| 【発明の名称】 |
センサ回路 |
| 【発明者】 |
【氏名】谷口 直博
【氏名】堀 正美
【氏名】片山 秀一
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| 【要約】 |
【課題】大型化することなく、オフセット温度ドリフト補償をすることができるようにする。
【解決手段】両出力端子1c,1d を有し測定対象の物理量変化に対応して変動する出力信号が両出力端子1c,1d 間から出力されるセンサ部1 と、センサ部1 の両出力端子にそれぞれ接続された非反転入力端子を有する第1及び第2のオペアンプAmp1,Amp2 が設けられて出力信号を増幅する差動増幅部2 と、増幅された出力信号が反転入力端子に入力された第3のオペアンプAmp3が設けられて周囲温度に基づいて出力値を変動させて感度温度特性補償する感度温度特性補償部10と、を備え、第1又は第2のオペアンプAmp1,Amp2 の反転入力端子のいずれかは、分圧用抵抗R5,R6 により基準電圧Vccの分圧された分圧電圧が入力されるセンサ回路において、分圧用抵抗R5,R6 は、可変抵抗からなる構成にしてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両出力端子を有し測定対象の物理量変化に対応して変動する出力信号が両出力端子間から出力されるセンサ部と、センサ部の両出力端子にそれぞれ接続された非反転入力端子を有する第1及び第2のオペアンプが設けられて出力信号を増幅する差動増幅部と、増幅された出力信号が反転入力端子に入力された第3のオペアンプが設けられて周囲温度に基づいて出力値を変動させて感度温度特性補償する感度温度特性補償部と、を備え、第1又は第2のオペアンプの反転入力端子のいずれかは、分圧用抵抗により基準電圧の分圧された分圧電圧が入力されるセンサ回路において、前記分圧用抵抗は、可変抵抗からなることを特徴とするセンサ回路。 【請求項2】 両出力端子を有し測定対象の物理量変化に対応して変動する出力信号が両出力端子間から出力されるセンサ部と、センサ部の両出力端子にそれぞれ接続された非反転入力端子を有する第1及び第2のオペアンプが設けられて出力信号を増幅する差動増幅部と、増幅された出力信号が反転入力端子に入力された第3のオペアンプが設けられて周囲温度に基づいて出力値を変動させて感度温度特性補償する感度温度特性補償部と、を備え、第3のオペアンプの非反転入力端子は、第2の分圧用抵抗により基準電圧の分圧された分圧電圧が入力されるセンサ回路において、前記第2の分圧用抵抗は、可変抵抗からなることを特徴とするセンサ回路。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圧力や加速度等のセンサに用いられるセンサ回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のセンサ回路として、図3に示すものが存在する。このものは、両出力端子A1,A2 を有し測定対象の物理量変化に対応して変動する出力信号が両出力端子A1,A2 間から出力されるセンサ部A と、センサ部A の両出力端子A1,A2にそれぞれ接続された非反転入力端子を有する第1及び第2のオペアンプB1,B2が設けられて出力信号を増幅する第1段増幅部B と、増幅された出力信号が反転入力端子に入力されるとともに感温抵抗C1により負帰還された第3のオペアンプC2が設けられた第2段増幅部C と、第3のアンプC2から出力された出力信号が反転入力端子に入力されるとともに可変抵抗D1により負帰還された第4のオペアンプD2が設けられた第3段増幅部D と、を備え、第1のオペアンプB1の反転入力端子には、第1の分圧用抵抗E1,E2 により基準電圧Vccの分圧された分圧電圧が入力され、第3のオペアンプC2の非反転入力端子には、第2の分圧用抵抗F1,F2 により基準電圧Vccの分圧された分圧電圧が入力される。 【0003】詳しくは、センサ部A の一方出力端子とグラウンドGNDとの間には、感温素子G1及び抵抗G2からなる直列回路G が接続されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のセンサ回路にあっては、センサ部A の一方出力端子とグラウンドGNDとの間には、感温素子G1及び抵抗G2からなる直列回路G が接続されているから、周囲温度に応じてオフセットを補償する、いわゆるオフセット温度ドリフト補償が可能となっている。 