| 【発明の名称】 |
電気量検出回路 |
| 【発明者】 |
【氏名】水野 健太朗
【氏名】太田 則一
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| 【要約】 |
【課題】微小な容量変化や電荷変化の電気量を検出する場合に、簡単な回路構成で大きな出力を得る。
【解決手段】第1コンデンサ11における容量変化又は電荷変化の電気量を検出するための回路において、演算増幅器10と、演算増幅器10の非反転入力端子に接続され、第1コンデンサ11及び第1抵抗21とを有する時間的な微分演算手段と、演算増幅器10の反転入力端子に接続され、帰還容量をなす第2コンデンサ23及び第2抵抗22とを有する時間的な積分演算手段とを有する。非反転入力端子側の微分演算手段が第1コンデンサ11の微小容量変化を微分演算し、さらに反転入力端子側の積分演算手段がこれを積分することで、微小容量変化を電圧に変換して検出する。上記抵抗21、22の比を大きくすれば、帰還容量23が大きくとも演算増幅器10の増幅率を十分大きくすることが可能となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1コンデンサにおける容量変化又は電荷変化の電気量を検出する回路において、演算増幅器と、前記演算増幅器の非反転入力端子に接続され、前記第1コンデンサ及び第1抵抗とを有する時間的な微分演算手段と、前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、第2コンデンサ及び第2抵抗とを有する時間的な積分演算手段と、を有し、前記第2コンデンサが前記演算増幅器の前記反転入力端子と出力端子との間の帰還路に接続された電気量検出回路。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電気量検出回路、例えば静電容量型の物理量測定装置などに利用される回路、特に微小な電気量の検出が可能な回路に関する。 【0002】 【従来の技術】物理量測定などに利用される容量センサであるコンデンサにおける微小容量変化の検出には、図3に示すような構成の検出回路が用いられている。この検出回路は演算増幅器30を有し、演算増幅器30の反転入力端子に容量センサCSが設けられ、この容量センサCSには電圧Vbbが印加されている。また、演算増幅器30の出力端子と反転入力端子との間の帰還経路には帰還容量CFが配置され、演算増幅器30の非反転入力端子は接地されている。そして、演算増幅器30は、その非反転入力端子に接続された容量センサCSにおける容量変化ΔCSを電気信号に変換して出力電圧Voutを発生する。 【0003】容量センサCSにおける微小容量変化ΔCSと演算増幅器30の出力電圧Voutとの関係は次式(1)のように表される。 【0004】 【数1】 Vout=(ΔCS/CF)・Vbb ・・・(1) 上式(1)から明らかなように、帰還容量CFを小さくできれば、この増幅器30の利得を大きくできるが、実際には帰還容量CFと並列に存在する寄生容量CCの影響を受けるため、所望の出力電圧Voutが得られない。つまり、帰還容量CFに対して寄生容量CCが無視できない大きさになってくると、式(1)は次式のようになる。 【0005】 【数2】 Vout={ΔCS/(CF+CC)}・Vbb ・・・(2) 従って、微小容量変化ΔCSに対して得られる出力電圧Voutの大きさは、寄生容量CCで制限されてしまう。さらに、実際に得られる出力電圧が寄生容量CCに依存することになってしまい、出力電圧Voutを任意に設定することが困難となる。また、寄生容量CCが温度などの環境に大きく依存する場合には、温度変化に対して非常に不安定な利得となってしまう。 【0006】このような寄生容量CCによる問題を解消するには、帰還容量CFを寄生容量CCよりも大きくなるように設定し、つまり増幅器30で構成する検出回路の利得を下げ、図4に示すように、もう一段増幅器を設け、次段増幅器32で所望の利得となるようにすることが考えられる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4のように次段増幅器32を追加すると、部品点数及び回路占有面積の増大を招く結果となる。例えば、容量センサとしての微小ギャップが形成された半導体基板上に、この微小ギャップにおける静電容量変化を検出するための上述のような回路素子を形成する場合など、装置全体の小型化が求められている。