| 【発明の名称】 |
ショーケース用冷凍装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上野 明敏
【氏名】目崎 丈統
【氏名】藤本 遊二
【氏名】西岡 克浩
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| 【要約】 |
【課題】ショーケース前方の足元の冷えを簡易な手段で解消し得るようにする。
【解決手段】一次冷媒が循環する高温側冷凍サイクルAと二次冷媒が循環する低温側冷凍サイクルBとを備え、前記二次冷媒用蒸発器12で冷却された冷風Wでショーケース4の冷却を行うショーケース用冷凍装置において、前記ショーケース4内に、前記二次冷媒用凝縮器10の上流側に直列に接続された空冷熱交換器15を配設し、該空冷熱交換器15により加熱された温風W′を前記ショーケース4の底部前方に吹き出すように構成して、ショーケース4の前方足元の冷えを解消するようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一次冷媒(x)を圧縮する一次冷媒用圧縮機(5)、一次冷媒(x)を凝縮液化する一次冷媒用凝縮器(6)、一次冷媒(x)を減圧する一次冷媒用減圧機構(7)および一次冷媒(x)を蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器(8)を冷媒配管(13)を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクル(A)と、二次冷媒(y)を圧縮する二次冷媒用圧縮機(9)、前記一次冷媒用蒸発器(8)との熱交換により二次冷媒(y)を凝縮液化する二次冷媒用凝縮器(10)、二次冷媒(y)を減圧する二次冷媒用減圧機構(11)および二次冷媒(y)を蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器(12)を冷媒配管(14)を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクル(B)とを備え、前記二次冷媒用蒸発器(12)で冷却された冷風(W)でショーケース(4)の冷却を行うショーケース用冷凍装置であって、前記ショーケース(4)内には、前記二次冷媒用凝縮器(10)の上流側に直列に接続された空冷熱交換器(15)を配設し、該空冷熱交換器(15)により加熱された温風(W′)を前記ショーケース(4)の底部前方に吹き出すように構成したことを特徴とするショーケース用冷凍装置。 【請求項2】 一次冷媒(x)を圧縮する一次冷媒用圧縮機(5)、一次冷媒(x)を凝縮液化する一次冷媒用凝縮器(6)、一次冷媒(x)を減圧する一次冷媒用減圧機構(7)および一次冷媒(x)を蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器(8)を冷媒配管(13)を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクル(A)と、二次冷媒(y)を圧縮する二次冷媒用圧縮機(9)、前記一次冷媒用蒸発器(8)との熱交換により二次冷媒(y)を凝縮液化する二次冷媒用凝縮器(10)、二次冷媒(y)を減圧する二次冷媒用減圧機構(11)および二次冷媒(y)を蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器(12)を冷媒配管(14)を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクル(B)とを備え、前記二次冷媒用蒸発器(12)で冷却された冷風(W)でショーケース(4)の冷却を行うショーケース用冷凍装置であって、前記ショーケース(4)内には、前記二次冷媒用凝縮器(10)と並列に接続された空冷熱交換器(15)を配設し、該空冷熱交換器(15)をにより加熱された温風(W′)を前記ショーケース(4)の底部前方に吹き出すように構成したことを特徴とするショーケース用冷凍装置。 【請求項3】 一次冷媒(x)を圧縮する一次冷媒用圧縮機(5)、一次冷媒(x)を凝縮液化する一次冷媒用凝縮器(6)、一次冷媒(x)を減圧する一次冷媒用減圧機構(7)および一次冷媒(x)を蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器(8)を冷媒配管(13)を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクル(A)と、二次冷媒(y)を圧縮する二次冷媒用圧縮機(9)、前記一次冷媒用蒸発器(8)との熱交換により二次冷媒(y)を凝縮液化する二次冷媒用凝縮器(10)、二次冷媒(y)を減圧する二次冷媒用減圧機構(11)および二次冷媒(y)を蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器(12)を冷媒配管(14)を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクル(B)とを備え、前記二次冷媒用蒸発器(12)で冷却された冷風(W)でショーケース(4)の冷却を行うショーケース用冷凍装置であって、前記ショーケース(4)内には、前記一次冷媒用減圧機構(7)の上流側に直列に接続された空冷熱交換器(15)を配設し、該空冷熱交換器(15)により加熱された温風(W′)を前記ショーケース(4)の底部前方に吹き出すように構成したことを特徴とするショーケース用冷凍装置。 