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【発明の名称】 氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法
【発明者】 【氏名】チン ワン

【要約】 【課題】アイスタンク内の氷水の導電率によりアイスタンク内の氷の含有量を測定し、測定結果に応じて製氷の速度を定め、全体の氷の貯蔵量を自動的に調整して、電力の使用を節約すること。

【解決手段】アイスタンク内の氷の貯蔵量を導電率誘導器によって測定し、デジタル信号に変換して制御ユニットに供給し、制御ユニットは、これをデジタル信号の比較基準に用いるための初期パラメータをキーボード入力により取得し、デジタル信号の読み込みを行い、デジタル信号と貯蔵量とを比較し、デジタル信号が貯蔵量以上であれば、製表両が貯蔵量に達したと判別し、パラメータから冷凍の停止を計算する製氷速度算出処理を行い、制御ユニットから出力された信号を製氷装置のコントローラに供給する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アイスタンク内の氷の貯蔵量を導電率誘導器によって測定し、導電率誘導器が測定したアナログ信号をA/Dコンバータによってデジタル信号に変換して制御ユニットに供給し、制御ユニットは、これをデジタル信号の比較基準に用いるための初期パラメータをキーボード入力により取得し、デジタル信号の読み込みを行い、デジタル信号が取得できなかった場合には、再度キーボード入力によりパラメータの設定を行わせる一方、デジタル信号が取得できた場合には、デジタル信号と初期パラメータとを比較し、このデジタル信号が有効である場合には、デジタル信号と貯蔵量とを比較し、デジタル信号が貯蔵量に達していなければ、新たにデジタル信号を取得し貯蔵量に達しているか否かを繰り返す一方、デジタル信号が貯蔵量以上であれば、製氷量が貯蔵量に達したと判別し、パラメータを計算し、パラメータから冷凍の停止を計算する製氷速度算出処理を行い、制御ユニットによって測定信号に応じた製氷速度を計算してデジタル信号として出力し、制御ユニットから出力された前記デジタル信号をD/Aコンバータによってアナログ信号に変換して製氷装置のコントローラに供給することを特徴とする氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法。
【請求項2】 導電率誘導器によってアイスタンクの氷の貯蔵量に応じた導電率をアナログ信号として入力し、このアナログ信号を電流/電圧増幅信号コンバータを経由して規格的なアナログ信号に変換し、このアナログ信号をマルチファンクションディスプレイとA/Dコンバータとを経由してデジタル信号に変換して制御ユニットに入力し、制御ユニットは、デジタル信号を入力すると、制御部によって前記製氷速度算出処理を行い、前記制御部が前記製氷速度算出処理の結果出力したデジタル信号を増幅器を経由して標準デジタル信号に増幅し、制御ユニットから出力された前記デジタル信号をD/Aコンバータと電流/電圧信号増幅コンバータとコンバータとを経由して標準アナログコントロール信号に変換して製氷装置のコントローラに供給することを特徴とする請求項1に記載の氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、氷貯蔵式空気調和装置におけるアイスタンク内の氷量の測定方法は、アイスタンク内の氷水の不純物濃度と電離濃度の比例変化と、氷がない場合の導電率比例とによって氷の含有量を推測する方法が、一般的にアイスタンク内の水面の高低を測量する方法に代って提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】夜間の電力の需要が少ない時間を利用して、昼間において空気調和装置が必要とする使用量の氷を製氷すると同時に、これに応じた製氷の速度を換算して、需要と供給の平衡を達成する。
【0004】本発明の目的は、アイスタンク内の氷水の導電率によりアイスタンク内の氷の含有量を測定し、測定結果に応じて製氷の速度を定め、全体の氷の貯蔵量を自動的に調整でき、電力の使用を節約できる氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法は、アイスタンク内の氷の貯蔵量を導電率誘導器によって測定し、導電率誘導器が測定したアナログ信号をA/Dコンバータによってデジタル信号に変換して制御ユニットに供給し、制御ユニットは、これをデジタル信号の比較基準に用いるための初期パラメータをキーボード入力により取得し、デジタル信号の読み込みを行い、デジタル信号が取得できなかった場合には、再度キーボード入力によりパラメータの設定を行わせる一方、デジタル信号が取得できた場合には、デジタル信号と初期パラメータとを比較し、このデジタル信号が有効である場合には、デジタル信号と貯蔵量とを比較し、デジタル信号が貯蔵量に達していなければ、新たにデジタル信号を取得し貯蔵量に達しているか否かを繰り返す一方、デジタル信号が貯蔵量以上であれば、製氷量が貯蔵量に達したと判別し、パラメータを計算し、パラメータから冷凍の停止を計算する製氷速度算出処理を行い、制御ユニットによって測定信号に応じた製氷速度を計算してデジタル信号として出力し、制御ユニットから出力された前記デジタル信号をD/Aコンバータによってアナログ信号に変換して製氷装置のコントローラに供給することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法は、請求項1に記載の方法において、導電率誘導器によってアイスタンクの氷の貯蔵量に応じた導電率をアナログ信号として入力し、このアナログ信号を電流/電圧増幅信号コンバータを経由して規格的なアナログ信号に変換し、このアナログ信号をマルチファンクションディスプレイとA/Dコンバータとを経由してデジタル信号に変換して制御ユニットに入力し、制御ユニットは、デジタル信号を入力すると、制御部によって前記製氷速度算出処理を行い、前記制御部が前記製氷速度算出処理の結果出力したデジタル信号を増幅器を経由して標準デジタル信号に増幅し、制御ユニットから出力された前記デジタル信号をD/Aコンバータと電流/電圧信号増幅コンバータとコンバータとを経由して標準アナログコントロール信号に変換して製氷装置のコントローラに供給するすることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る氷貯蔵式空気調和装置の要部ブロック図である。