従って、次段増幅器32の追加は、装置の小型化の要請に沿うことができない。 【0008】また、使用する演算増幅器がオフセット電圧を有する場合、演算増幅器の大きな開放利得のためオフセット電圧で出力電圧が飽和してしまうことが考えられる。そのような場合、図5に示すように、帰還容量CFと並列に帰還抵抗RFを追加して、直流的に帰還がかかるようにする。このような場合、帰還容量CFと帰還抵抗の抵抗値RFは次式のような設定が必要となる。 【0009】 【数3】 RF >> 1/(ωL・CF) ωL :検出する容量変化の最低周波数 ・・・(3) 例えば、CF=1pF,ωL =1kHzとした場合、1/(ωL・CF)≒16MΩとなり、抵抗RLとしてはそれ以上に大きな抵抗値が必要となり、実使用において扱いにくくなってしまう。扱い易さを優先するために抵抗RFを小さくすると、帰還容量CFを大きくする必要があり、式(1)から分かるように出力電圧Voutが低下してしまう。 【0010】本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、微小容量変化ΔCSをより大きな電圧振幅として得ることを可能としつつ、従来必要であった次段増幅器を不要として、電気量検出回路における部品点数の削減、回路占有面積の低減、回路の安定動作を実現することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の電気量検出回路は、第1コンデンサにおける容量変化又は電荷変化の電気量を検出する回路において、演算増幅器と、前記演算増幅器の非反転入力端子に接続され、前記第1コンデンサ及び第1抵抗とを有する時間的な微分演算手段と、前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、第2コンデンサ及び第2抵抗とを有する時間的な積分演算手段と、を有し、前記第2コンデンサが前記演算増幅器の前記反転入力端子と出力端子との間の帰還路に接続されている。 【0012】第1コンデンサにおける微小容量変化ΔCSに対して、微分演算手段で得られる電圧Vdは、次式(4)のように表せる。 【0013】 【数4】 Vd=K1・d/dt(ΔCS) 但し、K1は定数 ・・・(4) また、出力端子からの出力電圧Voutは、積分演算手段により電圧Vdを積分した結果であり、次式(5)のようになり、微小容量変化ΔCSに比例した出力電圧Voutが得られる。 【0014】 【数5】
また、本発明では、センサ容量CSの微小容量変化ΔCSを検出した場合の出力電圧Voutは次式(6)のようになる。 【0015】 【数6】
また、上式(6)において、V’out及びKは、次式(7)、(8)で表される。 【0016】 【数7】 V’out=(ΔCS/CF)・Vbb ・・・(7) 【数8】 K=RL/R1 ・・・(8) 従って、本発明の電気量検出回路では、演算増幅器の非反転入力端子側に微分演算手段を設け、反転入力端子側に積分演算手段を設けることで、抵抗比K(=RL/R1)を1より大きく設定すれば十分な増幅効果が得られ、従来、必要としていた次段増幅器を不要にすることができる。また、抵抗比Kで利得を大きくできる分、コンデンサCFも大きくできる。このため、コンデンサCFに並列な寄生容量CCが存在したとしても、コンデンサCFを大きく出る分、寄生容量CCの影響を受けにくくすることができ、その結果、安定な動作が可能になる。 【0017】更に、本発明の回路では、抵抗比Kを大きく設定すれば、その分第2コンデンサとして大きな容量CFのものを使用することができるため、出力電圧Voutが低下することがない。また、例えば従来の図5に示すような帰還抵抗RFを設けた場合に、この帰還抵抗として小さな抵抗値のものを使用することが可能となる。 【0018】この場合、第1コンデンサにおける電気量変化を安定した(一定の)利得で増幅できる周波数帯域として利得が制限される。低域遮断周波数FCL、広域遮断周波数FCHとすると、これらは下記のように表すことができる。 【0019】FCL=1/(2π・CS・RL) FCH=1/(2π・CF・RF) もしくは、FCH=(オペアンプの周波数特性で決まる) したがって、安定した利得Gで検出可能な第1のコンデンサの電気量変化の周波数fは、図6(a)に示すように、おおむねFCL<F<FCHとなる。 