| 【発明の名称】 |
冷凍冷蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】足立 正
【氏名】真鍋 章彦
【氏名】青木 孝
【氏名】森本 克彦
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| 【要約】 |
【課題】冷凍冷蔵庫の仕切壁に関し、結露を防止しつつ冷蔵庫庫内への熱リークを低く抑制した冷凍冷蔵庫を提供することを図る。
【解決手段】仕切壁3の前面に樹脂板27を用いたことにより、前面からの冷蔵庫庫内への熱リークを低く抑制することができる。また、樹脂板27の内面に従来の凝縮パイプに替えて結露防止用ヒータ32を敷設することにより、外気温度及び外気湿度の変化に対応したヒータの制御を可能とし、少電力で結露を防止することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面フランジ及び係止穴のある仕切リブを有する上面プレートと、前面フランジ及び前記係止穴に係合する係止爪のある仕切リブ保持用リブを有する下面プレートと、樹脂板と、前記上面プレートと前記下面プレートとの間に配置される断熱体と、前記樹脂板の内面に敷設される鉄板とを備えた仕切壁において、前記樹脂板の庫内方向内面に結露防止用ヒータを敷設することを特徴とする冷凍冷蔵庫。 【請求項2】 上面プレートの前面フランジと、下面プレートの前面フランジの内側に樹脂板を挟持することを特徴とする請求項1に記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項3】 樹脂板の上下端に断面がL字型のフランジを一体に成形し、上面プレートの前面フランジと下面プレートの前面フランジと樹脂板の前面プレートとを略同一面としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項4】 上面プレートの前面フランジと仕切リブの間の一対のガイドリブで形成された溝と、下面プレートの前面フランジと仕切リブ保持用リブの間の一対のガイドリブで形成された溝に、樹脂板の上方フランジと下方フランジを挿入することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項5】 前面フランジを備えた内箱と、前面フランジを備えた外箱と、前記内箱と前記外箱との間に充填された発泡断熱材と、上面プレートと、下面プレートと、前記上面プレートと前記下面プレートの間に配置される断熱体と、前記上面プレートと前記下面プレートに挟持される樹脂体とからなる仕切壁において、前記樹脂板の左右両端に保持用爪を樹脂板と一体に成形し、前記保持用爪により樹脂板を前記外箱の前面フランジ内面に係止することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項6】 樹脂板の冷凍冷蔵庫庫内方向内面の上下端に鉄板を敷設することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項7】 冷凍冷蔵庫庫内方向内面に鉄板保持用ボスを一体に成形した樹脂板と、丸穴と端面から前記丸穴へ貫通する切り欠きを設けた鉄板を有する仕切壁において、前記鉄板保持用ボスに前記切り欠きと前記丸穴を差し込むことにより鉄板を保持することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項8】 上面プレート内面から下方へ仕切リブを一体に成形し、下面プレート内面から一体に成形された一対の仕切リブ保持用リブで形成される溝に前記上面プレートの仕切リブを挿入することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項9】 仕切リブ側面に係止穴を形成した上面プレートと、係止爪を一体に成形した下面プレートを有し、前記係止穴に前記係止爪を嵌合させ、前記上面プレートと前記下面プレートを固定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の冷凍冷蔵庫。 【請求項10】 前面フランジ及び係止穴のある仕切リブを有する上面プレートと、前面フランジ及び前記係止穴に係合する係止爪のある仕切リブ保持用リブを有する下面プレートと、樹脂板と、前記上面プレートと前記下面プレートとの間に配置される断熱体と、前記樹脂板の内面に敷設される鉄板とを備えた仕切壁において前記樹脂板の中央部に上下扉の間に突出部を形成したことを特徴とする冷凍冷蔵庫。 