| 【発明の名称】 |
携帯型温度測定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 哲也
【氏名】塚本 也寸志
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| 【要約】 |
【課題】電池電圧が低下してきた状態で体温の測定を行い、測定された体温が表示されたときに照明スイッチを押して表示器を照明すると、電池電圧が急激に低下し、表示器に表示されている体温が不安定な表示で読みとれなくなったり、さらに電圧が低下すると、表示されていた体温が消えて見ることができなくなったり、表示器が動作しなくなるなどの誤動作を生じる。
【解決手段】制御手段5に、判断手段51の測定終了の判断に基づいて照明手段7を自動的に点灯させる自動点灯手段52と、照明手段7が自動的に点灯した後に電池電圧検出手段8を動作させて電池10の電圧を検出する電圧検出制御手段53とを設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 温度を測定する温度測定手段と、電力を供給するための電池と、該電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記温度測定手段の測定結果に基づいた測定温度と前記電池電圧検出手段が検出した電池電圧に基づいた電池情報とを表示する表示手段と、該表示手段を照明するための照明手段と、前記温度測定手段と前記電池電圧検出手段と前記表示手段と前記照明手段を制御する制御手段と、前記温度測定手段の測定結果と所定の条件とに基づいて測定終了か否かの判断を行う判断手段とを有し、該判断手段の測定終了の判断に基づいて前記表示手段に前記測定温度を表示する携帯型温度測定装置において、前記制御手段は、前記判断手段の測定終了の判断に基づいて、前記照明手段を自動的に点灯させる自動点灯手段と、該自動点灯手段が前記照明手段を自動的に点灯させた状態で前記電池電圧検出手段を動作させて電池電圧を検出する電圧検出制御手段とを有することを特徴とする携帯型温度測定装置。 【請求項2】 制御手段は、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて検出した電池電圧に基づいて照明手段の制御を行う照明制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の携帯型温度測定装置。 【請求項3】 照明制御手段は、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて検出した電池電圧が所定値以下の場合に、照明手段を消灯することを特徴とする請求項2記載の携帯型温度測定装置。 【請求項4】 制御手段は、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて検出した電池電圧に基づいて表示手段に電池情報を表示する電池情報表示制御手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型温度測定装置。 【請求項5】 電池情報表示制御手段は、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて検出した電池電圧が所定値以下の場合に、表示手段に測定温度と電池情報の両方を表示することを特徴とする請求項4記載の携帯型温度測定装置。 【請求項6】 電池情報表示制御手段は、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて検出した電池電圧が所定値以下の場合に、測定温度と電池情報とを交互に表示することを特徴とする請求項4または5記載の携帯型温度測定装置。 【請求項7】 電池情報表示制御手段は、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて検出した電池電圧が所定値以下の場合に、測定温度と電池情報を同時に表示することを特徴とする請求項4または5記載の携帯型温度測定装置。 【請求項8】 電池情報表示制御手段は、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて検出した電池電圧が所定値以下の場合に、測定温度と電池情報を同時に表示し、かつ前記測定温度と前記電池情報の少なくとも一方を点滅させることを特徴とする請求項4または5記載の携帯型温度測定装置。 