| 【発明の名称】 |
加速度センサ |
| 【発明者】 |
【氏名】粟井 崇善
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| 【要約】 |
【課題】方位測定の機能を備えた小型の加速度センサを提供する。
【解決手段】支持部10と、支持部10により支持された梁部11と、梁部11に接続された重り部12と、支持部10に接合されたガラス台座2とを有してなる加速度センサにおいて、重り部12あるいはガラス台座2上にホール素子5を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持部と、該支持部により支持された梁部と、該梁部に接続された重り部と、前記支持部に接合された台座とを有してなる加速度センサにおいて、前記重り部あるいは台座上にホール素子を設けたことを特徴とする加速度センサ。 【請求項2】 前記梁部上にピエゾ素子を形成したピエゾ抵抗型の加速度センサにおいて、ホール素子を台座上に設けたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。 【請求項3】 固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、前記固定電極を台座の上面に設け、前記可動電極を重り部の下面に設け、ホール素子を重り部の上面に設けたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。 【請求項4】 固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、前記固定電極を台座の上面に設け、前記可動電極を重り部の下面に設けるとともに、前記支持部の上部に上部台座を設け、該上部台座にホール素子を設けたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。 【請求項5】 固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、前記可動電極を重り部の上面に設けるとともに、前記支持部の上部に上部台座を設け、前記固定電極を前記上部台座の下面に設け、ホール素子を前記上部台座の上面に設けたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。 【請求項6】 固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、ホール素子を重り部の下面に設け、前記可動電極を重り部の上面に設け、前記支持部の上部に上部台座を設け、前記固定電極を該上部台座の下面に設けたことを特徴とする請求項1記載の加速度センサ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、支持部と、該支持部により支持された梁部と、該梁部に接続された重り部と、前記支持部に接合された台座とを有してなる加速度センサに関し、加速度と方位の計測ができる機能を備えたものであり、ナビゲーションシステム等に利用されるものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の加速度センサ、例えば、静電容量型の加速度センサは、図7に示すように、基板7上に台座2を介して支持部10により梁部11が支持され、梁部11に重り部12が接続されてなる梁構造を有するシリコンチップ1が設けられる。重り部12の下面には可動電極3が設けられ、台座2の上面には固定電極4が設けられている。重り部12に加えられた加速度による梁部11の歪みを可動電極3と固定電極4との間の静電容量の変化として検出することにより、加速度が検出される。加速度センサとしては上述の静電容量型の加速度センサの替わりにピエゾ抵抗を用いたピエゾ抵抗型の加速度センサでも良い。 【0003】また、基板7上には、また、台座6を介してホール素子5が設けられる。ホール素子5は2つの入力端子と2つの出力端子を有した十字形状の素子であり、入力端子に電圧を印加したときの出力端子間に発生するホール電圧により方位を検出するものである。つまり、入力端子に電圧を印加し電流Iが流れている場合、ホール素子5に垂直に磁場が加わると、出力端子間にホール電圧Vが発生する。今、ホール素子の厚みをdとすると、ホール電圧Vは、V=H×I×B/dで表される。ここで、Hはホール係数であり材料に固有の定数である。この式から明らかなように、dを小さくする程、高感度のホール素子を得ることができる。ホール素子5の材料としてはインジウムアンチモン、ガリウムヒ素等が用いられる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述のような加速度センサにあっては、加速度センサとホール素子とが基板7上に別々のモジュールとして設けられているので、占有面積が大きくなり、小型化が困難であった。 【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、方位測定の機能を備えた小型の加速度センサを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、支持部と、該支持部により支持された梁部と、該梁部に接続された重り部と、前記支持部に接合された台座とを有してなる加速度センサにおいて、前記重り部あるいは台座上にホール素子を設けたことを特徴とするものである。 【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記梁部上にピエゾ素子を形成したピエゾ抵抗型の加速度センサにおいて、ホール素子を台座上に設けたことを特徴とするものである。 【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、前記固定電極を台座の上面に設け、前記可動電極を重り部の下面に設け、ホール素子を重り部の上面に設けたことを特徴とするものである。 