【請求項11】 樹脂板の突出部の内面に結露防止用ヒータを敷設したことを特徴とする請求項10に記載の冷凍冷蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は二つ以上の温度帯の異なる冷蔵室又は冷凍室を備える冷凍冷蔵庫において、各室間の仕切壁の結露を防止し、かつ消費電力量を低減する技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、冷凍冷蔵庫においては、大容量化と温度帯の違いによる部屋の細分化が進んでおり、各室の仕切壁の結露防止とさらなる消費電力量の低減が求められている。 【0003】従来の冷凍冷蔵庫としては実開平5−10975号公報に開示されているものがある。 【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の冷凍冷蔵庫を説明する。図10は、従来の冷凍冷蔵庫の仕切壁の要部縦断面図である。図10において1は冷凍室、2は冷蔵室である。仕切壁3の前面には、鉄板4を埋設して断面コ字状に形成された樹脂板5が取り付けられている。鉄板4は、端部をU字状に折曲して折り返し部4aが形成され、その表面及び折り返し部4aの表面は樹脂板5の表面及び裏面に露出し、その折り返し部4aは凝縮パイプ6と接触している。また、開閉扉7,8の閉成時には、ドアパッキン9,10のパッキンマグネット11,12が鉄板4の表面に吸着してその閉成状態を維持するようになっている。 【0005】以上のように構成された冷凍冷蔵庫の仕切壁3について、以下その動作を説明する。 【0006】開閉扉7,8を閉成した場合、凝縮パイプ6の熱は、鉄板4,パッキンマグネット11,12を介してドアパッキン9,10に伝わってこれを温める結果、ドアパッキン9,10に結露現象が発生するのを防止している。一方、凝縮パイプ6によって温められた鉄板4の熱は鉄板4を固定している樹脂板5を温めるように作用するが、一般に樹脂の熱伝導率は鉄の約1/250程度であり、鉄板4の熱はほとんど樹脂板5に伝わることはない。この結果、樹脂板5の一部は、冷凍室1及び冷蔵室2の庫内冷気と接触しているが、前述したように樹脂板5の温度がほとんど上昇しないことから、圧縮機を必要以上に駆動させることが防止される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では結露防止用の熱源として凝縮パイプ6の熱を利用しているため、外気の温度及び湿度が結露しない状態であっても常に熱を発生し、冷蔵庫庫内への熱リークが余分になされるという欠点があった。 【0008】本発明は前記する従来例の課題を解決するもので、結露を防止つつ冷蔵庫庫内への熱リークを最小限に抑えた冷凍冷蔵庫を提供することを主目的とする。 【0009】本発明の他の従属的な目的は、ビス等の固定用付加材を用いずに仕切壁前面の樹脂板を保持,固定することである。 【0010】本発明の他の従属的な目的は、ドアパッキンが仕切壁前面に吸着する際に、仕切壁前面の段差を最小限に抑えることである。 【0011】本発明の他の従属的な目的は、樹脂の仕切壁前面にドアパッキンを吸着させることである。 【0012】本発明の他の従属的な目的は、両面テープ等の固定用付加材を用いずにドアパッキン吸着用の鉄板を固定することである。 【0013】本発明の他の従属的な目的は、仕切壁の組み立てをする際に、樹脂板の挿入作業性を向上させることである。 【0014】本発明の他の従属的な目的は、結露防止用ヒータを敷設している区画と断熱体を区切る仕切リブを確実に固定することである。 【0015】本発明の他の従属的な目的は、ビス等の固定用付加材を用いずに仕切壁を構成している上面プレートと下面プレートを固定することである。 【0016】本発明の更なる主とする目的は、より確実な結露の防止である。本発明の他の従属的な目的は、少ない消費電力の結露防止用ヒータで結露を防止することである。 【0017】 【課題を解決するための手段】これらの目的を達成するために本発明は、仕切壁前面の樹脂板の内面に結露防止用ヒータを敷設することとしたことにより、外気温度,外気湿度によるヒータの制御を行い,余分な冷蔵庫庫内への熱リークを防止することができる。 