【請求項9】 表示手段は温度表示部と電池情報表示部とを有した液晶表示装置で構成され、前記温度表示部のセグメントの一部が前記電池情報表示部を構成するセグメントの一部を兼用していることを特徴とする請求項6記載の携帯型温度測定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は携帯型温度測定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】以前から、駆動用の電池を内蔵し、人体の体温や測定対象物の温度を測定する携帯型温度測定装置が提案されている。たとえば、実開昭61−40619号公報や実開昭61−52241号公報に開示された電子体温計である。実開昭61−52241号公報に開示された電子体温計は、測定された体温を表示する温度表示部と電子体温計に内蔵された電池の電圧低下を表示する電圧低下表示部とが区別して構成された液晶からなる表示器と、測定の開始及び終了を指示するためのオン・オフスイッチ等を備えている。 【0003】オン・オフスイッチがオンされると、イニシャライズ処理を行った後、電池電圧を検出してあらかじめ設定された所定の電圧値以上であるかの判定を行う。ここで電池電圧が所定の電圧値以下であると、電圧低下表示部に電圧低下表示が点滅表示されるが、一定周期のサンプリングタイム毎に温度センサからの出力をAD変換器を介して読み込み、測定された体温が表示器の温度表示部に表示される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の実開昭61−52241号公報に開示された電子体温計では、薄暗い場所では、液晶からなる表示器に測定された体温が表示されても読みとれない問題がある。この問題を解決するために、表示器を照明するための照明装置と照明スイッチを設け、表示器に体温が表示されたときに照明スイッチを押すことにより照明装置を点灯させて表示器を照明することができる体温計が実用化されている。 【0005】しかし、表示器に体温を表示するだけの場合に比べ、さらに照明装置を点灯した場合には大きな電力を必要とする。従って、電池電圧が低下してきた状態で体温の測定を行い、測定された体温が表示されたときに照明スイッチを押して表示器を照明すると、電池電圧が急激に低下し、表示器に表示されている体温が不安定な表示で読みとれなくなったり、さらに電圧が低下すると、表示されていた体温が消えて見ることができなくなったり、表示器が動作しなくなるなどの誤動作を生じる問題があった。 【0006】本発明の目的は上記課題を解決し、温度などを表示する表示手段が照明されても、誤動作せずに確実に測定した温度を表示することができる携帯型温度測定装置を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、温度を測定する温度測定手段と、電力を供給するための電池と、該電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記温度測定手段の測定結果に基づいた測定温度と前記電池電圧検出手段が検出した電池電圧に基づいた電池情報とを表示する表示手段と、該表示手段を照明するための照明手段と、前記温度測定手段と前記電池電圧検出手段と前記表示手段と前記照明手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記温度測定手段の測定結果と所定の条件とに基づいて測定終了か否かの判断を行う判断手段を有し、該判断手段の測定終了の判断に基づいて前記表示手段に前記測定温度を表示する携帯型温度測定装置において、前記制御手段は、前記判断手段の測定終了の判断に基づいて、前記照明手段を自動的に点灯させる自動点灯手段と、前記照明手段が自動的に点灯した後に前記電池電圧検出手段を動作させて負荷時電池電圧を検出する電圧検出制御手段とを有することを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の形態を詳述する。 【0009】図1は本発明の一実施の形態による放射体温計の体温測定のフローチャート、図2は本発明の一実施の形態による放射体温計の外観図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。また、図3は本発明の一実施の形態による放射体温計のブロック図、図4は本発明の一実施の形態による放射体温計の表示手段の表示例である。 【0010】図2(a)、(b)に示すように、放射体温計1は測定スイッチ3と表示手段2とを有している。