| 【発明の名称】 |
ホイールアライメント測定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐藤 清
【氏名】増田 千秋
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| 【要約】 |
【課題】前2軸車両のホイールアライメントの点検等を前2軸の全輪を同時に行うことを可能とし、以て作業性の向上、測定精度の向上を図るようにしたホイールアライメント測定装置を提供する。
【解決手段】第1ターンテーブルユニット3と、第2ターンテーブルユニット4の一対のターンテーブル10、11、12、13間の距離を、操舵輪が前2軸ある検査対象車両の前前軸車輪、前後軸車輪の各トレッド値に合わせると共に、第2ターンテーブルユニット4を移動させて第1ターンテーブルユニット3との間隔を前記検査車両の前前軸車輪と前後軸車輪間のホイールベース値に合わせる。次いで、第1、第2ターンテーブルユニット3、4の一対のターンテーブル10、11、12、13上に、前記検査車両を移動して当該車両の左右の前前軸車輪、前後軸車輪を載置する。このようにして操舵輪が2軸ある車両の操舵輪を同時に支持してホイールアライメントの測定を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前2軸車両の操舵輪が載置され、該操舵輪のアライメントを測定するホイールアライメント測定装置において、前記ホイールアライメント測定装置の基盤上に、前記車両の前々軸の左右の車輪が載置される一対のターンテーブルを収納し、該一対のターンテーブルの内少なくとも何れか一方が前記車両のトレッド方向に移動可能に収納された第1ターンテーブルユニットと、前記車両の前後方向に並設され、該車両の前後軸の左右の車輪が載置される一対のターンテーブルを収納し、該一対のターンテーブルの内少なくとも何れか一方が前記車両のトレッド方向に移動可能に収納した第2ターンテーブルユニットとを有し、前記第1又は第2ターンテーブルユニットの少なくとも何れか一方が前記車両前後方向に移動可能であることを特徴とするホイールアライメント測定装置。 【請求項2】 前記第1ターンテーブルユニットの縁部で前記第2ターンテーブルユニットと相対する位置に、上面が基端から離れる方向に下向きに傾斜する傾斜面状の第1乗上げ板を設け、前記第2ターンテーブルユニットの縁部で前記第1ターンテーブルユニットと相対する位置に、上面が基端から離れる方向に下向きに傾斜する傾斜面状の第2乗上げ板を回動可能に設け、前記第1乗上げ板と前記第2乗上げ板が当接したときに、少なくとも一方の乗上げ板が他方の乗上げ板に乗り上げ可能とするガイドを設けたことを特徴とする請求項1に記載のホイールアライメント測定装置。 【請求項3】 前記ターンテーブルは、エア圧により車輪を載置するテーブルを浮動させることを特徴とする請求項1又は2記載のホイールアライメント測定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特に前2軸車両のホイールアライメントの測定に好適なホイールアライメント測定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】車両のステアリングシステムは、ハンドル(ステアリングホイール)の力を前輪(操舵輪)に伝えて舵を取る装置で、ハンドルの回転力は、ステアリングシャフト→ギヤボックス→タイロッド→ナックルアームと伝達してハンドルの回転角に応じて前輪の操舵角を変えるようになっている。 【0003】従って、ステアリングシステムは、運転者のハンドル操作に応じて確実にハンドルの回転力を前輪に伝達すると共にハンドル操作後の復元性や、車両が走行中の直進性を保つためにホイールアライメント即ち、ハンドル〜前輪までの伝達系が正確に調節されていることが必要である。ホイールアライメントの点検は、ホイールアライメント測定装置の一対のターンテーブル上に左右の前輪(操舵輪)を載置して水平面内で変位可能に支持して行う。 