| 【発明の名称】 |
水平搬送式オートハンドラのICの収容状態検出機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】後藤 吉宏
【氏名】田中 英行
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| 【要約】 |
【課題】水平搬送式オートハンドラにおいて、IC搬送器10に組み込まれたIC収容器1内のIC2の収容状態を検出する。
【解決手段】IC収容器1の凹部1A底面にIC2が着地しているかを反射検出する光路を確保する貫通穴1Bを凹部1A底面に形成する。貫通穴1Bに投光器3Aは光を出射し、凹部1Aに載置されたIC2のパッケージ部に投光器3Aの反射光を受光する形で受光器3Bを配置する。投光器3Aと受光器3Bで組となった検出器3をIC搬送器10内のIC収容器1と同じ配列で供給部に配置する。さらに、測定部に到るIC搬送器の移送経路に検出器3を配列し、IC搬送器内の全ICの収容状態を確認する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 IC収容器はICを載置する凹部をもち、IC搬送器は前記IC収容器と遊動自在に連結し、前記IC収容器を縦横に配列する前記IC搬送器が内部の水平面を循環することにより複数のICを一括して搬送する水平搬送式オートハンドラであって、前記IC収容器の前記凹部底面にICが着地しているかを反射検出する光路を確保する貫通穴を前記凹部底面に形成することを特徴とする水平搬送式オートハンドラのICの収容状態検出機構。 【請求項2】 前記凹部底面の前記貫通穴に投光器は光を出射し、前記凹部に載置されたICのパッケージ部に前記投光器の反射光を受光する形で受光器を配置し、前記投光器と前記受光器を組として前記IC搬送器の下方に配置することを特徴とする請求項1記載の水平搬送式オートハンドラのICの収容状態検出機構。 【請求項3】 請求項2記載の前記組となった検出器をIC搬送器内のIC収容器と同じ配列で供給部に配置することを特徴とする請求項1・2記載の水平搬送式オートハンドラのICの収容状態検出機構。 【請求項4】 前記IC搬送器が移動する方向と直交する方向であって、前記IC搬送器が移動する列数分の請求項2記載の検出器を供給部からプレヒート部の前記IC搬送器の移動経路に水平に1列配置することを特徴とする請求項1・2記載の水平搬送式オートハンドラのICの収容状態検出機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、複数のICを搭載するIC搬送器が循環する水平搬送式オートハンドラについてのものである。特に、IC搬送器内のICの傾きなどの収容状態を検出する機構についてのものである。 【0002】 【従来の技術】次に、従来技術によるオートハンドラの構成を図7から図10により説明する。図7はオートハンドラ4の平面図である。オートハンドラ4は高低温試験機能をもち、オートハンドラ4内部に後述するIC搬送器10が循環する。 【0003】図7の4Aは供給部、4Bはプレヒート部、4Cは測定部、4Dは収容部である。プレヒート部4Bと測定部4Cは恒温槽4J内に配置される。供給ハンド4Eは、後述する吸着パッド4Kを備える。同様に、収容ハンド4Fは吸着パッド4Kを備える。ローダ4Gとアンローダ4Hには、それぞれ複数のトレイが積層されている。 【0004】図8はIC搬送器10の平面図である。複数のICを収容するIC搬送器10はオートハンドラ4内を循環する。図8では、IC収容器5はIC搬送器10に遊動自在に組み込まれている。図8では、IC収容器5が32個配置され、32個のICを一括してIC搬送器10で移送できる。 【0005】図9はIC収容器5の詳細図である。IC収容器5は、ICを収容する凹部5Aをもち、凹部5Aの開口部にテーパ5Cを形成する。更に、凹部5Aの底部に図10に示されるIC2のリード2Aを逃げる形で貫通穴5Dが設けられる。 【0006】次に、図7における動作を説明する。供給ハンド4Eは、ローダ4Gのトレイに収容されている複数のIC2を逐次、供給部4AのIC搬送器10に移送する。IC2が満杯となったIC搬送器10は、プレヒート部4Bに移動する。 【0007】プレヒート部4BでIC2が設定温度(高温または低温)に到達すると、IC搬送器10は測定部4Cに移動する。 【0008】測定部4Cでは、IC搬送器10内のIC2が一括して測定される。IC2の測定が終了すると、IC搬送器10は収容部4Dに移動する。 【0009】収容部4Dでは、前記測定結果に基づき、IC搬送器10内のIC2はアンローダ4Hの空トレイに分類収容される。収容ハンド4FはIC搬送器10内のIC2を逐次、アンローダ4Hに移送する。 【0010】収容部4Dで空となったIC搬送器10は供給部4Aに移動する。