は、カテゴリー情報を多分類ローダの各段に表示することにより、カテゴリーと収容場所の関係を視覚容易に認識させることを目的としている【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、第1の発明は、IC1Aを縦横に載置するトレイ20を複数段配置する多分類ローダ24を少なくとももち、IC搬送器10は複数のIC1Aを縦横に載置し、前記IC搬送器10に搭載のIC1Aは測定部13で試験され、試験完了後の前記IC搬送器10は分類部14に移動し、分類部14では前記試験結果に基づき前記IC搬送器10内のIC1Aを分類し、カテゴリー情報に基づき多分類ローダ24の少なくとも1つのトレイ20内には同一カテゴリーのIC1Aを分類移載するIC搬送器が循環するオートハンドラであって、CPU3Aと、メモリ3Bと、メモリ3Cで前記オートハンドラの制御部3を構成し、メモリ3BはIC1Aを少なくとも性能別に多分類するカテゴリー情報を書き込みあるいは読み込まれ、メモリ3Cは多分類ローダ24の各段におけるトレイ20へのICの1Aの搭載情報を書き込みあるいは読み込まれ、ICテスタ2はIC1Aの試験毎に前記カテゴリー情報をCPU3Aに送出し、CPU3Aは前記送出カテゴリー情報をメモリ3Bの書込カテゴリー情報と照合し、メモリ3Bに前記書込カテゴリー情報が無い場合は、前記送出カテゴリー情報をのメモリ3Bに書き込むとともに前記IC1Aを最下段のトレイ20に移載し、メモリ3Bの前記書込カテゴリー情報と前記送出カテゴリー情報が一致する場合は、メモリ3Cの搭載情報を読み込み、該当カテゴリーの段のトレイ20の空場所に前記IC1Aを続けて移載し、メモリ3Bの前記書込カテゴリー情報と前記送出カテゴリー情報が一致しない場合は、前記送出カテゴリー情報をメモリ3Bに書き込むとともに前出カテゴリーの段の上段のトレイ20に前記IC1Aを移載する。
【0016】第2の発明は、第1の発明の多分類ローダ24の各段に視覚可能に表示器を配置し、CPU3Aの前記送出カテゴリー情報を前記各表示器に表示する【0017】
【発明の実施の形態】次に、第1の発明の一実施の形態を図1の機能ブロック図により説明する。図1の3は制御部、3AはCPU、3Bと3Cはメモリであり、その他は図6と同じものである。すなわち、図1は図6に対比しており、制御部の内部構成を換えたものである。
【0018】図1では、CPU3Aと、メモリ3Bと、メモリ3Cでオートハンドラの制御部3を構成する。メモリ3BはIC1Aを少なくとも性能別に多分類するカテゴリー情報が書き込みあるいは読み込まれる。メモリ3Cは多分類ローダ24の各段におけるトレイ20へのICの1Aの搭載情報が書き込みあるいは読み込まれる。
【0019】ICテスタ2はIC1Aの試験毎にカテゴリー情報をCPU3Aに送出し、CPU3Aは前記送出カテゴリー情報をメモリ3Bの書込カテゴリー情報と照合する。メモリ3Bに前記書込カテゴリー情報が無い場合は、前記送出カテゴリー情報をのメモリ3Bに書き込むとともに前記IC1Aを最下段のトレイ20に移載する。メモリ3Bの前記書込カテゴリー情報と前記送出カテゴリー情報が一致する場合は、メモリ3Cの搭載情報を読み込み、該当カテゴリーの段のトレイ20の空場所に前記IC1Aを続けて移載する。メモリ3Bの前記書込カテゴリー情報と前記送出カテゴリー情報が一致しない場合は、前記送出カテゴリー情報をメモリ3Bに書き込むとともに前出カテゴリーの段の上段のトレイ20に前記IC1Aを移載する。
【0020】次に、図1における制御部3の内部構成品と多分類ローダ24との関係を図2により説明する。図2において、4つのカテゴリー情報C1〜C4がCPU3Aに送出される。CPU3Aはメモリ3Bの格納情報を読み込み、書込カテゴリー情報とICテスタ2からの送出カテゴリー情報を比較する。