【0018】また、上面プレートと下面プレートのそれぞれの前面フランジの内側に樹脂板を挟持する構成としたことにより、固定用付加材を用いることなく樹脂板を保持,固定することができる。 【0019】また、上下端が断面L字状になった樹脂板を仕切壁前面のプレートとして用いることにより、ドアパッキンが仕切壁前面に吸着する際に、仕切壁前面の段差を最小限に抑制することができる。 【0020】また、上面プレートの前面フランジと仕切リブの間の一対のガイドリブで形成された溝と、下面プレートの前面フランジと仕切リブ保持用リブの間の一対のガイドリブで形成された溝に、樹脂板の上方フランジと下方フランジを挿入する構成とすることにより、樹脂板の挿入作業性を向上させることができる。 【0021】また、樹脂板の左右両端に保持用爪を樹脂板と一体に成形し、外箱の前面フランジ内面に係止する構成とすることにより、固定用付加材を用いることなく樹脂板を保持,固定することができる。 【0022】また、樹脂板の上下端に鉄板を敷設することにより、樹脂の仕切壁前面にドアパッキンを吸着させることができる。 【0023】また、丸穴を設け、端面から前記丸穴へ貫通する切り欠きを設けた鉄板を樹脂板に一体に成形された鉄板保持用ボスに差し込む構成とすることにより、固定用付加材を用いることなくドアパッキン吸着用の鉄板を固定することができる。 【0024】また、上面プレートからの仕切リブを下面プレートの仕切リブ保持用リブで形成される溝に挿入する構成とすることにより、結露防止用ヒータを敷設した区画と断熱体の区画を確実に仕切ることができる。 【0025】また、仕切リブ側面に係止穴を設け、前記係止穴に下面プレートからの係止爪を嵌合させる構成とすることにより、固定用付加材を用いずに仕切壁を構成している上面プレートと下面プレートを固定することができる。 【0026】また、樹脂板の中央部に全幅にわたって突出部を形成することにより、樹脂板の表面積を拡大し、より確実に結露を防止することができる。 【0027】また、樹脂板の突出部の内面に結露防止用ヒータを敷設することにより、より少ない消費電力の結露防止用ヒータで結露を防止することができる。 【0028】 【発明の実施の形態】本発明は、各請求項に記載した形態で実施することにより実現できるものである。すなわち、請求項1に記載したように前面フランジ及び係止穴のある仕切リブを有する上面プレートと、前面フランジ及び前記係止穴に係合する係止爪のある仕切リブ保持用リブを有する下面プレートと、樹脂板と、前記上面プレートと前記下面プレートとの間に配置される断熱体と、前記樹脂板の内面に敷設される鉄板とを備えた仕切壁において、前記樹脂板の冷凍冷蔵庫庫内方向内面に結露防止用ヒータを敷設することにより、仕切壁前面の結露を防止しつつ、外気温度及び外気湿度が結露しない状態の場合には結露防止用ヒータへの通電を止め、余分な電力の消費及び冷蔵庫庫内への熱リークを最小限に抑制することにより、低消費電力の冷凍冷蔵庫を提供することができる。 【0029】また請求項2に記載したように、上面プレートの前面フランジと、下面プレートの前面フランジの内側に樹脂板を挟持することにより、上面プレートと下面プレートは組み立て完成時には上下方向に完全に固定されるため、前記上面プレートの前面フランジと前記下面プレートの前面フランジの内側に挟持された樹脂板は、ビス等の固定用付加材を用いることなく強固に固定される。 【0030】また請求項3に記載したように、樹脂板の上下端に断面がL字型のフランジを一体に成形し、上面プレートの前面フランジと下面プレートの前面フランジと樹脂板の前面プレートとを略同一面とすることにより、上面プレートの前面フランジと、下面プレートの前面フランジと、樹脂板は、互いに段差がないように配置されドアパッキンの密着性を向上させ冷気のもれを最小限に抑制することができる。 【0031】また請求項10に記載したように、樹脂板の中央部を全幅にわたって上下扉の間に突出部を形成することにより、上扉と下扉と樹脂板との間が占める空間の体積をより少なくし、かつ、発熱する樹脂板の表面積がより大きくなることにより確実に結露を防止することができる。 【0032】また請求項11に記載したように、樹脂板の突出部の内面に結露防止用ヒータを敷設することにより、上扉と下扉と樹脂板との間が占める空間に結露防止用ヒータがより接近するため、少ない消費電力のヒータで結露を防止することができ、結露防止用ヒータを中心部に敷設するため、庫内への熱リークを最小限に抑制することができる。 