| 【発明の名称】 |
LSIのテスト方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】坂尻 美保
【氏名】前野 秀史
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| 【要約】 |
【課題】RAMを含むLSIのテスト時間の短縮化を可能にする。
【解決手段】RAMを含むLSIのテスト方法は、リテンションテストが行なわれるべきRAMにデータを書込み(51,54)、そのデータが書込まれたRAMを書込禁止状態にし(60,70)、データが書込まれたRAM以外の回路部であってリテンションテストのデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部を選択し(61,61A,71,71A)、その選択された回路部のテストのうちでデータ保持期間中に並行して実行し得るテスト項目を選択し(61,61A,71,71A)、その選択されたテスト項目をデータ保持期間と並行して実行する(62,72)ステップを含むことを特徴としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1以上のRAMを含むLSIのテスト方法であって、リテンションテストが行なわれるべき前記RAMにデータを書込み、前記データが書込まれたRAMを書込禁止状態にし、前記データが書込まれたRAM以外の回路部であって前記リテンションテストのデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部を選択し、前記選択された回路部のテストのうち前記データ保持期間内に終了し得るテスト項目を選択し、前記選択されたテスト項目を前記データ保持期間内に実行するステップを含むことを特徴とするLSIのテスト方法。 【請求項2】 1以上のRAMを含むLSIのテスト方法であって、リテンションテストが行なわれるべき前記RAMにデータを書込み、前記データが書込まれたRAMを書込禁止状態にし、前記データが書込まれたRAM以外の回路部であって前記リテンションテストのデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部を選択し、前記選択された回路部のテストのうち前記データ保持期間より長い時間を要するテスト項目を選択し、前記選択されたテスト項目の実行時間以上に前記データ保持期間を延長し、前記延長されたデータ保持期間内に前記選択されたテスト項目を実行するステップを含むことを特徴とするLSIのテスト方法。 【請求項3】 前記選択された回路部の前記選択されたテスト項目はDCテストであることを特徴とする請求項1または2に記載のLSIのテスト方法。 【請求項4】 前記選択された回路部はランダムロジック部であることを特徴とする請求項1または2に記載のLSIのテスト方法。 【請求項5】 前記選択された回路部は前記リテンションテストが行なわれるRAM以外のRAMであって、前記選択されたテスト項目は機能テストであることを特徴とする請求項1または2に記載のLSIのテスト方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、製造されたLSIの良否を判定するためのテスト方法に関し、特に、RAMを内蔵したLSIのテスト時間の削減に関するものである。 【0002】 【従来の技術】RAMを内蔵したLSIのテストでは、RAMのデータ保持機能をテストするためのリテンションテストが行なわれている。リテンションテストにおいては、RAMにデータを書込んで比較的長い一定期間データを保持させた後に、そのRAMからデータが読出されて保持機能が評価される。すなわち、リテンションテストには比較的長い一定のデータ保持期間が必要であり、このことがRAMを内蔵したLSIのテスト時間の増大の原因となっている。 【0003】図8のフロー図において、RAMを内蔵したLSIの従来のテスト方法の手順の一例が示されている。図8に示された方法においては、RAMを内蔵したLSIのテストは、DCテスト40,ランダムロジック部のテスト41,RAMの書込/読出機能等のテスト42,さらに内蔵RAMのリテンションテスト43が順次別々に行なわれる。 【0004】図9のフロー図では、図8に示されたRAMリテンションテスト43における先行技術の一具体例によるステップが示されている。図9のRAMリテンションテストでは、まずステップ51においてRAMにデータの表パターンが書込まれる。ステップ52では、RAMに書込まれたデータが比較的長い一定期間保持される。ステップ53では、その一定期間保持されたデータの表パターンがRAMから読出されてデータの保持機能が評価される。同様に、ステップ54において、RAMにデータの裏パターンが書込まれる。ステップ55では、RAMに書込まれたデータが比較的長い一定期間保持される。