【請求項4】 一次冷媒(x)を圧縮する一次冷媒用圧縮機(5)、一次冷媒(x)を凝縮液化する一次冷媒用凝縮器(6)、一次冷媒(x)を減圧する一次冷媒用減圧機構(7)および一次冷媒(x)を蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器(8)を冷媒配管(13)を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクル(A)と、二次冷媒(y)を圧縮する二次冷媒用圧縮機(9)、前記一次冷媒用蒸発器(8)との熱交換により二次冷媒(y)を凝縮液化する二次冷媒用凝縮器(10)、二次冷媒(y)を減圧する二次冷媒用減圧機構(11)および二次冷媒(y)を蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器(12)を冷媒配管(14)を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクル(B)とを備え、前記二次冷媒用蒸発器(12)で冷却された冷風(W)でショーケース(4)の冷却を行うショーケース用冷凍装置であって、前記ショーケース(4)内には、前記一次冷媒用蒸発器(8)を構成する内管(24)と前記二次冷媒凝縮器(10)を構成する外管(25)とからなるフィン付二重管式熱交換器(3)と、該フィン付二重管式熱交換器(3)を冷却する冷却ファン(26)とを配設するとともに、前記フィン付二重管式熱交換器(3)により加熱された温風(W′)を前記ショーケース(4)の底部前方に吹き出すように構成したことを特徴とするショーケース用冷凍装置。 【請求項5】 圧縮機(5)、凝縮器(6)、減圧機構(7)および蒸発器(8)を冷媒配管(13)を介して順次接続してなる冷凍サイクル(A)を備え、前記蒸発器(8)で冷却された冷風(W)でショーケース(4)の冷却を行うショーケース用冷凍装置であって、前記ショーケース(4)内には、前記冷凍サイクル(A)の高圧側に接続される空冷熱交換器(15)を配設し、該空冷熱交換器(15)により加熱された温風(W′)を前記ショーケース(4)の底部前方へ吹き出すように構成したことを特徴とするショーケース用冷凍装置。 【請求項6】 圧縮機(5)、空冷凝縮器(6)、減圧機構(7)および蒸発器(8)を冷媒配管(13)を介して順次接続してなる冷凍サイクル(A)を備え、前記蒸発器(8)で冷却された冷風(W)でショーケース(4)の冷却を行うショーケース用冷凍装置であって、前記空冷凝縮器(6)を、前記ショーケース(4)内に配設し、該空冷凝縮器(6)により加熱された温風(W′)の少なくとも一部を前記ショーケース(4)の底部前方へ吹き出すように構成したことを特徴とするショーケース用冷凍装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、ショーケース用冷凍装置に関し、さらに詳しくはショーケース前方の足元における冷えを防止するようにしたショーケース用冷凍装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般のショーケースは、図10に示すように、陳列棚Aに載せられた商品を該陳列棚Aの上方から吹き出された冷風Wにより冷却する構成とされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成のショーケースの場合、陳列棚Aの前方が開放された状態となっているため、上方から吹き出された冷風Wの大部分が陳列棚Aの前方に漏れ出て滞留し、ショーケースの前方の足元に冷気域Cが形成される。該冷気域Cは、夏季にはあまり問題とならないが、夏季以外の季節、特に中間期(例えば、春や秋)には、ショーケース前方を通る人の足元が冷えるという不快感を与えてしまうという問題が生じていた。 【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ショーケース前方の足元の冷えを簡易な手段で解消し得るようにすることを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、一次冷媒xを圧縮する一次冷媒用圧縮機5、一次冷媒xを凝縮液化する一次冷媒用凝縮器6、一次冷媒xを減圧する一次冷媒用減圧機構7および一次冷媒xを蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクルAと、二次冷媒yを圧縮する二次冷媒用圧縮機9、前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により二次冷媒yを凝縮液化する二次冷媒用凝縮器10、二次冷媒yを減圧する二次冷媒用減圧機構11および二次冷媒yを蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器12を冷媒配管14を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクルBとを備え、前記二次冷媒用蒸発器12で冷却された冷風Wでショーケース4の冷却を行うショーケース用冷凍装置において、前記ショーケース4内に、前記二次冷媒用凝縮器10の上流側に直列に接続された空冷熱交換器15を配設し、該空冷熱交換器15により加熱された温風W′を前記ショーケース4の底部前方に吹き出すように構成している。 【0006】上記のように構成したことにより、冷凍装置の運転時において、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、二次冷媒用圧縮機9から吐出されたガス冷媒yは、二次冷媒用凝縮器10に供給される前に空冷熱交換器15で冷却されることとなるため、二次冷媒用凝縮器10において二次冷媒yを凝縮液化するに要する冷却能力が減少することとなり、高温側冷凍サイクルAの容量を小さくすることができる。 