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【発明の名称】 冷凍庫又は冷蔵庫における感温筒の固定装置
【発明者】 【氏名】細川 利美

【氏名】西 比呂志

【氏名】齋 博之

【要約】 【課題】内箱に巻き付けた冷却用パイプに感温筒固定部材で感温筒を固定した冷凍庫又は冷蔵庫を提供する。

【解決手段】本発明による冷凍庫又は冷蔵庫における感温筒の位置決め固定装置は、内部に貯蔵室を形成する内箱3の外周面に冷却用パイプ6を取り付け、この内箱3の温度を内部に感温体9が挿入された感温筒8で検出するようにした冷凍庫又は冷蔵庫において、前記冷却用パイプ6に少なくとも一箇所パイプを平行に配置し、この平行なパイプの間に配置した前記感温筒8を固定する矩形状の固定部材10を設け、この固定部材10は、内箱側端部10Aに一方の前記冷却用パイプ6と前記感温筒8とをはめ合わせる二つの凹部11、12を形成すると共に、他方の前記冷却用パイプ6に前記内箱側端部10Aと直交する端部10Bを接触させたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に貯蔵室を形成する内箱の外周面に冷却用パイプを取り付け、この内箱の温度を内部に感温体が挿入された感温筒で検出するようにした冷凍庫又は冷蔵庫において、前記冷却用パイプに少なくとも一箇所パイプを平行に配置し、この平行なパイプの間に配置した前記感温筒を固定する矩形状の固定部材を設け、この固定部材は、内箱側端部に一方の前記冷却用パイプと前記感温筒とをはめ合わせる二つの凹部を形成すると共に、他方の前記冷却用パイプに前記内箱側端部と直交する端部を接触させたことを特徴とする冷凍庫又は冷蔵庫における感温筒の固定装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却用パイプを内箱に取り付けた冷凍庫又は冷蔵庫における感温筒の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直冷式の冷凍庫又は冷蔵庫では内箱の外周面に冷却用パイプを取り付け、前記内箱の温度を検出する感温筒をこの内箱に固着している。
【0003】図3は、従来の感温筒の固定装置を示すもので、(A)は正面図、(B)は(A)の側面図である。
【0004】従来の感温筒の固定装置は、具体的には、図3に示すように、内部に感温体を挿入した感温筒20を例えば二つの感温筒固定部材21を介して内箱22に取り付けていた。
【0005】図3において、23は感温体のリード線、24は冷却用パイプである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3に示される上述のような従来の構成では、感温筒固定部材21をどのように取り付ければよいか、その設定が難かしいという問題があった。
【0007】即ち、感温筒を一定の位置にすることは、大量生産する商品においては、その品質を安定させる上で重要である。この部品は感温部分を冷却用パイプ(自動で正確に巻きつけられている)からの位置を正確に確保すると共に、感温筒を定められた位置に固定することが必要であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を解決するために、内部に貯蔵室を形成する内箱の外周面に冷却用パイプを取り付け、この内箱の温度を内部に感温体が挿入された感温筒で検出するようにした冷凍庫又は冷蔵庫において、前記冷却用パイプに少なくとも一箇所パイプを平行に配置し、この平行なパイプの間に配置した前記感温筒を固定する矩形状の固定部材を設け、この固定部材は、内箱側端部に一方の前記冷却用パイプと前記感温筒とをはめ合わせる二つの凹部を形成すると共に、他方の前記冷却用パイプに前記内箱側端部と直交する端部を接触させた冷凍庫又は冷蔵庫における感温筒の固定装置を提供しようとするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷凍庫又は冷蔵庫における感温筒の固定装置の実施の形態について図1及び図2を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明による冷凍庫又は冷蔵庫における感温筒の固定装置の実施の形態を示すもので、(A)は正面図、(B)は(A)のA−A′断面側面図、図2は、感温筒の断面正面図である。
【0011】1は冷凍庫又は冷蔵庫を形成する上面を開口して内部に貯蔵室2を有する断熱本体で、この断熱本体1は熱伝導性のよい金属製の内箱3と、この内箱と間隔をあけて設けられた外箱4と、この外箱と内箱との間に充填された発泡ウレタン等の断熱材5とで構成されている。
【0012】内箱3の外周面、すなわち断熱材5側には蒸発器として作用する冷却用パイプ6が螺旋状にそれぞれのパイプ間が平行になるように巻き付けて取り付けられている。この冷却用パイプ6は銅管で形成され、アルミ箔等の熱伝導性のよい金属テープ(図示せず)によって内箱3に取り付けられている。
【0013】8は外部にリード線9Aで接続された円柱状の感温体9が内部に挿入された感温筒で、この感温筒8は冷却用パイプ6のパイプ間に配置されている。10は感温筒8をこの感温筒の両側から内箱3の外周面に接触させるように取り付ける二個の感温筒固定部材で、この固定部材10は矩形状に形成され、内箱側端部10Aに下側の冷却用パイプ6と感温筒8とをはめ合わせる二つの凹部11、12を形成している。感温筒固定部材10は下側の冷却用パイプ6に凹部11をはめ合わせ上側の冷却用パイプ6に内箱側端部10Aに直交する端部10Bを接触させて取り付けて感温筒8を内箱3の外周面に密着させている。
【0014】ここで、断熱本体1の製造方法を説明すると、まず、金属製の内箱3の外周面に冷却用パイプ6を巻き付けて金属テープで内箱3に密着固定させる。そして、冷却用パイプ6のパイプ間に感温筒8を二個の固定部材10で冷却用パイプ6を利用して取り付ける。感温筒8を取り付けた内箱3を間隔をあけて外箱4内に挿入し、この内箱3と外箱4との間に発泡ウレタンを充填し、この発泡ウレタンが固化して断熱材5が形成されると、断熱本体1が完成する。
【0015】感温筒固定部材10は凹部11と端部10Bとで平行な冷却用パイプ6に取り付け、発泡ウレタンの固化によって断熱材5で内箱3に強固に固定される。また、冷却用パイプ6に取り付けられた感温筒固定部10は、感温筒8を取り付けた状態で、凹部11を支点に回動しても端部10Bが冷却用パイプ6に接触しているので、回動が阻止され、断熱材5の発泡前の製造時に外れるのを防止できるようにされている。
【0016】
【発明の効果】本発明による感温筒の固定装置は、上述のように構成されているので、下記の効果がある。
【0017】製造の作業効率が向上する。
【0018】いつでも同じ位置に取り付け易くて個体差がなくなり、信頼性が向上する。
【0019】着脱が容易で且つ外れ難い。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成9年(1997)9月30日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】安富 耕二 (外1名)
【公開番号】 特開平11−108552
【公開日】 平成11年(1999)4月23日
【出願番号】 特願平9−267435