| 【発明の名称】 |
巻 尺 |
| 【発明者】 |
【氏名】丸山 茂
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| 【要約】 |
【課題】操作性が非常に良好でしかも押しボタンの構造が簡易で信頼性の高い巻尺を提供することを目的としている。
【解決手段】被測定物の寸法を測定するために測定目盛りを設けた測定帯5を本体1内に自動的に巻回収納できるように構成し、測定帯5が本体1に収納されることを阻止するための押しボタン7を本体1に設けた巻尺であって、前記本体1を正面略正方形の所定幅を有する直方体に形成し、前記本体1の幅と略一致する幅寸法を有する押しボタン7を本体1の外形形状に沿うように本体1の角部に配設し、前記本体1を手で握持した際、本体1の下方側より前記測定帯5を外部に引き出せるように構成し、前記押しボタン7をこの測定帯5の引き出し部の上方の角部に配設し、本体1を握持したままの状態で親指でこの押しボタン7を押圧し得るように構成した巻尺。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被測定物の寸法を測定するために測定目盛りを設けた測定帯を本体内に自動的に巻回収納できるように構成し、測定帯が本体に収納されることを阻止するための押しボタンを本体に設けた巻尺であって、前記本体を正面略正方形の所定幅を有する直方体に形成し、前記本体の幅と略一致する幅寸法を有する押しボタンを本体の外形形状に沿うように本体の角部に配設し、前記本体を手で握持した際、本体の下方側より前記測定帯を外部に引き出せるように構成し、前記押しボタンをこの測定帯の引き出し部の上方の角部に配設し、本体を握持したままの状態で親指でこの押しボタンを押圧し得るように構成したことを特徴とする巻尺。 【請求項2】 前記押しボタンには前記本体に設けた溝部に嵌着固定できる嵌着部を設け、この嵌着部を溝部に嵌着して押しボタンを押圧すると押しボタンが嵌着部を支点にして下方に移動し、押しボタンに設けた係止部が本体に収納されている測定帯を押圧して、測定帯の移動を阻止するように構成し、押しボタンの押圧を解除すると押しボタンが元の位置に復帰できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の巻尺。 【請求項3】 前記本体を幅方向に二分割に構成し、この二分割にした本体は、両者を側面から押圧することで両者が凹凸嵌合して結合されるように構成すると共に、分割した本体を結合する際、前記押しボタンの嵌着部が前記本体の溝部に嵌着されるように構成したことを特徴とする請求項2記載の巻尺。 【請求項4】 前記押しボタンは、係止部及び嵌着部が一体に形成されたことを特徴とする請求項2、3いずれか1項に記載の巻尺。 【請求項5】 前記本体の一側面側に測定帯を引き出す開口部と押しボタンとの間に気泡管を付設したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の巻尺。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、巻尺に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、被測定物の寸法を測定するために測定目盛りを設けた測定帯を本体内に自動的に巻回収納できるように構成し、測定帯が本体に収納されることを阻止するための押しボタンを本体に設けた巻尺において、本体から測定帯を引き出し、被測定物の寸法を測定する際、測定帯を所定長さ引き出した状態で測定帯が本体内に巻回収納されないように測定帯の移動を阻止するための押しボタンを本体に設けた巻尺は種々のものが市販されている。 【0003】しかしながら、現在市販されている巻尺では、本体を握持して、本体から測定帯を引き出し、測定帯を所望の長さ引き出した状態で測定帯の移動を阻止するための押しボタンを押圧する際、押しボタンの操作性が良好なものが見当たらず、また、押しボタンの構造が複雑で高価なものが多く、押しボタンの操作性が良好でしかも押しボタンの構造を簡易に構成し低コストで信頼性の高い巻尺が切望されている。 