【0007】請求項2の発明では、上記課題を解決するための手段として、一次冷媒xを圧縮する一次冷媒用圧縮機5、一次冷媒xを凝縮液化する一次冷媒用凝縮器6、一次冷媒xを減圧する一次冷媒用減圧機構7および一次冷媒xを蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクルAと、二次冷媒yを圧縮する二次冷媒用圧縮機9、前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により二次冷媒yを凝縮液化する二次冷媒用凝縮器10、二次冷媒yを減圧する二次冷媒用減圧機構11および二次冷媒yを蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器12を冷媒配管14を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクルBとを備え、前記二次冷媒用蒸発器12で冷却された冷風Wでショーケース4の冷却を行うショーケース用冷凍装置において、前記ショーケース4内に、前記二次冷媒用凝縮器10と並列に接続された空冷熱交換器15を配設し、該空冷熱交換器15により加熱された温風W′を前記ショーケース4の底部前方に吹き出すように構成している。 【0008】上記のように構成したことにより、冷凍装置の運転時において、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yの一部が空冷熱交換器15で凝縮液化される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、二次冷媒用圧縮機9から吐出されたガス冷媒yは、その一部が空冷熱交換器15で凝縮液化されることとなるため、二次冷媒用凝縮器10で凝縮液化される冷媒量が減少することなる。従って、二次冷媒用凝縮器10において二次冷媒yを凝縮液化するに要する冷却能力が減少することとなり、高温側冷凍サイクルAの容量を小さくすることができる。 【0009】請求項3の発明では、上記課題を解決するための手段として、一次冷媒xを圧縮する一次冷媒用圧縮機5、一次冷媒xを凝縮液化する一次冷媒用凝縮器6、一次冷媒xを減圧する一次冷媒用減圧機構7および一次冷媒xを蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクルAと、二次冷媒yを圧縮する二次冷媒用圧縮機9、前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により二次冷媒yを凝縮液化する二次冷媒用凝縮器10、二次冷媒yを減圧する二次冷媒用減圧機構11および二次冷媒yを蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器12を冷媒配管14を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクルBとを備え、前記二次冷媒用蒸発器12で冷却された冷風Wでショーケース4の冷却を行うショーケース用冷凍装置において、前記ショーケース4内に、前記一次冷媒用減圧機構7の上流側に直列に接続された空冷熱交換器15を配設し、該空冷熱交換器15により加熱された温風W′を前記ショーケース4の底部前方に吹き出すように構成している。 【0010】上記のように構成したことにより、冷凍装置の運転時において、一次冷媒用圧縮機5から吐出された後、一次冷媒用凝縮器6で凝縮液化された比較的温度の高い液冷媒xが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、空冷熱交換器15が高温側冷凍サイクルAにおける過冷却器として作用することとなるため、一次冷媒用凝縮器6の容量を小さくできる。 【0011】請求項4の発明では、上記課題を解決するための手段として、一次冷媒xを圧縮する一次冷媒用圧縮機5、一次冷媒xを凝縮液化する一次冷媒用凝縮器6、一次冷媒xを減圧する一次冷媒用減圧機構7および一次冷媒xを蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクルAと、二次冷媒yを圧縮する二次冷媒用圧縮機9、前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により二次冷媒yを凝縮液化する二次冷媒用凝縮器10、二次冷媒yを減圧する二次冷媒用減圧機構11および二次冷媒yを蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器12を冷媒配管14を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクルBとを備え、前記二次冷媒用蒸発器12で冷却された冷風Wでショーケース4の冷却を行うショーケース用冷凍装置において、前記ショーケース4内に、前記一次冷媒用蒸発器8を構成する内管24と前記二次冷媒凝縮器10を構成する外管25とからなるフィン付二重管式熱交換器3と、該フィン付二重管式熱交換器3を冷却する冷却ファン26とを配設するとともに、前記フィン付二重管式熱交換器3により加熱された温風W′を前記ショーケース4の底部前方に吹き出すように構成している。 【0012】上記のように構成したことにより、冷凍装置の運転時においては、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yがフィン付二重管式熱交換器3の外管25を構成する二次冷媒用凝縮器10で凝縮液化される際にフィン付二重管式熱交換器3を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、フィン付二重管式熱交換器3に供給されたガス冷媒yは、一次冷媒用蒸発器8を構成する内管24側からと外管25表面を通る空気とによって冷却されることとなるため、高温側冷凍サイクルAが受け持つ冷却能力を小さくすることができる。 