| 【発明の名称】 |
冷凍ケーシング |
| 【発明者】 |
【氏名】樋田 順一
【氏名】鈴木 信也
【氏名】高岸 浩文
【氏名】野津 和彦
【氏名】白木 政巳
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| 【要約】 |
【課題】銅パイプの巻き付け固定部に外気が侵入することを阻止する。
【解決手段】円筒状のケーシング本体11の外周に銅パイプ12を両端部を除いて螺旋状に巻き付け固定した後に、銅パイプ12の両端部にインシュレーションホース14が嵌合被覆され、インシュレーションホース14の一部14aと銅パイプ12の巻き付け固定部12aの外側を断熱発泡材15で被覆するようにした冷凍ケーシング10において、断熱発泡材15の発泡被覆前に銅パイプ12の両端部を除いた部位の外周を耐水性・耐熱性に優れた樹脂フィルム13で緻密に隙間無くラップして、同樹脂フィルム13の外側が断熱発泡材15にて被覆されるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円筒状のケーシング本体の外周に銅パイプを両端部を除いて螺旋状に巻き付け固定した後に、銅パイプの両端部にインシュレーションホースが嵌合被覆され、インシュレーションホースの一部と銅パイプの巻き付け固定部の外側を断熱発泡材で被覆するようにした冷凍ケーシングにおいて、前記断熱発泡材の発泡被覆前に前記銅パイプの両端部を除いた部位の外周を耐水性・耐熱性に優れた樹脂フィルムで緻密に隙間無くラップして、同樹脂フィルムの外側が前記断熱発泡材にて被覆されるようにしたことを特徴とする冷凍ケーシング。 【請求項2】 前記インシュレーションホースが前記樹脂フィルムにて設定位置に位置決めされるようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷凍ケーシング。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍ケーシング、例えばオーガ式製氷機の冷凍系に使用し得る冷凍ケーシング(円筒状の熱交換器)に関する。 【0002】 【従来の技術】オーガ式製氷機の冷凍系に使用する冷凍ケーシングは、従来、図2に示したように、円筒状のケーシング本体1の外周に銅パイプ2を両端部を除いて螺旋状に巻き付け固定した後(巻き付けた部位は一般にはんだ等によりろう付け固定されている)に、銅パイプ2の両端部にインシュレーションホース3が嵌合被覆され、その後にインシュレーションホース3の一部3aと銅パイプ2の巻き付け固定部2aの外側を断熱発泡材4(例えば、発泡ウレタン)で被覆するようになっている。なお、断熱発泡材4での被覆は、銅パイプ2を巻き付け固定しかつ銅パイプ2にインシュレーションホース3を嵌合した状態のケーシング本体1を所定の型(図示省略)にセットした後に、同型内に断熱発泡材4を注入して発泡させることにより行われている。 【0003】また、冷凍ケーシングは、例えば実公平5−8426号公報にて周知のように、ケーシング本体1内に駆動装置(図示省略)によって回転駆動されるオーガ(図示省略)が組付けられ、ケーシング本体1の上端に押圧頭、カッター、氷放出路等(図示省略)が組付けられ、ケーシング本体1とオーガの下部間に水密用メカニカルシール(図示省略)が組付けられ、ケーシング本体1の下部給水口1aに製氷水供給路(図示省略)が組付けられ、銅パイプ2に冷媒を循環供給する冷凍回路(図示省略)が接続されることにより、オーガ式製氷機に組み込まれて使用されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の冷凍ケーシングにおいては、インシュレーションホース3が図2に示したように銅パイプ2の巻き付け固定部2aに当接する位置まで嵌合された状態にて、インシュレーションホース3の一部3aと銅パイプ2の巻き付け固定部2aの外側が断熱発泡材4にて被覆されることがある。かかる場合には、冷凍ケーシングがオーガ式製氷機に組み込まれて使用される時に、ケーシング本体1の熱膨張・収縮に起因する呼吸作用により銅パイプ2とインシュレーションホース3間の僅かな隙間を通して外気が侵入して、断熱発泡材4にて被覆されている銅パイプ2の巻き付け固定部2aの回りに凝縮水が溜まることがあり、この水が凍ってケーシング本体1の回りの銅パイプ2の巻き付け固定部2aを潰すおそれがある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、円筒状のケーシング本体の外周に銅パイプを両端部を除いて螺旋状に巻き付け固定した後に、銅パイプの両端部にインシュレーションホースが嵌合被覆され、インシュレーションホースの一部と銅パイプの巻き付け固定部の外側を断熱発泡材で被覆するようにした冷凍ケーシングにおいて、前記断熱発泡材の発泡被覆前に前記銅パイプの両端部を除いた部位の外周を耐水性・耐熱性に優れた樹脂フィルムで緻密に隙間無くラップして、同樹脂フィルムの外側が前記断熱発泡材にて被覆されるようにしたことに特徴がある。この場合において、前記インシュレーションホースが前記樹脂フィルムにて設定位置に位置決めされるようにするのが望ましい。 【0006】 【発明の作用・効果】本発明による冷凍ケーシングにおいては、断熱発泡材の発泡被覆前に銅パイプの両端部を除いた部位の外周を耐水性・耐熱性に優れた樹脂フィルムで緻密に隙間無くラップして、同樹脂フィルムの外側が前記断熱発泡材にて被覆されるようにしたため、冷凍ケーシングの使用時におけるケーシング本体の熱膨張・収縮に起因する呼吸作用により銅パイプとインシュレーションホース間の僅かな隙間を通して外気が侵入しても、その外気は銅パイプの両端部を除いた部位の外周を緻密に隙間無くラップする樹脂フィルムによって銅パイプの巻き付け固定部への侵入を的確に阻止される。