| 【発明の名称】 |
水槽の水温調節装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山内 均
【氏名】西山 嘉一
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| 【要約】 |
【課題】簡単な構成により、水温調節,気泡の発生を可能にし、外観を良好にする。
【解決手段】支持台1に載置された水槽5と、水槽5の底板の全部ないしは一部を構成した熱良導性の板体6と、上面が板体6の下面に当接したペルチェ素子8と、支持台1内に設けられ,素子8の下面に当接したフィン9と、支持台1外の空気をフィン9に送風するファン12と、ファン12の一部の送風が流通する気泡パイプ14と、気泡パイプ14の他端部に装着され,水槽5の水中に浸された発泡体15とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 支持台に載置された水槽と、該水槽の底板の全部ないしは一部を構成した熱良導性の板体と、上面が前記板体の下面に当接したペルチェ素子と、前記支持台内に設けられ,前記素子の下面に当接したフィンと、前記支持台外の空気を前記フィンに送風するファンと、該ファンの一部の送風が流通する気泡パイプと、該気泡パイプの他端部に装着され,前記水槽の水中に浸された発泡体とを備えたことを特徴とする水槽の水温調節装置。 【請求項2】 請求項1記載の気泡パイプが、供給パイプと貫通パイプと水中パイプとからなり、前記貫通パイプが水槽の板体の透孔を着脱自在に貫通し、前記板体に水密に装着され、前記供給パイプの一端部がファンの一部の送風を受けるカバーに接続され、他端部が前記貫通パイプの下端部に着脱自在に気密に接続され、前記水中パイプの下端部が前記貫通パイプの上端部に水密に着脱自在に接続され、上端部が前記水槽の水面の上方で逆U字状にわん曲したのち、先端部が前記水槽の水中に浸されたことを特徴とする水槽の水温調節装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用或いは業務用の熱帯魚等の飼育用の水槽において、ペルチェ素子を用いて水槽の水温を調節する水槽の水温調節装置に関し、さらに詳しくは水中に気泡を発生する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、水温調節装置として、例えば特開平8−308433号公報(A01K63/06)に記載のように、支持台の上面にペルチェ素子を設け、その支持台上の水槽の底部の上方に熱交換するフィンと、素子との接触面を備えた熱伝導体を設け、水温を調節するようにしている。 【0003】また、特開平8−114362号公報(F25B 21/02)に記載のように、水槽の上方にペルチェ素子を設け、その素子の上面にフィン及びフィンに送風するファンを設け、素子の下面側に熱良導性パイプをその上端部が素子を囲むように設け、パイプの下端部を水中に浸して水温を調節し、さらに、電磁ポンプにより前記パイプ内を通ったビニルチューブに送風し、チューブの先端の発泡体から気泡を発生するようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の前者の装置は、水槽の底部側からペルチェ素子により水温を調節するものではあるが、水槽の水中に気泡を発生する手段を備えず、気泡を発生することができない。 【0005】また、従来の後者の装置は、気泡を発生することができるが、フィンに送風するファンのほかに、気泡を発生させるための電磁ポンプを要し、部品点数が多く高価になり、かつ、水槽の上方に、フィン,ファン,電磁ポンプ等が位置し、水槽の上方の美観を害ねるという問題点がある。 【0006】本発明は前記の点に留意し、水温の調節及び気泡の発生を可能にするとともに、外観を良好にし、さらには、梱包,排水等を容易にする水槽の水温調節装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の水温調節装置は、支持台に載置された水槽の底板の全部ないしは一部を構成した熱良導性の板体と、上面が前記板体の下面に当接したペルチェ素子と、前記支持台内に設けられ,前記素子の下面に当接したフィンと、前記支持台外の空気を前記フィンに送風するファンと、該ファンの一部の送風が流通する気泡パイプと、該気泡パイプの他端部に装着され,前記水槽の水中に浸された発泡体とを備えたものである。 