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【発明の名称】 基板検査装置
【発明者】 【氏名】木村 潔

【氏名】下田 杉郎

【氏名】鈴木 聡

【要約】 【課題】被検査基板についての検査処理効率の高効率化を図ることができること。

【解決手段】被検査基板10が相互連結されるパッケージキャリア連結体12を挟んで対向配置される検査ヘッド14、および、被検査基板12の配列に対応して導体板22Aiおよび絶縁板24Aiが交互に設けられる検査テーブル20が備えられるもとで、パッケージキャリア連結体12および検査テーブル20の検査ヘッド14に対する相対位置が変更されることにより、パッケージキャリア連結体12における奇数列に相当する被検査基板10、もしくは、パッケージキャリア連結体12における偶数列に相当する被検査基板10について交互に導通性もしくは絶縁性の検査が行われるもの。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一対の対向する配線部にそれぞれ互いに導通状態とされる電極面を有する被検査基板に対向配置され、該被検査基板の一方の配線部の電極面が接続される端子部が該被検査基板の配列に応じた所定の間隔をもって複数列有し、供給される検査信号を該一方の配線部の電極面に選択的に送出する検査ヘッドと、前記被検査基板における他方の配線部の電極面に接続される導体部および絶縁部を該被検査基板の配列ごとに対応して有し、該被検査基板を挟んで前記検査ヘッドに対向して往復動可能に配され、該絶縁部と前記端子部とが対向する第1の位置および該導体部と該端子部とが対向する第2の位置をとる検査テーブルと、前記被検査基板の配列の前記検査ヘッドの端子部に対する相対位置を設定する位置設定手段と、前記検査ヘッドの端子部もしくは検査テーブルの導体部および絶縁部を選択的に前記被検査基板における配線部の電極面に対して接続状態もしくは非接続状態をとらせる移動駆動手段と、前記検査テーブルが第1の位置をとり、前記位置設定手段に、前記被検査基板の配列の前記検査テーブルの絶縁部に対する相対位置を設定する動作を行わせる場合、前記移動駆動手段に接続状態をとらせる動作を行わせ、前記検査テーブルが第2の位置をとり、前記位置設定手段に、前記被検査基板の配列の前記検査テーブルの導電部に対する相対位置を設定する動作を行わせる場合、前記移動駆動手段に接続状態をとらせる動作を行わせる制御部と、を具備して構成される基板検査装置。
【請求項2】 前記位置設定手段により前記被検査基板の配列の前記検査テーブルの絶縁部に対する相対位置が設定される場合、前記検査テーブルの位置が第1の位置から前記第2の位置に変更され、前記導体部に対向する前記被検査基板の配列が前記検査ヘッドの端子部に対向する位置とされるとき、制御部が前記移動駆動手段に、接続状態をとらせる動作を行わせることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
【請求項3】 前記検査テーブルが第2の位置をとり、前記位置設定手段により前記被検査基板の配列の前記検査テーブルの導電部に対する相対位置が設定される場合、前記検査テーブルの位置が第2の位置から前記第1の位置に変更され、前記絶縁部に対向する前記被検査基板の配列が前記検査ヘッドの端子部に対向する位置とされるとき、制御部が前記移動駆動手段に、接続状態をとらせる動作を行わせることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路が接続される基板内部の配線に対する電気的試験を行う基板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器などに実装される半導体集積回路は、実装される以前の段階で種々の試験が行われその潜在的欠陥が除去される。その試験は、例えば、半導体集積回路が配線される以前のパッケージキャリア(パッケージ用基板)に対しても行われる。相対向する電極面部を有する薄板状のパッケージキャリアの一方の電極面部における半導体集積回路を取り囲む周縁部には、例えば、半導体集積回路が配線される各電極が所定の微小な間隔で形成され、また、パッケージキャリアの他方の電極面部には、外部の端子部に接続される電極が格子状に複数形成されている。
【0003】被検査基板としてのパッケージキャリアに対しての試験は、例えば、そのパッケージキャリアの一方の電極面部における各電極間の絶縁性、および、パッケージキャリアの一方の電極面部と他方の電極面部との間における導通性について行われる。
【0004】そのようなパッケージキャリアについての検査装置においては、パッケージキャリアの一方の電極面部に対向して配され、その一方の電極面部に接触する接触子を複数有する検査ヘッドと、パッケージキャリアの他方の電極面部に対向して配され、その他方の電極面部に接触する接触子を複数有する検査テーブルと、検査ヘッドおよび検査テーブルを互いにそれぞれの電極面部に近接させ、もしくは、離隔させる移動駆動手段とを含んで構成されている。