【0004】本発明は、前記従来の課題を解決するためになされたものであり、操作性が非常に良好でしかも押しボタンの構造が簡易で信頼性の高い巻尺を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 【0006】被測定物の寸法を測定するために測定目盛りを設けた測定帯5を本体1内に自動的に巻回収納できるように構成し、測定帯5が本体1に収納されることを阻止するための押しボタン7を本体1に設けた巻尺であって、前記本体1を正面略正方形の所定幅を有する直方体に形成し、前記本体1の幅と略一致する幅寸法を有する押しボタン7を本体1の外形形状に沿うように本体1の角部に配設し、前記本体1を手で握持した際、本体1の下方側より前記測定帯5を外部に引き出せるように構成し、前記押しボタン7をこの測定帯5の引き出し部の上方の角部に配設し、本体1を握持したままの状態で親指でこの押しボタン7を押圧し得るように構成したことを特徴とする巻尺に係るものである。 【0007】前記押しボタン7には前記本体1に設けた溝部10に嵌着固定できる嵌着部9を設け、この嵌着部9を溝部10に嵌着して押しボタン7を押圧すると押しボタン7が嵌着部9を支点にして下方に移動し、押しボタン7に設けた係止部8が本体1に収納されている測定帯5を押圧して、測定帯5の移動を阻止するように構成し、押しボタン7の押圧を解除すると押しボタン7が元の位置に復帰できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の巻尺に係るものである。 【0008】また、前記本体1を幅方向に二分割に構成し、この二分割にした本体1は、両者を側面から押圧することで両者が凹凸嵌合して結合されるように構成すると共に、分割した本体1を結合する際、前記押しボタン7の嵌着部9が前記本体1の溝部10に嵌着されるように構成したことを特徴とする請求項2記載の巻尺に係るものである。 【0009】また、前記押しボタン7は、係止部8及び嵌着部9が一体に形成されたことを特徴とする請求項2、3いずれか1項に記載の巻尺に係るものである。 【0010】また、前記本体1の一側面側に測定帯5を引き出す開口部11と押しボタン7との間に気泡管12を付設したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の巻尺に係るものである。 【0011】 【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。 【0012】本体1を正面略正方形の所定幅を有する直方体に形成し、本体1の幅と略一致する幅寸法を有する押しボタン7を本体1の外形形状に沿うように本体1の角部に配設したから、本体1を手で握持した際、本体1を握持したままの状態で親指が押しボタン7に当接するから、本体1の下方側より測定帯5を外部に引き出し、引き出した測定帯5を所望の位置で固定する場合、本体1を握持している親指で非常に操作性良く容易に押しボタン7を押圧でき、測定帯5を所望の長さ引き出した状態で測定帯5を確実に固定することができる。 【0013】尚、前記本体1の幅と略一致する幅寸法を有する押しボタン7を本体1の外形形状に沿うように本体1の角部に配設したから、本体1を握持した親指が親指の大きさと略一致するような大きさの押しボタン7に非常に容易に当接できるから、本体1を握持したままの状態で、親指で押しボタン7を非常に操作性良く押圧することができる。 【0014】また、押しボタン7には本体1に設けた溝部10に嵌着固定できる嵌着部9を設け、この嵌着部9を溝部10に嵌着して押しボタン7を押圧すると押しボタン7が嵌着部9を支点にして下方に移動し、押しボタン7に設けた係止部8が本体1に収納されている測定帯5を押圧して測定帯5の移動を阻止することができ、押しボタン7の押圧を解除すると押しボタン7が元の位置に復帰し、押しボタン7の係止部8が測定帯5の押圧を解除するから、測定帯5は本体1内に自動的に巻回収納され、予め、本体1から所定量引き出された測定帯5を所望の位置で固定したり、本体1内に巻回収納することを非常に簡易に行うことができ、押しボタン7に嵌着部9及び係止部8を設け、本体1に嵌着部9を嵌着固定できる溝部10を設けた非常に簡易な構成であるにもかかわらず、操作性が良好で信頼性の高い押しボタン7の構造を構成することができ、しかも押しボタン7の構造が簡易な構造であるから、コスト的にも低コストな巻尺とすることができる。 