【0004】ホイールアライメント測定装置は、一側例えば、右側の前輪を載置する右側のターンテーブルが固定されており、左側の前輪を載置する左側のターンテーブルが車幅方向に移動可能とされ、検査対象車両のトレッド(左右タイヤ踏み面の接地面の中心間の距離(輪距という))に合わせるように構成されている。そして、左右のターンテーブルの夫々の中心位置に左右の前輪の中心を合致させて載置する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のホイールアライメント測定装置は、前1軸即ち、前輪が1軸の車両を対象としているために、前2軸車両のホイールアライメントの点検が困難である。即ち、従来のホイールアライメント測定装置において前2軸車輪の点検を行う場合、先ず前前軸の車輪をターンテーブルに載置し、車両前部を僅かにジャッキアップして前後軸の車輪を浮かせた状態に支持し、前前軸の車輪に対するホイールアライメントの点検を行う。次いで、車両を移動させて前後軸の車輪をターンテーブル上に載置すると共に、車両前部を僅かにジャッキアップして前前軸の車輪を僅かに浮かせた状態に支持し、前後軸の車輪に対するホイールアライメントを点検する。 【0006】このため、ホイールアライメントの点検等に非常に手間が掛かり、しかも、前前軸の車輪に対するアライメントの測定と、前後軸の車輪に対するアライメントの測定とを別々に行うために微測定が困難であり、測定精度が悪い等の問題がある。また、従来のホイールアライメント測定装置は、ターンテーブルの下部にベアリングを組み込んでターンテーブルを回動できるようになっているが、被測定車両のハンドル操舵抵抗、計測時には上記ベアリングの転がり抵抗を含んだ値が測定される。 【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、前2軸車両のホイールアライメントの点検等を前2軸の全輪を同時に行うことを可能とし、以て作業性の向上、測定精度の向上を図るようにしたホイールアライメント測定装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1の発明では、前2軸車両の操舵輪が載置され、該操舵輪のアライメントを測定するホイールアライメント測定装置において、前記ホイールアライメント測定装置の基盤上に、前記車両の前々軸の左右の車輪が載置される一対のターンテーブルを収納し、該一対のターンテーブルの内少なくとも何れか一方が前記車両のトレッド方向に移動可能に収納された第1ターンテーブルユニットと、前記車両の前後方向に並設され、該車両の前後軸の左右の車輪が載置される一対のターンテーブルを収納し、該一対のターンテーブルの内少なくとも何れか一方が前記車両のトレッド方向に移動可能に収納した第2ターンテーブルユニットとを有し、前記第1又は第2ターンテーブルユニットの少なくとも何れか一方が前記車両前後方向に移動可能であることを特徴とする。 【0009】第1ターンテーブルユニットと、第2ターンテーブルユニットの一対のターンテーブル間の距離を、操舵輪が前2軸ある検査対象車両の前前軸車輪、前後軸車輪の各トレッド値に合わせると共に、第2ターンテーブルユニットを移動させて第1ターンテーブルユニットとの間隔を前記検査車両の前前軸車輪と前後軸車輪間のホイールベース値に合わせる。次いで、第1、第2ターンテーブルユニットの一対のターンテーブル上に、前記検査車両を移動して当該車両の左右の前前軸車輪、前後軸車輪を載置する。このようにして操舵輪が2軸ある車両の操舵輪を同時に支持してホイールアライメントの測定を行う。 【0010】請求項2の発明では、前記第1ターンテーブルユニットの縁部で前記第2ターンテーブルユニットと相対する位置に、上面が基端から離れる方向に下向きに傾斜する傾斜面状の第1乗上げ板を設け、前記第2ターンテーブルユニットの縁部で前記第1ターンテーブルユニットと相対する位置に、上面が基端から離れる方向に下向きに傾斜する傾斜面状の第2乗上げ板を回動可能に設け、前記第1乗上げ板と前記第2乗上げ板が当接したときに、少なくとも一方の乗上げ板が他方の乗上げ板に乗り上げ可能とするガイドを設けたことを特徴とする。 