【0005】しかしながら、感温素子G1及び抵抗G2からなる直列回路G を別に設けなくてはならないために、部品点数が多くなってしまい、大型化してしまうという問題点があった。 【0006】本発明は、上記の点に着目してなされたもので、その目的とするところは、大型化することなく、オフセット温度ドリフト補償をすることができるセンサ回路を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、両出力端子を有し測定対象の物理量変化に対応して変動する出力信号が両出力端子間から出力されるセンサ部と、センサ部の両出力端子にそれぞれ接続された非反転入力端子を有する第1及び第2のオペアンプが設けられて出力信号を増幅する差動増幅部と、増幅された出力信号が反転入力端子に入力された第3のオペアンプが設けられて周囲温度に基づいて出力値を変動させて感度温度特性補償する感度温度特性補償部と、を備え、第1又は第2のオペアンプの反転入力端子のいずれかは、分圧用抵抗により基準電圧の分圧された分圧電圧が入力されるセンサ回路において、前記分圧用抵抗は、可変抵抗からなる構成にしてある。 【0008】請求項2記載の発明は、両出力端子を有し測定対象の物理量変化に対応して変動する出力信号が両出力端子間から出力されるセンサ部と、センサ部の両出力端子にそれぞれ接続された非反転入力端子を有する第1及び第2のオペアンプが設けられて出力信号を増幅する差動増幅部と、増幅された出力信号が反転入力端子に入力された第3のオペアンプが設けられて周囲温度に基づいて出力値を変動させて感度温度特性補償する感度温度特性補償部と、を備え、第3のオペアンプの非反転入力端子は、第2の分圧用抵抗により基準電圧の分圧された分圧電圧が入力されるセンサ回路において、前記第2の分圧用抵抗は、可変抵抗からなる構成にしてある。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基づいて以下に説明する。このセンサ回路は、半導体歪みゲージ式センサであって、センサ部1 、第1段増幅部(差動増幅部)2 、第2段増幅部3 、第3段増幅部4 を備えて構成される。 【0010】センサ部1 は、センサ用抵抗R1,R2,R3,R4 がブリッジ接続されてなり、例えば、圧力や加速度といった、測定対象の物理量の変化を検出する。このセンサ部1の一方対向接続点1a,1b の間には基準電圧Vccが印加され、他方対向接続点1c,1d が両出力端子となって、他方対向接続点1c,1d 間の電圧値を出力信号として出力する。 【0011】第1段増幅部(差動増幅部)2 は、第1の分圧用抵抗R5,R6 、第1段増幅用抵抗R7,R8,R9,R10、第1及び第2のAmp1,Amp2 からなる。第1の分圧用抵抗R5,R6は、いずれも可変抵抗であって、接続点でもって基準電圧Vccを分圧するよう直列接続されている。 【0012】第1のオペアンプAmp1は、その非反転入力端子がセンサ部1 の他方対向接続点1dに接続されるとともに、反転入力端子が第1段増幅用抵抗R7を介して出力端子に接続されて、負帰還されている。 【0013】第2のオペアンプAmp2は、その非反転入力端子がセンサ部1 の他方対向接続点1cに接続されるとともに、反転入力端子が第1段増幅用抵抗R8を介して第1の分圧用抵抗R5,R6 の接続点に接続されている。この第2のオペアンプAmp2は、反転入力端子が第1段増幅用抵抗R9を介して出力端子に接続されて、負帰還されている。この第2のオペアンプAmp2は、第1段増幅用抵抗R10 を介して、第1のオペアンプAmp1の反転入力端子に接続されている。 【0014】第2段増幅部3 は、第2の分圧用抵抗R11,R12 、第2段増幅用抵抗R13,R14 、第3のオペアンプAmp3からなる。第2の分圧用抵抗R11,R12 は、接続点でもって基準電圧Vccを分圧するよう直列接続されている。第3のオペアンプAmp3は、その非反転入力端子が第2の分圧用抵抗R11,R12 の接続点に接続され、この第2の分圧用抵抗R11,R12 により基準電圧Vccが分圧された分圧電圧が入力されている。この第3のオペアンプAmp3は、その反転入力端子が、第2段増幅用抵抗R13 を介して第1のオペアンプAmp1の出力端子に接続されるとともに、感温抵抗の第2段増幅用抵抗R14 を介して出力端子に接続されて、負帰還されている。 