【0021】書込カテゴリー情報が送出カテゴリー情報に照合しない場合は、新規の送出カテゴリー情報をメモリ3Bに書き込む。次に、CPU3Aはメモリ3Cの格納情報を読み込み、書込搭載情報とICテスタ2からの送出カテゴリー情報を比較する。書込搭載情報が送出カテゴリー情報に照合しない場合は、新規の搭載情報をメモリ3Cに書き込む。次に、CPU3Aはメモリ3Cの搭載情報に従って、多分類ローダ24の指定段のトレイにICを収容するように指令する。
【0022】以上の動作を図2をもとに実例をあげて説明する。ICテスタ2からの最初の送出カテゴリー情報が「C1」とすると、メモリ3Bにはまだカテゴリー情報が格納されていないので、カテゴリー情報C1がメモリ3Bに書き込まれる。次に、CPU3Aはカテゴリー情報C1の分類場所として多分類ローダ24の最下段T1を指定し、搭載情報「C1→T1」をメモリ3Cに書き込む。
【0023】ICテスタ2からの次の送出カテゴリー情報が「C2」とすると、メモリ3Bには既にカテゴリー情報C1が格納されているで、新規カテゴリー情報C2がメモリ3Bに書き込まれる。
【0024】次に、CPU3Aはカテゴリー情報C2をメモリ3Cの書込搭載情報と照合する。カテゴリー情報C2は新たなカテゴリー情報であるので、カテゴリー情報C2のICの分類場所として多分類ローダ24の2段目のトレイT2を指定し、搭載情報「C2→T2」をメモリ3Cに書き込む。なお、CPU3AはトレイT1におけるICの未搭載個数を計数している。
【0025】このように、従来は予め、カテゴリー情報と分類段の振り分けが固定していたのに対し、第1の発明では、制御部の送出されるカテゴリー情報から順次、分類場所を割り当てる方法を採用している。
【0026】以上の動作手順を図3のフローチャートにより説明する。図3のステップ101では、ICテスタ2からカテゴリー情報がCPU3Aに送出される。ステップ102では、既書込カテゴリー情報かを判定する。ステップ102で、既書込カテゴリー情報の場合は、ステップ103に進み、新規のカテゴリー情報の場合は、ステップ104に進む。
【0027】ステップ103では、トレイにICを搭載する空きがあるかを確認し、空きがあればステップ107へ進み、なければステップ104へ進む。ステップ104では、未搭載の分類段があるかを確認する。未搭載の分類段があればステップ105へ進み、分類段がなければステップ106へ進む。
【0028】ステップ105では、搭載段へのカテゴリーを設定し、さらに、後述するように設定段にカテゴリー情報を表示する。ステップ106では、装置を停止し、作業者にトレイ交換を促す。ステップ107では、設定された段のトレイにICを収納する。ステップ106またはステップ107の過程が終了すると、一連の手順をICがなくなるまで繰り返す【0029】次に、第2の発明の一実施の形態を図4により説明する。図4は多分類ローダ24を正面から見た要部拡大図である。図4に示されるように、トレイ20は棚24Aに載置されている。棚24Aの底面とアーム24Cの上面はスライドレール24Bで連結している。すなわち、多分類ローダ24の各段において、棚24Aに載置されたトレイ20を引き出し、トレイ20を交換することができる。
【0030】そして、各アーム24Cの右方に視覚可能に表示器24Dを配置している。表示器24Dとしては、7セグメントLEDを2個配置し、2桁表示を可能にしている。
【0031】
【発明の効果】第1の発明は、カテゴリー別のICの分類場所を特定することなく、制御部の送出されるカテゴリー情報から順次、分類場所を割り当てる方法を採用することにより、ICを効率よく多分類するができる。
【0032】第2の発明は、第1の発明の多分類ローダ24の各段に視覚可能に表示器を配置し、CPU3Aの前記送出カテゴリー情報を前記各表示器に表示するので、カテゴリーと収容場所の関係を視覚容易に認識できる。
【出願人】 【識別番号】000117744
【氏名又は名称】安藤電気株式会社
【出願日】 平成9年(1997)11月28日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−160397
【公開日】 平成11年(1999)6月18日
【出願番号】 特願平9−344216