トップ :: G 物理学 :: G01 測定;試験




【発明の名称】 ナビゲーションシステム
【発明者】 【氏名】下山 文明

【要約】 【課題】本発明の目的は、外部電話機との通信の際に電話番号情報に基づいて自動的にルート設定することができるナビゲーションシステムを提供することにある。

【解決手段】通信ユニット(1b)を介して外部と通信できる通信機能と、電話番号に基づく自動ルート設定機能とを有するナビゲーションシステム(1)であって、前記通信ユニット(1b)を介して外部電話機(3)の電話番号情報を受け取る電話番号入力ユニット(1c)を備え、前記電話番号入力ユニット(1c)から前記電話番号情報を前記自動ルート設定機能に与える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 通信ユニットを介して外部と通信できる通信機能と、電話番号に基づく自動ルート設定機能とを有するナビゲーションシステムであって、前記通信ユニットを介して外部電話機の電話番号情報を受け取る電話番号入力ユニットを備え、前記電話番号入力ユニットから前記電話番号情報を前記自動ルート設定機能に与えることを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項2】 通信ユニットを介して外部と通信できる通信機能と、電話番号に基づく自動ルート設定機能とを有するナビゲーションシステムであって、ナンバーディスプレイ付電話機を前記通信ユニットに接続し、前記電話機と通話する外部電話機の電話番号情報を前記通信ユニットを介して受け取る電話番号入力ユニットを備え、前記電話番号入力ユニットから前記電話番号情報を前記自動ルート設定機能に与えることを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項3】 通信ユニットを介して外部と通信できる通信機能と、電話番号に基づく自動ルート設定機能とを有するナビゲーションシステムであって、ナンバーディスプレイ付電話機を前記通信ユニットに接続し、前記電話機と通話する外部携帯用電話機の通信を中継する中継局の電話番号情報を前記通信ユニットを介して受け取る電話番号入力ユニットを備え、前記電話番号入力ユニットから前記電話番号情報を前記自動ルート設定機能に与えることを特徴とするナビゲーションシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーションシステムは、図4に示すように、マイクロコンピュータ等からなる制御ユニット1aと、通信ユニット1bと、電話番号入力ユニット1cと、キー入力部1dと、表示ユニット1eを備えている。(なお、ここでは、ナビゲーション機能のための構成要素のうち本発明の説明に供する構成要素のみを示し、その他は省略する。)
【0003】ナビゲーションシステム1は、電話番号に基づく自動ルート設定機能を有し、電話番号入力ユニット1cで電話番号情報を制御ユニット1aに与えると、自車の現在位置から電話番号の住所(場所)までの走行ルートを探索して、最適ルートを設定し、表示ユニット1eに表示することができる。
【0004】また、ナビゲーションシステム1は、通信ユニット1bに接続された通信ライン(有線または無線)2を介して、外部の電話機3と通話できる通信機能を有している。
【0005】一方、電話機として、最近、ナンバーディスプレイ機能付き電話機が使用されるようになってきており、このような機能が付いたものとして、家庭で使用される固定(据え置き)電話機や持ち運びできる携帯電話機などがある。ナンバーディスプレイ機能付き電話機は、電話がかかってきた相手の電話番号情報を受信して電話機付属のディスプレイに表示することができる。そこで、図5に示すように、ナンバーディスプレイ機能付き電話機4を通信ユニット1bに接続し、ナンバーディスプレイ機能付き電話機4で通信ライン2を介して外部の電話機3と通話できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す従来のナビゲーションシステム1では、通信ユニット1bにナンバーディスプレイ機能付き電話機4を接続した場合、そのナンバーディスプレイ機能とリンクしていなかった。