製氷機は氷水を製氷し、作られた氷はアイスタンクに落下する。アイスタンク内に落下した氷は水と一緒に混在する。導電率誘導器は、アイスタンク内の氷水の導電率を測定し、測定結果をマイクロコンピユータに供給する。マイクロコンピユータは、氷の目標貯蔵量に対応する目標値と測定結果とを比較し、測定結果が目標値に達すると、新たに冷凍するべき氷の量を所定のパラメータに基づいて計算し、計算結果を製氷装置のコントローラに供給する。製氷装置のコントローラは、計算結果に応じた運転効率をコンプレッサコントローラに供給し、コンプレッサの稼働時間と非稼働時間とを決定している。
【0008】図2は、マイクロコンピユータにおける機能ブロック図であり、図3は、マイクロコンピユータの回路図である。外部の導電率誘導器によってアイスタンク内の氷の含有率に対応する導電率の測定結果が、4乃至20マイクロアンペアの範囲のアナログ信号が電流/電圧増幅信号コンバータ10に供給される。
【0009】電流/電圧増幅信号コンバータ10は、このアナログ信号を1乃至5ボルトの範囲の規格的なアナログ信号に変換し、マルチファンクションディスプレイ30とA/Dコンバータ40とに供給する。A/Dコンバータ40は、アナログ信号をデジタル信号に変換して制御ユニット20に供給する。
【0010】図4は、制御ユニット20における機能ブロック図であり、図5は制御ユニット20の回路図である。制御ユニット20においては、オペレータによりキーボード24から条件データを入力させ、キーボード24から入力された条件データとデジタル化された測定結果とを比較分析する処理が行われる。また、LCD表示器23を介してオペレータに処理結果を表示する。
【0011】処理結果は、増幅器22により増幅された後、デジタル信号の出力端子を経由してD/Aコンバータ50に供給され、D/Aコンバータ50によりアナログ化された後、電流/電圧増幅信号コンバータ60及びコンバータ70を経由して4乃至20マイクロアンペアで2乃至10ボルトの標準アナログ制御信号に変換された後に、製氷装置のコントローラに供給され、製氷装置のコントローラにより製氷率が正確に制御される。
【0012】図6乃至図7は、制御ユニット20の制御部21が実行する処理のフローチャートである。この処理は、主にデジタル信号及びデータの入力と分析と信号データの出力の3部分を含む。
【0013】制御部21は、処理を開始すると、タイムを設定してモデルを選択してから、外部のキーボード24から入力されたタイムを記憶し、次に、キーボード24から入力された初期パラメータ(例えば、初期導電率、チェック係数等)を記憶し、この値を外部デジタル信号の比較基準として用い、表示器23に入力されたタイムを表示する。
【0014】次に、制御部21は、ディレイサーキットを経由して外部デジタル信号の読み込みを行う。即ち、導電率誘導器を介してアイスタンクの導電率デジタル信号を取得を行う。制御部21は、外部デジタル信号が取得されるか否かを判別し、取得でなかった場合には、表示器23にエラー表示し、再度パラメータの設定を要求する。
【0015】制御部21は、外部デジタル信号が取得された場合には、この値と初期導電率と比較して有効か否かを判別する。この結果が有効でない場合には、再度パラメータの設定を要求する。取得した外部デジタル信号が初期導電率と比較して有効であれば、取得した値に応じたパラメータを計算し、取得した外部デジタル信号が貯蔵量に等しいかあるいは貯蔵量を超えているかを判別する。取得した外部デジタル信号が貯蔵量に達しない場合、現在の製氷量がまだ貯蔵量に達していないことを意味し、この場合は再度パラメータの設定を要求し、新たにアイスタンクの外部デジタル信号を取得し、上述の比較を行う。
【0016】また、取得した外部デジタル信号が貯蔵量以上である場合、現在の製氷量が貯蔵量に達していることとなり、制御部21は、そのパラメータを計算し、冷凍のトン数を計算する。
【0017】そして、一時間毎に冷凍のトン数を表示器23に表示し、製氷装置のコントローラにデジタルデータを出力して製氷速度の制御を行わせる。
【0018】
【発明の効果】本発明の氷貯蔵式空気調和装置におけるタンク内の氷量の調整方法によれば、アイスタンク内の氷水の導電率によりアイスタンク内の氷の含有量を測定し、測定結果に応じて製氷の速度を定めるので、全体の氷の貯蔵量を自動的に調整でき、電力の使用を節約でき、夜間の電力の需要が少ない時間を利用して、昼間において空気調和装置が必要とする使用量の氷を製氷すると同時に、これに応じた製氷の速度を換算して、需要と供給の平衡を達成することができる。
【出願人】 【識別番号】597097342
【氏名又は名称】ユアン ディン コンストラクション カンパニー リミテッド
【出願日】 平成9年(1997)6月23日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 松司 (外4名)
【公開番号】 特開平11−14210
【公開日】 平成11年(1999)1月22日
【出願番号】 特願平9−183062