表示手段2は液晶表示装置で構成され、図示されていない照明手段によって照明される。照明手段は、たとえばELバックライトやLEDなどによる照明である。また、放射体温計1の先端には外耳道に挿入するためのプローブ部4が設けられている。また、放射体温計1は図示されていない電池を内蔵し、この電池によって温度測定のための電力が供給されている。 【0011】体温を測定する際には、スイッチ3を押下げして、プローブ部4の先端を外耳道に挿入すると、放射体温計1は鼓膜からの赤外線をプローブ部4から受光し、その強度に基づいて体温を演算して表示手段2に表示する。 【0012】次に図3を用いて図2に示した放射体温計1のブロック図を説明する。図3において、放射体温計1は電池10によって体温測定に必要な電力が供給されている。また、放射体温計1は制御手段5を備え、制御手段5は後述する判断手段51、自動点灯手段52、電圧検出制御手段53、照明制御手段54、電池情報表示制御手段55、および図示しない体温を演算するための演算手段などを有している。 【0013】制御手段5には、鼓膜からの赤外線により体温を測定する温度測定手段6、測定温度を表示する表示手段2、表示手段2を照明する照明手段7、電池10の電池電圧を検出する電池電圧検出手段8、体温測定を開始する測定スイッチ9が接続されている。温度測定手段6、表示手段2、照明手段7、電池電圧検出手段8の動作は制御手段5によって制御される。 【0014】測定者が測定スイッチ9を押すとその信号が制御手段5に入力されて放射体温計1は体温測定動作を開始する。制御手段5が温度測定手段6を動作させると、温度測定手段6は測定した温度に応じた信号を制御手段5に出力する。制御手段5は温度測定手段6からの信号に基づいて温度を演算し、表示手段2に測定温度データを出力すると、表示手段2は視認可能な表示形態で測定温度を表示する。 【0015】また、制御手段5が電池電圧検出手段8を動作させると、電池電圧検出手段8は電池10の電圧を検出するとともに、検出した電圧が所定値以下であるか否か判断し、その結果である電池電圧の情報を制御手段5に出力する。制御手段5はこの電池電圧の情報に基づいて後述する電池情報を表示するためのデータを表示手段2に出力し、表示手段2は視認可能な表示形態で電池情報を表示する。また、電池電圧が所定値以下であるか否かを判断する他の方法としては、電池電圧検出手段8では検出した電池10の電圧が所定値以下であるか否かを判断せずに、電池電圧検出手段8は検出した電池10の電圧に応じた信号を制御手段5に出力し、制御手段5において入力された電池10の電圧に応じた信号によって電池10の電圧が所定値以下であるか否かを判断するようにしてもよい。 【0016】また、制御手段5が照明手段7を動作させると、照明手段7は表示手段2を照明する。 【0017】次に制御手段5が有する各手段について説明する。判断手段51は、温度測定手段6からの信号に基づいて制御手段5が演算した温度と所定の条件とに基づいて測定終了か否かの判断を行い、その結果測定終了と判断した場合には終了信号を出力する。自動点灯手段52は、判断手段51から出力される終了信号によって照明手段7を点灯する。すなわち、自動点灯手段52は、判断手段51の測定終了の判断に基づいて、照明手段7を自動的に点灯して表示手段2を照明する。 【0018】電圧検出制御手段53は、自動点灯手段52によって照明手段7が自動的に点灯した状態で、電池電圧検出手段8を動作させて電池10の電圧を検出し、電池10の電圧が所定値以下であるか否かの結果である電池電圧の情報を制御手段5に出力させる。照明制御手段54は、電圧検出制御手段53が電池電圧検出手段8を動作させることにより検出された電池電圧の情報に基づいて照明手段7の点灯・消灯の制御を行う。検出された電池電圧の情報が所定値以下の情報の場合は照明手段7を消灯し、所定値以下ではない情報の場合は照明手段7を点灯させておく。電池情報表示制御手段55は、電圧検出制御手段53が電池電圧検出手段8を動作させることにより検出された電池電圧の情報に基づいて表示手段2に電池情報を表示させる。検出された電池電圧の情報が所定値以下の情報の場合は表示手段2に後述する電池情報である電池マークを表示させる。 【0019】次に図4を用いて液晶表示装置で構成される表示手段2の表示内容の説明をする。図4(a)は表示手段2の全ての点灯セグメントを表した図である。21は体温の十の位の数値を表すための7セグメント、22は体温の一の位の数値を表すための7セグメント、23は体温の1/10の位の数値を表すための7セグメントであり、いずれも数字の0から9を表示することができる。