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【発明の名称】 電気冷蔵庫
【発明者】 【氏名】工藤 恭久

【要約】 【課題】電気冷蔵庫の紙パック容器飲料などの保持を良好とし、取出時の障害を削減した電気冷蔵庫を提供することを目的とする。

【解決手段】本体1の前面に開閉自在に枢支された冷蔵庫の扉体2後部のドアバック2aの縦周縁部2a1の間に、垂直面3aと水平面3bを有する略断面L字状の第一ドアポケット3が設けられ、同第一ドアポケット3の垂直面3aより後方の内部且つ、前記ドアバック2aの縦周縁部2a1と支持部2a2の間に、垂直面4aと水平面4bを有する略断面L字状の第二ドアポケット4を設けてなる電気冷蔵庫1において、前記第二ドアポケット4の上端に、一端に紙パック容器20の注ぎ口20aを閉じる閉封部5aと、他端に同第二ドアポケット4の垂直面4aに装着される取付部5bを備えたストッパ5を、摺動自在に取付けてなるようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体の前面に開閉自在に枢支された冷蔵庫の扉体後部のドアバックの縦周縁部の間に、垂直面と水平面を有する略断面L字状の第一ドアポケットが設けられ、同第一ドアポケットの垂直面より後方の前記ドアバックの縦周縁部の間、または縦周縁部と支持部の間に、垂直面と水平面を有する略断面L字状の第二ドアポケットを設けてなる電気冷蔵庫において、前記第二ドアポケットの上端に、一端に紙パック容器の注ぎ口を閉じる閉封部と、他端に同第二ドアポケットの垂直面に装着される取付部を備えたストッパを摺動自在に取付けてなることを特徴とする電気冷蔵庫。
【請求項2】 前記閉封部が、前記ストッパの一端から水平方向に突出する一対の支持片と、同支持片の各々の先端から内側に折返され、その間に徐々に奥に向かい狭くしてなる間隙を有し、前記紙パック容器の注ぎ口の両端をその中央に付勢する一対の閉塞片とからなることを特徴とする請求項1記載の電気冷蔵庫。
【請求項3】 前記支持片の先端を外方に拡開してなることを特徴とする請求項2記載の電気冷蔵庫。
【請求項4】 前記支持片及びまたは閉塞片が、弾性変形可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の電気冷蔵庫。
【請求項5】 前記閉塞片の間隙側を凸となる曲面にて形成してなることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の電気冷蔵庫。
【請求項6】 前記閉塞片の上部に、前記ストッパの一端から水平方向に突出する縦支持片と、同縦支持片の先端から下側に折返され、前記紙パック容器の注ぎ口を閉口させる縦閉塞片を併設してなることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の電気冷蔵庫。
【請求項7】 前記ストッパを一体成形してなることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の電気冷蔵庫。
【請求項8】 前記閉封部を、ヒンジにより上下方向に回動自在に前記ストッパの一端に設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の電気冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気冷蔵庫に係わり、詳しくは紙パック容器飲料などの保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の一例を示す電気冷蔵庫の要部斜視図である。
【0003】従来の電気冷蔵庫1は、図に示すように、紙パック容器20をボトルストッパ21によって保持し、倒れを防止する構造であった。
【0004】しかしながら、前記ボトルストッパ21による保持の場合、完全に保持することが困難であり、さらに紙パック容器20上端にある注ぎ口20aの折り曲げが、収納時にしっかりと閉封されていないと、扉の急激な開閉によって前記紙パック容器20内の飲料(牛乳、ジュースなど)が溢れ出て庫内を汚すおそれがある問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来型の問題点に鑑み発明されたものであって、電気冷蔵庫の紙パック容器飲料などの保持を良好とし、取出時の障害を削減した電気冷蔵庫を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、本体の前面に開閉自在に枢支された冷蔵庫の扉体後部のドアバックの縦周縁部の間に、垂直面と水平面を有する略断面L字状の第一ドアポケットが設けられ、同第一ドアポケットの垂直面より後方の前記ドアバックの縦周縁部の間、または縦周縁部と支持部の間に、垂直面と水平面を有する略断面L字状の第二ドアポケットを設けてなる電気冷蔵庫において、前記第二ドアポケットの上端に、一端に紙パック容器の注ぎ口を閉じる閉封部と、他端に同第二ドアポケットの垂直面に装着される取付部を備えたストッパを摺動自在に取付けてなるようにする。
【0007】そして、前記閉封部が、前記ストッパの一端から水平方向に突出する一対の支持片と、同支持片の各々の先端から内側に折返され、その間に徐々に奥に向かい狭くしてなる間隙を有し、前記紙パック容器の注ぎ口の両端をその中央に付勢する一対の閉塞片とからなるようにする。また、前記支持片の先端を外方に拡開してなるようにする。さらに、前記支持片及びまたは閉塞片が、弾性変形可能であるようにする。そして、前記閉塞片の間隙側を凸となる曲面にて形成してなるようにする。