ステップ56では、その一定期間保持されたデータの裏パターンがRAMから読出されてリテンションテストが終了する。このように比較的長い所定のデータ保持期間を含むRAMリテンションテスト中において、当該RAM以外のテストであるたとえばDCテストやランダムロジック部のテスト等は行なわれていない。 【0005】図10のフロー図では、図8に示されたRAMリテンションテスト43における先行技術の他の具体例によるステップが示されている。図10に示されているようなRAMリテンションテストは、複数のRAMを内蔵したLSIに適用され、まずステップ50において、リテンションテストの対象とされるRAMが選択される。そして、その選択されたRAMについて、図9の場合と同様にステップ51〜56に従ってリテンションテストが実行される。 【0006】その後ステップ57において、リテンションテストが未実施のRAMが存在するか否かが判断される。リテンションテストが未実施のRAMが残存すると判断された場合、ステップ50に戻って、次にリテンションテストの対象とされるべきRAMが選択され、再度ステップ51〜56が実行される。このようにして複数のRAMについてリテンションテストが順次繰返して行なわれ、ステップ57においてリテンションテストが未実施のRAMが残存しないと判断されたときに、複数のRAMについてのリテンションテストが完了する。 【0007】なお、図10に示されているようなRAMリテンションテストにおいて、LSIが2個以上のRAMを同時にリテンションテストすることが可能な構造を有しているならば、ステップ50においてそれら2個以上のRAMを同時に選択することが可能である。また、LSIが複数のすべてのRAMを同時にリテンションテストすることが可能な構造を有しているならば、ステップ50においてそれらすべてのRAMを同時に選択することも可能である。 【0008】図10に示されているような比較的長時間を要するRAMリテンションテスト中においても、当該リテンションテスト中のRAM以外のテストであるたとえばDCテスト,ランダムロジック部のテスト,他のRAMの書込/読出機能テスト等は行なわれていない。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、RAMのリテンションテストには比較的長時間のデータ保持期間が必要である。しかし、先行技術によるLSIのテスト方法においては、内蔵RAMのリテンションテストのためのデータ保持期間中に当該RAM以外の回路部のテストであるたとえばDCテスト,ランダムロジック部のテスト,他のRAMの書込/読出機能テスト等は行なわれておらず、当該データ保持期間中は単に時間の経過を待つだけである。このことが、RAMを内蔵したLSIのテスト時間の増大の原因となっている。 【0010】本発明は、このような先行技術における問題を改善するためになされたものであり、RAMのリテンションテストの比較的長いデータ保持期間の有効利用を図り、RAMを内蔵したLSIのテスト時間を削減することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明による1以上のRAMを含むLSIのテスト方法は、リテンションテストが行なわれるべきRAMにデータを書込み、データが書込まれたRAMを書込禁止状態にし、データが書込まれたRAM以外の回路部であってリテンションテストのデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部を選択し、選択された回路部のテストのうちデータ保持期間内に終了し得るテスト項目を選択し、そしてその選択されたテスト項目をデータ保持期間内に実行するステップを含んでいることを特徴としている。 【0012】したがって、請求項1の発明によるLSIのテスト方法においては、LSIに含まれるRAMのリテンションテストに必要な比較的長いデータ保持期間中に並行して他の回路部のテストが実行されるので、リテンションテストのデータ保持期間が有効に利用されて、LSIのテスト期間の短縮化を図ることができる。 【0013】請求項2の発明によるLSIのテスト方法は、リテンションテストが行なわれるべきRAMにデータを書込み、データが書込まれたRAMを書込禁止状態にし、データが書込まれたRAM以外の回路部であってリテンションテストのデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部を選択し、選択された回路部のテストのうちデータ保持期間より長い時間を要するテスト項目を選択し、選択されたテスト項目の実行時間以上にデータ保持期間を延長し、そして、延長されたデータ保持期間内にその選択されたテスト項目を実行するステップを含んでいることを特徴としている。 