| 【発明の名称】 |
遮音装置の昇降装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】▲高▼阪 功
【氏名】小山 登
【氏名】武井 正男
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| 【要約】 |
【課題】容器に加圧ガスを充填し、ガス漏れを音波センサを使用して検出して容器の漏れを検出する装置において、容器を収容する遮音装置の昇降停止時の衝撃を緩和する。
【解決手段】容器の漏れ検出装置における遮音装置の昇降装置は、遮音装置35を昇降駆動するためのロッドレスシリンダ70と、エアシリンダの上端及び前記エアシリンダの下端を夫々上下動切換弁81を介して接続する第1及び第2の管路74、75と、第1及び第2の管路の上下動切換弁とロッドレスシリンダの間に設けられた第1及び第2の2速制御用切換弁82、83と、前記遮音装置の最上昇位置の直前を検知するセンサS1,前記遮音装置の最下降位置の直前を検知するセンサS2を備え前記遮音装置が最上昇位置又は最下降位置に到達する前に前記2速制御用切換弁を切り換えて減速するようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遮音空間に収容された加圧ガスが充填された容器からのガス漏れを検出する音波センサを備え、容器のガス漏れを音波センサにより検出して容器の漏れを検出する容器の漏れ検出装置における遮音装置の昇降装置であって、前記遮音装置を昇降駆動するためのエアシリンダと、該エアシリンダの上端及び前記エアシリンダの下端を夫々上下動切換弁を介して接続する第1及び第2の管路と、前記第1及び第2の管路の前記上下動切換弁と前記エアシリンダの間に設けられた第1及び第2の2速制御用切換弁と、前記遮音装置の最上昇位置の直前を検知するセンサと前記遮音装置の最下降位置の直前を検知するセンサを備え、前記遮音装置が最上昇位置又は最下降位置に到達する前に前記2速制御用切換弁を切り換えて減速するようにしたことを特徴とする遮音装置の昇降装置。 【請求項2】 請求項1記載の遮音装置の昇降装置において、前記エアシリンダはロッドレスシリンダであることを特徴とする遮音装置の昇降装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、容器の漏れ容器検出装置に係り、特に、容器の漏れをオンラインで自動的に連続して検出するようにした漏れ検査装置における遮音装置に関する。 【0002】 【従来の技術】流体を充填する容器において、内部に加圧ガスが封入される容器にあっては、容器の気密性が確実であることが要求される。このような容器として、例えばビールを充填するステンレス製の樽容器がある。図8はビールを充填する樽容器の外観を、図9はその樽口近傍の内部構造を示す。 【0003】樽容器100は、容器本体101に上部に口金部102が、また下部には容器本体101から延びる円筒状部103が設けられている。口金部102はビールを導入、排出するためのバルブと、内部に加圧ガスを封入するためのバルブ機構を具えている。図9は、それらバルブ機構を示し、口金102にはフィッティング103がねじ込みにより固定されており、口金102とフィッティング103との接合部はシールリング104によりシールされている。フィッティング103は口金102の内部にねじ込まれるブッシュ105と、先端部が容器本体101の底部近傍まで延びるダウンチューブ106を有し、ブッシュ105とダウンチューブ106の間にガス流路室107が形成されている。 【0004】ダウンチューブ106はコイルばね108により上方に付勢されており、その上端に設けられた弾性シール部材がブッシュ105の内壁に当接してガスバルブ109を構成し、ダウンチューブ106が下方に押し下げられると樽容器内外が連通するようになっている。また、ダウンチューブ106のの上端部には圧縮コイルばね110により上方に付勢されるビールバルブ111が設けられており、このビールバルブ111が押し下げられると、ダウンチューブの上端と下端が連通し、ビールの樽容器内外への注入、排出を行うことができる構造となっている。 【0005】樽容器100は、上述のように、口金部102とフィッティング103との接合部、ガスバルブ109、ビールバルブ111、シールリング104等により内部の充填ガスやビールが漏れないように密閉構造となっているが、使用に伴い、コイルばね等の弾性部材やシール部材が老朽化したり、衝撃等によりバルブ機構が変形したり、あるいは、溶接部等にひび割れが生じたりすると、完全な密封状態が保てず、内容物であるビールの品質にも影響する。このため、この種の樽容器は、内容物の充填前に漏れがないかどうか検査している。 【0006】樽容器の漏れの検査方法としては、目視による検査や、照明器具を使用して光の漏れを検出する方法、あるいは、ヘリウム等のガスを樽容器内に導入してそのガスの漏れの有無を検出して、容器の漏れを検出する方法等があるが、いずれも作業に手間や時間がかかったり、検出精度に難点がある。