| 【発明の名称】 |
鋼球タンク |
| 【発明者】 |
【氏名】飯山 敬之
【氏名】木本 雅章
【氏名】小池 仁
【氏名】小沢 政弘
【氏名】穂積 清介
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| 【要約】 |
【課題】タンク本体内の鋼球を上部からだけではなく中途部からも均等に排出し得、鋼球の固着や詰りを防止し得る鋼球タンクを提供する。
【解決手段】上下端が開口された鋼球排出管17を、その下端部が鋼球出口16に挿入された状態で回転自在且つ昇降自在となるよう、タンク本体14a内部に配設すると共に、鋼球排出管17の中途部外周面に鋼球取入口21を穿設し、鋼球排出管17を回転させ且つ昇降させる回転昇降駆動装置22をタンク本体14a上部に設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒状で下部にホッパ部を有し、上部所要位置に鋼球入口が設けられ、且つホッパ部下端部に鋼球排出口が設けられたタンク本体と、下端部が鋼球出口に挿入された状態で回転自在且つ昇降自在となるよう、タンク本体内部に配設され、上下端が開口されると共に中途部外周面に鋼球取入口が穿設された鋼球排出管と、該鋼球排出管を回転させ且つ昇降させる回転昇降駆動装置とを備えたことを特徴とする鋼球タンク。 【請求項2】 鋼球排出管の鋼球取入口近傍所要位置に、タンク本体内部に貯蔵された鋼球を撹拌するための翼を取り付けた請求項1記載の鋼球タンク。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスガスヒータ伝熱面に付着した灰や煤塵を除去するためのショットクリーニング装置における鋼球散布器から散布される鋼球を貯蔵する鋼球タンクに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図4に示される如く、ボイラから排出されたボイラ排ガスGEを送給するための排ガスダクト1中には、いわゆるガスガスヒータ2が設けられており、該ガスガスヒータ2においては、伝熱管群3内を流れる熱媒によりボイラ排ガスGEから熱を回収し、熱媒により回収した熱は排ガスダクト1に設けた別のガスガスヒータ(図示せず)で放熱し得るようになっている。 【0003】而して、上述のガスガスヒータ2においては、運転に伴い伝熱管群3に灰や煤塵が付着し、熱回収効率が低下するため、これら灰や煤塵を除去すべく、従来からショットクリーニング装置が使用されている。 【0004】斯かるショットクリーニング装置は、図4に示される如く、ガスガスヒータ2のケーシング2a上部に設置された鋼球分配器4と、該鋼球分配器4の下面に接続された複数の鋼球分配管5と、各鋼球分配管5の下端に接続されると共に下方に反撥板6を有する鋼球散布器7を備えており、鋼球分配器4から分配されて各鋼球分配管5へ分配された径が約5[mm]程度の鋼球Bは、鋼球分配管5から鋼球散布器7の垂直配置された案内管を通って反撥板6へ落下し、反撥板6で反撥して平面的に見て或る程度広がった状態でガスガスヒータ2の伝熱管群3上へ落下し、伝熱管群3を構成する伝熱管に衝突しつつ落下する過程で伝熱管に付着した灰や煤塵を除去するようになっている。 【0005】伝熱管に衝突しつつ落下した鋼球Bは、ガスガスヒータ2のケーシング2aの下部に接続された切出ゲート8により鋼球ダスト除去装置9へ切り出され、該鋼球ダスト除去装置9において付着したダストが除去されつつ、バケットエレベータの如き垂直搬送装置10へ送給され、垂直搬送装置10により上方へ搬送され、シュート管11により鋼球分配器4へ戻され、再び伝熱管に付着した灰や煤塵の除去に使用されるようになっている。 【0006】一方、前記シュート管11途中には、切換弁12を介して鋼球回収管路13が接続され、該鋼球回収管路13の下流端側には、鋼球Bを貯蔵可能な鋼球タンク14が設置されている。 【0007】前記鋼球タンク14は、図5に示される如く、筒状で下部にホッパ部14bを有するタンク本体14aの上部周縁所要位置に鋼球入口15を、下部軸心位置にホッパ部14bから連続して下方へ延びる鋼球出口16をそれぞれ設け、前記タンク本体14a内部の軸心位置に鋼球排出管17をその下端部が鋼球出口16に挿入された状態で昇降自在となるよう配設し、該鋼球排出管17を支持片18を介して昇降させるシリンダ等の昇降駆動装置19を前記タンク本体14aの上部軸心位置に設置してなる構成を有しており、前記鋼球出口16には、タンク本体14a内に貯蔵された鋼球Bを前記鋼球ダスト除去装置9へ送給する鋼球供給管路20が接続されている。 