| 【発明の名称】 |
車載用低温庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】高野 善昭
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| 【要約】 |
【課題】搬送車のバッテリーを使用して冷却装置を駆動する車載用低温庫において、搬送車のバッテリー上がりを未然に回避することができ、安全な低温物品輸送を実現する。
【解決手段】車載用低温庫1は、貯蔵室を構成する本体と、貯蔵室内を冷却する冷却装置を備え、搬送車9に積載されると共に、当該搬送車9のバッテリー7より給電を受けて冷却装置を駆動するものであって、バッテリー7の蓄電容量を検知するバッテリー容量検知部11と、このバッテリー容量検知部11が検知するバッテリー7の蓄電容量が所定の低い値に低下した場合、警報装置13により警報を発する制御部12とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 貯蔵室を構成する本体と、前記貯蔵室内を冷却する冷却装置を備え、搬送車に積載されると共に、当該搬送車のバッテリーより給電を受けて前記冷却装置を駆動する車載用低温庫において、前記バッテリーの蓄電容量を検知する容量検知手段と、この容量検知手段が検知する前記バッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合、警報手段により警報を発する制御手段とを備えていることを特徴とする車載用低温庫。 【請求項2】 制御手段は、バッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合、冷却装置への給電を断つことを特徴とする請求項1の車載用低温庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、搬送車に積載され、当該搬送車のバッテリーより給電を受けて冷却装置を駆動する車載用低温庫に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種車載用低温庫は例えば特開平3−70962号公報(F25D11/00)の低温物品輸送システムにおいて用いられる冷蔵庫として示されている。係る物流システムにおいては低温庫の輸送中、交流電源が使用できないことから、従来は低温庫に専用のバッテリーを搭載し、係る専用のバッテリーにより圧縮機を駆動させ、蒸発器により貯蔵室を冷却していた。 【0003】また、他の方法としては低温庫専用のバッテリーを搭載せずに、搬送車のバッテリーにより低温庫の圧縮機を駆動させるものもあった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の方法では低温庫用のバッテリーを充電する機能がないため、配送の度にバッテリーを充電しなければならず、バッテリーを低温庫から積み下ろす作業が必要となるなどの面倒が生じていた。 【0005】また、後者の方法では係る不都合は解消されるものの、搬送車のバッテリーを使用して貯蔵庫内を冷却しているため、搬送車が特にエンジンを止めて停車している間に、バッテリーが過放電となることによるバッテリー上がりが生じる問題があった。 【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、搬送車のバッテリーを使用して冷却装置を駆動する車載用低温庫において、搬送車のバッテリー上がりを未然に回避することができ、安全な低温物品輸送を実現することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の車載用低温庫は、貯蔵室を構成する本体と、貯蔵室内を冷却する冷却装置を備え、搬送車に積載されると共に、当該搬送車のバッテリーより給電を受けて冷却装置を駆動するものであって、バッテリーの蓄電容量を検知する容量検知手段と、この容量検知手段が検知するバッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合、警報手段により警報を発する制御手段とを備えているものである。 【0008】本発明によれば、貯蔵室を構成する本体と、貯蔵室内を冷却する冷却装置を備え、搬送車に積載されて当該搬送車のバッテリーより給電を受け、冷却装置を駆動する車載用低温庫において、バッテリーの蓄電容量を検知する容量検知手段と、この容量検知手段が検知するバッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合、警報手段により警報を発する制御手段とを設けたので、特に搬送車の停車中に、バッテリーが過放電となってしまう以前に警報を発して作業者に報知することが可能となる。 【0009】これにより、搬送車のバッテリー上がりを未然に回避することができ、安全な低温物品輸送を実現することが可能となるものである。 【0010】請求項2の発明の車載用低温庫は、請求項1の発明に加えて、制御手段が、バッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合、冷却装置への給電を断つものである。 【0011】請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて制御手段は、バッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合に、冷却装置への給電を断つので、過放電によるバッテリー上がりを防止し、搬送車の運行に必要な必要最小限の蓄電容量を確実に維持することができるようになり、より一層円滑且つ安全な物品輸送を実現することができるようになるものである。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の車載用低温庫1の斜視図、図2は搬送車9のバッテリー7を含む本発明の車載用低温庫1の電気回路図である。 