そこで、本出願人により、既に、超音波測定器を使用した容器の漏れ検出装置を開発し、提案している(特開平7−103844号)。 【0007】図10は、ここに開示されている漏れ検出装置の一例を示す。漏れ検出装置200は、搬送コンベア101の搬送経路の途中に、設置され、検査位置に搬送されてきた樽容器100を停止させるための検査用ストッパ105が搬送経路の検査位置に設けられている。漏れ検査装置200の設置位置の上流には、樽容器100を待機させるためのストッパ104が設けられている。なお、漏れ検出位置に搬送される樽容器100は、予め、洗浄工程により容器口が洗浄水により洗浄され、また、樽容器100には、予め、前記図9に示したフィッティング103のガスバルブ109を開いて圧縮空気が注入されている。 【0008】漏れ検出装置200は、架台210と、搬送コンベア101の下方に位置し、検査位置にある樽容器を上方に押し上げるリフトシリンダ206と、架台210の上部に設けられた箱状の固定遮音装置207、固定遮音装置207に取り付けられた音波センサ208とを具えている。そして、この漏れ検出装置200においては、検査位置に搬送された樽容器100は、リフトシリンダ206により固定遮音装置207内にその口部が入るように持ち上げられる。 【0009】音波センサ208は、例えば、マイクロホンあるいはピエゾ素子等の音響変換器が用いられる。発生した超音波は、図11に示すように、音波センサ208によりピックアップされて電気信号に変換され、プレアンプ212により増幅された後、バンドパスフィルタ213により所定の周波数帯域、すなわち、樽容器の漏れ情報が分布する周波数帯域は、例えば、36KHz〜45KHzのみを通過するように選択される。バンドパスフィルタ213を経た漏れ情報は波形整形器214を経て、周波数カウンタ215によりカウントされ、周波数表示手段216に送るとともに、レベル検知手段217に出力し、漏れの有無を表示手段218に表示するようにしている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記超音波測定による漏れ検出装置を使用した漏れ容器の検出装置にあっては、容器の漏れを容器に充填した加圧ガスの漏れの音を超音波センサで検出することにより行うものであるが、ガス漏れの音を的確に検知するためにはガス漏れ以外によって生じる音とを的確に区別する必要がある。そのため、加圧ガスの充填された容器のガス漏れの検知の際には、上述のように遮音装置内に容器を収容して、外部の音を遮断する手段が採られている。従来の遮音装置は、図図10に示したように、検査位置にある架台の上部に音波センサを取り付けた箱状の遮音装置207を固定して設け、移送されてきた容器をリフトシリンダ206で上方に押し上げて容器の口部を箱状の遮音装置内に位置させて検査を行うようにしていた。このため、遮音装置207の下方は開口された状態となり、容器全体を遮音空間内に完全に収めることができなく、音波センサはガス漏れ以外の遮音装置外の音も検出し、このガス漏れ以外の音がノイズとなり、このノイズのカットのための処理を必要としていた。 【0011】容器の搬送経路上の検査位置において、容器を完全に遮音空間内に収容するために容器を遮音性のあるテーブル上に設置し、その容器を上方から箱状の遮音装置である遮音箱を降下させて容器を完全にに遮音空間内に収容することが考えられる。遮音箱の重量は60Kg程度あるが、通常、バランスウエイトをチェーンで連結して重量をゼロにしているが、昇降運動に伴う慣性エネルギーは残り、速度に比例して大きくなる。したがって、昇降する際、停止位置である下死点に於いて衝撃なく停止させることは非常に困難を伴う。遮音箱は音波センサを備え、遮音箱自体に衝撃が加わることは好ましいことではなく、また周辺の機器に対する影響も大きい。 【0012】本発明は、これらの問題点に鑑みなされたもので、遮音箱の昇降を可能な限り迅速に行うとともに、停止時における衝撃を緩和することのできる遮音箱の昇降装置を得ることを課題とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明による以下の構成により解決される。請求項1の発明は、遮音空間に収容された加圧ガスが充填された容器からのガス漏れを検出する音波センサを備え、容器のガス漏れを音波センサにより検出して容器の漏れを検出する容器の漏れ検出装置における遮音装置の昇降装置であって、前記遮音装置を昇降駆動するためのエアシリンダと、該エアシリンダの上端及び前記エアシリンダの下端を夫々上下動切換弁を介して接続する第1及び第2の管路と、前記第1及び第2の管路の前記上下動切換弁と前記エアシリンダの間に設けられた第1及び第2の2速制御用切換弁と、前記遮音装置の最上昇位置の直前を検知するセンサと前記遮音装置の最下降位置の直前を検知するセンサを備え、前記遮音装置が最上昇位置又は最下降位置に到達する前に前記2速制御用切換弁を切り換えて減速するようにしたことを特徴とする。 