【0008】一方、前記閉塞片の上部に、前記ストッパの一端から水平方向に突出する縦支持片と、同縦支持片の先端から下側に折返され、前記紙パック容器の注ぎ口を閉口させる縦閉塞片を併設してなるようにする。そして、前記ストッパを一体成形してなるようにする。あるいは、前記閉封部を、ヒンジにより上下方向に回動自在に前記ストッパの一端に設けてなるようにする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す電気冷蔵庫の要部斜視図、図2は、図1のAA’断面を示す要部断面図、図3は本発明の一実施例を示す電気冷蔵庫の要部拡大斜視図であり、(a)はストッパによる保持前、(b)はストッパによる保持後を示す。本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。なお、従来と同じ部分の符号は同一とする。
【0010】以下に、本発明を図に示す一実施例に基づいて説明すると、1は電気冷蔵庫本体、2は扉体、2aはドアバック、2a1は縦周縁部、2a2は支持部、3は第一ドアポケット、3aは垂直面、3bは水平面、4は第二ドアポケット、4aは垂直面、4bは水平面、5はストッパ、5aは閉封部、5a1は支持片、5a2は閉塞片、5bは取付部、5b1は保持脚を示す。
【0011】本体1の前面に開閉自在に枢支された冷蔵庫の扉体2後部のドアバック2aの縦周縁部2a1の間に、垂直面3aと水平面3bを有する略断面L字状の第一ドアポケット3が設けられている。
【0012】また、同第一ドアポケット3の垂直面3aより後方の前記ドアバック2aの縦周縁部2a1と支持部2a2の間に、垂直面4aと水平面4bを有する略断面L字状の第二ドアポケット4を設け、電気冷蔵庫1を構成している。なお、前記第二ドアポケット4はこの実施例では、前記縦周縁部2a1と支持部2a2の間に設けたが、前記縦周縁部2a1の間に設ける場合もある。ここで、前記第二ドアポケット4の上端に、一端に紙パック容器20の注ぎ口20aを閉じる閉封部5aと、他端に同第二ドアポケット4の垂直面4aに装着される取付部5bを備えた一体成形によるストッパ5を、摺動自在に取付けてなるようにする。
【0013】次いで、同ストッパの詳細について説明する。先ず、前記閉封部5aが、前記ストッパ5の一端から水平方向に突出する一対の支持片5a1と、同支持片5a1の各々の先端から内側に折返され、その間に徐々に奥に向かい狭くなる間隙sを有する一対の閉塞片5a2とからなるようにする。また、前記閉塞片5a2が、前記紙パック容器20の注ぎ口20aの両端をその中央に付勢するようにし、さらに、前記閉塞片5a2の間隙s側を凸となるR面にて形成してなるようにする。そして、前記支持片5a1の先端を外方に拡開してなるようにし、同支持片5a1及びまたは、前記閉塞片5a2が弾性変形可能にしている。なお、図には示さないが、前記支持片5a1を略平行に突出するようにしてもよい。他方、前記取付部5bが、前記第二ドアポケット4の垂直面4aを挟み下方に突出し中央に対応する溝を形成してなる一対の保持脚5b1からなるようにする。
【0014】一方、図4は、本発明の他の実施例を示す電気冷蔵庫の要部拡大斜視図であり、(a)はストッパによる保持前、(b)はストッパによる保持後を示す。この実施例の場合、前記閉塞片5a2の上部に、前記ストッパ5の一端から水平方向に突出する縦支持片6a1と、同縦支持片6a1の先端から下側に折返され、前記紙パック容器20の注ぎ口20aを閉口させる縦閉塞片6a2を併設してなるようにする。
【0015】あるいは、図5は、本発明の他の実施例を示す電気冷蔵庫の要部拡大斜視図であり、(a)はストッパによる保持前、(b)はストッパによる保持後を示す。この実施例では、前記閉封部5aを、セルフヒンジ7により上下方向に回動自在に前記ストッパ5の一端に設けてなるようにする。
【0016】ここで、本発明の作用について説明する。上記の構成において、前記閉封部5aが、前記ストッパ5の一端から水平方向に突出する一対の支持片5a1と、同支持片5a1の各々の先端から内側に折返され、その間に徐々に奥に向かい狭くなる間隙sを有する閉塞片5a2とからなるようにし、また、前記閉塞片5a2が、前記紙パック容器20の注ぎ口20aの両端をその中央に付勢するようにし、さらに、前記閉塞片5a2に、前記間隙s側に凸となる曲面にて形成しているので、前記紙パック容器20の不完全に閉じた注ぎ口20aは、前記第一ドアポケット3の内部に前記ストッパ5の間隙sに合わせて押し込むか、あるいは前記閉封部5aを、セルフヒンジ7により下方向に回動させることにより、強制的に閉塞される。
【0017】そして、前記支持片5a1の先端を外方に拡開してなるようにし、同支持片5a1及びまたは、前記閉塞片5a2が弾性変形可能にしているので、付勢力を強くし、使い易くなり、さらに、前記閉塞片5a2の上部に、前記ストッパ5の一端から水平方向に突出する縦支持片6a1と、同縦支持片6a1の先端から下側に折返され、前記紙パック容器20の注ぎ口20aを閉口させる縦閉塞片6a2を併設することにより、前記注ぎ口20aが開いた状態でも強制的に閉じて閉塞することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の電気冷蔵庫によると、本体の前面に開閉自在に枢支された冷蔵庫の扉体後部のドアバックの縦周縁部の間に、垂直面と水平面を有する略断面L字状の第一ドアポケットが設けられ、同第一ドアポケットの垂直面より後方の前記ドアバックの縦周縁部の間、または縦周縁部と支持部の間に、垂直面と水平面を有する略断面L字状の第二ドアポケットを設けてなる電気冷蔵庫において、前記第二ドアポケットの上端に、一端に紙パック容器の注ぎ口を閉じる閉封部と、他端に同第二ドアポケットの垂直面に装着される取付部を備えたストッパを摺動自在に取付けてなるようにした。この結果、電気冷蔵庫の紙パック容器飲料などの保持、保管を良好とし、取出時の障害を削減し、貯蔵食品の取出時の操作性を向上した電気冷蔵庫を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
【出願日】 平成9年(1997)10月20日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−118337
【公開日】 平成11年(1999)4月30日
【出願番号】 特願平9−286696