【0013】本願発明の第5の基本構成(請求項5の発明)では、上記課題を解決するための手段として、圧縮機5、凝縮器6、減圧機構7および蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる冷凍サイクルAを備え、前記蒸発器8で冷却された冷風Wでショーケース4の冷却を行うショーケース用冷凍装置において、前記ショーケース4内に、前記冷凍サイクルAの高圧側に接続される空冷熱交換器15を配設し、該空冷熱交換器15により加熱された温風W′を前記ショーケース4の底部前方へ吹き出すように構成している。 【0014】上記のように構成したことにより、冷凍装置の運転時において、圧縮機5から吐出された高温の吐出ガス冷媒x、あるいは凝縮器6で凝縮液化された比較的温度の高い液冷媒xが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、空冷熱交換器15が冷凍サイクルAにおける過冷却器として作用することとなるため、凝縮器6の容量を小さくできる。 【0015】本願発明の第6の基本構成(請求項6の発明)では、上記課題を解決するための手段として、圧縮機5、空冷凝縮器6、減圧機構7および蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる冷凍サイクルAを備え、前記蒸発器8で冷却された冷風Wでショーケース4の冷却を行うショーケース用冷凍装置において、前記空冷凝縮器6を、前記ショーケース4内に配設し、該空冷凝縮器6により加熱された温風W′の少なくとも一部を前記ショーケース4の底部前方へ吹き出すように構成している。 【0016】上記のように構成したことにより、冷凍装置の運転時において、圧縮機5から吐出された高温の吐出ガス冷媒xが空冷凝縮器6で凝縮液化される際に、該空冷凝縮器6を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′の少なくとも一部がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。なお、この場合、温風W′の一部はダクト等を介してショーケース4の底部前方に吹き出される。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。 【0018】第1の実施の形態(請求項1に対応) 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0019】このショーケース用冷凍装置は、図1に示すように、一次冷媒xを圧縮する一次冷媒用圧縮機5、一次冷媒xを凝縮液化する一次冷媒用凝縮器6、一次冷媒xを減圧する一次冷媒用減圧機構7および一次冷媒xを蒸発気化させる一次冷媒用蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる高温側冷凍サイクルAと、二次冷媒yを圧縮する二次冷媒用圧縮機9、前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により二次冷媒yを凝縮液化する二次冷媒用凝縮器10、二次冷媒yを減圧する二次冷媒用減圧機構11および二次冷媒yを蒸発気化させる二次冷媒用蒸発器12を冷媒配管14を介して順次接続してなる低温側冷凍サイクルBとを備えた二元冷凍装置により構成されている。前記一次冷媒用蒸発器8と二次冷媒用凝縮器9とは、相互に熱交換可能にカスケード熱交換器3内に配設されている。そして、前記低温側冷凍サイクルBにおけるカスケード熱交換器3の上流側には、空冷熱交換器15が前記二次冷媒用凝縮器10と直列に配設されている。符号16は二次冷媒用蒸発器12に空気を圧送するファン、17は空冷熱交換器15に空気を圧送する冷却ファンである。 【0020】なお、前記一次冷媒用圧縮機5および一次冷媒用凝縮器6は室外ユニット1内に配置され、前記一次冷媒用減圧機構7、一次冷媒用蒸発器8、二次冷媒用圧縮機9、空冷熱交換器15、二次冷媒用凝縮器10、二次冷媒用減圧機構11および二次冷媒用蒸発器12はショーケース4内に配置されている。 【0021】また、前記ショーケース4は、図2に示すように、陳列棚18および冷風循環路19を備え、その底部には、二次冷媒用圧縮機9、カスケード熱交換器3および空冷熱交換器15を配設するための機械室20が形成されている。前記冷風循環路19には、冷却ファン16および二次冷媒用蒸発器12が配設されている。そして、前記空冷熱交換器15を通過して加熱された温風W′は、前記機械室20の前面に形成された温風吹出口23からショーケース4の前方足元に吹き出されるように構成されている。符号21は冷風吸込口、22は冷風吹出口である。 【0022】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0023】一次冷媒用圧縮機5から圧送された一次冷媒(高温のガス冷媒)xは、図1に実線矢印で示すように、一次冷媒用凝縮器6に供給され、そこで凝縮液化された後、一次冷媒用減圧機構7で減圧され、一次冷媒用蒸発器8で蒸発気化され、一次冷媒用圧縮機5へ還流される。 【0024】一方、二次冷媒用圧縮機9から圧送された二次冷媒(高温のガス冷媒)yは、図1に実線矢印で示すように、空冷熱交換器15において冷却ファン17から圧送される空気により冷却され、その後二次冷媒用凝縮器10において前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により凝縮液化された後、二次冷媒用減圧機構11で減圧され、二次冷媒用蒸発器12で蒸発気化され、二次冷媒用圧縮機9へ還流される。従って、一次冷媒用蒸発器8との熱交換により低温化された二次冷媒yが二次冷媒用蒸発器12において蒸発気化することにより、二次冷媒用蒸発器12による冷却作用が大きく向上することとなる。 