| 【発明の名称】 |
高調波測定用の電流注入装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】香田 勲
【氏名】塚本 政和
【氏名】西村 荘治
【氏名】夏田 育千
【氏名】蓑輪 義文
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| 【要約】 |
【課題】測定対象の高調波の上下の系統基本周波数の非整数倍周波数の各中間高調波の電流を短時間に電流が系統に注入し得るようにして小容量化及び小型化を図る。
【解決手段】出力周波数が各中間高調波の周波数に連続的に変化するインバータ20と、各中間高調波のほぼ中間に共振点を設定した共振回路からなり,インバータ20の出力から前記各中間高調波の電流を出力するフィルタ部25と、このフィルタ部25から出力された前記各中間高調波の電流を電力系統1に注入する結合トランス19とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 系統に測定対象の高調波の上下の系統基本周波数の非整数倍の周波数の電流を中間高調波の電流としてそれぞれ注入し、系統の計測電流,計測電圧の周波数解析により系統の前記各中間高調波の電流,電圧を検出して系統の前記各中間高調波についての等価回路のアドミタンス又はインピーダンスを求め、該各等価回路のアドミタンス又はインピーダンスから着目高調波についての系統の等価回路のアドミタンス又はインピーダンスを補間演算して決定し、系統の前記測定対象の高調波についての高調波特性を測定する際に、系統に前記各中間高調波の電流を注入する高調波測定用の電流注入装置において、出力周波数が前記各中間高調波の周波数に連続的に変化するインバータと、前記各中間高調波のほぼ中間に共振点を設定した共振回路からなり、前記インバータの出力から前記各中間高調波の電流を出力するフィルタ部と、該フィルタ部から出力された前記各中間高調波の電流を系統に注入する結合トランスとを備えたことを特徴とする高調波測定用の電流注入装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の高調波特性の測定に用いられる電流注入装置に関し、詳しくはその小型化に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、電力の送,配電においては、高調波を低減することが重要である。 【0003】そして、n次(nは1,2,3,…の整数)の高調波は系統基本周波数fs の整数倍であり、代表的な5次,7次の高調波は5×fs ,7×fs である。 【0004】この高調波の低減は高調波レベル(電圧レベル)を予測し、その周波数のフィルタ設備をコンデンサ設備に付設等して行われる。 【0005】そして、高調波レベルを予測する場合、電力系統の例えば前記フィルタ設備の接続点より下位(下流)又は上位(上流)の高調波特性を把握し、その等価回路(高調波等価回路)を求める必要がある。 【0006】この高調波等価回路は、例えばノートンの定理で表示した場合、アドミタンスと電流源との並列回路とみなすことができる。 【0007】そして、電気学会論文誌B101巻8号,P.451−458,(昭56−8)には、配電系統の第5調波についての高調波等価回路を求める際、系統の基本波の電圧,電流を計測し、その結果から高調波等価回路のアドミタンス,電流源の大きさ,位相等を算出して推定することが記載されている。 【0008】しかし、前記論文誌に記載の高調波測定方法の場合、系統の計測の基本波電圧・電流を計測し、その計測結果から高調波アドミタンス,高調波電流源の大きさ,位相等を推定して高調波特性を測定するため、精度の高い測定が行えない。 【0009】すなわち、前記の測定方法にあっては、測定対象の高調波のアドミタンスや電流源を実測して求めたわけではなく、基本波の計測情報に基づき、基本波の大きさ(ベクトル値)から測定対象の高調波の大きさ(べクトル値)を推定するに過ぎないため、その高調波特性を精度よく求めて測定することができない。 【0010】そのため、従来は電力系統の例えばフィルタ設備の接続点より下位の高調波特性を正確に把握して適当なフィルタ設備を設けたりすることができず、高調波レベルを良好に低減することができなかった。 