このように、オートハンドラ4内では、供給部4A→プレヒート部4B→測定部4C→収容部4D→供給部4Aの順路でIC搬送器10が循環する。 【0011】次に、ハンドによるIC収容器5への搬送動作を図11により説明する。図11は図7から図10の要部拡大断面図である。なお、図11は供給ハンド4Eの動作を例示している。 【0012】図11アでは、供給ハンド4Eの吸着パッド4Kで吸着されたIC2は、IC収容器5上に位置している。次に、供給ハンド4Eは、IC収容器5の凹部5A底壁に向かい降下する。 【0013】図11イに示されるように、IC2が凹部5A底壁から一定高さになると、供給ハンド4EはIC2を解放する。IC2は自由落下し、図11ウに示されるように、IC2は凹部5Aに収容される。 【0014】図11イの状態で、IC2が凹部5Aの位置に一致していないと、図11エに示されるように、IC2が傾いた状態で凹部5Aに収容される場合がある。また、IC2のパッケージ部にいわゆるバリが生じていた場合には、図11オに示されるように、IC2は凹部5Aの底壁から一定の間隙Cをあけて凹部5Aに収容される場合がある。 【0015】次に、測定部4Cで動作を図12から図16により説明する。図12はIC収容器5がICソケット6上に移動した状態図である。図12アは平面図、図12イは正面断面図、図12ウは図12イの側面断面図である。なお、図12において、IC搬送器10は図示を省略している。 【0016】図12の状態から、IC搬送器10は図を省略した上下機構で下降し、図13の状態になる。図13アは正面断面図、図13イは図13アの側面断面図、図13ウは図13アの要部拡大図である。図13の状態では、図13ウに示されるように、IC2のリード2AとICソケット6の接触子6Aが接触している。 【0017】図13の状態から、ICソケット6上方のプッシャ7が下降し、図14の状態になる。図14アは正面断面図、図14イは図14アの側面断面図、図14ウは図14アの要部拡大図である。図14ウに示されるように、プッシャ7はIC2のリード2AをICソケット6の接触子6Aに加圧している。図14の状態で、IC2を測定する。 【0018】図14に示されるように、IC収容器5にIC2が正常に収容されると、IC2の測定が可能となる。しかし、図15に示されるように、IC2が凹部5A内で傾いた状態では、IC2のリード2AとICソケット6の接触子6Aが正常に接触しない。また、図16に示されるように、IC2がIC収容器5の底面との間に間隙が生じていた状態では、リード2Aと接触子6Aが正常に接触しない。さらに、図15・16の状態では、プッシャ7でIC2を破損する場合がある。 【0019】 【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、水平搬送式のオートハンドラでは、IC収容器にICが正常に収容されないと、ICを正確に測定できなくなる。また、ICを破損することがある。この発明は、IC搬送器内のICの収容状態を検出する機構を設けることにより、ICの接触不良と破損を防ぐことを目的とする。 【0020】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、この発明は、IC収容器1はIC2を載置する凹部1Aをもち、IC搬送器10はIC収容器1と遊動自在に連結し、IC収容器1を縦横に配列するIC搬送器10が内部の水平面を循環することにより複数のIC2を一括して搬送する水平搬送式オートハンドラであって、IC収容器1の凹部1A底面にIC2が着地しているかを反射検出する光路を確保する貫通穴1Bを凹部1A底面に形成する。凹部1A底面の貫通穴1Bに投光器3Aは光を出射し、凹部1Aに載置されたIC2のパッケージ部に投光器3Aの反射光を受光する形で受光器3Bを配置し、投光器3Aと受光器3Bを組としてIC搬送器10の下方に配置する。そして、前記組となった検出器3をIC搬送器10内のIC収容器1と同じ配列で供給部に配置する。また、IC搬送器10が移動する方向と直交する方向であって、IC搬送器10が移動する列数分の検出器3を供給部からプレヒート部のIC搬送器10の移動経路に水平に1列配置する。 【0021】 【発明の実施の形態】次に、この発明のICの収容状態検出機構の一実施の形態を図1から図3の構成図により説明する。なお、以下、従来技術と同符号の説明は省略する。図1の1はIC収容器、3は投光器3Aと受光器3Bで構成される検出器である。 【0022】図1アでは、IC収容器1はIC2を載置する凹部1Aをもっている。IC搬送器10はIC収容器1と遊動自在に連結し、IC収容器1を縦横に配列する。なお、図1では、IC搬送器10の図示を省略している。IC収容器1の凹部1A底面にIC2が着地しているかを反射検出する光路を確保する貫通穴1Bを凹部1A底面に形成する。 【0023】投光器3Aはホルダ31に取り付けられ、受光器3Bはホルダ32に取り付けられている。