【0025】ところで、従来技術の項において既に説明したように、ショーケース4の冷風吹出口22から吹き出された冷風Wの大部分は、ショーケース4の前方へ漏れ出てショーケース4の前方足元に冷気域Cが形成されるが、本実施の形態においては、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えが解消される。 【0026】この場合、二次冷媒用圧縮機9から吐出されたガス冷媒yは、二次冷媒用凝縮器10に供給される前に空冷熱交換器15で冷却されることとなるため、二次冷媒用凝縮器10において二次冷媒yを凝縮液化するに要する冷却能力が減少することとなり、高温側冷凍サイクルAの容量を小さくすることができる。 【0027】なお、前記空冷熱交換器15の容量および冷却ファン17の風量は、ショーケース4の底部前方を暖めるに要する温風W′の温度および量が確保できる最小限に設定される。また、前記一次冷媒用凝縮器6は、空冷式でも水冷式でもよい。また、前記空冷ファン17は夏季には運転停止され、望ましくは中間期(例えば、春季、秋期)にのみ運転される。 【0028】第2の実施の形態(請求項2に対応) 図3には、本願発明の第2の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0029】この場合、ショーケース4底部の機械室20には、低温側冷凍ユニットBにおける二次冷媒用凝縮器10と並列に接続された空冷熱交換器15が配設されている。その他の構成は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。 【0030】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0031】一次冷媒用圧縮機5から圧送された一次冷媒(高温のガス冷媒)xは、図3に実線矢印で示すように、一次冷媒用凝縮器6に供給され、そこで凝縮液化された後、一次冷媒用減圧機構7で減圧され、一次冷媒用蒸発器8で蒸発気化され、一次冷媒用圧縮機5へ還流される。 【0032】一方、二次冷媒用圧縮機9から圧送された二次冷媒(高温のガス冷媒)yは、図3に実線矢印で示すように、その一部が空冷熱交換器15において冷却ファン17から圧送される空気により凝縮液化されると同時に、残余のガス冷媒yが二次冷媒用凝縮器10において前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により凝縮液化された後、二次冷媒用減圧機構11で減圧され、二次冷媒用蒸発器12で蒸発気化され、二次冷媒用圧縮機9へ還流される。従って、一次冷媒用蒸発器8との熱交換により低温化された二次冷媒yが二次冷媒用蒸発器12において蒸発気化することにより、二次冷媒用蒸発器12による冷却作用が大きく向上することとなる。 【0033】そして、本実施の形態においては、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yの一部が空冷熱交換器15で凝縮される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えが解消される。 【0034】この場合、二次冷媒用圧縮機9から吐出されたガス冷媒yの一部は、空冷熱交換器15で凝縮液化されることとなるため、二次冷媒用凝縮器10で凝縮液化される冷媒量が減少することなり、高温側冷凍サイクルAが受け持つ冷却能力を小さくすることができる。 【0035】なお、前記空冷熱交換器15の容量および冷却ファン17の風量は、ショーケース4の底部前方を暖めるに要する温風W′の温度および量が確保できる最小限に設定される。また、前記一次冷媒用凝縮器6は、空冷式でも水冷式でもよい。また、前記空冷ファン17は夏季には運転停止され、望ましくは中間期(例えば、春季、秋期)にのみ運転される。 【0036】第3の実施の形態(請求項3に対応) 図4には、本願発明の第3の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0037】この場合、ショーケース4底部の機械室20には、前記一次冷媒用減圧機構7の上流側に直列に接続された空冷熱交換器15が配設されている。その他の構成は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。 【0038】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0039】一次冷媒用圧縮機5から圧送された一次冷媒(高温のガス冷媒)xは、図4に実線矢印で示すように、一次冷媒用凝縮器6に供給され、そこで凝縮液化され、空冷熱交換器15でさらに冷却された後、一次冷媒用減圧機構7で減圧され、一次冷媒用蒸発器8で蒸発気化され、一次冷媒用圧縮機5へ還流される。 【0040】一方、二次冷媒用圧縮機9から圧送された二次冷媒(高温のガス冷媒)yは、図4に実線矢印で示すように、二次冷媒用凝縮器10において前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により凝縮液化された後、二次冷媒用減圧機構11で減圧され、その後二次冷媒用蒸発器12で蒸発気化され、二次冷媒用圧縮機9へ還流される。従って、一次冷媒用蒸発器8との熱交換により低温化された二次冷媒yが二次冷媒用蒸発器12において蒸発気化することにより、二次冷媒用蒸発器12による冷却作用が大きく向上することとなる。 【0041】そして、本実施の形態においては、一次冷媒用凝縮器6で凝縮液化された比較的温度の高い液冷媒xが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、空冷熱交換器15が高温側冷凍サイクルAにおける過冷却器として作用することとなるため、一次冷媒用凝縮器6の容量を小さくできる。 