【0005】このような構成のもとで、電極面相互間における導通試験が行われる場合、移動駆動手段によりパッケージキャリアにおける双方の電極面部にそれぞれ検査ヘッドの接触子と検査テーブルの接触子とが接続されるとき、例えば、検査ヘッドと検査テーブルとの間に試験電流が供給され互いの導通性が試験されることとなる。
【0006】また、パッケージキャリアの一方の電極面部における各電極間の絶縁性試験が行われる場合、移動駆動手段によりパッケージキャリアにおける一方の電極面部に検査ヘッドの接触子が接続され、他方の電極面部に絶縁体が接触されて検査ヘッド側の各電極間に試験電圧が供給され互いの絶縁性が試験されることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような検査装置において、生産ラインにおいて、多数個、相互に連結されたパッケージキャリアについて上述のような試験を行う場合、例えば、1ロットに相当するパッケージキャリアについて導通試験が完了した後、同一の検査ラインが再度用いられて多数のパッケージキャリアが順次搬送されて1ロットに相当するパッケージキャリアについて、順次、絶縁性の試験が行われる。これは、絶縁性の試験を行うにあたって、パッケージキャリアにおける他方の電極面部と検査テーブルの接触子との間に配される上述の絶縁体の着脱が必要とされるからである。
【0008】しかしながら、この方法においては、1ロットに相当するパッケージキャリアについて絶縁性試験が完了するまで導通試験済みのパッケージキャリアは、検査ステーションにおいて滞留することとなり検査処理効率の改善が要望されることとなる。
【0009】以上の問題点を考慮し、本発明は、半導体集積回路が接続される基板内部の配線に対する電気的試験を行う基板検査装置であって、被検査基板についての検査処理効率の高効率化を図ることができる基板検査装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために、本発明に係る基板検査装置は、一対の対向する配線部にそれぞれ互いに導通状態とされる電極面を有する被検査基板に対向配置され、被検査基板の一方の配線部の電極面が接続される端子部が被検査基板の配列に応じた所定の間隔をもって複数列有し、供給される検査信号を一方の配線部の電極面に選択的に送出する検査ヘッドと、被検査基板における他方の配線部の電極面に接続される導体部および絶縁部を被検査基板の配列ごとに対応して有し、被検査基板を挟んで検査ヘッドに対向して往復動可能に配され、絶縁部と端子部とが対向する第1の位置および導体部と端子部とが対向する第2の位置をとる検査テーブルと、被検査基板の配列の検査ヘッドの端子部に対する相対位置を設定する位置設定手段と、検査ヘッドの端子部もしくは検査テーブルの導体部および絶縁部を選択的に被検査基板における配線部の電極面に対して接続状態もしくは非接続状態をとらせる移動駆動手段と、検査テーブルが第1の位置をとり、位置設定手段に、被検査基板の配列の検査テーブルの絶縁部に対する相対位置を設定する動作を行わせる場合、移動駆動手段に接続状態をとらせる動作を行わせ、検査テーブルが第2の位置をとり、前記位置設定手段に、被検査基板の配列の前記検査テーブルの導電部に対する相対位置を設定する動作を行わせる場合、移動駆動手段に接続状態をとらせる動作を行わせる制御部とを備えて構成される。
【0011】また、位置設定手段により被検査基板の配列の検査テーブルの絶縁部に対する相対位置が設定される場合、検査テーブルの位置が第1の位置から第2の位置に変更され、導体部に対向する被検査基板の配列が検査ヘッドの端子部に対向する位置とされるとき、制御部が移動駆動手段に、接続状態をとらせる動作を行わせてもよい。
【0012】さらに、検査テーブルが第2の位置をとり、位置設定手段により被検査基板の配列の検査テーブルの導電部に対する相対位置が設定される場合、検査テーブルの位置が第2の位置から第1の位置に変更され、絶縁部に対向する被検査基板の配列が検査ヘッドの端子部に対向する位置とされるとき、制御部が移動駆動手段に、接続状態をとらせる動作を行わせる行わせてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る基板検査装置の一例の要部を示す。
【0014】図1に示される本発明に係る基板検査装置の一例により各電極間の導通および絶縁性について検査される被検査基板10は、例えば、図3の(A)および(B)に示されるように、薄板状に作られ、相対向する電極面部10Aおよび10Bを有している。