【0015】第3段増幅部4 は、第3の分圧用抵抗R15,R16 、第2段増幅用抵抗R17,R18 、第4のオペアンプAmp4からなる。第3の分圧用抵抗R15,R16 は、可変抵抗であって、接続点でもって基準電圧Vccを分圧するよう直列接続されている。第4のオペアンプAmp4は、その非反転入力端子が第3の分圧用抵抗R15,R16 の接続点に接続され、この第3の分圧用抵抗R15,R16 により基準電圧Vccが分圧された分圧電圧が入力されている。この第4のオペアンプAmp4は、反転入力端子が、第3段増幅用抵抗R17 を介して第3のオペアンプAmp3の出力端子に接続されるとともに、可変抵抗の第3段増幅用抵抗R18 を介して、出力電圧Vout を出力する出力端子に接続されて、負帰還されている。 【0016】次に、動作について説明する。測定対象の物理量、例えば、圧力や加速度が変化すると、センサ部1 の抵抗値が変化して、その他方対向接続点1c,1d の間の電圧値である出力信号も変動する。 【0017】この出力信号は、第1段増幅部2 の第1及び第2のオペアンプAmp1,Amp2 のそれぞれの非反転入力端子に入力されて増幅される。なお、第2のオペアンプAmp2の反転入力端子には、可変抵抗である第1の分圧用抵抗R5,R6 により基準電圧Vccの分圧された分圧電圧が、第1段増幅用抵抗R8を介して入力されるので、第1の分圧用抵抗R5,R6 の抵抗値を変えることによって、第2のオペアンプAmp2の非反転入力端子に入力される出力信号が可変となっている。 【0018】第1段増幅部2 により増幅された出力信号が、第2段増幅用抵抗R13 を介して第2段増幅部3 の第3のオペアンプAmp3に入力されて、再度増幅される。なお、第3のオペアンプAmp3の帰還抵抗となっている第2段増幅用抵抗R14 は、感温抵抗であるから、第3のオペアンプAmp3と共に、周囲温度に基づいて出力値を変動させて感度温度特性補償する感度温度特性補償部10を構成する。 【0019】詳しくは、感度の温度係数がαであって、25℃を基準とした周囲温度がTであるとき、センサ部1 の感度温度特性S1 が、例えば、(1) 式で表現されるとすると、S1 =1/(1+αT) (1)このとき、感温抵抗の温度特性S2 が(2) 式で表現されるようにする。 【0020】S2 =(1+αT) (2)そうすると、感度温度特性補償部10から出力される出力値の温度特性Sは、(3) 式で表現されるようになる。 【0021】 S=S1 ×S2 =(1/(1+αT))×(1+αT)=1 (3) この(3) 式に示すように、感度温度特性補償部10から出力される出力値の温度特性Sは、温度係数を有さないことになって、感度温度特性補償がなされることになる。 【0022】第2段増幅部3 により増幅された出力信号は、第3段増幅用抵抗R17 を介して第3段増幅部4 の第4のオペアンプAmp4に入力されて、再度増幅される。なお、第4のオペアンプAmp4の非反転入力端子に接続される接続点でもって互いに直列接続された第3の分圧用抵抗R15,R16 は、可変抵抗であるから、抵抗値を変動させることにより、オフセット調整をすることができる。また、第4のオペアンプAmp4の帰還抵抗となっている第3段増幅用抵抗R18 は、可変抵抗であるから、抵抗値を変動させることにより、感度調整をすることができる。 【0023】かかるセンサ回路にあっては、第1の分圧用抵抗R5,R6 により基準電圧Vccの分圧された分圧電圧が変動すると、第1段増幅部2 により増幅された出力信号は、その分圧電圧の変動分ΔVだけ変動するとともに、感度温度特性補償部10により、周囲温度に基づいて感度温度特性補償されて出力される。 【0024】詳しくは、第3のオペアンプAmp3そのものの増幅ゲインをG1 とすると、第2段増幅用抵抗R14 の温度特性S2 =1+αTであるから、感度温度特性補償部10全体としての増幅ゲインG2 は、(4) 式で表現される。 【0025】G2 =G1 (1+αT) (4)よって、第4のオペアンプAmp4の増幅ゲインをG3 とし、温度がΔTだけ変動したとすると、本センサ回路から出力されるVout は、分圧電圧の変動分ΔVに対応して、(5) 式で表現される変動量ΔVout だけ変動する。 