【0007】そのため、ナビゲーションシステム1のユーザ側からみると、例えば、外部電話機3が固定電話機の場合(すなわち、固定電話機の相手が該ユーザに電話をかけてきた場合)、自車を相手の場所(目的地)に移動させたいときは、相手の居場所や電話番号を聞き、キー入力部1dや付属リモコン装置等により手動で、場所の座標を入力したり、電話番号入力ユニット1cにより手動で電話番号を入力したりして、相手の場所までのルート設定をしなければならなかった。
【0008】また、外部電話機3が携帯用電話機の場合、自車を相手の場所(目的地)に移動させたいときは、相手の居場所が変わることがあるので電話番号入力によるルート設定はできないことがあり、また、場所の座標入力でルート設定する際は、電話等で相手の居場所(目的地)を確認して再度手動入力してルート設定しなければならなかった。
【0009】一方、外部電話機3を使用する相手側からみると、自分が今何処にいるのかわからない場合、何処にいるか住所(場所)や電話番号を調べて認識し、ナビゲーションシステム1のユーザに連絡しなければならなかった。
【0010】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決し、電話機との通信の際に自動的にルート設定できるナビゲーションシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるナビゲーションシステムは、請求項1に記載のように、通信ユニットを介して外部と通信できる電話機能と、電話番号に基づく自動ルート設定機能とを有するナビゲーションシステムであって、前記通信ユニットを介して外部電話機の電話番号情報を受け取る電話番号入力ユニットを備え、前記電話番号入力ユニットから前記電話番号情報を前記自動ルート設定機能に与えることを特徴とする。
【0012】本発明によるナビゲーションシステムは、請求項2に記載のように、通信ユニットを介して外部と通信できる通信機能と、電話番号に基づく自動ルート設定機能とを有するナビゲーションシステムであって、ナンバーディスプレイ付電話機を前記通信ユニットに接続し、前記電話機と通話する外部電話機の電話番号情報を前記通信ユニットを介して受け取る電話番号入力ユニットを備え、前記電話番号入力ユニットから前記電話番号情報を前記自動ルート設定機能に与えることを特徴とする。
【0013】本発明によるナビゲーションシステムは、請求項3に記載のように、通信ユニットを介して外部と通信できる通信機能と、電話番号に基づく自動ルート設定機能とを有するナビゲーションシステムであって、ナンバーディスプレイ付電話機を前記通信ユニットに接続し、前記電話機と通話する外部携帯用電話機の通信を中継する中継局の電話番号情報を前記通信ユニットを介して受け取る電話番号入力ユニットを備え、前記電話番号入力ユニットから前記電話番号情報を前記自動ルート設定機能に与えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るナビゲーションシステムの一実施例を示すブロック図である。図1において、ナビゲーションシステム1は、制御ユニット1aと、通信ユニット1bと、電話番号入力ユニット1cと、キー入力部1dと、表示ユニット1eと、音声認識ユニット1fと、音声合成ユニット1gとを備えている。電話番号入力ユニット1cは通信ユニット1bと接続されている。音声認識ユニット1fは、ユーザがキー入力ではなく音声メッセージで動作指示を行う際に音声認識を行うためのものである。音声合成ユニット1gは、システム動作を音声メッセージでユーザに知らせるためのものである。
【0015】ナビゲーションシステム1は、電話番号に基づく自動ルート設定機能を有し、電話番号入力ユニット1cで手動で電話番号情報を制御ユニット1aに与えると、自車の現在位置から電話番号の住所(場所)までの走行ルートを探索して、最適ルートを設定し、表示ユニット1eに表示することができる。