【0015】電極面部10Aにおける略中央部には、図3の(A)に示されるように、ベアチップとされる半導体集積回路11が設けられる。電極面部10Aにおける半導体集積回路11が設けられる部分を取り囲む各辺の周縁部には、半導体集積回路11にそれぞれ接続される電極10aが所定の間隔で配列されている。
【0016】電極面部10Bには、電極面部10Aの各電極10aにそれぞれ接続される円形状の電極10bが所定の間隔で縦横に格子状に設けられている。
【0017】被検査基板10は、図4および図5に示されるように、縦横に複数個配列されて、相互に連結されてパッケージキャリア連結体12を形成している。後述する試験は、パッケージキャリア連結体2ごとに行われる。そして、その試験後、パッケージキャリア連結体12は、所定のプレス装置が用いられて各被検査基板10ごとに分断される。
【0018】図1および図2において示される検査装置は、所定の試験電流および試験電圧が供給される電極部16を有する検査ヘッド14と、検査ヘッド14の電極部16に対して対向配置され複数個の被検査基板10が載置される略長方形のパッケージキャリア連結体12が搬送される搬送路18と、搬送路18の下方側に検査ヘッド14の電極部16に対して対向配置される検査テーブル20とを含んで構成されている。
【0019】検査ヘッド14は、後述する検査ヘッド昇降機構部54によりパッケージキャリア連結体12の上面側に対して下降もしくは上昇可能に支持されている。検査ヘッド14の電極部16は、電極16ai(i=1〜n、nは整数)が所定の間隔をもってパッケージキャリア連結体12が搬送される方向、即ち、図1における矢印CFが示す方向に沿って配列されている。電極16aiにおける図1における矢印CFが示す方向に直交する方向の長さは、パッケージキャリア連結体12における被検査基板10の図1における矢印CFが示す方向に直交する方向に沿った配列長さに対応して設定されている。各1本の電極16aiは、各一列の被検査基板10の電極面部10Aの電極10aごとに対向して電極群が設けられている。
【0020】電極16aiの全本数は、例えば、パッケージキャリア連結体12における被検査基板10の図1における矢印CFが示す方向に沿った配列数に1を加えた数量とされる。
【0021】搬送路18は、パッケージキャリア連結体12の長辺の下面をそれぞれ支持しパッケージキャリア連結体12を搬送する搬送レール18Aおよび18Bを含んで構成されている。搬送レール18Aと搬送レール18Bとは、同一平面上に互いに平行に配置されている。また、搬送レール18Aおよび18Bは、図示が省略される駆動部により駆動されて図1における矢印CFが示す方向に移動される。
【0022】搬送レール18Aと搬送レール18Bとの間には、パッケージキャリア連結体12における搬送方向側の端部に当接し所定位置にパッケージキャリア連結体12を停止させるストッパ部材26が設けられている。当接部26aを有するストッパ部材26は、図示が省略される支持軸に回動可能に支持されている。支持軸の一端は、アクチュエータ46の出力側に連結されている。アクチュエータ46は、後述する空気圧回路部52からの作動空気圧により作動状態とされる。
【0023】これにより、アクチュエータ46が作動状態とされるとき、支持軸が所定の角度位置から一方向に回動されるとき、ストッパ部材26の当接部26aは、所定のタイミングでパッケージキャリア連結体12における搬送方向側の端部に当接し、また、支持軸が他方向に回動され所定の角度位置に戻されるとき、パッケージキャリア連結体12の下方となる位置に配される。
【0024】パッケージキャリア連結体12における検査ヘッド14の電極部16に対向する面には、図4に示されるように、各被検査基板10の電極面10Aが対向しており、パッケージキャリア連結体12における検査テーブル20に対向する面には、図5に示されるように、各被検査基板10の電極面10Bが対向している。また、パッケージキャリア連結体12の長辺には、それぞれ、所定の間隔をもって透孔12cおよび12dが設けられている。透孔12cおよび12dは、後述するプランジャユニット27のプランジャ27aがそれぞれ嵌合され、パッケージキャリア連結体12の検査テーブル20に対する所定の相対位置を所定位置に位置決めするために設けられるものである。
【0025】検査テーブル20は、図1および図2に示されるように、パッケージキャリア連結体12の下面に選択的に当接される平板状部20Aと、平板状部20Aの下面に互いに平行に配される一対の脚部20Bとを含んで構成されている。
【0026】平板状部20Aの上面部には、検査ヘッド14の各電極16aiおよびパッケージキャリア連結体12における各被検査基板10に対応した位置に、それぞれ、略正方形の導体板22Ai(i=1〜n、nは整数)が所定の相互間隔で設けられている。また、導体板22Ai相互間には、パッケージキャリア連結体12における各被検査基板10に対応した位置に、絶縁板24Ai(i=1〜n、nは整数)がそれぞれ設けられている。絶縁板24Aiは、ゴム材料、例えば、シリコーンゴムで作られている。また、導体板22Aiは、例えば、シリコーンゴムの中に金によりメッキ処理されたニッケル粉が含有されたものである。導体板22Aiは、被検査基板10の電極10bに対応したリング状に形成されている。