【0011】第1ターンテーブルユニットと第2ターンテーブルユニットとが相対する位置で且つ乗上げ板を設けたことにより、操舵輪が2軸ある車両の前前軸車輪が第2ターンテーブルユニットを乗り越えて第1ターンテーブルユニット上に円滑に進退させることが可能になると共に、一方の乗上げ板が他方の乗上げ板に乗り上げ状態となることにより、操舵輪が2軸車両の前前軸車輪と前後軸車輪のホイールベースが短い車両においてもホイールアライメント測定を容易に行えるようにした。 【0012】請求項3の発明では、前記ターンテーブルは、エア圧により車輪を載置するテーブルを浮動させることを特徴とする。第1、第2の各ターンテーブルユニットのターンテーブルは、エア圧により浮上して検査車両の操舵輪を浮動可能に支持してホイールアライメント測定誤差を低減させた。特に、ステアリングシャフト、ギヤボックス、タイロッド、ナックルアーム等の操舵力伝達系のハンドル操舵抵抗計測時の測定誤差を低減させた。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施例により説明する。図1は、本発明に係るホイールアライメント測定装置の概要を示す平面図である。図1及び図6に示すようにハンドアライメント調整装置1は、基盤2上に第1ターンテーブルユニット3と、第2ターンテーブルユニット4が配設されており、基盤2の左右及び前後位置に第2ターンテーブルユニット4を載置される車両の前後方向に移動させる移動装置5が配置されている。第1ターンテーブルユニット3は、基盤2の前部に固定されており、第2ターンテーブルユニット4は、前後方向に移動可能とされている。 【0014】第1ターンテーブルユニット3は、矩形状のフレーム6と、このフレーム6内に収納された左右一対のターンテーブル10、11とにより構成されており、フレーム6は、基盤2の前部に固定されている。第2ターンテーブルユニット4は、矩形状のフレーム7と、このフレーム7内に収納された左右一対のターンテーブルに12、13とにより構成されている。そして、フレーム7は、図5に示すように左右両側の前後部に設けられたローラ8を介して基盤2上の左右両側方に載置される車両前後方向(長手方向)に沿って敷設されたール9(図5には右側のローラ8及びレール9のみを図示)上を移動可能とされている。 【0015】図2及び図3に示すようにターンテーブル10は、エア式ターンテーブルで、四隅が面取りされた正方形状の基盤15に円盤状の上盤16が気密に固定され、上盤16上に円盤状のテーブル17が載置されている。基盤15と上盤16との間にはエアチャンバ18が形成されており、上盤16には小孔16aが全面に亘り多数穿設されている。各小孔16aは、下端がエアチャンバ18に開口し、上端がテーブル17に臨んで開口している。これらの小孔16aは、エアチャンバ18内の高圧エアの吹出孔とされている。上盤16の側壁にはポート16bが複数設けられており、図示しないエアホースを介してエア源に接続される。テーブル17は、上盤16に対して2本のロックピン19により係止されている。これらのロックピン19は、使用時には抜かれ、テーブル17は、車輪を載置した状態で上盤16上をエア圧により僅かな間隙を存して浮動可能とされる。 【0016】基盤15の四隅には基盤2上を転動自在なローラ20が設けられており、基盤15を基盤2から僅かに離隔させた状態で移動可能に支持している。また、基盤15の左右両側部の前後位置にはストッパゴム21が設けられている。他のターンテーブル11〜13もターンテーブル10と同様に構成されている。そして、図1に示すようにターンテーブル10、11は、フレーム6内に収納され、ターンテーブル12、13は、フレーム7内に収納され、各一側例えば、右側のターンテーブル11、13が、フレーム6、7の右側に移動不能に係止される。これらのターンテーブル11、13は、フレーム6、7に夫々架橋されたカバー21、22により移動不能とされている。一方、ターンテーブル10、12は、フレーム6、7内をトレッド方向(車幅方向)に2点鎖線で示す位置まで移動可能とされている。