また、24は小数点を示すセグメント、25は温度の単位である℃を示すセグメントである。すなわち、21、22、23、24、25の各セグメントで測定温度を表示するための温度表示部を構成している。表示手段2で36.5℃を表示した場合を図4(b)に示す。 【0020】また、図4(a)において、26は電池10の電圧が所定値以下になった場合に表示する電池情報である電池マークを構成するためのセグメントである。7セグメント22のa、g、fセグメントと、7セグメント23のa、b、gセグメントと、電池マーク用セグメント26で電池情報を表示するための電池情報表示部を構成し、これらのセグメントを点灯させることによって、図4(d)に示す電池マーク27aを表示している。すなわち、温度表示部のセグメントの一部が電池情報である電池マークを構成するセグメントの一部を兼用していることで、表示手段2の表示可能な面積が小さな場合でも、電池マークをより大きな表示にすることができる。電池情報表示部の他の構成としては、図4(a)の電池マークを構成するためのセグメント26のかわりに、図4(c)に示すように、1つのセグメントで電池マークを示す電池マーク用セグメント27bを設け、これを点灯させてもよい。 【0021】次に図1を用いて体温測定のフローチャートの説明をする。測定者によって測定スイッチ9が操作されると、所定のイニシャライズ処理がされる(S10)。S10において、制御手段は5は表示手段2に全点灯表示データを出力して、表示手段2のセグメントを全て点灯さている。次に、制御手段5が温度測定手段6を動作させて温度測定を行う(S20)。S20において、制御手段5は温度測定手段6の測定結果に基づいて温度を演算し、表示手段2に測定温度データを出力する。表示手段2は制御手段5から測定温度データが出力されることにより測定温度を表示する。表示手段2に36.5℃が表示されている状態を図4(b)に示す。測定中であることを示すため、S20では温度の単位である℃は点滅表示させている。また、演算した温度データは図示しない制御手段5の温度データ記憶手段に記憶される。 【0022】次に、制御手段5の判断手段51が、S20で測定した測定結果と所定の条件とに基づいて測定終了か否かの判断を行う(S30)。測定終了ではないと判断した場合は、制御手段5は電池電圧検出手段8を動作させて電池電圧の情報を取り込み、電池電圧が所定値以下であるか否か判断する(S31)。S30およびS31において、表示手段2はS20で表示していた表示状態のままである。S31で電池電圧が所定値以下であれば、図4(d)に示すように表示手段2に電池マークを表示し、電池電圧が所定値以下でなければS20へ戻る。 【0023】S31からS20に戻ることにより、S20の温度測定処理が2回目以降の場合は、前述したように制御手段5が温度測定手段6を動作させて温度測定を行い、制御手段5は温度測定手段6の測定結果に基づいて温度を演算するが、表示手段2の表示内容は、制御手段5の温度データ記憶手段に記憶されている温度データと今回S20で演算した温度データとを制御手段5が比較して、今回S20で演算した温度データの方が大きい場合だけ更新される。同様に、制御手段5の温度データ記憶手段の値も、制御手段5の温度データ記憶手段に記憶されている温度データと今回S20で演算した温度データとを制御手段5が比較して、今回S20で演算した温度データの方が大きい場合だけ更新される。つまり、S20の温度測定処理が2回目以降の場合には、S20では今まで測定した温度の最高温度を表示手段2に表示するとともに、最高温度に対応した温度データを制御手段5の温度データ記憶手段に記憶しておくようにしている。 【0024】S30で測定が終了したと判断した場合には、制御手段5は表示手段2に点灯表示されていた温度と点滅表示されていた温度の単位である℃のうち、温度はそのまま点灯表示させておき、温度の単位である℃を点滅表示から点灯表示にして測定が終了したことを示し、測定温度として表示する(S40)。図4(b)に測定温度が36.5℃の場合の表示を示す。さらに制御手段5の自動点灯手段52は自動的に照明手段7を点灯し、表示手段2を照明する(S50)。さらに制御手段5の電圧検出制御手段53は電池電圧検出手段8を動作させて電池電圧の情報を取り込み、電池電圧が所定値以下であるか否か判断する(S60)。S60で電池電圧が所定値以下でなければ体温測定のフローチャートは終了する。