【0011】そこで、本出願人は特願平8−310192号の出願により、系統の高調波注入点に測定対象の高調波(測定調波)の上下の系統基本周波数の非整数倍の2周波数の電流(中間高調波の電流)をそれぞれ注入し、各中間高調波の電圧,電流の実測結果から、系統の高調波注入点より下位または上位の各中間高調波それぞれについての等価回路のアドミタンスを求め、それらを用いた補間処理により、高調波注入点より下位又は上位の測定対象の高調波についての等価回路のアドミタンスを決定してその高調波特性を測定することを既に発明している。 【0012】この場合、測定対象の高調波の上下の各中間高調波の電流が系統に本来存在しない系統基本周波数の非整数倍周波数の電流であり、それらの等価回路のアドミタンスが、系統に存在する各高調波の影響を受けることなく、実測により精度よく求まるため、この結果を用いて系統の例えば5次,7次の高調波の特性を精度よく測定して把握することができる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】前記既出願の高調波測定方法を実施する場合、注入装置が必要となり、計測装置全体が大型化されることが懸念されるため、小型の注入装置で各中間高調波の電流をどのようにして形成して系統に注入するかが重要な課題である。 【0014】本発明は、各中間高調波の電流を短時間に注入し得るようにして、電流注入装置を小容量化し、小型化することを課題とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するために、本発明の高調波測定用の電流注入装置は、出力周波数が各中間高調波の周波数に連続的に変化するインバータと、各中間高調波のほぼ中間に共振点を設定した共振回路からなり、インバータの出力から各中間高調波の電流を抽出するフィルタ部と、フィルタ部から出力された各中間高調波の電流を系統に注入する結合トランスとを備える。したがって、インバータの出力が連続的に各中間高調波の周波数に変化する。 【0016】さらに、インバータの各中間高調波の周波数成分にフィルタ部が共振し、この共振による周波数の選択に基づき、フィルタ部が系統基本周波数の成分や各中間高調波の逓倍周波数の成分等の不要な周波数成分を排除してインバータの出力から各中間高調波の電流を抽出する。 【0017】そして、フィルタ部の各中間高調波の電流が結合トランスを介して系統に注入される。 【0018】この場合、各中間高調波の電流を1台の電流注入装置から系統に注入することができる。 【0019】しかも、この電流注入装置の出力が各中間高調波の周波数に連続的に変化し、各中間高調波の電流の注入が短時間で終了するため、電流注入装置はいわゆる短時間定格を満足すればよく、小容量,小型に形成することができる。 【0020】 【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態について、図1ないし図3を参照して説明する。まず、図2は測定の対象となる電力系統1の単線表記の等価回路を示し、この電力系統1の配電用変電所2の低圧2次側(6600V側)の高調波特性を測定するため、配電用変電所2の配電トランス3の2次側から引出された配電母線4に高調波注入・計測点aが設定される。 【0021】この注入・計測点aに配電用変電所2の低圧トランス5の高圧側(6600V),低圧側(220V)を介して高調波測定用の電流注入装置6が接続され、この電流注入装置6及びA/D変換器7,信号処理装置8,演算処理装置9,表示装置10,記録装置11により、高調波測定装置12が形成される。 【0022】ところで、電力系統1には系統基本周波数fs の整数倍の周波数n×fs (nは1,2,…の整数)の種々の高調波が存在し、これらの高調波に対して、高調波注入点aからみたその右側の下位(下流)の等価回路13は、例えばノートンの定理で表現すると、アドミタンス14と電流源15との並列回路とみなすことができる。 【0023】なお、電流源15は、通常、実際に電流源が存在するのではなく、負荷による電流歪み等に起因して発生したものである。 【0024】そして、例えば代表的な第5調波(n=5),第7調波(n=7)を測定対象の高調波(着目高調波)とし、この着目高調波についての等価回路13の時々刻々変化する回路定数を求めてその高調波特性を測定する場合、まず、電流注入装置6から高調波注入・計測点aに、着目高調波の周波数の上,下近傍の系統基本周波数の非整数倍周波数の複数の中間高調波の電流を個別に注入する。 