トップ :: G 物理学 :: G01 測定;試験




【発明の名称】 半導体集積回路試験装置
【発明者】 【氏名】平尾 さち子

【要約】 【課題】低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサノイス゛除去機能を低下させず、取付スヘ゜ースが縮小し脱着容易な低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサを有する半導体集積回路試験装置の提供。

【解決手段】1は被試験テ゛ハ゛イスである。2はICソケットであり、被試験テ゛ハ゛イス1の端子とソケットホ゛ート゛3上の配線を電気的に接続する。4は低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサ実装ホ゛ート゛であり、低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサ5aおよび5bと低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサ接続切り替えリレー6aおよび6bとが実装されている。8a1および8a2はコネクタであり、低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサ実装ホ゛ート゛4上に低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサ5aおよび5bとともに実装されている。8b1および8b2はコネクタであり、ソケットホ゛ート゛3上のICソケット2が実装されている面と反対側の面に実装されている。また、コネクタ8b1とコネクタ8a1とは、ソケットホ゛ート3と低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサ実装ホ゛ート゛4とを電気的に接続させる。同様に、コネクタ8b2とコネクタ8a2とは、ソケットホ゛ート゛3と低周波用ハ゛イハ゜スコンテ゛ンサ実装ホ゛ート゛4とを電気的に接続させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被試験デバイスの端子とボード上の配線とを電気的に接続するICソケット、前記被試験デバイスへ駆動電力を供給する電源線および電気的に他のボードと接続する第一のコネクタとが実装された第一のボードと、このソケットボード上の被試験デバイスへ供給する駆動電力の電圧を一定に保つコンデンサと電気的に他のボードと接続する第二のコネクタとが実装された第二のボードと、を具備し、前記第一のボードの前記電源線と前記第二のボードのコンデンサとは、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタを介して電気的に接続されることを特徴とする半導体集積回路試験装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、IC(Integrated Circuit)およびLSI(Large Scale Integrated circuit)の特性を試験する半導体集積回路試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路試験装置におけるデバイス測定部のユニットの構造を図3により説明する。図3において、1は被試験デバイスであり、半導体集積回路試験装置により各特性を試験される。2はICソケットであり、ソケットボード3上の配線と被試験デバイスの端子とを電気的に接続する。
【0003】4は低周波用バイパスコンデンサ実装ボードであり、低周波用バイパスコンデンサ5が実装されている。低周波バイパスコンデンサ5は、低周波用バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6により切り替えられる。すなわち、低周波用バイパスコンデンサ5は、接続切り替えリレー6により試験項目によって接続、切り離しの切り替えを行っている。
【0004】7は高周波用バイパスコンデンサであり、被試験デバイス1の高速なスイッチング動作時に生じるノイズをバイパスする。上述した半導体集積回路試験装置における低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4は、デバイス測定部のユニットヘネジBを用いてネジ止めにより取り付けられている。また、上述した低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4は、電源との接続が線材Aにより行われている。
【0005】デバイス特性の試験時に被測定デバイスへ安定な電圧を供給するために必要となるバイパスコンデンサにおいて、高周波用バイパスコンデンサ7は、デバイス測定用のソケットボード3上に、被試験デバイス1に電力を供給する電源端子およびGND(接地)端子に可能な限り近距離で実装されている。
【0006】しかし、低周波用バイパスコンデンサ5および低周波用バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6は、ソケットボード3上に実装するスペースを確保できない。そのため、低周波用バイパスコンデンサ5および低周波用バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6は、低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4に実装されている。
【0007】そして、低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4は、デバイス測定部におけるソケットボード3と配線において接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4がデバイス測定部におけるソケットボード3と配線において接続されるため、低周波用バイパスコンデンサ5の実装位置は、被測定デバイスから離れてしまう。この結果、低周波用バイパスコンデンサ5のノイズバイパス機能が低下してしまうという問題が発生する。
【0009】また、被試験デバイスの電源が2系統ある場合には、2系統分の低周波用バイパスコンデンサ実装ボードを取り付ける必要があるため、半導体試験装置のデバイス測定部への取り付けスペースを確保するのが困難な問題も発生する。