【0042】なお、前記空冷熱交換器15の容量および冷却ファン17の風量は、ショーケース4の底部前方を暖めるに要する温風W′の温度および量が確保できる最小限に設定される。また、前記一次冷媒用凝縮器6は、空冷式でも水冷式でもよい。また、前記空冷ファン17は夏季には運転停止され、望ましくは中間期(例えば、春季、秋期)にのみ運転される。 【0043】第4の実施の形態(請求項4に対応) 図5には、本願発明の第4の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0044】この場合、一次冷媒用蒸発器8を構成する内管24と前記二次冷媒凝縮器10を構成する外管25とからなるフィン付二重管式熱交換器によりカスケード熱交換器3が構成されており、ショーケース4の底部には、前記カスケード熱交換器3と、該カスケード熱交換器3を冷却する冷却ファン26とが配設されている。符号27は前記外管25の外周に形成されたフィンである。そして、前記カスケード熱交換器3を通過する際に加熱された温風W′は、前記ショーケース4底部の機械室20の前面に形成された温風吹出口23(図2参照)から前方に吹き出されるように構成されている。その他の構成は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。 【0045】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0046】一次冷媒用圧縮機5から圧送された一次冷媒(高温のガス冷媒)xは、図5に実線矢印で示すように、一次冷媒用凝縮器6に供給され、そこで凝縮液化された後、一次冷媒用減圧機構7で減圧され、一次冷媒用蒸発器8で蒸発気化され、一次冷媒用圧縮機5へ還流される。 【0047】一方、二次冷媒用圧縮機9から圧送された二次冷媒(高温のガス冷媒)yは、図5に実線矢印で示すように、二次冷媒用凝縮器10において前記一次冷媒用蒸発器8との熱交換により凝縮液化された後、二次冷媒用減圧機構11で減圧され、その後二次冷媒用蒸発器12で蒸発気化され、二次冷媒用圧縮機9へ還流される。従って、一次冷媒用蒸発器8との熱交換により低温化された二次冷媒yが二次冷媒用蒸発器12において蒸発気化することにより、二次冷媒用蒸発器12による冷却作用が大きく向上することとなる。 【0048】そして、本実施の形態においては、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yがカスケード熱交換器となるフィン付二重管式熱交換器3における外管25を構成する二次冷媒用凝縮器10で凝縮液化される際にカスケード熱交換器3を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、カスケード熱交換器3に供給されたガス冷媒yは、一次冷媒用蒸発器8を構成する内管24側からと外管25表面を通る空気とによって冷却されることとなるため、高温側冷凍サイクルAが受け持つ冷却能力を小さくすることができる。 【0049】なお、前記一次冷媒用凝縮器6は、空冷式でも水冷式でもよい。また、前記空冷ファン26は夏季には運転停止され、望ましくは中間期(例えば、春季、秋期)にのみ運転される。 【0050】第5の実施の形態(請求項5に対応) 図6には、本願発明の第5の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0051】この場合、ショーケース用冷凍装置は、圧縮機5、凝縮器6、減圧機構7および蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる冷凍サイクルAを備えた一元冷凍装置により構成されている。そして、ショーケース4は、冷風循環路19を備え、その底部には、前記減圧機構7の上流側に凝縮器6と直列に接続された空冷熱交換器15を配設するための機械室20が形成されている。前記冷風循環路19には、冷却ファン16および蒸発器8が配設されている。そして、前記空冷熱交換器15を通過して加熱された温風W′は、前記機械室20の前面からショーケース4の前方足元に吹き出されるように構成されている。なお、前記圧縮機5および凝縮器6は室外ユニット1内に配置されている。符号17は空冷熱交換器15に空気を圧送する冷却ファンである。 【0052】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0053】圧縮機5から圧送された冷媒(高温のガス冷媒)xは、図6に実線矢印で示すように、凝縮器6に供給され、そこで凝縮液化され、空冷熱交換器15でさらに冷却された後、減圧機構7で減圧され、蒸発器8で蒸発気化され、その後圧縮機5へ還流される。前記蒸発器8で冷却された冷風Wによりショーケース4が冷却されることとなっている。 【0054】そして、本実施の形態においては、凝縮器6で凝縮液化された比較的温度の高い液冷媒xが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなる。この場合、空冷熱交換器15が冷凍サイクルAにおける過冷却器として作用することとなるため、凝縮器6の容量を小さくできる。 【0055】なお、前記空冷熱交換器15の容量および冷却ファン17の風量は、ショーケース4の底部前方を暖めるに要する温風W′の温度および量が確保できる最小限に設定される。また、前記凝縮器6は、空冷式でも水冷式でもよい。また、前記空冷ファン17は夏季には運転停止され、望ましくは中間期(例えば、春季、秋期)にのみ運転される。 【0056】また、本実施の形態では、ショーケース用冷凍装置を、室外ユニットを備えた分離型としているが、ショーケース内に冷凍装置全体を配置した一体型とすることもできる。 