【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の遮音装置の昇降装置において、前記エアシリンダはロッドレスシリンダであることを特徴とする。本発明においては、エアシリンダによる遮音装置の昇降駆動の際、遮音装置が停止位置に到達する寸前においてセンサあこれを検知し、2速切換制御弁を切り換えて遮音装置の移動速度を減速し、慣性エネルギーを抑えて状態で停止させることができる。これにより、停止時の遮音装置への衝撃が緩和され、昇降用のエアシリンダの耐久性が向上するとともに、漏れ検出装置としての信頼性が向上する。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の容器の漏れ検出装置が組み込まれた漏れ容器検出装置を示す。図1(a)は、平面図、(b)は正面図である。本実施例の漏れ容器検出装置は、4つに区分されるステーションからなり、樽容器100の搬入側から順に、待機ステーション1、加圧ステーション2、検査ステーション3及び排斥ステーション4から構成されている。 【0016】待機ステーション1は、次の加圧ステーション2における加圧工程に入るために待機するためのものであり、加圧ステーションの加圧装置21〜23に空きが生じるまで樽容器を待機させておく場所である。なお、待機ステーション1と次工程の加圧ステーションには共通のコンベア10が設けられおり、待機ステーションのコンベア近傍にはストッパ11が設置され、このストッパ11を作動させることにより、コンベア10上を搬送される樽容器100を適宜必要の時間停めておくことができるようにしている。 【0017】加圧ステーション2は、漏れ検査の準備段階として、樽容器内に加圧ガスを注入するためのステーションであり、コンベア10の搬送経路上に直列に3つの加圧装置21、22、23を備えている。各加圧装置21*(*は21〜23を代表するものとして記す)は、図1(b)に示すように、コンベア10の上方に容器押さえ装置24を、コンベア10の下方には加圧ガス充填装置25を備えている。容器押さえ装置24は、口部を下方にして導入された樽容器100をシリンダ24aにより駆動される押さえ板24bにより押さえて保持するものである。また、ガス充填装置25は、樽容器100内に加圧ガスを充填するためのものであり、下向きに位置する容器口に向けて上昇できるノズルとガス源を備えている。なお、この加圧ステーション2は、容器口に洗浄水を噴出するノズルを備えており(図示せず)、樽容器100に加圧ガスを充填する前に、容器口を洗浄するようにしている。 【0018】加圧ステーションの下流側の検査ステーション3は、直列に配列された3つの漏れ検査装置31、32、33を備えている。各漏れ検出装置31*は、本発明の容器の漏れ検出装置に相当するものであり、図10及び図11で説明した漏れ検出装置と原理的の同じもであり、音波センサを備える遮音装置を有するものである。各漏れ検出装置31*は、上方に遮音装置35を備えている。遮音装置35は架台24に支持され、駆動手段35aにより、上下動できるようにされている。遮音装置35は、図2に示すように、箱形の構造をなし、内外のステンレス製の箱体と内部の遮音材により構成され、壁部には複数の音波センサ36が取り付けられている。なお、この遮音装置35の構造については後に詳述する。 【0019】各漏れ検出装置31*は、また、コンベアを備えた遮音テーブル37を備えており、搬入されてきた樽容器100を内部に収容して遮音装置35と遮音テーブル37により遮音空間を形成するようにしている。検査ステーション3の下流に位置する排斥ステーション4は、検査ステーション3における検査結果により、正常の樽容器と漏れが検出された樽容器を正規搬送経路42と不良品搬送経路43に振り分ける振分け装置41を有している。 【0020】図3は、遮音装置35を示す。(a)は正面断面図を、(b)は平面図を示す。遮音装置35は、全体として下方に開口部を有する立方体状の箱体50からなる。箱体50は、ステンレス製の外箱51及びこれと間隔を置いて保持される内箱52により形成されている。なお、図3(b)に示されるように、外箱の1側面には支持金具53が取付けられており、遮音装置35を上下動させるための駆動装置の駆動部(図示せず)に取り付けられる構造となっている。内箱52は外箱51に対して、固定部材としての弾性体である防振ゴム55を介して固定されている。防振ゴム55は図4に示すように円筒形をなし、2本のボルト挿入穴56a,56bが形成されている。一方のボルト挿入穴56aは外側にナットを挿入するための拡大径部を有し、他方のボルト挿入穴56bは内側にナット挿入用の拡大径部が形成されている。