【0015】また、本体1を幅方向に二分割に構成し、この二分割にした本体1は、両者を側面から押圧することで両者が凹凸嵌合して結合されるように構成したから、本体1内に測定帯5を非常に簡易に収納できると共に、分割した本体1を結合する際、押しボタン7の嵌着部9が本体1の溝部10に嵌着されるように構成したから、本体1に嵌着部9と係止部8を付設した押しボタン7を非常に簡易に組み合わせることができ、巻尺の構造を非常に簡易な構造で組み立ても非常に簡易に行うことができ、巻尺の製造コストを低コストにすることができる。 【0016】また、押しボタン7を係止部8及び嵌着部9と一体に形成する構造にしたから、例えば、押しボタン7に係止部8と嵌着部9とを付設した構造物をプラスチックの一体成型で形成すれば、非常に簡易に係止部8と嵌着部9とを付設した押しボタン7を形成することができ、押しボタン7に係止部8と嵌着部9とを一体に形成したから、押しボタン7に係止部材と嵌着部材とを組み合わせて構成した場合に比べ、非常に高精度に係止部8と嵌着部9とを付設した押しボタン7を形成することができ、この高精度に形成した押しボタン7を本体1の溝部10に嵌着固定したから、巻尺の構造を非常に簡易な構造にすることができると共に、高精度で信頼性の高いしかも低コストな巻尺とすることができる。 【0017】また、本体1の一側面側に、測定帯5を引き出す開口部11と押しボタン7との間に気泡管12を付設したから、この気泡管12により、被測定物の水平度や垂直度を測定することができ、一個の巻尺で寸法測定をすると共に、水平度や垂直度を測定する水準器としても使用することができ、多機能な活用ができる巻尺とすることができる。 【0018】 【実施例】本発明の一実施例に係る巻尺に関して以下図面に基づき説明する。 【0019】本実施例は、図1〜図7に図示したように、本体1内に巻ドラム2を格納する格納部3を設け、この格納部3にゼンマイバネ4を内装した巻ドラム2を収納し、この巻ドラム2の外周にゼンマイバネ4と連結して測定目盛りを設けた測定帯5としての鋼帯5を巻回し、この鋼帯5を本体1の一側面側の一端部の開口部11から外部に引き出し、鋼帯5の先端部に設けたつめ6が開口部11の外側に係止するように構成した巻尺であって、前記巻ドラム2の外周に巻回した鋼帯5の最外周部を前記本体1の一側面側の他端部に設けた押しボタン7を押圧することで押しボタン7に付設した係止部8が押圧係止するように構成し、前記本体1を正面略正方形の所定幅を有する直方体に形成し、前記本体1の幅と略一致する幅寸法を有する押しボタン7を本体1の外形形状に沿うように本体1の角部に配設し、前記本体1を手で握持した際、本体1の下方側より前記測定帯5を外部に引き出せるように構成し、本体1を握持したままの状態で親指が押しボタン7に当接するように構成したものである。 【0020】前記押しボタン7には前記本体1に設けた溝部10に嵌着固定できる嵌着部9を付設し、この嵌着部9を溝部10に嵌着して押しボタン7を押圧すると押しボタン7が嵌着部9を支点にして下方に移動し、押しボタン7に付設した係止部8が本体1に収納されている測定帯5を押圧して、測定帯5の移動を阻止するように構成し、押しボタン7の押圧を解除すると押しボタン7が元の位置に復帰できるように構成したものである。 【0021】また、前記本体1を幅方向に二分割に構成し、この二分割にした本体1は、両者を側面から押圧することで両者が凹凸嵌合して結合されるように構成すると共に、分割した本体1を結合する際、前記押しボタン7の嵌着部9が前記本体1の溝部10に嵌着されるように構成したものである。 【0022】二分割構造に構成した本体1には、両者を凹凸嵌合して結合する前に、一方の本体1内の格納部3にゼンマイバネ4を内装した巻ドラム2を収納し、この巻ドラム2の外周にゼンマイバネ4と連結して巻回した鋼帯5を収納した後、他方の本体1を一方の本体1と凹凸嵌合して結合し、他方の本体1の外側面より四個のネジ部材18を挿入し、このネジ部材18の先端部を一方の本体1の内面に適宜設けた螺着部19に螺着固定して、他方の本体1と一方の本体1とを確実に連結結合している。 【0023】さらに、押しボタン7は、係止部8及び嵌着部9をプラスチック一体成形により一体に成形したものである。 【0024】尚、本体1の溝部10には、押しボタン7に連結した嵌着部9の挿入及び嵌着固定を容易でかつ確実に行うことができるように、嵌着部9の下面に適宜凸部13を設けている。 