【0027】これにより、絶縁板24Aiの配列と導体板22Aiの配列とが交互に矢印CFの示す方向に沿って配列されることとなる。
【0028】絶縁板24Aiの配列および導体板22Aiの配列の周囲における4隅には、それぞれ、後述するステー32が嵌合される透孔20aが設けられている。
【0029】平板状部20Aにおける搬送方向側の一方の端部には、透孔20aの相互間には、プランジャユニット28が設けられている。供給される作動空気圧により作動状態とされるプランジャユニット28は、選択的に平板状部20Aにおける搬送方向側の一方の端部に当接されるプランジャ28aを有している。プランジャ28aは、後述する空気圧回路部52からの作動空気圧に応じて透孔20aの相互間に設けられる透孔20bに引き込まれ、また、外部に突出するものとされる。
【0030】平板状部20Aにおける搬送方向に沿った両端部には、それぞれ、パッケージキャリア連結体12の検査テーブル20に対する位置決めを行うプランジャユニット27がパッケージキャリア連結体12の透孔12cおよび12dに対応して設けられている。プランジャユニット27は、その透孔12cおよび12dにそれぞれ嵌合されるプランジャ27aを有している。プランジャ27aは、後述する空気圧回路部52からの作動空気圧に応じて透孔20aの相互間に設けられる透孔20cおよび20dに引き込まれ、また、外部に突出するものとされる。
【0031】検査テーブル20の透孔20aに嵌合されるステー32は、可動テーブル30における上面に互いに平行に設けられている。これにより、検査テーブル20は、その脚部20Bの下端が可動テーブル30の上面に当接され、かつ、ステー32により支持されることとなる。
【0032】可動テーブル30における4隅は、それぞれ、締結用のビスが挿入される透孔30aが設けられている。可動テーブル30の長辺のうちの一方側には、可動テーブル30が所定位置まで移動したことを検出する位置検出センサ44の先端が係合する係合片30Aが設けられている。
【0033】可動テーブル30は、対向配置されるベース34上に設けられる往復動機構部36に支持されている。
【0034】往復動機構部36は、互いに平行に検査テーブル20の長手方向に沿って延びるスライド部材36Bおよび36Cと、スライド部材36Bおよび36Cの一方の端部をそれぞれ連結する連結部材36Dと、スライド部材36Bおよび36Cの他方の端部をそれぞれ連結する連結部材36Aと、連結部材36Aに連結され連結部材36Aを所定距離、往復動させるアクチュエータ38とを含んで構成されている。
【0035】スライド部材36Bは、所定の間隔をもってベース34上に対向配置される軸受部材40Aおよび42Aにより摺動可能に支持されている。スライド部材36Cは、所定の間隔をもってベース34上に対向配置される軸受部材40Bおよび42Bにより摺動可能に支持されている。
【0036】連結部材36Aは、スライド部材36Bおよび36Cの軸線に対して直交する方向の両端部に、長孔37がスライド部材36Bおよび36Cの軸線に沿ってそれぞれ設けられている。その長孔37には、それぞれ、ベース34上に設けられるガイドピン37が摺動可能に嵌合されている。また、連結部材36Aの略中央部には、ベース34上におけるスライド部材36Bおよび36C相互間に配されるアクチュエータ38のロッドが連結されている。これにより、連結部材36Aは、スライド部材36Bおよび36C、連結部材36Dを伴ってその長孔37およびガイドピン37により案内されて往復動せしめられることとなる。
【0037】ベース34の上面における一方の端部側には、連結部材36Aに対向して一対の位置決めプレート48が設けられている。位置決めプレート48は、連結部材36Aの所定距離以上のパッケージキャリア連結体12の搬送方向とは反対方向に沿った移動を連結部材36Aが当接されることにより規制するものとされる。
【0038】連結部材36Aおよび36Dには、可動プレート30の透孔30aにそれぞれ対応して雌ねじ孔36aが設けられている。これにより、可動プレート30の透孔30aを介してビスが雌ねじ孔36aにねじ込まれることにより可動プレート30が連結部材36Aおよび36Dに支持されることとなる。
【0039】ベース34上におけるスライド部材36C近傍には、可動テーブル30がパッケージキャリア連結体12の搬送方向に沿って所定位置まで移動したことを検出する位置検出センサ44が設けられている。位置検出センサ44は、可動テーブル30の係合片30Aが当接されることにより検出出力信号Spを送出するものとされる。