【0020】本発明では、上記構成に加え、更に、演算増幅器の非反転入力端子に対し、容量センサなどからなる第1コンデンサと並列に、基準容量を成す第3コンデンサを備える構成も適用することができる。第3コンデンサを第1コンデンサと並列させて設け、例えばこの2つのコンデンサを初期状態における電荷量が等しくなるように設定し、第1コンデンサにおける容量変化や電荷量変化等の電気量を第3コンデンサとの比較により検出する。 【0021】本発明では、上記構成に加え、更に、演算増幅器の非反転入力端子に対し、容量センサなどからなる第1コンデンサと並列に、基準容量を成す第3コンデンサを備える構成も適用することができる。例えば、第1コンデンサの演算増幅器の非反転入力に接続しない側である入力端子に電圧Vbb1を、第3コンデンサの入力端子にVbb2を印加する。この時Vbb1、Vbb2は、大きさが等しく極性が反対の正弦波交流電圧とする。 【0022】Vbb1=Vbb・sin(ωs・t)=Vbb・sin(2π・fs・t) Vbb2=−Vbb・sin(ωs・t)=−Vbb・sin(2π・fs・t) このように2つのコンデンサを初期状態における電荷量が等しくなるように設定し、第1のコンデンサにおける容量変化や電荷量変化等の電気量を第3コンデンサとの比較により検出する。これにより、第1コンデンサの電気量変化に対して、直流(的な)成分からゆっくりとした変化する成分を検出することが可能となる。安定した利得Gで検出可能な第1コンデンサの電気量の周波数変化範囲は、図6(b)に示すように、おおむね、直流から(fs/2)となる。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明の好適な実施の形態(以下実施形態という)について説明する。 【0024】[実施形態1]図1は、この発明の実施形態に係る電気量検出回路の構成例を示している。図1において、演算増幅器10の非反転入力端子(+)と、入力端子1との間には、容量センサを成す第1コンデンサ11が接続され、共通端子2とこの演算増幅器10の非反転入力端子の間には第1抵抗21が接続されている。演算増幅器10の反転入力端子(−)と共通端子2との間には第2抵抗22が接続され、更に、演算増幅器10の反転入力端子と出力端子3との間の帰還経路中には帰還容量をなす第2コンデンサ23が接続されている。 【0025】このような構成において、演算増幅器10の非反転入力端子に接続された第1コンデンサ11及び第1抵抗21は、第1コンデンサ11における容量変化や電荷変化等の電気量の時間的微分演算手段を構成し、演算増幅器10の反転入力端子に接続された第2抵抗22及び第2コンデンサ23は時間的な積分演算手段を構成する。また、入力端子1と共通端子2との間に電圧Vbbが印加され、上記微分演算手段が第1コンデンサ11の微小容量変化を微分演算し、積分演算手段がこれを積分することにより、第1コンデンサ11の微小容量変化が出力端子3と共通端子2との間の電圧Voutに変換し、出力端子3からこの電圧Voutを出力信号として出力する。 【0026】このような検出回路において、第1コンデンサ11はよく知られた半導体容量センサとして構成することができる。例えば、半導体基板に微小ギャップを隔てたダイヤフラムと、微小ギャップの対向面に位置するように電極を形成したものである。測定する物理量が圧力の場合に、形成された微小ギャップが圧力によって変化することで微小ギャップの容量が変化し、この容量変化を検出することで物理量である圧力を測定することが可能となっている。また、微小ギャップにおける電気量の検出によって測定することのできる物理量としては、上記圧力の他、加速度や角速度等が一例として挙げられる。また、本実施形態1において演算増幅器10は、上記容量センサと同一の半導体基板上に形成することもできる。 【0027】次に、本実施形態の回路における第1コンデンサの容量CSの微小容量変化ΔCSの検出方法について説明する。第1抵抗21の抵抗値RLと第2抵抗22の抵抗値R1は、【数9】 RL>R1 ・・・(9) であるとする。 【0028】また、検出したい微小容量変化ΔCSの最低周波数をωL とし、第1抵抗21の抵抗値RLと第1コンデンサ11の容量CSは、次式(10)のような関係であるとする。 【0029】 【数10】 RL >> 1/(ωL×CS) ・・・(10) 入力端子1と共通端子2の間には適当な定電圧Vbbが印加され、共通端子2は接地されている。