【0014】したがって、請求項2の発明によれば、リテンションテストが行なわれるRAM以外の回路部のテストであってリテンションテストのデータ保持期間より長い時間を要するテスト項目であっても、データ保持期間をその選択されたテスト項目に要する時間まで延長することによってデータ保持期間中に並行してその選択されたテスト項目を実行することができ、これによってLSIのテスト時間を短縮化することができる。 【0015】請求項3の発明によるLSIのテスト方法は、RAMのリテンションテストのデータ保持期間中に並行して行なわれる他の回路部のテスト項目がDCテストであることを特徴としている。 【0016】したがって、請求項3の発明によれば、RAMのリテンションテストのデータ保持期間中にDCテストを行なうことができるので、DCテストに要する時間を削減することができ、LSIのテスト時間が短縮され得ることになる。 【0017】請求項4の発明によるLSIのテスト方法は、RAMのリテンションテストのデータ保持期間中に並行して行なわれる回路部がランダムロジック部であることを特徴としている。 【0018】したがって、請求項4の発明によれば、RAMのリテンションテストのデータ保持期間中にランダムロジック部のテストを行なうことができ、そのランダムロジック部のテストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得ることになる。 【0019】請求項5の発明によるLSIのテスト方法は、RAMのリテンションテストと並行して他のRAMの機能テストが行なわれることを特徴としている。 【0020】したがって、請求項5の発明によれば、RAMのリテンションテストのデータ保持期間中に他のRAMの機能テストを行なうことができるので、そのRAMの機能テストに要する時間を削減することができ、LSIのテスト時間が短縮され得ることになる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下において、本発明の種々の実施の形態によるLSIのテスト方法を説明する。 【0022】(実施の形態1)図1のフロー図において、本発明の実施の形態1によるLSIのテスト方法に含まれるRAMリテンションテストにおけるステップが示されており、図2においては、そのようなLSIテストが行なわれるLSIの一部が模式的なブロック図で示されている。 【0023】図2に示されたLSIはRAM1を含み、スキャンパス11がRAM1のまわりを囲むように挿入されている。スキャンパス11は、入力端子13,出力端子14,およびスキャンFF15を含んでいる。このLSIはさらに、RAM1を書込禁止状態に設定する外部端子21を含むとともに、RAM1以外の回路部分であってランダムロジック等の回路部分30をも含んでいる。 【0024】図1と図2を参照して、まずステップ51において、スキャンパス11を用いてデータの表パターンがRAM1に書込まれる。RAM1へのデータの書込時には、外部端子21が書込を許可する信号値0に設定される。 【0025】次にステップ60において、外部端子21が信号値1に設定され、それによってRAM1が書込禁止状態に設定される。図2に示されているようなLSIにおいては、RAM1のテスト期間中にスキャンパス11と外部端子21によってRAM1を他の回路部分から完全に分離することができるので、RAM1を書込禁止状態に設定したままで他の回路のテストを行なうことが可能である。 【0026】そこで、ステップ61において、RAM1以外の回路部であってRAM1のデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部が選択されるとともに、その選択された回路部についてのテスト項目のうちでRAM1のデータ保持期間内に終了し得るテスト項目が選択される。このとき、選択された回路部についての複数のテスト項目の全実行時間がRAM1のデータ保持期間内であれば、それらの複数のテスト項目を選択することができる。 【0027】その後、ステップ52においてはRAM1に書込まれたデータの表パターンが一定期間保持されるとともに、これと並行したステップ62においてはステップ61で選択された回路部のテスト項目が実行されて終了する。他方、ステップ52のデータ保持期間の後に続くステップ53においては、RAM1に保持されていたデータの表パターンがスキャンパス11の出力端子14から読出され、その結果から、表パターンのデータについてのRAM1のデータ保持機能が評価される。 【0028】データの裏パターンについても、表パターンの場合と同様に、RAM1のデータ保持機能がテストされる。すなわち、ステップ54において、データの裏パターンがRAM1に書込まれる。ステップ70において、データの裏パターンが書込まれたRAM1が書込禁止状態に設定される。