| 【発明の名称】 |
飲料供給装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 和之
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| 【要約】 |
【課題】排水処理の負担が軽減した利便性の高い飲料供給装置を提供する。
【解決手段】飲料容器Bを収容する断熱性の保冷室4と、飲料容器Bの飲料を注出する注出装置8と、圧縮機17、凝縮器14及び蒸発器10等を有する冷却装置と、凝縮器14を冷却する凝縮器ファン15と、保冷室からの排水を受容する排水皿18とを備えた飲料供給装置1において、凝縮器ファン15による気流が排水皿18表面を通過するように、凝縮器ファン15の風下後方に導風板16を設けるとともに機械室底面5bに通風口5cを設けた。これにより、排水皿18に溜まった水の蒸発量が増加するので、排水皿18に排水が溜まる速度が低下する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 飲料容器を収容する断熱性の保冷室と、飲料容器の飲料を注出する注出装置と、圧縮機、凝縮器及び蒸発器等を有して保冷室内を冷却する冷却装置と、凝縮器を冷却する凝縮器ファンと、保冷室からの排水を受容する排水皿とを備えた飲料供給装置において、凝縮器ファンによる気流が排水皿表面を通過するように風通路を形成したことを特徴とする飲料供給装置。 【請求項2】 前記凝縮器及び凝縮器ファンを設置した機械室を備え、この凝縮器の下方に排水皿を配置し、前記凝縮器ファンによる気流の風下に該気流を下方に導く導風板を設けたことを特徴とする請求項1記載の飲料供給装置。 【請求項3】 排水皿表面を通過した気流を飲料供給装置の上方に排出する排気ダクトを備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項記載の飲料供給装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、所定の飲料容器に詰められたビールや飲料水等の飲料を適温に冷却し供給する飲料供給装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の飲料供給装置は、飲料容器を収容する断熱性の保冷室と、この保冷室の下側に設けた機械室とを備えたものが知られている。 【0003】この飲料供給装置の保冷室は前面開口の箱状のもので、その前面開口部には断熱性の扉が設けられている。この扉には、注出コック、注出口等からなる注出装置が付設されており、この注出装置は保冷室に収容された飲料容器とコイル状チューブで連通接続されている。また、この保冷室内には、蒸発器及び蒸発器ファンが設置されており、保冷室内を所定の温度に冷却維持している。さらに、この保冷室の底面には、排水孔が設けられており、この排水孔から保冷室内に生じた結露や定期的に行われる除霜時の除霜水を排出する。 【0004】保冷室の下方に設置された機械室には、凝縮器、圧縮機等が設置されており、これらと保冷室内の蒸発器とを連通接続し、圧縮機を駆動することにより内部に冷媒を循環させて蒸発器を冷却している。また、凝縮器には凝縮器ファンが併設されており、圧縮機の駆動により高温となる凝縮器を冷却する。 【0005】この機械室の下方には、排水皿が設置されており、保冷室の排水孔に付設された排水ホースを介して保冷室からの排水を受容する。この排水皿は飲料供給装置の前方にスライドさせて脱着可能であり、この排水皿を取り外して溜まった排水を捨てることができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この飲料供給装置では、除霜が定期的に行われることもあって排水が排水皿に溜まる速度が早いため、ユーザーは排水皿が満水となっているか否かをこまめに点検し、排水皿に溜まった水を捨てるという排水処理を頻繁に行う必要があった。このため、ユーザーにとって利便性の低いものであった。 【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排水処理の負担が軽減した利便性の高い飲料供給装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、飲料容器を収容する断熱性の保冷室と、飲料容器の飲料を注出する注出装置と、圧縮機、凝縮器及び蒸発器等を有して保冷室内を冷却する冷却装置と、凝縮器を冷却する凝縮器ファンと、保冷室からの排水を受容する排水皿とを備えた飲料供給装置において、凝縮器ファンによる気流が排水皿表面を通過するように風通路を形成したことを特徴とする。 【0009】本発明によれば、凝縮器ファンにより送風された空気が排水皿表面を通過するため、排水皿に溜まった水の蒸発量が増加する。従って、排水皿に排水が溜まる速度が低下するので、排水皿に溜まった水を捨てるという排水処理を行う頻度が軽減される。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態にかかる飲料供給装置について図1を参照して説明する。図1は飲料供給装置の側面縦断面図である。 