【0010】本発明の目的は、このような背景の下になされたもので、低周波用バイパスコンデンサ5のノイズバイパス機能を低下させず、かつ、取り付けスペースが縮小し脱着も容易な構造の低周波用バイパスコンデンサを有する半導体集積回路試験装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、半導体集積回路試験装置において、被試験デバイスの端子とボード上の配線とを電気的に接続するICソケット、前記被試験デバイスへ駆動電力を供給する電源線および電気的に他のボードと接続する第一のコネクタとが実装された第一のボードと、この第一のボード上の被試験デバイスへ供給する駆動電力の電圧を一定に保つコンデンサと電気的に他のボードと接続する第二のコネクタとが実装された第二のボードとを具備し、前記第一のボードの前記電源線と前記第二のボードのコンデンサとは、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタを介して電気的に接続されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態による半導体試験装置のデバイス測定部の構成を示すブロック図である。この図において、1は被試験デバイスであり半導体試験装置により電気特性および動作特性等を測定、評価される。
【0013】2はICソケットであり、ソケットボード3上の配線と被試験デバイス1の端子とを電気的に接続する。4は低周波用バイパス用コンデンサ実装ボードであり、低周波バイパスコンデンサ5aおよび5bと低周波用バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6aおよび6bとが実装されている。
【0014】低周波用バイパスコンデンサ5aは、低周波用バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6aにより切り替えられる。すなわち、低周波用バイパスコンデンサ5aは、接続切り替えリレー6aにより被試験デバイスの試験項目によって接続および切り離しの切り替えを行っている。
【0015】低周波用バイパスコンデンサ5bは、低周波用バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6bにより切り替えられる。すなわち、低周波用バイパスコンデンサ5bは、接続切り替えリレー6bにより被試験デバイスの試験項目によって接続および切り離しの切り替えを行っている。
【0016】7は高周波用バイパスコンデンサであり、被試験デバイス1の試験時における高速なスイッチング動作により生じるノイズをバイパスする。8a1および8a2はコネクタであり、低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4上に低周波用バイパスコンデンサ5aおよび5bとともに実装されている。
【0017】8b1および8b2はコネクタであり、ソケットボード3上のICソケット2が実装されている面と反対側の面に実装されている。また、ソケット8b1とソケット8a1とは、ソケットボード3と低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4とを電気的に接続させる。同様に、ソケット8b2とソケット8a2とは、ソケットボード3と低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4とを電気的に接続させる。
【0018】次に、図1および図2を用いて一実施形態の機能の説明を行う。図2は、図1における低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4の平面図である。低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4は、図2のように低周波用バイパスコンデンサ5aおよび5b、低周波用バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6aおよび6b、コネクタ8a1、8a2を実装し、被試験デバイスに対して供給される2系統の電源回路を有する。
【0019】被試験デバイス1に対する試験項目により、低周波用バイパスコンデンサ5aを使用しない場合、図に示さない半導体集積回路試験装置の制御部は、低周波バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6aにより電源回路から低周波バイパスコンデンサ5aの接続を切り離す。
【0020】被試験デバイス1に対する試験項目により、低周波用バイパスコンデンサ5bを使用しない場合、図に示さない半導体集積回路試験装置の制御部は、低周波バイパスコンデンサ接続切り替えリレー6bにより電源回路から低周波バイパスコンデンサ5bの接続を切り離す。
【0021】ソケットボード3には、低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4に対して電気的に接続するコネクタ8b1、8b2を実装している。このコネクタ8b1および8b2は、コネクタ8a1、8a2と共にソケットボード3と低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4との間で電源線およびGND線を電気的に接続している。
【0022】また、コネクタ8a1、8a2、8b1および8b2は、低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4のソケットボード3に対する固定も兼ねている。
【0023】上述したように、一実施形態による低周波バイパスコンデンサ実装ボード4上の低周波用バイパスコンデンサ5aおよび5bは、コネクタ8a1、8a2、8b1および8b2によりソケットボード3の電源線およびGND線とそれぞれ接続されている。
【0024】そのため、低周波用バイパスコンデンサ5aおよび5bとソケットボード3の電源線およびGND線との間のインピーダンスは、線材を用いて接続した場合より低くなる。その結果、一実施形態による低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4は、被試験デバイス1の半導体集積回路試験装置における試験結果の信頼性を向上させる効果がある。
【0025】また、一実施形態による低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4は、ソケットボード3と低周波用バイパスコンデンサ実装ボード4との固定がコネクタ8a1、8a2、8b1および8b2において行われているため、ICソケットの摩耗などにより交換が必要なときだけ、ソケットボードの脱着が容易となる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、低周波用バイパスコンデンサを被試験デバイス近傍に実装することが可能となり、半導体集積回路試験装置における特性試験における測定精度が向上する効果がある。
【0027】また、この発明は、低周波用バイパスコンデンサ実装ボードをコネクタ接続によりソケットボード直下に取り付けることで、電源供給および脱着の容易さが向上する効果がある。
【出願人】 【識別番号】000117744
【氏名又は名称】安藤電気株式会社
【出願日】 平成9年(1997)6月30日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外2名)
【公開番号】 特開平11−23655
【公開日】 平成11年(1999)1月29日
【出願番号】 特願平9−174763