【0008】従って、1個のファンによりフィンへの送風及び気泡の発生を行うことができ、部品点数が少なく安価であり、かつ、支持台内にフィン,ファンが設けられているため、水槽の上方に邪魔物がなく、美観が良好である。 【0009】また、請求項2記載の発明は、前記気泡パイプを供給パイプと貫通パイプと水中パイプにより構成し、前記貫通パイプが水槽の板体の透孔を着脱自在に貫通し、前記板体に水密に装着され、前記供給パイプの一端部がファンの一部の送風を受けるカバーに接続され、他端部が前記貫通パイプの下端部に着脱自在に気密に接続され、前記水中パイプの下端部が前記貫通パイプの上端部に水密に着脱自在に接続され、上端部が前記水槽の水面の上方で逆U字状にわん曲したのち、先端部の発泡体が前記水槽の水中に浸されたものである。 【0010】この場合、気泡パイプが水槽の底板の板体を貫通しているため、気泡パイプが水槽外に露出せず、外観がきわめて良好である。 【0011】さらに、水中パイプの上端部が水槽の水面の上方で逆U字状にわん曲しているため、水槽の水がファン側へ逆流することがない。 【0012】その上、気泡パイプが着脱自在に3分割されているため、気泡パイプの組立て,取り外しが容易であり、かつ、板体を貫通する貫通パイプを板体から取り外せるため、梱包時、水槽の下面がフラットになり、梱包容積を小さくすることができる。 【0013】しかも、水槽の水の排水時、供給パイプを貫通パイプから取り外し、別の排水用のパイプを貫通パイプに接続し、その後水中パイプを貫通パイプから取り外せば、水槽の殆どの水を容易に排水することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態を図1ないし図4を参照して説明する。1は支持台であり、枠体2と周面を覆った側板3とからなり、右,左の側板3には通風口4が形成されている。5は支持台1に載置された水槽であり、底板全部を構成するアルミ等の熱良導性の板体6と、合成樹脂製の透明な側板7からなる。 【0015】8は上面が板体6の下面に当接した複数個のペルチェ素子、9は支持台1内に設けられ,上面がペルチェ素子8に当接したフィン、10は支持台1の底部に設けられた支持板、11は支持板10とフィン9との間に設けられた板ばね,つる巻きばね等の弾性体であり、フィン9とペルチェ素子8,ペルチェ素子8と板体6との当接を確実なものにし、熱の伝導を良好にしている。 【0016】12は支持台1内に設けられたファンであり、右側の通風口4とフィン9との間に位置している。13はじょうご状のカバーであり、ファン12の送風側のほぼ下半分を覆い、ファン12の送風側のほぼ上半分からの送風がフィン9を通り、左側の網板4から排出される。 【0017】14は気泡パイプであり、一端部がカバー13に接続されている。15は気泡パイプ14の他端部に装着された発泡体であり、水槽5の水中の下部に浸され、ファン12の一部の送風が、カバー13及び気泡パイプ14を経て発泡体15から気泡として水中に放出される。 【0018】そして、前記気泡パイプ14は、図3に示すように、供給パイプ16と貫通パイプ17と水中パイプ18とからなり、供給パイプ16の一端部がカバー13に接続されている。貫通パイプ17は、水槽5の板体6の透孔19を着脱自在に貫通し、ほぼ中間部の周面の環状の突部20が板体6の上面に当接して位置決めされ、板体6の上,下の近傍にねじ溝21が形成されている。そして、貫通パイプ17の上方及び下方からそれぞれパッキング22を介してナット23が上,下のねじ溝21に螺合し、貫通パイプ17が板体6に水密に装着されている。 【0019】さらに、貫通パイプ17の上,下にそれぞれ締付環24が挿入されている。この締付環24は、内面にねじ溝25が形成されるとともに、板体6側の端部に環状の押え環26が一体に形成され、押え環26の内側にパッキング27が貫通パイプ17に摺接して挿入されている。 【0020】一方、供給パイプ16の他端部及び水中パイプ18の下端部にそれぞれ膨出部16’,18’が形成され、両膨出部16’,18’の内面が貫通パイプ17の下端部及び上端部の外周に嵌合し、膨出部16’,18’の外周のねじ溝に下,上の締付環24のねじ溝25が螺合し、パッキング27が押え環26により圧縮され、貫通パイプ17に供給パイプ16及び水中パイプ18が水密に着脱自在に接続されている。 【0021】そして、図1に示すように、水中パイプ18の上端部が水槽5の水面の上方で逆U字状にわん曲され、そののち先端部が水中の下部に浸され、その先端部に発泡体15が装着されている。 