したがって、銅パイプにおける巻き付け固定部の回りに凝縮水が溜まることはなく、銅パイプの巻き付け固定部が凝縮水の凍結によって潰されることを防止することができる。 【0007】また、本発明の実施に際して、インシュレーションホースが樹脂フィルムにて設定位置に位置決めされるようにした場合には、インシュレーションホースの銅パイプへの組付性が向上するとともに、インシュレーションホースの誤組付(嵌合量の過剰あるいは不足)を防止することができて、インシュレーションホースの発泡漏れ止め機能を確実に発揮させることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明をオーガ式製氷機の冷凍ケーシング(内部にオーガが周知のように回転可能に組付けられる)に実施した実施形態を示していて、この実施形態の冷凍ケーシング10においては、円筒状のケーシング本体11の外周に銅パイプ12を両端部を除いて螺旋状に巻き付けてはんだ等でろう付け固定した後に、銅パイプ12の両端部を除いた所定部位の外周を耐水性・耐熱性に優れた樹脂フィルム13(例えば食品包装用に使用されているポリ塩化ビニリデンのフィルム)で緻密に隙間無くラップするとともに、銅パイプ12の両端部に弾力性を有するインシュレーションホース14を嵌合被覆し、その後に樹脂フィルム13とインシュレーションホース14の一部14aと銅パイプ12の巻き付け固定部12aの外側を断熱発泡材15(例えば、発泡ウレタン)で被覆してある。なお、断熱発泡材15での被覆は、従来と同様に、銅パイプ12等を組付けた状態のケーシング本体11を所定の型(図示省略)にセットした後に、同型内に断熱発泡材15を注入して発泡させることにより行われており、発泡時の反応熱により断熱発泡材15は通常70℃程度に上昇する。 【0009】また、冷凍ケーシング10は、図2に示した従来例と同様に、ケーシング本体11内に駆動装置(図示省略)によって回転駆動されるオーガ(図示省略)が組付けられ、ケーシング本体11の上端に押圧頭、カッター、氷放出路等(図示省略)が組付けられ、ケーシング本体11とオーガの下部間に水密用メカニカルシール(図示省略)が組付けられ、ケーシング本体11の下部給水口11aに製氷水供給路(図示省略)が組付けられ、銅パイプ12に冷媒を循環供給する冷凍回路(図示省略)が接続されることにより、オーガ式製氷機に組み込まれて使用されるようになっている。 【0010】ところで、本実施形態の冷凍ケーシング10においては、断熱発泡材15の発泡被覆前に銅パイプ12の両端部を除いた所定部位の外周を耐水性・耐熱性に優れた樹脂フィルム13で緻密に隙間無くラップして、同樹脂フィルム13の外側が断熱発泡材15にて被覆されるようにしたため、冷凍ケーシング10がオーガ式製氷機に組み込まれて使用される時に、ケーシング本体11の熱膨張・収縮に起因する呼吸作用により銅パイプ12とインシュレーションホース14間の僅かな隙間を通して外気が侵入しても、その外気は銅パイプ12の両端部を除いた所定部位の外周を緻密に隙間無くラップする樹脂フィルム13によって銅パイプ12の巻き付け固定部12aへの侵入を的確に阻止される。したがって、銅パイプ12における巻き付け固定部12aの回りに凝縮水が溜まることはなく、銅パイプ12の巻き付け固定部12aが凝縮水の凍結によって潰されることを防止することができる。 【0011】また、本実施形態においては、銅パイプ12の所定部位の外周が樹脂フィルム13によってラップされてインシュレーションホース14が樹脂フィルム13にて設定位置に位置決めされるようにしたため、インシュレーションホース14の銅パイプ12への組付性が向上するとともに、インシュレーションホース14の誤組付(嵌合量の過剰あるいは不足)を防止することができて、インシュレーションホース14の発泡漏れ止め機能を確実に発揮させることができる。 【0012】上記実施形態においては、オーガ式製氷機の冷凍ケーシングに本発明を実施したが、本発明は、円筒状のケーシング本体の外周に銅パイプを両端部を除いて螺旋状に巻き付け固定した後に、銅パイプの両端部にインシュレーションホースが嵌合被覆され、インシュレーションホースの一部と銅パイプの巻き付け固定部の外側を断熱発泡材で被覆するようにした種々な冷凍ケーシング(例えば、アイスクリーム製造機の冷凍ケーシング)においても同様に実施し得るものであり、上記実施形態に限定されるものではない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000194893 【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月22日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】長谷 照一 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−304321 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−112366 |
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