【0026】ΔVout =ΔVG2 G3 αΔT (5)従って、変動量ΔVout が、センサ部1 のオフセット温度ドリフトと正負の符号が逆であって絶対値が同一となるよう、第1の分圧用抵抗R5,R6 である可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、従来例のように、感温素子及び抵抗からなる直列回路を別に設けて大型化しなくても、周囲温度に応じてオフセットを補償する、いわゆるオフセット温度ドリフト補償をすることができる。 【0027】次に、本発明の第2実施形態を図2に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の素子には同一の符号を付し、第1実施形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、第1の分圧用抵抗R5,R6 が可変抵抗であるのに対し、本実施形態では、第2の分圧用抵抗R11,R12 が可変抵抗となっている。 【0028】かかるセンサ回路にあっては、第2の分圧用抵抗R11,R12 により基準電圧Vccの分圧された分圧電圧が変動すると、その分圧電圧の変動分も、感度温度特性補償部10により、周囲温度に基づいて感度温度特性補償されて出力される。従って、温度がΔTだけ変動したとすると、本センサ回路から出力されるVout は、第1実施形態と同様に、分圧電圧の変動分ΔVに対応して変動量ΔVout だけ変動するので、その変動量ΔVout が、センサ部1 のオフセット温度ドリフトと正負の符号が逆であって絶対値が同一となるよう、第2の分圧用抵抗R11,R12 である可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。 【0029】なお、第1及び第2実施形態では、第3段増幅部4 が設けられているが、例えば、オフセット調整及び感度調整をしないために、第3段増幅部4 が設けられない場合でも同様の効果を奏することができる。詳しくは、第2段増幅部3 からの出力された直後の出力値は、第1分圧用抵抗R5,R6 又は第2の分圧用抵抗R11,R12 により基準電圧Vccの分圧された分圧電圧が変動するとともに変動するので、その変動量が、センサ部1 のオフセット温度ドリフトと正負の符号が逆であって絶対値が同一となるよう、第1分圧用抵抗R5,R6 又は第2の分圧用抵抗R11,R12である可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、同様の効果を奏することができる。 【0030】 【発明の効果】請求項1記載の発明は、分圧用抵抗により基準電圧の分圧された分圧電圧が変動すると、差動増幅部により増幅された出力信号は、その分圧電圧の変動分だけ変動するとともに、感度温度特性補償部により、周囲温度に基づいて感度温度特性補償されて出力されるので、分圧電圧の変動分に対応する温度特性補償部からの変動量が、センサ部のオフセット温度ドリフトと正負の符号が逆であって絶対値が同一となるよう、分圧用抵抗である可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、従来例のように、感温素子及び抵抗からなる直列回路を別に設けて大型化しなくても、周囲温度に応じてオフセットを補償する、いわゆるオフセット温度ドリフト補償をすることができる。 【0031】請求項2記載の発明は、第2の分圧用抵抗により基準電圧の分圧された分圧電圧が変動すると、その分圧電圧の変動分も、感度温度特性補償部により、周囲温度に基づいて感度温度特性補償されて出力されるので、分圧電圧の変動分に対応する温度特性補償部からの変動量が、センサ部のオフセット温度ドリフトと正負の符号が逆であって、絶対値が同一となるよう、第2の分圧用抵抗である可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、従来例のように、感温素子及び抵抗からなる直列回路を別に設けて大型化しなくても、周囲温度に応じてオフセットを補償する、いわゆるオフセット温度ドリフト補償をすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月28日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−160347 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−328766 |
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