【0040】なお、ベース34は、図示が省略される検査テーブル昇降機構部56に支持されており、その検査テーブル昇降機構部56により検査テーブル20の絶縁板24Aiおよび導体板22Aiに所定圧力で当接されるまで上昇されるとともにそれと所定距離離隔するまで下降される。
【0041】本発明に係る基板検査装置の一例においては、かかる構成に加えて、図6に示されるように、作動空気圧をアクチュエータ38などに供給する空気圧回路部52を動作制御する制御ユニット50を備えている。
【0042】制御ユニット50には、位置検出センサ44からの検出出力信号Sp、検査ヘッド14に試験電流および試験電圧を供給するとともに各被検査基板10からの出力信号に基づいて各被検査基板10の良否を判定するホストコンピュータからの各パッケージキャリア連結体12における各被検査基板10の導通検査の完了もしくは絶縁性検査の完了をあらわす完了信号Sfが供給される。
【0043】制御ユニット50は、被検査基板10における各電極間の導通もしくは絶縁の検査を行うにあたり、図7の(A)に示されるように、搬送レール18Aおよび18Bにより被検査基板10が載置されたパッケージキャリア連結体12が検査ヘッド14と検査テーブル20との間における所定位置に配されるもとで、先ず、プランジャユニット28のプランジャ28aを突出させるべく制御信号Cpaを形成しそれを空気圧回路部52に供給する。
【0044】これにより、パッケージキャリア連結体12は、その進行方向側の一端部がプランジャ28aに当接されることにより、所定位置に位置決めされることとなる。また、位置決めされたパッケージキャリア連結体12における偶数番目の列に相当する被検査基板10の位置は、それぞれ、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における絶縁板24Aiとに対向する位置とされる。
【0045】その際、絶縁性の検査を行うべく、制御ユニット50は、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における絶縁板24Aiとが互いに近接する方向に移動させるように検査ヘッド昇降機構部54および検査テーブル昇降機構部56に動作を行わせるべく制御信号CheおよびCteを形成し、それを空気圧回路部52に供給する。また、検査ヘッド16の電極16Aiには試験電圧が供給される。これにより、パッケージキャリア連結体12における偶数番目の列に相当する被検査基板10が検査されることとなる。
【0046】次に、制御ユニット50は、ホストコンピュータからの偶数番目の列に相当する被検査基板10の検査完了をあらわす完了信号Sfが供給されるとき、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における絶縁板24Aiとが互いに離隔する方向に移動させるように検査ヘッド昇降機構部54および検査テーブル昇降機構部56に動作を行わせるべく制御信号CheおよびCteを形成し、それを空気圧回路部52に供給する。また、制御ユニット50は、図7の(B)に示されるように、パッケージキャリア連結体12の被検査基板10における搬送方向に沿った相互間隔分だけ検査テーブル20をパッケージキャリア連結体12の搬送方向側に移動させるようにアクチュエータ38を作動させるべく、制御信号Ctaを形成しそれを空気圧回路部52に検出出出力信号Spが供給されるまで供給する。
【0047】これにより、位置決めされたパッケージキャリア連結体12における奇数番目の列に相当する被検査基板10の位置は、それぞれ、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における導体板22Aiとに対向する位置とされる。
【0048】その際、パッケージキャリア連結体12における奇数番目の列に相当する被検査基板10についての導通性の検査を行うべく、制御ユニット50は、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における絶縁板24Aiとが互いに近接する方向に移動させるように検査ヘッド昇降機構部54および検査テーブル昇降機構部56に動作を行わせるべく制御信号CheおよびCteを形成し、それを空気圧回路部52に供給する。また、検査ヘッド16の電極16Aiに試験電流が供給される。これにより、パッケージキャリア連結体12における奇数番目の列に相当する被検査基板10が検査されることとなる。
【0049】続いて、ホストコンピュータからの奇数番目の列に相当する被検査基板10の検査完了をあらわす完了信号Sfが供給されるとき、制御ユニット50は、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における絶縁板24Aiとが互いに離隔する方向に移動させるように検査ヘッド昇降機構部54および検査テーブル昇降機構部56に動作を行わせるべく制御信号CheおよびCteを形成し、それを空気圧回路部52に供給する。
