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【発明の名称】 ハイトゲージ
【発明者】 【氏名】赤沢 義博

【氏名】野田 勇二

【氏名】北谷 清弘

【氏名】寺本 誠也

【要約】 【課題】ハイトゲージの測定針の支持構造を改良して測定範囲の拡大を図る。

【解決手段】ハイトゲージ100は、ベース110と、ベース110上に直立するノギス状のゲージ120を有する。ゲージ120上を昇降するスライダ130は、止めねじ132で位置決めされる。スライダ130に固着されたアーム140は、クランプ150を介してホルダ160を支持する。ホルダ160は止めねじ180で測定針170を支持する。測定針170はホルダ160に対して、止めねじ180の軸線まわりに回動可能であって、測定面174を測定対象の面24に向けて調整することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ベースと、ベース上に直立に設けられるノギス状のゲージと、ゲージ上を昇降するストッパ手段を有するスライダと、スライダに設けられる測定針を有するハイトゲージであって、スライダに固着されるアームと、アームに対してクランプを介して支持されるホルダと、ホルダに対して水平面内で回動自在に支持される測定針を備えるハイトゲージ。
【請求項2】 ホルダは、クランプに螺合される止めねじによりアームに固定される請求項1記載のハイトゲージ。
【請求項3】 測定針は、ホルダを貫通し、測定針に螺合される止めねじにより固定される請求項1記載のハイトゲージ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械部品等の高さ寸法を精密に測定する際に使用するハイトゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、ハイトゲージを用いて機械部品の高さ寸法を測定する手段を示す。本体10上に取り付けられた装置20のベース10の上面から、部材22の上面24までの高さ寸法Hを測定する場合にハイトゲージ40が使用される。ハイトゲージ40は、ベース41上に直立するノギス状のスケール42を有し、スライダ44はノギス42に沿って上下動し、止めねじ43で位置決めされる。
【0003】スライダ44に固着されたアーム45は、クランプ46を介して測定針(スクライバ)40を支持し、止めねじ47により固定される。測定対象である部材22の高さ寸法Hがハイトゲージ40の測定範囲内であれば、ハイトゲージ40のベース41を直接に本体10の上面に置き、測定針48の測定面49を部材22の上面24に当てて、高さ寸法を測定することができる。
【0004】高さ寸法Hがハイトゲージの測定範囲を超えている場合には、マスブロック30を本体10上に置き、マスブロック30の上面にハイトゲージ40を載置する。すなわち、マスブロック30の高さ寸法H1は既知であるので、ハイトゲージ40で測定する部材22の上面24までの高さ寸法H2をマスブロック30の高さ寸法H1に加算することで、装置20の高さ寸法Hを測定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9は、本体10上に装置20が配設された状態を示す平面図である。本体10の端面から装置20の部材22がオーバーハングしているような場合に、本体10上のスペースS1上にハイトゲージ40のベース41を載置しても、測定針48の先端は、部材22の上面24にとどかない。またスペースS2上にハイトゲージ40のベースを載置しても、隣接する装置20と干渉してしまい、測定針48を部材22の上面24に当接させることができない。
【0006】そこで、図10に示すように、大型のマスブロック30aを本体10上に設置し、その上にハイトゲージ40を載置する必要がある。しかしながら、マスブロック30aは大型で重量も大きいので、その設置、取外しに2人の作業員を要するといった不具合があった。本発明は、上述した従来の不具合を解消するハイトゲージを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のハイトゲージは、基本手段としてベースと、ベース上に直立に設けられるノギス状のゲージと、ゲージ上を昇降するストッパ手段を有するスライダと、スライダに設けられる測定針を有する。スライダに固着されるアームと、アームに対してクランプを介して支持されるホルダと、ホルダに対して水平面内で回動自在に支持される測定針を備えるものである。また、ホルダは、クランプに螺合される止めねじによりアームに固定され、測定針は、ホルダを貫通し、測定針に螺合される止めねじにより固定される手段を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のハイトゲージの側面図である。全体を符号100で示すハイトゲージはベース110と、ベース110上に直立するノギス状のスケール120を有する。スライダ120はスケール120に沿って昇降し、止めねじ132によって位置決めされる。スライダ130に固着されるアーム140は、クランプ150を介してホルダ160を支持する。ホルダ160は止めねじ152によってクランプ150に固着される。ホルダ160は、止めねじ180により測定針170を止めねじ180の軸線まわりに回動自在に支持する。測定針170は、その先端下面に測定面174を有する。
【0009】図2は、本発明のハイトゲージの要部を示す斜視図である。スライダに固着されるアーム140は、止めねじ152を有するクランプ150によってホルダ160を支持する。ホルダ160の先端部は幅が拡大されたホルダ部162を有し、止めねじ180が植設される。ホルダ160のホルダ部162は、止めねじ180によって測定針170を固定する。測定針170は、矢印R方向に回動自在に支持される。
【0010】図3は、本発明のハイトゲージの使用例を示す平面図である。本体10上に固着された装置20の本体10からオーバーハングした部材22の上面24の高さ寸法を測定する場合には、本体10のスペースS2上にハイトゲージ100のベース110を載置し、ホルダ160に対して測定針170を旋回させた位置で固定して、測定針170の測定面を部材22の上面24に当接して測定を実行する。必要に応じて、スペースS2上に小型のマスブロック30を設置し、ハイトゲージ100のベース110を載置してもよい。
【0011】図4はホルダ160の側面図、図5は平面図である。ホルダ160は、先端に幅の広いホルダ部162を有し、中心部に止めねじ用の貫通穴を有する。止めねじ180は、一般の調整ねじを利用することができる。
【0012】図6は、測定針170の側面図、図7は平面図である。測定針170は、止めねじ180が螺合するねじ穴172を有するとともに、先端下面に測定面174を有する。
【0013】
【発明の効果】本発明のハイトゲージは、以上のようにノギス状のスケール上を昇降するスライダに対して、測定針を回動可能に装備してあるので、ベースを載置するスペースが狭い場合でも用意に測定することができる。
【出願人】 【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
【出願日】 平成9年(1997)10月20日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】沼形 義彰 (外2名)
【公開番号】 特開平11−118405
【公開日】 平成11年(1999)4月30日
【出願番号】 特願平9−286880