【0022】さらに、図4に示すように、排水パイプ28を備え、その排水パイプ28の一端部は、供給パイプ16の他端部と同形状の膨出部28’が形成され、貫通パイプ17の下端部から供給パイプ16の他端部が取り外されたのち、排水パイプ28の膨出部28’が貫通パイプ17の下端部に着脱自在に接続されるようになっている。 【0023】つぎに、作用について説明する。図1ないし図3に示す状態において、ペルチェ素子8により板体6が冷却され、水槽5の水16が冷却されるとともに、フィン9が加熱される。この時、ファン12により支持台1の右側の通風口4より吸気され、ファン12の送風の一部がフィン9を冷却し、左側の通風口4より排出される。 【0024】一方、ファン12の送風の一部が、カバー13及び気泡パイプ14即ち供給パイプ16,貫通パイプ17及び水中パイプ18を通り、発泡体15から気泡として水中に放出され、水の酸素濃度を上げる。 【0025】従って、1個のファン12によりフィン9への送風及び発泡体15への送風を行うことができる。 【0026】さらに、前記形態の場合、気泡パイプ14が3分割されて着脱自在であり、水槽5から外部に露出していないため、外観が良好であり、かつ、水中パイプ18の上端部が水槽5の水面の上方で逆U字状にわん曲しているため、水槽5の水がファン12側へ逆流することがない。また、貫通パイプ17が板体6から取り外せるため、水槽5の下面がフラットになり、梱包容積が小になる。 【0027】その上、排水時は、供給パイプ16を貫通パイプ17から取り外し、図4の排水パイプ28を貫通パイプ17に接続し、その後に水中パイプ18を貫通パイプ17から取り外すようにすると、貫通パイプ17の上端までの水が自然に排水できる。 【0028】なお、水槽5の板体6は、図1に示すように、底板の全体を板体6で構成するほか、底板を合成樹脂製とし、その中央部分を図5のA,Bに示すように、板体6としてもよい。 【0029】この場合、板体6の周縁部を、同図Aに示すように段状にするほか、同図Bに示すようにテーパ状にするのが望ましい。 【0030】また、気泡パイプ14は、前記形態に示すように3分割にするほか、連続した1本により構成し、水槽5の外部を通り、先端部を水槽5の上方から水中に浸すようにしてもよい。 【0031】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。請求項1記載の発明は、上面が水槽5の底板の板体6に当接したペルチェ素子8の下面に、フィン9が当接され、そのフィン9に送風するファン12の一部の送風が、気泡パイプ14を経て水槽5の水中に浸された発泡体15に供給されるため、1個のファン12によりフィン9への送風及び気泡の発生を行うことができ、構成が簡単で部品点数が少なく安価であり、かつ、支持台1内にフィン9,ファン12が設けられているため、水槽5の上方に邪魔物がなく、美観を良好にすることができる。 【0032】また、請求項2記載の発明は、気泡パイプ14が水槽5の底板の板体6を貫通しているため、気泡パイプ14が水槽5外に露出せず、外観をきわめて良好にすることができる。 【0033】さらに、水中パイプ18の上端部が水槽5の水面の上方で逆U字状にわん曲しているため、水槽5の水がファン12側へ逆流することを防止できる。 【0034】その上、気泡パイプ14が着脱自在に3分割されているため、気泡パイプ14の組立て,取り外しが容易であり、かつ、板体6を貫通する貫通パイプ17を板体6から取り外せるため、梱包時、水槽5の下面がフラットになり、梱包容積を小さくすることができる。 【0035】しかも、水槽5の水の排水時、供給パイプ16を貫通パイプ17から取り外し、別の排水用のパイプ28を貫通パイプ17に接続し、その後水中パイプ18を貫通パイプ17から取り外せば、水槽5の殆どの水を容易に排水することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003942 【氏名又は名称】日新電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】藤田 龍太郎
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| 【公開番号】 |
特開平11−304282 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−126697 |
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