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【発明の名称】 半導体装置用バイアス試験炉
【発明者】 【氏名】吉川 幸宏

【要約】 【課題】半導体の試験数に応じた設置領域を確保し、かつ、他種類の試験を容易に実施する。

【解決手段】バイアス試験炉内のコネクタ1と、半導体装置が装着されるソケット3が設けられたバイアス試験用の複数の試験基板4・5・6・・とに、相互に接続される電源ライン20・21を設け、これらの試験基板をコネクタ7a/7bを介して直列に接続させることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バイアス試験炉内のコネクタと、半導体装置が装着されるソケットが設けられたバイアス試験用の複数の試験基板とに、相互に接続される電源ラインを設け、これらの試験基板をコネクタを介して直列に接続させることを特徴とする半導体装置用バイアイス試験炉。
【請求項2】 前記試験基板の両端にオス型のコネクタとメス型のコネクタが交互に設けられ、互いに接続可能であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置用バイアス試験炉。
【請求項3】 前記バイアス試験炉内のコネクタおよび各試験基板に設けられる電源ラインが単一であり、これらの電源ラインが前記コネクタを介して相互に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置用バイアス試験炉。
【請求項4】 前記各試験基板に設けられるソケットが複数設けられているとともに、各ソケットが、前記電源ラインに対して並列に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置用バイアス試験炉。
【請求項5】 前記バイアス試験炉内のコネクタおよび各試験基板に複数の電源ラインが設けられているとともに、これらの電源ラインが前記コネクタを介して相互に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置用バイアス試験炉。
【請求項6】 前記複数の試験基板は、各々に設けられる複数のソケットと複数の電源ラインとの接続形態が各々異なることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置用バイアス試験炉。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に半導体装置の信頼性試験を行う際に用いられる半導体装置用バイアス試験炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバイアス試験炉は図3に示すように、バイアス試験炉コネクタ101および1枚の試験基板102に、単一の電源ライン104・105を設けておくとともに、前記試験基板102の端部にコネクタ106を設けて、このコネクタ106を前記バイアス試験炉コネクタ101へ差し込むことにより、前記試験基板102をバイアス試験炉コネクタ101に接続するとともに、両電源ライン104・105を電気的に接続し、さらに、前記試験基板102に、半導体装置が装着される複数のソケット103を設け、これらのソケット103を前記試験基板102の電源ライン105へ並列接続し、この電源ライン105によって各ソケット103にバイアスを印加してバイアス試験をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のバイアス試験用試験炉においては、バイアス試験炉コネクタ101一つに対し1種類の試験しか行うことができなかった。従って試験の種類数に応じてバイアス試験炉コネクタ101を確保しなければならないという欠点があった。また、試験基板1枚あたりに設けられているソケット103の数が一定であるので、試験を行う半導体装置の数が多い場合には、その数に合わせて多くのバイアス試険炉コネクタ101および試験基板102を必要とする問題があり、一方、試験を行う半導体装置の数が少ないときは逆に空きソケットが発生するため効率が悪いという問題がある。
【0004】本発明の目的はこれらの問題を解消した半導体装置用バイアス試験炉を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、バイアス試験炉内のコネクタと、半導体装置が装着されるソケットが設けられたバイアス試験用の複数の試験基板とに、相互に接続される電源ラインを設け、これらの試験基板をコネクタを介して直列に接続させることを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の半導体装置用バイアス試験炉は、バイアス試験用の試験基板を分割式にし、かつ、これらの試験基板をコネクタによって任意数接続可能とし、これによって半導体装置の必要な試験数に応じて、試験基板同志を直列に接続できる。また、バイアス試験炉コネクタと試験基板に複数の電源ラインを設けておくとともに、各試験基板に設けられるソケットを複数設けて、各試験基板ごとに電源ラインとソケットとの接続形態を異ならせることにより、複数種類の試験が同時に可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態について、図1を参照して説明する。この図においては、バイアス試験炉コネクタ1がメス型コネクタになっており、VDDlおよぴGNDの電源8に接続されているとともに、この電源8からバイアスを印加するための一つの電源ライン20が設けられている。また、本実施形態においては、試験基板は複数設けられ、各試験基板4・5・6・・・には、VDDlを印加できる単一の電源ライン21がそれぞれ設けられた一種類の形式に形成されており、かつ、その両端部には、オス型コネクタ7aとメス型コネクタ7bが交互に設けられ、一方の試験基板のオス型コネクタ7aへ他方の試験基板のメス型コネクタ7bを嵌合させることにより、複数の試験基板4・5・6・・・を直列に接続し、かつ、前記電源8の電源ライン20と各試験基板4・5・6・・・の電源ライン21を接続するようになっている。
【0008】さらに、前記各試験基板4・5・6・・・には、半導体装置が取り付けられる複数のソケット3が設けられており、これらのソケット3が、各試験基板4・5・6・・・ごとに、各電源ライン21に並列接続されている。
【0009】このように構成された本実施形態のバイアス試験炉においては、試験を行う半導体装置の数に合わせて試験基板4・5・6・・の接続数を選択することにより、前記半導体装置の数に応じた数のソケット3を確保することができる。
【0010】次に、図2を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。この図に示すバイアス試験炉においては、バイアス試験炉コネクタ31はメス型ソケットになっており、複数の電源ライン31・32・33が設けられ、それぞれの電源ライン31・32・33に電源9・10・11が設けられている。また、試験基板34・35・36・・・の両端部には、オス型コネクタ7aとメス型コネクタ7bが交互に設けられ、さらに、試験基板34・35・36・・・には、前記バイアス試験炉コネクタ31に設けられている電源ライン31・32・33に対応して、3種類の電源ライン37・38・39が設けられており、前記のオス型コネクタ7aと他のメス型コネクタ7bとの嵌合により、複数の試験基板34・35・36・・・を相互に直列に接続するとともに、バイアス試験炉コネクタ31の各電源ライン31・32・33と各試験基板34・35・36・・・の各電源ライン37・38・39とを電気的に接続するようになっている。
【0011】また、各試験基板34・35・36・・・には、複数のソケット3が設けられており、本実施形態においては、各ソケット3と各電源ライン37・38・39との接続形態を相互に異ならせてあり、たとえば、前記試験基板34においては、各ソケット3を電源ライン37へ並列に接続し、試験基板35においては、各ソケット3を電源ライン38へ並列に接続し、さらに、試験基板36においては、各ソケット3を電源ライン39へ並列に接続した構成としている。
【0012】このように構成された本実施形態においても、試験を行う半導体装置の数に合わせて前記試験基板34・35・36・・の接続数を選択することによって適切なソケット数を確保することができ、かつ、試験の種類に応じて電源ライン37・38・39とソケット3との接続形態を選択することによって、種々の試験形態に応じたセッティングが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装置用バイアス試験炉によれば、バイアス試験用の試験基板を分割式にし、かつ、これらの試験基板をコネクタによって任意数接続可能とし、これによって半導体装置の必要な試験数に応じて、試験基板同志を直列に接続できる。また、バイアス試験炉コネクタと試験基板に複数の電源ラインを設けておくとともに、各試験基板に設けられるソケットを複数設けて、各試験基板ごとに電源ラインとソケットとの接続形態を異ならせることにより、複数種類の試験を同時に実施することができる。
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【出願日】 平成9年(1997)11月28日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】堀 城之
【公開番号】 特開平11−160392
【公開日】 平成11年(1999)6月18日
【出願番号】 特願平9−343976