S60で電池電圧が所定値以下であれば、制御手段5の照明制御手段54は照明手段7を消灯し(S61)、制御手段5の電池情報表示制御手段55は、表示手段2に測定温度に加えて電池マークを表示させる(S62)。すなわち、測定温度と電池マークの両方を表示させる。 【0025】S62において、測定温度と電池マークとは交互に表示させる。たとえば、測定結果が36.5℃の場合は図4(b)の表示と図4(d)の表示を交互に表示する。以上で温度測定のフローチャートは終了する。 【0026】S62で電池マークを交互に表示させることで、図4(a)に示すような、測定温度を表示するための温度表示部のセグメントの一部が、電池情報である電池マークを表示するためのセグメントの一部を兼用している表示手段を用いても、測定温度と電池マークの両方を測定者に視認させることができる。 【0027】また、表示手段2の点灯セグメントを図4(c)に示す構成とした場合は、S62で制御手段5の電池情報表示制御手段55は測定温度と電池マーク27を交互に表示させるようにしてもよいし、測定温度と電池マークを同時に表示させるようにしてもよい。さらに、測定温度と電池マークを同時に表示させ、かつ少なくとも一方を点滅させて表示させるようにしてもよい。いずれの表示形態でも、測定者は測定した体温と電池電圧が所定値以下であるという両方の情報を視認することができる。 【0028】また、S30で測定が終了したと判断した後、S40で表示手段2に測定温度を表示し、S50で制御手段5の自動点灯手段52が照明手段7を自動的に点灯させて表示手段2を照明しているので、測定者は測定が終了した状態であることを視認しやすくなるとともに、照明点灯用スイッチなどを押して表示手段を照明させるわずらわしさがなくなる。また、図1から図4に示した実施の形態に、さらに照明点灯用スイッチを設け、測定終了後に照明手段7を自動的に点灯させる以外のタイミングにおいても、照明点灯用スイッチを押すことにより照明手段7を点灯させるようにしてもよい。 【0029】また、電池10の電圧が低下してきた状態では、S50で照明手段7を点灯させると、電池10の電圧が急激に低下し、そのまま照明手段7を点灯させておくと表示手段2に表示されている測定温度が不安定で読みとれなくなったり、さらに電圧が低下すると、表示されていた測定温度が消えて見ることができなったり、表示手段2が動作しなくなるなどの誤動作が生じることがある。しかし、本発明の実施の形態では、S60で制御手段5の電圧検出制御手段54が電池電圧が所定値以下であるか否か、すなわち表示手段2に正常に測定温度を表示させることができる電圧以下であるか否かを判断し、電池電圧が所定値以下である場合にはS61で照明手段7を消灯している。従って、重負荷である照明手段7によって急激に電池電圧が低下してしまうことがなく、表示手段2に表示した測定温度が不安定で読みとれなくなったり、表示が消えて見ることができなくなったり、表示手段2が動作しなくなるなどの誤動作は生じない。 【0030】また、S60において電池電圧が所定値以下ではないと判断した場合には、さらに、所定時間経過後にS60の処理と同様な電池電圧が所定値以下か否か判断する処理を行うようにしてもよい。すなわち、S60で電池電圧が所定値以下ではないと判断した場合には、計時手段により所定値以下ではないと判断してから経過した時間を計時し、所定時間計時した後に制御手段5の電圧検出制御手段53が電池電圧検出手段8を動作させて電池電圧の情報を取り込み、電池電圧が所定値以下であるか否か判断する処理を行ってもよい。この場合には、S60と同様に電池電圧が所定値以下でなければ温度測定のフローチャートは終了し、電池電圧が所定値以下であればS61、S62と同様の処理を行って温度測定のフローチャートを終了する。さらに、S50において照明手段7を自動的に点灯させたとき、計時手段により照明手段7が点灯してから経過した時間を計時し、所定時間計時したときに自動的に照明手段7が消灯するようにしてもよい。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載した発明によれば、制御手段が自動点灯手段を有しているため、判断手段の測定終了の判断に基づいて自動点灯手段が照明手段を自動的に点灯させて表示手段を照明しているので、測定が終了した状態であることが視認しやすくなるとともに、照明点灯用スイッチなどを押して表示手段を照明させるわずらわしさがなくなるという効果がある。