| 【発明の名称】 |
空気調和機 |
| 【発明者】 |
【氏名】五十住 晋一
【氏名】鈴木 寛
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| 【要約】 |
【課題】除霜運転中の室内ユニットにおける騒音の抑制を図る。
【解決手段】室外ユニット1と複数の室内ユニット2a,2bとを有する空気調和機において、暖房運転中における室外ユニット1の除霜運転時に、停止している室内ユニット2bの膨張弁7bを全閉とするとともに、運転している室内ユニットの膨張弁7aを全開とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 室外ユニットと複数の室内ユニットとを有する空気調和機において、暖房運転中における室外ユニットの除霜運転時に、運転停止状態にある室内ユニットの膨張弁を全閉とするとともに、運転状態にある室内ユニットの膨張弁を全開とすることを特徴とする空気調和機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に用いて好適な技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図3は、複数の室内ユニット(図示例では2台)を接続した所謂マルチタイプ空気調和機を示すものであり、図3において、符号1は室外ユニット、2a,2bは室内ユニット、3はコンプレッサ、5cは室外熱交換器、7a,7bは膨張弁(電子膨張弁)、9は熱交センサ、10a,10bは室内熱交換器、30は制御装置、31は電子膨張弁制御手段、32は電子膨張弁駆動手段である。なお、ここでは、図3のうち、従来の技術を理解するのに必要な部分のみ用いて説明する。 【0003】このような空気調和機において、暖房運転時に、例えば室内ユニット2aは運転状態にあるが、室内ユニット2bが停止している場合がある。暖房運転中には、室外ユニット1の室外熱交換器5cに着霜することがあり、その場合には除霜運転をおこなっていた。 【0004】従来の除霜運転制御を図2を参照しつつ説明する。この除霜運転時においては、電源ONにより(ステップS1)、暖房運転が開始する(ステップS2)。暖房運転中に室外熱交換器5cに着霜した場合には、熱交センサ9の温度Tnが制御装置30の電子膨張弁制御手段31に伝えられ、この温度Tn が除霜開始温度以下になったとき(ステップS3)、制御装置30は除霜運転開始と判断し(ステップ4)、電子膨張弁制御手段31によって電子膨張弁駆動手段32に指令をだし、運転を停止している室内ユニット2bの電子膨張弁7bを全開にする(ステップ5)。同時に、制御装置30の指示により、コンプレッサ3が最高回転数で運転され、その吐出ガスは、室外ユニット1の室外熱交換器5cで着霜を融解するとともに凝縮して液化する。その冷媒液は、全開となっている電子膨張弁7aと電子膨張弁7bとを通って室内熱交換器10aと室内熱交換器10bとで吸熱し、ガス化してコンプレッサ3に戻る。そして、温度Tn が除霜終了温度以上になったとき(ステップS6)、制御装置30は除霜運転終了と判断し(ステップS7)、電子膨張弁駆動手段32に指令をだし、通常の暖房運転に復帰する(ステップS8)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の除霜運転時においては、停止している室内ユニット2bの電子膨張弁7bに冷媒が流れ、電子膨張弁7bの動作する音や冷媒の電子膨張弁7bを流れる音が、室内ユニット2bの設置されている部屋の騒音となっていた。 【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、除霜運転中の室内ユニットにおける騒音の抑制を目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、室外ユニットと複数の室内ユニットとを有する空気調和機において、暖房運転中における室外ユニットの除霜運転時に、運転停止状態にある室内ユニットの膨張弁を全閉とするとともに、運転状態にある室内ユニットの膨張弁を全開とすることにより、除霜運転中に運転停止状態にある室内ユニットに冷媒が流れないようにすることで上記を課題を解決した。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和機の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は本実施形態における電子膨張弁開度制御フローチャートであり、図3に示す空気調和機の制御部30において実行される。 【0009】図3に示す空気調和機は、複数の室内ユニット(図示例では2台)を接続した所謂マルチタイプ空気調和機であり、室外ユニット1と室内ユニット2a,2bとが冷媒回路によって接続されている。図3において、符号4は四方弁、5dは室外熱交換器、6c,6dは温度式膨張弁、10はアキュームレータ、11a,11bは室内ファン、11c,11dは過冷却熱交換器、12c,12dは逆止弁、14はレシーバである。 