【0033】なお、請求項4から請求項9に記載した構成とすることにより、本発明は容易に実施できる。 【0034】 【実施例】以下、本発明による冷凍冷蔵庫の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、図10に示す従来と同一構成部分については、同一符号を付与して詳細な説明を省略する。 【0035】(実施例1)図1は、本発明の実施例1における冷凍冷蔵庫の仕切壁の要部断面図である。図2は、同実施例における冷凍冷蔵庫本体の斜視図である。図3は、同実施例における結露防止用ヒータの敷設及び鉄板の敷設の状態を示す斜視図である。図4は、同実施例における樹脂板保持部の要部拡大断面図である。図5は、同実施例における樹脂板の断面図である。図6は、同実施例における樹脂板の側面図である。図7は、同実施例における鉄板の要部拡大側面図である。図8は、同実施例における鉄板の保持状態を示す要部断面図である。 【0036】図1において、13は仕切壁3の上面プレートであり前面フランジ14,仕切リブ15,前面フランジ14と仕切リブ15の間に設けられたガイドリブ16,17、及び仕切リブ15の側面に設けられた係止穴18が構成されている。 【0037】また、19は仕切壁3の下面プレートであり前面フランジ20,ガイドリブ21,22,係止爪23,仕切リブ保持用リブ24,25が構成されている。 【0038】上面プレート13と下面プレート19は、上面プレート13の仕切リブ15が下面プレート19から一体に成形された仕切リブ保持用リブ24,25の間の溝に挿入され、かつ、係止穴18に係止爪23をはめ込むことによって強固に固定される。また上面プレート13と下面プレート19との間には断熱体26が配置される。 【0039】また、27は樹脂板であり上方フランジ28と下方フランジ29がその両端に一体に成形されている。樹脂板27の内面にはパッキンマグネット11,12が吸着するための鉄板30,31が敷設されている。さらに樹脂板27の内面には結露防止用ヒータ32が敷設されている。 【0040】樹脂板27の上方フランジ28は上面プレート13のガイドリブ16,17で形成された溝に挿入され、下方フランジ29は下面プレート19のガイドリブ21,22で形成された溝に挿入される。上面プレート13と下面プレート19は前述したように係止穴18と係止爪23によって固定されるため、樹脂板27を上面プレート13と下面プレート19の間に挟持することができる。 【0041】その結果、上面プレート13の前面フランジ14と下面プレート19の前面フランジ20と樹脂板27は略同一面とすることができる。 【0042】図2において、33は冷蔵庫本体、34は冷却室であり、仕切壁3によって区切られ温度帯の異なる冷蔵室または冷凍室として機能する。 【0043】図3において、樹脂板27の内面にはその上下端に鉄板30,31が敷設され、中央部には結露防止用ヒータ32が敷設されている。また樹脂板27の両端には保持用爪35が形成されている。 【0044】図4において、36は側壁であり、外箱37と内箱38と発泡断熱材39とから構成されている。樹脂板27の両端に形成された保持用爪35は、外箱37と内箱38の間に挿入されており外箱37の前面フランジ40の内面に係止されている。 【0045】図5において、樹脂板27の上下端にはL字型の上方フランジ28とL字型の下方フランジ29が一体に成形されている。 【0046】図6において、樹脂板27の左右端には保持用爪35が一体に成形されている。また、保持用爪35の両端には切り欠き41が設けられ、保持用爪35に弾力性を持たせている。 【0047】図7において、鉄板30,31には丸穴42が設けられ、鉄板30,31の両端から丸穴42へ貫通する切り欠き43が設けられている。 【0048】図8において、鉄板30,31は、樹脂板27から一体に成形された鉄板保持用ボス44に、鉄板30,31に設けられた切り欠き43及び丸穴42を差し込むことにより樹脂板27に保持,固定されている。 【0049】以上のように構成された冷凍冷蔵庫について、以下その動作を説明する。まず、従来は図10に示したように凝縮パイプ6を仕切壁3の前面の鉄板4の内側に配設し、凝縮パイプ6の熱で仕切壁3の前面及びその周囲の構成部品の結露を防止していた。本発明では凝縮パイプ6の替わりに結露防止用ヒータ32を用い、樹脂板27の内面に敷設する構成とした。凝縮パイプ6の場合、圧縮機の運転中は常に凝縮パイプ6から熱を放出することとなり、外気温度及び外気湿度による仕切壁3の前面及びその周囲の部品への放熱度合の調整が困難であった。