【0057】第6の実施の形態(請求項5に対応) 図7には、本願発明の第6の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0058】この場合、ショーケース用冷凍装置は、圧縮機5、凝縮器6、減圧機構7および蒸発器8を冷媒配管13を介して順次接続してなる冷凍サイクルAを備えた一元冷凍装置により構成されている。そして、ショーケース4は、冷風循環路19を備え、その底部には、前記圧縮機5、該圧縮機5の吐出側において凝縮器6と直列に接続された空冷熱交換器15および減圧機構7を配設するための機械室20が形成されている。前記冷風循環路19には、冷却ファン16および蒸発器8が配設されている。そして、前記空冷熱交換器15を通過して加熱された温風W′は、前記機械室20の前面からショーケース4の前方足元に吹き出されるように構成されている。符号17は空冷熱交換器15に空気を圧送する冷却ファンである。 【0059】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0060】圧縮機5から圧送された高温の吐出ガス冷媒xは、図7に実線矢印で示すように、空冷熱交換器15において冷却ファン17から圧送される空気により冷却され、その後凝縮器6において凝縮液化された後、減圧機構7で減圧され、蒸発器8で蒸発気化され、圧縮機5へ還流される。前記蒸発器8で冷却された冷風Wによりショーケース4が冷却されることとなっている。 【0061】そして、本実施の形態においては、圧縮機5から吐出された高温のガス冷媒xが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えが解消される。 【0062】この場合、圧縮機5から吐出されたガス冷媒xは、凝縮器6に供給される前に空冷熱交換器15で冷却されることとなるため、凝縮器6において冷媒xを凝縮液化するに要する冷却能力が減少することとなり、凝縮器6を小型化できる。 【0063】なお、前記空冷熱交換器15の容量および冷却ファン17の風量は、ショーケース4の底部前方を暖めるに要する温風W′の温度および量が確保できる最小限に設定される。また、前記凝縮器6は、空冷式でも水冷式でもよい。また、前記空冷ファン17は夏季には運転停止され、望ましくは中間期(例えば、春季、秋期)にのみ運転される。 【0064】第7の実施の形態(請求項5に対応) 図8には、本願発明の第7の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0065】この場合、空冷熱交換器15が凝縮器6と並列に接続されている点のみが第6実施の形態と相異しており、その他の構成は第6の実施の形態と同様なので説明を省略する。 【0066】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0067】圧縮機5から圧送された高温の吐出ガス冷媒xは、図8に実線矢印で示すように、その一部が空冷熱交換器15において冷却ファン17から圧送される空気により凝縮液化され、残余が凝縮器6において凝縮液化された後、減圧機構7で減圧され、蒸発器8で蒸発気化され、圧縮機5へ還流される。前記蒸発器8で冷却された冷風Wによりショーケース4が冷却されることとなっている。 【0068】そして、本実施の形態においては、圧縮機5から吐出された高温のガス冷媒x一部が空冷熱交換器15で凝縮液化される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えが解消される。 【0069】この場合、圧縮機5から吐出されたガス冷媒xの一部が、空冷熱交換器15で冷却されることとなるため、凝縮器6において冷媒xを凝縮液化するに要する冷却能力が減少することとなり、凝縮器6を小型化できる。 【0070】なお、前記空冷熱交換器15の容量および冷却ファン17の風量は、ショーケース4の底部前方を暖めるに要する温風W′の温度および量が確保できる最小限に設定される。また、前記凝縮器6は、空冷式でも水冷式でもよい。また、前記空冷ファン17は夏季には運転停止され、望ましくは中間期(例えば、春季、秋期)にのみ運転される。 【0071】第8の実施の形態(請求項6に対応) 図9には、本願発明の第8の実施の形態にかかるショーケース用冷凍装置が示されている。 【0072】この場合、ショーケース冷凍装置における凝縮器6として空冷凝縮器が用いられており、該空冷凝縮器6において冷媒xが凝縮液化される際に空冷凝縮器6に冷却ファン27により圧送される空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′の一部がショーケース4の底部前方へ吹き出されるように構成されている。なお、空冷熱交換器15は省略されている。その他の構成は第6の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。 【0073】上記のように構成されたショーケース用冷凍装置は、次のように作用する。 【0074】圧縮機5から圧送された高温の吐出ガス冷媒xは、図9に実線矢印で示すように、空冷凝縮器6において凝縮液化された後、減圧機構7で減圧され、蒸発器8で蒸発気化され、圧縮機5へ還流される。前記蒸発器8で冷却された冷風Wによりショーケース4が冷却されることとなっている。 【0075】そして、本実施の形態においては、圧縮機5から吐出された高温のガス冷媒xが空冷凝縮器6で凝縮液化される際に該空冷凝縮器6を通過する空気が加熱されて温風W′となり、該温風W′がショーケース4の底部前方に吹き出される。従って、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えが解消される。 