【0008】前述の如く、鋼球Bの循環により、ガスガスヒータ2の伝熱管群3に付着した灰や煤塵の除去が充分に行われた後には、前記鋼球タンク14の昇降駆動装置19を収縮させ支持片18を介して鋼球排出管17の上端開口を所要の高さ位置まで上昇させた状態で、切換弁12を切り換え、垂直搬送装置10からシュート管11へ送られる鋼球Bを鋼球回収管路13へ導き、鋼球タンク14内に回収するようになっている。 【0009】又、前記ガスガスヒータ2の伝熱管群3に付着した灰や煤塵の除去を再び行う際には、昇降駆動装置19を伸長させ支持片18を介して鋼球排出管17の上端開口を、タンク本体14a内部に貯蔵されている鋼球Bの上面より低い位置まで下降させることにより、鋼球排出管17の上端開口へタンク本体14a内部の鋼球Bを流れ込ませ、鋼球排出管17から鋼球供給管路20を介して鋼球ダスト除去装置9へ鋼球Bを送り、該鋼球ダスト除去装置9へ送られた鋼球Bを垂直搬送装置10へ送給し、該垂直搬送装置10により上方へ搬送し、切換弁12の切り換えによりシュート管11を介して鋼球分配器4へ鋼球Bを供給するようになっている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の如く、鋼球排出管17を上げ下げして、鋼球Bを鋼球排出管17の上端開口から排出させるのでは、鋼球タンク14の底部に溜まった鋼球Bの使用頻度が少なくなる可能性があり、鋼球ダスト除去装置9において除去し切れずに鋼球Bにダストが付着したまま残存している場合には、雰囲気条件によっては前記ダストにより鋼球Bが互いに固着してしまう虞れがあった。 【0011】又、鋼球タンク14の容量が大きくなった場合、鋼球Bの排出時に、該鋼球Bの鋼球排出管17の上端開口への流入量が一時的に増大し、鋼球排出管17の上端開口部近傍で鋼球Bのブリッジが発生し、鋼球排出管17を下げても鋼球Bが排出されなくなる虞れがあった。 【0012】本発明は、斯かる実情に鑑み、タンク本体内の鋼球を上部からだけではなく中途部からも均等に排出し得、鋼球の固着や詰りを防止し得る鋼球タンクを提供しようとするものである。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、筒状で下部にホッパ部を有し、上部所要位置に鋼球入口が設けられ、且つホッパ部下端部に鋼球排出口が設けられたタンク本体と、下端部が鋼球出口に挿入された状態で回転自在且つ昇降自在となるよう、タンク本体内部に配設され、上下端が開口されると共に中途部外周面に鋼球取入口が穿設された鋼球排出管と、該鋼球排出管を回転させ且つ昇降させる回転昇降駆動装置とを備えたことを特徴とする鋼球タンクにかかるものである。 【0014】前記鋼球タンクにおいては、鋼球排出管の鋼球取入口近傍所要位置に、タンク本体内部に貯蔵された鋼球を撹拌するための翼を取り付けることができる。 【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得られる。 【0016】タンク本体内に鋼球が貯蔵された状態で、回転昇降駆動装置の作動により、鋼球排出管を回転させつつ下降させ、該鋼球排出管の鋼球取入口並びに上端開口を、タンク本体内部に貯蔵されている鋼球の上面より低い位置まで下降させると、タンク本体内部の鋼球は、鋼球排出管の鋼球取入口並びに上端開口から鋼球排出管内へ流れ込み、該鋼球排出管から鋼球出口へ排出される。 【0017】この結果、タンク本体内の鋼球は、鋼球排出管の上端開口からだけではなく鋼球排出管の中途部外周面に穿設された鋼球取入口からも均等に排出されるため、鋼球タンクの底部に溜まった鋼球も使用されやすくなり、鋼球が固着する心配がほとんどなくなる。 【0018】又、鋼球タンクの容量が大きくなったとしても、鋼球の排出時には、該鋼球は、鋼球排出管の上端開口のみに集中せず、前記鋼球取入口にも分散して鋼球排出管内へ流入するため、鋼球排出管の上端開口部近傍で鋼球のブリッジが発生することもなくなる。 【0019】前記鋼球タンクにおいて、鋼球排出管の鋼球取入口近傍所要位置に、タンク本体内部に貯蔵された鋼球を撹拌するための翼を取り付けた場合には、タンク本体内に鋼球が貯蔵された状態で、回転昇降駆動装置の作動により、鋼球排出管を回転させつつ下降させ、該鋼球排出管の鋼球取入口並びに上端開口を、タンク本体内部に貯蔵されている鋼球の上面より低い位置まで下降させると、タンク本体内部の鋼球は、翼によって撹拌されつつ鋼球排出管の鋼球取入口並びに上端開口から鋼球排出管内へ流れ込み、該鋼球排出管から鋼球出口へ排出される。 