従って、定常状態において、演算増幅器10の非反転入力端子と反転入力端子の電圧は共通端子2と同電位になるので、第1コンデンサ11に印加される電圧は電圧Vbbとなる。 【0030】このような状態において、第1コンデンサ11の容量CSに微小容量変化ΔCSが生ずると、その微小容量変化ΔCSにより、第1コンデンサ11に次式(11)に示すような電荷変化ΔQSが生じる。 【0031】 【数11】 ΔQS= ΔCS・Vbb ・・・(11) 電荷変化ΔQSは、第1抵抗21を介して共通端子2への充放電電流ΔISになる。そして、電荷変化ΔQSの時間的変化が、第1コンデンサ11の充放電電流ΔISとなる。このΔISは、次式(12)のように表すことができる。 【0032】 【数12】 ΔIS= d/dt(ΔQS) ・・・(12) この充放電電流ΔISが第1抵抗21に流れることで第1抵抗21に電圧変化ΔVSが生じ、演算増幅器10の非反転入力端子に次式(13)のような電圧変化ΔVSが生じることになる。 【0033】 【数13】
一方、演算増幅器10の反転入力端子は、非反転入力端子の電圧に追従するので、反転入力端子の電圧、即ち第2抵抗22の両端にも電圧変化ΔVSが生じる。その結果、第2抵抗22には式(14)に示すような電流ΔI1が流れ、この電流ΔI1が第2コンデンサ23の充放電電流となりコンデンサ23には式(15)に示すような電荷変化ΔQFが生ずる。その結果、演算増幅器10の出力端子3には式(16)に示すような出力電圧Voutが発生する。 【0034】 【数14】
【数15】
【数16】
ただし、上式(16)において、Kは、次式(17) 【数17】 K= RL/R1 ・・・(17) のようになる。 【0035】式(17)で示した第1抵抗21(RL)と第2抵抗22(R1)の抵抗比Kを1以上に設定することは容易である。従って、本実施形態1の回路構成によれば、抵抗比K倍の増幅効果を容易に得られることになり、図1の回路に更に次段の増幅器を設ける必要がない。 【0036】また、図示する第2コンデンサ23と並列に、更に寄生容量CCが存在する場合には、上式(16)は次式(18)のようになる。 【0037】 【数18】
本施形態1による回路構成では、第2コンデンサ23の容量を寄生容量CCよりも大きく設定し、その分抵抗比Kを1より大きく設定することによって、寄生容量CCの影響を受けずに安定的に動作させることができる。また、同時に大きな出力電圧Voutを得ることができる。 【0038】なお、第1コンデンサの静電容量CSに蓄えられる電荷QSの変化量ΔQSを検出する場合についても上記同様に考えることができる。例えば、第1コンデンサ11の静電容量CSが一定であり、入力端子1と共通端子2の間の電圧Vbbの電圧変化ΔVbbにより、第1コンデンサ11の電荷変化量ΔQSが生じる場合、電荷変化量ΔQSは、次式(19)のように表される。 【0039】 【数19】 ΔQS= CS・ΔVbb ・・・(19) そして、上述の式(11)をこの式(19)に置き換えれば、次式(20)のように電圧変化ΔVbbに応じた出力電圧Voutが得られることとなる。 【0040】 【数20】 Vout=ΔQF/CF =K・(CS/CF)・ΔVbb ・・・(20) 式(20)において、上述のように第1抵抗21と第2抵抗22の抵抗比Kを1以上に設定することは容易であり、寄生容量CCの影響を受けずに安定的な動作が可能であるとともに、大きな出力電圧Voutを得ることができる。 【0041】なお、本実施形態1に係る回路では、図6(a)に示すように、おおむね、低域遮断周波数FCL、広域遮断周波数FCHの間の中間的な周波数帯域において、安定した利得Gでその変化を検出することが可能である。 【0042】[実施形態2]図2は、実施形態2に係る電気量検出回路の回路構成例を示す図であり、この例では上記実施形態1の容量センサである第1コンデンサ11に対し、並列に基準容量をなす第3コンデンサ12を追加している。なお、第3コンデンサ12は第2入力端子4と演算増幅器10の非反転入力端子との間に配置されている。この実施形態2の構成では、入力端子4と共通端子2との間に電圧Vbb2が印加され、入力端子1と共通端子2との間に電圧Vbb1が印加されている場合に、出力端子3と共通端子2との間の電圧Voutを出力信号として出力する。 