【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、前記固定電極を台座の上面に設け、前記可動電極を重り部の下面に設けるとともに、前記支持部の上部に上部台座を設け、該上部台座にホール素子を設けたことを特徴とするものである。 【0010】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、前記可動電極を重り部の上面に設けるとともに、前記支持部の上部に上部台座を設け、前記固定電極を前記上部台座の下面に設け、ホール素子を前記上部台座の上面に設けたことを特徴とするものである。 【0011】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、固定電極と可動電極を有する静電容量型の加速度センサにおいて、ホール素子を重り部の下面に設け、前記可動電極を重り部の上面に設け、前記支持部の上部に上部台座を設け、前記固定電極を該上部台座の下面に設けたことを特徴とするものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態の一例に係る加速度センサの概略構成を示す断面の模式図である。本実施形態では、ガラス製の台座2上に支持部10及び梁部11により重り部12が支持された梁構造を有するシリコンチップ1が設けられる。梁構造は、シリコンチップを堀り込み凹部を形成することにより梁部11、重り部12を形成するようにして構成するのである。重り部12の下面には可動電極3が設けられ、台座2の上面には固定電極4が設けられている。加速度が重り部12に加わることによる梁部11の歪みを可動電極3と固定電極4との間の静電容量の変化として検出することにより、加速度が検出されるようになっている。 【0013】ここで、重り部12の上面には、ホール素子5がインジウムアンチモン等の材料を蒸着やスパッタ等の方法で形成することにより設けられる。ホール素子5は図2の上面図に示すように、2つの入力端子51と2つの出力端子52を有した十字形状の素子であり、重り部12上に形成される。ホール素子5は、入力端子51に電圧を印加したときの出力端子52間に発生するホール電圧により方位を検出するものであり、この検出の原理は従来の技術で説明した通りである。 【0014】本実施形態においては、加速度が重り部12に加わることによる梁部11の歪みを可動電極3と固定電極4との間の静電容量の変化として検出することにより、加速度が検出される。また、方位は、重り部12上に形成されたホール素子5により検出される。 【0015】本実施形態によれば、ホール素子5が重り部12の上面に形成されており、加速度センサの可動電極3、固定電極4に対して垂直ライン上に形成されることになるので、基板上に別々に加速度センサとホール素子とを形成する必要がなくなり、従来の加速度センサを構成していた面積だけでホール素子5も形成できるのである。 【0016】図3は本発明の他の実施形態に係る加速度センサの概略構成を示す断面の模式図である。本実施形態では、加速度センサとして、ピエゾ抵抗型のものを使用しており、梁部11の上面にピエゾ抵抗素子8を形成することにより加速度センサを構成している。ホール素子5は台座2の上面に形成されるのである。 【0017】本実施形態によれば、上述の実施形態と同様に、ホール素子5が加速度センサのピエゾ抵抗素子8の形成された加速度センサに対して垂直ライン上に形成されることになるので、基板上に別々に加速度センサとホール素子とを形成する必要がなくなり、従来の加速度センサを構成していた面積だけでホール素子5も形成できるのである。 【0018】図4は本発明の他の実施形態に係る加速度センサの概略構成を示す断面の模式図であり、図1で示した実施形態に係る加速度センサにおいて、支持部10の上に、凹部の形成されたガラス製の上部台座21を設け、ホール素子5を上部台座21の上面に形成した構成になっている。 【0019】本実施形態によれば、上述の実施形態と同様に、ホール素子5が加速度センサの可動電極3、固定電極4に対して垂直ライン上に形成されることになるので、基板上に別々に加速度センサとホール素子とを形成する必要がなくなり、従来の加速度センサを構成していた面積だけでホール素子5も形成できるのである。 【0020】図5は本発明の他の実施形態に係る加速度センサの概略構成を示す断面の模式図である。図4で示した実施形態に係る加速度センサにおいて、可動電極3を重り部12の上面に形成し、固定電極4を上部台座21の下面に形成した構成になっている。 【0021】本実施形態によれば、上述の実施形態と同様に、ホール素子5が加速度センサの可動電極3、固定電極4に対して垂直ライン上に形成されることになるので、基板上に別々に加速度センサとホール素子とを形成する必要がなくなり、従来の加速度センサを構成していた面積だけでホール素子5も形成できるのである。 【0022】図6は本発明の他の実施形態に係る加速度センサの概略構成を示す断面の模式図であり、図5で示した実施形態に係る加速度センサにおいて、ホール素子5を重り部12の下面に形成した構成になっている。 【0023】本実施形態によっても、上述の実施形態のものと同様の効果を奏する。 【0024】 【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項6に記載の発明によれば、ホール素子が加速度センサの可動電極、固定電極やピエゾ抵抗素子等の圧力計測用の素子に対して垂直ライン上に形成されることになるので、基板上に別々に加速度センサとホール素子とを形成する必要がなくなり、従来の加速度センサを構成していた面積だけでホール素子が形成できるようになり、方位測定の機能を備えた小型の加速度センサが提供できた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月28日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−160349 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−327586 |
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