【0020】この結果、タンク本体内の鋼球は、鋼球排出管の上端開口からだけではなく鋼球排出管の中途部外周面に穿設された鋼球取入口からも均等に排出されるため、鋼球タンクの底部に溜まった鋼球も使用されやすくなり、鋼球が固着する心配がほとんどなくなると共に、万が一、鋼球が固着したとしても、鋼球排出管と一緒に回転する翼により鋼球の固着状態が崩される。 【0021】又、鋼球タンクの容量が大きくなったとしても、鋼球の排出時には、該鋼球は、鋼球排出管の上端開口のみに集中せず、前記鋼球取入口にも分散して鋼球排出管内へ流入し、しかも、その際には鋼球は翼によって撹拌されているため、鋼球排出管の上端開口部近傍や鋼球取入口近傍で鋼球のブリッジが発生することが更に確実に防止されることとなる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。 【0023】図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図4及び図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図4及び図5に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1及び図2に示す如く、上下端が開口された鋼球排出管17を、その下端部が鋼球出口16に挿入された状態で回転自在且つ昇降自在となるよう、タンク本体14a内部に配設すると共に、鋼球排出管17の中途部外周面に鋼球取入口21を穿設し、鋼球排出管17を回転させ且つ昇降させる回転昇降駆動装置22をタンク本体14a上部に設けた点にある。 【0024】前記回転昇降駆動装置22は、タンク本体14aの上部に設置したケーシング23内に、モータ24によって回転駆動される駆動傘歯車25を配設すると共に、該駆動傘歯車25と噛合する従動傘歯車26を軸受27を介して回転自在に配設し、支持片18を介して鋼球排出管17に接続したスクリュー軸28を、前記ケーシング23内におけるタンク本体14aの上部に固定したナット29に螺合せしめると共に、前記従動傘歯車26に対して一緒に回転し且つ上下方向へスライド自在となるよう貫通せしめてなる構成を有しており、前記モータ24による駆動傘歯車25の所要方向への回転駆動により従動傘歯車26を回転させてスクリュー軸28を回転させ、該スクリュー軸28をナット29に対して昇降させることにより、前記鋼球排出管17を回転させつつ昇降させ得るようにしてある。 【0025】尚、前記スクリュー軸28は、図2に示す如く、周方向所要箇所に軸線方向(図2の紙面と直交する方向)へ延びるキー溝30を刻設してあり、該キー溝30に、従動傘歯車26側に固定された回り止めとしてのキー31をスライド自在に嵌合させ、これにより、従動傘歯車26と一緒に回転しつつ該従動傘歯車26に対して軸線方向へスライドし得るようになっている。 【0026】次に、上記図示例の作動を説明する。 【0027】ガスガスヒータ2の伝熱管群3(図4参照)に付着した灰や煤塵の除去を行う際には、タンク本体14a内に鋼球Bが貯蔵された状態で、回転昇降駆動装置22のモータ24による駆動傘歯車25の所要方向への回転駆動により従動傘歯車26を回転させてスクリュー軸28を回転させ、該スクリュー軸28をナット29に対して下降させることにより、鋼球排出管17を回転させつつ下降させ、該鋼球排出管17の鋼球取入口21並びに上端開口を、タンク本体14a内部に貯蔵されている鋼球Bの上面より低い位置まで下降させると、タンク本体14a内部の鋼球Bは、鋼球排出管17の鋼球取入口21並びに上端開口から鋼球排出管17内へ流れ込み、該鋼球排出管17から鋼球出口16に接続された鋼球供給管路20を介して図4に示される鋼球ダスト除去装置9へ送られ、該鋼球ダスト除去装置9へ送られた鋼球Bは垂直搬送装置10へ送給され、該垂直搬送装置10により上方へ搬送され、切換弁12の切り換えによりシュート管11を介して鋼球分配器4へ供給される。 【0028】この結果、タンク本体14a内の鋼球Bは、鋼球排出管17の上端開口からだけではなく鋼球排出管17の中途部外周面に穿設された鋼球取入口21からも均等に排出されるため、鋼球タンク14の底部に溜まった鋼球Bも使用されやすくなり、鋼球Bが固着する心配がほとんどなくなる。 