そして、この防振ゴム55は、外箱とはナット挿入穴56cを内側に有するボルト穴56bに挿入したボルト57により結合される。また、内箱52は防振ゴム55と他方のボルト穴56aに挿入したボルト58により結合される。したがって、外箱51と内箱52とは防振ゴム55を介して間接的にボルト57、58により連結されることとなる。 これにより、外箱51に加わる振動は、防振ゴム55により吸収され内箱52に伝達されにくくなる構造となっている。外箱51と内箱52との間の空隙にはロックウールからなる消音材59が充填されており、外部の音が箱体内部に伝達しないような遮音構造を形成している。 【0021】箱体50を形成する上部壁及び側壁には、音波センサを取り付けるための貫通穴60が形成されており、この貫通穴60には、音波センサを取り付けるためのセンサ取付け具61が挿入されている。センサ取付け具61は、図5に示すように、音波センサを挿入するための穴61aと外箱51に固定するためのボルト孔61cが形成されたフランジ61bを有する。音波センサの取付けに当たっては、外箱51側より音波センサ(図示せず)を挿入し、間隙部分にはシリコン樹脂を充填して、センサ取付け具61の穴61aより音が内部に入り込むことを防止している。 【0022】箱体50の開口部を形成する4辺の端面には、箱体50が載置される遮音テーブル37との接触面を密封し、載置される際の衝撃を吸収する弾性部材からなるクッション部材65が取り付けられている。クッション部材65は、シリコーンを主体としたゲル状物質(αゲル;登録商標)からなり、図6に示すように、辺の長さ方向、即ち、箱体50の側壁に平行に複数の細溝65aが形成されている。 【0023】遮音テーブル37上に水が残留しているような場合、遮音装置35が遮音テーブル37上に下降して載置されると、クッション部材と遮音テーブルとの間に水泡が形成され、この水泡が検査中に破裂して雑音を発生することがある。クッション部材65に設けた細溝65aはこのようなことを防ぐために設けたものである。細溝65aを形成しておくことにより、たとえ、間に水泡が形成しても、この水泡が細溝65a内に入り込み、潰れて破裂音を発生するようなことがなくなる。なお、上記クッション部材に使用する材料としては上記シリコーンゲルの他、弾性ゴムも使用することができる。 【0024】次に、遮音装置35の昇降用の駆動装置35aについて説明する。遮音装置35の昇降用の駆動装置35aは本実施例においてはロッドレスシリンダ70により構成される。図4は、ロッドレスシリンダ70を概略的に示す。ロッドレスシリンダ70は、シリンダ71とピストン72からなり、シリンダ71の上端部及び下端部には、圧縮空気を導入排出するための管路74、75を備えている。ピストン72は取付け部73を有し、この取付け部73は、シリンダ71の壁部に形成され、密封手段を備える溝部(図示せず)に沿ってシリンダ71の密封状態を保持しつつ摺動可能とされている。取付け部73には、被駆動体である遮音装置35が取り付けられる。したがって、管路74、75を通して圧縮空気を導排出することによりピストン72は上下動し、取付け部73に取り付けられた遮音装置35はピストン72のストローク分だけ上下動する。 【0025】次に、ロッドレスシリンダ70を使用した遮音装置の駆動装置の制御系統について図5に基づいて説明する。シリンダ71に接続された管路74、75は圧縮空気原80に上下動切換弁81を介して接続されている。上下切換弁81は2つの切換通路81a.81bを有し、図中矢印で示すように左右に移動させてロッドレスシリンダ70のピストン72の上下に移動方向を切り換えるようにしている。図5は、圧縮空気源80と管路74が接続された状態を示し、切換通路81aが管路74及び75と接続され、圧縮空気源80がシリンダ上端に接続される管路74と接続され、下端に接続される管路75は外部へ排出されるような通路を形成する。これにより、ロッドレスシリンダ70のピストン72は下方に移動する。これに対して、上下動切換弁81を図中右方向に移動させることにより切換通路81を管路74、75に接続すれば、圧縮空気源80はシリンダ71の下方に連結された管路75と接続され、ピストン72は上昇することとなる。 【0026】本発明による制御系統は、さらに、管路74、75の上下切換弁81とロッドレスシリンダ70との間に第1及び第2の2速制御用切換弁82、83を備えている。2速制御用切換弁82、83は、夫々、切換通路82a,83a,82b,83b及び流量制御弁82c、83cを有しており、図示のように82a,83aが管路74、75と接続状態にあるときは正規の流速となり、切換通路82b.83bが管路74、75に接続された場合には、流量制御弁82c,83cを通して排出されることとなり、シリンダ71より排出される空気の流速は制限された状態で排出される。その結果、ピストン72の移動速度は減速される。