ホルダ31・32は検出光の絞り穴となる貫通穴33・34をそれぞれ形成する。 【0024】投光器3Aと受光器3Bで組となった検出器3は、IC搬送器10の下方に配置される。投光器3Aの光は貫通穴1Bに向けて出射される。前記出射光の光軸が凹部1A底面と一定の開き角度となる形で投光器3Aを配置する。そして、凹部1Aに載置されたIC2のパッケージ部に投光器3Aの反射光を受光する形で受光器3Bを配置する。 【0025】次に、図1の作用を説明する。図1アはIC2が凹部1Aに正常に収容された状態を示している。投光器3Aと受光器3Bの配置は前述のとおりであるので、受光器3Bは正常の受光出力を得て、IC2が凹部1Aに正常に載置されたことを検出できる。 【0026】図1イは、ICが傾いた状態で凹部1Aに収容された状態を示している。図1イでは、投光器3Aの反射光は図1アと反射角度が異なり、受光器3Bは正常の受光出力を得ることができない。したがって、IC2が凹部1Aに異常に載置されたことを検出できる。 【0027】図1ウは、凹部1Aの底壁から一定の間隙CをあけてIC2が凹部1Aに収容された状態を示している。図1ウでは、投光器3Aの反射点は図1アより遠ざかっているので、受光器3Bは正常の受光出力を得ることができない。したがって、IC2が凹部1Aに異常に載置されたことを検出できる。 【0028】図2は、この発明によるIC収容器1の詳細図である。IC収容器1は、ICを収容する凹部1Aをもち、凹部1Aの底壁中央部に貫通穴1Bを形成する。凹部1Aの開口部にテーパ1Cを形成する。更に、凹部1Aの底部にIC2のリード2Aを逃げる形で貫通穴1Dが設けられる。 【0029】次に、水平搬送式オートハンドラにおいて、この発明によるICの収容状態検出機構の配置の実施形態を図3と図4により説明する。 【0030】図3はIC搬送器10が供給部4Aに位置している状態図である。投光器3Aと受光器3Bで組となった検出器3をIC搬送器10内のIC収容器1と同じ配列で供給部4Aに配置する。すなわち、供給部4AのIC搬送器10下方に検出器3を32個配置する。 【0031】図3において、供給ハンド4EによりIC2がIC収容器1に移載され、IC2の収容状態を検出器3で確認する。IC搬送器10内のIC2が正常に収容されていない場合には、IC搬送器10をプレヒート部4Bに移動する前に警報を発生させることができる。 【0032】図4は、供給部4Aからプレヒート部4BへのIC搬送器10の移動経路に検出器3を配置した例を示している。図4では、IC搬送器10が移動する方向と直交する方向であって、IC搬送器10が移動する列数分の検出器3を供給部からプレヒート部のIC搬送器10の移動経路に水平に1列配置する。 【0033】図4の実施の形態では、IC搬送器10の横一列分のICに相当する検出器3を8個配置している。そして、供給部4Aからプレヒート部4BへIC搬送器10が移動するときに、図5に示されるように、検出器3上を通過する第1列のIC2の収容状態を検出する。 【0034】図6は、IC搬送器10の第2列のICの収容状態を検出している状態図である。このように、以下、順次第3列、第4列のIC2の収容状態を検出することにより、IC搬送器10の移動中に全数のIC2の収容状態を検出することができる。 【0035】なお、供給部と、供給部からプレヒート部の移動経路に、この発明によるICの収容状態検出機構を配置した例を、実施の形態では説明したが、この発明の技術的思想によれば、前述の配置に限定されない。必要に応じて、水平搬送式オートハンドラの各所に配置することができる。 【0036】 【発明の効果】この発明は、IC収容器の凹部底面にICが着地しているかを反射検出する光路を確保する貫通穴を凹部底面に形成し、凹部底面の貫通穴に投光器は光を出射し、凹部に載置されたICのパッケージ部に投光器の反射光を受光する形で受光器を配置し、投光器と受光器を組としてIC搬送器の下方に配置している。 【0037】前記組となった検出器をIC搬送器内のIC収容器と同じ配列で供給部に配置し、さらに、測定部に到るIC搬送器の移送経路に前記検出器を配列し、IC搬送器内の全ICの収容状態を確認できる。そして、測定部での接触不良やICの破損を防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000117744 【氏名又は名称】安藤電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月30日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−23657 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−189057 |
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