ステップ71において、RAM1以外の回路部であってRAM1のデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部が選択されるとともに、その回路部についてのテスト項目のうちでRAM1のデータ保持期間内に終了し得るテスト項目が選択される。 【0029】その後、ステップ55においてはRAM1に書込まれたデータの裏パターンが一定期間保持されるとともに、これと並行したステップ72においてはステップ71で選択された回路部のテスト項目が実行されて終了する。他方、ステップ55のデータ保持期間後に続くステップ56においては、RAM1に保持されていたデータの裏パターンが読出され、その結果から、裏パターンのデータについてもRAM1のデータ保持機能が評価され、これによりRAM1のリテンションテストが終了する。 【0030】図1に示されているようなRAMリテンションテストは、複数のRAMを含むLSIであってそれらすべてのRAMを同時にテストし得る回路構成を有するLSIについても適用し得る。他方、複数のRAMを含むLSIであってそれらのRAMが個別にテストされる回路構成を有するLSIにおいては、ステップ61やステップ71において、リテンションテストの対象となっているRAM以外のRAMが並行してテストされるべき他の回路として選択されることも可能である。 【0031】以上のように、図1に示されているようなRAMリテンションテストを利用すれば、LSIに含まれるRAMのデータ保持期間中に他の選択された回路部のテストをも行なうことができ、その選択された回路部のテストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得ることになる。 【0032】(実施の形態2)図3のフロー図においては、本発明の実施の形態2によるRAMリテンションテストにおけるステップが示されている。このリテンションテストでは、まず図1の場合と同様に、ステップ51においてデータの表パターンがRAM1に書込まれた後に、ステップ60においてRAM1が書込禁止状態に設定される。 【0033】しかし、次のステップ61Aにおいては、RAM1以外の回路部であってRAM1のデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部が選択されるが、その選択された回路部についてのテスト項目のうちでRAM1のデータ保持期間より長い全実行時間を要する1種または2種以上のテスト項目が選択される。このとき、複数種類のテスト項目が選択される場合には、それらの合計の実行時間がデータ保持期間より長ければよく、各種類のテスト項目の実行時間はデータ保持期間より短くてもよい。 【0034】ステップ61Bでは、ステップ61Aで選択されたテスト項目の全実行時間以上になるように、RAM1のデータ保持期間が延長されて設定される。 【0035】その後は、図1の場合と同様に、ステップ52においてはRAM1に書込まれたデータの表パターンがステップ61Bで延長設定された期間だけ保持されるとともに、これと並行したステップ62においてはステップ61Aで選択された回路部のテスト項目が実行されて終了する。また、ステップ52に続くステップ53においては、RAM1に保持されていたデータの表パターンが読出され、その結果から、表パターンのデータについてのRAM1のデータ保持機能が評価される。 【0036】データの裏パターンについても、表パターンの場合と同様に、RAM1のデータ保持機能がテストされる。すなわち、ステップ54においてデータの裏パターンがRAM1に書込まれた後に、ステップ70においてRAM1が書込禁止状態に設定される。ステップ71Aにおいては、RAM1以外の回路部であってRAM1のデータ保持期間中に並行してテストされ得る回路部が選択され、その選択された回路部についてのテスト項目のうちでRAM1のデータ保持期間より長い全実行時間を要する1種または2種以上のテスト項目が選択される。ステップ71Bでは、ステップ71Aで選択されたテスト項目の全実行時間以上になるように、RAM1のデータ保持期間が延長されて設定される。 【0037】その後はデータの表パターンの場合と同様に、ステップ55においてはRAM1に書込まれたデータの裏パターンがステップ71Bで延長設定された期間だけ保持されるとともに、これと並行したステップ72においてはステップ71Aで選択された回路部のテスト項目が実行されて終了する。また、ステップ55に続くステップ56においては、RAM1に保持されていたデータの裏パターンが読出され、その結果から、裏パターンのデータについてのRAM1のデータ保持機能も評価されてリテンションテストが終了する。 【0038】以上のように、図3に示されているようなRAMリテンションテストを利用すれば、リテンションテストの対象となっているRAM以外の回路部のテスト項目がそのリテンションテストにおけるデータ保持期間より長時間を要する場合であっても、リテンションテストのデータ保持期間が延長され得るので、リテンションテストと他の回路部のテストを並行して行なうことができ、それに伴ってLSIのテスト時間が短縮され得る。 