【0016】また、ナビゲーションシステム1は、通信ユニット1bに接続された通信ライン(有線または無線)2を介して、外部の電話機3と通話できる通信機能を有している。そこで、外部電話機3を使用している相手からナビゲーションシステム1へ電話がかかってくると、電話番号入力ユニット1dは、外部電話機3の電話番号情報を通信ユニット1bを介して受け取り、電話番号情報を制御ユニット1に入力する。制御ユニット1aは、入力された相手の電話番号を認識すると共に、通信ユニット1bの受信有りを示す音声メッセージを音声合成ユニット1gから発してユーザに知らせる。ユーザは相手と通話し、相手が今から向かう相手(目的地)であることを音声(相手の声)にて確認する。確認できた場合、ユーザは何らかの方法(キー入力部1cのキー操作または音声認識ユニット1fによるユーザの音声メッセージ指示等)で制御ユニット1aに対してルート設定依頼を指示する。そのルート設定指示により、制御ユニット1aは、認識した相手の電話番号を、電話番号入力による自動ルート設定機能と接続させてユーザから相手までの走行ルートを検索し、最適ルートを設定し、表示ユニット1eに表示する。
【0017】図2は上記の動作を説明するフローチャートである。まずステップS1で、通信ユニット1bより受信があったことを認識し、次いでS2で、「受信有り」を示す音声メッセージでユーザに知らせる。次いで、ユーザは相手と通話し、移動する相手であると確認したら、音声で「ルート設定メッセージ」を指示する。制御ユニット1aは、S3で、指示された「ルート設定メッセージ」を音声認識ユニット1eで確認する。次いでS4で、外部電話機3からの相手の電話番号情報が通信ユニット1b、電話番号入力ユニット1dを介して制御ユニット1aに入力され認識される。次いでS5で、制御ユニット1aは、認識した電話番号を電話番号入力による自動ルート設定機能と接続させ、ユーザから相手までの走行ルートを検索し、最適ルートを設定し、表示ユニット1eに表示する。
【0018】以上説明したように、電話をかけた相手の場所に向かうのに住所(場所)または電話番号をナビゲーション本体に入力する手間がいらず、自動的にルート設定できる。
【0019】
【実施例】次に、図3は本発明に係るナビゲーションシステムの他の実施例を示すブロック図である。図3では、通信ユニット1bにナンバーディスプレイ機能付き電話機4が接続されているものである。図3において、外部電話機3を使用している相手からナビゲーションシステム1へ電話がかかってくると、電話番号入力ユニット1dは、外部電話機3の電話番号情報をナンバーディスプレイ機能付き電話機4から通信ユニット1bを介して受け取り、電話番号情報を制御ユニット1に入力する。以下、図1の場合と同様の動作となる。
【0020】さらに、図1及び図3において、相手が携帯用のPHS電話機を持っている場合(したがって、外部電話機3がPHS電話機の場合)は、相手が移動していても、相手の場所へ自車を誘導できるように構成することができる。一般に、PHS方式の携帯用電話機では、中継基地局がほぼ100m位の間隔で存在し、PHS電話機を使用した場合、そのPHS電話機の通話を中継している中継基地局の位置に基づいてPHS電話機の位置を確認できる位置確認システム(中継基地局の半径100m内で場所の確認)を使用することできる。そこで、通信会社に相手の位置が確認できる中継基地局等の電話番号情報をPHS電話機3と通話中のナビゲーションシステム1側に送信してもらう。したがって、移動により相手の電話をかけた場所が変更になった時、移動に応じて変わる異なる中継基地局の位置情報(電話番号情報)が通信ユニット1bで随時受信され、電話番号入力ユニット1cを介して、制御ユニット1aに供給される。制御ユニット1aは、その随時変わる位置情報(電話番号情報)に基づいて自動的に再ルート設定をすることができる。よって、相手は、自動車(移動中の相手)に対してPHS電話機で電話をかけるだけで場所を教えることができる。
【0021】以上説明したように、運転中に相手が移動した(目的の場所が変わった)場合、従来は車を止めて、電話をかけた相手の場所や電話番号を再設定しなければならなかったが、本発明により運転中でも自動ルート設定が可能になる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、外部電話機との通信の際に電話番号情報に基づいて自動的にルート設定することができる。
【出願人】 【識別番号】000003595
【氏名又は名称】株式会社ケンウッド
【出願日】 平成10年(1998)5月22日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−337358
【公開日】 平成11年(1999)12月10日
【出願番号】 特願平10−156823