尚、ターンテーブル10、12は、手動により押動されて移動する。 【0017】フレーム6、7の上縁部左側寄りにはスケール23、24が設けられており、車両のトレッドに合わせてターンテーブル10、12を正確に位置決めし得るようになっている。また、基盤2の左側には長手方向に沿ってスケール25が設けられており、操舵輪が前2軸車両の前前車輪と前後車輪間のホイールベース(W/B)に合わせて第2ターンテーブルユニット4のターンテーブル12、13を正確に位置決めし得るようになっている。 【0018】図1及び図6に示すように基盤2は、第1ターンテーブルユニット3のフレーム6の僅か後方位置にその幅方向(左右方向)に横切ってスリット30が設けられている。スリット30内に幅方向に沿って水平に移動装置5の駆動軸31が配置され、両端が軸受32、33により軸支されている。そして、駆動軸31の両端部近傍にはスプロケット34、35が固定されている。この駆動軸31の一端は、駆動用モータ36の回転軸が接続されている。 【0019】基盤2の一側には、当該基盤2を挟んで左右両側に被駆動軸40、41が配置され軸受42、43により軸支されている。これらの被駆動軸40、41は、同軸線上に配置されると共に、駆動軸31と平行に配置されており、各一端にスプロケット44、45が軸支されている。駆動軸31のスプロケット34と被駆動軸40のスプロケット44、駆動軸31のスプロケット35と被駆動軸41のスプロケット45は、基盤2の前後方向に沿って整列している。 【0020】図1に示すように右側のチェーン47は、駆動軸31のスプロケット35と被駆動軸41のスプロケット45とに掛回されて、図4に示すように両端47a、47bがフレーム7の右側部の前後位置に固定されたブラケット48、49に固定されている。左側のチェーン47も右側のチェーン46と同様に駆動軸31のスプロケット34と被駆動軸40のスプロケット44とに掛回され、両端がフレーム7の左側部の前後位置に固定されたブラケット(何れも図示せず)に固定されている。これによりフレーム7即ち、第2ターンテーブルユニット4は、駆動用モータ36の回転により、図1に実線で示す基盤2の前部位置(ホイールベース(W/B)の狭限位置から2点鎖線で示す基盤2の後部位置(ホイールベース(W/B)広限位置)まで平行に移動可能とされる。 【0021】図4に示すようにフレーム7の一側には前後両端にドグ50、51が設けられている。一方、図1に示すように基盤2には前記ホイールベースの狭限位置、ホイールベースの広限位置に位置検出用リミットスイッチ52、53が設置されている。これらのリミットスイッチ52、53は、ドグ50、51により押動されるとオンとなり、第2ターンテーブルユニット4のホイールベース狭限位置、ホイールベース広限位置を検出する。 【0022】図1及び図6に示すように第1ターンテーブルユニット3のフレーム6の後端には基盤2のスリット30を架橋する乗上げ板55の基端が固定されている。また、第2ターンテーブルユニット4のフレーム7の前端には、乗上げ板56の基端が上下方向に回動可能に連結されている。乗上げ板55、56は、上面が基端から先端に向かって斜めに下降する側面視楔形の傾斜面とされている。また、乗上げ板56の先端に上向きのガイド部材70が設けられている。そして、図6示すように第2ターンテーブルユニット4がホイールベース狭限位置に移動したときには乗上げ板56が乗上げ板55上に乗り上げ、図7に示すように第2ターンテーブルユニット4が後退するとカバー35から下りて基盤2上に載置される。尚、前記上向きのガイド部材70は、乗上げ板56が乗上げ板55に乗り上げることを誘導する部材であれば何でもよいが、ローラ部材等が好ましい。 【0023】図7に示すように乗上げ板55、56は、先端が互いに向かい合って傾斜下降していることで、後述するように操舵輪が前2軸車両の前前車輪を、第2ターンテーブルユニット4を乗り越えて第1ターンテーブルユニット3上に円滑に進退させることが可能となる。尚、乗上げ板56が、乗り上げ板55上に乗り上げる構成としたので、操舵輪が2軸車両の軸間距離が短い車両においても対応が可能である。