これに対して結露防止用ヒータ32を用いる場合は、外気温センサー及び湿度センサーによる発熱時間の制御が可能となり、外気が結露しない状態の時は、結露防止用ヒータ32への通電を止め、余分な電力の消費を抑制することができる。また、従来は仕切壁3の前面は鉄板4であったが、これを樹脂板27に置き替えることにより仕切壁3の上下に位置する冷却室34への熱リークを最小限に抑制することができる。これらにより、低消費電力の冷凍冷蔵庫を提供することができる。 【0050】また、樹脂板27は上面プレート13の前面フランジ14及び下面プレート19の前面フランジ20に挟持される構成となっている。これにより全幅にわたって樹脂板27を固定することができ、ビス等の固定用付加材を用いる必要がなくなる。 【0051】また、樹脂板27は一体に成形されたL字型の上方フランジ28と同じくL字型の下方フランジ29を持ち、上面プレート13の前面フランジ14と下面プレート19の前面フランジ20との段差がないように構成されているため、ドアパッキン9,10が仕切壁3の前面に吸着した際に冷却室庫内からの冷気のもれを防ぐことができる。 【0052】また、上面プレート13のガイドリブ16,17の間の溝に樹脂板27の上方フランジ28を挿入し、かつ、下面プレート19のガイドリブ21,22の間の溝に樹脂板27の下方フランジ29を挿入する構成としたため、上面プレート13及び下面プレート19に成形時の多少のそりがあったとしても、仕切壁3を組み立てる際に容易に樹脂板27を挿入することができる。 【0053】また、樹脂板27の左右両端に保持用爪35を一体に成形し、外箱37と内箱38の間に挿入し、外箱37の前面フランジ40に係止される構成とした。これにより、より確実に樹脂板27を冷蔵庫本体33に固定することができる。 【0054】また、樹脂板27の内面の上下端には鉄板30,31が敷設されている。これにより樹脂を仕切壁3の前面プレートとして用いた際の、パッキンマグネット11,12の吸着力の低下を防ぐことができる。 【0055】また、鉄板30,31には丸穴42及び端面から貫通する切り欠き43が設けられ、樹脂板27から一体に成形された鉄板保持用ボス44に切り欠き43及び丸穴42が挿入される構成となっている。これによって、両面テープ等の固定用付加材を用いることなく鉄板30,31を樹脂板27に敷設することができる。 【0056】また、上面プレート13から一体に成形された仕切リブ15は、下面プレート19から一体に成形された仕切リブ保持用リブ24,25の間の溝に挿入される構成となっている。これによって結露防止用ヒータ32によって高温になった区画と断熱体26が配置される区画を確実に区切ることができ、高温の雰囲気の流入を防止することができる。したがって冷却室への熱リークを最小限に抑制することができる。 【0057】また、仕切リブ15には係止穴18が設けられ、下面プレート19から一体に成形された係止爪23と嵌合する構成となっている。これにより、上面プレート13と下面プレート19はビス等の固定用付加材を用いることなく確実に固定されることとなる。 【0058】(実施例2)図9は、本発明の実施例2における冷凍冷蔵庫の仕切壁の要部断面図である。 【0059】図9において、13は仕切壁3の上面プレートであり前面フランジ14,仕切リブ15,前面フランジ14と仕切リブ15の間に設けられたガイドリブ16,17及び仕切リブ15の側面に設けられた係止穴18が構成されている。 【0060】また、19は仕切壁3の下面プレートであり前面フランジ20,ガイドリブ21,22,係止爪23,仕切リブ保持用リブ24,25が構成されている。 【0061】上面プレート13と下面プレート19は、上面プレート13の仕切リブ15が下面プレート19から一体に成形された仕切リブ保持用リブ24,25の間の溝に挿入され、かつ、係止穴18に係止爪23をはめ込むことによって強固に固定される。また上面プレート13と下面プレート19との間には断熱体26が配置される。 【0062】また、27は樹脂板であり上方フランジ28と下方フランジ29がその両端に一体に成形されている。樹脂板27の内面にはパッキンマグネット11,12が吸着するための鉄板30,31が敷設されている。さらに樹脂板27の中央部には全幅にわたり突出部45が設けられ、突出部45の内面には結露防止用ヒータ32が敷設されている。 