【0029】又、鋼球タンク14の容量が大きくなったとしても、鋼球Bの排出時には、該鋼球Bは、鋼球排出管17の上端開口のみに集中せず、前記鋼球取入口21にも分散して鋼球排出管17内へ流入するため、鋼球排出管17の上端開口部近傍で鋼球Bのブリッジが発生することもなくなる。 【0030】こうして、タンク本体14a内の鋼球Bを上部からだけではなく中途部からも均等に排出し得、鋼球Bの固着や詰りを防止し得る。 【0031】図3は本発明を実施する形態の他の例であって、図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、鋼球排出管17の鋼球取入口21近傍所要位置に、タンク本体14a内部に貯蔵された鋼球Bを撹拌するための翼32を取り付けたものである。 【0032】図3に示す例において、ガスガスヒータ2の伝熱管群3(図4参照)に付着した灰や煤塵の除去を行う際には、図1及び図2に示す例と同様、タンク本体14a内に鋼球Bが貯蔵された状態で、回転昇降駆動装置22のモータ24による駆動傘歯車25の所要方向への回転駆動により従動傘歯車26を回転させてスクリュー軸28を回転させ、該スクリュー軸28をナット29に対して下降させることにより、鋼球排出管17を回転させつつ下降させ、該鋼球排出管17の鋼球取入口21並びに上端開口を、タンク本体14a内部に貯蔵されている鋼球Bの上面より低い位置まで下降させると、タンク本体14a内部の鋼球Bは、翼32によって撹拌されつつ鋼球排出管17の鋼球取入口21並びに上端開口から鋼球排出管17内へ流れ込み、該鋼球排出管17から鋼球出口16に接続された鋼球供給管路20を介して図4に示される鋼球ダスト除去装置9へ送られ、該鋼球ダスト除去装置9へ送られた鋼球Bは垂直搬送装置10へ送給され、該垂直搬送装置10により上方へ搬送され、切換弁12の切り換えによりシュート管11を介して鋼球分配器4へ供給される。 【0033】この結果、タンク本体14a内の鋼球Bは、鋼球排出管17の上端開口からだけではなく鋼球排出管17の中途部外周面に穿設された鋼球取入口21からも均等に排出されるため、鋼球タンク14の底部に溜まった鋼球Bも使用されやすくなり、鋼球Bが固着する心配がほとんどなくなると共に、万が一、鋼球Bが固着したとしても、鋼球排出管17と一緒に回転する翼32により鋼球Bの固着状態が崩される。 【0034】又、鋼球タンク14の容量が大きくなったとしても、鋼球Bの排出時には、該鋼球Bは、鋼球排出管17の上端開口のみに集中せず、前記鋼球取入口21にも分散して鋼球排出管17内へ流入し、しかも、その際には鋼球Bは翼32によって撹拌されているため、鋼球排出管17の上端開口部近傍や鋼球取入口21近傍で鋼球Bのブリッジが発生することが更に確実に防止されることとなる。 【0035】こうして、図3に示す例の場合にも、図1及び図2に示す例の場合と同様に、タンク本体14a内の鋼球Bを上部からだけではなく中途部からも均等に排出し得、鋼球Bの固着や詰りを防止し得る。 【0036】尚、本発明の鋼球タンクは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 【0037】 【発明の効果】以上、説明したように本発明の鋼球タンクによれば、タンク本体内の鋼球を上部からだけではなく中途部からも均等に排出し得、鋼球の固着や詰りを防止し得るという優れた効果を奏し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000099 【氏名又は名称】石川島播磨重工業株式会社 【識別番号】000198318 【氏名又は名称】石川島検査計測株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山田 恒光 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−159994 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月15日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−324666 |
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