【0025】このとき、各中間高調波の電流は電力系統1に本来存在しない周波数の電流であり、高調波注入・計測点aからみたその下位側及び上位側の各中間高調波についての等価回路は、理想的な場合、ノートンの定理で表現すると、それぞれアドミタンスのみとなる。 【0026】そして、高調波注入・計測点aに注入された各中間高調波の電流は、その下位側及び上位側の各中間高調波についてのアドミタンスに応じて下位側,上位側に分流する。 【0027】そのため、高調波注入・計測点aの各中間高調波の注入電流I(m),注入電圧V(m)を注入ラインに設けた計器用変流器16の計測電流,計器用変圧器17の計測電圧から検出し、高調波注入・計測点aの上位に分流した各中間高調波の電流Ix(m)を高調波注入・計測点aの上位に測圧計器変流器18の計測電流から検出すると、高調波注入・計測点aの下位に分流した各中間高調波の電流Iy(m)は、Iy(m)=I(m)−Ix(m)の演算から求まる。 【0028】そして、高調波注入・計測点aからみた各中間高調波についての下位の等価回路のアドミタンスをYy(m)とすると、高調波注入・計測点aからみた下位及び上位の各中間高調波の電圧がそれぞれの注入電圧V(m)に等しくなることから、アドミタンスYy(m)はYy(m)=(I(m)−Ix(m))/V(m)の演算から求まる。 【0029】さらに、説明を簡単にするため、着目高調波を挟むその上,下の2中間高調波についてのアドミタンスYy(m)をY1(m),Y2(m)とすると、着目高調波についての等価回路13のアドミタンス14が、最も簡単にはY(n)=(Y1(m)+Y2(m))/2の補間演算からY(n)として求まる。 【0030】また、電流注入装置6の電流注入が終了した後、計器用変圧器17の計測電圧,計器用変流器18の計測電流から配電母線4を下位方向に流れる着目高調波の電圧V(n),電流I(n)を求めることにより、IG(n)=Y(n)×V(n)−I(n)の演算から等価回路13の電流源15がIG(n)として求まる。 【0031】そして、着目高調波についての等価回路13のアドミタンス14,電流源15が求まると、高調波注入・計測点aより下位の着目高調波についての特性を測定して把握することができる。 【0032】そして、電流注入装置6は各中間高調波の電流を設定時間ずつ連続的に順次に注入して高調波特性の測定を短時間に終了するため、図1に示すように構成され、低圧トランス5の低圧側に結合トランス19の第1の巻線19aが接続され、この結合トランス19の第2の巻線19bに電圧型のインバータ20が接続される。 【0033】このインバータ20は例えばタイマ動作により、ROM等のメモリに保持された各中間高調波の1又は数周期のデータを設定された順に設定時間ずつ読出し、読出したデータに基づき出力部のブリッジ構成の半導体スイッチング素子を駆動し、図3に示すように連続的に各中間高調波の周波数に変化するインバータ出力(電圧出力)を形成する。なお、図3のt1 ,t2 はインバータ出力の周波数の変化タイミングを示す。 【0034】そして、インバータ20の出力は、この形態では、その電流が例えば12Aから60Aに増大するように、巻数比1:5のステップアップトランス21により変圧され、このトランス21を介した設定電流のインバータ出力がコンデンサ22,抵抗23,コイル24の直列共振回路が形成するフィルタ部25を通って結合トランス19の第3の巻線19cに供給される。 【0035】このとき、本実施の形態にあっては、実際の高調波計測に最も重要な第5調波又は第7調波を着目高調波とし、その近傍周波数の各中間高調波の電流のみを結合トランス19,低圧トランス5を介して高調波注入・計測点aに注入するため、フィルタ部25は共振点が各中間高調波のほぼ中間の第6調波の前後に設定され、その共振特性がほぼ第5調波ないし第7調波の範囲をカバーする平坦なQ特性に設定される。 【0036】そのため、低圧トランス5から高調波注入点aに、不要な中間高調波の逓倍周波数成分を排除して、着目高調波を挟むその上下の各中間高調波の電流が、途切れることなく設定時間ずつ順次に注入され、1台の注入装置で短時間に測定が終了する。 【0037】したがって、インバータ20等は短時間定格を満足すればよく、小容量,小型に形成することができるとともに、それらの放熱フィンの省略等も図ることができる。 【0038】しかも、フィルタ部25の直列共振回路のコンデンサ22が電力系統1の商用周波数電圧(系統基本波の電圧)を分担し、この点から、トランス19,21等の小容量,小型化を図ることができる。 