【0039】(実施の形態3)図4のフロー図においては、本発明の実施の形態3によるRAMリテンションテストにおけるステップが示されている。図4に示されたステップの多くは図1に示されたものと類似している。しかし、図4中のステップ61と71においては、RAMのデータ保持期間内に並行してテストされ得る他の回路部のテスト項目として、電源電流テスト,入出力バッファテスト等のDCテストが選択される。そして、RAMのデータを保持するステップ52と55に並行するステップ62と72において、それらの選択されたDCテストが実行される。 【0040】したがって、図4に示されているようなRAMリテンションテストを利用することによって、DCテストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得る。 【0041】(実施の形態4)図5のフロー図においては、本発明の実施の形態4によるRAMリテンションテストにおけるステップが示されている。図5に示されたステップの多くも図1に示されたものと類似している。しかし、図5中のステップ61と71においては、RAMのデータ保持期間内に並行してテストされ得る他の回路部のテスト項目として、ランダムロジック部についてのロジックのスキャンテスト等が選択される。そして、RAMのデータを保持するステップ52と55に並行するステップ62と72において、その選択されたランダムロジック部のテストが実行される。したがって、図5に示されているようなRAMリテンションテストを利用することによって、ランダムロジック部のテストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得る。 【0042】(実施の形態5)図6のフロー図においては、本発明の実施の形態5によるRAMリテンションテストにおけるステップが示されており、図7においては、そのようなRAMリテンションテストが行なわれるLSIの一部が模式的なブロック図で示されている。 【0043】図7に示されたLSIは、RAM2,RAM3およびRAM4とスキャンパス12を含んでいる。このLSIの構成では、RAM2とRAM3については同時にリテンションテストを行なうことが可能であるが、RAM4はRAM2およびRAM3と同時にリテンションテストを行なうことができない。スキャンパス12は、RAM2,RAM3およびRAM4を囲むように挿入されており、入力端子13,出力端子14,およびスキャンFF15を含んでいる。図7のLSIはさらに、外部端子22と24,内部信号線25,インバータ31,およびORゲート32を含んでいる。 【0044】このようなLSIに含まれるRAM2とRAM3のリテンションテストにおいてRAM2とRAM3へデータを書込むときに、外部端子22が書込を許可する信号値0に設定されれば、内部信号線25の信号値が1になってRAM4は書込禁止状態になるので、RAM4にはRAM2およびRAM3と同時にデータを書込むことができない。したがって、上述のように、RAM4についてはRAM2およびRAM3と同時にリテンションテストを行なうことができない。 【0045】図6と図7を参照して、まずステップ50において、最初のリテンションテストの対象として、たとえばRAM2とRAM3が選択される。それらの選択されたRAM2とRAM3に対して、ステップ51において、スキャンパス12を用いてデータの表パターンが書込まれる。その後のステップ60において、外部端子22を信号値1に設定することによって、RAM2とRAM3が書込禁止状態にされる。 【0046】RAM2とRAM3が書込禁止状態にされている間、RAM4は、外部端子24に与えられる信号値に依存して書込禁止状態と書込許可状態のいずれにもされ得る。したがって、RAM2とRAM3が書込禁止状態にされている間に、RAM4については、リテンションテスト以外の他の機能テストとして、たとえばオール0/1テスト,マーチテスト,ギャロッピングテスト,ロウバー/コラムバーテスト,チェッカテスト,ウォーキングテスト等を実行することができる。 【0047】そこで、ステップ61において、RAM4についてのこれらの機能テストのうちから、RAM2とRAM3のデータ保持期間内に終了し得る1種または2種以上のテスト項目が選択される。 【0048】その後、ステップ52においてはRAM2とRAM3に書込まれたデータの表パターンが一定期間保持されるとともに、これと並行したステップ62においてはステップ61で選択されたRAM4の機能テストが実行されて終了する。他方、ステップ52のデータ保持期間後に続くステップ53においては、RAM2とRAM3に保持されていたデータの表パターンがスキャンパス12の出力端子14から読出され、その結果から、表パターンのデータについてのRAM2とRAM3のデータ保持機能が評価される。 