【0043】ここでは動作を単純化するために、電圧Vbb2は、式(21)、式(22)に示すように、その大きさが電圧Vbb1と等しくかつ極性が反対の正弦波交流電圧であるとする(なお、Vbb1とVbb2とが互いに極性が逆の直流電圧の場合の動作は、検出信号周波数の点で、実施形態1と同様な動作となる)。 【0044】 【数21】 Vbb1=Vbb・sin(ωs・t) ・・・(21) 【数22】 Vbb2=−Vbb・sin(ωs・t) ・・・(22) 更に、第1コンデンサ11の初期静電容量CSと第3コンデンサ12の静電容量CRが等しいとし、また、電圧Vbb1,Vbb2の周波数ωsと、第1抵抗21の抵抗値RLと第1コンデンサ11の容量CSが次式(23)のような関係であるとする。 【0045】 【数23】 RL >> 1/(ωs・CS) ・・・(23) 第1コンデンサ11の電荷量QSと第3コンデンサ12の電荷量QRを計算すると、それぞれ式(24)、式(25)のようになる。 【0046】 【数24】 QS=CS・Vbb1 =CS・Vbb・sin(ωs・t) ・・・(24) 【数25】 QR=CS・Vbb2 =−CS・Vbb・sin(ωs・t) ・・・(25) そこで、演算増幅器10の非反転入力端子における電荷量変化ΔQは次式(26)のようになり、【数26】 ΔQ=QS+QR =0 ・・・(26) 電荷量変化ΔQは相殺されて零となる。 【0047】このような条件において、容量センサ11に微小容量変化ΔCSが生じた場合、演算増幅器10の非反転入力端子における電荷量変化ΔQを求めると、【数27】 ΔQ=ΔCS・Vbb ・・・(27) となる。 【0048】電荷量変化ΔQは、抵抗21を流れる電流ΔIとなり、演算増幅器10の非反転入力端子に次式(28)で示されるような電圧変化ΔVを生じさせる。 【0049】 【数28】 ΔV=RL・d/dt(ΔQ)=RL・Vbb・d/dt(ΔCS) ・・・(28) 演算増幅器10の反転入力端子では、非反転入力端子のこの電圧変化ΔVに追従した電圧変化ΔVが発生する。従って、反転入力端子側の第2抵抗22に電流変化ΔIが生じ、この電流変化ΔIによってコンデンサ23が充放電される。その結果、演算増幅器10の出力端子3の出力電圧Voutは次式(29)のようになる。 【0050】 【数29】
但し、上式(29)において、Kは、K=RL/R1である。 【0051】式(29)から明らかなように、第1抵抗21と第2抵抗22の抵抗比Kを1以上に設定すれば、第1コンデンサ11における微小容量変化ΔCSは、本実施形態2の回路により任意のK倍に増幅され、出力端子3より出力電圧Voutとして出力される。 【0052】また、コンデンサ23と並列に寄生容量CCが存在する場合、式(29)は次式のようになる。 【0053】 【数30】
本実施形態2に係る回路構成においても、上述の実施形態1と同様、第2コンデンサ23の容量を寄生容量CCよりも大きく設定し、その分、抵抗比Kを1より大きく設定すれば寄生容量CCの影響を受けずに安定動作することができ、同時に大きな出力電圧Voutを得ることができる。 【0054】また、本実施形態2に係る回路では、図6(b)に示すように、おおむね直流からfs/2の周波数範囲において、安定した利得Gでその変化を検出することが可能である。なお、実施形態2では、基準容量をなす第3コンデンサを備えることにより、回路内分の個別部品で発生するノイズへの耐性効果を備える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003609 【氏名又は名称】株式会社豊田中央研究所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月31日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 研二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−132787 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月21日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−301192 |
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