また、図1及び図6に示すように第2テーブルユニット4のフレーム7の後端にはカバー57の前端が連結されており、車両の前輪が当該カバー57上、第1ターンテーブルユニット3、第2ターンテーブルユニット4上を移動する。 【0024】図8は、移動装置5を制御する制御装置60と、リモコンスイッチ61を示す。制御装置60は、後ターンテーブルユニット4のホイールベース(W/B)方向(前後方向)の移動(以下「W/B移動」という)を制御するもので、リモコンスイッチ61は、前記移動用起動スイッチが組み込まれている。制御装置60は、メインスイッチ62、操作スイッチ63、表示灯64、回転灯65等が設けられている。また、制御装置60には、移動装置5の駆動モータ36、リミットスイッチ52、53が接続されている。 【0025】操作スイッチ63は、第2ターンテーブルユニット4のW/B移動運転を可能とする運転準備スイッチS1、W/B移動運転を停止する運転停止スイッチS2、ブザーBZ、各種異常表示の警告を解除するリセットスイッチS3、表示灯64やブザーの点検等を行うためのランプチェックスイッチS4、運転準備を解除してW/B運転を停止させる非常停止スイッチS5等から成る。 【0026】表示灯64は、電源表示灯L1、第2ターンテーブルユニット4の運転が可能であることを示す運転準備灯L2、非常停止スイッチが押されたときに点灯する非常停止灯L3、ターンテーブル10〜13に供給するエア圧が不足したときに点灯するエア圧不足表示灯L4、移動装置5の過負荷によりモータ36のブレーカがトリップしたときに点灯するトリップ灯L5、移動装置5の過負荷によりサーマルがトリップしたときに点灯するトリップ灯L6、第2ターンテーブルユニット4のW/B拡大方向移動限界(拡限位置)及び縮小方向移動限界(狭限位置)を表示する表示灯L8及びL9等から成る。 【0027】回転灯65は、調整装置に異常が発生しているときに点灯する回転灯(赤)La、リモコンスイッチ61を操作してW/B移動運転中を表示する回転灯(黄)Lb、リモコンスイッチ61をオン操作した場合に運転中であることを音声で警告するスピーカSP等から成る。また、リモコンスイッチ61は、W/B拡大スイッチSa、W/B縮小スイッチSb、非常停止スイッチSc等から成る。 【0028】以下に作用を説明する。図1及び図6に示すようにホイールアライメント測定装置は、不使用状態の時には第2ターンテーブルユニット4が実線で示す狭限位置まで移動しており、各左側のターンテーブル11、13が右側に寄せられている。先ず、作業者は、リモコンスイッチ61のW/B拡大スイッチSaを操作して、第2ターンテーブルユニット4を後方に移動させ、スケール25を読みながら検査車両(前2軸車両)の前前車輪と前後車輪のホイールベース(W/B)値の位置に達したときにW/B拡大スイッチSaの操作を止め、当該位置に第2ターンテーブルユニット4を停止させる。次いで、作業者は、第1ターンテーブルユニット3、第2ターンテーブルユニット4の各左側のターンテーブル10、12を、スケール23、24を読みながら手動で左方向に移動させて前前車輪、前後車輪のトレッド位置に設定する。これにより、作業者は、ターンテーブル10〜13を検査車両のW/B値、トレッドに、迅速、容易且つ正確に設定することができる。 【0029】次いで、作業者は、検査車両を真っ直ぐに進入させて、左右の第1軸車輪をターンテーブル10、11に、左右の第2軸車輪をターンテーブル12、13に載置させる。このようにして前2軸の各車輪をターンテーブル10〜13上に載置する。尚、各ターンテーブルに各車輪を載置する際に、各車輪の中心位置を各ターンテーブルの中心位置に出来るだけ合致させることが好ましいが、多少のズレは許容される。作業者は、各車輪がターンテーブル10〜13に載置されたことを確認した後、各ターンテーブル10〜13のロックピン19(図2、図3)を引き抜く。 【0030】次いで、作業者は、各ターンテーブル10〜13に所定圧のエアを供給する。ターンテーブル10〜13は、前記エア圧が供給されると、テーブル17(図3)が上盤16から僅かに浮上して、浮動可能とされる。