【0076】なお、本実施の形態の場合、空冷凝縮器6に圧送される空気は、冷凍能力を確保できる量の冷媒を凝縮液化するに十分な量が必要なため、空冷凝縮器6を通過して加熱された温風W′の全量をショーケース4の底部前方へ吹き出すと、暖かくなり過ぎるという弊害が生ずるおそれがあるので、温風W′の大部分をショーケース4の背面側等に吹き出し、温風W′の一部をダクト(図示省略)を介してショーケース4の底部前方へ導くようにしている。 【0077】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となってショーケース4の底部前方に吹き出されるようにしたので、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えを、空冷熱交換器15を付設するという簡易な手段により解消することができるという優れた効果がある。 【0078】しかも、この場合、二次冷媒用圧縮機9から吐出されたガス冷媒yは、二次冷媒用凝縮器10に供給される前に空冷熱交換器15で冷却されることとなるため、二次冷媒用凝縮器10で凝縮液化される冷媒量が減少することなり、高温側冷凍サイクルAが受け持つ冷却能力を小さくすることできるという効果もある。 【0079】請求項2の発明によれば、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yの一部が空冷熱交換器15で凝縮される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となってショーケース4の底部前方に吹き出されるようにしたので、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えを、空冷熱交換器15を付設するという簡易な手段により解消することができるという優れた効果がある。 【0080】しかも、この場合、二次冷媒用圧縮機9から吐出されたガス冷媒yの一部は、空冷熱交換器15で凝縮液化されることとなるため、二次冷媒用凝縮器10で凝縮液化される冷媒量が減少することなり、高温側冷凍サイクルAが受け持つ冷却能力を小さくすることできるという効果もある。 【0081】請求項3の発明によれば、一次冷媒用凝縮器6で凝縮液化された比較的温度の高い液冷媒xが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となってショーケース4の底部前方に吹き出されるようにしたので、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えを、空冷熱交換器15を付設するという簡易な手段により解消することができるという優れた効果がある。 【0082】しかも、この場合、空冷熱交換器15が高温側冷凍サイクルAにおける過冷却器として作用することとなるため、一次冷媒用凝縮器6の容量を小さくできるという効果もある。 【0083】請求項4の発明によれば、二次冷媒用圧縮機9から吐出された高温のガス冷媒yがフィン付二重管式熱交換器3における外管25を構成する二次冷媒用凝縮器10で凝縮液化される際にフィン付二重管式熱交換器3を通過する空気が加熱されて温風W′となってショーケース4の底部前方に吹き出されるようにしたので、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えを一次冷媒用蒸発器8と二次冷媒用凝縮器10とをフィン付二重管式熱交換器3で構成するという簡易な手段により解消することができるという優れた効果がある。 【0084】しかも、この場合、フィン付二重管式熱交換器3に供給されたガス冷媒yは、一次冷媒用蒸発器8を構成する内管24側からと外管25表面を通る空気とによって冷却されることとなるため、高温側冷凍サイクルAが受け持つ冷却能力を小さくすることできるという効果もある。 【0085】請求項5の発明によれば、圧縮機5から吐出された高温の吐出ガス冷媒x、あるいは凝縮器6で凝縮液化された比較的温度の高い液冷媒xが空冷熱交換器15で冷却される際に該空冷熱交換器15を通過する空気が加熱されて温風W′となりってショーケース4の底部前方に吹き出されるようにしたので、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えを、空冷熱交換器15を付設するという簡易な手段により解消することができるという優れた効果がある。 【0086】しかも、空冷熱交換器15が冷凍サイクルAにおける予冷器、凝縮器あるいは過冷却器として作用することとなるため、凝縮器6の容量を小さくできるという効果もある。 【0087】請求項6の発明によれば、圧縮機5から吐出された高温の吐出ガス冷媒xが空冷凝縮器6で凝縮液化される際に、該空冷凝縮器6を通過する空気が加熱されて温風W′となって少なくとも一部がショーケース4の底部前方に吹き出されるようにしたので、、ショーケース4の底部前方に形成される冷気域Cが温風W′により暖められることとなり、前記冷気域Cによる足元の冷えを、凝縮器として空冷凝縮器6を用いるという簡易な手段により解消することができるという優れた効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002853 【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】大浜 博
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| 【公開番号】 |
特開平11−173726 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−342924 |
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