【0049】データの裏パターンについても、表パターンの場合と同様に、RAM2とRAM3のデータ保持機能がテストされる。すなわち、ステップ54において、データの裏パターンがRAM2とRAM3に書込まれる。ステップ70において、データの裏パターンが書込まれたRAM2とRAM3が書込禁止状態に設定される。ステップ71において、RAM4についての機能テストのうちから、RAM2とRAM3のデータ保持期間内に終了し得る1種または2種以上のテスト項目が選択される。 【0050】ステップ55においてはRAM2とRAM3に書込まれたデータの裏パターンが一定期間保持されるとともに、これと並行したステップ72においてはステップ71で選択されたRAM4の機能テストが実行されて終了する。他方、ステップ55のデータ保持期間後に続くステップ56においては、RAM2とRAM3に保持されていたデータの裏パターンが読出され、その結果から、裏パターンのデータについてもRAM2とRAM3のデータ保持機能が評価される。 【0051】その後、ステップ57において、リテンションテストが未実施のRAMが存在するか否かが判断される。図7に示されたLSIの例ではRAM4について未だリテンションテストが実施されていないので、ステップ50に戻り、次のリテンションテストの対象としてRAM4が選択される。その後、RAM2およびRAM3の場合と同様に、RAM4についてもリテンションテストが行なわれる。このような複数のRAMについてのリテンションテストが繰返され、ステップ57においてリテンションテストが未実施のRAMが残存しないと判断されたときにすべてのRAMについてのリテンションテストが完了する。 【0052】したがって、図6に示されているようなRAMリテンションテストを利用すれば、複数のRAMを含むLSIにおいて、いくつかのRAMについてリテンションテストを行なっている間に他のいくつかのRAMについての機能テストを行なうことができ、このような効率的なRAMについてのテストを行なうことによって、LSIのテスト時間が短縮され得る。 【0053】以上において、本発明のいくつかの実施の形態によるLSIのテスト方法が説明されたが、図3のリテンションテストにおいてもステップ62としてDCテストやランダムロジック部のテストを行なうことができることは言うまでもなく、また、図6のリテンションテストにおけるステップ61と71を図3におけるステップ61Aと61Bおよび71Aと71Bにそれぞれ置換えることが可能であることも言うまでもない。 【0054】 【発明の効果】請求項1のLSIのテスト方法によれば、LSIに含まれるRAMのデータ保持期間中に他の選択された回路部のテストを行なうことができ、その選択された回路部のテストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得る。 【0055】請求項2のLSIのテスト方法によれば、リテンションテストされているRAM以外の回路部のテスト項目がリテンションテストのデータ保持期間より長い時間を要するものであっても、RAMのリテンションテストと並行して行なうことができ、LSIのテスト時間が短縮され得る。 【0056】請求項3のLSIのテスト方法によれば、RAMのリテンションテストに並行してDCテストが行なわれるので、そのDCテストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得る。 【0057】請求項4のLSIのテスト方法によれば、RAMのリテンションテストに並行してランダムロジック部のテストが行なわれるので、そのランダムロジック部のテストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得る。 【0058】請求項5のLSIのテスト方法によれば、複数のRAMを含むLSIについていくつかのRAMに関するリテンションテストが行なわれている間に並行して他のRAMの機能テストを行なうことができるので、そのRAMの機能テストに要する時間だけLSIのテスト時間が短縮され得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月4日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】深見 久郎 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−23672 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−179242 |
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