さらに、制御手段が電圧検出制御手段を有しているため、重負荷である照明手段を自動的に点灯させた状態で、制御手段の電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて電池電圧を検出し、電池電圧が所定値以下か否かを検出することができ、表示手段に表示されている測定温度が不安定で読みとれなくなったり、表示されていた測定温度が消えて見ることができなくなったり、表示手段が動作しなくなるなどの誤動作を防止する処理を行うことができるという効果がある。 【0032】また、請求項2に記載した発明によれば、制御手段が照明制御手段を有しているため、重負荷である照明手段を自動的に点灯させた状態で、電圧検出制御手段が電池電圧検出手段を動作させて電池電圧が所定値以下であることを検出した場合に、表示手段に表示した測定温度が不安定で読みとれななくなったり、表示されていた測定温度が消えて見ることができなくなったり、表示手段が動作しなくなるなどの誤動作を防止するように照明手段の制御を行うことができるという効果がある。 【0033】また、請求項3に記載した発明によれば、照明制御手段が重負荷である照明手段を自動的に点灯させた状態で、電圧検出制御手段が電池電圧が所定値以下であることを検出した場合に、照明手段を消灯するため、照明手段によって電池電圧が急激に低下することがなく、表示手段に表示した測定温度が不安定で読みとれないような表示になったり、表示が消えて見ることができなくなるなどの誤動作を防止することができるという効果がある。 【0034】また、請求項4に記載した発明によれば、制御手段は電池情報表示制御手段を有しているため、測定終了後に照明制御手段が照明手段を自動的に点灯させた状態で、電圧検出制御手段が電池電圧が所定値以下であることを検出した場合に、表示手段に電池情報を表示させることができ、測定者は測定終了後に電池電圧が所定値以下であることを視認することができるという効果がある。 【0035】また、請求項5に記載した発明によれば、測定終了後に照明制御手段が照明手段を自動的に点灯させた状態で、電圧検出制御手段が電池電圧が所定値以下であることを検出した場合に、電池情報表示制御手段が表示手段に測定温度と電池情報の両方を表示するため、測定者は測定温度と電池情報の両方を視認することができるという効果がある。 【0036】また、請求項6に記載した発明によれば、測定終了後に照明制御手段が照明手段を自動的に点灯させた状態で、電圧検出制御手段が電池電圧が所定値以下であることを検出した場合に、電池情報表示制御手段が表示手段に測定温度と電池情報とを交互に表示するため、温度表示部のセグメントの一部が電池情報表示部を構成するセグメントの一部を兼用している表示手段を用いても測定温度と電池マークの両方を測定者に視認させることができるという効果がある。 【0037】また、請求項7に記載した発明によれば、測定終了後に照明制御手段が照明手段を自動的に点灯させた状態で、電圧検出制御手段が電池電圧が所定値以下であることを検出した場合に、電池情報表示制御手段が表示手段に測定温度と電池情報を同時に表示するため、測定者は瞬時に測定温度と電池情報の両方を視認できるという効果がある。 【0038】また、請求項8に記載した発明によれば、測定終了後に照明制御手段が照明手段を自動的に点灯させた状態で、電圧検出制御手段が電池電圧が所定値以下であることを検出した場合に、電池情報表示制御手段が表示手段に測定温度と電池情報を同時に表示させ、かつ測定温度と電池情報の少なくとも一方を点滅させるため、測定者に点滅によっても電池電圧が所定値以下であることを認識させることができるという効果がある。 【0039】また、請求項9に記載した発明によれば、表示手段である液晶表示装置の温度表示部のセグメントの一部が電池情報表示部を構成するセグメントの一部を兼用しているため、液晶表示装置の表示可能な面積が小さな場合でも、電池情報をより大きく表示することができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001960 【氏名又は名称】シチズン時計株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月30日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−108770 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−265523 |
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