【0011】この飲料供給装置1は、前面を開口した断熱性の箱体2及び箱体2の前面開口部に設けられた断熱性の扉3からなる保冷室4と、箱体2の下側に上下に設けられた機械室5及び排水皿室6及びバッテリ室7から構成されており、この保冷室4内に飲料容器Bを収納し、飲料容器Bに詰められた飲料を扉3の前面上部に付設された注出装置8から注出する。 【0012】箱体2の前面開口周縁部及びこれに対向する扉3には、それぞれ扉パッキング2a及び3aが設けられており、扉3を閉鎖したときに保冷室4を密閉する。また、保冷室4には、箱体2の前面開口部下端の高さ位置に保冷室底板9を設けており、保冷室底板9上に保冷容器Bを載置する。この保冷室底板9は、前部に室内吸入口9aを設けるとともに、後部に室内吐出口9bを設けることにより、保冷室底板9の上下に亘って室内空気を流通可能としている。さらに、保冷室底板9の下側空間には、蒸発器10及び蒸発器ファン11が併設されており、この蒸発器10により室内空気を冷却し、蒸発器ファン11により保冷室4内に冷気を循環させて保冷室4内を冷却維持している(図中の一点鎖線矢印参照)。 【0013】箱体2の下側に設けられた機械室5は、前面にスリット状の機械室吸入口5aを設けるとともに、後端部から飲料供給装置1の背面上端に亘って排気ダクト12を形成することにより、機械室吸入口5a→機械室5内部→排気ダクト12からなる風通路13を形成している。この機械室5には、前方から順に凝縮器14、凝縮器ファン15、導風板16、圧縮機17が設置されており、凝縮器ファン15を駆動することにより、風通路13内に気流を発生させて凝縮器14等の機器を冷却している。導風板16は、機械室5の天井面から内側に立設した板状部材からなり、凝縮器ファン15による気流を下方に導くように、この凝縮器ファン15の風下後方に配置されている。また、機械室5の下側に設けられた排水皿室6とを仕切る機械室底板5bには、上下に前記気流が流通可能とするスリット状の通風口5cが設けられている。この構成により、前記通風路13が機械室5の下側の排水皿室6を通過するように形成されている(図中の点線矢印参照)。 【0014】機械室5の下側に配置された排水皿室6には、前方に引き出し可能な排水皿18が配置されている。この排水皿18には、箱体2に生じた結露等の水が底部に設けられた排水孔2b及びこれに接続された排水ホース19を介して流入する。また、この排水皿18の上面には、前述したように、機械室5と排水皿室6を仕切る機械室底板5bの通風口5cからの気流が通過する。尚、排水皿18に水が溜まった際には、前方に引き出し取り外して水を捨てるという排水処理を行う。また、排水皿18に溜まる水としては、箱体2に生じる結露等の他に、蒸発器10に付着した霜を定期的に除霜した際の除霜水等がある。 【0015】排水皿室6の下側に配置されたバッテリ室7には、圧縮機17等を駆動するためのバッテリ20及び交流電源と接続する電源回路21が配置されている。本飲料供給装置1は、制御装置(図示省略)によりバッテリ20及び交流電源を適宜切り換えて運転することができる。また、バッテリ20は、スライドレール22により前方に引き出し可能としており、バッテリ交換や充電作業を容易にしている。さらに、バッテリ室7の下面四隅には脚23が設けられている。 【0016】保冷室4に収納された飲料容器Bは、上端に飲料取出部Baを設けており、コイル状の接続チューブ24を介して注出装置8に接続している。注出装置8は、注出口8aと、注出口8aを開閉する注出コック8bを備えている。 【0017】この飲料供給装置1によれば、機械室吸入口5aから吸入にされた空気は凝縮器14を冷却した後に、導風板16に導かれて通風口4cを通って排水皿18表面を通過する。この後に排気ダクト12から飲料供給装置1の上方に排気される。これにより、排水皿18に流入し溜まった水の蒸発が促進されるので、排水が溜まる速度が低下し、これにより排水処理を行う頻度を軽減することができる。 【0018】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、凝縮器ファンにより送風された空気が排水皿表面を通過するため、排水皿に溜まった水の蒸発量が増加する。従って、排水皿に排水が溜まる速度が低下するので、排水皿に溜まった排水を捨てるという排水処理を行う頻度が軽減され、利便性の高いものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001845 【氏名又は名称】サンデン株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 精孝
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| 【公開番号】 |
特開平11−108537 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月23日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−271385 |
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