【0050】また、制御ユニット50は、パッケージキャリア連結体12だけをパッケージキャリア連結体12の被検査基板10における搬送方向に沿った相互間隔分だけ移動させ位置決めさせるためにプランジャ28aを透孔20bに引き込み、一方、プランジャ27aを突出させるべく制御信号CpaおよびCpbを形成し、それらを空気圧回路部52に供給する。さらに、制御ユニット50は、ストッパ部材26の当接部26aをパッケージキャリア連結体12の進行方向側の端部に当接させるようにアクチュエータ46を作動状態とすべく、制御信号Csを形成しそれを空気圧回路部52に供給する。
【0051】これにより、図7の(C)に示されるように、位置決めされたパッケージキャリア連結体12における偶数番目の列に相当する被検査基板10の位置は、それぞれ、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における導体板22Aiとに対向する位置とされる。
【0052】その際、パッケージキャリア連結体12における偶数番目の列に相当する被検査基板10についての導通性の検査が上述と同様に行われる。
【0053】続いて、制御ユニット50は、ホストコンピュータからの偶数番目の列に相当する被検査基板10の検査完了をあらわす完了信号Sfが供給されるとき、制御ユニット50は、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における絶縁板24Aiとが互いに離隔する方向に移動させるように検査ヘッド昇降機構部54および検査テーブル昇降機構部56に動作を行わせるべく制御信号CheおよびCteを形成し、それを空気圧回路部52に供給する。また、制御ユニット50は、ストッパ部材26の当接部26aをパッケージキャリア連結体12の進行方向側の端部から離隔させるようにアクチュエータ46を作動状態とし、検査テーブル20をパッケージキャリア連結体12の被検査基板10における搬送方向に沿った相互間隔分だけ検査テーブル20をパッケージキャリア連結体12の搬送方向とは反対側に移動させるようにアクチュエータ38を作動させるべく、制御信号Cs、および、Ctaを形成しそれを空気圧回路部52に検出出力信号Spが供給されなくなるまで供給する。
【0054】これにより、図7の(D)示されるように、パッケージキャリア連結体12における奇数番目の列に相当する被検査基板10の位置は、それぞれ、検査ヘッド16の電極16Aiと検査テーブル20における絶縁板24Aiとに対向する位置とされる。
【0055】その際、パッケージキャリア連結体12における奇数番目の列に相当する被検査基板10についての絶縁性の検査が上述と同様に行われる。
【0056】これにより、1個のパッケージキャリア連結体12に載置された複数の被検査基板10についての導通性の検査および絶縁性の検査が、1ロット単位でなく、パッケージキャリア連結体12単位で完了することとなるので導通性の検査もしくは絶縁性の検査が完了していない被検査基板10が検査ライン上に滞留することが回避されることとなる。従って、検査ライン上において従来費やされた被検査基板10の滞留時間が削減され被検査基板についての検査処理効率の高効率化を図ることができることとなる。
【0057】なお、上述の例においては、パッケージキャリア連結体12が搬送されるように構成されているが、かかる例に限られることなく、複数の被検査基板10が縦横に位置決めされて配置される搬送用キャリアが搬送されるように構成されてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る基板検査装置によれば、検査テーブルが第1の位置をとり、位置設定手段により被検査基板の配列の検査テーブルの絶縁部に対する相対位置が設定される場合、移動駆動手段により接続状態がとられることにより被検査基板の配列について第1の試験が実行可能状態となり、また、検査テーブルが第2の位置をとり、位置設定手段により被検査基板の配列の検査テーブルの導電部に対する相対位置が設定される場合、移動駆動手段により接続状態がとられることにより被検査基板の配列について第2の試験が実行可能状態となり、被検査基板の配列についての第1および第2の試験が連続的に行われることとなるので被検査基板についての検査処理効率の高効率化を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000004178
【氏名又は名称】ジェイエスアール株式会社
【出願日】 平成9年(1997)7月7日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】谷 義一 (外3名)
【公開番号】 特開平11−23646
【公開日】 平成11年(1999)1月29日
【出願番号】 特願平9−181507