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【発明の名称】 波形表示装置
【発明者】 【氏名】酒井 正浩

【氏名】芳野 康裕

【要約】 【課題】波形の時刻を表示することができる波形表示装置を実現することを目的にする。

【解決手段】本発明は、測定データの波形を表示部に表示する波形表示装置に改良を加えたものである。本装置は、波形における位置を指示する指示手段と、この指示手段により指示された波形における位置の時刻を表示部に表示する時刻表示手段とを有することを特徴とする装置である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 測定データの波形を表示部に表示する波形表示装置において、前記波形における位置を指示する指示手段と、この指示手段により指示された波形における位置の時刻を前記表示部に表示する時刻表示手段とを有することを特徴とする波形表示装置。
【請求項2】 時刻表示手段は、所望の点の時刻からサンプリング時間と所望の点からのデータ数とにより演算して時刻を求めることを特徴とする請求項1記載の波形表示装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、測定器に用いられ、測定データの波形を表示する波形表示装置に関し、波形の時刻を表示することができるに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の波形表示装置の構成を示した図である。図において、制御部1は、測定データを入力し、記憶部2に測定データを記憶させる。そして、制御部1は、波形表示手段11と時間表示手段12とからなる。波形表示手段11は、記憶部2から測定データを読み出し、表示部3に波形を表示する。指示手段4は、表示部3に表示されたカーソルを移動させ、波形の個所の指示を行う。時間表示手段12は、指示手段4の指示個所に対応する時間を演算し表示する。
【0003】このような装置の動作を以下に説明する。図5は図4の装置の動作を説明するフローチャートで、図6は表示例を示した図である。
【0004】図6において、aは波形、bはカーソル、cはA点からカーソルbまでの時間を示す。
【0005】指示手段4により、カーソルbを操作して、T点(データ番号T)の位置にカーソルbを移動させる。時間表示手段12は、カーソルbの位置の波形個所のデータ番号Tを波形表示手段11から取り込む(S1)。サンプリング開始点であるデータ番号Aにより、(データ番号T)−(データ番号A)を演算する(S2)。演算結果に1データ当たりのサンプリング時間を掛ける(S3)。換算した時間量を文字列に変換する(S4)。求めた文字列を表示部3に時間cとして表示する(S5)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、サンプリング開始点(トリガ点)であるデータからの経過時間を時間cとして表示を行っている。波形でT点を指示した場合、相対時間しかわからず、実際の測定時刻を知ることができなかった。
【0007】このため、長い現象を扱う際には、予め時刻がわかっている場合があり、測定データからこの時刻を発見するために、サンプリング開始点からの時間を求めて参照しなければならなかった。
【0008】そこで、本発明の目的は、波形の時刻を表示することができる波形表示装置を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、測定データの波形を表示部に表示する波形表示装置において、前記波形における位置を指示する指示手段と、この指示手段により指示された波形における位置の時刻を前記表示部に表示する時刻表示手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】このような本発明では、指示手段により、波形における位置を指示する。そして、時刻表示手段は、指示された波形における位置の時刻を表示部に表示する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を説明する。図1は本発明の一実施例を示した構成図である。以下図4と同一のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0012】図において、制御部5は、測定データを入力し、記憶部2に、測定データを記憶させると共に、測定データの開始点の時刻を記憶させる。そして、制御部5は、波形表示手段51と時刻表示手段52と時間表示手段53とからなる。波形表示手段51は、記憶部2から測定データを読み出し、表示部3に波形を表示する。時刻表示手段52は、指示手段4の指示個所に対応する時刻を演算し表示部3に表示する。時間表示手段53は、時刻が表示されている指示手段4の指示個所から、指示手段4の別の指示個所までの時間を演算し表示部3に表示する。
【0013】このような装置の動作を以下で説明する。図2は図1の装置の動作を説明するフローチャートで、図3は図1の装置の表示例を示した図である。
【0014】図3において、aは波形、bはカーソル、cはカーソルbにおける測定時刻、dはリファレンスカーソル、eはカーソルbからリファレンスカーソルまでの時間を示す。
【0015】指示手段4により、カーソルbを操作して、T点(データ番号T)の位置にカーソルbを移動させる。時刻表示手段52は、カーソルbの位置の波形個所のデータ番号Tを取り込む(S1)。そして、サンプリング開始点であるデータ番号Aにより、(データ番号T)−(データ番号A)を演算する(S2)。演算結果に1データ当たりのサンプリング時間を掛ける(S3)。A点の測定時刻に演算した結果を足して、測定時刻を求める(S4)。測定時刻を文字列に変換する(S5)。求めた文字列を表示部3に時刻cとして表示する(S6)。
【0016】また、指示手段4により、リファレンスカーソルdを操作して、T’点(データ番号T’)の位置にリファレンスカーソルdを移動させる。時間表示手段53は、リファレンスカーソルdの位置の波形個所のデータ番号T’を取り込む。そして、カーソルbによるデータ番号Tとリファレンスカーソルdによるデータ番号T’により、(データ番号T’)−(データ番号T)を演算する。演算結果に1データ当たりのサンプリング時間を掛ける。換算した時間量を文字列に変換する。求めた文字列を表示部3に時間eとして表示する。
【0017】このように、時刻表示手段52により、指示手段4により指示された個所の測定時刻を表示することができる。これにより、測定時刻による注目したい測定データの波形を演算することなく、発見することができ、ユーザの負荷が軽減される。
【0018】また、サンプリング開始時の時刻から指示手段4により指示された個所の測定時刻を求めるので、サンプリングデータごとに時刻を記憶させておかなくてよい。すなわち、記憶部2の容量が少なくてよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果がある。請求項1によれば、時刻表示手段により、指示手段により指示された個所の測定時刻を表示することができる。これにより、測定時刻による注目したい測定データの波形を演算することなく、発見することができ、ユーザの負荷が軽減される。
【0020】請求項2によれば、所望の点の時刻から指示手段により指示された個所の測定時刻を求めるので、サンプリングデータごとに時刻を記憶させておかなくてよい。すなわち、記憶部の容量が少なくてよい。
【出願人】 【識別番号】000006507
【氏名又は名称】横河電機株式会社
【出願日】 平成9年(1997)11月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】東野 博文
【公開番号】 特開平11−160362
【公開日】 平成11年(1999)6月18日
【出願番号】 特願平9−322786