【0013】図1において、車載用低温庫1は、上面に開口を有した断熱箱体2により本体が構成されると共に、前記開口を開閉自在に閉塞する断熱扉3と、冷却装置を構成する圧縮機6や図示しない送風機などを収納するための機械室4とから構成されている。前記断熱箱体2内には生鮮食品等の低温物品を収納するための貯蔵室5が形成されていると共に、前記圧縮機6と共に冷却装置の冷凍サイクルを構成する図示しない蒸発器が貯蔵室5内に設けられている。 【0014】この低温庫1は後述する搬送車9の荷台に積載設置される。そして、貯蔵室5内に食品等を収納し、冷却しながら配送するために用いられるものである。 【0015】次に、図2においてC1は車載用低温庫1の電気回路を示し、C2は搬送車9側の電気回路を示す。搬送車9は、図示しないエンジンと、車両発電機8及びバッテリー7を備えており、これら車両発電機8及びバッテリー7によって車両発電装置を構成している。 【0016】車両発電機8は前記エンジンにより駆動されて発電し、その起電力はバッテリー7に蓄電される。このバッテリー7の出力は搬送車9の運行に使用される電装部品への給電のために用いられるのに加え、車載用低温庫1にも給電される。この場合バッテリー7は、車載用低温庫1内に設けられた容量検知手段としてのバッテリー容量検知部11、及び、制御手段としての制御部12を介して圧縮機(DCコンプレッサ)6に接続されている。 【0017】このバッテリー容量検知部11は、前記バッテリー7の蓄電容量を検知するものであり、前記制御部12は、バッテリー容量検知部11がバッテリー7の蓄電容量が所定の低い値に低下したことを知らせるための警報手段として警報装置13(ブザーやランプから成る)と、前記バッテリー容量検知部11により所定の低い値に低下した場合に通電を遮断する負荷遮断リレー14、及び、貯蔵室5内の温度を検出する温度センサー15により作動するサーモ(温度調節器)16により構成されている。 【0018】このサーモ16は、貯蔵室5内の設定温度が例えば+3℃であったならば、上限温度+5℃でON(閉)になって圧縮機6を運転し、下限温度+1℃でOFF(開)となって圧縮機6の運転を停止させるものである。 【0019】以上の構成で次ぎに、車載用低温庫1の搬送中の動作を説明する。バッテリー7の蓄電容量が充分な値である場合、バッテリー容量検知部11の出力に基づき、制御部12は負荷遮断リレー14をON(閉)すると共に、警報装置13はOFF(停止)している。この状態で前記サーモ16は温度センサー15が検出する貯蔵室5内の温度に基づき、前述の如くON−OFFして圧縮機6にバッテリー7の電力を供給する。これによって、圧縮機6は運転を制御され、前記蒸発器が冷却作用を発揮して貯蔵室5内は平均として設定温度である+3℃程に維持される。 【0020】次ぎに、配達のために搬送車9が停車すると、車両発電機8の出力も停止する。これによりバッテリー7は放電のみとなる。そして、このバッテリー7の蓄電容量が所定の低い値まで低下すると、制御部12は当該バッテリー容量検知部11の出力に基づき、警報装置13をON(例えばブザーが鳴り、ランプが点灯)して警報を発令すると共に、負荷遮断リレー14をOFF(開)し、サーモ16のON/OFFに係わらず、圧縮機6への通電を強制的に遮断する。 【0021】また、搬送車9のエンジンの始動されて車両発電機8が起電力を発生し、バッテリー7の蓄電容量が上昇して、所定の値まで回復した場合、制御部12はバッテリー容量検知部11の出力に基づいて警報装置13をOFFし、負荷遮断リレー14をONする。これによって、圧縮機6への通電は回復する。 【0022】これにより、搬送車9のバッテリー7が過放電となってしまう以前に警報を発して作業者に報知することが可能となる。また、制御部12がバッテリー7の蓄電容量が所定の低い値に低下した場合に、圧縮機6への給電を断つので、過放電によるバッテリー7の上がりを防止し、搬送車9の運行に必要な必要最小限の蓄電容量を確実に維持することができるようになり、円滑且つ安全な物品輸送を実現することができるようになる。 【0023】 【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、貯蔵室を構成する本体と、貯蔵室内を冷却する冷却装置を備え、搬送車に積載されて当該搬送車のバッテリーより給電を受け、冷却装置を駆動する車載用低温庫において、バッテリーの蓄電容量を検知する容量検知手段と、この容量検知手段が検知するバッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合、警報手段により警報を発する制御手段とを設けたので、特に搬送車の停車中に、バッテリーが過放電となってしまう以前に警報を発して作業者に報知することが可能となる。 【0024】これにより、搬送車のバッテリー上がりを未然に回避することができ、安全な低温物品輸送を実現することが可能となるものである。 【0025】また、請求項2の発明によれば、制御手段は、バッテリーの蓄電容量が所定の低い値に低下した場合に、冷却装置への給電を断つので、過放電によるバッテリー上がりを防止し、搬送車の運行に必要な必要最小限の蓄電容量を確実に維持することができるようになり、より一層円滑且つ安全な物品輸送を実現することができるようになるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】安富 耕二 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−201610 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−2432 |
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