【0025】また、本体1の一側面側に、測定帯5を引き出す開口部11と押しボタン7との間に気泡管12を適宜取り付け固定して、本実施例の巻尺で水平度や垂直度を測定する水準器の役割がはたせるようにしている。 【0026】本実施例の巻尺の持ち運びや取り扱いを容易にするため、本体1には適宜吊り下げ部材14を本体1の係止部15に取り付け、本体1の裏面には適宜係止部材16をネジ部材17により取り付けている。 【0027】 【発明の効果】本発明は、以上のように、本体を手で握持した際、本体を握持したままの状態で親指が押しボタンに当接するように、本体を正面略正方形の所定幅を有する直方体に形成し、本体の幅と略一致する幅寸法を有する押しボタンを本体の外形形状に沿うように本体の角部に配設したから、本体の下方側より測定帯を外部に引き出し、この引き出した測定帯を所望の位置で固定する場合、本体を握持している親指で非常に操作性良く容易に押しボタンを押圧でき、測定帯を所望の長さ引き出した状態で測定帯を確実に固定することができ、本体を握持し易く、しかも操作性が非常に良好な巻尺とすることができる。 【0028】また、押しボタンに嵌着部と係止部とを設けたから、押しボタンの嵌着部を本体に設けた溝部に嵌着固定し、押しボタンを押圧すると押しボタンが嵌着部を支点にして下方に移動し、押しボタンに設けた係止部が本体に収納されている測定帯を押圧して、測定帯の移動を阻止することができ、押しボタンの押圧を解除すると、押しボタンが元の位置に復帰し、測定帯が本体内に自動的に巻回収納されるから、予め、本体から所定量引き出された測定帯を所望の位置で固定したり、本体内に巻回収納することを非常に簡易に行うことができ、押しボタンに嵌着及び係止部を設け、本体に嵌着部を嵌着固定できる溝部を設けた非常に簡易な構成であるにもかかわらず、操作性が良好で信頼性の高い押しボタンの構造を構成することができ、しかも押しボタンの構造が簡易な構造であるから、コスト的にも低コストな巻尺とすることができる。 【0029】また、本体を幅方向に二分割に構成し、この二分割にした本体は、両者を側面から押圧することで両者が凹凸嵌合して結合されるように構成したから、本体内に測定帯を非常に簡易に収納できると共に、分割した本体を結合する際、押しボタンの嵌着部が本体の溝部に嵌着されるように構成したから、本体に嵌着部と係止部を付設した押しボタンを非常に簡易に組み合わせることができ、巻尺の構造を非常に簡易な構造で組み立ても非常に簡易に行うことができ、巻尺の製造コストを低コストにすることができる。 【0030】また、押しボタンを係止部及び嵌着部と一体に形成する構造にしたから、例えば、押しボタンに係止部と嵌着部とを付設した構造物をプラスチックの一体成型で形成すれば、非常に簡易に係止部と嵌着部とを付設した押しボタンを形成することができ、押しボタンに係止部と嵌着部とを一体に形成したから、押しボタンに係止部材と嵌着部材とを組み合わせて構成した場合に比べ、非常に高精度に係止部と嵌着部とを付設した押しボタンを形成することができ、この高精度に形成した押しボタンを本体の溝部に嵌着固定したから、巻尺の構造を非常に簡易な構造にすることができると共に、高精度で信頼性の高いしかも低コストな巻尺とすることができる。 【0031】また、本体の一側面側に、測定帯を引き出す開口部と押しボタンとの間に気泡管を付設したから、この気泡管により、被測定物の水平度や垂直度を測定することができ、一個の巻尺で寸法測定をすると共に、水平度や垂直度を測定する水準器としても使用することができ、多機能な活用ができる巻尺とすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591006634 【氏名又は名称】株式会社エビス
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】吉井 剛 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−183101 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−349182 |
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