【0039】そのため、電流注入装置6を小容量かつ小型,軽量に形成することができ、可搬型の装置に形成することも可能になる。 【0040】つぎに、電流注入装置6から高調波注入・計測点aに注入された各中間高調波の電流に基づく高調波特性の具体的な測定方法を説明する。 【0041】まず、説明を簡単にするため、電流注入装置6から高調波注入・計測点aに、着目高調波(周波数n×fs )を挟むその上,下の2周波数f1 ,f2 (f1 <n×fs <f2 )の中間高調波の電流Iy1(m),Iy2(m)(=Iyi(m),i=1,2)が順次に注入されて測定が行われるとする。 【0042】この場合、電流Iy1(m),Iy2(m)それぞれの注入時、計器用変流器16により高調波注入・計測点aの注入電流を計測し、かつ、計器用変圧器17,計器用変流器18により高調波注入・計測点aの電圧(系統電圧),その上位を流れる電流を計測し、それらの計測信号を測定装置12のA/D変換器7によりそれぞれデジタルの計測データに変換する。 【0043】さらに、A/D変換器7の各計測データを信号処理装置8のFFT解析等により処理し、高調波注入・計測点aに注入された電流I1(m),I2(m)(=Ii(m),i=1,2)それぞれにつき、高調波注入・計測点aの電圧V1(m),V2(m)(=Vi(m))及び高調波注入・計測点aの上位への分流Ix1(m),Ix2(m)(=Ixi(m),i=1,2)の計測結果を得る。 【0044】そして、信号処理装置8の計測出力を後段の演算処理装置9に供給し、この処理装置9により、計測された電流Ixi(m)に基づき、Iyi(m)=Ii(m)−Ixi(m)の演算から高調波注入点aの下位への分流Iy1(m),Iy2(m)を求め、Yyi(m)=Iyi(m)/Vi(m)の演算から電流Iy1(m),Iy2(m)それぞれについてのアドミタンスYy1(m),Yy2(m)(=Yyi(m))を求める。 【0045】このとき、電流Iyi(m)が電力系統1に存在しない周波数の電流であるため、電流注入装置6の注入電力量が微小であっても、アドミタンスYyi(m)は電力系統1の高調波等の影響を受けることなく正確に求まる。 【0046】なお、中間高調波の電流Ii(m)の代わりに測定調波の高調波電流を注入しても、この高調波が電力系統1に存在しているため、注入した高調波電流に基づくアドミタンスを求めることはできない。 【0047】また、高調波注入・計測点aの下位を流れる電流を計測し、その計測電流から電流Iyi(m)を求めてもよい。 【0048】そして、演算処理装置9は例えばYy(n)=(Yy1(m)+Yy2(m))/2の補間演算を実行し、高調波注入・計測点aより下位の着目高調波についてのアドミタンスYy1(n)を求めて決定する。 【0049】このとき、アドミタンスYy1(m),Yy2(m)が電力系統1の高調波の影響を受けることなく正確に算出されるため、着目高調波についてのアドミタンスYy(n)(アドミタンス14)が正確に求まる。 【0050】つぎに、電流注入装置6の電流注入の終了直後、計器用変圧器17の計測電圧,計器用変流器18の計測電流の周波数分析から系統母線4の着目高調波の電圧V(n),下位方向の電流Iy(n)を求める。 【0051】そして、アドミタンスYy(n)及び電圧V(n),電流Iy(n)に基づき、IGy(n)=Yy(n)×V(n)−Iy(n)の演算から電流源IGy(n)(電流源15)を求め、等価回路13を同定して高調波注入・計測点aより下位の着目高調波についての高調波特性の完全な測定を行う。 【0052】ところで、高調波注入・計測点aより上位の高調波特性も、前記と同様にして同時に測定することができる。 【0053】この場合、計測電流Ixi(m),計測電圧V(m)に基づいて得られた中間高調波の分流Ix1(m),Ix2(m)(=Ixi(m))から、高調波注入・計測点aの上位の中間調 波についてのアドミタンスYx1(m),Yx2(m)(=Yxi(m))はYxi(m)=Ixi(m) /Vi(m)の演算により求まる。 【0054】また、Yx(n)=(Yx1(m)+Yx2(m))/2の補間演算から、アドミタンスYy(n)と同様の高調波注入・計測点aより上位の着目高調波についての等価回路のアドミタンスYx(n)が求まる。 【0055】さらに、アドミタンスYx(n)及び電圧V(n),電流Ix(n)に基づき、IGx(n)=Yx(n)×V(n)+Ix(n)の演算から、電流源15と同様の高調波注入点aより上位 の着目高調波についての等価回路の電流源IGx(n)が求まる。 