図中、84、85は逆止弁つき流量制御弁であり、シリンダ71より排出される空気は所定の流速に制限されるようしてある。なお、ロッドレスシリンダ70のシリンダ71の上方端近傍位置及び下方端近傍位置にはピストン位置を検知する位置センサS1,S2が設けられており、ピストンが最上点及び最下点に到達する直前の位置を検出するようにしている。 【0027】次に、図6及び図7に基づいて上記制御系統を有する遮音装置の昇降駆動装置の制御について説明する。図6は、遮音装置35を下降させる場合を示す。先ず、図(a)は遮音装置35が上方位置にあり、下降を開始した初期の状態を示す。圧縮空気源80は、上下動切換弁81によりシリンダ71の上方に管路74を通して接続され、ピストン72は所定の速度で下降し、これに連結されている遮音装置35が所定の速度でで下降する。このとき、2速制御用切換弁82、83は夫々正規流量の通路82a,83aに接続されて状態にある。 【0028】ピストン72が下降し、シリンダ71の下方位置に設置されている位置センサS2の位置、即ち、遮音テーブルに到達する直前の位置に到達すると、制御装置(図示せず)はこれを検知し、2速制御用切換弁83を図6(b)に示すように切り換える。すると、シリンダ71の下方に接続される通路75は切換通路83bと接続し、その結果、シリンダ71の下方から排出される空気は流量制御弁83cを通して制限されて排出されることとなり、ピストン72はの下降速度が減速される。これにより遮音装置35の移動速度が減速され所定の位置、即ち、図2に示す遮音テーブル37上にソフトランディングする。 【0029】図7は、遮音装置35を上昇させる場合を示す。(a)は上昇開始当初の状態を示し、(b)は最上昇位置に到達する寸前の状態を示す。先ず、圧縮空気源80は上下動切換弁81はシリンダ71の下方に接続する管路75に接続され、シリンダ71の下方に圧縮空気が供給されてピストン72は上昇する。このとき、2速制御用切換弁82、83は、夫々、正規流量通路82a,82bと接続され、ピストン72は所定の速度で上昇し、したがって、遮音装置35は所定の速度で上昇する。ピストン72が最上部に到達する直前、即ち、位置センサS1の位置に到達すると、制御装置はこれを検知して、図7(b)に示すように、2速制御用切換弁82を切り換える。これにより、シリンダ71の上方から排出される空気は流量制御弁82cを通して排出され、流量が制限された状態で排出される。この結果、ピストン72の上昇速度は減速され、所定の位置で停止する。これにより、遮音装置35が所定の最上昇位置に減速した状態でゆるやかに停止する。 【0030】上述のように、本実施例によれば、遮音装置を駆動するロッドレスシリンダへ圧縮空気を供給する管路の途中に、2速制御切換弁を設けるととに、ロッドレスシリンダのピストンが最上位置及び最下位置に到達する寸前を検知するセンサを設けて、ピストンの停止時の速度を減速させるようにしたため、遮音装置の上昇あるいは下降における停止時の速度を減速させるようにしているため、遮音装置の昇降速度の全体を遅くすることなく、遮音装置の停止時の衝撃を緩和することができる。このため、遮音装置自体の他、周辺の機器類への振動や機器の損傷の発生を抑制することができ、装置全体の信頼性を高めることができる。 【0031】尚、上述の実施例においては、遮音装置に最上昇位置及び最下降位置に到達する直前の位置を検出するためにロッドレスシリンダに位置センサを設け、ピストンの位置を検知することにより遮音装置の位置を検知するようにしたものであるが、位置センサを遮音装置の移動経路の上下の所定位置に取付け、これにより遮音装置の停止位置の直前の位置を検出するようにしてもよい。また、遮音装置の駆動手段として、ロッドレスシリンダを用いた例を示したが、ロッドレスシリンダに限ることなく、通常のピストンシリンダを使用してもよい。 【0032】 【発明の効果】上述のように、本発明によれば、遮音装置の上昇あるいは下降における停止時の速度を減速させるようにしているため、遮音装置の昇降速度全体を遅くすることなく、遮音装置の停止時の衝撃を緩和することができる。このため、遮音装置自体の他、周辺の機器類への振動や機器の損傷の発生を抑制することができ、装置全体の信頼性を高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002196 【氏名又は名称】サッポロビール株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 忠彦
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| 【公開番号】 |
特開平11−183306 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−355712 |
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