【0063】樹脂板27の上方フランジ28は上面プレート13のガイドリブ16,17で形成された溝に挿入され、下方フランジ29は下面プレート19のガイドリブ21,22で形成された溝に挿入される。上面プレート13と下面プレート19は前述したように係止穴18と係止爪23によって固定されるため、樹脂板27を上面プレート13と下面プレート19の間に挟持することができる。 【0064】その結果、上面プレート13の前面フランジ14と下面プレート19の前面フランジ20と樹脂板27は略同一面とすることができる。 【0065】以上のように構成された冷凍冷蔵庫について、以下その動作を説明する。樹脂板27の中央部には全幅にわたり突出部45が設けられている。突出部45は開閉扉7,8の間の空間へむけて突出する形状であり、表面積が平板の場合に比べて拡大することにより結露防止の効果が向上する。これにより、結露防止用ヒータ32への通電時間の短縮、あるいは結露防止用ヒータ32の発熱量の低減が図れ、より低消費電力の冷凍冷蔵庫を提供することができる。 【0066】また、樹脂板27に設けられた突出部45の内側に結露防止用ヒータ32を敷設することにより、中央部のみを集中的に発熱させることができ、樹脂板27からの冷却室庫内への余分な熱リークを防ぐことができる。 【0067】 【発明の効果】請求項1記載によれば、仕切壁前面の樹脂板の内面に結露防止用ヒータを敷設したため、結露を防止しつつ冷蔵庫庫内への熱リークを最小限に抑制した冷凍冷蔵庫を提供することができる。 【0068】また、請求項2記載によれば、上面プレートと下面プレートのそれぞれの前面フランジの内側に樹脂板を挟持する構成としたため、固定用付加材を用いることなく樹脂板を保持,固定することができる。 【0069】また、請求項3記載によれば、上下端が断面L字状になった樹脂板を仕切壁前面のプレートとして用いたため、ドアパッキンが仕切壁前面に吸着する際に、仕切壁前面の段差を最小限に抑制することができる。 【0070】また、請求項4記載によれば、上面プレートの前面フランジと仕切リブの間の一対のガイドリブで形成された溝と、下面プレートの前面フランジと仕切リブ保持用リブの間の一対のガイドリブで形成された溝に、樹脂板の上方フランジと下方フランジを挿入する構成としたために、樹脂板の挿入作業性を向上させることができる。 【0071】また、請求項5記載によれば、樹脂板の左右両端に保持用爪を樹脂板と一体に成形し、外箱の前面フランジ内面に係止したために、固定用付加材を用いることなく樹脂板を保持,固定することができる。 【0072】また、請求項6記載によれば、樹脂板の冷凍冷蔵庫庫内方向内面の上下端に鉄板を敷設したために、仕切壁の上下にある扉の内側のパッキンマグネットと吸着し、扉と仕切壁との間の隙間を小さくすることができる。 【0073】また、請求項7記載によれば、丸穴を設け、端面から前記丸穴へ貫通する切り欠きを設けた鉄板を樹脂板に一体に成形された鉄板保持用ボスに差し込む構成としたために、固定用付加材を用いることなくドアパッキン吸着用の鉄板を固定することができる。 【0074】また、請求項8記載によれば、上面プレートからの仕切リブを下面プレートの仕切リブ保持用リブで形成される溝に挿入する構成としたために、結露防止用ヒータを敷設した区画と断熱体の区画を確実に仕切ることができる。 【0075】また、請求項9記載によれば、仕切リブ側面に係止穴を設け、前記係止穴に下面プレートからの係止爪を嵌合させる構成としたために、固定用付加材を用いずに仕切壁を構成している上面プレートと下面プレートを固定することができる。 【0076】また、請求項10記載によれば、樹脂板の中央部に全幅にわたって突出部を形成したために、樹脂板の表面積が拡大し、より確実に結露を防止することができる。 【0077】また、請求項11記載によれば、樹脂板の突出部の内面に結露防止用ヒータを敷設したために、より少ない消費電力の結露防止用ヒータで結露を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月21日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−118327 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−288126 |
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