【0056】そして、アドミタンスYx(n),電流源IGx(n)により、等価回路13と同様の高調波注入・計測点aより上位の着目高調波についての等価回路を同定し、高調波注入・計測点aより上位の高調波特性を測定できる。 【0057】つぎに、前記実施の形態においては、高調波注入・計測点aを高調波の注入と計測とに兼用したが、高調波注入点と高調波計測点とを別個に設定にし、高調波注入点に電流注入装置6を接続し、高調波計測点側に計器用変圧器17,計器用変流器18を設け、高調波計測点より下位,上位の着目高調波についての等価回路を同定して高調波特性を測定してもよく、この場合、電流注入装置を小型,軽量にして可搬性を向上することにより、高調波注入点への電流注入装置の運搬等が極めて容易に行える利点がある。 【0058】また、高調波計測点と高調波注入点とを別個に設ける場合、高調波注入点を系統の分枝した各母線等に複数設定して電流注入装置6を複数にし、各電流注入装置6から各中間高調波の電流を注入して高調波特性を測定することができ、この場合は、各電流注入装置6が一層小型,軽量になる利点がある。 【0059】そして、高調波注入点及び高調波計測点の数や位置等をどのように設定した場合にも本発明を適用することができるのは勿論である。 【0060】つぎに、例えば着目高調波の上,下の中間高調波をそれぞれ複数にする場合や複数の着目高調波について一括して測定する場合には、インバータ20の出力周波数を3種以上の多数の周波数に連続的に切換るようにすればよいのは勿論である。 【0061】つぎに、インバータ20は出力周波数がタイマ制御等で設定された各中間高調波の周波数に連続的に変化するものであれば、どのような構成であってもよい。 【0062】また、インバータ20の後段のステップアップトランス21は、インバータ20の出力電流が十分大きいような場合は省くことができる。 【0063】さらに、直列共振回路25の共振特性は、取出す中間高調波の周波数範囲等に応じて設定すればよく、各中間高調波の電流が極力同じ共振特性で抽出されるように、必要な周波数範囲でいわゆるQ値が平坦であることが望ましい。 【0064】つぎに、等価回路13等をアドミタンスと電流源との並列回路とする代わりに、インピーダンスと電圧源との直列回路として高調波特性を測定する場合にも同様に適用することができるのは勿論である。 【0065】 【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏する。インバータ20の出力が連続的に各中間高調波の周波数に変化する。そして、インバータ20の各中間高調波の周波数成分にフィルタ部25が共振し、この共振による周波数の選択に基づき、フィルタ部25により系統基本周波数の成分や各中間高調波の逓倍周波数の成分等の不要な周波数成分を排除してインバータ20の出力から各中間高調波の電流を抽出することができる。 【0066】さらに、フィルタ部25の各中間高調波の電流を結合トランス19を介して系統に注入することができる。 【0067】この場合、各中間高調波の電流を1台の電流注入装置6から系統に注入することができる。 【0068】しかも、この電流注入装置6の出力が各中間高調波の周波数に連続的に変化し、各中間高調波の電流の注入が短時間に終了するため、電流注入装置6はいわゆる短時間定格を満足すればよく、小容量,小型に形成することができる。 【0069】したがって、小容量で小型の電流注入装置6により、精度の高い高調波特性の測定が行える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000213297 【氏名又は名称】中部電力株式会社 【識別番号】000003942 【氏名又は名称】日新電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 龍太郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−23626 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月29日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−197809 |
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