【0010】室外ユニット1には、コンプレッサ3と、四方弁4と、室外熱交換器5c,5dと、温度式膨張弁6c,6dと、アキュムレータ10と、過冷却熱交換器11c,11dと、逆止弁12c,12dと、レシーバ14とが設けられ、これらは冷媒回路を構成している。また、室外ユニット1には、室外熱交換器5c,5dの温度を計測する熱交センサ9と、該熱交センサ9と接続される制御装置30とが設けられる。 【0011】室内ユニット2a,2bには、それぞれ膨張弁(電子膨張弁)7a,7bと、室内熱交換器10a,10bとが設けられて冷媒回路に接続され、該室内熱交換器10a,10bには、室内ファン11a,11bが設けられる。 【0012】前記制御装置30は、電子膨張弁制御手段31と電子膨張弁駆動手段32と、図示しないコンプレッサインバータ制御手段と、図示しない駆動手段とを具備し、該電子膨張弁制御手段31においては、電子膨張弁駆動手段32に対して開度を指示し、この指示により電子膨張弁駆動手段32は電子膨張弁7aと電子膨張弁7bとを全開および全閉に操作する。 【0013】このような空気調和機において、暖房運転時に例えば室内ユニット2aは運転状態にあるが、室内ユニット2bが停止している場合がある。ここで、室外ユニット1のコンプレッサ3で圧縮された高温・高圧の冷媒ガスは、四方弁4を経て室内ユニット2a,2bの室内熱交換器10a,10bに入り、室内ユニット2aの室内ファン11aに冷却されて、凝縮・液化する。また、室内ユニット2bの室内ファン11bは停止しており、冷媒ガスが室内熱交換器10bで凝縮しない。 【0014】電子膨張弁7aを通った冷媒液と、電子膨張弁7bを通った冷媒ガスとは、混合してレシーバ14に入った後、過冷却熱交換器11cと11dで冷却され、完全な冷媒液となる。この冷媒液は、温度式膨張弁6c,6dで減圧されて、室外熱交換器5c,5dで吸熱し、ガス化して、四方弁4をへてアキュームレータ10を通ってコンプレッサ3に戻る。 【0015】上述の空気調和機において、その暖房運転中には、室外ユニット1の室外熱交換器5c,5dに着霜することがあり、その場合には除霜運転をおこなう。本実施形態における除霜運転を図1を参照しつつ説明する。除霜運転時においては、ステップS11で示すように電源ONにより、ステップS12に示すように暖房運転が開始する。暖房運転時に室外熱交換器5c,5dに着霜した場合には、熱交センサ9の温度Tn が制御装置30の電子膨張弁制御手段31に伝えられ、ステップS13に示すようにこの温度Tn が除霜開始温度以下になったとき、制御装置30は、ステップS14に示すように除霜運転開始と判断し、電子膨張弁制御手段31によって電子膨張弁駆動手段32に指令をだして、ステップS15に示すように運転を停止している室内ユニット2bの電子膨張弁7bを全閉にする。 【0016】同時に、制御装置30の図示しないコンプレッサインバータ制御手段と図示しない駆動手段とによって、コンプレッサ3が最高回転数で運転され、該コンプレッサ3の吐出ガスは、四方弁4をへて室外熱交換器5c,5dで着霜を融解するとともに凝縮して液化する。その冷媒液は、逆止弁12cと12dを通って過冷却熱交換器11cと11dでさらに冷却され、レシーバ14をへて、全開となっている電子膨張弁7aとを通って室内熱交換器10aで吸熱し、ガス化して四方弁4およびアキュームレータ10を経てコンプレッサ3に戻る。そして、ステップS16に示すように温度Tn が除霜終了温度以上になったとき、ステップS17に示すように制御装置30は除霜運転終了と判断して、電子膨張弁駆動手段32に指令をだし、ステップ18に示すように通常の暖房運転に復帰する。 【0017】この結果、暖房運転中に除霜運転をおこなう際、電子膨張弁制御手段31により、停止している室内ユニット2bの電子膨張弁7bを全閉とし、運転していた室内ユニット2aの電子膨張弁7aを全開とすることによって、電子膨張弁7bに冷媒が流れることがないため、停止していた室内ユニット2bの電子膨張弁7bの作動音や室内熱交換器10bに冷媒の流れる音が抑制され、室内ユニット2bの騒音を抑制することができる。 【0018】 【発明の効果】本発明の空気調和機によれば、暖房運転時停止していた室内ユニットの電子膨張弁を除霜運転中に全閉とし、運転していた室内ユニットのみ除霜運転中も電子膨張弁を開とすることにより、暖房運転時停止していた室内ユニットの電子膨張弁の作動音や室内熱交換器に冷媒の流れる音が抑制され、除霜運転中の当該室内ユニットにおける騒音の抑制を図ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006208 【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】大場 充 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−201594 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−3401 |
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