即ち、前記検査車両の前2軸の全輪が浮動可能に支持される。これにより操舵輪のホイールアライメントを同時に点検することが可能となる。 【0031】作業者は、前記ホイールアライメントの点検等が終了した後、ターンテーブル10〜13へのエア圧の供給を停止する。これによりターンテーブル10〜13のテーブル17が下降して上盤16上に載置される。次いで、作業者は、前記検査車両を後退させて前2軸の全輪をターンテーブル10〜13から退避させる。このときターンテーブル10〜13は、テーブル17が上盤16にロックされていないので、検査車両を低速で静かに後退させる。作業者は、検査車両が後退した後、ターンテーブル10〜13にロックピン19を差し込み固定する。次いで、作業者は、リモコンスイッチ61のW/B縮小スイッチSbを操作して、後ターンテーブルユニット4を図1に実線で示す位置まで移動させる。 【0032】尚、制御装置60は、第2ターンテーブルユニット4が狭限位置、又は拡限位置まで移動したときには、リミットスイッチ52又は53からの信号により当該第2ターンテーブルユニット4を自動停止させる。尚、上記実施例では、前2軸車両のホイールアライメントの測定について説明したが、これに限るものではなく、前1軸車両のホイールアライメントの測定も行うことができることは勿論である。 【0033】 【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明では、第1ターンテーブルユニットと、第2ターンテーブルユニットの一対のターンテーブル間の距離を、操舵輪が前2軸ある検査対象車両の前前軸車輪、前後軸車輪の各トレッド値に合わせると共に、第2ターンテーブルユニットを移動させて第1ターンテーブルユニットとの間隔を前記検査車両の前前軸車輪と前後軸車輪間のホイールベース値に合わせ、第1、第2ターンテーブルユニットの一対のターンテーブル上に、前記検査車両を移動して当該車両の左右の前前軸車輪、前後軸車輪を載置する。このようにして操舵輪が2軸ある車両の操舵輪を同時に支持することで、ホイールアライメントの測定が容易となった。 【0034】請求項2の発明では、第1ターンテーブルユニットと第2ターンテーブルユニットとが相対する位置で且つ乗上げ板を設けたことにより、操舵輪が2軸ある車両の前前軸車輪を第2ターンテーブルユニットを乗り越えて第1ターンテーブルユニット上に円滑に進退させることが可能になると共に、一方の乗上げ板が他方の乗上げ板に乗り上げ状態となることにより、操舵輪が2軸車両の前前軸車輪と前後軸車輪のホイールベースが短い車両においてもホイールアライメント測定を容易に行えるようにした。 【0035】請求項3の発明では、第1、第2の各ターンテーブルユニットのターンテーブルは、エア圧により浮上して検査車両の操舵輪が浮動可能に支持されるので、従来のベアリングが組み込まれたターンテーブルに比べホイールアライメント測定誤差を低減させた。特に、ステアリングシャフト、ギヤボックス、タイロッド、ナックルアーム等の操舵力伝達系のハンドル操舵抵抗計測時の測定誤差を低減させた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000135737 【氏名又は名称】株式会社バンザイ 【識別番号】000006286 【氏名又は名称】三菱自動車工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月7日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】長門 侃二
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| 【公開番号】 |
特開平11−108656 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−274781 |
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