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【発明の名称】 |
曲面材の内断面形状計測装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】宇野 清隆 【氏名】代田 國彦 |
【課題】曲面材の内断面形状を簡易かつ迅速に精度良く計測できる計測装置を提供すること。
【解決手段】曲面材1の凹部の端部間にかけ渡されるビーム2と、このビームにまたがってスライドされるキャリッジ3と、このキャリッジの移動方向に直交する面内で上下方向に回転可能に設けられた回転アーム4で、伸縮アーム4aを備えたものとからなり、かつ、前記ビーム上のキャリッジの移動距離と伸縮アームの伸縮距離を光スケールセンサ3c,4cにより計測し、表示する表示部6が設けられている曲面材の内断面形状の計測装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 曲面材の内断面形状を計測する装置において、曲面材の凹部の端部間にかけ渡されるビームと、このビームにまたがってスライドされるキャリッジと、このキャリッジの移動方向に直交する面内で上下方向に回転可能に設けられた回転アームで、伸縮アームを備えたものとからなり、かつ、前記ビーム上のキャリッジの移動距離と伸縮アームの伸縮距離を計測し、表示する表示部が設けられていることを特徴とする曲面材の内断面形状の計測装置。 【請求項2】 キャリッジの移動距離と伸縮アームの伸縮距離を光スケールセンサにより計測することを特徴とする請求項1に記載の曲面材の内断面形状の計測装置。 【請求項3】 前記ビームと、前記キャリッジとは分離着脱できることを特徴とする請求項1に記載の曲面材の内断面形状計測装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、船舶製造工程において船殻ブロック等の組立部材に用いるために製造する曲面材の内断面形状を計測する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】造船業においては船殻ブロックの一部に滑らかなアールを有する曲面材を製造することが多い。曲面材のアールは、プレスや焼き曲げで加工されるが、出来上りの形状は、加工中或いは加工終了後,木型等に合わせ、鋼尺などを用いて目視により、三次元計測する。計測後、多くの場合、再度曲げ工程にもどり、出来上がるまで、加工、計測を繰り返す。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】曲面材の製造は、所望の曲面と計測値とのズレをもとに次の加工方法を決める試行錯誤的な作業であるため,曲面材の形状を簡易かつ迅速に精度良く計測することが重要であるが、従来の鋼尺等を用いた目視による計測方法には,計測精度に問題があった。この発明は、このような問題点を解決することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は曲面材の内断面の内断面形状を計測するためになされたもので曲面材の凹部の端部間にかけ渡されるビームと、このビームにまたがってスライドされるキャリッジと、このキャリッジの移動方向に直交する面内で上下方向に回転可能に設けられた回転アームで、伸縮アームを備えたものとからなり、かつ、前記ビーム上のキャリッジの移動距離と伸縮アームの伸縮距離を計測し、表示する表示部が設けられている曲面材の内断面形状の計測装置である。 【0005】そして,キャリッジの移動距離と伸縮アームの伸縮距離を光スケールセンサにより計測するようになっている。また,前記ビームと、前記キャリッジとは分離着脱できるようになっている。こうして、曲げ加工の工程中で、曲面材の曲げ内断面形状が簡易に、その場所で計測することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる曲面材の内断面計測装置の側面図である。図1において、1は曲面材であり、装置の構成を説明するために一部を除いて図示している。 【0007】曲面材1の凹部の端部間上にビーム2がかけ渡され、ビーム上を移動するキャリッジ3がまたがっている。ビーム2上には、光スケールセンサ用スケール2aが貼り付けられており、光スケールセンサ3cによりキャリッジ3のビーム2上の移動距離が測定できるようになっている(図2)。 【0008】キャリッジ3には、キャリッジ3がビーム2上をスムーズに移動出来るようガイドローラ3aと摺動板3bが付けられている。キャリッジ3の進行方向と直交する方向(図1において)には、回転軸5が設けられ、回転アーム4が軸まわり上下(図1において)に回転する機構になっている。すなわち、回転アーム4は、キャリッジ3の移動方向に直交する面内で上下方向に回動可能に設けられていする。そして、回転アーム4には、軸中心から伸び縮みして、先端までの移動距離を計測する伸縮アーム4aが嵌設されている。 【0009】回転アーム4には、伸縮アーム4aの伸縮移動距離を計測する、光スケールセンサ用スケール4cが貼り付けてあり、光スケールセンサ4bにより伸縮アーム4aの伸縮移動距離を計測するようになっている。 【0010】図2は、本発明にかかる曲面材の内断面形状計測装置の平面図である。図2において、ビーム2の曲面材の凹部の両端部への位置決めには、セット金具2b、2bが設けられている。 【0011】図3は、本発明にかかる曲面材の内断面形状計測装置の計測値を表示する表示部の図である。図3において、キャリッジ3の移動距離表示6a、伸縮アーム4aの移動距離表示6bが表示されている。 (実施例)一例に、船殻船尾ブロックの曲面材の焼鉄加工途中の形状計測を図4に示す。 【0012】外板のフレームラインの基線8に、図1の回転軸5を中心に合わせ、図1のビーム2上を一定のピッチ9ごとに動かし、各ピッチ位置で,伸縮アーム4aの先端を曲面材内面の表面に合わせることにより、キャリッジ3の移動距離6aと、伸縮アーム4aの移動距離6bが計測値となる。 【0013】キャリッジ3の移動距離6aの計測値を横軸に、伸縮アーム4aの移動距離6bを縦軸にプロットすると、曲面材の内断面形状が得られる。なお、キャリッジの移動と、伸縮アームの伸縮は手動操作で行っても、自動的に行ってもよい。また、ビーム2と伸縮アーム4aを備えたキャリッジ3は分離着脱が簡単に行える構造になっている。 【0014】 【発明の効果】本発明の曲面材の内断面形状計測装置により、曲面材の内断面形状を簡便にかつ、精度よく計測できるできるため、作業の効率向上と品質向上に効果的である。また、計測用定盤に曲面材を設置して計測する必要がなく、計測場所の制約がなく、しかも加工途中の曲面材の内断面形状を随時計測できるので、作業を効率的に行え最終の出来上がり検査のみ、定盤で行えばよく、定盤での計測頻度が最小になり作業の効率と、品質の向上に効果がある。 【0015】また、本計測装置は、ビーム2と伸縮アーム4aを備えたキャリッジ3は、分離着脱が簡単であり、軽量であるため、持ち運びも容易になっている。そのため計測作業の効率化に効果的である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004123 【氏名又は名称】日本鋼管株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−248403 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月17日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−49449 |
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